Page 164 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼蝶の舌 ダミアン 05/5/22(日) 17:46 ┗警告>ダミアンさん 管理スタッフ 05/5/25(水) 9:34 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 蝶の舌 ■名前 : ダミアン ■日付 : 05/5/22(日) 17:46 -------------------------------------------------------------------------
深夜にTVでやっているのを見たのだけれど、なかなか印象的な映画だった。やっぱり、最後のシーンが心に残る。 さて、ラストシーンについて他の人はどのような感想を持つのかと思って、ネットで検索してみると、自分とは異なる感じ方をする人が意外と多いようだ。 「子供だからしょうがない」「罵声を浴びせた方も浴びせられた方も、どちらも戦時体制の犠牲者」「きっと大人になったあの子の心には、後悔の念が残るだろう」「最後の2つの言葉に感動した」「あの子のような勇気や知恵を我々はもてるだろうか」・・・・等々。 「アテオ! (不信心者) アカ! 犯罪者!」「アテオ! アカ!」「ティロノリンコ! 蝶の舌!」 最後の言葉が印象的なのはその通りなのだけれど、それは勇気や知恵だろうか?警察には分からない2人だけに通じる言葉でお別れをしたというのはもっともらしいけれど、どうもそれも「大人の視点」での解釈のような気がする。 「アテオ」のいう言葉の意味を理解して上で叫んだのかどうかだって疑問。まあ、所詮、本当のことは知る由もない。自分にとっては、「あの時、「テイロノリンコ」の体験は出来たけど、蝶の舌を顕微鏡で見せてくれる約束はまだだよ。それなのにどこかにいっちゃうの?どうして?」という感じの解釈が心地良い。 一方、いわゆる「平和を愛する人」は、こういう映画も「戦争もしくは戦時体制の悲惨さ」を語るものとしてのレッテルを貼ってくれてしまう。「ダンス・ウィス・ウルブス」はアメリカ人の野蛮さを描いたもので、「地獄の黙示禄」は戦争の狂気を描いたもので、「アンジェラの灰」はどんな状況の中でも希望を持つことの貴さを教えてくれるもので、「ソフィーの選択」はホロコーストの悲惨さと不条理を伝えてくれるもので・・・。てな具合にレッテルを貼っていって出来上がる「平和な世界」というのは、きっととんでもない暗黒の世界なんだろうなあ。 |
▼ダミアンさん(51991): Ray@スタッフです。 この書き込みは、 >いわゆる「平和を愛する人」は、こういう映画も「戦争もしくは戦時体制の悲惨さ」を語るものとしてのレッテルを貼ってくれてしまう。(中略)てな具合にレッテルを貼っていって出来上がる「平和な世界」というのは、きっととんでもない暗黒の世界なんだろうなあ。 との表現が掲示板のルール(投稿内容、転載、引用その他/ 字種、文字数の制限)のうち 1. 伏せ字、隠語の使用および掲示板を混乱させる恐れのある投稿は禁止 2. 差別、誹謗中傷、侮蔑、罵倒、脅迫または他者を傷つける恐れのある表現は禁止 の「掲示板を混乱させる恐れのある投稿」「差別、誹謗中傷」 に抵触する可能性の高いものですので警告いたします。 同様の書き込みが繰り返される場合には 掲示板のルールを遵守する意志のないものとして 削除・書き込み制限措置の対象と見なします。 なお、この件に関するご意見は、私の書き込みへの 返信としてではなく、スタッフ連絡板にお書きください (総合掲示板に書かれたご意見には原則としてレスいたしません)。 よろしくお願いいたします。 |