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 ▼拡がる格差  キタキツネ 06/2/7(火) 14:58

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 ■題名 : 拡がる格差
 ■名前 : キタキツネ
 ■日付 : 06/2/7(火) 14:58
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    「言われているほど格差は無い」「格差が出るのは悪くない」――小泉純一郎首相の国会答弁で火がついた格差論争だが、今日の北海道新聞朝刊の記事によると、暮らしのデータから見て北海道を見てみると全国平均より大幅に悪い事が明らかになった。
 
 二人以上の世帯収入を合計した「勤労者世帯実収入」は総務省の家計調査によると、道内の月額は2000年の52万9千円から、05年は43万9千円へと落ち込んだ。全国平均は52万2千円で、沖縄を除く地方別では最も低い。

 北海道の低い収入は、公共事業削減の影響が大きい。道開発予算は01年4月の小泉政権発足以降、減り幅が大きく01年度は9千5百60億円から06年度は、28%減の6千8百99億円にまで落ち込んでいる。

 公共事業から脱却できない道内経済の影響もあるが、低い収入について「正社員を賃金の安いパートや派遣社員に切り替えた影響も大きい」とする声もある。

 雇用状況は改善されたのかと目を移すと、昨年12月の有効求人倍率は全国で1.00倍となり、13年3ヶ月ぶりに1倍を回復したが、道内は0.63倍と大幅な格差があることが分かった。

 求人や収入に密接に絡む生活保護に目をやると04年度の保護率は、22.8パーミナルと全国平均の11.1パーミナルを大きく上回る。「保護世帯は子供の教育にお金を回せない傾向があり、進学率にも影響する。社会的格差は今後も拡大する恐れがある」と専門家も指摘している。

 「国が格差を是正せず、不平等な状態を野放しにすると、治安は悪化し社会不安など次世代に付けを回す事になる」と警告をしている専門かもいる。

 小泉首相の認識とは裏腹に、地域格差は拡大している現実に唖然とするばかりだ。競争主義による「勝ち組」「負け組み」の二極分化がはっきり見えてきた中、北海道は構造改革の「陰の部分」を負うことになるのか。

 これだもの鈴木宗男が支持されるわけだ。背に腹は返られないものなぁと妙に納得した。

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