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 ▼喜べないノーベア族  ごまめの翁 06/3/16(木) 12:05
   ┣Re(1):喜べないノーベア族  ごまめの翁 06/3/17(金) 11:35
   ┃  ┗Re(2):喜べないノーベア族  キタキツネ 06/3/17(金) 15:49
   ┣Re(1):喜べないノーベア族  昭和 人 06/3/17(金) 16:11
   ┗ご返信  ごまめの翁 06/3/18(土) 9:48
      ┗Re(1):ご返信、お詫び  とうろう 06/3/18(土) 10:16

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 ■題名 : 喜べないノーベア族
 ■名前 : ごまめの翁
 ■日付 : 06/3/16(木) 12:05
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    トヨタがベアを満額解答した。その他優良家電もベアは確実の様だ

 政府は物価の上昇が景気回復の目安にしているようだ。今回のベースアップは労働者には福音と聞こえる。

 しかし、考えてみよう日本では貧富の格差が広がっている。それが働く労働者にも勝ち組負け組が顕著に成って、労働貴族と窓際族の境がハッキリして来た感じだ。

 私は製造業の職種に属し、半世紀近く仕事をしていたのだが半世紀仕事をしている間に5〜6回しか値上げが出来なかった最悪の業種の経験から感じるのは、労組の賃上げの後には物価の上昇現象が顕著にあらわれることで、賃上げのできない零細業者には諸に堪えてくる。

 もし今回の賃上げで物価上昇が現れれば、政府は景気が回復したと言うだろう。しかし物価上昇による影響をもろに受けるのは、賃上げに関係のない零細業者と、年金受給の少ない国民年金自給者の老人たちと言うことは間違いない。

 最近スーパーの安売りで、老人が多いのが目立ってきた事は。資産を持っていない老人たちが多くなった証拠ではないだろうか。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):喜べないノーベア族  ■名前 : ごまめの翁  ■日付 : 06/3/17(金) 11:35  -------------------------------------------------------------------------
    等々皆さんのご意見が聞けないままに下まで落ちてしまった。
 やはり老人等のメンバーは何不自由のない生活をされている方達ばかりなのですね。
 めでたしめでたし。

 私はベアを反対しているのではない。
 ベアによって生産コストが上がり、そのために賃金の安い中国に拠点を移し、日本では失業者が溢れている。

 失業者の多いのは他に要因が有るのかも分からないが、多くの日本の企業の製品の製造国がMADE IN Chinaが物語っている。

 昔は大手企業の賃上げによって小規模企業労働者も恩恵にこうむっていた処もあるのだが、現在の中小企業にはそれだけの余力があるのだろうか。

 宇宙でも限りは有る様だが、景気や賃金其ればかりでなく資源も∞なのだろうか。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):喜べないノーベア族  ■名前 : キタキツネ  ■日付 : 06/3/17(金) 15:49  -------------------------------------------------------------------------
    景気が回復し、大企業は軒並みベースアップだという。 明るい話題に水をさすつもりはないが、私にはとうていそのようには見えない、まるで他所の国の話のように聞こえる。今の日本の現状は、勝ち組をより圧勝させ、負け組みを完膚なきまで叩きのめすという図式に見える。かくして格差は広がる一方で、その格差が固定化し、「超えられない壁」になってきているのではないか。

 人間には、そもそも本能的に向上心があると私は思っている。自分が何とかできるという心の余裕さえあれば頑張る事ができる。私たちの若い頃は、学校でも社会に出てからも、たとえ競争に後れをとったときには、努力すれば挽回は不可能でなかった。またさらに、それよりもっと上へ行こうという発想でやれた時代があった。

 しかし、現在ではどうだろうか? この冬は豪雪で、雪国などでは130人以上が亡くなった。大半が田舎のお年寄りで弱者を直撃したのだ。こんな理不尽なことってあるだろうか。まるでアメリカのハリケーン被害に見舞われたニューオーリンズをみる思いがした。行政がもっと細かな対策を講じていればこれほどの被害は起きなかったのでないだろうか。

 小泉政権は「構造改革・小さな政府」と金科玉条のごとく、その名の元に、地方を切り捨ててきた。「自己責任」の時代だというけれど、それは勝つ可能性と負けるリスクとが両方あってはじめて成り立つもののはずだ。しかし、雪国の地方のお年寄りには、家の除雪を手伝ってもらえる人手もなく、介護も医者も十分でない。それを放っておきながら、真面目に一生懸命に働いて社会に貢献してきたのに、「構造改革・小さな政府」の名の元に「弱者」に追いやられている。

 格差の固定化は、あきらめに繋がってしまう。安全で安心して暮らせる活力のある社会など出来るはずはない。勝ち組がもてはやされる一方では、人間は愚かなもので、自分より弱いものを攻撃しようとするところがある。強いものに向っていかないで、自分より弱いものから搾り取ろうとする。オレオレ詐欺やりフォーム詐欺に引っかかるのはみんなお年寄りだ。こうした事件を聞くと、むなしさと精神的な閉塞感だけが残るばかりだ。

 人間は何かをするときに、差が生まれるのはある程度仕方がないことだ。努力したらしただけ報われるのはむしろ当然のことで、負けたほうも受け入れやすいし、妬む事も無い。入学試験では、努力した人が合格し、しない人が不合格になる。 スポーツにしてもそうだ。才能のある人がより努力して成功しても妬む人はいないし、こんなことに対しては誰も文句を言わないだろう。

 問題は、今、住む場所や経済状況により、同じスタートラインに立つ機会が奪われていることだ。「オギャ」と生れ落ちたときから、田舎の貧困家庭に生まれたら、そのループから抜け出すのはほとんど不可能だ。昔は貧困家庭に生まれても、学業が優秀であれば、大学まで出してくれる篤志家がいたが、今はそんな物好きな人もいない。やはり、貧乏であっても能力があったら伸ばして上げられる社会でなければおかしい。

 かつて日本が元気だった頃、普通の学校をまじめに卒業して就職し、たとえ小さくとも幸せと思える社会が存在した。金持ちではなくとも「給料日には家族みんなで、ごちそうを食べるのが楽しみ」と思えるささやかな幸せがあった。今の社会には悲しいかなそういう社会は存在しない。

 私たちは生きる上での価値観というものを、考え直さなければいけない。「勝ち」でも「負け」でもなく、サッカーのように「引き分け」でも勝ち点1を与える、そういう人を認める社会こそが必要でないのだろうか。 そんなに金持ちでなくても「そこそこ幸せ」をより多くの人が感じる社会を私は望んでいる。
 これは我がままというものであろうか。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):喜べないノーベア族  ■名前 : 昭和 人  ■日付 : 06/3/17(金) 16:11  -------------------------------------------------------------------------
   昨日の帰りがけの夕方。
明日のスト対策で泊まりですと、ある大会社の後輩が言っていた。

また今朝は、千葉動労がストに入った情報が、JRの電車の中で聞いた。

懐かしい。
まだ、未だ 労組は健在で残っているなあと感じた。

私らの時代は、スト権を使って、経営者、政府(官公労)と戦った。
それが、最近、いつの間にか、消えたようだった。

郵政民営化問題のとき、スト権を行使できるようになることがメリットの一つにあげたことがあった。

弱い者らの生活防衛は、勇気をもった合法行動が必要であると思う。

売り上げ、利益のことを考えるのは、経営者だけでよのでは?
自分の生活の利益を遠慮なく主張してよい。

結果的には、この方が、世の中 よくなると思う。
「会社の利益をあげれば、給料は高くなる」は、格差拡大、弱いものいじめになってしまう。

この頃、気がついてきた。

労働者 諸君 頑張れよ(寅さん)ー感想

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : ご返信  ■名前 : ごまめの翁  ■日付 : 06/3/18(土) 9:48  -------------------------------------------------------------------------
    論客のキタキツネさんと昭和人に論評を頂き有り難うございます。

 昨晩は、とうろうさんが書き込まれていて、返書を、と書れていましたので返書を書いて今朝、貼付けようと思いましたが、今見ると削除されていました。折角書いていましたので貼付けることにいたします。

 私は貧富の差はあって良いと思っています。ただ限度は必要ではないでしょうか。

 人間は多くの人々、見知らぬ人々が知らずしらずに助け合いながら生きているのだと思っています。

 国家が形成されると政治は不可欠なものになります。と言う事は政治家が必要になります。よく下らない政治家が、「政治家が居るから国民は安心してくらせるのだ」それに評論家で「頭を使って金を儲けろ」と言う輩もいます。

 私は此の様な人種は鼻持ちならないと腹立たしく思います。何故なら彼らはお金があれば何でも手に入ると思っていますが、彼等はお金を出して田畠を買う事は出来ますが、自分ではお米を作ることはできません。漁船は買えても魚は捕れません。土地は金があれば買えます。しかし、漁船一艘を作るのには多くの職種人々の働きが有ってこそ作れるのです。

 私は現代の社会の頂点に立つ人々は、社会が近代化する程、人間は多くの職種、多くの人々が助け合って生きていると云うのを忘れていると思います。

>>此処にとうろうさんの書き込みを入れていましたが、掲載を削除します。

 今日本は、投資家により金の亡者が多くなり、毎朝の新聞でも脱税や不正が載っていない日はありません。これら、発覚しなかったら何でも有りの人種が増えたのが現在の日本社会の様な気がいたします。

 何故だか日本は体に汗をして働く人間を馬鹿にしていると思いませんか。不思議な国家で不思議な民族の国が日本だと言えませんか。ニートが増えたのも体を使って働く人間をバカにしている副産物だと感じています。

 最後に私は歯科の技工士でした。毎日15〜16時間働らいてやっと世間並みの生活ができていました。経費を引くと1時間の自給が1000〜1300位です。それでも仕事のある者は幸福かも知れません。しかし私たち業界の平均死亡年齢は60歳代で(20年前は50歳代)早死にの業種なのです。
 ですから、私のように70半ば過ぎまで生きていると云う事は、我が業界では運が良くて最高の幸せ者なのでしょう。
 
 ですから私の発想はどうしても零細業種の立場からものを言う癖が付いているかもしれません。
 失礼しました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):ご返信、お詫び  ■名前 : とうろう  ■日付 : 06/3/18(土) 10:16  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ごまめの翁さん:おはよう御座います。

失礼致しました。

弊前投稿、あるいは誤解されるかと思いもう少し先の弊言の背景をご説明あるいは補足してと思い、今朝早くに一旦削除したものです。

また貴スレッドの趣旨にはあるいはそぐわなかったか、という思いもありました。

私は、現今の資本主義、そしてお金万能思考を、決して「是」としているわけではないのです。

むしろ逆なのです。

そこで、労働の報酬と言う観点から、少し世の常識と言うものを考え直していただきたいと言う意味から書いたのです。

なぜ、高級公務員の報酬が高くて、

ある意味、人の命を預かるあるいは預ける電車の運転士の報酬が少ない割りに、事故を起こせばその責任を「誇大?」に責められなければならないのか?

と言う観点から、労働の価値、責務とその報酬が対応しているのか?

と言う疑問を呈したつもりでした。

少し舌足らずであるいは誤解されたか、と言う気がします。

なお、私はごまめの翁さんの言われる通りと思いますし、私もその立場から疑問を呈したつもりでしたが。

弊レスを御読みいただいて有難う御座いました。そして、失礼しました。

何れ装いを変えて、弊前投稿を再投稿させていただきます。では。

> 論客のキタキツネさんと昭和人に論評を頂き有り難うございます。
>
> 昨晩は、とうろうさんが書き込まれていて、返書を、と書れていましたので返書を書いて今朝、貼付けようと思いましたが、今見ると削除されていました。折角書いていましたので貼付けることにいたします。
>
> 私は貧富の差はあって良いと思っています。ただ限度は必要ではないでしょうか。
>
> 人間は多くの人々、見知らぬ人々が知らずしらずに助け合いながら生きているのだと思っています。
>
> 国家が形成されると政治は不可欠なものになります。と言う事は政治家が必要になります。よく下らない政治家が、「政治家が居るから国民は安心してくらせるのだ」それに評論家で「頭を使って金を儲けろ」と言う輩もいます。
>
> 私は此の様な人種は鼻持ちならないと腹立たしく思います。何故なら彼らはお金があれば何でも手に入ると思っていますが、彼等はお金を出して田畠を買う事は出来ますが、自分ではお米を作ることはできません。漁船は買えても魚は捕れません。土地は金があれば買えます。しかし、漁船一艘を作るのには多くの職種人々の働きが有ってこそ作れるのです。
>
> 私は現代の社会の頂点に立つ人々は、社会が近代化する程、人間は多くの職種、多くの人々が助け合って生きていると云うのを忘れていると思います。
>
>>>此処にとうろうさんの書き込みを入れていましたが、掲載を削除します。
>
> 今日本は、投資家により金の亡者が多くなり、毎朝の新聞でも脱税や不正が載っていない日はありません。これら、発覚しなかったら何でも有りの人種が増えたのが現在の日本社会の様な気がいたします。
>
> 何故だか日本は体に汗をして働く人間を馬鹿にしていると思いませんか。不思議な国家で不思議な民族の国が日本だと言えませんか。ニートが増えたのも体を使って働く人間をバカにしている副産物だと感じています。
>
> 最後に私は歯科の技工士でした。毎日15〜16時間働らいてやっと世間並みの生活ができていました。経費を引くと1時間の自給が1000〜1300位です。それでも仕事のある者は幸福かも知れません。しかし私たち業界の平均死亡年齢は60歳代で(20年前は50歳代)早死にの業種なのです。
> ですから、私のように70半ば過ぎまで生きていると云う事は、我が業界では運が良くて最高の幸せ者なのでしょう。
> 
> ですから私の発想はどうしても零細業種の立場からものを言う癖が付いているかもしれません。
> 失礼しました。

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