Page 253 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼日本国の運命を狂わせたモノ 珍 源斎 05/6/5(日) 11:49 ┣Re(1):日本国の運命を狂わせた歴史は? 珍 源斎 05/6/5(日) 12:07 ┣Re(1):日本国の運命を狂わせたモノ 珍 源斎 05/6/5(日) 12:08 ┃ ┗Re(2):日本国の運命を狂わせたモノ ナベ講師ね 05/6/5(日) 12:37 ┣Re(1):日本国の運命を狂わせたモノ もの申す 05/6/5(日) 16:08 ┗Re(1):日本国の運命を狂わせたモノ 愚民 05/6/5(日) 17:51 ┗Re(2):日本国の運命を狂わせたモノ 昭和 人 05/6/5(日) 18:50 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 日本国の運命を狂わせたモノ ■名前 : 珍 源斎 ■日付 : 05/6/5(日) 11:49 -------------------------------------------------------------------------
近代日本の運命を大きく狂わせた大きな分岐点があった。 日露戦争後の国民感情の中に理性を欠いた傲慢な大国意識を持たせる 情緒的な感覚をもたせ、国政としてそれを利用したフシが見られた。 当時のマスコミは専ら、理性を欠いた煽動調になってる ように新聞のアーカイブ版を観て感じる。 今にして評価されてる反戦軍人「水野公徳」があらゆる機会を通して 武力に頼ることの愚を説いてた、取り分け米国との戦争回避については 強調してた、正に国としての理性を説いていた。 氏の説かれた根拠は日本の国力や世界情勢も踏まえた合理的なもので 国の「ありよう」としては「いみじくも」敗戦後「戦後の日本」の再建 への理想と同じくするモノであった。 どの時点から日本の運命が迷走し始めたかを考えてみると、 国としての理性、国際情勢の読み、理解、などに真摯な視点を 欠くようになったこと、特に情報分析と情報を活用することに 掛けてはお粗末そのモノであることは否定し難いことが今では 明らかである。 ヒットラーを信用したこと、加えてスターリンを信用して アメリカとの戦争の終結への仲介?をも依頼したこと等々 それが日本国民に「どれ程の」理不尽で悲惨さを与えたかは、 語る迄も無い・・・。 <余談になるが金日成、金正日に騙されて拉致問題を放置したのも ・・・此に類してるように思われる> 思えば個人にして云えば「お人好し」そのモノではなかったか? 情報音痴の傾向は日中戦争「支那事変」から太平洋戦争の 敗戦まで続いていた。 真実を伝える情報が意図的に隠された為に理性を欠いた 情緒的な感情優先の民意?が迷い道に入ってしまったことになる。 真実を知ることが如何に大切であるかは歴史の教える処では ないか・? 戦後の歴史教育でも最も大切なこと、昭和11年2月26日の 2・26事件から昭和14年6月に勃発したソ満国境にての ノモンハン事変、これは兵員損耗率が73数%を超えるもので <全滅した部隊が多数あった?> その後の太平洋戦争で最も大損害を受けたガダルカナル戦の 優に2倍を超えた損害であり、大規模な戦闘でこれ程の人的な 損害が直接、生じたことはないそうである。、 日露戦争以後の地上戦は兵器の性能や動員力において様変わり してる事を日本陸軍は思い知らされた・と云うのが真実であった。 ソ連軍は欧州でドイツ軍のポーランド侵入に併せてソ満国境での ノモンハン戦の講和がソ連側からの申し入れにて図られたと云う。 ノモンハン事変での言語に絶する負け戦が正当に評価されておれば、 日本の歴史も変わっていたはずである。 更にドイツ軍のスターリングラードでの敗色濃厚の情報が 評価されておれば、対米や世界を相手にした無謀な戦争は 避けんとする「理性が勝ち」近隣諸国や日本国民に降りかかる 未曾有の悲劇は避けられたのではなかったか? 何れにしても史実に基づいた歴史教育は政治的な意図を排して 必要である。特に国の未来を誤らぬためには欠くことができない と思う。 加えて真の民主主義の確立が何としても必要である。 |
中国や韓国から何かと云うと歴史問題について云われるが、 良く良く考えてみると日本人、日本国民にとっても 大切なことではないか? 近隣諸国への戦争責任や植民地支配のこともあるが日本国民 日本庶民が被った苦難もその中に当然含まれる。 歴史から学ぶべき教訓は数多くあるが近年日本国の失政から 及んだことは検証して総括をせねばならぬ・・。 その日本の失政により生じた近隣諸国への悲劇、悲惨、 加えて日本国民が同じく被った理不尽、悲惨、悲劇も当然 歴史の中にある・・そして二度とそのような過ちを犯さないと する「真の反省は」その中より導き出されるように思える。 惨めな「負け」を被らないために!!・。 |
今、経団連会長・元トヨタ自動車奥田会長が トヨタ幹部に「ぜひ読むように」と薦めた本で・・・ 山本七平・著「日本はなぜ敗れるのか」敗因21カ条 角川書店・文庫版を読んだが、日本の戦争について記憶のなかに 雑然としてたものが纏まりを得たように思えた。 取上られてるテーマは「敗因を知る」 日本人が敗者になる理由は・・・? ☆・非常識な前提を「常識」として行動する・ ☆・生命としての人間を重視しない・ ☆・「芸」を絶対化して合理性を怠る・ ☆・「動員数」だけを揃えて字数がない・ ☆・恐怖心に裏付けられた以外の秩序がない・ ☆・自己を絶対化するあまり反日感情には鈍感である・ 上記のテーマを追って著者の戦争従軍実体験も踏まえて 冷静客観的に纏め上げられており、現実の企業経営や 負けないための経営にも充分機能する思考力を得るのに 役立つものと云える。 この書に触れるまで私の聞いてたこと、例えば日本軍の 精鋭と云われてた軍人の多くは「支那事変・日中戦争」と 昭和14年に勃発したソ満国境での「ノモンハン事変」の 人的な損耗により既に現役志願兵を中心とする主力は 失ってしまっていたとのコトで・・ その後の一般市民からの招集に頼らなければならなかった 身近の父やら兄やら大切な人たちが戦争に駆り出される コトになった。 制海権を確保しないままに輸送船を繰り出し、戦場に着く 前に輸送船が潜水艦攻撃にて撃沈されて無為な死を遂げられた 方々も多かった・・。 戦場での餓死者や餓死に至る悲惨な運命を辿った人々・・ 戦術として既に効果を無くしてた特攻攻撃に殉じた若人・・ 悔やんでも悔やみ切れない無念な想いを今にして改めて 感じる・・こと、忘れてはならぬコトとして肝に銘じたいと 思う。 なお、帯見出しに「マネー・外交・政治・・・・このままでは 日本は再び敗れる・」とあるがそれらへの懸念は「あながち」 遠いことでは無いように思える。 |
ある人が太平洋戦争の直前、偶然、陸軍の戦車のエンジンルームを見る機会があったそうです。その戦車のエンジンにはフォードの商標がついていたそうです。もしかしたら、フォードの横浜工場で生産されたものかもしれませんが、設計はアメリカでされたエンジンでしょうから、冷静に考えれば、そんな国と近代戦が戦えるはずはないのです。 部分的には日本のほうが勝っていた兵器もありましたが、近代戦は総合力の戦いであるということを理解していなかったのでしょうか。 |
珍 源斎様 >近代日本の運命を大きく狂わせた大きな分岐点があった。 >日露戦争後の国民感情の中に理性を欠いた傲慢な大国意識を持たせる >情緒的な感覚をもたせ、国政としてそれを利用したフシが見られた。 >当時のマスコミは専ら、理性を欠いた煽動調になってる 御説ご尤もと思います。私は大学で日本近代史を専攻したことから、卒業後も今日まで近・現代史を勉強してまいりました。 現在一部政治家の発言やメディアの論調を見ていると、歴史は繰り返すとの言い伝えが真実であると思わざるを得ません。 今、日本の進路に重大な影響をもたらす事例が静かに進行しています。人気のある政治家による近隣諸国に対する高圧的な発言、中身のない政治家が繰り返す耳障りの良いスローガン、時の権力に擦り寄る知識人、権力の監視をせず権力に取り込まれて応援団に堕したメディア、更に重要なことはこれらの人間により憲法が弄ばれていること、などです。 危険な兆候が忍び寄っていることに多くの国民が気づかず、日本の独立と平和を毀損するような政策を進める内閣を支持しています。 歴史を知らぬ者が過去を評価できるわけがありません。歴史から学ばぬ者が将来を見極めることは困難です。国会議員を含め日本人の多くが現代史を知りません。中学・高校では現代史を詳しく教えていません。 過去を知らぬ者たちが無責任な発言を繰り返し、同じく歴史を知らぬ国民がその言動を極めて情緒的に受け止めています。過ちを正すべきメディアは、無責任な発言を垂れ流しています。日本が極めて危険な水域に入り込んだことを実感しています。 |
▼珍 源斎さん: 私は、世の中を前向きに考えて生きることを信条としています。 誤解を恐れずに言わせてもらえば、日本は負けて良かった。 先の大戦で亡くなられた方達には無念の気持ちの人も多かったはずで、慰めの言葉もありません。 しかし、日本が敗戦という道を通らず21世紀に向かっていたらどうなっていたでしょう。 相変わらず、陸海軍は統帥権をたてに横暴を繰り返し、徴兵制は当時のまま。明治・帝国憲法も現存していたでしょう。 また、この60年間に起きた世界のあらゆる戦争に首を突っ込んでいたかもわかりません。 軍事費も現在のように1%ではなく当時のまま数10%で経済は疲弊し、今の繁栄は考えられなかったかもしれません。 核武装の可能性もあります。マスコミだって開戦〜敗戦の片棒を担いだ反省など無く相変わらず戦力増強を煽っているかもしれません。 したがって、英霊や戦争被害者にはまことに申し訳ないが、戦争に負けて良かった。しかし、出来ることならサイパン脱落(東條退陣)で降伏して欲しかった。原爆や東京大空襲、特攻・沖縄戦などの悲劇の前に。 現在の自由と繁栄及び平和は彼らの犠牲の上に成り立っている、と、手を合わせ感謝しています。 合掌。 |
▼愚民さん: 同感です。特に下記。 >▼ >私は、世の中を前向きに考えて生きることを信条としています。 > >したがって、英霊や戦争被害者にはまことに申し訳ないが、戦争に負けて良かった。しかし、出来ることならサイパン脱落(東條退陣)で降伏して欲しかった。原爆や東京大空襲、特攻・沖縄戦などの悲劇の前に。 > >現在の自由と繁栄及び平和は彼らの犠牲の上に成り立っている、と、手を合わせ感謝しています。 > >合掌。 靖国へ「追悼」に行く親族などの心情はこれです。 けっして「顕彰」などではない。追悼は祈り(合掌)です。 今朝も(8ch)TVで靖国問題の討論をしていたのを見たが、「追悼・平和祈念」のための場を作り、靖国神社は消滅にまかせたらと思う。 |