Page 180 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼竹中さんが言う経済回復局面とは しまったk2 05/5/18(水) 21:14 ┣Re(1):竹中さんが言う経済回復局面とは rerere 05/5/18(水) 23:47 ┗Re(1):竹中さんが言う経済回復局面とは Gokai 05/5/19(木) 13:15 ┣Re(2):竹中さんが言う経済回復局面とは 昭和人 05/5/19(木) 19:53 ┣Re(2):竹中さんが言う経済回復局面とは 呆 05/5/19(木) 20:07 ┣竹中さんが言う経済回復局面とは、やはり? しまったk2 05/5/19(木) 21:14 ┣Re(2):竹中さんが言う経済回復局面とは rerere 05/5/20(金) 0:04 ┃ ┗Re(3):ネバーギブアップ Gokai 05/5/20(金) 21:50 ┃ ┣Re(4):ネバーギブアップ しまったk2 05/5/20(金) 23:11 ┃ ┗Re(4):ネバーギブアップ rerere 05/5/21(土) 0:26 ┃ ┗Re(5):ネバーギブアップ 昭和人 05/5/21(土) 22:19 ┃ ┣Re(6):ネバーギブアップ Gokai 05/5/21(土) 23:30 ┃ ┃ ┣Re(7):ネバーギブアップ とうろう 05/5/22(日) 0:44 ┃ ┃ ┃ ┗Re(8):ネバーギブアップ Gokai 05/5/22(日) 12:39 ┃ ┃ ┗Re(7):ネバーギブアップ 昭和人 05/5/22(日) 9:32 ┃ ┗Re(6):ネバーギブアップ rerere 05/5/22(日) 0:31 ┃ ┗Re(7):ネバーギブアップ 昭和人 05/5/22(日) 9:37 ┗Re(2):竹中さんが言う経済回復局面とは questiontime 05/5/21(土) 5:14 ┗Re(3):竹中さんが言う経済回復局面とは Gokai 05/5/21(土) 20:45 ┣Re(4):竹中さんが言う経済回復局面とは しまったk2 05/5/22(日) 0:44 ┃ ┗Re(5):もう一つの常識 Gokai 05/5/22(日) 17:10 ┃ ┣お金の信用 rerere 05/5/22(日) 20:43 ┃ ┃ ┗Re(1):お金の信用 Gokai 05/5/22(日) 22:43 ┃ ┗Re(6):信用創造機能とは しまったk2 05/5/23(月) 21:34 ┃ ┣Re(7):信用創造機能とは Gokai 05/5/23(月) 23:54 ┃ ┗Re(7):信用創造機能とは・2 Gokai 05/5/24(火) 7:37 ┗あなたに反対する者は「洗脳」されているの? questiontime 05/5/22(日) 5:52 ┗日銀券も負債 Gokai 05/5/22(日) 12:57 ┗Re(1):日銀券も負債 sakura 05/5/23(月) 21:55 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 竹中さんが言う経済回復局面とは ■名前 : しまったk2 ■日付 : 05/5/18(水) 21:14 -------------------------------------------------------------------------
内閣府の発表した、1〜3月期のGDP(国内総生産)の数値に、竹中経財大臣が、「景気回復局面にあることを裏付けた」と、例により競馬予想のような、ファージーな発言をしていた。 物価変動を加味した実質で1.9%、単純比較の名目で0.6%GDPが増加したことを捕らまえた発言だ。 これまでも、竹中さんは、「景気は、おどり場にある」などと、景気浮揚のイメージだけのファージー発言をしてきたが、実質的な景気は一向に回復しないまま推移している。 しかし、ちょっと経済外野の素人が考えただけでも、景気が良くなっているわけ無いと実感的に思える。 そもそも、経済指標となっている、GDPとは、 GDP=個人消費+民間投資+政府支出+輸出+商品在庫 である。 この中でも、個人消費が60%ほどを占めているが、設備投資、公共事業、輸出が減少している現状で、個人消費が伸びるファクターが無ければ、GDPが伸びるわけが無い。 いま、企業は経営改善の最大の施策として、リストラ、賃金抑制、非正規雇用等の労務対策に心血を注いで収支改善を行って、その結果を出している。 その結果、個人消費に直接リンクする雇用者総報酬が、ここ数年どんどん減少し、前期比でも0.6%の減少である。さらには高齢者の年金減、増税である。 ここから豊かさに結びつくGDP増が出てくるわけが無い。 今回の数値の意味は、設備投資、個人消費における前年度の国際情勢、災害などによる必然的なリバウンドと、石油の暴騰による販売額増が、主なファクターだろう。 実際、私のところでも豊な生活をしたわけではないが、この冬の灯油とガソリンの支出が10%増加した。 このような内容を、「回復局面」などと臆面もなく、発表する経済学博士が、一国の経済をリードしていることが不思議である。竹中さんの虎の巻は、毎年、アメリカから送られてくる公式オーダーである。 経済素人でも、解るようなウソを、作為か、真剣かは定かでないが、平気で発表して高額の報酬を得ることが日本では許されている。もし、真面目に、学問的に日本経済に自分の理論を実践しているとしたら、これはハカセでなく天才バカセであろう。 日本経済の景気を回復させる特効薬は、竹中さんに辞任してもらうことだろう。 |
▼しまったk2さん:こんばんは >内閣府の発表した、1〜3月期のGDP(国内総生産)の数値に、竹中経財大臣が、「景気回復局面にあることを裏付けた」と、例により競馬予想のような、ファージーな発言をしていた。 > >物価変動を加味した実質で1.9%、単純比較の名目で0.6%GDPが増加したことを捕らまえた発言だ。 > >これまでも、竹中さんは、「景気は、おどり場にある」などと、景気浮揚のイメージだけのファージー発言をしてきたが、実質的な景気は一向に回復しないまま推移している。 > >しかし、ちょっと経済外野の素人が考えただけでも、景気が良くなっているわけ無いと実感的に思える。 > >そもそも、経済指標となっている、GDPとは、 >GDP=個人消費+民間投資+政府支出+輸出+商品在庫 >である。 > >この中でも、個人消費が60%ほどを占めているが、設備投資、公共事業、輸出が減少している現状で、個人消費が伸びるファクターが無ければ、GDPが伸びるわけが無い。 > >いま、企業は経営改善の最大の施策として、リストラ、賃金抑制、非正規雇用等の労務対策に心血を注いで収支改善を行って、その結果を出している。 > >その結果、個人消費に直接リンクする雇用者総報酬が、ここ数年どんどん減少し、前期比でも0.6%の減少である。さらには高齢者の年金減、増税である。 >ここから豊かさに結びつくGDP増が出てくるわけが無い。 > >今回の数値の意味は、設備投資、個人消費における前年度の国際情勢、災害などによる必然的なリバウンドと、石油の暴騰による販売額増が、主なファクターだろう。 > >実際、私のところでも豊な生活をしたわけではないが、この冬の灯油とガソリンの支出が10%増加した。 > おそらくこの原油価格の高騰が実質的な消費の増加となったのでしょう。仕方なく増えた出費です。ところがマスコミはこの要因については触れず、ニュースでは大型電気店などの映像を背景に流すものだから見ているほうは消費が上向いて景気が良くなってきたのかと錯覚してしまう。 もうひとつは個人消費統計の統計の取り方でしょう。日本人の消費は、GDP(約500兆円)の60%を占めるとして約300兆円という莫大な数字ですが、この統計資料のサンプルは、なんとたった世帯数 8,000世帯 、単身者 700人で調査しているらしいのです。しかも総務省や財務省の公務員がその大半を占めているそうです。 このサンプルならここ数年国民から大分巻き上げた分、彼らの懐が潤い、消費が伸びることも考えられますが。 >このような内容を、「回復局面」などと臆面もなく、発表する経済学博士が、一国の経済をリードしていることが不思議である。竹中さんの虎の巻は、毎年、アメリカから送られてくる公式オーダーである。 > >経済素人でも、解るようなウソを、作為か、真剣かは定かでないが、平気で発表して高額の報酬を得ることが日本では許されている。もし、真面目に、学問的に日本経済に自分の理論を実践しているとしたら、これはハカセでなく天才バカセであろう。 > >日本経済の景気を回復させる特効薬は、竹中さんに辞任してもらうことだろう。 その通りですね。彼の好きな言葉にコーポレートガバナンスというのがありますが、これが合理的に働くためには有権者が国の経営者が何をやっているのか理解するしかないのです。馬鹿な政治家を選ぶのも、御用学者、御用メディアを放置するのも、有権者である国民です。 |
▼しまったk2さん: rerereさん、こんにちは。 竹中発言は、 小泉構造改革、財政健全化策を正当化する発言だと思う。 このようなあからさまなヨイショ発言でも人々はコロリと騙され、 構造改革、財政再建=日本売りを支持してしまいます。 現代経済学など怪しいものにも拘らずにです。 http://yamazakikoutarou.gooside.com/eco.html >これまでも、竹中さんは、「景気は、おどり場にある」などと、景気浮揚のイメージだけのファージー発言をしてきたが、実質的な景気は一向に回復しないまま推移している。 >そもそも、経済指標となっている、GDPとは、 >GDP=個人消費+民間投資+政府支出+輸出+商品在庫 >である。 >このような内容を、「回復局面」などと臆面もなく、発表する経済学博士が、一国の経済をリードしていることが不思議である。竹中さんの虎の巻は、毎年、アメリカから送られてくる公式オーダーである。 > >経済素人でも、解るようなウソを、作為か、真剣かは定かでないが、平気で発表して高額の報酬を得ることが日本では許されている。もし、真面目に、学問的に日本経済に自分の理論を実践しているとしたら、これはハカセでなく天才バカセであろう。 > >日本経済の景気を回復させる特効薬は、竹中さんに辞任してもらうことだろう。 |
▼Gokaiさん: >▼しまったk2さん: > rerereさん、こんにちは。 > >竹中発言は、 >小泉構造改革、財政健全化策を正当化する発言だと思う。 >このようなあからさまなヨイショ発言でも人々はコロリと騙され、 >構造改革、財政再建=日本売りを支持してしまいます。 > >現代経済学など怪しいものにも拘らずにです。 >http://yamazakikoutarou.gooside.com/eco.html > 「山崎行太郎の「反・経済学入門」」を面白く読みました。 私が若い頃(60年代)なら当然の論理と考えていたと思う。 しかし今は効率化、技術開発、無駄の排除は正義(いや目標か)と思うのです。 現役ビジネスマン、特に会社経営再建などに苦労している人達は 「合成の誤謬」になるのは当然です。 日本でマクロ経済を考えるのは官僚だけでしょう。 政治家も金と票が先でミクロしかみていないと思います。 明治の高橋是清や昭和では石橋湛山のようなマクロを考える政治家は出てこないでしょうかね。 「エコノミストは信用できるか」(私も読みました)への評論(批判)は納得でした。 GOKAIさん今後もぜひ このような説をこの掲示板へ書いてください。 楽しみにしています。 |
Gokai さん はるか昔に勉強したケインズ経済学はマル経と共に最早失われたのかと 思っていました。そんなことなかったんですね。 現在の経済学のほうが誤りだったようですね。非常に勉強に なりました。 |
▼Gokaiさん:こんばんわ > >現代経済学など怪しいものにも拘らずにです。 >http://yamazakikoutarou.gooside.com/eco.html > 山崎コメントのご紹介感謝します。 ご紹介の説はマクロ経済批評としては、最近では一方の定説になっているようです。このようなサプライサイドの経済理論・施策への反論は、2年ほど前から、慶大の金子さんほかが行ってきていますが、竹中さんは聞く耳持たずのようです。 竹中さんは、安保条約に関連したアメリカ政府から送られてくる、公式オーダーを基に日本経済を操っているようです。郵政民営化を始め、金融政策のほとんどや、食料輸入政策など、すべてがアメリカ政府の要望を含んだ形になっているようです。 このアメリカの注文のベースは、レーガノミックスといわれるレーガンからクリントンまでのすでに過去のものとなった経済政策の焼き直しのようです。 こんな事実を知るにつけ、竹中さんはアメリカへの売国政策をやっているとしか見えません。 |
▼Gokaiさん:こんばんは > >竹中発言は、 >小泉構造改革、財政健全化策を正当化する発言だと思う。 >このようなあからさまなヨイショ発言でも人々はコロリと騙され、 >構造改革、財政再建=日本売りを支持してしまいます。 > >現代経済学など怪しいものにも拘らずにです。 >http://yamazakikoutarou.gooside.com/eco.html > アメリカからの年次改革要望書に従い忠実に構造改革を進める日本は反ケインズ政策で内需が落ち込んでいる。ところが肝心の米国はアメリカ型公共事業である戦争を財政赤字をどんどん増やして大規模なケインズ政策で内需が潤い、株価も高い。日本の株価はは低いまま。これで何故株式交換を早くできるようにしたいのかは容易に想像できそうなものです。 正に構造改革=日本売り ですね。 |
▼rerereさん、しまったk2さん、昭和人さん、呆さん:こんにちは >アメリカからの年次改革要望書に従い忠実に構造改革を進める日本は反ケインズ政策で内需が落ち込んでいる。 高齢化社会を迎えて日本はその方面での公共事業なら、環境破壊の土木をやらなくても、山ほど価値のあるものがありまして、それを行えば景気回復も自由自在だし、 それを国債発行で購えば、民間の大幅に傷んだバランスシートも徐々に修復され、それによって人々が余裕ある資産を保持できれば、継続的に消費も増え、失われつつある、高技術の日本の地場産業にも明るさが見え始めると思う。 そもそも時代の変遷とともに、不必要となった産業からの、新産業への業態転換は、景気低迷状態では成功は覚束ないはず。世間の人々が資産に余裕があり、消費に高付加価値の物品を求める体制ができていなくては、洗練された日本の地場産業の生きる道は、外国産の低価格品によって、その発展の道やその技術を利用した業態転換への可能性が閉ざされてしまう。 この15年間の政策は戦後せっかく発展した日本の技術力をどぶに捨てるか、外資に売り渡すかのものであった。 経済一流、政治は三流といわれてきたが、 政治が三流だったために、経済まで三流になろうとしているかもしれないと誰かが言っていた。 納得の言葉のように思います。 >ところが肝心の米国はアメリカ型公共事業である戦争を財政赤字をどんどん増やして大規模なケインズ政策で内需が潤い、株価も高い。日本の株価はは低いまま。これで何故株式交換を早くできるようにしたいのかは容易に想像できそうなものです。 正に構造改革=日本売り ですね。 アメリカは土地高、株高で資産に余裕があり、民間の手持ち資金はだぶだぶの金余り、且つ、基軸通貨特権を生かしてドル高を継続し、それでも日本の超優良資産をバカ安で買えるのだが、それに加えて、日本の方でも、安く買ってもらおうとデフレ不況の継続である。 小泉が言ったそうである。「外国資本の日本投資を倍増しよう!!!」・・とね。 でも多くの人々はこの言葉を聴いても、洗脳が完璧なのか?・・無反応なのです。 日本の上場企業の株式の20%弱が外国資本の手に渡ったそうな。 rerereさんが言われるように、もう遅いのかもしれませんが、 ネバーギブアップなら、何か抜け道もあるかもしれません。 それにつけてもrerereさん、いらっしゃると大変助かります。 お帰りなさいといっても良いのでしょうか? |
▼Gokaiさん: >アメリカは土地高、株高で資産に余裕があり、民間の手持ち資金はだぶだぶの金余り、且つ、基軸通貨特権を生かしてドル高を継続し、それでも日本の超優良資産をバカ安で買えるのだが、それに加えて、日本の方でも、安く買ってもらおうとデフレ不況の継続である。 >小泉が言ったそうである。「外国資本の日本投資を倍増しよう!!!」・・とね。 > >でも多くの人々はこの言葉を聴いても、洗脳が完璧なのか?・・無反応なのです。 >日本の上場企業の株式の20%弱が外国資本の手に渡ったそうな。 >rerereさんが言われるように、もう遅いのかもしれませんが、 >ネバーギブアップなら、何か抜け道もあるかもしれません。 > 基軸通貨特権というのは、なんとも腹立たしい。 双子の赤字を抱えながら、相変わらず我が世の春でいられるのは、ドルを増発しても、そのインフレ作用を世界に分散できるからでしょう。 こんなアメリカを、いつまでも野放しにしていなければならないとは、世界も情けない。ユーロが、基軸通貨として対抗しているようだが、どこまで頑張れるか。 いっそのこと、日本も、円をやめてドルになった方が、為替歪みの是正になるのではないか。そしてUSA日本州になるとか。・・・冗談顔だけです。 |
▼Gokaiさん:こんばんは >アメリカは土地高、株高で資産に余裕があり、民間の手持ち資金はだぶだぶの金余り、且つ、基軸通貨特権を生かしてドル高を継続し、それでも日本の超優良資産をバカ安で買えるのだが、それに加えて、日本の方でも、安く買ってもらおうとデフレ不況の継続である。 >小泉が言ったそうである。「外国資本の日本投資を倍増しよう!!!」・・とね。 > >でも多くの人々はこの言葉を聴いても、洗脳が完璧なのか?・・無反応なのです。 >日本の上場企業の株式の20%弱が外国資本の手に渡ったそうな。 おそらく国民はこの不況を外資導入で景気回復の足がかりになると勘違いしているのでしょう。確かに発展途上国では外資の導入によって景気を拡大することができるのでしょうが、日本にはその必要がないどころか彼らは日本の富を生み出す宝を格安で頂こうとしているだけ。それを手助けする政府を持ち上げる大手メディアの洗脳活動をどうやってとめたらいいのでしょう。 >rerereさんが言われるように、もう遅いのかもしれませんが、 >ネバーギブアップなら、何か抜け道もあるかもしれません。 国民が今世の中どうなっているのかを理解し、ネバーギブアップの姿勢があればこんな売国奴連中がやりたい放題でいられるわけはないと思います。売国奴は選挙で落ちる運命にあったでしょうから。残念ながら今の状態は恐ろしいまでの無関心です。 郵政民営化法案が否決されるのかどうかに注目しています。抵抗勢力は自民党を割ってでも国のために働く気があるのかどうか、単なるジェスチャーで終わるのであれば後は国民も相当の覚悟が必要になるでしょう。 >それにつけてもrerereさん、いらっしゃると大変助かります。 >お帰りなさいといっても良いのでしょうか? ありがとうございます。できるだけ書き込もうとは思います。ただこのまま日本売りが進むのであれば個人としてはどうすればいいのか、ない頭でそれを考えているところです。 ▼しまったk2 さん >いっそのこと、日本も、円をやめてドルになった方が、為替歪みの是正になるのではないか。そしてUSA日本州になるとか。・・・冗談顔だけです。 日本がドル化してしまうと中央銀行がやっていたその国独自の政策がなくなります。今よりもアメリカの影響力が強まってしまうでしょう。それとアメリカの人口の約半分の日本州ができると大統領選挙では日本人の票を無視できなくなります。 だから日本人に人気はあるが、アメリカの操り人形になる人物を置いておき植民地支配するのがもっとも効率がいいと思います。 |
▼rerereさん: >▼Gokaiさん:こんばんは 横から失礼します。 このスレッド大きな関心をもってROMしています。 質問をお許しください。 > >>アメリカは土地高、株高で資産に余裕があり、民間の手持ち資金はだぶだぶの金余り、且つ、基軸通貨特権を生かしてドル高を継続し、それでも日本の超優良資産をバカ安で買えるのだが、それに加えて、日本の方でも、安く買ってもらおうとデフレ不況の継続である。 >>小泉が言ったそうである。「外国資本の日本投資を倍増しよう!!!」・・とね。 >> >>でも多くの人々はこの言葉を聴いても、洗脳が完璧なのか?・・無反応なのです。 >>日本の上場企業の株式の20%弱が外国資本の手に渡ったそうな。 > >ただこのまま日本売りが進むのであれば個人としてはどうすればいいのか、ない頭でそれを考えているところです。 (質問) 「日本売りが進む」がよく解りません。 最近言われる「ハゲタカの餌食」なども同じくよく解りません。 もしそうならば どうすれば よいのですか。日本の政府、財界(企業)、は。 (私はこの問題は門外漢です。議論を読んで勉強になりこのスレッドの書き込みの皆さんに感謝しています。) |
▼昭和人さん: > >>>日本の上場企業の株式の20%弱が外国資本の手に渡ったそうな。 >> >>ただこのまま日本売りが進むのであれば個人としてはどうすればいいのか、ない頭でそれを考えているところです。 > >(質問) >「日本売りが進む」がよく解りません。 銀行や企業の株式の取得%が多くなれば、経営を左右できますし、配当などにも意向が反映出来ます。 つまり投資収益として本国へ持ち帰ることが可能になります。・・所得収支。 例えば、2004年度の日本の国際収支で、 経常収支(18.29兆円)=貿易・サービス収支(9.51兆円)+所得収支(9073兆円) となっていまして、 日本は2004年度では経常収支(18.29兆円)を海外に預金したことになります。 つまり昨年度はさらに、その金額分の海外資源の買い入れが可能だったわけです。 純粋労働対価が貿易サービス収支で、投資収益が所得収支とも言えます。 もし、将来、日本から外国資本が、投資収益として、年間20兆円を持って帰ることになったら、それら儲けが全部すっ飛び、赤字が発生するので、日本は今以上に贅沢が出来なくなります。 「日本売り」と言う事の一つは、外貨を稼ぎ出す日本の企業群の収益の大部分を外国資本の自由にさせることなのですが、その意味が伝わりましたでしょうか? 「日本売り」のもう一つは、銀行に係わる事です。 実は、その国の銀行の大部分を支配することは、その国の経済を支配することでもあります。何故なら、銀行は企業の成長や技術開発、取引関係に資金面で大きく影響を与えられるからです。企業の存亡はまさに銀行が握っています。 今までは護送船団方式で、全ての企業に、公平に成長発展のチャンスが与えられていましたが、これからは外国資本にとって都合の悪い企業は干上がらせることが可能になったのでした。 何しろ、メガバンク三行の40%以上に外国資本の名があると聞いているのですが誤りでしょうか? 手元に資料がありませんのでうろ覚えでごめんなさい。 >最近言われる「ハゲタカの餌食」なども同じくよく解りません。 >もしそうならば どうすれば よいのですか。日本の政府、財界(企業)、は。 |
▼Gokaiさん:こんばんは。 横から失礼します。 よく経済が分からない者の質問ですので、全くトンチンカンかも知れませんが、下記改めて教えて頂けないでしょうか。 いわゆる「日本売り」と言うことです。 外資が日本国内で経済活動を行う為には、先ず「外貨」を「円」に替えて「投資」するのでしょうね。このとき、日本には「外貨」が蓄積されます。 そして、外資が、日本国内の経済活動で得た収益「円」を、「外貨」に替えて、国外に持ち出します。 そして、収益「円」を「外貨」に替えて、ずっと持ち出し続けることが可能なのでしょうか。この間、新たな「外貨」投資無く、永久機関の如く、円の収奪が可能なのでしょうか。 ここの仕組みがよく分からないのです。 出来れば、質問自体の当否も含めて、教えて頂けないでしょうか。 宜しくお願いいたします。 |
▼とうろうさん:こんにちは >いわゆる「日本売り」と言うことです。 >外資が日本国内で経済活動を行う為には、先ず「外貨」を「円」に替えて「投資」するのでしょうね。このとき、日本には「外貨」が蓄積されます。 >そして、外資が、日本国内の経済活動で得た収益「円」を、「外貨」に替えて、国外に持ち出します。 >そして、収益「円」を「外貨」に替えて、ずっと持ち出し続けることが可能なのでしょうか。この間、新たな「外貨」投資無く、永久機関の如く、円の収奪が可能なのでしょうか。 >ここの仕組みがよく分からないのです。 簡単に言えば、日本が稼いでいる間は基軸通貨を持って帰ることが可能です。 日本が経常収支の赤字になればそれが不可能になります。 だから、なるべく多くの投資収益を持ち去ろうとしたら、日本の景気を低迷させ、消費の抑制をし、もって、輸入量を減らし、輸出企業にお金を廻し、働かせて輸出の拡大を行うことですね。 >出来れば、質問自体の当否も含めて、教えて頂けないでしょうか。 |
▼Gokaiさん: >▼昭和人さん: >> >>>>日本の上場企業の株式の20%弱が外国資本の手に渡ったそうな。 >>> >>>ただこのまま日本売りが進むのであれば個人としてはどうすればいいのか、ない頭でそれを考えているところです。 >> >>(質問) >>「日本売りが進む」がよく解りません。 > >銀行や企業の株式の取得%が多くなれば、経営を左右できますし、配当などにも意向が反映出来ます。 >つまり投資収益として本国へ持ち帰ることが可能になります。・・所得収支。 > >例えば、2004年度の日本の国際収支で、 >経常収支(18.29兆円)=貿易・サービス収支(9.51兆円)+所得収支(9073兆円) >となっていまして、 >日本は2004年度では経常収支(18.29兆円)を海外に預金したことになります。 >つまり昨年度はさらに、その金額分の海外資源の買い入れが可能だったわけです。 >純粋労働対価が貿易サービス収支で、投資収益が所得収支とも言えます。 > >もし、将来、日本から外国資本が、投資収益として、年間20兆円を持って帰ることになったら、それら儲けが全部すっ飛び、赤字が発生するので、日本は今以上に贅沢が出来なくなります。 > >「日本売り」と言う事の一つは、外貨を稼ぎ出す日本の企業群の収益の大部分を外国資本の自由にさせることなのですが、その意味が伝わりましたでしょうか? > >「日本売り」のもう一つは、銀行に係わる事です。 >実は、その国の銀行の大部分を支配することは、その国の経済を支配することでもあります。何故なら、銀行は企業の成長や技術開発、取引関係に資金面で大きく影響を与えられるからです。企業の存亡はまさに銀行が握っています。 >今までは護送船団方式で、全ての企業に、公平に成長発展のチャンスが与えられていましたが、これからは外国資本にとって都合の悪い企業は干上がらせることが可能になったのでした。 > >何しろ、メガバンク三行の40%以上に外国資本の名があると聞いているのですが誤りでしょうか? 手元に資料がありませんのでうろ覚えでごめんなさい。 > ありがとうございました。 大筋はわかりました。もう少し実態を知りたいと思いますが勉強、調べてみます。 |
▼昭和人さん: > >(質問) >「日本売りが進む」がよく解りません。 >最近言われる「ハゲタカの餌食」なども同じくよく解りません。 >もしそうならば どうすれば よいのですか。日本の政府、財界(企業)、は。 簡単に言えば、日本の富を頂こうとする連中に協力する形を、日本側から見れば日本売りと言うのでしょう。基本的には安ければ買いやすいのですから政府は一生懸命デフレにし不良債権を増やす。ハゲタカはそうして弱体化した企業を安値で買い叩き、リストラやコストカットによって見せかけの財務諸表をきれいにし、高値で転売する。そんなやり口で巨額の利益をあげているのが「ハゲタカ・ファンド」。ハゲタカファンドが目をつけるのは営業利益は出ているが多額の借金に苦しむ会社。この借金の部分を銀行に棒引きさせて二束三文で買い取る。営業利益は最初から出ているのだから直ぐに黒字会社になる。 アメリカに指示されたとおりに遂行する構造改革を止めることです。日本国民の幸せのために他国が作ってくれる政策などありません。誰のためか良く考えることです。景気を良くするのも財政再建化するのも実は今やっている清算主義の政策とは逆をやればいいのです。そのあたりはGokaiさんが何度も紹介してくれています。 |
▼rerereさん: >▼昭和人さん: >> >>(質問) >>「日本売りが進む」がよく解りません。 >>最近言われる「ハゲタカの餌食」なども同じくよく解りません。 >>もしそうならば どうすれば よいのですか。日本の政府、財界(企業)、は。 > >簡単に言えば、日本の富を頂こうとする連中に協力する形を、日本側から見れば日本売りと言うのでしょう。基本的には安ければ買いやすいのですから政府は一生懸命デフレにし不良債権を増やす。ハゲタカはそうして弱体化した企業を安値で買い叩き、リストラやコストカットによって見せかけの財務諸表をきれいにし、高値で転売する。そんなやり口で巨額の利益をあげているのが「ハゲタカ・ファンド」。ハゲタカファンドが目をつけるのは営業利益は出ているが多額の借金に苦しむ会社。この借金の部分を銀行に棒引きさせて二束三文で買い取る。営業利益は最初から出ているのだから直ぐに黒字会社になる。 > >アメリカに指示されたとおりに遂行する構造改革を止めることです。日本国民の幸せのために他国が作ってくれる政策などありません。誰のためか良く考えることです。景気を良くするのも財政再建化するのも実は今やっている清算主義の政策とは逆をやればいいのです。そのあたりはGokaiさんが何度も紹介してくれています。 ご丁寧な回答を有難うございました。 一般的には聞いていましたが やはりそうですか。 実態などについて私も勉強してみますが、また教えてください。 |
▼Gokaiさん: >竹中発言は、 >小泉構造改革、財政健全化策を正当化する発言だと思う。 >このようなあからさまなヨイショ発言でも人々はコロリと騙され、 >構造改革、財政再建=日本売りを支持してしまいます。 今まで財政均衡主義をとっていないから、ご存知のとおりの財政赤字があるわけで、いつかツケは払わなければならない。 私は、純然たる財政均衡主義など取る必要もないし、政府支出のすべてが悪だとも考えない。ここまで増えてしまった財政赤字の健全化(ゼロにするという意味ではなく、適正なレベルに抑えること)にはかなりの時間をかけざるを得ないとも考えている。 しかし政府支出の増加はすべて正しく、財政赤字はいくらあってもかまわないのだとの議論には全く賛同できない。 財政赤字の抑制=日本売りでは全くない。逆に、放漫な財政支出によって資源配分のムダや産業構造の転換がなされなければ、外資が日本を買おうとする前に、有望な企業経営者や、逃避できる資産を持った個人を日本から追放しようというのに等しい。 >現代経済学など怪しいものにも拘らずにです。 >http://yamazakikoutarou.gooside.com/eco.html ケインジアンたちが以前に比べて力を失ったのは、1970年代のオイル・ショック時に起こったスタグフレーションをうまく説明できず、有効な対策が打てなかったから。 リンクで紹介されているマネタリスト批判は、やや一方的に過ぎると思われる。 (別に私はマネタリストの主張に全面的に賛同しているわけではないが) それと、政府支出の乗数効果だけをしきりに強調しているのもやや気になる点で、民間投資にも乗数効果はある。 減税や規制緩和で民間投資を引き出そうとしたのがシカゴ学派たちの考え方で、それは一定の成果をあげているのだけれど、その辺はなぜ完全に無視されているんだろう。 自分の主張にあったリンクを張って、「見よ、この人はこんなことを言っている。だから私の主張は正しい」あるいはそれが高じて「このリンクの内容を有効に批判できなければ私の主張を批判したことにはならない」というのがGokai氏の常套手段だけど、学者の意見というのは意見を述べた時点の時代背景に大きく影響されているわけだから、都合の良いところだけを切り取るのはやめたほうがいい。現に野口悠紀夫氏の最近の著書では、国債増発論はとられていないことを指摘しておく。 |
▼questiontimeさん: >いつかツケは払わなければならない。 何度も言うが、ここでもう、あなたとは意見が違う。 ツケがあるという結論が誤り。 国債発行は ツケではなく、民間へのお金の供給なのです。ここに貴方は気付いていない。 >私は、純然たる財政均衡主義など取る必要もないし、政府支出のすべてが悪だとも考えない。ここまで増えてしまった財政赤字の健全化(ゼロにするという意味ではなく、適正なレベルに抑えること)にはかなりの時間をかけざるを得ないとも考えている。 このような深刻な思い込みは無意味を通り越して、日本を破滅に導きます。 そのように洗脳されたのでしょうがね。 >財政赤字の抑制=日本売りでは全くない。逆に、放漫な財政支出によって資源配分のムダや産業構造の転換がなされなければ、外資が日本を買おうとする前に、有望な企業経営者や、逃避できる資産を持った個人を日本から追放しようというのに等しい。 > 大方の日本人と同じに、貴方も思い込んでいるのです。根拠は希薄です。 >ケインジアンたちが以前に比べて力を失ったのは、1970年代のオイル・ショック時に起こったスタグフレーションをうまく説明できず、有効な対策が打てなかったから。 >リンクで紹介されているマネタリスト批判は、やや一方的に過ぎると思われる。 >(別に私はマネタリストの主張に全面的に賛同しているわけではないが) 新古典派を中心に批判を展開しているのではないのでしょうか? >それと、政府支出の乗数効果だけをしきりに強調しているのもやや気になる点で、民間投資にも乗数効果はある。 当然だが、民間は借金すると返済しなければならないので、他の犠牲になる可能性がある。政府借金はその心配が無い。 >減税や規制緩和で民間投資を引き出そうとしたのがシカゴ学派たちの考え方で、それは一定の成果をあげているのだけれど、その辺はなぜ完全に無視されているんだろう。 今の日本のデフレには、的外れだからではないのか? >学者の意見というのは意見を述べた時点の時代背景に大きく影響されているわけだから、都合の良いところだけを切り取るのはやめたほうがいい。 経済学者は日和見ですか? ならば何故竹中が大臣なのだろう。信用しないほうがいいのはよく判る。 >現に野口悠紀夫氏の最近の著書では、国債増発論はとられていないことを指摘しておく。 あからさまな国債増発論は私ぐらいだと思っていましたが、野口悠紀夫氏は以前では国債増発論者だったのですか? ところで、1992年以降の不況の原因は何でしょう? これが貴方には特定されていないのでしょう? それでは間違った批判になりませんか? |
▼Gokaiさん:こんばんは >ツケがあるという結論が誤り。 >国債発行は >ツケではなく、民間へのお金の供給なのです。ここに貴方は気付いていない。 > >>私は、純然たる財政均衡主義など取る必要もないし、政府支出のすべてが悪だとも考えない。ここまで増えてしまった財政赤字の健全化(ゼロにするという意味ではなく、適正なレベルに抑えること)にはかなりの時間をかけざるを得ないとも考えている。 > >このような深刻な思い込みは無意味を通り越して、日本を破滅に導きます。 >そのように洗脳されたのでしょうがね。 いつもハイレベルの経済理論・分析を披露していただき感謝します。 この議論で、気になったことを伺わせて貰います。 日本の財政赤字は、国家予算の10年分にもなっています。 この数字に対して、ツケではなく民間への金の供給、と言いますが、ここのところが、どうも常識的には理解できません。 難しいマルクス理論を出すまでも無く、財の裏づけのない金が民間に供給されることには利害があるでしょう。少なくとも、questiontimeさんが言われるように、適正レベルの赤字財政が正しいのではないでしょうか。 経済は常識の蓄積・展開とか云った学者が居ますので、まさに常識的に判断しますが、国家財政の赤字は、個人、法人の赤字と異なり、その返済に期限がないこと(借換債の発行が出来る)と、税収という、個人・法人の収益とは異質の国家的裏づけで行うことが出来る点で、単なるツケではないことは理解できます。 しかし、財政赤字の償却には、例え税収が増加している時点でも、その分、国家予算の収支上空白を生じさせます。つまり、その分だけ、前倒しで食いつぶしていることにもなります。もちろん経済には乗数効果という、うまい効果がある分の財の創造という面はありましょう。しかし、これとて具体的な数値を計算しながら行うことが出来ない。 このことから見ると、どうしても孫子の代へのツケという面を否定できないのでなはいでしょうか。 そして卑近な問題として、国債の2008年問題というものがあります。これには、長期金利の上昇含み、という金融政策上のきわどさも付きまといます。 いずれにしても、当面は「自転車操業」的に財政赤字が増加していくことが、避けられず、深刻度が増していきます。 このような事態は、やはり相当に好ましくない、国家財政と云えるのではないでしょうか。 > > |
▼しまったk2さん:こんにちは >▼Gokaiさん:こんばんは >日本の財政赤字は、国家予算の10年分にもなっています。 >この数字に対して、ツケではなく民間への金の供給、と言いますが、ここのところが、どうも常識的には理解できません。 もう一方の常識ということで次のことがいえると思います。 1)日銀券は日本銀行、硬貨は財務省のみが発行できる。 2)商行為ではお金をやり取りするだけで、増減させることは出来ない。 3)発行済み日銀券残高は16年度末で、約78兆円。硬貨は約4兆円 4)個人金融資産は1400兆円 このように、常識的事実を並べたとき、 1400兆円-(78+4)兆円=1318兆円の差額に矛盾を感じます。 これはどうして生じた差額なのかと考えました。 キーワードは信用創造機能でした。 これは江戸時代末までは存在しなかったものです。 事実として、明治になるまで、日本に銀行は存在せず、あったのは両替商などの金貸し業だけであって、お金を預かってくれるところがありませんでした。 信用創造機能というものはお金を預かる機能と貸し出す機能の両方を持ち合わせた銀行のような機関が存在しないとおこりえない機能だったのです。 だから、信用創造機能というものが如何なるものかの常識が一般の日本人には身についていません。 貸借関係でお金が増えるという事実が信用創造機能なのですが、 これが常識となるほどに日常的に使われる言葉でないし、知られてもいないので、人々には身についていないのですね。 けれども、実際では、現代貨幣システムにおいてはこれが中核をなしている事実であります。 国債発行はこの信用創造機能の一つの形態だったのです。だから、民間へのマネーの供給と申しました。 >難しいマルクス理論を出すまでも無く、財の裏づけのない金が民間に供給されることには利害があるでしょう。 財の裏づけは経済力だと思います。・・生産と流通 これがあれば問題のあるインフレは起こらないと思います。 >少なくとも、questiontimeさんが言われるように、適正レベルの赤字財政が正しいのではないでしょうか。 税収>一般歳出+地方交付税+債務利払費・・の状態であれば政府債務の多寡には何の問題もないように思います。 ただ、やはり、政府債務がどのレベルで、プライマリーバランスをとるかは大事です。 しかし、それは付け払いという発想ではなく、 民間への多すぎるマネー供給の結果、生じる消費の拡大に対して、取るコントロールという意味で重要なのだと思います。 つまり、消費拡大の結果、貿易赤字が生まれないようへの用心は大切です。 繰り返しますと、 マネーの供給→個人消費の拡大→輸入の増加→貿易収支の縮小・赤字化 こういうメカニズムには注意が必要です。 >そして卑近な問題として、国債の2008年問題というものがあります。これには、長期金利の上昇含み、という金融政策上のきわどさも付きまといます。 >いずれにしても、当面は「自転車操業」的に財政赤字が増加していくことが、避けられず、深刻度が増していきます。 大量の国債の償還に関しては、大量の借り換えが必要ですが そのとき日銀が大量の現金を公開市場に供給していれば何の問題も生じない筈です。 ところで、公式に日銀がこれに対して対応が危ういと発言したことがあったのでしょうか? 私は似非情報だと思っているのですが。 |
▼Gokaiさん:こんばんは > >キーワードは信用創造機能でした。 >これは江戸時代末までは存在しなかったものです。 >事実として、明治になるまで、日本に銀行は存在せず、あったのは両替商などの金貸し業だけであって、お金を預かってくれるところがありませんでした。 > そんな江戸時代にとんでもない人物がいたようです。幕末に生きた備中松山藩の山田方谷という人は、まるで現代の貨幣システムを知っていたかのような天才だと感じました。 http://ftown.boo.jp/takahashi/houkoku/hannsatu.htm 凄いのがいつでも交換できると信頼させて藩札に対する信用を回復し、最後は藩の財政まで立て直してしまったこと。 これは銀行が預金の全額を現金で用意しておく必要がないが、要求さえあれば何時でも払う準備があるという信用の上に成り立っている信用創造機能に通づるものがあるように思いました。江戸時代には既に米の信用取引が世界に先駆けてあったも聞きます。そうしてみれば日本人は本来金融についても高い能力を持っていたのではないかと思います。他国のアドバイスなんていりませんね。余談でした。 >信用創造機能というものはお金を預かる機能と貸し出す機能の両方を持ち合わせた銀行のような機関が存在しないとおこりえない機能だったのです。 >だから、信用創造機能というものが如何なるものかの常識が一般の日本人には身についていません。 >貸借関係でお金が増えるという事実が信用創造機能なのですが、 >これが常識となるほどに日常的に使われる言葉でないし、知られてもいないので、人々には身についていないのですね。 >けれども、実際では、現代貨幣システムにおいてはこれが中核をなしている事実であります。 |
▼rerereさん:こんにちは >そんな江戸時代にとんでもない人物がいたようです。幕末に生きた備中松山藩の山田方谷という人は、まるで現代の貨幣システムを知っていたかのような天才だと感じました。 >http://ftown.boo.jp/takahashi/houkoku/hannsatu.htm 確かに逆転の発想も、順当な発想もどちらも知り尽くしているような人物のようにみえます。 面白いお話のご紹介有難うございました。 幕末の備中松山藩の借金は現代日本の借金とは異質で、 藩札での借金でもなく、また、藩内の資本家への借金でもなく、 金貨銀貨での借金であり、他国の資本家への借金であった点が、現代日本に比べて、財政面だけで言うと圧倒的に、松山藩の方が比較不利であったようです。 そこで、山田方谷は松山藩そのものを企業化し、それも優良企業としての新製品の開発販売の事業展開を図ったようですね。 見事な藩の経済改革による財政改革でした。 振り返って、今の日本は経済力はあるが、 金融システムに無知な人々が国家運営に携わっているとしか思えません。 今の日本が持続的繁栄となるには当時の松山藩のような努力を必要としなくて、 ただ単に、現代貨幣システムを熟知するだけで、その後の全てが比較容易なことが解かるはずですから。 >これは銀行が預金の全額を現金で用意しておく必要がないが、要求さえあれば何時でも払う準備があるという信用の上に成り立っている信用創造機能に通づるものがあるように思いました。江戸時代には既に米の信用取引が世界に先駆けてあったも聞きます。そうしてみれば日本人は本来金融についても高い能力を持っていたのではないかと思います。他国のアドバイスなんていりませんね。余談でした。 |
▼Gokaiさん:こんばんわ >キーワードは信用創造機能でした。 >これは江戸時代末までは存在しなかったものです。 >事実として、明治になるまで、日本に銀行は存在せず、あったのは両替商などの金貸し業だけであって、お金を預かってくれるところがありませんでした。 > >信用創造機能というものはお金を預かる機能と貸し出す機能の両方を持ち合わせた銀行のような機関が存在しないとおこりえない機能だったのです。 >だから、信用創造機能というものが如何なるものかの常識が一般の日本人には身についていません。 >貸借関係でお金が増えるという事実が信用創造機能なのですが、 >これが常識となるほどに日常的に使われる言葉でないし、知られてもいないので、人々には身についていないのですね。 >けれども、実際では、現代貨幣システムにおいてはこれが中核をなしている事実であります。 >国債発行はこの信用創造機能の一つの形態だったのです。だから、民間へのマネーの供給と申しました。 > Gokaiさんの理屈がまだ納得できないので、もう少し言及します。 もとより、この議論は深みにはまると切がないので、ほどほどと考えています。 信用創造機能は、銀行の持つ機能を説明したものです。 銀行には、三つの機能が有ると言われています。つまり、 1.金融仲介 2.信用創造 3.決済 です。 そして信用創造機能とは、Gokaiさんが言われるように、預金と貸出しの、貸借関係で金が増加するという機能ですね。つまり、預金と貸出しを繰返すことで利息等により、金が生出されて、どんどん増えていくことですね。 そして、その量は、銀行に国から与えられる法定準備率によって、無限級数の和として理論的に計算(つまり有限)できる。そして、この機能を流通・仲介しているものが、通貨供給量(マネーサプライ)である。これは、マネーサプライ統計として、M1あるいは、広義流動性などの指標として公表されている。 さらに、この通貨供給量の内、日銀が供給する量を、マネタリーベースあるいは、ハイパワードマネーと呼ぶ。ここまでは、よろしいですね。 したがって、マネーサプライは、信用創造により生まれる金が、経済全体にどの程度、流通しているかを見る指標でもあります。 こうして見ると、国債の殆どを銀行が買うという実態から、国債の発行が、信用創造の一部を構成していることは事実です。 本来、国債は民間金融機関の引受け能力による限度額、それプラス個人等の引受け能力の範囲内であり、MAX個人金融資産でしょう。しかし、細かい説明は省きますが、すべての個人金融資産を国債にできる訳がない。つまり、Gokaiさんがいうプライマリーバランスが必要ですね。 ここまでのメカニズムの捕らえ方は、誤っていませんね。 しかし、問題は、銀行が買った国債を、また、日銀が買い取っているという事実です。つまり、民間銀行保有の国債を、買いオペレーションという恣意的な金融調節で介入していることです。つまり、プライマリーバランスがアンバラになってきているのではないか、ということです。 話が長くなるので、ショウートカットしますが、 民間の金の貸借には、付加価値が生み出され、それによる返済が前提であるが、国の借金の償還は国自体は何も生まず、ただ税金による、ということが根本的に異なります。 つまり、国自体がなんら財を保有しないまま、国民の個人金融資産を当てにして国債を発行しても、それは必ず税金で還さなければならないということです。いま、税収<歳出+交付税+債務利払いです。これが自転車操業になる理由です。 さらに、副次的というか本質的というか、国債の大増発は、金利上昇、円高、などの誘発要因にもなり景気はますます後退します。 そして国が、財政赤字を補い切れなくなると、調整インフレから暴走のハイパーインフレとなります。800兆円を、すぐに80兆円にできるが、これは日本経済の破滅です。 このような事態は、戦中・戦後の日本のハイパーインフレ、あるいはロシア、アルゼンチンなど、世界各国で経験済みです。 このことの是非について、責任上、日本銀行が言及するはずは有りません。 余談ながら、経済学というのは、客観性の無い、各人により判断が異なる、なんとも心もとない学問である。 |
▼しまったk2さん:こんにちは >Gokaiさんの理屈がまだ納得できないので、もう少し言及します。 >もとより、この議論は深みにはまると切がないので、ほどほどと考えています。 >信用創造機能は、銀行の持つ機能を説明したものです。 >銀行には、三つの機能が有ると言われています。つまり、 > 1.金融仲介 2.信用創造 3.決済 >です。 > >そして信用創造機能とは、Gokaiさんが言われるように、預金と貸出しの、貸借関係で金が増加するという機能ですね。つまり、預金と貸出しを繰返すことで利息等により、金が生出されて、どんどん増えていくことですね。 利息でも、商行為でも金は移動するだけで生み出されているわけで無いと思います。そして信用創造機能とは別物です。 <信用創造機能> 信用創造機能の説明は「入門マクロ経済学」石橋春男、関谷喜三郎共著、(株)税務経理協会発行のP78P79から下記に引用します。 <預金通貨の供給(信用創造) 現金通貨は日本銀行によって供給されますが、マーサプライの大半を占める預金通貨は市中銀行によって創造されます。この信用創造のメカニズムは次のように説明できます。 いま、預金準備率を10%と仮定し、最初に1000万円の現金がA銀行に預金されたとします。これを本源的預金といいます。A銀行は100万円を現金準備として、900万円を貸し出します。この900万円は何かの支払いに使われると思いますが、このお金を受け取った人は自らの取引銀行Bにこれを預金すると仮定します。B銀行は預金の10%に当たる90万円を現金準備として手元に置き、810万円を貸し出します。これが次にC銀行に預けられますと、また預金の増加となります。このプロセスが繰り返されると、当初の預金の何倍もの預金通貨が創り出されることになります。次々に創造される預金を合計すると次のようになります。 預金総額=1000+900+800+・・・=1000(1+0.9+0.9×0.9+・・・) =1000×1÷(1-0.9)=10000 上の式より、預金総額=本源的預金(1000)×預金準備率(10%)の逆数 となります。> 以上で「入門マクロ経済学」よりの引用を終わります。文中、市中銀行となっていますが、私は他の金融機関(生保、証券会社等)も市中銀行の預金機能と同様の機能があると思いますので民間金融機関の信用創造機能としました。 続く、 |
▼しまったk2さん:こんにちは 続きです。 >そして、その量は、銀行に国から与えられる法定準備率によって、無限級数の和として理論的に計算(つまり有限)できる。そして、この機能を流通・仲介しているものが、通貨供給量(マネーサプライ)である。これは、マネーサプライ統計として、M1あるいは、広義流動性などの指標として公表されている。 マネーサプライ(貨幣の範囲)の定義は次のものですが、この広義流動性の中に国債も含まれています。 ただ、私が言っている「国債発行はマネーの供給」という意味とは別物です。 ・・・M1、M2+CD、M3+CD、広義流動性、最広義信用集計量・・・ >さらに、この通貨供給量の内、日銀が供給する量を、マネタリーベースあるいは、ハイパワードマネーと呼ぶ。ここまでは、よろしいですね。 これは同意します。 >したがって、マネーサプライは、信用創造により生まれる金が、経済全体にどの程度、流通しているかを見る指標でもあります。 その通りですが、現代貨幣システムにおいては、上記のマネーサプライの定義は現実にそぐわなくなっていると思います。 >こうして見ると、国債の殆どを銀行が買うという実態から、国債の発行が、信用創造の一部を構成していることは事実です。 >本来、国債は民間金融機関の引受け能力による限度額、それプラス個人等の引受け能力の範囲内であり、MAX個人金融資産でしょう。 異見ありです。 今、民間の金融資産を2500兆円(?)とすると、もしさらに赤字国債を3000兆円を増刷すると民間金融資産は 2500+3000=5500兆円になります。 信用創造とはそういうもので、片側に借金が増えると反対側に同額の預貯金が増えます。 だから、支払い準備金がもし、0%ならば、MAXは無いことになります。 >しかし、細かい説明は省きますが、すべての個人金融資産を国債にできる訳がない。つまり、Gokaiさんがいうプライマリーバランスが必要です。 プライマリーバランスは、政府の一般会計予算の問題として言ったつもりでした。 >ここまでのメカニズムの捕らえ方は、誤っていませんね。 >しかし、問題は、銀行が買った国債を、また、日銀が買い取っているという事実です。つまり、民間銀行保有の国債を、買いオペレーションという恣意的な金融調節で介入していることです。つまり、プライマリーバランスがアンバラになってきているのではないか、ということです。 日銀が買い取るとマネタリーベース(現金)が増加し、金利の低下を誘導する要因となります。 だから、2008年度問題などで、借換え債が増え、現金需要が増加するときは、日銀が古い国債の買い入れを増やし、現金を供給すれば問題は起こりません。 ↓以下にも異見ありですが取り敢えずここまでの返答にさせていただきます。 >民間の金の貸借には、付加価値が生み出され、それによる返済が前提であるが、国の借金の償還は国自体は何も生まず、ただ税金による、ということが根本的に異なります。 >つまり、国自体がなんら財を保有しないまま、国民の個人金融資産を当てにして国債を発行しても、それは必ず税金で還さなければならないということです。いま、税収<歳出+交付税+債務利払いです。これが自転車操業になる理由です。 >さらに、副次的というか本質的というか、国債の大増発は、金利上昇、円高、などの誘発要因にもなり景気はますます後退します。 >そして国が、財政赤字を補い切れなくなると、調整インフレから暴走のハイパーインフレとなります。800兆円を、すぐに80兆円にできるが、これは日本経済の破滅です。 >このような事態は、戦中・戦後の日本のハイパーインフレ、あるいはロシア、アルゼンチンなど、世界各国で経験済みです。 |
▼Gokaiさん: >何度も言うが、ここでもう、あなたとは意見が違う。 >ツケがあるという結論が誤り。 >国債発行はツケではなく、民間へのお金の供給なのです。ここに貴方は気付いていない。 貴方の主張どおりなら、民間の借金もお金の供給になる。 気づくとか気づかないとかの問題ではない。貴方が、公債の「借入証書」という本質を完全に無視しているに過ぎない。 >>私は、純然たる財政均衡主義など取る必要もないし、政府支出のすべてが悪だとも考えない。ここまで増えてしまった財政赤字の健全化(ゼロにするという意味ではなく、適正なレベルに抑えること)にはかなりの時間をかけざるを得ないとも考えている。 >このような深刻な思い込みは無意味を通り越して、日本を破滅に導きます。 >そのように洗脳されたのでしょうがね。 >>財政赤字の抑制=日本売りでは全くない。逆に、放漫な財政支出によって資源配分のムダや産業構造の転換がなされなければ、外資が日本を買おうとする前に、有望な企業経営者や、逃避できる資産を持った個人を日本から追放しようというのに等しい。 >大方の日本人と同じに、貴方も思い込んでいるのです。根拠は希薄です。 > ふむ。これのどこが深刻な思い込みだと? 借金は大きくなりすぎれて返せなくなればその処理の方法は、デフォルトか債権放棄ぐらいしかなくなるんですよ。公債におけるデフォルトや債権放棄がどのような意味を持つかお分かりですか? 大きすぎる借金など返さなくてもよい。というのはバブル企業の言い訳のようですが。そういえば貴方は以前「ダイエーは儲かっているのに・・・」などと仰っていましたね。 それはともかく、自分と異なる主張をする者は「洗脳」されているなどという考え方をなさるという方とは、今後私がどのような反証を持ち出してもおそらく「議論」にはならないんでしょうね、残念ながら。 >当然だが、民間は借金すると返済しなければならないので、他の犠牲になる可能性がある。政府借金はその心配が無い。 政府借金も返済しなくてはならないんですよ。当然ながら。そしてその財源は税金です。 >あからさまな国債増発論は私ぐらいだと思っていましたが、野口悠紀夫氏は以前では国債増発論者だったのですか? どこのスレッドで言われたか記録していませんが、貴方が野口悠紀夫氏の論文をリンクした時、私が発表時期を挙げて「これは橋本財政について行われた批判である。」「将来の役に立つための公共投資に限定して国債発行を許容しているのだ。」と指摘しても、貴方は私に「野口氏(やサミュエルソン氏)をきちんと批判できていない(からGokai氏の主張も批判できていない)」と言ったのですよ。 もう忘れられましたか? >ところで、1992年以降の不況の原因は何でしょう? >これが貴方には特定されていないのでしょう? >それでは間違った批判になりませんか? ご執心ですね。私がこの問いに答えないことにこだわるのは、あなたが先に原因を述べるべきだと考えているから。一つだけ言えば、貴方がいわゆる「バブル期」の経済状態こそ正常だと考えているなら明らかな誤りです。 逆に貴方に問いましょう。株式や不動産の価格はどのように決定されているのか、あるいはされるべきか。これについての貴方の意見をお聞きしたい。 |
▼questiontimeさん: >▼Gokaiさん: >>何度も言うが、ここでもう、あなたとは意見が違う。 >>ツケがあるという結論が誤り。 >>国債発行はツケではなく、民間へのお金の供給なのです。ここに貴方は気付いていない。 > >貴方の主張どおりなら、民間の借金もお金の供給になる。 その通りです。このことは信用創造機能と呼ばれ実際に機能していることをお忘れですか? >気づくとか気づかないとかの問題ではない。貴方が、公債の「借入証書」という本質を完全に無視しているに過ぎない。 貴方は現代のお金の本質が借入証書であり、預り証であり、手形であることに気付いていないようです。 日銀券を、日銀としては負債として発行している事実もあります。 |
本日、入党しました。sakuraです。よろしく 国債発行は、国民へのツケそのものです。民間から集め民間へ配る その間には、さまざまな金くい虫がいることを忘れてはいません。 |