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 ▼日本の根本  志孝 05/11/30(水) 16:09
   ┣Re(1):日本の根本  BadBloke 05/11/30(水) 21:02
   ┃  ┗Re(2):日本の根本  Gokai 05/11/30(水) 22:44
   ┃     ┗Re(3):日本の根本  BadBloke 05/12/1(木) 3:16
   ┃        ┣Re(4):日本の根本  志孝 05/12/1(木) 13:18
   ┃        ┃  ┗Re(5):日本の根本  BadBloke 05/12/1(木) 19:05
   ┃        ┗Re(4):日本の根本  Gokai 05/12/1(木) 21:23
   ┃           ┗Re(5):日本の根本  BadBloke 05/12/1(木) 23:01
   ┃              ┗Re(6):日本の根本  Gokai 05/12/1(木) 23:45
   ┃                 ┗Re(7):日本の根本  BadBloke 05/12/2(金) 2:44
   ┃                    ┣Re(8):日本の根本  志孝 05/12/2(金) 14:01
   ┃                    ┃  ┗Re(9):日本の根本  BadBloke 05/12/3(土) 2:27
   ┃                    ┃     ┗[管理人削除]   
   ┃                    ┃        ┗移動しました  管理スタッフ 05/12/3(土) 20:51
   ┃                    ┣Re(8):日本の根本  Gokai 05/12/2(金) 20:27
   ┃                    ┃  ┗Re(9):日本の根本  志孝 05/12/3(土) 12:49
   ┃                    ┃     ┣Re(10):日本の根本  Gokai 05/12/3(土) 19:27
   ┃                    ┃     ┣Re(10):日本の根本  BadBloke 05/12/3(土) 20:32
   ┃                    ┃     ┃  ┗Re(11):日本の根本  志孝 05/12/4(日) 20:57
   ┃                    ┃     ┃     ┗Re(12):日本の根本  BadBloke 05/12/5(月) 7:38
   ┃                    ┃     ┃        ┗Re(13):日本の根本  志孝 05/12/5(月) 15:09
   ┃                    ┃     ┃           ┗Re(14):日本の根本  BadBloke 05/12/5(月) 21:14
   ┃                    ┃     ┃              ┗Re(15):日本の根本  志孝 05/12/7(水) 14:01
   ┃                    ┃     ┃                 ┣Re(16):日本の根本  BadBloke 05/12/7(水) 17:38
   ┃                    ┃     ┃                 ┃  ┗Re(17):日本の根本  志孝 05/12/9(金) 2:19
   ┃                    ┃     ┃                 ┃     ┗Re(18):日本の根本  エックス 05/12/9(金) 7:47
   ┃                    ┃     ┃                 ┃        ┗Re(19):日本の根本  志孝 05/12/9(金) 22:15
   ┃                    ┃     ┃                 ┃           ┗Re(20):日本の根本  エックス 05/12/10(土) 0:50
   ┃                    ┃     ┃                 ┗Re(16):日本の根本  悠々 05/12/10(土) 9:08
   ┃                    ┃     ┃                    ┗Re(17):日本の根本  志孝 05/12/10(土) 13:58
   ┃                    ┃     ┃                       ┗Re(18):日本の根本  悠々 05/12/10(土) 18:50
   ┃                    ┃     ┃                          ┗Re(19):日本の根本  志孝 05/12/12(月) 1:30
   ┃                    ┃     ┃                             ┣Re(20):日本の根本  志孝 05/12/12(月) 15:25
   ┃                    ┃     ┃                             ┗Re(20):日本の根本  悠々 05/12/12(月) 19:24
   ┃                    ┃     ┃                                ┗Re(21):日本の根本  志孝 05/12/13(火) 16:39
   ┃                    ┃     ┃                                   ┗Re(22):日本の根本  悠々 05/12/13(火) 19:15
   ┃                    ┃     ┃                                      ┗Re(23):日本の根本  志孝 05/12/14(水) 17:43
   ┃                    ┃     ┗Re(10):日本の根本  悠々 05/12/16(金) 20:12
   ┃                    ┃        ┗Re(11):日本の根本  志孝 05/12/16(金) 23:33
   ┃                    ┃           ┗Re(12):日本の根本  悠々 05/12/17(土) 19:10
   ┃                    ┃              ┗Re(13):日本の根本  志孝 05/12/18(日) 11:47
   ┃                    ┃                 ┗Re(14):日本の根本  悠々 05/12/20(火) 10:15
   ┃                    ┃                    ┗Re(15):日本の根本  志孝 05/12/20(火) 13:18
   ┃                    ┃                       ┣Re(16):日本の根本  志孝 05/12/21(水) 16:16
   ┃                    ┃                       ┃  ┗Re(17):日本の根本  悠々 05/12/23(金) 21:06
   ┃                    ┃                       ┃     ┗Re(18):日本の根本  エックス 05/12/23(金) 22:55
   ┃                    ┃                       ┃        ┗Re(19):日本の根本  悠々 05/12/25(日) 11:51
   ┃                    ┃                       ┃           ┗Re(20):日本の根本  エックス 05/12/25(日) 17:00
   ┃                    ┃                       ┃              ┗Re(21):日本の根本  志孝 05/12/26(月) 17:17
   ┃                    ┃                       ┗Re(16):日本の根本  悠々 05/12/21(水) 20:06
   ┃                    ┃                          ┗Re(17):日本の根本  志孝 05/12/22(木) 15:14
   ┃                    ┃                             ┣Re(18):日本の根本  志孝 05/12/23(金) 14:15
   ┃                    ┃                             ┗Re(18):日本の根本  悠々 05/12/24(土) 8:20
   ┃                    ┃                                ┗Re(19):日本の根本  志孝 05/12/24(土) 15:45
   ┃                    ┗安倍晋三氏の“あべ”  BadBloke 05/12/6(火) 18:47
   ┣3権分立の望ましいあり方  杉本 知昭 05/12/1(木) 0:33
   ┃  ┗Re(1):3権分立の望ましいあり方  志孝 05/12/4(日) 23:25
   ┃     ┗共感を覚えて詠める  杉本 知昭 05/12/8(木) 23:28
   ┃        ┗Re(1):共感を覚えて詠める  志孝 05/12/9(金) 0:42
   ┗Re(1):日本の根本  しろは 05/12/27(火) 23:18
      ┗Re(2):日本の根本  志孝 05/12/28(水) 15:14

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 ■題名 : 日本の根本
 ■名前 : 志孝
 ■日付 : 05/11/30(水) 16:09
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   今の日本は、不正が当たり前になってきてるのではないのだろうか。
利益のためには相手をだます。国家はどうであろうか。
政府、官僚、その他が組んで国民をだます。
政府は自分自身の利益のために官僚の言いなりとなり、次々と抜け道を見つけながら、先伸ばしばかりしている。それはなぜか。
それは、彼らの今までだしてきたアクを隠すためである。
彼らはそのアクが見つからないように鍋に水を何杯もつぎ足してきた。その上さらにアクもつぎ足し、今ではそのアクは水をつぎ足しただけでは隠せなくなってきた。彼らは何をしたか。彼らはその上に蓋をし、なるべくきれいでなんでもないアクをみんなの目の届くところで捨てているのである。そして、みんなに「これはアクの消える薬です」と言って、とんでもないものを鍋に入れているのである。
こんな国家を変える方法はないのであろうか。答えは簡単である。
人々が皆、仁義を守ればいいのである。なぜそれができないか。
たぶん戦後の教育が日本を変えたのであろう。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):日本の根本  ■名前 : BadBloke <v_badbloke@yahoo.co.uk>  ■日付 : 05/11/30(水) 21:02  -------------------------------------------------------------------------
   ▼志孝さん:

>...(中略)
>こんな国家を変える方法はないのであろうか。答えは簡単である。
>人々が皆、仁義を守ればいいのである。なぜそれができないか。
>たぶん戦後の教育が日本を変えたのであろう。

今の日本がおかしいというところまでは、同意します。しかし、その原因が戦後の教育にあるというのは、よくある錯覚だと思います。戦後の日本の権力構造がどのようにつくられたか、少しふり返る必要があるようです。

まずは岸信介。不起訴にはなりましたが、A級戦犯として逮捕された人物です。もしA級戦犯という言葉がお嫌いなら、岸信介が戦前・戦中にどういう責任を持っていたか、その歴史的事実を調べるしかないですね。今はその気になれば、正しい情報が得られます。まちがった情報も少なくないようですが。問題は、なぜこの人が、戦後の高度経済成長期に内閣総理大臣になれたのか、です。今の自民党改憲派の代表的存在である阿部晋三が彼の孫であるという問題は、今は触れないでおきます。

もうひとり賀屋興宣という人がいます。東条英機内閣で大蔵大臣を務めた人物で、中国侵略等の責任を問われて、東京裁判ではA級戦犯として終身禁錮刑が言い渡されました。この人も赦免と同時に政界に復活し、1958年の衆議院議員総選挙で自民党から立候補して、その選挙区でトップ当選しています。そして、62年には、日本遺族会の四代目会長に就任、翌年には法務大臣に任命されました。このころから、遺族会は、当初の遺族救済の目的よりも、英霊崇拝を強調する組織へと変わっていったといいます。

戦後の日本が狂ってしまったのは、今以上に狂っていた戦前の権力が、いつのまにか復活してしまったせいでしょう。それを許した国民の責任は、戦前以上に大きいです。なぜなら、新しい憲法は、主権在民をうたっているからです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):日本の根本  ■名前 : Gokai  ■日付 : 05/11/30(水) 22:44  -------------------------------------------------------------------------
   ▼BadBlokeさん:はじめまして。

仁義の意味が良くわかりませんが、

>>こんな国家を変える方法はないのであろうか。答えは簡単である。
>>人々が皆、仁義を守ればいいのである。なぜそれができないか。
>>たぶん戦後の教育が日本を変えたのであろう。

>今の日本がおかしいというところまでは、同意します。しかし、その原因が戦後の教育にあるというのは、よくある錯覚だと思います。戦後の日本の権力構造がどのようにつくられたか、少しふり返る必要があるようです。
>戦後の日本が狂ってしまったのは、今以上に狂っていた戦前の権力が、いつのまにか復活してしまったせいでしょう。それを許した国民の責任は、戦前以上に大きいです。なぜなら、新しい憲法は、主権在民をうたっているからです。

戦前の権力が復活してしまっているのが事実ですか?
小泉や阿部晋三がそれほどに大きな権力を持っているのですか?
現在の日本の統治はやはり主権在民で、国民がその気になれば何時でもその権力を剥奪できるはずです。
それをしないでも良いと思う国民が多いのはやはり戦後教育の成果ではありませんか?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):日本の根本  ■名前 : BadBloke <v_badbloke@yahoo.co.uk>  ■日付 : 05/12/1(木) 3:16  -------------------------------------------------------------------------
   ▼Gokaiさん:

>
>戦前の権力が復活してしまっているのが事実ですか?
>小泉や阿部晋三がそれほどに大きな権力を持っているのですか?
>現在の日本の統治はやはり主権在民で、国民がその気になれば何時でもその権力を剥奪できるはずです。
>それをしないでも良いと思う国民が多いのはやはり戦後教育の成果ではありませんか?

主権在民の精神が国民に定着していないという判断自体は、どうやら共有できるようですね。しかし、それを戦後民主教育の失敗と見ることには反対です。ただし、戦前の権力が戦後も生き残り、民主教育を歪めてしまったという話なら、ぼくにも理解できます。

戦前の日本人の精神構造がそのままになっていたからこそ、岸信介が首相になれ、賀屋興宣が法相になれたのじゃないですか。それも戦後教育の成果だったと見るのでしょうか。文部省著作教科書「あたらしい憲法のはなし」がわずか数年で使用中止になったのも、戦後教育の成果ですか? ぼくには当時の政治権力の問題を、半世紀前の過去の出来事として片づけることはできないのです。

「戦後、日本の若者がダメになったのは新しい憲法のせいだ」という意見が、半世紀前に、権力層にばかりか、一般大衆の中にもあったことはご存知でしょう。そういう判断が、戦前の権力を戦後にも活動させる力になったように思えてなりません。今は国民はさすがに憲法のせいだとは言わないでしょう。憲法になどほとんど関心のない人が多いからです。憲法のかわりに、教育のせいにするのでしょう。それが民主教育を建て直す起動力になるのなら、何もぼくがこんな議論に参加したりはしません。戦後教育失敗論は、戦前から続く日の丸君が代・靖国信仰派の勢力に利用される危険性の方が高いのじゃないですか。民主教育の後退につながる可能性はないでしょうか?

現在の政治的問題を考察するとき、その視点を教育問題に向けるよりも、まずは政治的問題として、シッカリその根本を見極める必要がある、というのがぼくの考えです。日本の教育問題の根本は、まさに政治が教育の自由を奪ったことにあります。教育問題から政治的な視点を失えば、いよいよ政治が教育をしばるようになるだろう、とぼくは危惧します。

日の丸君が代が徐々に復活してきたのは、なぜか。石原慎太郎が日本の首都の知事を続けられるのは、なぜか。こういう問題を、国民・都民の教育の問題で片づけるとすれば、根本のことが見失われませんか。何よりも、戦後教育の失敗というとき、戦前がよかったかのような印象を与えてしまうのが、非常に危険だと思います。憲法の権利を軽視し、義務を主張する勢力をご存知でしょう。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):日本の根本  ■名前 : 志孝  ■日付 : 05/12/1(木) 13:18  -------------------------------------------------------------------------
   今この日本でみなさんのように考えている人間がどれぐらいいるのでしょうか。
私が思うことは、戦後が良くて、戦前が悪いと言う考え方や、昔の日本は悪だという考え方はどこから来ているのかということです。これは、明らかに戦後の教育からくるものでしょう。確かに終戦手前の日本は異常だったと思います。
ただ、日本国のために忠義を尽くした人々の批判だけはしないほうがいい。
A級戦犯は誰が決めたのですか。確かに日本を大敗させた将軍は罪が大きい。
しかし、彼らもそれは日本のためにやったこと。そこは見失わないほうがいい。

戦後の教育が日本をここまでのし上げたことは、誰もが衆知していること。
戦後教育は確かに頭がいい人間を作り出すためには都合がいい教育です。
しかし、それは人に包丁を持たせるように、持つ人の意思次第で幾様にも使い方が
変わります。戦後教育と言うのは、いわゆる包丁なのです。
戦後の経済発展を実現できたのはその包丁を持つ人の意思が経済復興を目指し、
戦前の教育を持った父、母、先生の教えで自分自身を律することができた人々が
昼夜を分かたず一生懸命にやった結果じゃないのでしょうか。
でも今ではその包丁さえも持とうとする人が少なく思います。

戦前の教育で大きく影響していたのは、四書五経の教えです。
仁義や忠義などの考えはそれによって語られているもので、有名な著書で
論語や孟子などがありますが、この話はここまでにします。
今、私が言いたいことは、国は国民があっての国であり、官政の国ではないと言う
ことです。しかし、国民はそれを忘れてしまったかのように感じます。
国民が忘れるだけならまだいいのですが、官政が仁義を守らず自分の利益のためだけに政治をします。これは戦後教育の中に仁義、忠節の教育が少なかったためだということは思いませんか。生まれたての子供は、日本人に育てられれば、日本語をしゃべり、アメリカ人に育てられれば、英語をしゃべります。しかし、日本人に育てられた子供は英語を理解しにくいし、アメリカ人に育てられた子供は日本語を理解しにくいのです。それと同じように環境に仁義がなければ、仁義は理解しにくいと思いませんか。ですから、子供のころから仁義礼智信厳勇恕にふれさせ、
心の修養にはげみ、それと併用して今の教育の見直しをはかるべきだと思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(5):日本の根本  ■名前 : BadBloke <v_badbloke@yahoo.co.uk>  ■日付 : 05/12/1(木) 19:05  -------------------------------------------------------------------------
   ▼志孝さん:

>...(中略)ただ、日本国のために忠義を尽くした人々の批判だけはしないほうがいい。
>A級戦犯は誰が決めたのですか。確かに日本を大敗させた将軍は罪が大きい。
>しかし、彼らもそれは日本のためにやったこと。そこは見失わないほうがいい。
>
どうやらあなたも、戦後教育の成果を受けた仲間のようですね。ぼくがここにいう教育とは、学校教育でも家庭教育でもなく、マスメディア教育です。

また戦後の歴史をふり返ってみましょう。1963年8月15日におこなわれた第一回全国戦没者追悼式での池田勇人首相の式辞の中にこうあります。

「戦争への批判はともかくとして、これら戦没者のいさおしと非命に倒れた同胞の長恨は永く青史にとどめられねばなりません」

ここにいう「いさおし」とは<立派な働き>のことですね。そのあとにつづく池田の話を読むと、この「いさおし」とは、兵隊が国のために死んでくれたことによって今日の平和が築かれたということのようです。現代の平和と繁栄が戦没者(兵隊のみ)のおかげであるという考え方は、平和主義の天皇と同じく、戦後のマスメディアを通して、全国民の中に広まり、定着したのです。

兵隊の死が無駄死にでなかったと思いたい気持ちは、ぼくにもわかります。ご遺族の無念は想像に絶するものがありましょう。しかし、このように戦没者を美化するとすれば、戦争責任を反省するこころを失わせることにならないでしょうか。先に出した賀屋興宣は、この池田内閣の法相に任ぜられた人でした。彼らに共通する英霊崇拝を、全国民が反省もなく受け入れるとすれば、そこにほんとうの平和の礎が築かれるのでしょうか。「戦争への批判はともかくとして」という言葉は、「戦争責任などは、この際、忘れましょう」と言っているかのようです。

彼らのような権力者たちには、明らかに戦前の國体(あるいはその亡霊)がつきまとっています。ここで、むかしの小学生が学んだ教科書を開いてみましょう。

「君(天皇)のため国のためにつくした人々をかやうに社にまつり、又ていねいにお祭りをするのは天皇陛下のおぼしめしによるのでございます。わたくしどもは陛下の御めぐみの深いことを思ひ、ここにまつつてある人々にならつて、君のため国のためにつくさなければなりません」(『尋常修身 巻四』の中の「靖国神社」)

今では、一部の人を除いて、あからさまに「君のため」とは言わないでしょう。しかし、「国のため」ということは、相変わらず言われ続けています。1985年8月、靖国公式参拝をした中曽根康弘首相は、当時こう語っています。

「国家のために倒れた人に国民が感謝をささげるのは当然のことであり、さもなくば誰が国のために命をささげるか」(「第五回自由民主党軽井沢セミナー」特別講演)

ここには、上で見た戦前の修身教科書と同質の倫理があります。国のために命をささげることを美化する倫理です。国のためとはいいながら、なんのために、どのようにして死んでいったか。いや、だれを、なんのために、どのように殺したか。なぜ、あんな戦争にでかけなくてはいけなかったのか。そういう戦争の反省は、どこにも見当たらないのです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):日本の根本  ■名前 : Gokai  ■日付 : 05/12/1(木) 21:23  -------------------------------------------------------------------------
   ▼BadBlokeさん:ご丁寧なレスに感謝します。

>主権在民の精神が国民に定着していないという判断自体は、どうやら共有できるようですね。しかし、それを戦後民主教育の失敗と見ることには反対です。ただし、戦前の権力が戦後も生き残り、民主教育を歪めてしまったという話なら、ぼくにも理解できます。

私には依然、戦前の権力が復活したとは思えません。貴兄の仰ることはおそらく、戦前の権力者のようなイデオロギーの復活を期待する勢力と言い換えたほうが私には解かりやすいのですがそれでよいですか?

ところで、
石原慎太郎氏や阿部晋三氏をその代表のような存在とのご認識に思えますが、どのようなところがそうなのかを できますればご指摘下さい。

尚誤解のないようにあらかじめ申しておきますと、私はこの両氏に悪感情は持っておりませんが、
一方、戦前のような権力構造やイデオロギーを支持しても おりません。

だから、この両氏に対するいわゆる左派という方からの評価は私には冤罪であると思っています。

また戦後教育の失敗は 自分のこと意外、公的なことに対して、日本人が自分の意見を述べ責任を持つことに消極的姿勢になっているのではないか。
これは例えば、
・・子供達にまず答えを提示しそれに対して反論することを許さなかった・・などの影響ではないかと?
つまり、貴方や 志孝氏の仰るような倫理やイデオロギーとは別の問題も意識しています。


>戦後教育失敗論は、戦前から続く日の丸君が代・靖国信仰派の勢力に利用される危険性の方が高いのじゃないですか。民主教育の後退につながる可能性はないでしょうか?
>
>現在の政治的問題を考察するとき、その視点を教育問題に向けるよりも、まずは政治的問題として、シッカリその根本を見極める必要がある、というのがぼくの考えです。日本の教育問題の根本は、まさに政治が教育の自由を奪ったことにあります。教育問題から政治的な視点を失えば、いよいよ政治が教育をしばるようになるだろう、とぼくは危惧します。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(5):日本の根本  ■名前 : BadBloke <v_badbloke@yahoo.co.uk>  ■日付 : 05/12/1(木) 23:01  -------------------------------------------------------------------------
   ▼Gokaiさん:

最初の投稿を読んだかぎりでは、志孝さんがどういう思想的背景をお持ちなのか、ぼくにはまったくわからなかったのです。「仁義」という言葉を使われたことから、もしかして右寄りの人かな、と思った程度です。でも、決めつけたわけじゃありません。無党派層の中には、このようなご意見を持たれる方が、けっこう多そうですから。そのことを確認しようと思って、ぼくなりのやり方で応答したのでした。まさか、そこにGokaiさんが参入するなんてことは、ぼくの想定範囲外でしたが。(微笑)

今回、Gokaiさんが終わりの方で述べられいる戦後教育の問題点、すなわち、子どもたちに自分の意見・反論を自由に発表させないような風潮。これに関しては、ぼくも同様の問題意識を、むかしから持っているつもりです。たとえば、英国の学校教育の伝統であるディベートの訓練などが、ひとつの模範となるだろうくらいには思っています。しかし、Gokaiさんご自身も認めておられるように、これは今このスレッドで問題としている話とは別の話になりますね。ただ、これにしても、ぼくが問題としているような戦前からの日本人の精神構造が、そこに関係しているように思うのですが。

さて、Gokaiさんは、石原慎太郎と安部晋三をテーマに議論を深めたいようですが、むしろ逆に、ぼくのほうからお訊ねしたい。一体なんのために、そういう議論が必要なのですか? 彼らの「冤罪」を晴らすためですか? それにどんな意味があるのでしょうか? 

なお、「イデオロギーの復活」と「権力の復活」の話ですが、ぼくには両者を明確に区別することの意義がよくわかりません。このことも、もう少し説明していただけないでしょうか? ぼくには、戦後の権力構造というのは、さすがに戦前のように強圧的なことはできないから、まずイデオロギー(というよりもある種のムード)でもって、国民をじわじわと誘導していくという方法をとっているように思うのです。日の丸・君が代にしても、靖国にしても、そういうやり方をしてきたんじゃないでしょうか。


>▼BadBlokeさん:ご丁寧なレスに感謝します。
>
>>主権在民の精神が国民に定着していないという判断自体は、どうやら共有できるようですね。しかし、それを戦後民主教育の失敗と見ることには反対です。ただし、戦前の権力が戦後も生き残り、民主教育を歪めてしまったという話なら、ぼくにも理解できます。
>
>私には依然、戦前の権力が復活したとは思えません。貴兄の仰ることはおそらく、戦前の権力者のようなイデオロギーの復活を期待する勢力と言い換えたほうが私には解かりやすいのですがそれでよいですか?
>
>ところで、
>石原慎太郎氏や阿部晋三氏をその代表のような存在とのご認識に思えますが、どのようなところがそうなのかを できますればご指摘下さい。
>
>尚誤解のないようにあらかじめ申しておきますと、私はこの両氏に悪感情は持っておりませんが、
>一方、戦前のような権力構造やイデオロギーを支持しても おりません。
>
>だから、この両氏に対するいわゆる左派という方からの評価は私には冤罪であると思っています。
>
>また戦後教育の失敗は 自分のこと意外、公的なことに対して、日本人が自分の意見を述べ責任を持つことに消極的姿勢になっているのではないか。
>これは例えば、
>・・子供達にまず答えを提示しそれに対して反論することを許さなかった・・などの影響ではないかと?
>つまり、貴方や 志孝氏の仰るような倫理やイデオロギーとは別の問題も意識しています。
>
>
>>戦後教育失敗論は、戦前から続く日の丸君が代・靖国信仰派の勢力に利用される危険性の方が高いのじゃないですか。民主教育の後退につながる可能性はないでしょうか?
>>
>>現在の政治的問題を考察するとき、その視点を教育問題に向けるよりも、まずは政治的問題として、シッカリその根本を見極める必要がある、というのがぼくの考えです。日本の教育問題の根本は、まさに政治が教育の自由を奪ったことにあります。教育問題から政治的な視点を失えば、いよいよ政治が教育をしばるようになるだろう、とぼくは危惧します。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(6):日本の根本  ■名前 : Gokai  ■日付 : 05/12/1(木) 23:45  -------------------------------------------------------------------------
   ▼BadBlokeさん:
>さて、Gokaiさんは、石原慎太郎と安部晋三をテーマに議論を深めたいようですが、むしろ逆に、ぼくのほうからお訊ねしたい。一体なんのために、そういう議論が必要なのですか? 彼らの「冤罪」を晴らすためですか? それにどんな意味があるのでしょうか? 

そうではなくて、現代日本の権力者の象徴、戦前への回帰の象徴のように彼らの名前を挙げられるものですから、彼らの思想と戦前の思想との共通点とはどういうものかと思っただけです。
日本人にとっても近隣諸国にとっても不幸な戦前という過去を繰り返そうとするイデオロギーが彼ら二人のどこに存在するのか知りたかっただけです。

繰り返しますが、私は戦前の権力構造や戦争へと導いたイデオロギーを支持してはいません。一方、彼ら二人の心の中に或いは発言の中にそれが見えているとも思えません。だから彼らに好印象を持ちこそすれ悪感情を抱いてはおりません。
しかし、もしかしたら貴方にはそれが見えているのではないかと思ったものですから質問させていただきました。
あなたのご発言はそれほどに知的で、論理的で根拠のあるものに思えたのでした。

ごめんください。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(7):日本の根本  ■名前 : BadBloke <v_badbloke@yahoo.co.uk>  ■日付 : 05/12/2(金) 2:44  -------------------------------------------------------------------------
   ▼Gokaiさん:

Gokaiさんが石原・安部両氏に好印象をいだくとは、一体、どのような視点からそうなるのでしょうか? 経済的視点からですか?

先日、たまたまどこだかのサイトで安部氏の写真を目にしました。わりとセンスのいいネクタイをしていて、スーツもまあまあでした。顔のつくりも、日本の政治家としては、好感が持てるタイプになるでしょうか。

まさかGokaiさんがそのような視点から好印象をもたれているとは、もちろん思ってはいないのです。相手は近所のおじさんではない。政治家です。Gokaiさんが好印象という言葉を使われるからには、政治家として支持できる彼の実績をご存知であったり、何か好感のもてるヴィジョンを感じ取られるからでしょう。

ぼくがなぜ石原・安部両氏に好感がもてないかというと、まさに彼らのイデオロギーのようなものに、深い不信感をいだくからです。ピアニストならば、モーツァルトのソナタをどう弾くか。それがぼくにとってのピアニストを選ぶ試金石です。日本の政治家のばあい、試金石はとりあえず2つあります。

1)憲法九条の平和主義をどう見るか。
2)靖国神社公式参拝をどう見るか。

この2つの試金石において、石原・安部両氏は、政治家として非常に問題だ、というのがぼくの印象です。石原氏は日本国の核保有について、むかしから肯定的な考えのようです。安部氏も、「核兵器使用は憲法上問題ない」という発言でわかるとおり、核保有に肯定的な考えのようです。政治家でキッパリと核を否定しない人は、たいてい核賛成派だとぼくは思っています。こうなると、いくら防衛のためだとか、戦争抑止のためだとか、もっともらしい理屈を並べても、ぼくは信用しません。

靖国公式参拝についても、このふたりは積極的に支持する立場ですね。石原は三島由紀夫との対談だったか、どこだかで、「おれは真ん中より少し左寄りだ」と言ってました。そりゃ三島に比べたら、相当に左に見えますよ。でも、三島のような本物の右翼よりも、石原のような右翼ふうの政治家の方がずっと危険です。そして、石原よりはずっとおとなしそうに見える安部は、もっと右翼に近いと思います。その意味で、彼は祖父 岸信介の血を受け継いでいると思ってます。

彼らだって何も好き好んで「戦争を始めよう」とは言い出さないでしょう。A級戦犯とされた人たちだって、戦争を始めるまでは、人柄のよさやネクタイの趣味のよさで、けっこう好印象を与えていたかもしれないと思うのは、いつものぼくの考えすぎでしょうか。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(8):日本の根本  ■名前 : 志孝  ■日付 : 05/12/2(金) 14:01  -------------------------------------------------------------------------
   今までの皆さんの会話は大変興味深く見させて頂いております。
知識量は私は及ばないと思いますが、過去のことを切り裂いていっていったら
きりがないでしょう。私がいちばん言いたかったことは、これからの日本は
どうすべきかということです。過去や各個人の考え方は確かに大切だと思います。しかし、そればかりを議論しても結局は何も変わりません。私は今を変え未来を
変えたいのです。私が最初に日本の教育に仁義の教育を取り入れて行うという
ことは言いましたが、なぜそのように感じたのか。今の社会には道理や筋を
通して生きている人間がどのくらいいるのか、いくらそういう人がいたとしても、それは日本国民全体を考えての筋ではなく、自分たちの身の回りに対する筋なの
ではないか。それに若い人たちを見ても、国のことにまったく興味がなく今の
平和も当たり前に思っている人たちがたくさんいます。この場のように議論できる
人は日本にはある程度しかいないと思います。

日本の政府は海外から馬鹿にされ、国民からも軽く見られています。
政治は国民から金をまきあげ、いかに今までの不正に当てるかという考えしか
ないでしょう。ある話では、円を新円に変えて借金の帳消しをしようとしてる
個人向け国債がでてきたのはそのときの布石だということを聞いています。
どこまで本当かはわかりませんが、覚悟はしておいたほうが良いでしょう。

今の日本はアジアでいちばんではない。企業は優秀なところが多いが、政府と
一部の企業が足を引っ張っている。
軍事力は確かに高い、しかし戦争になれば日本は負けるだろう。
なのに日本の政府はアジアでリーダーシップをとろうとする。
なぜか上の立場をとろうとする。不思議な国である。
アメリカにこびを売ればいいのか。ただそれだけではアジアからのけものに
される。有事のときにアメリカは助けてくれるのか。五分五分だろう。
兵法でも来てくれることをたよりにするのではなく、自分たちの準備が万端で
あることを頼みとすると書いてある。アメリカに頼りすぎではないか。
日本はせっかく今まで戦争放棄で世界から尊敬されてた時期があったのに
中途半端な態度のせいで窮地に追い込まれつつある。老子のような柔弱路線が
使えなくなってきている。日本は自分の立場をわきまえるべきだとおもいます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(9):日本の根本  ■名前 : BadBloke <v_badbloke@yahoo.co.uk>  ■日付 : 05/12/3(土) 2:27  -------------------------------------------------------------------------
   ▼志孝さん:

> ...(略)これからの日本はどうすべきかということです。過去や各個人の考え方は確かに大切だと思います。しかし、そればかりを議論しても結局は何も変わりません。私は今を変え未来を変えたいのです。

問題は、どういう方向へ変えたいのか、だと思います。たしかに、戦後の日本は変わる必要がありました。それがあまり戦前とは変わらなかったのじゃないか、というのが、ぼくの変わらぬ感想なのです。じゃ、どうして変わらなかったのか。戦前はどういう状況だったのか。それを知ることから始めなくては、今後も変わらないのじゃないでしょうか。やはり歴史を知ることは必要だと思います。うしろ向きになるためではなく、うしろ向きの方向を前向きになおすために。今を変え、未来を変えるために。

> ...(略)それに若い人たちを見ても、国のことにまったく興味がなく今の
>平和も当たり前に思っている人たちがたくさんいます。この場のように議論できる人は日本にはある程度しかいないと思います。
>
この老人党という“広場”(なださんの言葉です)の価値をお認めになっているようですね。ぼくも同じです。だから、こうして日々、目を通し、そして、発言しています。いろいろな意見が公共の場で自由に言えること。これが民主主義の基本だと思います。

若い人たちはなぜ平和に関心がないのか。それを若い人たちだけの問題にしていいのでしょうか。ぼくが知るかぎり、日本人全体が平和のありがたみを知り、戦前の権力構造を心底きらっていたのは、敗戦直後の数年だけだったのではないか、というような気持ちさえします。当時、新橋の駅前で日の丸の旗を売ろうとしても、全然、売れなかったそうです。人々はもう日の丸の旗を見るのさえ、ウンザリだったようです。

そういう気持ちが感情面で終わるのではなく、真に戦争を反省する方向へ向かっていたら、その後の日本は、もっとまともな状態になったように思います。ぼくが「まとも」というのは、民主国家のあるべき姿を思ってのことです。人によっては、いまだに民主国家とはどうあるべきかを誤解しているように見えます。

ぼくもかつては若かったのです。当時の大人たちは、ぼくら若者に何を期待していたのでしょう。平和な日本をつくること、守ること、でしたか? ぼくにはそうは思えない。経済大国日本をつくること、守ること、だったのではないでしょうか。今の若者は、もっと憐れかもしれません。目標がほとんど見えなくなっているのじゃないでしょうか。一部の“勝ち組”志向の若者を除いて。

> ...(略)軍事力は確かに高い、しかし戦争になれば日本は負けるだろう。
> ...(略)アメリカに頼りすぎではないか。

そこが問題です。しかし、そこからいきなり軍事的独立の方向へと議論を進めると、核保有の話にまで行き着く可能性もあるでしょう。アメリカに頼るのではなく、アメリカのまねをするのでもなく、軍事大国としての道以外の方向へどう歩んでいくか。それが日本国の課題だと思います。

>日本はせっかく今まで戦争放棄で世界から尊敬されてた時期があったのに
>中途半端な態度のせいで窮地に追い込まれつつある。老子のような柔弱
>路線が使えなくなってきている。日本は自分の立場をわきまえるべきだ
>とおもいます。

憲法の平和主義は、支持されているようですね。日本の憲法九条を知っている世界の良識人は、これこそが未来の人類(地球人)の向かうべき道だと、やはり支持しているようです。日本人の責任は重大です。憲法の平和主義を守ること。これこそが“日本の根本”ではないでしょうか。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : [管理人削除]  ■名前 :  ■日付 :  -------------------------------------------------------------------------
   この書き込みは管理人によって削除されました。(05/12/16(金) 13:22)

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 移動しました  ■名前 : 管理スタッフ  ■日付 : 05/12/3(土) 20:51  -------------------------------------------------------------------------
   ▼亀仙人雲子さん(67687):

Ray@スタッフです。

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 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(8):日本の根本  ■名前 : Gokai  ■日付 : 05/12/2(金) 20:27  -------------------------------------------------------------------------
   ▼BadBlokeさん:

>Gokaiさんが石原・安部両氏に好印象をいだくとは、一体、どのような視点からそうなるのでしょうか? 経済的視点からですか?

好印象というのは、やはり印象ですから、具体的にと言われても少々返答に困りす。

それに、私が彼ら両人に好印象を持っている・・といったものが主題ではないのですよ。
私は戦前の権力構造や戦争へと導いたイデオロギーを支持していない、そして彼らもおそらくそうだろうと思っているだけです。

>1)憲法九条の平和主義をどう見るか。
>2)靖国神社公式参拝をどう見るか。

上記二項をもって、
「戦前の権力構造や戦争へと導いたイデオロギーを支持」・・するかどうかを判断するなどは私にはずいぶん乱暴に思えます。

勝手ですがこの話はこの辺でということにしたいと思います。ご丁寧なレス、有難うございました。ごめんください。

>まさかGokaiさんがそのような視点から好印象をもたれているとは、もちろん思ってはいないのです。相手は近所のおじさんではない。政治家です。Gokaiさんが好印象という言葉を使われるからには、政治家として支持できる彼の実績をご存知であったり、何か好感のもてるヴィジョンを感じ取られるからでしょう。
>
>ぼくがなぜ石原・安部両氏に好感がもてないかというと、まさに彼らのイデオロギーのようなものに、深い不信感をいだくからです。ピアニストならば、モーツァルトのソナタをどう弾くか。それがぼくにとってのピアニストを選ぶ試金石です。日本の政治家のばあい、試金石はとりあえず2つあります。
>
>1)憲法九条の平和主義をどう見るか。
>2)靖国神社公式参拝をどう見るか。
>
>この2つの試金石において、石原・安部両氏は、政治家として非常に問題だ、というのがぼくの印象です。石原氏は日本国の核保有について、むかしから肯定的な考えのようです。安部氏も、「核兵器使用は憲法上問題ない」という発言でわかるとおり、核保有に肯定的な考えのようです。政治家でキッパリと核を否定しない人は、たいてい核賛成派だとぼくは思っています。こうなると、いくら防衛のためだとか、戦争抑止のためだとか、もっともらしい理屈を並べても、ぼくは信用しません。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(9):日本の根本  ■名前 : 志孝  ■日付 : 05/12/3(土) 12:49  -------------------------------------------------------------------------
   歴史を見ることは大変重要で、歴史の内容はかなり勉強したほうがいいと
私も思います。しかし、それだけにとらわれてしまっては小説を読むことと
なんら変わらないことだと思うのです。歴史というのは一種のHow to本で
現在起こった内容と照らし合わせてこれからどうなっていくのかを予想する
ものです。時代の盛衰を知るために歴史を知り、人間の善悪を知るために
歴史を知るのです。過去にこだわりすぎれば先に進めず、未来に前進しすぎれば
同じ過ちを繰り返す、剛柔一体となって未来に進むべきだと思います。

日本は世界に向けて平和を訴えなければいけない国でした。唯一の原爆の被害者
として世界に同情され、その後の経済発展により世界に尊敬されました。それが
いつのころからか馬鹿にされ、会合にも参加さしてもらえないような国になって
しまいました。参加さしてもらったとしても、お金を出してくれるからという
理由です。日本は気前良くお金を出します。国民の借金から。

一時期日本が尊敬されていたとき、日本がリーダーシップをとってくれないかと
アジアの諸国がお願いに来ました。しかし、日本は日米関係があるからと断り
ました。アメリカの外圧もあったのでしょうが、日本自体周りを軽視していたの
でしょう。その結果今では中国はじめ韓国、フィリピン等、日本の周りは経済的におびやかされる国が日本抜きで協力しつつあります。確かにODAの協力を日本は
数多くしてきました。しかしそれで諸国は日本を尊敬してはおらず、尊敬したと
しても後世に伝えておらず、中国にいたっては国民はその事実を知らないそう
です。なぜそうなってしまったのか。それは、日本という国は説明をすることが
へたな国なのです。ODAはもともと戦争責任の謝罪の意味を含めたものでした。
しかし、それがうまく伝わらなかったせいで、いまだに戦争責任の謝罪を求め
られます。靖国問題にいたっても説明なくいきなり参拝し、他国の批判を受け
ます。筋を通すやり方をするとすれば、諸外国に嫌悪の意識があることを
知っているのだから、まず本当の靖国神社の意味を説明して、謝罪の意思を
あらわしてから行くべきではないのでしょうか。兵法でも、兵を進めてから
勝ちを求めることは愚策です。日本はまさにそれをしてるのではないですか。

企業で今優良といわれているイオン、キャノン、トヨタ等がありますが、
トヨタの社長に日本を復活させる方法を聞いた記事がありました。
日本を復活させるにはトヨタを強くすることだそうです。
確かにわかります。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(10):日本の根本  ■名前 : Gokai  ■日付 : 05/12/3(土) 19:27  -------------------------------------------------------------------------
   ▼志孝さん:はじめまして

>歴史を見ることは大変重要で、歴史の内容はかなり勉強したほうがいいと
>私も思います。しかし、それだけにとらわれてしまっては小説を読むことと
>なんら変わらないことだと思うのです。歴史というのは一種のHow to本で
>現在起こった内容と照らし合わせてこれからどうなっていくのかを予想する
>ものです。時代の盛衰を知るために歴史を知り、人間の善悪を知るために
>歴史を知るのです。過去にこだわりすぎれば先に進めず、未来に前進しすぎれば
>同じ過ちを繰り返す、剛柔一体となって未来に進むべきだと思います。


話を戻しますが、

>たぶん戦後の教育が日本を変えたのであろう。

これは多分そうだと思います。
戦後社会主義系の人々は意図して教育(社会・学校)を変えようとしたのだと思います。そして価値観倫理の変更はいたるところで行われました。
また、確かにその必要があったと思います。戦前がそのまま再び日本に現出するのはたまったものではないのです。

靖国問題、日の丸君が代問題もその一環でしょう。手本はおそらく中国共産主義的倫理観ではなかったのでしょうか?

結果いい面も生まれましたが、弊害、副作用もいたるところで噴出し始めています。それが現代なのでしょう。
この事は子供の心が育つのが難しくなったことを見れば、納得できそうです。

しかし人々は未だ、この事に強く言及していません。
子供の心が育ちにくくなったのを科学の進歩や、所得増大による社会の変化に求めています。それもいくらかはあるかもしれませんが本当は違う。
今後の日本のためには人々はこの事に気付き反省する必要があると思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(10):日本の根本  ■名前 : BadBloke <v_badbloke@yahoo.co.uk>  ■日付 : 05/12/3(土) 20:32  -------------------------------------------------------------------------
   ▼志孝さん:

> ...(略)靖国問題にいたっても説明なくいきなり参拝し、他国の批判を受け
>ます。筋を通すやり方をするとすれば、諸外国に嫌悪の意識があることを
>知っているのだから、まず本当の靖国神社の意味を説明して、謝罪の意思を
>あらわしてから行くべきではないのでしょうか。

ひとつ質問させてください。「本当の靖国神社の意味」とは何ですか? これが日本人として明らかでないかぎり、異国の人には説明できないと思いますので。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(11):日本の根本  ■名前 : 志孝  ■日付 : 05/12/4(日) 20:57  -------------------------------------------------------------------------
   歴史は戦勝国が作っていると私は思っています。
今のイラクを見ていても感じるのですが、一体正義とは何かということです。
テロ活動がマスコミにかかげられ、テロに関する脅威だけとりざたされています。
しかし、その裏では、アメリカを中心とした軍隊がイラク人を大量に
虐殺しているのです。この事実は、はじめの方はアルジャジーラというテレビ局が
報道していましたが、最近は買収されたのかアメリカよりの報道になって
きてます。アルジャジーラの方針として「意見そしてまた別の意見」という言葉が
とても好きだったのに、残念です。この戦争を見てわかるように、今なぜイラクは
日本のように占領できなかったのか、なぜなら日本は天皇陛下黙視の下GHQが
思想を変え日本人の心と歴史を変えてしまったからです。イラクもそうすれば良く
治まるでしょう。ですが、このやり方は人権を完全に無視をしたやり方です。
イラク戦争はもともと大義なき戦争です。確かに9.11はありましたが、
それはアメリカの自作自演なのではないかという話も出てきています。
この戦争に得をするのはアメリカしかいないわけです。

靖国神社はもともと日本国に尽くしてくれた霊魂をお納めしている場所だと
聞いています。歴史上の明治維新からその他の戦没者までいろいろな人たちが
まつられているそうです。この話は調べれば誰でもわかることなのでここで
終わりますが、歴史に固着するのではなく、未来を歴史であわせ見ることが
大切です。小泉総理が行ってしまったことは事実です。このことをふりかえって
他国が許してくれるとは思えません。他国が許してくれるように、これから
どうするかを考えることのほうが賢明です。

今の政府の方針は一体どこに向かっているのでしょうか。本当に良い方向へ
向かっているのでしょうか。なぜわかりやすく国民に伝えないのでしょうか。
なぜ不透明のままで政治を行うのでしょうか。なぜ発言の自由がないのでしょうか
自由があるように見せかけている政治。発言に影響力のある人、本当に国を変えようとする人今は一体どこにいってしまったのでしょう。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(12):日本の根本  ■名前 : BadBloke <v_badbloke@yahoo.co.uk>  ■日付 : 05/12/5(月) 7:38  -------------------------------------------------------------------------
   ▼志孝さん:

>歴史は戦勝国が作っていると私は思っています。
> ...(略)

あなたがどういう立場の方かわかりませんが、そのような意見は、日本軍国主義が始めた戦争を正当化する人たちがよく主張する意見のように思います。そういう意見に同調していると、“つくる会”のような組織がいよいよ調子に乗って、日本国民に戦前と同じように愚かな教育を始めることになるでしょう。

>靖国神社はもともと日本国に尽くしてくれた霊魂をお納めし
>ている場所だと聞いています。歴史上の明治維新からその他の
>戦没者までいろいろな人たちがまつられているそうです。
>この話は調べれば誰でもわかることなのでここで終わりますが、
>歴史に固着するのではなく、未来を歴史であわせ見ることが
>大切です。...(略)

調べれば誰でもわかりますか? 上のお話はほんとうに調べたうえでのことでしょうか? ぼくが調べて知っている事実とは、かなりちがう印象を受けます。こういう話は、やはり、ぼくらがそうあってほしいとか、そうじゃないだろうとか、勝手な憶測をするよりも、歴史の事実を調べることから始めるべきでしょう。

まず、「靖国神社はもともと...」というところの「もともと」ですが、この神社は、それほど大昔から存在するわけじゃありません。これをきちんと説明するためには、ぼくが立てたスレッド「犬と日本人を考える」を当分のあいだ忘れなければいけなくなるので、それは避けますが、かんたんに言うと、明治時代に入ってから支配者層がつくった国家神道(天皇教とでも呼ぶべきもの)との関係で創設された軍事的な神社が靖国神社である、と表現していいでしょう。先のぼくの投稿で紹介した戦前の修身教科書で見たとおり、天皇のために戦地で死ぬことを美徳とする道徳を国民全体に普及させるため、その権威的存在としてつくられた神社です。

さて、それじゃ、靖国神社は「もともと」どういう人たちを祀ったかをふり返る必要がありますが、そのためには、逆に、どういう人たちは祀られなかったのかを調べたほうがわかりやすいようです。たとえば、西郷隆盛。この人は明治政府の<敵>として、いくさで死んだ日本人です。この人は靖国に祀られていません。これで明らかなように、靖国神社では、たとえ日本人であっても、天皇を頂点とする支配者層に反逆する者は、けっして<英霊>とは見なされないのです。

古来、日本人の伝統では、たとえ敵であっても、戦死者を手厚く遇するものでした。この伝統が、「万世一系の天皇」の権力が日本を支配し始めたころから、変わってしまったということです。太平洋戦争時の戦没者にしても、東京大空襲、広島・長崎の原爆で死んだ日本人ばかりか、日本軍の兵士として植民地で狩り出されて死んでいった外国人さえも、そこに祀られてはいないのです。

英国、フランス、イタリア、西ドイツ、米国などでは、外国人元兵士にも、自国民と同じように一時金や年金を支給しているのにくらべ、日本では、戦後になってさえ、経済的な支援ということでも、戦没者を選別しているのです。その先鋒に立つのが靖国神社です。つまり、靖国神社は、志孝さんのおっしゃるように「いろいろな人たち」を公平に祀ってはいないのです。

それでいて、A級戦犯とされた日本人さえも、こそこそと祀っていたわけです。それがバレたら、まるで居直るような態度で、<英霊>を冒涜するようなヤツは日本人じゃない、とでも言い出しそうな勢いです。東条英機の孫は、「あの戦争は防衛戦争であって侵略戦争ではない」などと、テレビの中から訴える始末です。

今の日本人はダメになったとか、若者は国のことを思っていないだとか、それだけ弱者を非難するだけのエネルギーがあるのなら、歴史をふり返り、過去を反省し、今も国民の人権を軽んじ、平和国家としての道を妨害するような強者に対して、断固プロテストすることこそが、国民のなすべきことじゃないでしょうか。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(13):日本の根本  ■名前 : 志孝  ■日付 : 05/12/5(月) 15:09  -------------------------------------------------------------------------
   日本は防衛のために戦争をした話は事実に近いと思います。過去の回想録を見ても
日本が戦争をした心情としては当時ABCD包囲網という経済的圧力をアメリカから
かけられて石油の輸入ができなくなってしまい、最後まで交渉をたよりとして
外交を続けていましたが、最終的に切羽詰った日本が開戦にもっていかされた
というアメリカの策略です。日本が戦略国家だという意識は東京裁判で意図的に
つくられ今の日本に根付いてしまった。これもアメリカの策略です。
A級戦犯を決めた東京裁判はもともと出来レースだったそうです。
このことはアメリカでも国際裁判を無視したやり方だと戦後しばらくたってから
議論されたことがありましたが、洗脳された日本人にとっては蚊帳の外の話で
しかなかったそうです。東京裁判の裁判官の中で国際法を学んだ人は一人しかおらずその他の裁判官はあまり学んだことがなく、たくさんの犠牲者がでた戦争の
裁判にもかかわらず酔っ払って議会に入ってきたりする質の問われる人たちも
いたそうです。その中で、パール博士という唯一国際法を学んだインドの裁判官と
何人かのアメリカの工作にかかわってない裁判官は日本の罪はもっと軽いはずだ
と弁護し、パール博士にいたっては無罪を主張してくれました。それに他の裁判官
も、何年かしてから東京裁判は間違いだったと認めています。それにパール博士は
このような結果になって日本人の歴史や誇りが失われるのではないのかと危惧し、
とても日本人をあんじてくれました。しかし、その事実もアメリカの情報工作に
よって当時の日本に伝えられることはできませんでした。
日本は戦略国家だという発想はアメリカによって作られた思想であり、そのころの
時代背景としてはアジアの国々をイギリス、フランス、オランダ、アメリカなどが支配し、日本はその中で侵略されないように経済にしても軍事にしても力をつけ
ロシアに狙われた日本は日露戦争により何とか撃破し、それでもロシアに狙われる
可能性があったから満州を建国し朝鮮を併合しようとしたのです。そして日清戦争に日本が勝利し、そのことによってアメリカなどの国々の弾圧がひどくなり、
ABCD包囲網をはられ、切羽詰った日本が開戦し、アメリカに敗れ、もう結果が
見えてるのに実験や他国に対する威圧のために原爆を2つ落とし、占領され、
精神を変えられ今にいたるのです。なぜ日本がそこまでして植民地化を嫌って他国と戦争したのか。それがわからなかったら日本人としての質が問われます。
戦前の日本がなぜそれほどまでに悪いといえるのか、それに天皇万歳をそれほど
までに嫌うのか。その思想も洗脳によって培われたものでしょう。
戦前の日本が、日本人が嫌うほどの悪だとしたら武士道の精神は外国に受け入れ
られることはなく、明治維新後の文明開化や大正デモクラシーなどの文化的発展は
なかったでしょう。天皇思想も昭和天皇が「私は人である」というまでは、
本当に神様みたいな存在で日本国民に慕われてました。天皇万歳も本当に特攻で
行くような人たちがお国のためにと思って突っ込んだわけではなく、父母のことを
思い、そして父母をあんじるために神様みたいな存在の天皇に祈りを込めて言った
とも考えられます。戦前を悪いと決め付けることは戦後教育の結果であり、
その当事者にならなくてはなんともいえないのです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(14):日本の根本  ■名前 : BadBloke <v_badbloke@yahoo.co.uk>  ■日付 : 05/12/5(月) 21:14  -------------------------------------------------------------------------
   ▼志孝さん:

ここまで議論してきて、だいぶ志孝さんの基本的思想が見えてきました。どうやらぼくが直感的に感じていたことが当たってしまったようです。

> ...(略)日本が戦略国家だという意識は東京裁判で意図的に
>つくられ今の日本に根付いてしまった。これもアメリカの
>策略です。

まず東京裁判がアメリカの策略だという意見ですが、これはある意味ではそうです。ぼく自身、この掲示板でもちょっとそのことに触れたことがありました。しかし、今の文脈の中で、アメリカの策略を持ちだすと、戦争責任というものが見えなくなりそうです。実は、東京裁判がアメリカの策略であった最大の過失は、天皇の戦争責任を問わなかったことにあります。

当時、すでに米国にとってはソ連が脅威になっていました。米国は対ソ連の軍事対策として、日本が使えると考えていたのです。日本をうまく使うためには、天皇が使えると考えたのです。しかし、当時の連合国側には、当然のことながら、天皇の戦争責任を追及しようとする考えがありました。米国が東京裁判の判決を急いだのは、米国に主導権があるうちに、思いどおりの決着をつけようとしたからです。

戦後からずっと、今に至るまで、米国の策略という話を持ちだして、日本の軍国主義を正当化しようとする人々がいます。その人たちはたいてい天皇派のようです。彼らは、米国の策略のおかげで戦後も天皇が生き残れたことは、何も問題にしないようです。憲法にしても同じです。むかしからずっと「米国の押しつけだ」という批判があります。これもある意味ではそうです。しかし、そのおかげで天皇が「象徴」という形で生き残れたのです。天皇派のひとにとっては、それじゃ物足りないのだとしても。

当時の日本人はまったく天皇教に染まっていました。特に支配者層などは、自分たちの地位が天皇制のおかげであることを知っていましたから、何が何でも天皇制を残そうとしました。戦争終結が遅れたのでさえ、米国の策略だという主張もあるようですが、いちばんの原因は、支配者層が国民のいのちよりも天皇制を守ろうとしたことにあります。

> ...(略)戦前を悪いと決め付けることは戦後教育の結果であり、
>その当事者にならなくてはなんともいえないのです。

戦前がよかったと思うとすれば、まちがいなく戦前教育の成果でしょう。1890年代から始まった天皇制教育は、1920年代には実を結んでいたはずです。ひとは元来、日常においては政治的な生活をしないものです。政治形態がどうであろうとも、ひとの生活には、それぞれに人間的な営みがあるでしょう。ふり返れば、子どもの頃の楽しい思い出がよみがえることでしょう。教育勅語の堅苦しい儀式が終わったあとで、先生からもらったお菓子も懐かしく思い出すかもしれません。子どもにとっては、お菓子は、ただのおいしいお菓子です。しかし、当時の支配者層にとっては、お菓子は、子どもたちに天皇制教育を徹底させるための“策略”でした。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(15):日本の根本  ■名前 : 志孝  ■日付 : 05/12/7(水) 14:01  -------------------------------------------------------------------------
   日本は世界にお金をばらまき、たくさんの国々を支援しているのになぜ、さげすまされて見られるのか。それは日本という国は日本人自体、国をさげすんで見ているからです。自分自身をさげすんでいる人は、他人からさげすんで見られます。
これは世の中の道理です。今日本人は戦後教育の結果自分たちをさげすんで見る
人種になりさがっているのです。歴史の認識というのは世界の国々共通ではなく
アメリカならアメリカ、ロシアならロシア、中国なら中国それぞれです。
その国々に共通していえることは、どこも自分たちの国を自虐的なみかたをして
歴史を作ってないのです。いろいろある北朝鮮は特にです。世界で唯一自虐的に
自分たちの国を見ているのは、日本だけです。しかし最近はほとんど裏ずけのない
日本の作られた歴史を見直す会があり、たくさんの資料に裏ずけられた歴史の本が
でています。大東亜戦争の大義を知ってますか。もともとは植民地化されたアジアの国々を助け出すという、とても尊敬に値する大義なのです。それに日本はたくさんの国々の独立を助けました。インドもその一つです。インドの独立は、ガンジー
ネルーの偉業といわれてますが、イギリスの学者のなかには日本軍とインド国民軍
協同のインパール作戦によってもたらされたといいます。それにマレー半島もイギリスに支配されており、マレーシア独立における主導者のラジャー・ノンティック
という人物は、日本軍のマレー人虐殺の調査に来た現地の日本大使館職員と日本人教師に「日本軍はマレー人を一人も殺していません。日本軍が殺したのは戦闘で戦ったイギリス軍や、それに協力した中国系共産ゲリラだけです。そして、日本の
将兵も血を流しました」と。そして、自分たちの歴史・伝統を正しく語り継がない
日本人に対して詩を残しています。  
かつて日本人は清らかで美しかった  かつて日本人は親切で心豊かだった
アジアの国の誰にでも自分のことのように一生懸命つくしてくれた
これでもなお自分たちの歴史を正しく理解しようとせず、先人たちをはずかしめ
日本人としての誇りを感じなければと思うと心がしめつけられるほど痛く、
先祖、日本を独立国として守ってきた先人たちに対して申し訳が立たずいかんとも
しがたい気持ちです。

日本を悪とする教育の中の一つに南京大虐殺があります。しかしそれは信頼度が薄いことだといわれています。なぜなら、もともとそれがいわれだしたのは「ザ・レイプ・オブ・南京」という反日思想を目的とする本に日本軍は20万から35万の
民間人を虐殺したというのが根拠のひとつになっており、根拠を実証できるものが
無く、しかも当時の南京の人口は20万人です。それなのに現在は被害者は30万人を達し、確認できないものが20万人をくだらないとまでいわれます。

当時は大変人種差別がはげしく、白人以外は人ではないということが平気で言われてました。そんな中、日本とイギリスは同盟を組みました。なんとも「有色人種は信用できないが、日本人は別格」だそうです。

今回の最後に教育勅語の一節の現語訳を書いてしめます。
父母には効用を尽くし、兄弟仲良く夫婦は円満に暮らせ、友人は互いに信頼し合い
他人にはうやうやしく己は慎み深く、博愛心を社会に広めよ、学問を修め、技能に
精通し、知能を磨け、徳を積んで立派な人格を形成せよ、私利私欲ばかりを追及せず、公益を大切にして社会責任を果たせ、国家の基本法である憲法を重んじ、遵法精神を養え、一朝有事の際には国家に身を捧げ、永遠に天皇の御代が盛大となることに貢献せよ。
最後のほうは国王制の国家では当たり前な考え方であり、人によっては不快に感じると思いますが、その他の箇所は道徳的な考え方だと思いませんか。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(16):日本の根本  ■名前 : BadBloke <v_badbloke@yahoo.co.uk>  ■日付 : 05/12/7(水) 17:38  -------------------------------------------------------------------------
   ▼志孝さん:

>日本は世界にお金をばらまき、たくさんの国々を支援しているのになぜ、さげすまされて見られるのか。

金がすべてではないからです。たとえば、オーストラリアのある公園は、日本の企業に買い取られてから、入園料を取るようになりました。それまでは、地元の住民はただで公園を利用できた。今は、コアラを見るのにもお金がいるようになってしまったのです。

>それは日本という国は日本人自体、国をさげすんで見ているから
>です。自分自身をさげすんでいる人は、他人からさげすんで見ら
>れます。これは世の中の道理です。今日本人は戦後教育の結果
>自分たちをさげすんで見る人種になりさがっているのです。
> ...(略)

ぼくは高度経済成長期の落とし子として、この日本で育ちましたが、日本をさげすむような教育を受けた覚えはありません。この夏、高校時代に学校で使用していた山川出版の日本史の教科書を開いてみました。“つくる会”が「自虐史観」とか呼んでいる教科書になりましょうか。これをざっと読んで思いました。こんな教科書では、全然、日本人の戦争責任など学べないと。この程度のものを「自虐史観」などと言えるのなら、シェークスピアの喜劇も、悲劇になってしまうでしょう。

ぼくは子どものころから、天皇の戦争責任というものを感じていました。だれに教わったわけでもない。ただ、神のごとくこの国を支配していた人であるのなら、当然、その責任があると思っていたのです。それなのに、テレビで見る天皇は、戦争のことなど忘れたかのようです。日の丸を振る大人たちも、戦争で死んだ人たちのことを忘れてしまったかのようです。天皇が偉いというのなら、日本が愛すべき国だというのなら、なぜ、自分の責任をきちんと果たさないのか。子どもながらに、ぼくはそう思っていたようです。

靖国の“英霊”を崇拝する人たちは、原爆で死んでいった人たちのことを忘れたのでしょうか。靖国に祀られた兵隊たちの遺族とはちがって、国からなんの経済的支援も受けずに、世間の差別を受けながら、苦しみのあまり自殺していった被爆者たちのことを知っているのでしょうか。

ノブレス・オブリージュという言葉があります。高貴な身分の人には、それなりの義務がある、という意味です。ぼくには、若いころからずっと、天皇も総理大臣も、みんなその義務を果たしていないように思えたのです。今でも教育勅語の道徳を国民に期待するのは天皇派の人々でしょう。彼らには、ノブレス・オブリージュの感覚はないのでしょうか。昭和天皇は、原爆のことを記者に質問されて、「仕方がなかった」と言いました。天皇派の人々の歴史認識と同じです。天皇には責任がなかったということなのでしょう。

靖国神社は、このような天皇のために命を捨てることを美化した神社です。ぼくは石にかじりついても、こういう神社を日本国の代表にはしたくない。それは、ぼく自身がこの国を愛するからです。そして、この日本という国が、世界の良識ある人々に、さげすまれないためでもあります。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(17):日本の根本  ■名前 : 志孝  ■日付 : 05/12/9(金) 2:19  -------------------------------------------------------------------------
   教科書に書いてある歴史というのは、まさに洗脳のための教材です。
このような書き方をすると信用されないと思いますが、事実です。
戦後何年かはGHQの統制においていろいろな規制を受けており、GHQの検閲が通らないことにはなにもかも世間の目にはふれませんでした。教科書なんかも都合の悪い
ところは黒く塗りつぶされていました。現在の教科書の出来るまでとしては、最初はアメリカとソ連に都合のいい日本の歴史観を植えつけ、その歴史づくりにかかわった日本のマルクス主義者の多い団体が左翼思想を盛り込み、本当の歴史観をもった人々が発言できない状態に陥った背景があります。しかも、高度成長期により、
歴史を正しく修正しようとする働きよりも経済の貢献のほうが優先され、間違った
歴史観の修正が難しくなった今にいたったのです。

日本という国の始まりはイザナギノミコト、イザナミノミコトよりアマテラスオオミカミが生まれ天皇の歴史が始まる云々という神道の内容があり、だからどうしたと思うが、この神道というのは日本人にはかなり根深い。初詣にしろ、夏祭り等にしろ神道がかかわっている。神社にはヤオロズノカミが祀られており、霊魂という
ものもすごくかかわってくる。仏教にしろ神道に寄り添った形で今の日本に存在している。その感覚の中で日本人は育ち、天皇自体もその感覚のひとつになっています。なので天皇が慕われるということは日本人の感覚として本来なら根ずいている
はずなのです。私も最初は天皇の存在価値を疑問視してましたが、そういうことを
知って、日本が倭を名乗っていた時代からある日本の象徴をないがしろにすることはできない、これからも守っていかなければならない文化だと感じます。天皇の戦争責任の問題ですが、天皇は大東亜戦争をはじめるかどうかというとき、最後まで
平和的解決ができるようにといわれたそうです。その中で経済圧迫によりしかたなくはじめることになり敗戦にいたったのです。日本自身はじめからアメリカに勝てるとは思っておらず、もったとしても1,2年、人によってはそれ以下と思ってました。それでもなぜ日本は戦争をしたのか。白人社会の奴隷になりたくなかったからです。広島、長崎の原爆はもともと日本に落とさなくてもいいもので、最初は対
ドイツ用でした。しかしドイツはヒットラー自殺で降伏し、ドイツで使用できなかったのです。それで日本がもう負けとわかってても2種類も投下したのです。
この状態でなぜ日本の責任といえるのか、過ちは二度と繰り返しませんと碑に書くのか。書くとしたら核兵器は二度と使用させませんとし世界に訴えるべきではないのではないかと思います。天皇が謝らないというのは真の歴史観をもっており、憲法による天皇は国政に任命はするが関与しない事を守り、発言をひかえているのではないかと思います。はっきりとは覚えていませんが、天皇が戦死者に追悼している映像を見たことがある気がします。

今まで私が書いたことは私自身の道徳感で書いたことです。右とか左とか関係ありません。一人の日本人として誇りを持って書いています。あまりむずかしいことを
書いて他にこの掲示板を見ている人たちが足踏みしてるかもしれません。私は元々
むずかしいことは書くつもりは無く、政治や歴史が得意じゃない人たちにも見てもらい、参加し、みんなで日本の今を感じていきたいと思っています。この掲示板を
どれだけの人が見ているかはわかりませんが、ぜひ短くてもいいんで参加してください。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(18):日本の根本  ■名前 : エックス  ■日付 : 05/12/9(金) 7:47  -------------------------------------------------------------------------
   ▼志孝さん:はじめまして
詳しくお教え頂きまして感謝しております。
貴兄の書き込みを肯きながら読ませていただいております。
神武天皇から現在に至るまで天皇家が続いていることは世界に類を見ない奇跡と言えるでしょう。ご皇室について色々言われますが、天皇家は日本国の成り立ちの原点であり、日本国そのものであると思います。日本人として古事記を必須科目としたらいいのにね。どう思われますか?

>教科書に書いてある歴史というのは、まさに洗脳のための教材です。
>このような書き方をすると信用されないと思いますが、事実です。
>戦後何年かはGHQの統制においていろいろな規制を受けており、GHQの検閲が通らないことにはなにもかも世間の目にはふれませんでした。教科書なんかも都合の悪い
>ところは黒く塗りつぶされていました。現在の教科書の出来るまでとしては、最初はアメリカとソ連に都合のいい日本の歴史観を植えつけ、その歴史づくりにかかわった日本のマルクス主義者の多い団体が左翼思想を盛り込み、本当の歴史観をもった人々が発言できない状態に陥った背景があります。しかも、高度成長期により、
>歴史を正しく修正しようとする働きよりも経済の貢献のほうが優先され、間違った
>歴史観の修正が難しくなった今にいたったのです。
>
>日本という国の始まりはイザナギノミコト、イザナミノミコトよりアマテラスオオミカミが生まれ天皇の歴史が始まる云々という神道の内容があり、だからどうしたと思うが、この神道というのは日本人にはかなり根深い。初詣にしろ、夏祭り等にしろ神道がかかわっている。神社にはヤオロズノカミが祀られており、霊魂という
>ものもすごくかかわってくる。仏教にしろ神道に寄り添った形で今の日本に存在している。その感覚の中で日本人は育ち、天皇自体もその感覚のひとつになっています。なので天皇が慕われるということは日本人の感覚として本来なら根ずいている
>はずなのです。私も最初は天皇の存在価値を疑問視してましたが、そういうことを
>知って、日本が倭を名乗っていた時代からある日本の象徴をないがしろにすることはできない、これからも守っていかなければならない文化だと感じます。天皇の戦争責任の問題ですが、天皇は大東亜戦争をはじめるかどうかというとき、最後まで
>平和的解決ができるようにといわれたそうです。その中で経済圧迫によりしかたなくはじめることになり敗戦にいたったのです。日本自身はじめからアメリカに勝てるとは思っておらず、もったとしても1,2年、人によってはそれ以下と思ってました。それでもなぜ日本は戦争をしたのか。白人社会の奴隷になりたくなかったからです。広島、長崎の原爆はもともと日本に落とさなくてもいいもので、最初は対
>ドイツ用でした。しかしドイツはヒットラー自殺で降伏し、ドイツで使用できなかったのです。それで日本がもう負けとわかってても2種類も投下したのです。
>この状態でなぜ日本の責任といえるのか、過ちは二度と繰り返しませんと碑に書くのか。書くとしたら核兵器は二度と使用させませんとし世界に訴えるべきではないのではないかと思います。天皇が謝らないというのは真の歴史観をもっており、憲法による天皇は国政に任命はするが関与しない事を守り、発言をひかえているのではないかと思います。はっきりとは覚えていませんが、天皇が戦死者に追悼している映像を見たことがある気がします。
>
>今まで私が書いたことは私自身の道徳感で書いたことです。右とか左とか関係ありません。一人の日本人として誇りを持って書いています。あまりむずかしいことを
>書いて他にこの掲示板を見ている人たちが足踏みしてるかもしれません。私は元々
>むずかしいことは書くつもりは無く、政治や歴史が得意じゃない人たちにも見てもらい、参加し、みんなで日本の今を感じていきたいと思っています。この掲示板を
>どれだけの人が見ているかはわかりませんが、ぜひ短くてもいいんで参加してください。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(19):日本の根本  ■名前 : 志孝  ■日付 : 05/12/9(金) 22:15  -------------------------------------------------------------------------
   私もそれはいい考えだと思います。多くの日本人は日本のことを語れと言っても
ここ50年の歴史か、戦国時代らへんの歴史をかいつまんだことしかわからないでしょう。古事記を読むことによって日本人の根底の誇りを感じることができたら、
大変有意義な勉強になると思います。私が思う学問という道は自分を捜し求めるものだと感じます。学校においてはいろいろな勉強を子供たちにさせ、頭のいい人間が生まれてきています。確かに数学を解く力、科学の知識、語学力など優秀にする教育はされていますが、はたしてこの教育を受けてきた人の中でどれだけの人が
善と悪、是と非、盛と衰、自分と他人の違いを理解することができるのでしょう。
土台のしっかりしない建物は、少しの衝撃で崩れます。人はまず土台における学を
しなければいけないと思います。そして、仁義礼智信を骨組みとして社会の営みに
参加していくのです。それができなかった今、鉄筋が少なかった建物のように底知れぬ不安を感じる社会になってきているのです。

日本はこれからの世界情勢に立ち向かえるのか。企業は残るところが多いで
しょう。しかし国という元は残れるのでしょうか。日本は数十兆を超える借金を
かかえています。それでもなお多額の借金をし国民に負担をかけています。ですが
今の日本は他の国と比べても豊かです。なので多くの人たちはこの現状に切羽詰る
ような危機感を持ってはいません。国民しかり国会議員しかりです。私は選挙活動自体、疑問に感じることが多々あります。なぜ多くの出馬議員の頭には「必勝」
という文字が掲げられているのかです。本当に国を思い、国民を慈しむ国会議員ならば「必達」という文字を掲げなくてはいけません。必勝の文字を掲げている国会議員の皆様は一体誰に勝たれるつもりですか。この回答次第ではその人のモラルが
疑われます。志は達成するものです。その選挙区内の人たちも何か志を持ってのことでしょう。お互いにつぶしあってどうするのですか。いろんな意見を聞き、一番
状況に合うものを採用し実行することが政治だと思いませんか。それに志のある人を陥れたり罵ったりすることを人として恥ずかしくありませんか。サッカーでは
ブーイングをすることは一種の慣わしですが自国同士、日本を良くしようと志を
同じとしているもの同士ブーイングをしあうことは何か意味があるのですか。
サッカーでも仲間同士でブーイングはしませんよ。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(20):日本の根本  ■名前 : エックス  ■日付 : 05/12/10(土) 0:50  -------------------------------------------------------------------------
   ▼志孝さん:
水が川上から川下へと流れるように、自然には普遍の摂理があります。その摂理を日々の生活に取り入れ、人倫の道としたのが道徳であり倫理でありますが、それを教えられなくなったのが戦後の教育のように思われます。
日本が世界に誇れる文化とは「道」ではないかと思われます。
柔道を教えていた友人は柔道がオリンピックの種目に選ばれた時、素直に喜べないと言いました。
怪訝な顔をした私に彼はこのように言いました。
「柔道という『道』が競技になってしまい残念だ」と
彼の話を聞きながら随分と考えさせられたことを今でも思い出します。
柔道、剣道、茶道、華道等、数多くの「道」を教えられ、それは人の行き方をも示す「生活道」であるとも言っておりました。
貴兄のタイトルである「日本の根本」となっている文化は「自然を征服する」という考え方でなく「自然との調和」であり、自然に対し畏敬の心を抱いた生き方であるようにも思われます。各町には神社があり、祭礼が行われました。それは信仰というより、収穫などの感謝の意を表した儀式であるように思われます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(16):日本の根本  ■名前 : 悠々  ■日付 : 05/12/10(土) 9:08  -------------------------------------------------------------------------
   ▼志孝さん:
おはようございます。
澄んだ空に黄金色の銀杏が輝いています。昨日ゴミ袋で4つも落ち葉を
片付けたはずが、またまた同じぐらいの落ち葉が歩道に散っています。
朝方早く拙宅までのゆるやかな坂道はズ〜ッと黄色の落ち葉が続きます。
その落ち葉を踏みしめる感触もなかなかのものです。

>日本は世界にお金をばらまき、たくさんの国々を支援しているのになぜ、さげすまされて見られるのか。それは日本という国は日本人自体、国をさげすんで見ているからです。自分自身をさげすんでいる人は、他人からさげすんで見られます。
誰であっても人としての【尊厳】が欠けたところには、信頼も友情もうまれべくもないと思います。どんな大金を積まれようが、それは人間関係において信頼を勝ち得る手段には全く持ってならないということ。かつて、海外在住しておりましたときには、かの地の人々に対し、尊大な外交官、ビジネスマンなどを目にしたこと
少なからず。数えきれないエピソードがございます。果たして、そのような姿勢からどのような外交やビジネスが展開されているのか興味あるところでした。

>それにマレー半島もイギリスに支配されており、マレーシア独立における主導者のラジャー・ノンティック
>という人物は、日本軍のマレー人虐殺の調査に来た現地の日本大使館職員と日本人教師に「日本軍はマレー人を一人も殺していません。日本軍が殺したのは戦闘で戦ったイギリス軍や、それに協力した中国系共産ゲリラだけです。そして、日本の
>将兵も血を流しました」と。そして、自分たちの歴史・伝統を正しく語り継がない
>日本人に対して詩を残しています。  
>かつて日本人は清らかで美しかった  かつて日本人は親切で心豊かだった
>アジアの国の誰にでも自分のことのように一生懸命つくしてくれた
ちょうど今頃の現地の新聞には連日、日本軍のマレー半島南下の様子が詳細に掲載されます。マレーシアのキャメロンハイランドを訪れたとき、タクシー運転手が教えてくれました「ここには日本軍のキャンプがあったんですよ。おじさんが殺された・・」と。南下の先にはシンガポール。占領の事情はおわかりでしょうか。時を経て、建設現場から時折、白骨が出てきて戦時中の虐殺の跡としてニュースになっているなんてことは、こちらでは報道されません。3ヶ月ほど前に出かけましたとに、博物館では東南アジアの文化展が開かれておりました。長い歴史と影響の深い中国は別格。日本の姿はどこにもありませんでした、地図上にさえ。200人ほどの高校生が資料を手に東南アジアの歴史と文化の事情を学んでおりました。日本からの歴史に対する視点があるのと同じように、アジア各国からの視点があり、それはしっかりと語り継がれております。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(17):日本の根本  ■名前 : 志孝  ■日付 : 05/12/10(土) 13:58  -------------------------------------------------------------------------
   道は中国からやってきた思想で、日本に入ってからまた違う思想になったように思います。老子で道というものは万物を生み出す根源のようなものであり、有って無いようなものだが、それには一定のリズムがあり絶え間なく動いているとされ、
自然そのものを指しているようであり人もそれに沿うように生きていかなくてはいけないという考えをいい、日本の道は無形の形的な周りと自分を一体化させ何がおきても動ずることなく「日常」こそ道の筋があるという感じですかね。とにかく
道の思想は説明などでは語れず、自分自身で感じるしかわかりませんよね。私個人は道を説く人の本を読み、自分自身それに沿うように生きることが理解する道と思っています。まだまだ学ぶことは多く私はまだ道しるべなしでは歩けません。

アジアの日本侵略の歴史は私自身本で学んでいるだけで実際現場に行ってはいないので現地の人たちの言葉まで聞けないので、そういう意見が聞けるということは
とてもうれしく思います。私はたくさんの人の意見を聞いて一番真実に合うものを
自分の知識になるように取り入れています。質問したいのですが現地の新聞では
日本がどのような形で紹介されてますか。博物館は日本が地図に無いらしいですが
それを建設したときに中国や華僑の人は絡んでいませんでしたか。タクシーの運転手のおじさんは殺されたといわれましたがどちら側についていた人ですか。虐殺の
白骨がでてくるらしいですが根拠はどこからくるものですか。白骨は地元の一般人ですか。数はどれくらいですか。答えられなければいいですが私はそういう情報が
知りたいのです。マレーシアだけでなく世界各地の情報が。そうすれば日本はその
情報を基にしてどういう路線をたどっていけばよいかわかるからです。

私の土地はしきりに雪が降り先が見づらい状態です。毎年のことなのでしかたがないとは思いますが、時がたてば春が来て夏が来ます。しかし今視野を失えば私は春の季節や夏の季節を肌で感じるしかなく、桜の美しいときや、生命力あふれる緑のときを知ることができません。日本経済は今冬の晴れ間か、春を迎えつつある状態かはなんとも言い切れませんが、視野を失えばそれらを肌で感じるしかできなくなるので政府は日本を隆盛させようと思うなら見る目を鍛えて季節をいち早く感じてください。国の視野は情報です。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(18):日本の根本  ■名前 : 悠々  ■日付 : 05/12/10(土) 18:50  -------------------------------------------------------------------------
   ▼志孝さん:
>アジアの日本侵略の歴史は私自身本で学んでいるだけで実際現場に行ってはいないので現地の人たちの言葉まで聞けないので、そういう意見が聞けるということは
>とてもうれしく思います。私はたくさんの人の意見を聞いて一番真実に合うものを
>自分の知識になるように取り入れています。質問したいのですが現地の新聞では
>日本がどのような形で紹介されてますか。博物館は日本が地図に無いらしいですが
>それを建設したときに中国や華僑の人は絡んでいませんでしたか。タクシーの運転手のおじさんは殺されたといわれましたがどちら側についていた人ですか。虐殺の
>白骨がでてくるらしいですが根拠はどこからくるものですか。白骨は地元の一般人ですか。数はどれくらいですか。答えられなければいいですが私はそういう情報が
>知りたいのです。
マレーシアの件は旅先で実際に聞いた事です。先に訪れたのはシンガポールの
アジア文明博物館(Asian Civilisations Museum)。手元にあるVisitor Guide
からギャラリーには▲Southeast Asia ▲West Asia ▲China ▲South Asiaの気候や文明を語るさまざまな展示がありました。たまたま今回の展示に関しては地図上にも日本(韓国も)がありませんでした。他にもいくつかのミュージアムがございます。

第2次世界大戦関連のスポット(政府観光局ガイドブックから)
●チャンギ・チャペル&ミュージアム:日本占領時代に建造された礼拝堂の複製。 1988年にチャンギ刑務所受刑者によって建てられ、絶望的な時代に堅い信念で
 立ち上がった者たちへの記念碑。捕虜になっていた5万人もの市民や軍人達の
 当時の生活を物語っている。
●セントーサ島シロソ砦:シンガポールに唯一残る要塞。日本の占領下の頃は
 捕虜収容所。
●リフレクション・アット・ブキチャンドゥ:第2次世界大戦中に1400人の
 勇敢なマレー連隊が1万3千人の日本軍に立ち向かって戦った場所。
●クランジ戦争記念碑:第2次世界大戦で戦死した東南アジアの人々の勇気を称え たもの。
 白骨の検証はきちんとした調査にもとづいてなされていると思います。新聞は「The Straits Times」などからPC上で情報がとれるはずです。また、国立
 シンガポール大学は世界の大学トップ18番目に評価され、優秀な頭脳が周辺国 からも集まっています。ちなみに17番目が北京大学、19番目がコロンビア大 学(米)と記憶しますが(たしかTimes2004.11)。地の利に加えて英語と中国語 が学べて実生活でも使える、語学を学ぶものにとっては魅力ある国のひとつに違 いありません。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(19):日本の根本  ■名前 : 志孝  ■日付 : 05/12/12(月) 1:30  -------------------------------------------------------------------------
   悠悠さん調べていただいてありがとうございます。The Straits Timesも今日の
分ですが見ました。内容を軽くしか見てないのでわからないのですが、もしかして
中国よりの新聞会社ということはないですか。それかこれからアジアの先頭に立つだろうとする中国にとても友好的に書かれていると思いました。あとさまざまな施設については後で調べてみたいと思います。

最近ですが台湾生まれの人が書いた本を読ませていただきました。
その本には当時の満州国は当時の中国のGDPの90パーセントをしめており中国近代化の足がかりを日本が作ってきたこと、中国民衆による中華民国への批判の盾に
日本がされていること、一番驚かされたことは中国の大学には歴史の捏造をする学問というようなものがあるということです。確かに今までの歴史問題は私が把握しているものと多数の世間が把握しているものと違いますし、中国の政府のいう歴史問題も解せないと思ってました。このことに関しては日本の戦後教育と、政府の歴史把握の怠慢と、マスコミの偏った報道によってだと思いましたが、まさかそこまでしてして日本を陥れたり、中国に有利な歴史を造っていたとは思いませんでした。本で書かれていることなので実際のところはどうかはわかりませんが、もし
それが事実にもとずくもので他に書いてあることを引用して考えてみると、中国は
ODAによって日本に援助してもらっていたときにその一部を周辺の国のために使っていて、それと同時に捏造の歴史問題のすりつけを他の国にほどこして将来自分の国になびくようにしていたのではないかということが考えられます。その結果、今ではアジアの国々も昔のことは忘れ、強さを感じる中国になびいており、そして、たちが悪いのは日本人自体もその歴史を信じてしまっていることです。日本の教科書の歴史には捏造されたとする歴史まで載っています。

私自身は日本の歴史を誇れるものと信じ、今までの戦後教育による自虐的な歴史は
感覚的に理解できないものがあります。私は孔子、孟子、老子などの思想を心において生きており、武士道もこの思想に沿う考えであり、明治維新では吉田松陰は孟子を熟読して学び改革の種となり近代日本の足がけとなりました。日本人は自己のためより人のために尽くすことを主体として生きてきました。そのような人たちが
極悪非道なことをするとは思えません。もし極悪非道なことをしていたとしても、
孔子、孟子など儒教というものを今の日本人に学んでもらいどういう思想かを知ってもらいたいです。必ず人生のバイブルになると思います。儒教といっても誤解しないでください。宗教ではありません。教えるということです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(20):日本の根本  ■名前 : 志孝  ■日付 : 05/12/12(月) 15:25  -------------------------------------------------------------------------
   インターネット上ですが紹介してもらった施設を見ました。戦没者の名前や、
政府関係者の名前も見ました。確かに虐殺の歴史があったと思います。
しかし、敵国である国に対してです。チャンギ・チャペルは捕虜の名前が中国系で
シロリ砦やクランジ戦争記念碑はマレーシア人も含まれていますがほとんどがイギリスやイギリスの関係国、イギリスの植民地国だった兵士で、なぜかイギリス兵士
だけ特別扱いされた弔い方になっています。それにマレーシアの政治家は華僑の人
たちが増えてきて権力を持っているそうです。中国系の差別視や虐殺の歴史は否定できないと思いますが、大東亜戦争の大義はアジアの独立です。中国(清)は三国(ロシア、ドイツ、フランス)と組んで日本を中国から追い出そうとしましたが、結局は三国に統治され実権を奪われた歴史があり、三国より力のない日本に怨みをもってます。それを含めて今でも日本を陥れたい気持ちが中国人民にはあります。それに当時の中国では日本は中国の属国であると厩戸王子時代から思っていてとても日本人を軽視してたらしく日清戦争も勝てる予定ではじめてたそうです。それらを含めて日本人と中国人とおりが合わなく個人の間ではそういう虐殺的なことが行われてきたかも知れません。話は違う方向にいってしまいましたが、あとリフレクション・アット・ブキチャンドゥは検索できませんでした。これらを調べてみて思ったことですが、日本人の自虐思想はかなり深いものがあるということです。
はたしてどこまでが真実なのかを本気で考える人は世界にどれだけいるのでいるのでしょうか。この問題を解決しないことには世界に下げて見られると同時に、日本人自体にも下げて見られます。その結果国に対する自尊心がなくなり、日本という
国が無くなります。アメリカの属国か、中国の属国になるのがおちでしょう。

戦争というものは何かをまず定義づけること考えてみましょう。
戦争の指南書、孫子の兵法では「兵は国の大事」から始まり戦争は国の存続か滅亡かを賭けた戦いであり軽々しく始めるものではないと言われています。そのために
戦争を自主的に始めるものは十分すぎるほどの準備をして相手国に挑むのです。もしくは、前進も後退もできなくなってしまったときにやむなく攻撃をしかけるのです。しかしこの場合はほとんどが負け戦です。弱小国にとっては、戦争の始まりは極論であり、外交もその他条件も全てが極まったときに始まるのです。戦争中としては史記で中国歴史をみてみると虐殺や虐待は普通にやっており40万人生き埋めの話もありますし、車裂きの刑やその他むごいこともあります。そこまでのことは
国際法ではやってはいけないことになっているとは思いますが、戦争は常識を逸するほどむごいこともすることを考えなくてはいけない。それは自国であっても他国であっても。最後は戦争の終わりについてで戦勝国は戦敗国のすべての権限を操れるということです。歴史を見てみると戦敗国は奴隷の位置に落とされるということが各国にみられます。国際法では違反になっていると思いますが。

戦争はどっちが悪いといえば仕掛けるほうが悪いと思いますが、にっちもさっちもいかなくなって始める戦争はその国だけが悪いとはいいきれない。しかし、その国は戦争で負け、戦勝国のいうことをきかなくてはいけない。そうして、戦勝国が
正義になり戦敗国が悪となります。このことは日本だけのことではありません。
過去全ての歴史がそうなのです。戦勝国の有利な歴史を戦敗国が受け入れ、子供たちがそれを学び、自国に対するアイデンティティを失い、その国は完全に滅びるのです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(20):日本の根本  ■名前 : 悠々  ■日付 : 05/12/12(月) 19:24  -------------------------------------------------------------------------
   ▼志孝さん:
>最近ですが台湾生まれの人が書いた本を読ませていただきました。
>その本には当時の満州国は当時の中国のGDPの90パーセントをしめており中国近代化の足がかりを日本が作ってきたこと、中国民衆による中華民国への批判の盾に
>日本がされていること、一番驚かされたことは中国の大学には歴史の捏造をする学問というようなものがあるということです。確かに今までの歴史問題は私が把握しているものと多数の世間が把握しているものと違いますし、中国の政府のいう歴史問題も解せないと思ってました。このことに関しては日本の戦後教育と、政府の歴史把握の怠慢と、マスコミの偏った報道によってだと思いましたが、まさかそこまでしてして日本を陥れたり、中国に有利な歴史を造っていたとは思いませんでした。本で書かれていることなので実際のところはどうかはわかりませんが、もし
>それが事実にもとずくもので他に書いてあることを引用して考えてみると、中国は>ODAによって日本に援助してもらっていたときにその一部を周辺の国のために使っていて、それと同時に捏造の歴史問題のすりつけを他の国にほどこして将来自分の国になびくようにしていたのではないかということが考えられます。その結果、今ではアジアの国々も昔のことは忘れ、強さを感じる中国になびいており、そして、たちが悪いのは日本人自体もその歴史を信じてしまっていることです。日本の教科書の歴史には捏造されたとする歴史まで載っています。
多分、私は身のほどを考えずにこのスレッドに飛び込んでしまったようです。
お伝えしたかったのは戦争の惨禍が日本だけでなくアジア各国(シドニー湾奇襲もはいるでしょうか)に及んでいるということ。戦後60年を経てなおその深い傷跡、それは日本に限らないこと。反日が叫ばれていた時期も含めて、5年間南京
大学に留学していた学生の話を聞いたことがございます。教官とのやりとりや教室での人間関係に変化はなかったそうです。一人の著者が、一冊の本が、一つの例がすべてを語れるはずもなく、推測が推測を呼び、あたかも事実のようにとらえられることを恐れます。

災害が起きるたびに「大丈夫?」とメールをくれるタイ人のメル友。年明け一番に
「おめでとう!」と電話をくれたのはマレーシア人の青年。”ガドガド”という
美味しい温野菜のレシピを教えてくれたのはとってもチャーミングなインドネシア人女性。ホームスティしてくれた外国人のなかでも特別に礼儀正しかったのは
韓国人研究者。さまざまな国、さまざまな人、先ずその多様性を理解する必要が
あります。

先週、たずねてきてくれたのは十数年来の台湾生まれの友人。普段はめったに
そのような話はしないのですが、フランスの暴動のことがちょっと話題に。移民の置かれている立場に不平等があると語っていた若者が映し出されたことなどから、日本統治時代の台湾帝国大学(”帝国”という名称も日本側が名づけた)の入学時にも、日本人は80点なのに、台湾人には120点要求されたと。「自分の国の大学なのにおかしい」という話を聞いたそうです。

自虐ではなく、私には国籍を問わず人として同じ立場にたつ人間関係があります。重すぎる歴史の事実を踏まえて、互いに未来を拓いていきましょうという思いが
あります。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(21):日本の根本  ■名前 : 志孝  ■日付 : 05/12/13(火) 16:39  -------------------------------------------------------------------------
   個人として見れば人それぞれであり、悠悠さんのお友達は本当にいい人でしょう。
私も友達になりたいぐらいです。少し話は変わりますが、日本の少子化問題の解決で私は外国人移住者をもっと増やすべきだと考えます。周りの人で外国人移住者が
増えれば犯罪が増えると言う人がいますが、私はそれは違うと思います。なぜなら
今の移住しにくい状態があるからこそ、闇の人たちが法をかいくぐり、それを斡旋して自分たちの利益にしたり、斡旋した人たちを操り組織にして犯罪グループを作ったりして治安が悪くなるだけで、個人として移住しやすい働きやすい環境を作れば犯罪は減っていくのではないかと思います。理想論になってしまうかもしれませんし、それによって犯罪が増えるかもしれませんが、日本人も環境が悪くて、居住がままならなければ犯罪者になっていくでしょう。

私の発言は大体が極論といってもいいでしょう。それによって気分を害されるのであれば申し訳ないです。ただ、私は考えられる全ての可能性を示唆し最悪な結末だけはむかえたくないと思っています。私もこれまで日本の正しい歴史認識について
書いてきましたが、いつかはアジア全体できちんとした資料に基づく歴史をつくり
嘘、偽りのない正しい人間関係を結びアセアンでも他のグループにでもなってもいいですから経済の潔白なる国交を結べたらいいと思います。そのためには日本人には日本人らしく日本のすばらしい文化、教育、心構えがあったのですからそれを学び自己正義に沿ったすばらしい人間になってほしいと考えます。戦後教育によって
日本人は骨抜きになり、いつの日か戦前の教育は悪だとされてきました。実はそんなことはなく日本人の気質はすばらしいもので東京裁判でも日本人の威厳ある態度は後になってすばらしいものだと評価されました。そんな日本人をアメリカが操りやすくするために歴史を変え、教育を変えて日本人としての気概を削いだのです。
その結果今があります。話は戻りますがアジアの正しい歴史は今の状態の日本では
中国、韓国政府のいいなりになって正しい、正しくない関係なく押し付けられそうですね。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(22):日本の根本  ■名前 : 悠々  ■日付 : 05/12/13(火) 19:15  -------------------------------------------------------------------------
   ▼志孝さん:

>少し話は変わりますが、日本の少子化問題の解決で私は外国人移住者をもっと増やすべきだと考えます。周りの人で外国人移住者が
>増えれば犯罪が増えると言う人がいますが、私はそれは違うと思います。
先程までかかわっていたのが、まさに外国人市民との共生のまちづくりの
一環としてのボランティア講座。社会の対等な市民としてボランティアを
実践してしている人々がいます。小・中・高校での国際理解教室で話をしたり
、それぞれの言語で絵本の読み聞かせをしたり、老人保健施設で会話の講師
をしたり・・。今年は事前のアンケートに基づいて防災がテーマ。救急救命の
講習や地域の防災訓練に参加したりいたしました。外国人登録の推移や状況
(191.5万人/『在留外国人統計』/法務省、2004年)をみても、今後の日本は
多文化な社会のかたちを歩むことになるでしょう。長く多文化な社会で暮らした
わたしどもにとってはごく自然な流れ。そのかたちに幾多の困難があるにせよ、
民族や文化の多様性に学べるのはステキなことに違いありません。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(23):日本の根本  ■名前 : 志孝  ■日付 : 05/12/14(水) 17:43  -------------------------------------------------------------------------
   他人種国家になることは国としてはごく自然な流れで、川の水が海にそそぎこまれるように世界に切り開かれた国には多くの人という流れがそそぎこまれます。川の
水が海にそそがれ続ければ海の水が薄くなるのか。そんなことはない。海の水は自然淘汰を繰り返し、その濃度、性質を変えない。国はどうか。基盤、方向性、
伝統、人がしっかりしていればその性質を変えないのではないかと私は思います。
日本という国は今どういう状態なのかといえば、基盤、方向性、伝統、人が崩れている自然に適合できない国家ではないかと思います。日本という海の水はやがて
どの川の水とも区別できなくなってしまい、海であることを忘れてしまうのではないかと感じます。日本人は根本をどこの国のものと置き換えているのか。日本人としてこころが痛みます。

私はこのスレッドを始めた当初はこれからの日本の政治方針をどうすべきかを書く
つもりでした。しかし、私が根本を仁義を守ることと書き、日本の歴史問題、正確には戦後の歴史問題の根深すぎるほど根深いことを実感しました。今の日本の改革
を語るより、戦後の間違った歴史認識を変えていくことのほうが重要なのではない
だろうかと感じました。最初のころに歴史問題について語ってくれる人たちを跳ね除けるように書きましたが、それは間違った選択だったのではないかと思います。
子は親から生まれるというのは常識中の常識。先祖がいるから今の私たちがいる。
そのことについて根底から覆されれば子ができるどころか繁栄はありえない。
日本は戦後のGHQ統制により言論の自由を奪われ、教育を変えられ、歴史を根底から覆された。この状態で一時繁栄できたのは戦前の教育を受けてきた、まだ感じることができた人たちがGHQ統制が入り込まなくても良いとした「ものづくり」の
分野に集中できたからであって、決して敗戦のおかげではない。経済成長をまい進してきた正しい歴史認識を持っている人たちはGHQ統制がなくなればすぐにでも
正しい歴史を日本に取り戻そうと思っていたが、うまくいかず、GHQ統制にかわり
共産系反日日本人によりさらに捏造の歴史をマスコミや、日本教職員組合によって
送り続けられた。共産なので無論バックには中国がついている。このような中、正しい歴史認識を持っている人たちは発言するたびに集中砲火を浴びせられた。
そして、それを政府が何も調査をせず、ただ謝りお金を払い続けた。税金から。
正しいことをいい責められるならまだわからないわけではないことはないが、
時には根拠のない歴史に対してまで政府は謝りお金を払い続ける。言いがかりに対してもお金を払い続ける。一体なぜお金を出し続ければならないのか。なぜなら
政府、政治家が無知なのである。ちなみに戦争責任といわれる南京大虐殺、慰安婦
問題も根拠のほとんどないものである。南京大虐殺は東京裁判でも事件性はうすいといわれ却下された。

日本はアジアの国々に謝らなくてはいけない。それは戦争問題のためではない。
戦後に歴史を認知せず、アジアの好意を不意にしたことをである。たくさん好意にしてくれた人はいるが、とくにマレーシアのマハティール首相には真っ先に謝りたい。アジアだけの共同体をつくろうということでマハティール首相が日本を中心に
しての構想を描いた。それを中国、韓国、もとよりアメリカの反対にあい、日本は
構想に協力的ではなく、罵声まで浴びせたという。このことを考えるといたたまれない気持ちでいっぱいになり今までの日本の無礼をすぐにでもわびたい。私的には
社会に対しての力もなく、この言葉は世界に通じないかもしれませんが謝ります。
すみませんでした。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(10):日本の根本  ■名前 : 悠々  ■日付 : 05/12/16(金) 20:12  -------------------------------------------------------------------------
   ▼志孝さん:
>日本は世界に向けて平和を訴えなければいけない国でした。唯一の原爆の被害者
>として世界に同情され、その後の経済発展により世界に尊敬されました。それが
>いつのころからか馬鹿にされ、会合にも参加さしてもらえないような国になって
>しまいました。参加さしてもらったとしても、お金を出してくれるからという
>理由です。日本は気前良くお金を出します。国民の借金から。
不勉強ながら、ODA(政府開発援助)に関して援助の目的と方法と成果が、必ずしも
相手国や国民にとっても意にかなうものでないという不具合が生じている例も
あります。昨年お聴きしたレバノン大使だった天木さんの講演でも、ODA予算が
潤沢だったときにはその消化が大変だった時期があったことを示されておりました。問題は人とのかかわり、そしてお金の流れの透明性。一昨年国益重視を盛り
込んでODA大綱が改定されましたが、援助は【人】を軸として行われるものですから、その部分を軽んじてはならないと思います。流した汗で信頼を得ることは
あっても、お金をバラまくだけでは軽蔑を買ううだけです。

情報を整理しておりましたら、12年前のペシャワール会の紹介記事に出会いました。そのなかで、だれも行かないところで、だれもやらないことを実践なさって
いらっしゃる中村医師は次のように問題提起されております。「経済大国といわれ、莫大な経済協力を行っている日本ですが、そのやり方はどちらかといえば
大物主義で、援助しながら相手をスポイルし、あるいは反感を買っている場合
だってあるのです。もっときめ細かな援助、協力を考える時期にきていると思い
ます。そういった意味で危機感を持つべきじゃないでしょうか」(『わが町の
国際協力』H.5.12)その当時、個人・団体あわせて約700人だった会員は現在
12000人。非会員の支援者を含めると約2万人にのぼるそうです。
1.確実な現地事業 2.正確な活動報告 3.明瞭な会計報告は、事務局が
支援者の信頼を得てきた三点として挙げているものです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(11):日本の根本  ■名前 : 志孝  ■日付 : 05/12/16(金) 23:33  -------------------------------------------------------------------------
   私は悠々さんがうらやましいです。いろんなところに行ったり、いろんな人と
知り合ったり。私は本を読んだり、テレビを見たり、かなりインドア派です。
それはいいとして、私も人と人のつながりは大切だと思い、ボランティア団体
や、民間の助け合い活動はすばらしいことだと思います。ただ、政府レベルの
救援処置的なことは今の日本の状況を考えるとひかえたほうがいいか、もっと
考えて行うべきだと思います。前にも書きましたが「宋襄の仁」です。日本は
援助のしすぎで国家を潰してしまったら、それこそ世界の笑われ者になってし
まいます。世界を見るともっと狡猾にずる賢く国益のために政府、業者、マス
コミが一丸となって行動している国がほとんどです。日本に世界のようにずる
賢くやれとはいいませんが、それを見切って自国の身を削るようなことはせず
に、善なる心で、直をもって行うことが大切だと思います。でも、天木さんが
告発したように予算を使い切るために無茶なお金の使い方をしたらほめられる
官僚が国を動かしている間は難しいと思いますが。

日本は優良企業が政府や官僚、マスコミ、その他の要因によって足を引っ張ら
れており、海外からも“つぶし”がかかります。そのために優良企業は日本に
頼らない、海外からの“つぶし”にも負けない強さを身につけてきています。
今の景気の上向きというのはこうゆうところからきているのでしょうか。少な
くとも小泉改革からきているとは思えませんがテレビを見ていると小泉首相の
改革のおかげだとする人が多々見られます。今回の改革で最重要とされた郵政
民営化も、まだ先を見てみないことにはわかりませんが、私にはハゲタカの群
れに自身の肉を放り投げるかのように思えます。このような改革者に、不正の
官僚、真実を捻じ曲げるマスコミ、優良企業を守るしくみはどこにあるのか、
国民はどれだけの不誠実を受ければいいのか、答えを今の国家は見つけようと
しない。黙認して自分たちの利益のために行動する。

私は仁義を最低でも今の日本人に根付かせなければ国が滅んでしまうと思って
います。日本は唯一の天皇家によって治まった世界に誇る国ではありますが、
今の日本人はその意識が薄く、親を大切にする孝の心も薄れてきています。親
も大切にできないこの国で、天皇を大切にすることがはたしてできるのでしょ
うか。これから先の日本人の考え方次第では親という意識自体なくなってしま
うかもしれないし、こうなれば天皇家もなくなるかもしれない。天皇家がなく
なったとしても、親と子という根底の部分が残ればまだ畜生には勝ると思いま
す。ここがなくなれば畜生と変わりません。親が子を大切にし、子が恩を感じ
親を大切にする。このことによって仁義を学び他人にもほどこせるようになり
共生の心が生まれ国が安泰に向っていくのです。国民にとっての親は君主であ
り、日本でいえば天皇です。天皇をあがめることは、親を大切にすることと変
わらないのです。しかし、この道理を理解できない人がいるでしょう。そうい
う人たちは仁義をとにかく守り、他人に慈しみの心で接し、自分の善なる心で
行動することが日本人として生まれた者の、人であることの最低の使命だと思
います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(12):日本の根本  ■名前 : 悠々  ■日付 : 05/12/17(土) 19:10  -------------------------------------------------------------------------
   ▼志孝さん:

>私も人と人のつながりは大切だと思い、ボランティア団体
>や、民間の助け合い活動はすばらしいことだと思います。ただ、政府レベルの
>救援処置的なことは今の日本の状況を考えるとひかえたほうがいいか、もっと
>考えて行うべきだと思います。
ODA(政府開発援助)の続きを少し。ごく身近にも十数年来、NGOでサハラ以南の
アフリカ諸国の「絶対的貧困」の実態に触れてきているものがおります。学校再建支援、難民婦人職業訓練所支援、農業技術指導などで、国際ボランティア貯金の
交付金事業も多いです。いくつかの学校を核としての支援活動が行われており、
3年前の便りでは「20数年来最悪の旱魃による飢饉は、想像以上に深刻で、小学校のこどもたちの3/4が飢餓状況にある」と。

今年の夏に届いたのは次のような便り。事態はより深刻さを増しています。「○○小学校は、4年続きの旱魃で食料が不足しており、WFPによって緊急食糧援助が必要な南部アフリカの1000万人の中に入る地域です。HIV/AIDSも大変深刻です。学校の公式統計でも、750名の子供たちのうちの約300名がエイズ孤児です。しかHIV/AIDSへの偏見・差別がひどいので、親の死因を隠しているケースが少なくなく(たとえば結核と称している)、推計では子供たちの4分の3の親がエイズでなくなっているといいます。このような子供たちの場合、たいていは子供たち自身がHIVに感染しています。10年もすれば、大半のこれらの子供たちにエイズが発症し、この世を去る運命です。旱魃による飢饉だけでなくエイズにも苦しめられ、村が消えてなくなるかもしれないといった、なんとも深刻な事態です。」

今日の【生命】と向き合わざる得ない状況にある人々への緊急援助ひとつとっても国際社会には問題が山積みです。ODA予算を組むことは国際社会を共に生きるうえでは必要不可欠なもの、国家としての使命であると思います。必要とされる人々のもとに有効に支援がなされるならば、それは、確かな国際貢献。日本における
ほとんどのNGOの資金基盤は、持続的に援助活動を行うには脆弱すぎます。
オランダやカナダのようにNGOによる援助実績のうちODAが占める政府援助金が
10%を越す例もあります。日本でもODAの受け皿になれるNGOを育て、支援して
いく方策も課題でしょう。

先のニューオーリンズの災害時にはタイの友人から、支援要請のメッセージが入りました。我が家のゲストだったヨーロッパからの青年の仕事場は、故国を離れて
銃弾の残る街。「大使館の側だから、安全といえば安全だし、危険といえばこの
うえなく危険だけどね」。パリに住む知人は休みの度に、子どもたちにさまざまな国での生活体験を促し(多くは途上国)、そこからかれらの世界を見る目が養われているのは確か。国境などものともしない友人・知人は、いつも新しい風を届けてくれます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(13):日本の根本  ■名前 : 志孝  ■日付 : 05/12/18(日) 11:47  -------------------------------------------------------------------------
   国際貢献というのは確かに重要で、多くの人々が苦しみその人たちを
助けなければいけないことは確実です。それに現時点でここまで多く
の人たちが発展途上国などの救援に協力し、今私がこの掲示板によっ
てその人とほんの少しですが交流ができてうれしいです。私の周りに
はそういう人がいませんから大変考え方などためになります。

私が思う日本の進むべき道は、一旦海外支援を中断すること、もしく
は考えて行うことと書きましたが、このことについて私は説明不足だ
ったと思います。私が考えることは根本としては国内の充実です。日
本は技術力などの優れたものをもち、他の先進国といわれる国々の中
でもトップクラスだと思いますが、なぜ日本は世界のランキングで2
1位なのか。国債の価値がなぜボツワナ以下なのか。企業が世界のト
ップをとる国でこんなことはありえないことです。なぜそうなってし
まうのかといえば、足を引っ張る国家の存在があるからです。

国家の国債発行額が200兆〜300兆といわれています。それに、
地方の借金、アメリカ国債という使えるお金に変えられないものをあ
わせると1000兆円にのぼるといわれており、しかも内外問わずに
すべての問題を金で解決することをおしみません。今の日本人は発展
途上といわれる国々に比べれば確かに豊かですが、その生活は借金を
した上に成り立っています。この状態ではいつ今の生活状態が崩れて
もおかしくありません。しかも近いうちに破綻してしまうことを知っ
ている官僚たちはせっせとお金を集めて崩れた日のために海外に逃げ
ようとしています。この状態では日本は救われません。私の日本を救
う考えは身近なものに例えれば、勝手に家のお金を持ち出して自分の
好きなように、しかも借金までして使ってしまう妻や子供を更正し、
妻には無駄がないようにやりくりさせ、子供には自分が伸びる仕事を
見つけてやり困難があればフォローをしてあげ、自分は今までの妻や
子供の行いを近所に説明し、これからの自分たちの行いを理解しても
らい、今まで付き合ってきた悪い輩とは一線を置く。悪いけど今まで
見栄で近所の催し物や、募金に結構お金を出したけど自分家が立ち直
るまでまっててね。という感じです。余計にわからなくなってしまっ
たかもしれないですが、そういうことです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(14):日本の根本  ■名前 : 悠々  ■日付 : 05/12/20(火) 10:15  -------------------------------------------------------------------------
   ▼志孝さん:
>国際貢献というのは確かに重要で、多くの人々が苦しみその人たちを
>助けなければいけないことは確実です。
NGO活動にはかかわっておりませんが、身近にそのようなものがおりますので、
現地リポートが届きます。また間接的に援助物資などの要望には協力したく、
先日、友人に声をかけて、文具(お子さんやお孫さんが小さかったころの
鉛筆やクレヨンには一本一本にクラス名と名前が書かれているような温もりを
感じるものも)やおもちゃ、リコーダーやピアニカなどを送ったところです。
寄贈の幼稚園バスと一緒に今年中に現地に届くようにということでしたが、
輸送料金が確保できたかどうか気になるところです。

かかわっておりますのは草の根の市民活動。この地域の市民活動支援センター
だけでも数百の登録団体や利用団体があります。私はその中の団体のひとつ、
ボランティア登録者数、数百人のひとり。リーダー、あるいは企画、広報(ITも)、折衝、会計などの分野にたけていらっしゃる方は少なくありません。
そのような働きの出来ない私はささやかな後方支援。いろんな方々がいて、
ボランティア活動がなりたっております。

>私が思う日本の進むべき道は、一旦海外支援を中断すること、もしく
>は考えて行うことと書きましたが、このことについて私は説明不足だ
>ったと思います。
その昔、日本の政治は三流だけれど、経済は一流といわれた時代(たしか
当時の住友銀行の頭取がTimesの表紙を飾った時期)があって、マレーシアの
マハティール首相(当時)が”Look East”と日本のめざましい成長ぶりが
お手本になる、と呼びかけた時期があって、その後のバブル崩壊。
失われた90年代の低迷時期があって、今、世界における格差の広がりと
この混沌!!

過日、放映されたETV特集「アフリカと世界と日本と」でも、ODAは(アジア53.6%、アフリカ8.8%、中南米7.7%、中東6.9%/2003年)本当に支援を必要と
しているところに届いているだろうか、という意見が出ておりました。
飢餓状況にあるアフリカの地域で、学校に集まった子どもたちは各国からの
NGO食糧支援などにより、一日一食ポリッジ(粉末ロウモロコシを柔らかく煮た
もの)の配給を受けられるけれども、学校に来れない子どもたちは・・・、
そういう現実もあります。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(15):日本の根本  ■名前 : 志孝  ■日付 : 05/12/20(火) 13:18  -------------------------------------------------------------------------
   アフリカなどの悲惨な状況を見ると私も心が痛みます。救援の手
を差し伸べても、それがすみずみにいかない現実もあります。そ
のことを考えるとすみずみまでいきわたるようにする方法を考え
て、いかにその人たちを助ようかと思いますが、はたしてその方
法が現地の人々にとって本当に幸せになれるものなのでしょうか。
支援方法についてはよくわからないのでなんともいえませんが、
恒久的に現地の人を救おうと考えるなら、現地の人たちにこの土
地で豊かに生活できる方法を見せて、後は現地の人の自主性にま
かせ、切羽詰ったときにだけ助ける。もしくは内戦がひどく、た
てなおすにも難しい状況なら強力な国家に間に入るように働きか
けたり、派閥がまとまらないとしたら国境を設けてそれぞれ国と
して独立させ、それぞれの土地に合う方法で豊かになるよう協力
するほうが私はいいと思います。なぜ発展できないのかといえば
そうなるように考えなかったからで、先進国も元をたどればなに
もないところからはじまっており、その中でいかに豊かに暮らす
かを考えた結果、今があると思います。アフリカで人類が生まれ
北に上り寒かったから暖かい服を作った。それの積み重ねです。
なぜ人が争うのかといえば貧しいからで、貧しいから少しでも豊
かならそれを奪う。そして奪ったものが少し豊かになり、いずれ
それも奪われる。それの繰り返しです。衣食足りて礼節を知ると
いいますが、私たちは内戦を見てその兵隊たちを非難します。し
かし、その兵隊や指揮する人から見れば自分たちが豊かになるた
めの戦いで非難される理由などないと考えるかもしれません。協
力して豊かになることだけ考えれば発展するのに。

国にとって一番重視しなければいけないことは国民一人一人が幸
せになることで、国のトップになる人間はそこを踏み違えてはい
けない。もし自分の利益ばかり追求すれば散財によって国力が落
ちるか、自分自身の欲のために他国の利益を奪うようになるだろ
う。そうなれば他国と不和になりやがて自分自身の権力が地に落
ち手にした財産をすべてはなすことになる。トップになる人間は
身をただし、自分をいさめて、義に合う行動をしなければいけな
い。それができてはじめて国の発展に力を注げれるのだから。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(16):日本の根本  ■名前 : 志孝  ■日付 : 05/12/21(水) 16:16  -------------------------------------------------------------------------
   国際貢献は先進国の義務であり、セレブと言われる大金持ちの義務
でもあると思います。余裕があるものは貧しいものを助ける。先覚
者が志を周りに示していく。これは道理ですが、現代にあてはめる
と理屈が少し変わってきます。自分たちが楽しんでから余裕がかな
りあれば貧しいものを助ける。これが現在の道理ですし、かなりの
余裕も人それぞれ幅があります。人によってはかなりな余裕が一生
やってこない人もいるでしょう。人は贅沢がしたいために一生懸命
働きます。資本主義というのは一生懸命働いた人が報われるように
富める者は富、何もしない者は貧しくなるというごくあたりまえな
社会のことをいい、国民全員がそれなりの生活ができ、利益を分配
して均一化させる社会を共産主義といいます。資本主義と共産主義
どちらが現在まで形をとどめているでしょうか。答えは書くまでも
ないでしょう。しかし現在、今は形を崩した共産主義が一国だけ残
っているのです。それはどこか。日本です。

日本は名目上、資本主義にはなっていますが、やってることが共産
主義とあまり変わらないのではないのかと思うことが多々あります。
それは【りそな】に始まり、いろいろな援助を受けている企業です。
もともと資本主義は経営がいきづまれば倒産という形で処理されま
す。そして資産が差し押さえられ経営者はまた無一文からスタート
するのです。それがなぜ今の日本にできなくなってしまったのか。
それは【りそな】に最初に適応されたような感じで経済復興支援法
ができるようになったというのもあると思いますが、日本人自体の
フロンティアスピリットもなくなりつつあるからではないでしょう
か。しかし今日本の若い企業家たちがテレビで紹介される番組がた
くさんあります。なので皆さんは日本人のフロンティアスピリット
がないといえば怒る人もでてくるでしょう。ですがその考え方は、
もしかすると間接的情報による思い込みにすぎないことだというこ
とも考えられます。兵法でいう窮地のときほど恩賞をたくさん与え
るというわけでもないかもしれませんが、こういう情報をたくさん
だしているときは逆のことも考えたほうがいいと思いますし、私の
テレビの見方でいえば、常に逆の立場のことも考える。それによっ
て何を気づかせないようにしているかを考えるようにして見ていま
す。テロの報道はしても、イラクで米兵の実行した作戦内容をいわ
ないようにです。このことはイラクやアメリカにかかわらず、他の
国々についてもです。そのかわり明るいニュースや個人の犯罪、力
のない政治家や企業の悪行はよく報道されますけどね。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(17):日本の根本  ■名前 : 悠々  ■日付 : 05/12/23(金) 21:06  -------------------------------------------------------------------------
   ▼志孝さん:
わたしの周りでボランティアにかかわっているのはごくごく一般の人。
必要としているだれかのために何かが出来たらという思いは、お金では
計れません。だれかのために割く時間は自分を育てくれる時間でもあります。
ボランティア活動で大切なのは、他者とのかかわりを受け止める気持ちの
ゆとりでしょうか。少なくとも、お金が第一義的なものではありません。

昨年、今年と外国人ボランティアの研修に関与いたしました。そのことを
例にとりますと、参加者は特別に時間的にも経済的にもゆとりのあると
いうより、豊かな気持ちの持ち主。来日後に受けた好意に今度は自分も
誰かのためにとか、困っている同国人の支援や地域の一員として何か
できたらと考えている方々(残念ながら、欧米系のみなさんの参加は
ありませんでした)。

福祉の方のボランティア活動をなさっているみなさんも、ご自分の生き方に
向き合う時間ととらえている方が少なくありません。忙しい日常を抱えて
いても、限られた時間の使い方が上手です。時間を作り出すのです!
介護者でありながら、学生であり、市民オーケストラのメンバーであり、
ボランティア教師でもあった方。友人は介護者でありながら、学童保育、
生協活動、それに最近は手話も始めました。

>国際貢献は先進国の義務であり、セレブと言われる大金持ちの義務
>でもあると思います。余裕があるものは貧しいものを助ける。先覚
>者が志を周りに示していく。これは道理ですが、現代にあてはめる
>と理屈が少し変わってきます。自分たちが楽しんでから余裕がかな
>りあれば貧しいものを助ける。これが現在の道理ですし、かなりの
>余裕も人それぞれ幅があります。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(18):日本の根本  ■名前 : エックス  ■日付 : 05/12/23(金) 22:55  -------------------------------------------------------------------------
   ▼悠々さん:はじめまして

うがった見方かもしれませんが、金持ちはケチだという場面に出くわすことが多くあります。
私も偉そうなことは言えませんが、お金に追い回されて生きています。
生活のために心にゆとりがないのです。これも言い訳かな?

ボランティアをされている方を尊敬します。凄いと思っています。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(19):日本の根本  ■名前 : 悠々  ■日付 : 05/12/25(日) 11:51  -------------------------------------------------------------------------
   ▼エックスさん:
>▼悠々さん:はじめまして
こちらこそはじめまして。
晩秋の大通りで、向こう側の黄金のイチョウ並木と大正時代のどっしりとした
ビルを描いているグループに出会いました。「まだ、描きはじめたばかり
なのよ」という方のスケッチブックには、水彩の優しい濃淡で徐々に季節が
描かれつつありました。そのようなみなさんとすれ違う幸せ(気持ちのゆとりが
なくては描く対象物と向き合えません)。

ボランティア活動が日々の生活に繰り込まれております当方の日常に、ある方が
こう指摘されました「ボランティアに時間が割ける状況に感謝しなくっちゃね」。
「実際に携わりたくても、時間的、経済的に無理なのよ」という方も。
さまざまな状況があるなかで、多くの友人・知人と同じように、何も特別なこと
ではなく、単なる自主的な活動としてのボランティアができる幸せがございます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(20):日本の根本  ■名前 : エックス  ■日付 : 05/12/25(日) 17:00  -------------------------------------------------------------------------
   ▼悠々さん:

>ボランティア活動が日々の生活に繰り込まれております当方の日常に、ある方が
>こう指摘されました「ボランティアに時間が割ける状況に感謝しなくっちゃね」。

暗い話題が多い中、掲示板の上とは言え、このように活躍されている方がいらっしゃることは大変喜ばしいことです。
月に何回?いやいや年に何回かな?町内の氏神様の掃除をし、その帰り、ちょっと大回りして空き缶やらゴミを拾って帰ります。
やり終えたときは気持ちがいいものです。
ところが家内に「こんな汚い物を拾ってきて・・・」と叱られます。
空き缶の中には飲みかけのコーヒーやジュース。
数年前は、半分は缶ビールの空き缶でしたから驚きでした。
飲みながら運転してポィですかね?
でも、最近は少なくなりましたから喜んでいます。
やっていて気付くのですが、
「人のため」と言うより、一緒に自身の心のゴミを拾い集めて捨てているようですから、「みそぎ」です。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(21):日本の根本  ■名前 : 志孝  ■日付 : 05/12/26(月) 17:17  -------------------------------------------------------------------------
   多くなりすぎてわからなくなってしまったので、違うスレッドを
たてさせていただきました。もしよければひきつづきお相手して
いただけたらうれしく思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(16):日本の根本  ■名前 : 悠々  ■日付 : 05/12/21(水) 20:06  -------------------------------------------------------------------------
   ▼志孝さん:
手元に届いている報告書ではアフリカに援助物資を送るだけでなく、学校再建、
学校農場への技術指導、灌漑援助など。そのための教育・農業の実情調査を行い、目指すは人づくり援助。自分たち自身の力で貧困を克服できるようになってもらうことが大切とあります。

ペシャワール会の中村医師が医療以外にも取り組んでいる「緑の大地計画」。
アフガニスタンの乾いた大地を農地にかえ、そこで自立できるようにするための
灌漑事業他。その予算規模は従来のODAの予算に比べて十分の一、ひょっとしたらもう一桁少ないかもしれないと話されておりました。それは、現地の人々との共同作業によってなされており、理想的な支援のかたちに思えます。

>支援方法についてはよくわからないのでなんともいえませんが、
>恒久的に現地の人を救おうと考えるなら、現地の人たちにこの土
>地で豊かに生活できる方法を見せて、後は現地の人の自主性にま
>かせ、切羽詰ったときにだけ助ける。もしくは内戦がひどく、た
>てなおすにも難しい状況なら強力な国家に間に入るように働きか
>けたり、派閥がまとまらないとしたら国境を設けてそれぞれ国と
>して独立させ、それぞれの土地に合う方法で豊かになるよう協力
>するほうが私はいいと思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(17):日本の根本  ■名前 : 志孝  ■日付 : 05/12/22(木) 15:14  -------------------------------------------------------------------------
   支援方法は私が書くまでもなく、そういうことが行われている
のでとても安心しました。世界の支援方法は実を結ぶことにな
るでしょう。悠々さんのような人たちがこれらのことにかかわ
ることによって世界平和の礎になると思います。前回にも書き
ましたが貧しいから奪い合うのです。世界の人々が豊かになっ
て地球全体で平和を唱えていけることを心から祈っています。

世の中にはリズムがあり、陰と陽、盛と衰、栄と滅が交互にお
とずれます。人間はそれらのことを事前に知って、良い時には
悪い方向にいかないように注意し、悪い時には良い方向にいく
ように努力します。それは言われなくてもわかるあたりまえな
ことです。そのあたりまえのことを今の日本はできているので
しょうか。政府に限らず社会全体に問いかけたい。確かにそれ
ができている人もいますが、困難を先送りしてしまうその場逃
れの人たちもたくさんいるのではないでしょうか。私は自殺を
する人たちのことを人生から逃げた敗北者だと思っています。
この発言はかなりきついとは思いますが、私がこう書くのもそ
ういう人たちに今一度自分のことを冷静にふり返ってもらって
最善の策を練ってもらいたいからです。死ぬ行為は最善の方法
ではなく、ただのその場逃れです。それにどうせ死ぬのなら私
だったら社会のために一石を投じます。今の社会では生きるこ
ともつらかろうと思います。なぜつらいのかといえば敗北者に
対してやさしさの足りない社会になってきているからです。富
める者は富み、貧しい者は早く死にたいと考える。富める者は
貧しい者を働かなかった結果と考えるかもしれないが、その考
えは間違いであり、そう考える金持ちは三流四流でいつかは富
を失うだろう。確かに働かない貧しいものもいるが、働いても
働いても貧しい人もいる。富める人は後者のおかげで富めるの
であって決して自分ひとりの力ではない。よって、富める人は
後者に対して感謝し余裕がある分を後者に回さなければならな
い。そうすることによって社会が円滑になり新たなシェアも生
まれてくる。余裕がある分を回すということは税金によって行
われるが今その税金の意味が廃れてきています。富める者の税
金は軽くし、貧しい者の税金や自己負担金が上がっています。
国家は富裕層が権力を握り、しかも三流四流の人間なのか知り
ませんが平気で道理を無視します。確かに今の日本は税金を上
げなくてはいけないと思いますが、今の国家が国民のために動
いているとは思えません。私にはまた別の最悪なストーリーが
見えてくるのですが、これが気のせいであることを望みます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(18):日本の根本  ■名前 : 志孝  ■日付 : 05/12/23(金) 14:15  -------------------------------------------------------------------------
   私の書く内容はときには激しいもののように思えます。失言なども
しているでしょう。最初に参加してくれていた人たちも今では入っ
てきません。私の発言がその人たちに合わなかったのでしょう。し
かし、私は私の考えにそれなりの自信があり、志を皆さんに伝えて
いきたいと思います。意見が合わないので参加しなくなったという
のなら、なぜ合わないのか真実をつきとめるまで行動することが当
然ではないでしょうか。名指しはしません。私の今書いている内容
が人を傷つける可能性があることもわかっています。ただ私は日本
人の自虐的精神思想が広がってしまうことを恐れています。他のス
レッドで日本人の悪を真実かどうかも確かめずに吹いてまわられた
ら私が今行っていることが無駄になります。そのためにも参加をし
て理解を深めていくことが重要です。1192年鎌倉幕府が誕生し
ましたが本当に1192年だったんでしょうか。このことは私たち
は学校の教科書で学びましたが、真実か真実ではないのか何を基準
にして決めるのですか。教科書に限らず一般の本であってもそうい
う危険があります。なので私たちはいろいろな考え、物の見方を学
び自己正義に合うように理解しなければいけないのです。いつ鎌倉
幕府が誕生しようがそんなに関係はないのですけどね。
前参加してくれた人たちがまだこのスレッドを見てくれていること
を願っています。将来の日本のために。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(18):日本の根本  ■名前 : 悠々  ■日付 : 05/12/24(土) 8:20  -------------------------------------------------------------------------
   ▼志孝さん:
学歴や肩書きや財力を取り除いた、そのままのお人柄という部分でのお付き合い。
そこに見えるものは、思いやりであったり、優しさであったり、温かさであったり・・、人としての心の大きさ。私はそのようなところで、人とのつながりを
もっております。

経済的に富める国が、富める者が、本当に【豊か】だなんてこともいえません。
ありあまるほどのものを持ちながらも、寂しく辛いことだってあるでしょうし。
あれもこれもブランドで固めたとしても、満たされない何かが残るでしょう。
欲望は限りないものですから。

自明のこととして、人の幸せは経済だけでは決して測れません。
世界の建築物(⇒家)を見てまわった建築家の言葉を思い出します。
「家族が一緒に食卓を囲めない豊かさってなんだろう?」

確かに働かない貧しいものもいるが、働いても
>働いても貧しい人もいる。富める人は後者のおかげで富めるの
>であって決して自分ひとりの力ではない。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(19):日本の根本  ■名前 : 志孝  ■日付 : 05/12/24(土) 15:45  -------------------------------------------------------------------------
   本当に悠々さんの書く文を見ているとやさしさを感じる人柄が
見え、性善説を再確認するように感じます。

私は人々のつながりは、とても大切にしたいと思います。心の
豊かさがあって初めて人としての幸せを感じます。その後につ
いてくることが物質的豊かさであって心を下にしてはいけない。
多額の宝くじがあたった人が必ずしも幸せになれないのは、そ
の前に心ができていなかったからで、多額のお金を持つものは
それにあわせて心も鍛えなくてはいけません。心の鍛え方は奉
仕の心を持つことによって養われると思います。このことは悠
々さんの書く文を見れば読み取れます。いかに相手の立場にな
って物事を考えられるかというのも心の豊かな証拠です。自我
にとらわれることなく和の心をもって自分に与えられた役割を
怠ることなく全うすることが人としての豊かな生き方に感じま
す。私は日本人に日本人らしさを取り戻させること、正しい日
本人としての感覚を思い出していただき、日本を世界に誇れる
国に戻すことが使命だと思っています。たくさんの人に理解し
てもらい、みんなで協力して世界の和を築いていきましょう。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 安倍晋三氏の“あべ”  ■名前 : BadBloke <v_badbloke@yahoo.co.uk>  ■日付 : 05/12/6(火) 18:47  -------------------------------------------------------------------------
   このスレッドで何度か登場していただいた
 安倍晋三氏ですが、ぼくはそのお名前の漢字を
  まちがって書いていたようです。

阿部・安部はともに誤りで、正しくは、
“安倍”です。お詫びして訂正します。

なお、安倍晋三氏のホームページを
 見ると、“あべ晋三”となっています。
  よくまちがわれるのでしょう。

ところで、マラソンのアベベ選手ですが、
 ぼくは子供のころ、そのお名前を、
  アジス・アベベと覚えていたらしいです。

正しくは、アベベ・ビキラで、彼の故郷の名が
 アジス・アベバだったのですね。

アジス・アベバとは、“新しい花”
 という意味だそうです。ということは、
  アベベも“花”と関係があるのだとすれば、

アベベ選手は、“お花ちゃん”
 ということになるのでしょうか?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 3権分立の望ましいあり方  ■名前 : 杉本 知昭  ■日付 : 05/12/1(木) 0:33  -------------------------------------------------------------------------
   なぜ、立法府が国民的批判の弾除けになってしまうのか?

なぜ、司法府が強権的行政の免罪符になってしまうのか?

これを解決する手立てがあるか?

【改善提案の例示】

3権各自が、独自の徴収制度、自主財源基盤を分立する。

【推定効果の例示】

各々の権能の独立性、主体性が確立されると予想できる。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):3権分立の望ましいあり方  ■名前 : 志孝  ■日付 : 05/12/4(日) 23:25  -------------------------------------------------------------------------
   三権それぞれの財源を求めるやり方は、国民負担の増加になってしまうのでないのでしょうか。今の行政の内容はその場を収めるための、事なかれ主義的なものでしかないと思います。問題があれば税金を投入して解決する。ただ前借をするだけ
の解決法しか政府はできないのです。なのにもかかわらず、あらゆる事情に顔を
だし世界にお金をばらまいて世界に認められるよう努力します。その場では皆
いい顔をしますが、その後の対応はどうでしょう。イラクに対しても、かっこつけのためだけに派遣されました。イラク特措法という法を立憲してです。
本来このことは国民投票で決められても良かったのではないでしょうか。
なぜならこのことは一時的とはいえ法律を変えているのです。明らかに憲法9条を
無視しています。そのことについて司法は突っ込むべきだったのではないでしょうか。しかし、なぜそれをしなかったのか。それは行政を司る内閣が強くなりすぎた
からだと思います。内閣が法律を作り、国会で賛同を得、裁判所は見過ごす、
そんな国家なので私は共産主義的資本主義だと思っています。
資本主義は経営が悪化し、どうにもならなくなれば倒産します。
それが基本です。しかし、りそな銀行はじめ公的資金によって救い出されて
います。なぜそんなことをしたのかといえば、一部の人々を救うためだそうです。
ですがそれでは露見してしまうので、その他の人々も助けたということです。
それによって今では数多くの経営再建を求める企業があり、専門の機関が
できました。その機関は私もそれなりにいいとは思いますが、助ける企業の質を
しっかり見極めることと、天下り先のひとつにならなければと思います。

私が思う日本再建案は、政治内容を潔白にし情報のある程度の公開、全部を
公開することは他国につけこまれることがあるのでよしたほうがいいと思いますが
事を起こした後の結果はすべて公開するべきです。次に日本の現状を見つめ
他国に対する支援、国連に対しての献金は今は減らすべきだと思います。
助け合いは必要ですが私には宋襄の仁にしか見えません。次は優良企業による
カイゼンです。そして、いちばん重要なことは政治家の質です。政治はまず自分たちの徳を磨いて国民に忠義を尽くします。ここから全てが始まるのです。国民のための政治であって、政府のための政治ではないのです。それに国は利をもって
利となさず、義をもって利となすといいます。それに気づくことも政治の質に
つながります。
もし国の体質が変わり今の状態が良いものとなったとしても、未来をになうのは
若い世代や、まだ生まれてこない子供たちです。この子達のために教育の改善と
孝、忠、仁、義、礼を学ばせなければ今の状態をまた繰り返します。
自分たちでつくっていかない平和はないのです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 共感を覚えて詠める  ■名前 : 杉本 知昭  ■日付 : 05/12/8(木) 23:28  -------------------------------------------------------------------------
   世の中は


  強き者こそ 正しき哉

  賢き者ぞ 尊き哉

  富める者のみ 幸い哉


         情の心 貴からず哉   

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):共感を覚えて詠める  ■名前 : 志孝  ■日付 : 05/12/9(金) 0:42  -------------------------------------------------------------------------
   人は学を尊び
智を求める
利を求めるのに
道を知ってか

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):日本の根本  ■名前 : しろは  ■日付 : 05/12/27(火) 23:18  -------------------------------------------------------------------------
   志孝さん:はじめまして

貴方に質問があります
貴方が説かれる仁義とはどういう意味なのですか?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):日本の根本  ■名前 : 志孝  ■日付 : 05/12/28(水) 15:14  -------------------------------------------------------------------------
   はじめまして、しろはさん。よろしくお願いします。

私が信じる仁義の意味とは、孔子や孟子という中国思想や
日本の武士の考え方の根本にあるものと照らし合わせて考
えています。

仁は慈しみの心で情ともとれるでしょう。
義とは物事の正しい道理や順序、決まりといえるでしょう。

よって仁義は人に対して思いやれる心を持ち、物事の正しい
道理や秩序を乱すことなく自分に対して決して緩まないよう
に行うことだと思います。

考え方は人それぞれなので自分自身で感じている道理を絶対
と思わず、相手の意見も聞いてその上で是非を見極める智が
必要になっていきます。

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