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 ▼資本主義にかわるもの  20代 05/4/16(土) 22:46
   ┣Re(1):資本主義にかわるもの  鬼瓦権造 05/4/16(土) 23:55
   ┃  ┗Re(2):資本主義にかわるもの  20代 05/4/17(日) 0:11
   ┣Re(1):資本主義にかわるもの  ozone 05/4/17(日) 10:12
   ┃  ┗Re(2):資本主義にかわるもの  珠 05/4/17(日) 13:05
   ┃     ┣Re(3):資本主義にかわるもの  k.satou 05/4/18(月) 12:30
   ┃     ┗Re(3):資本主義にかわるもの  北の老兵 05/4/18(月) 15:09
   ┃        ┗自閉症と上野さん  珠 05/4/21(木) 1:55
   ┃           ┗Re(1):自閉症と上野さん  北の老兵 05/4/21(木) 10:25
   ┣Re(1):資本主義にかわるもの  海幸彦 05/4/18(月) 9:07
   ┃  ┗Re(2):資本主義にかわるもの  真人間 05/4/18(月) 17:08
   ┣Re(1):資本主義にかわるもの  珍 源斎 05/4/18(月) 13:18
   ┃  ┣Re(2):資本主義にかわるもの  海幸彦 05/4/18(月) 13:51
   ┃  ┣Re(2):資本主義にかわるもの  20代 05/4/18(月) 14:06
   ┃  ┃  ┗Re(3):資本主義にかわるもの  海幸彦 05/4/18(月) 14:23
   ┃  ┃     ┗ありました。  20代 05/4/18(月) 16:42
   ┃  ┃        ┗Re(1):ありました。  珍 源斎 05/4/19(火) 11:51
   ┃  ┃           ┗Re(2):ありました。  20代 05/4/19(火) 12:32
   ┃  ┗35  20代 05/4/18(月) 14:16
   ┣Re(1):資本主義にかわるもの  ごまめの翁 05/4/18(月) 14:18
   ┃  ┗Re(2):資本主義にかわるもの  k・satou 05/4/18(月) 20:29
   ┃     ┗Re(3):資本主義にかわるもの  ごまめの翁 05/4/19(火) 7:44
   ┃        ┗Re(4):資本主義にかわるもの  k.satou 05/4/21(木) 14:33
   ┣Re(1):資本主義にかわるもの  ozone 05/4/18(月) 16:45
   ┃  ┗Re(2):資本主義にかわるもの  海幸彦 05/4/18(月) 17:26
   ┃     ┗Re(3):資本主義にかわるもの  k・satou 05/4/18(月) 22:13
   ┃        ┗Re(4):資本主義にかわるもの  海幸彦 05/4/18(月) 22:20
   ┣こっちへレスします。その1  退役軍人 05/4/20(水) 0:55
   ┃  ┗こっちへレスします。その2  退役軍人 05/4/20(水) 1:03
   ┃     ┗こっちへレスします。その3  退役軍人 05/4/20(水) 1:11
   ┃        ┗できるところから  珠 05/4/21(木) 0:58
   ┃           ┣Re(1):できるところから  k.satou 05/4/21(木) 10:27
   ┃           ┃  ┗Re(2):できるところから  あおばびと 05/4/21(木) 15:41
   ┃           ┃     ┗Re(3):できるところから  k・satou 05/4/21(木) 20:59
   ┃           ┃        ┗Re(4):できるところから  あおばびと 05/4/21(木) 21:49
   ┃           ┗携帯電話の世界的普及という神風  退役軍人 05/4/21(木) 12:00
   ┣Re(1):技術革新が〜〜主義を超えてゆく  珍 源斎 05/4/20(水) 11:52
   ┃  ┣Re(2):技術革新が〜〜主義を超えてゆく  20代 05/4/20(水) 12:22
   ┃  ┗Re(2):資源小国から資源大国へ〜〜主義を超えてゆく  珍 源斎 05/4/21(木) 11:57
   ┣Re(1):資本主義にかわるもの  ozone 05/4/20(水) 16:03
   ┗またまた短絡的ですが。  20代 05/4/20(水) 21:37

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : 資本主義にかわるもの
 ■名前 : 20代
 ■日付 : 05/4/16(土) 22:46
 -------------------------------------------------------------------------
   資本主義にかわるものはないのでしょうか?
共産主義との二元的な意味ではないので、念のため。
より先進的な制度というものはあるのでしょうか。

資本主義は弱肉強食の動物本能にかなったシステムであると思います。
労働力が上がり、経済も発展する。
しかし、資本主義の産物である企業が一人歩きを始めると、
人間はただの労働機械となります。
貨幣崇拝はモラルの低下につながります。
子供の生活環境の悪化(メディアによる洗脳、教師のモラル低下、
モラルの無い大人による性的犯罪などなど)もおきています。

今の日本はこの問題を考える時期に来ていると思います。
経済成長を続けることだけが良いことなのか?
高い給料を得ることだけでいいのか?
若年層の想像力の低下が騒がれていますが、
逆に中年層の想像力はいかがでしょうか。

真の健康で文化的な生活を送りたいものです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):資本主義にかわるもの  ■名前 : 鬼瓦権造  ■日付 : 05/4/16(土) 23:55  -------------------------------------------------------------------------
   そもそも日本は資本主義を間違った方向に進めてしまった
(特に昭和40年代後半以降)ので、イメージが悪くなって
しまいましたね。私なりの考えでは。 国有林でさえも、裏
から手をまわして金を積めば払い下げ可能など言語道断です。
それに日本では、資本主義と言いながらも、金融機関の自己責任
についてはいい加減で、いとも簡単に「一時国有化」や「公的
資金投入」などマルクス経済を彷彿させることも平気でやります。
それともう一つ、いくら資本主義だからと言っても、景観を損ねる
広告の多さには呆れます。 ヨーロッパの様な調和が欲しいもの
ですね。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):資本主義にかわるもの  ■名前 : 20代  ■日付 : 05/4/17(日) 0:11  -------------------------------------------------------------------------
   全くその通りですね。
官僚制の欠点がいたるところに見られます。
金融関係などが大きな幅をきかせているのもどうと思いますね。
エリート意識満々ですが虎の威をかる狐ですよ。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):資本主義にかわるもの  ■名前 : ozone  ■日付 : 05/4/17(日) 10:12  -------------------------------------------------------------------------
   ▼20代さん:
>資本主義にかわるものはないのでしょうか?
>共産主義との二元的な意味ではないので、念のため。
>より先進的な制度というものはあるのでしょうか。
>
>資本主義は弱肉強食の動物本能にかなったシステムであると思います。
>労働力が上がり、経済も発展する。
>しかし、資本主義の産物である企業が一人歩きを始めると、
>人間はただの労働機械となります。
>貨幣崇拝はモラルの低下につながります。
>子供の生活環境の悪化(メディアによる洗脳、教師のモラル低下、
>モラルの無い大人による性的犯罪などなど)もおきています。
>
>今の日本はこの問題を考える時期に来ていると思います。
>経済成長を続けることだけが良いことなのか?
>高い給料を得ることだけでいいのか?
>若年層の想像力の低下が騒がれていますが、
>逆に中年層の想像力はいかがでしょうか。
>
>真の健康で文化的な生活を送りたいものです。

お説の通りです。近代以降、様々な経済学説が出され、また経済の
システムが実行されて来ております。人類的には多くの貴重な経験、
理論が蓄積されて来ております。 この辺で全世界の智恵とノウハ
ウを駆使して宇宙船地球号で生活している人たちが人間らしく生き
る事が出来るような経済システムが必要だと思います。

アメリカやイギリス、フランスなどヨーロッパではそのような動き
があるやにも聞いております。教育界やマスコミ界でも大所高所に
たって人間らしい未来を展望すべきではないであろうかと思ってお
ります。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):資本主義にかわるもの  ■名前 : 珠  ■日付 : 05/4/17(日) 13:05  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ozoneさん:
>▼20代さん:
>>資本主義にかわるものはないのでしょうか? 共産主義との二元的な意味ではないので、念のため。より先進的な制度というものはあるのでしょうか。
>>真の健康で文化的な生活を送りたいものです。

>アメリカやイギリス、フランスなどヨーロッパではそのような動きがあるやにも聞いております。教育界やマスコミ界でも大所高所にたって人間らしい未来を展望すべきではないであろうかと思っております。

ソ連邦が崩壊した頃です。世の趨勢は、「共産主義・社会主義は終焉だ、民主主義、資本主義の勝利だ」(両者は同時に並べる語ではないですが)と大声で言われていました。

ある集会に行ったところ、上野千鶴子さんが、「いま、社会主義はもうダメだと言われているが、ソ連の政治がダメだったのであって、社会主義がダメだったのではない。もし、この思想が政治から取り除かれれば弱肉強食の社会になる。北欧は民主的社会主義国家だ。人々が生活の心配をより少なくしたいと、弱者も暮らせる福祉国家を望むなら、社会主義思想なくしてはできない」といったようなことをきっぱりおっしゃって(間違っていたらごめんなさい→上野さん)、私は深く頷きました。お二人の投稿を読んで思い出したことです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):資本主義にかわるもの  ■名前 : k.satou <kenji.satoucoa@ceres.ocn.ne.jp>  ■日付 : 05/4/18(月) 12:30  -------------------------------------------------------------------------
   珠さん
 ご無沙汰してます。
   マルクスを一度も読んだこともなく またレーニンをその
   写真さえみたこともない人が その言をああだろう!
   いや こうだろう!と論じるのは 可笑しいものです。彼らは
   ”全ては 疑いうる!”と言い切り 資本の論理を理論であるいは
   実践でなされた人たちですよね?
   彼らなら もし今いたら どう考えるのでしょうか?
    冨の偏在と一層の貧困化が加速するなか
    情報源まで独占化され ムードづくりに利用されて
    ネットは一対一でとか言われてもネタもとを意識的に
    操られる危険性は益々大きくなっています。
   いまこそ 現代の資本論が 切望される時だとおもうのですが!
    なにが変わったのか? では 何が誰のものとなっているのか?とね!
   

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):資本主義にかわるもの  ■名前 : 北の老兵  ■日付 : 05/4/18(月) 15:09  -------------------------------------------------------------------------
   珠さん

>ある集会に行ったところ、上野千鶴子さんが、「いま、社会主義はもうダメだと言われているが、ソ連の政治がダメだったのであって、社会主義がダメだったのではない。もし、この思想が政治から取り除かれれば弱肉強食の社会になる。北欧は民主的社会主義国家だ。人々が生活の心配をより少なくしたいと、弱者も暮らせる福祉国家を望むなら、社会主義思想なくしてはできない」といったようなことをきっぱりおっしゃって(間違っていたらごめんなさい→上野さん)、私は深く頷きました。お二人の投稿を読んで思い出したことです。

横から失礼します。
私は思想家でもないし、経済専門家でもないので社会主義がいいのか、資本主義がいいのか本当のところは解りません。

ただこれだけは言えるのではないでしょうか? どんな優れた主義思想も、それを実行するのは人間である、という視点を忘れてはいけないと思うのです。私などの凡人には、社会主義思想は、これを錦の御旗に利用して党による独裁、個人による独裁が起き易い欠陥商品に見えてしまいます。

どんな詭弁を弄しようと現実に世界の多くの社会主義国は崩壊しているし、現在進行形の国も多い事は事実でしょう。人間の愚かさを考えにいれた思想でなければ、「絵に描いた餅」になりそうな気がします。唯一体制を批判できるマスコミを規制し、自分達の都合のよいところしか流さないのだから。と言って行き過ぎた資本主義も問題ではありますが・・。

さて、上野千鶴子氏の事ですが、「マザコン少年の末路」の著書で自閉症児をまるでマザコンのように言って物議をかもした人でしょう。こういう頭の良い学者は、大した調べもしないで観念的に決め付けていうので私は大っ嫌いです。自閉症は障碍ですよ。

それでなくとも心を痛めている親に、酷いとしか言いようのない言葉を平気で発する人などとてもじゃないが支持できないですね。謝罪を求めても明確に謝罪すらしませんでした。自分の理論を押し通そうとしているようにすら見えてしまいます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 自閉症と上野さん  ■名前 : 珠  ■日付 : 05/4/21(木) 1:55  -------------------------------------------------------------------------
   ▼北の老兵さん:
このご本、『河合おんぱろす 増刊号』を、お読みになりましたか? 目次を見ると『マザコン少年の末路』への抗議と話し合いの経過を、上野さんと自閉症児親の会の方々の文章を並べた本のようです。私はまだ読んでないので、探して読んでみようと思います。下は書評のごくごく一部です。
----------------
絶版にしないで、増補版の形であえて「問題」を公にし、読者に考える材料を提供した筆者と出版側の姿勢に感心したが、さらに親の会との話し合いの過程をベースに、この問題を掘り下げた雑誌「河合おんぱろす」増刊号も最近、刊行された。(サンケイ新聞)
----------------
みごとな解決例。自閉症児の記述をめぐる母親たちの抗議とそれに対処する著者と編集者、双方の文章を並べることで、問題点がよく示されている。(ダカーポ)
-----------------
こうした文章を読むと、「『マザコン少年の末路』の末路」という補遺だけでなくそれを雑誌でさらに追ったようですね。最初の発言は明らかに問題発言ですが、それ以降のこの問題解決方法に対しては、自分でこの本を読まずに外側からの評価だけで上野さんを切り捨てるのはどうか、まずは読んでからでも遅くないと思いますので。ご指摘をありがとうございました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):自閉症と上野さん  ■名前 : 北の老兵  ■日付 : 05/4/21(木) 10:25  -------------------------------------------------------------------------
   ▼珠さん:

>このご本、『河合おんぱろす 増刊号』を、お読みになりましたか? 目次を見ると『マザコン少年の末路』への抗議と話し合いの経過を、上野さんと自閉症児親の会の方々の文章を並べた本のようです。私はまだ読んでないので、探して読んでみようと思います。下は書評のごくごく一部です。
>----------------
>絶版にしないで、増補版の形であえて「問題」を公にし、読者に考える材料を提供した筆者と出版側の姿勢に感心したが、さらに親の会との話し合いの過程をベースに、この問題を掘り下げた雑誌「河合おんぱろす」増刊号も最近、刊行された。(サンケイ新聞)
>----------------
>みごとな解決例。自閉症児の記述をめぐる母親たちの抗議とそれに対処する著者と編集者、双方の文章を並べることで、問題点がよく示されている。(ダカーポ)
>-----------------
>こうした文章を読むと、「『マザコン少年の末路』の末路」という補遺だけでなくそれを雑誌でさらに追ったようですね。最初の発言は明らかに問題発言ですが、それ以降のこの問題解決方法に対しては、自分でこの本を読まずに外側からの評価だけで上野さんを切り捨てるのはどうか、まずは読んでからでも遅くないと思いますので。ご指摘をありがとうございました。

私は知っていますが読んではいません。彼女の「言わんとする」ところは理解しています。また自閉症児を持つ親とのやりとりのお陰で、自閉症児を持つ親の苦しみと自閉症の誤解が、世に知らされた事は良かったと思います。

しかし、何の検証もせず自閉症児はマザコンが原因のような不用意な発言は、影響力があるだけに許される事じゃありません。

私の友人に自閉症児を持つ親が二人います。どちらも3人の子供がいますが、けっして甘やかしはしていないし、他の子供達は挨拶もちゃんとできます。自閉症の子供は、初めは「うちの子供は言葉が遅いな〜」と思う程度で外見は普通の子供となんら変わりません。

自閉症は、今では先天性の脳機能障害(複数の遺伝子が関与する遺伝的障害と考えられています)により、
1.他人とうまく関わりあうことができない
2.言語やジェスチャーなどを介してのコミュニケーションがうまくできない
3.回りの事物との関わりかたがおかしい
4.感覚の受容、表出の異常
5.発達の遅れやアンバランス、

といった諸症状を示す症候群です。
けっして「親の愛情不足」や「テレビの見せすぎ」、「強い心理的ショックを受けた」ことが原因で自閉症になることはない、これだけははっきり言っておきます。彼女の発言のお陰で、私の友人も周囲から甘やかしているのじゃないかと随分言われたそうです。

今後も彼女の著書は読みたいとは思いません。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):資本主義にかわるもの  ■名前 : 海幸彦  ■日付 : 05/4/18(月) 9:07  -------------------------------------------------------------------------
   ▼20代さん:

私の仮説

江戸時代の末期、ある武士たちは、「これからは交易の時代だ」ということで貨幣経済を先取りする動きをしました。「資産(=資源)の分け取り」合戦の始まりです。資本主義の始まりでした。

これからは資源の分け取りは許されない時代になるでしょう。石油、排他的経済水域を国家間で取り決める時代から、地球資源を地球単位で計画的に分配する時代になります。化石資源分配のための国際条約です。民族、国家の利害を力で実現する時代ではなくなります。これは思想の要請というよりも、地球が生き残るための現実の要請です。

資源の計画的分配はすなわち資源の社会化です。(←資源の特定の国家独占でなく、地球という社会の所有です)。それぞれの国家の役割は、展望できる生産資源の範囲内で、安心して、可能な限りの計画的生産の調整に向かいます。イラク戦争、パレスチナ紛争はなくなります。尖閣も竹島も問題にならなくなります。国家・国境の廃絶に向かいます。その前に軍隊の廃絶などが先行します。これが21世紀の社会主義の始まりです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):資本主義にかわるもの  ■名前 : 真人間  ■日付 : 05/4/18(月) 17:08  -------------------------------------------------------------------------
   ▼海幸彦さん:
>▼20代さん:

海さん、初めまして。

>
>私の仮説
>
>江戸時代の末期、ある武士たちは、「これからは交易の時代だ」ということで貨幣経済を先取りする動きをしました。「資産(=資源)の分け取り」合戦の始まりです。資本主義の始まりでした。
>
>これからは資源の分け取りは許されない時代になるでしょう。石油、排他的経済水域を国家間で取り決める時代から、地球資源を地球単位で計画的に分配する時代になります。化石資源分配のための国際条約です。民族、国家の利害を力で実現する時代ではなくなります。これは思想の要請というよりも、地球が生き残るための現実の要請です。
>
>資源の計画的分配はすなわち資源の社会化です。(←資源の特定の国家独占でなく、地球という社会の所有です)。それぞれの国家の役割は、展望できる生産資源の範囲内で、安心して、可能な限りの計画的生産の調整に向かいます。イラク戦争、パレスチナ紛争はなくなります。尖閣も竹島も問題にならなくなります。国家・国境の廃絶に向かいます。その前に軍隊の廃絶などが先行します。これが21世紀の社会主義の始まりです。
   ↑
   ここを、地球主義にしたら、締まる気がします。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):資本主義にかわるもの  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 05/4/18(月) 13:18  -------------------------------------------------------------------------
   20代さん
こんにちわ!

>資本主義にかわるものはないのでしょうか?
>共産主義との二元的な意味ではないので、念のため。
>より先進的な制度というものはあるのでしょうか。

資本主義や社会主義を超えた社会を構成する経済システムが
探求されてます。一部では既に北欧諸国にそれのハシリの
ような形が出来つつあります。

経済評論家の内橋 克人 氏が提唱してる「共生経済」の
考え方があります。人間同士の連帯・参加・協働を基本原理
として・。資源循環型のシステムの構築、

「生きる・働く・暮らす」の統合と成長に依存しなくても
機能する経済システム、

浪費なき経済成長を指向することにより人々の生活も
豊かになる・と云う実践的な方向付け・になってます。

インターネットで「内橋克人」で検索すると同氏の著書が
多くあります。

最近では2月〜3月にかけてNHKテレビの「人間講座」
で同氏の「共生経済」が始まる・と題した

講座がありました。同時にテキストが発売されてました・
判りやすく纏められてます。

20代さんが下記に述べられておられる設問の答えに近い
考え方も載ってます。¥588.でした。

おそらくそのテキストのバックナンバーもあるはずですので
一見をお奨めします。 

>資本主義は弱肉強食の動物本能にかなったシステムであると思います。
>労働力が上がり、経済も発展する。
>しかし、資本主義の産物である企業が一人歩きを始めると、
>人間はただの労働機械となります。
>貨幣崇拝はモラルの低下につながります。
>子供の生活環境の悪化(メディアによる洗脳、教師のモラル低下、
>モラルの無い大人による性的犯罪などなど)もおきています。
>
>今の日本はこの問題を考える時期に来ていると思います。
>経済成長を続けることだけが良いことなのか?
>高い給料を得ることだけでいいのか?
>若年層の想像力の低下が騒がれていますが、
>逆に中年層の想像力はいかがでしょうか。
>
>真の健康で文化的な生活を送りたいものです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):資本主義にかわるもの  ■名前 : 海幸彦  ■日付 : 05/4/18(月) 13:51  -------------------------------------------------------------------------
   社会主義とは何か、それはもう3世紀も議論されています。でも、今の世の中に、それが何であるか、その定義がどのようなものであるか、少しでも学問的に語れる人はいません。
資本主義についても、しかり。

私も、よくわかりません。ですから私は、大上段に資本主義・社会主義をわかったような顔で話すことは極力控えます。分かっていないということを分かること、これほど大切なことはありません。占い師や宗教(家)は分からないことでも分かったように言います。

だから私は資本主義反対とは言いません。癒着・無駄遣い・横領アホン($)ダラー政権が非合法だ、というようなことは言います。私が肌で感ずることだからです。同時に社会主義反対などとは、もちろん言いません。ロシアが社会主義をめざしていたかというと、これはまったく疑わしい。ロシアは、そしてスターリンは、マルクス学説による社会主義を、めざすと称してめざしませんでした。そのかぎりでロシア・スターリンは社会主義でなかった、とは言います。あれが「社会主義」と誰かが強弁するなら、私は「社会主義」に反対ですが、あれは社会主義ではありませんね。

「社会主義」とは、について考え整理するためには、一定の議論の枠を作って、サン・シモンからバブーフ、マルクス、レーニン、トロツキー、スターリン、ブランキ、もし暇があればカウツキー、毛沢東、内村鑑三、大杉栄などなどを考察する必要があるでしょう。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):資本主義にかわるもの  ■名前 : 20代  ■日付 : 05/4/18(月) 14:06  -------------------------------------------------------------------------
   ありがとうございます。
大変参考になりました。
是非読んでみたいと思います。
なかなかこの問題に関する本をみつけることが出来ず
困っておりました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):資本主義にかわるもの  ■名前 : 海幸彦  ■日付 : 05/4/18(月) 14:23  -------------------------------------------------------------------------
   ▼20代さん:
>ありがとうございます。
>大変参考になりました。
>是非読んでみたいと思います。
>なかなかこの問題に関する本をみつけることが出来ず
>困っておりました。

社会主義について知るには、まづマルクス「フランスの内乱」(岩波文庫、大月書店、他)から読んでみて下さい。薄い本です。昔は100円か150円でした。パリコミューンで何があったか、これを「社会主義者」たちが、どう評価したか、この本で、当時の社会主義の概念がわかります。

それから、もっと知りたければ、その本に出てくるブランキ(急進主義者)とか古典的社会主義者たちの名前が多くでてきますから、これを読んでいくのがよろしいかと思います。決して『資本論』に取り付こうなどとしないで下さいネ。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : ありました。  ■名前 : 20代  ■日付 : 05/4/18(月) 16:42  -------------------------------------------------------------------------
   検索したところ図書館にあるようです。
是非借りてみようと思います。
読んだら書き込みをしようと思いますが、
少しお時間をいただくかもしれません。
ありがとうございました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):ありました。  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 05/4/19(火) 11:51  -------------------------------------------------------------------------
   20代 さん
こんにちわ!

資本主義にかわるものは、今世界の各地で人々の幸せを
築くことが色々と模索されてる」ようです。

その一つで国家単位で一括りにされない個人、市民、を
主役としたことにあるようです。

行政でも国家に括られない地方自治の構築からのもので
元々近代に至る処で機能してたモノで・・・

日本では明治維新以後の中央集権が一世紀にわたり強固に
張り巡らせた以前の形に模した個性ある地方の再構築に
あるように思われます。

経済システムとしては地方毎にエネルギー、食糧、医療介護も
含めたケアーを完結「柔らかい自給体制」した形で仕組み
にあるのではないかと思います。

西欧や北欧では元々国境を接してる国々や人種の異なる
ことも併せてそのような形を残してるそうでう。

日本も近代化も戦後の復興も地方各地のポテンシャル
「潜在力」がありそれを中央へ結集することが出来たので
それが可能になったのではないでしょうか・。

現在の日本では地方の経済や活力が低下してしまった
ことに大きな問題があります。

日本の将来を考えたとき、アメリカの市民運動としての
LOHAS「Lifestyles Of Health And Sustationability」
健康と持続性を重視すること・・

次世代へ美しく健康的な環境と文化を伝え残そうと
する考え方で・アメリカに限らず世界各国の心ある

人々には共感を呼び実践的な活動が既に始まってます。

先にご案内した「内橋 克人」氏が著書で述べられてる
処も同じベクトルにあるように思います。

此は「現在の資本主義や社会主義」を超えた処の
考え方ではないかと思考する処です。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):ありました。  ■名前 : 20代  ■日付 : 05/4/19(火) 12:32  -------------------------------------------------------------------------
   ありがとうございます。
私もそういう方向に社会が進んで欲しいと思います。
現在の企業の利益追求型社会に違和感や嫌悪感を
持っておられる方はたくさんいらっしゃると思います。
しかし列車は加速するばかり。

このスレッドで教えていただいたことについて調べてみようと思います。
またしばらくして考えがまとまれば書かせていただきます。
重ねて御礼申し上げます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 35  ■名前 : 20代  ■日付 : 05/4/18(月) 14:16  -------------------------------------------------------------------------
   幸いなことに
私が利用する図書館に35冊も著書があるようです。
本は借りる主義なので、
お金が無いのと、置く場所も無いので。。。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):資本主義にかわるもの  ■名前 : ごまめの翁  ■日付 : 05/4/18(月) 14:18  -------------------------------------------------------------------------
    私は昔から資本主義も、其の指導者次第では、いずれは敗退すると言ってきました。共産主義も決して悪くはないと思います。しかし共産主義を司る指導者が,庶民の中に溶け込んでいれば民衆は付いていきます。だが指導者達が栄養栄華を決め込んでいて、それが民衆に判れば民は首を横に振ります。

 難しい事は分かりませんが、昨今の中国のデモも,中国共産党の慟哭の一つに感じるのです。

 一方資本主義を唱えている日本も,人間社会と云うか,共産主義社会と同じ様な悪い所が凝縮した社会になってしまった感じです。
 議員,官僚,社会では指導者と云われる人々が,通常の社会では犯罪と思われる行為を平然とやってこなし、判らなければ何でも有りの社会になり,此れが昔と違い現代の情報化社会では即日ニュースが流れる事で悪影響が出ています。

 様は,政治でも社会でも宗教でも上に立つ者の理念がしっかりして不公平の少ない社会が出来るのが理想と感じます。

 要はどの様な理想的な主義でも宗教でも、上にたつ者が自己を主張していては成り立たないと云う事だと思うのです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):資本主義にかわるもの  ■名前 : k・satou <cbl13464@nifty.com>  ■日付 : 05/4/18(月) 20:29  -------------------------------------------------------------------------
   ごまめの翁さん
 いつも真摯な問いかけをどうも
  資本主義国といわれているわが国に まだまだ前近代的なものが
   いや封建的というほうが 正しいのかもしれませんが
  多くみられ それらが 個人の生活を縛り あたら持つ才能
   を萎ませているのを見るとき 悲しい気持ちにさせられます。

 あなたの好きなあの与謝野晶子の”ああ 弟よ”
  あれなんか 私には 親の名を継ぐ弟だったからで 決して
  反戦歌でもなく ただ”家”大事の歌なんだとしか 思えないのです。
  彼我の兵士達への また他の人へのおもいやりのものとは とても。
  あのあと彼女はどうしましたか?

 あの西部の堤さんでさえ ”堤家”温存のため ああなった。
  家なんかどうでもよければ あんなことにはならなかった。

 雅子妃の適応障害という病名も強迫性・不安精神症といわれ
  男子出産のプレッシャー・公園デビュウ 育児ノイローゼがとりざた
   されているのは 
  ”自分が責任を持ってお守りいたします”と三顧の礼で迎えた皇太子
  にしてみれば 西洋の皇族を熟知していることから
  精神的に追い込んだ宮内庁らにたいするある意味での ”人権宣言”です。
   基本的人権すら!いや選挙権も私有財産もない人たちがいる!
   驚いたことです。
  
資本主義とは? なんなんでしょうか?
 実態がそうでないものを 変えようとしても?変わる?


  

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):資本主義にかわるもの  ■名前 : ごまめの翁  ■日付 : 05/4/19(火) 7:44  -------------------------------------------------------------------------
    k・satou様
人は生まれた環境や育った経緯により,同じ事でも考え方が変わります。
 
 k・satouさまのお書きに成った事は,私とは違った所も有りますが理解も出来ます。皇太子の問題は成る程なと思い良い勉強をさせていただきました有り難うございます

 ただ、腐敗列島の日本を正常にするには、指導者の質の問題で己を捨てて真摯に国家に尽くす政治家が現れないと難しく思っているだけです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):資本主義にかわるもの  ■名前 : k.satou <kenji.satoucoa@ceres.ocn.ne.jp>  ■日付 : 05/4/21(木) 14:33  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ごまめの翁さん:
そりゃ 顔がちがうように考え方がちがってこその世の中。
 ただ家という側面からみただけで いろいろ考えさせられますね?
 資本というものは そういうものからの束縛を解き放つもの
 として 前近代的なもの一切から決別を お金というもので解決すべく
 まさに ほりえもんのいうお金で買えないものはない。と。
  そこまでいうか?と今は 言うものがいますが 
  なるほど なんてすぐ言うのがでてきます。
カミラさんとの再婚を寿ぐように せめて英国の王族なみの生活を
  願うのは 雅子姫フアンである私だけではありますまい。
  憲法違反の皇室典範なんかでしばり基本的人権が犯され
  戦争にまた担ぎだされそうなことを危惧される皇太子の
  心情は いかがなものでしょうか?
   YESともNOともいえないんですからね?
   外国の人にどう説明すればいいんですかね?我が自由民主主義とは?
己をすてて国のために尽くす!
  こんなの言うのは ほとんどインチキじゃないですか?
  リンカーンでさえ過激すぎる共産主義者といわれる現代
  ジャンヌダルクかなんかがお望みですか?

   どんなのでも 今の小泉よりゃ ましかもしれませんが。


> k・satou様
>人は生まれた環境や育った経緯により,同じ事でも考え方が変わります。
> 
> k・satouさまのお書きに成った事は,私とは違った所も有りますが理解も出来ます。皇太子の問題は成る程なと思い良い勉強をさせていただきました有り難うございます
>
> ただ、腐敗列島の日本を正常にするには、指導者の質の問題で己を捨てて真摯に国家に尽くす政治家が現れないと難しく思っているだけです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):資本主義にかわるもの  ■名前 : ozone  ■日付 : 05/4/18(月) 16:45  -------------------------------------------------------------------------
   ▼20代さん:
>資本主義は弱肉強食の動物本能にかなったシステムであると思います。
>労働力が上がり、経済も発展する。
>しかし、資本主義の産物である企業が一人歩きを始めると、
>人間はただの労働機械となります。
>貨幣崇拝はモラルの低下につながります。
>子供の生活環境の悪化(メディアによる洗脳、教師のモラル低下、
>モラルの無い大人による性的犯罪などなど)もおきています。

このような問題があるからなのでしょうか、今アメリカ、イギリス、フランスなど、資本主義の代表的な国々でマルクスの人気が高まって来ているそうです。

1999年イギリスの公共放送のBBCが、内外の視聴者を対象に、「過去1000年問で、最も偉大な思想家は誰か」というアンケートをとりましたら、三位がニュートン、二位がアインシュタイン、一位がマルクスでした。

アメリカでは、三大週刊誌の一つ『USニューズ・アンド・ワールド.リポート』が、03年9月、「20世紀を形づくった三人の知性」という特集号を出して20世紀をつくった「三人の知性」を選びました。 そしてその表紙を三人の知性の写真で飾りました。 左にアインシュタイン、右にフロイト、真ん中にマルクスが置かれておりました。

BBCでもアメリカの雑誌でも選ばれた知性のうち、社会を考えた知性はマルクスだけでした。

フランスでは、03年の10月、「ル・ヌーヴェル・オプセルヴァトゥール」という雑誌が、特集号「カール・マルクス」を出しました。これは、マルクス一人の特集で、大版100ページの全誌面を、マルクスについての26篇の評論とマルクスにかかわる19人の人物紹介で埋めました。

私も先入観にとらわれず、様々な先人の研究、業績等を検討、ヒントにしながら原点から自力で最良の経済システムを追求しながら、今遭遇している経済の諸問題を解決したいものだと思っております。 多くの先輩達は実に多くの資料と体験を私達に残して呉れております。 私はそれらを未だ消化不良のまま摂取していた事に気付きました。その貴重な遺産を生かさないほうは無いと痛切に思う今日この頃です。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):資本主義にかわるもの  ■名前 : 海幸彦  ■日付 : 05/4/18(月) 17:26  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ozoneさん:
>▼20代さん:

>三位がニュートン、二位がアインシュタイン、一位がマルクス
偉い人が、ぞろぞろ出てきました。

>私はそれらを未だ消化不良のまま摂取していた事に気付きました。その貴重な遺産を生かさないほうは無いと痛切に思う今日この頃です。

アインシュタイン、ニュートン、とくればユークリッドも入れないわけにはいきません。何がって、名前がです。ユークリッドが実際どれくらいすばらしいかは言えませんが、(情けないね)、なにしろ、ユークリッド幾何学・非ユークリッド幾何学と言われるくらいですから。
ユークリッドはガリレオ・ケプラー・ニュートンなどの大先輩、近代数学・科学の基礎を作ったと言える人ではないでしょうか。キリスト教道徳に覆われた暗黒の中世ヨーロッパに輝く、なんというか、理性の塊ですね。そして、ニュートンを経てアインシュタイン・プランクで花開く人類の科学。それが今、インターネットへとたどり着いています。

それに較べて、社会科学のなんたる貧しさよ。(いまだに「三大宗教」などと言われる(原始)宗教がある!)
ソクラテス・プラトン、デカルト・カント・ショーペンハウエル、…どれをとっても当たり前のことしか言っていないように感ずるのは、私だけでしょうか?フロイト?よくわからないねー。その点、アダム・スミスは「神の手の均衡?論」というたった一つの言葉で、いまも生きている。そして、マルクス。何をどうすればいいのか示唆してくれた思想家です。でも、ドアがみつかりません。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):資本主義にかわるもの  ■名前 : k・satou <cbl13464@nifty.com>  ■日付 : 05/4/18(月) 22:13  -------------------------------------------------------------------------
   海さん
 お元気?
  海さんは 大きな声でその持ち歌を歌ってくださいよ!
   別にインターを歌え!といってんじゃないんですよ。
    民主主義の歌!で結構。
  ナチの侵入にたいする抵抗と言う事情はあったにせよ
  あのフランスのアラゴンたちのように
   もとより神への信仰はもたないとしても 階級闘争とか
   プロレタリア解放とかいうことばは使わずとも
    ラ・マルセーエズを歌ったように!
  そのかわり ヒューマニズム文化への強い信頼をもち
  ”歌う 明日を準備する” これはコムミュスムは世界の青春だ!に
     つづくことばですから。
  いつも青春に向かって すなわち明日に向かって呼びかける。
   個人の運動が個人の生活の実態であるように 文化てのは
   いやそれを築く人間の努力は 世界に向かって 
    呼びかけてきたもんですから。
  民主主義の歌?でおおいに結構!
  
  

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):資本主義にかわるもの  ■名前 : 海幸彦  ■日付 : 05/4/18(月) 22:20  -------------------------------------------------------------------------
   ▼k・satouさん:
>海さん
> お元気?

最近元気ないです。(英語圏ではHow are you? と言われたら、たとえ Fine でなくとも、 I am fine, and you? と言うのが慣わしとか…。その意味では「元気です」)
いつも高尚なるお言葉、ありがとうございます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : こっちへレスします。その1  ■名前 : 退役軍人  ■日付 : 05/4/20(水) 0:55  -------------------------------------------------------------------------
   20代さん、こんばんは。

別スレッドでの、20代さんの問いかけにお答えします。

長いですよ。(笑

▼20代さん:
>おそらく円錐を真正面や真上から見ることが出来ない人たちは、
=====失礼中略=====
>自分はその上を走っただけだ、って言えばいいんですから。

一元化されているということすら気がついていないと思いますよ。
考えるということを自ら放棄しているようにも見えますねぇ。

私はこの事を、無自覚な独善であると思っています。
これが一番怖いと思っています。

イデオロギーもそうですけれど、宗教も同じです。

私自身が信仰と伴に生きていますからね、自身の価値観が宗教的価値観に依っているのは当然のことですけれど、これは自身に向けた価値の基準であり、自身の行動を律する掟であって、他者の持つ価値観を否定するものであってはならないのです。

アメリカでは、妊娠中絶を認めるか否かが「政治家のスタンスを表す」ある種の「政治的踏み絵」となっていますよね。こんなの、ナンセンスの極みですよ。

これは本来自身が持つ宗教的価値観と、レイプ等による望まぬ妊娠等の「現実との狭間」を埋める思考であって、まかり間違っても「神の摂理」等ではないのです。

結論として、本来内なる価値観が、外へ向かうとろくなこたぁない。

米国の価値観と倫理観は米国のものであって、誰にでも認められ受け入れられる価値観でもなければ、倫理観でもないという「こんなに簡単な現実」すら認められなくなる。

テロリストの依って立つ「大義」も同じです。
もはや彼らは「イスラム教徒」ですらない。

彼らが内なる価値観と外へ向かう価値観を同義と信じた瞬間に「無自覚な独善」に囚われてしまい、考える事を放棄してしまっていると思います。

内へ向くのか、外へ向くのか。
ここを意識出来ない人が増えてきたように思います。

この掲示板でも「私はこう思う」という超えてはならない枠を超えて「私は正しい」って叫び続ける人がいらっしゃるようにも思います。

これは、注意しないと私にも言えることなんでね、まぁ自省と自戒を込めてってことで。


続きます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : こっちへレスします。その2  ■名前 : 退役軍人  ■日付 : 05/4/20(水) 1:03  -------------------------------------------------------------------------
   続きです。

>大学、就職、何歳で課長、退職したら〜。
=====失礼中略=====
>現実は処理能力こそ有能の証です。

これは少し違うと思いますよ。

処理能力こそ有能の証ってのは、最初の段階だと思います。
管理職というか、グループのリーダーには違う資質と能力が求められると思いますよ。

組織の中で階段を登っていくと、より多くの権限と一緒に責任も与えられる。
その中で、処理能力こそ有能の証という段階で得たものが生きてくるのです。

私は会社という組織の中で働いた経験は、日本での三年半しかありません。
ですが、その短い経験の中でも組織の基本は変わらないなと思いました。

軍隊の組織と比較してという話ですけれど。

また軍隊ですかってブーイングをあびそうだけれど。(苦笑
これしか経験がないからさ、他に適当な比喩が見当たらない。

どういうことかというと。

ほぼ30Kgのフル兵装を身につけて30Kmを駆け抜けた「つらさ」を知り、走り終えた自身の疲労や肉体的な状態を「経験から知る者」でなければ、どんな小さな単位の部隊でも「指揮官」にはなれないという現実、これが軍隊には厳然として存在します。

分隊長だろうが、中隊長だろうが、師団長であろうが同じなのです、兵科士官というのはそういうものです。昨日の経験であるのか、十年ほど前であるのか、差はこれだけで本質は同じです。

指揮官が、同じ経験を持つとの確信が兵士にあるから、命令に従えるという現実もあるのです。 また、適切な助言というか提案を上官に出来る土壌でもあるのです。

西部鉄道の堤さんに欠けていた物、それは「一兵卒のつらさ」という経験だったと思いますよ。

また、逆らえなかった社員の人達にも「走ったこたぁ、ねえくせに」という反感と、絶対的な権力者へのおもねりがあったと思います。

結局、「解って貰えねぇよ」って諦めが支配していんじゃあないのかなぁ。

裸の王様になっちまった。

続きます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : こっちへレスします。その3  ■名前 : 退役軍人  ■日付 : 05/4/20(水) 1:11  -------------------------------------------------------------------------
   続きです。

>資本主義にかわるものというスレッドでも書きましたが、
======失礼中略======
>増えることを願ってやみません。

資本主義という経済システムは、「人が等しく持つ欲望」の方向を揃えて、集団の力と成す優れた仕組みであると同時に、能力や意欲が「得られる物」とおおむね比例する仕組みでもあります。

ところが、運というものもあるし、どんなに努力しても届かないレベルの能力、いわば個人の資質の違いや運が、「決定的な差」になってしまう点もありますよね。

右肩上がりの経済状況なら、社会にこれを吸収できる余力がありますが、ゼロサムどころか分け合うパイが小さくなっていく経済状況では、真っ先に弱いものが切り捨てられてしまうという制度的脆弱性を持ってもいるということですよね。

冷酷な言い方になりますがこれを自然の淘汰と容認するか。
あるいは、社会主義的考え方で「セーフティネット」を仕組みとして機能させるか。

私はどちらに傾斜しても良くないと思っています。

極論すれば、放漫経営から多くの借金でたくさんの人に迷惑をかけたあげく、ホームレスとなる道しか残されていない人に、同情や社会的仕組みでの救済なんぞ無用です。

しかし、まじめにきちんと責任を果たして働いていたのに、企業を襲った不運や社会の変遷に企業そのものが取り残されてしまった。

結果として、職を失うという悲運に見舞われた人や、どうしても物理的に克服出来ない社会的弱者は、社会がきちんとコストを負担して救済するべきだとも思います。

珠さんの紹介にあった「民主的社会主義」ってのが、北欧で根付いているってのは、収入の50%にも登る租税と社会保障費を支払うというコンセンサスが国民に出来ているから実現しているのです。税率の傾斜はゆるやかだから、低所得者層でもほぼ同じ税率ですよ。

この高負担高福祉の仕組みを嫌って移民する国民や、他の国に拠点を移す大企業も出てきていて、制度的には曲がり角であると思います。

某スウェーデン系通信大手のエンジニァが、

「真剣に移民を考えている、我々の会社も拠点を違う国へ移したし、もう母国にとどまる理由はない。ところで、日本は移民を受け入れているのか」

って真剣に訊かれたこともありますよ。

産業の空洞化ならまだ打つ手はありますが、産業を支える「頭脳労働者」が流失してしまえば、国家の明日はありませんからね。

こんな風に考えています。

長文、失礼いたしました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : できるところから  ■名前 : 珠  ■日付 : 05/4/21(木) 0:58  -------------------------------------------------------------------------
   ▼退役軍人さん:

>資本主義という経済システムは、「人が等しく持つ欲望」の方向を揃えて、集団の力と成す優れた仕組みであると同時に、能力や意欲が「得られる物」とおおむね比例する仕組みでもあります。(略)
>分け合うパイが小さくなっていく経済状況では、真っ先に弱いものが切り捨てられてしまうという制度的脆弱性を持ってもいるということですよね。
>冷酷な言い方になりますがこれを自然の淘汰と容認するか。あるいは、社会主義的考え方で「セーフティネット」を仕組みとして機能させるか。私はどちらに傾斜しても良くないと思っています。
>(略)「民主的社会主義」ってのが、北欧で根付いているってのは、収入の50%にも登る租税と社会保障費を支払うというコンセンサスが国民に出来ているから実現しているのです。税率の傾斜はゆるやかだから、低所得者層でもほぼ同じ税率ですよ。
>この高負担高福祉の仕組みを嫌って移民する国民や、他の国に拠点を移す大企業も出てきていて、制度的には曲がり角であると思います。(略)産業の空洞化ならまだ打つ手はありますが、産業を支える「頭脳労働者」が流失してしまえば、国家の明日はありませんからね。

おっしゃる通り、仕事の能力評価が高い人、経済的に豊かな人ほど税金も多額になりますから、こんなに支払いたくない、と思うのも人間の在り方でしょう。人間には欲望がありますから確かに難しいところだと思います。

しかしまた一方で、フィンランド(だったと思うのですが)では、失業の憂き目にあった第2次産業労働者を再教育して電子産業への転換を図り、国家的に産業育成をしたことで税収が上がり、しかも少子化にも歯止めがかかったと聞きました。サイズが小さいとは言え、国家としてこうした努力を続けているようですね。

また私の知っている高齢のご婦人は、スウェーデン人と結婚し、夫を亡くされて、懐かしい日本への帰国を考えたそうですが、日本の医療や福祉等を調べて、帰国を思いとどまりました。介護保険以前の出来事でしたが。

どういう国家に住みたいか、資本主義にどれだけ社会主義的な要素を盛り込んで行くか、どういう生き方を選ぶのか、地球環境や資源の問題と合わせて、物質的には「足るを知る」ような生き方を選ばざるを得ないような時代になってきているように思います。例えばフェアトレードなども、そうした動きの一つでしょう。

大きな経済システムに対しあまりにも小さなことを申し上げました。ただ、25年程前に農林省の方に、有機農業や無・低農薬栽培の将来に付いて伺った時、農政から考えると話にならない、とせせら笑われたことを覚えています。しかし今、もちろん大きな流れとまではなってはいませんが、無視することは出来なくなったと思います。そのように、私たち市民は経済についても自分の生き方と絡めて思考し、自分の選択、経済行動が遠くの国に影響を及ぼすことがあることを自覚し、小さなことでもしないよりはマシ、というところから動かしていくことかなあ、と思っています。そのなかで一番大きなことは、選挙でどういう考えの政治家を選ぶかということかも知れませんね。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):できるところから  ■名前 : k.satou <kenji.satoucoa@ceres.ocn.ne.jp>  ■日付 : 05/4/21(木) 10:27  -------------------------------------------------------------------------
   珠さん
 資本の論理てのには お互い 少し勉強不足ですね。
 勉強嫌いの私が言うんだからまちがいない。
単なる技術てやつが進歩すりゃ この世は
  少しはましなものになるか?
大企業が少しは世の中のこと考えてくれれば
  いいのに! 等々。
100円のもんを 90円で売ってりゃ
 私は少しは嫌な奴がやってても そこで買うし
100円のを120円で交換してくれりゃ
 たとえ北朝鮮でもアメリカでも どこにでもいく
 税金がたかくなりゃ 安いとこへ
 そりゃたまには 奇特な人がいて 寄付なんかするけど。

 しかし 最大限利潤をもとめていく。これが資本の論理。
こりゃ 坂道を上に 水が流れないてのとおなじ。
 冨の偏在はますます大きくなる。かたや ますます貧困はふえる。 
  いわゆる市場が大きくなった。買えないと思ってたのに!
  またいままでより安く働かせる連中がいる。中国・インドらで
  国家独占資本主義とか新植民地主義とか民族主義の次に叫ばれたけど
  資本の論理はこれらをも凌駕しているんじゃない?

 技術論てきには 補完貨幣てやつが注目されてるけど
  例のポイント制で お金は毎年減額していくやつ。スタンプをはるやつ。
  老人党員ないで通用するカードを発行して 本屋でもやるか?
   捨てなきゃならない本で 困ってる(あおばびとさん なんとかして)
  使えばその1割が老人党に寄付されるなんてのも案外おもしろいかもね。

さて本題の”できるところから” じゃ!あんたはなによ!
 と聞かれると 弱る! ことばもない。
 同じ思いでいて 普段あうことのない人たちを ”朋有り遠方よりきたる”と
  ある種の感慨をもち 望みを彼らに託す たとえば”貴方に!”
    せめて 下足番ぐらいはします。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):できるところから  ■名前 : あおばびと  ■日付 : 05/4/21(木) 15:41  -------------------------------------------------------------------------
   え、呼ばれた。

> 技術論てきには 補完貨幣てやつが注目されてるけど
>  例のポイント制で お金は毎年減額していくやつ。スタンプをはるやつ。
>  老人党員ないで通用するカードを発行して 本屋でもやるか?
>   捨てなきゃならない本で 困ってる(あおばびとさん なんとかして)
>  使えばその1割が老人党に寄付されるなんてのも案外おもしろいかもね。

昔はトイレで使用できたけど、今じゃ、詰まるからって、使用禁止。しかたがないから、古本屋。それって、意外といいかも。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):できるところから  ■名前 : k・satou <cbl13464@nifty.com>  ■日付 : 05/4/21(木) 20:59  -------------------------------------------------------------------------
   あおばびとさん
 以前 軽く一蹴された覚えがあるけど 古本屋あるいは回し本屋
  てのを あの100冊の本で好評のきみゆらさんと組んでやろうかね?
   買うのもしゃくだし 捨てるのはできない かといって
   有意義に利用してもらえば ありがたいしね。
   料金は 廉価で 一割は老人党へ寄付とかして。
  友人で  先生やめて中国や外国まで寄付して やっとすこし
    整理した。 あとは なんとかなんない?なんてよく聞かれる。
    とにかく 大変な労力がこいつにはかかる。 重いしね。 
    オフ会かなんかのとき もちこめば いいしね。

  毎週 捨てるんだけど なかなか別れ難いもんです。 
   とりあえず 書名 著者 出版社 ぐらいの一欄表でもつくろうか?
  どう? 
 あおばびと書店さん?   

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):できるところから  ■名前 : あおばびと <aobabito@mail.goo.ne.jp>  ■日付 : 05/4/21(木) 21:49  -------------------------------------------------------------------------
   ▼k・satouさん:

>  毎週 捨てるんだけど なかなか別れ難いもんです。 
>   とりあえず 書名 著者 出版社 ぐらいの一欄表でもつくろうか?

それから、希望価格もお願いします。一覧表が出来ましたら、メールでファイルを送付してもらえれば、「ウラ老人党」の一画にアップしますよ。あおばびと書店の始まりです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 携帯電話の世界的普及という神風  ■名前 : 退役軍人  ■日付 : 05/4/21(木) 12:00  -------------------------------------------------------------------------
   珠さん、おはようございます。

▼珠さん:
>人間には欲望がありますから確かに難しいところだと思います。

違う視点で捉えるとそれだけではないと思いますよ。

私は確定申告で所得税を、これと連動して査定され課税される地方税などの租税負担と社会保障費を合わせると、収入の40%強を支払ってます。嫁さんは30%弱かな。

有り難いことに夫婦とも健康なので、お医者様のお世話になるって一年に一度あるかないか。それも三割負担ですね国民健康保険ですから。

それなのに二人とも保険料は最高額を支払っています。夫婦であるにも関わらず、お互いを扶養家族に出来ないのです。

ただね、負担可能な者が負担するってことは、負担することが難しい人達の分も支払って支えるってことで、こういった仕組みは社会保障の原点ですからね。

いつの日か、というかリタイアして負担出来なくなったら、逆に負担できる誰かに支えて貰うことになりますからね。相身互いってことでしょうから。

酷税ですよまさに、日本の所得税は累進課税率の傾斜がかなりきついですからね。

税金と社会保障費を差し引くと、半分ぐらいの年収のサラリーマンと同じぐらいのお金しか残らない。(涙...........

まっ、そうしているのは我々夫婦の選択ですからね、制度に定められた相応の負担はしなけりゃあいけませんから。

でもねぇ、相応の負担という容認できるレベルを超えていると思います。累進課税の最低税率と最高税率の差は酷い。収入に応じたとしても、税率の差が小さければ納得出来ますけれど、たとえ金額という点で数倍払っていたとしても。

酷税ですよ。(怒り!!!!!!!

そんなんこんなんで、「不公平感」を感じてます。

確かに高収入なのかもしれませんけれど、なんにもせずに普通の人より高い収入を得られているわけではありませんよ。

自身に投資し努力してスキルを磨いて、結果しか求められない厳しい環境で鬼のように働いて得られるようになった高収入なのです。

のんべんだらりと毎日を過ごしているにも関わらず平均的な年収を得られていて、なおかつ定年までの身分が保証されている人達の数倍の税金を支払っているのに。

こんなの不公平ですよ。(泣き笑い........

でもね、そういった収入を得られる機会を社会の仕組みから与えて貰ってますからね、容認すべきなのかもしれないなぁ。

>しかしまた一方で、フィンランド(だったと思うのですが★脚注 正解!!)(略)国家としてこうした努力を続けているようですね。

フィンランドの場合は、携帯電話の世界的普及という「神風」がふいたから成功したという側面がありますよ。

GSMという世界標準になった方式で、フィンランド企業であるNokia社は大躍進しましたから、元々中規模のありふれたメーカーが世界的な大企業に成長しましたからね。

最近では製造部門どころか、R&D部門さえも海外移転していますからね。
この会社に部品を供給している部品メーカーなども海外移転していますから、これからが厳しくなると思いますよ。

現在フィンランドに残るのは、ほぼ本社機能だけになってますし、最終的には持株会社だけがフィンランドに残る形になるでしょう。

>どういう国家に住みたいか、資本主義にどれだけ社会主義的な要素を盛り込んで行くか、どういう生き方を選ぶのか、(略)例えばフェアトレードなども、そうした動きの一つでしょう。

「足るを知る」ってのは、物質的な物では断じてありません。むしろ、充足感や幸福感と伴に生きる精神的な指針であると思いますよ。

フェアトレードの実態を、アフリカでコーヒー豆の買いつけという形で目にする機会がありました。

市場で競り落としたコーヒー豆を、貧しい農民をたくさん雇ってフェアトレードNPOが運営する買いつけ所に小量ずつ持ちこませ、利ざやを稼いでいる大馬鹿者が存在するという実態を目にしました。

NPOの買いつけ担当は当然それを知っていますが、ビジネスとして成り立たせるには、ある程度以上の流通ボリュームが必要なので黙認しているそうです。

これって、新たな搾取の仕組みの片棒を担いでいることになりませんか。

>そのなかで一番大きなことは、選挙でどういう考えの政治家を選ぶかということかも知れませんね。

これが基本ですよね。

長文、失礼いたしました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):技術革新が〜〜主義を超えてゆく  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 05/4/20(水) 11:52  -------------------------------------------------------------------------
   資本主義も社会主義も人々が生活してゆく上での生産とその成果の分配の
社会的な仕組みなあり方についてのことと云えます。

それを前提として歴史を紐解くと見えてくるものがあります。
共産主義的な仕組みは原始人が共同して暮らし始めた頃に自然発生的に
食糧である獲物を狩ったり、分配することで彼らの暮らしにとって大切
な仕組みであったのではなかったかと考えられます。

人類は狩猟生活から定住が可能な農業技術を開発して群から集団へ、
その集団から社会を形造ること、その社会を持続可能な形で維持することに
集団としての意識の芽生えが生じて来た・・こと。

マンモスのような大きい動物を狩る方法「技術」野生動物を家畜化する
野生種の穀物で生産収穫に適したものを栽培すること「農業の発生」に
より暮らしの集団であった社会も能力を前提とした役割の分担から
階層が生じるに至ったことは教科書にも載ってることです。

人類が現在まで辿った歴史の中で各々の時代において飛躍する発端は全て
技術の革新と進歩が大きく関わってます。
産業革命は蒸気機関の発明がその発端と云われてますが、それを推進
したのは鉄道という輸送手段へと発展したこと、と船舶の推進動力として、
それまでは自然の風頼りであった海運輸送手段が適宜、適時に活用可能に
なったことも大きな影響を持つに至ったことは容易に想像できます。

有線通信から無線通信での電信、電話の発明、も飛脚や狼煙などでの情報
伝達とは格段の機能拡大で計り知れない社会への影響があり、

現在ではラジオ・テレビ・インターネットCOM「通信」と周りを見渡せば
この10年〜20年の範囲だけでも物凄い変わり様です。
・・・長くなりましたが此処までが前段です。・・・

私は、それらを踏まえて世界や社会を変革し発展進歩を推進しる主体は
政治家や思想家・経済学者では無く真の革新・革命家は新技術の開発に
携わる研究者やそれを具体的な形を導き出す技術者ではないかと考えてます。

加えて近未来において資本主義を超えるもの・については技術展望を
無くしては語れません、特に資源、エネルギー食糧生産に関わることから、
国の将来にまで及ぶ影響が生じてきます。

日本は云われてるように「資源小国では無い・資源大国」でもあるとする
別の見方も出来ますのでその辺りの捉え方については追って続きをレスします。

長くなってしまいました。ご許容の程!

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):技術革新が〜〜主義を超えてゆく  ■名前 : 20代  ■日付 : 05/4/20(水) 12:22  -------------------------------------------------------------------------
   そうですよね・・。
利便性の追求より、環境への害の少なさを目指して欲しい。
そのためには購買者の意識の変革は必要です。

おいしいものを追求し、食べたいだけ食べるか、
健康のことを考えた食事をするか。
自分の体だから勝手にさせろでいいですが。
地球は全世界の人のものであり、子孫のものです。
んー。考えは浮かぶのですが、
理想と現実を考えると、文字にできません・・・。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):資源小国から資源大国へ〜〜主義を超えてゆく  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 05/4/21(木) 11:57  -------------------------------------------------------------------------
   日本は資源小国であると云うことは「刷り込み」状態で多くの人たちが
思い込んでますが、確かに鉱山や油田からの天然資源からの見立てでは
そうかも知れませんが・・・、

しかしながら、此処で視点を変えてみますと違った風景が見えてきます。
石油や鉱山から産出する天然資源は将来間違いなく枯渇する宿命にあります。
今やリッチ「富」でも将来はプアー「貧」になることになります。

そこで例えとして缶ビールに使われてるアルミニュウムは鉱山から産出する
ボーキサイトとそれを精錬する為に莫大な電力が消費されてます。

その缶ビールの缶は空き缶も含め既に日本には莫大な量を図らずも蓄積
してることになり、大きな資源をもつに至ってます。

アルムニュウムは循環再利用をし易い物質です。
鉄鋼についても同じようなことが云えますが現在日本は中国向けに屑鉄を
相当な量を輸出してることも知られてる事ですが、自動車の廃棄に伴う
屑鉄も鉄鋼資源としては有望なもので、鉄鉱石から製鉄に至る行程を
短縮可能なものと云えます。
国内に打ち捨てられてる鉄クズも有望な資源集積に当たります。

従来、屑鉄は異なった色々の種類の鉄鋼が含まれるので難点があると
見られてましたが日本の製鉄メーカーが開発した技術はそれらを克服
して屑鉄からも高級な鉄鋼を生産可能になってます。

製鉄にはコークスなどの還元剤としての燃料が必要ですが、石油系の
合成樹脂の廃棄物を利用して産業廃棄物の処理も併せて可能になってます。

このように見ますと国内に大量に打ち捨てられてる産業廃棄物も実は
有望な資源であることになります。

廃棄物として打ち捨てられてる物は拡散してますので、拡散から集積する
のに必要な手間やエネルギーが必要になりますが、それは消費者が心を
入れ替えれば協力可能なことでもあります。

資源の循環、再利用のシステムを構築すれば日本は資源大国になります。
廃棄された携帯電話機から金や諸々の高価な稀少金属が回収されてることが
知られてるように・・その技術の発展する将来には海水に含まれてる

金銀をはじめ「あらゆる」元素レベルの稀少金属類を抽出する技術が
研究開発されつつあることも実現性の高い夢であると思います。

資源の獲得闘争から逃れて世界の平和にも「科学技術」の一層の役目が
課されることにもなります。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):資本主義にかわるもの  ■名前 : ozone  ■日付 : 05/4/20(水) 16:03  -------------------------------------------------------------------------
   ▼20代さん:
>資本主義にかわるものはないのでしょうか?
>共産主義との二元的な意味ではないので、念のため。
>より先進的な制度というものはあるのでしょうか。
>
>資本主義は弱肉強食の動物本能にかなったシステムであると思います。
>労働力が上がり、経済も発展する。
>しかし、資本主義の産物である企業が一人歩きを始めると、
>人間はただの労働機械となります。
>貨幣崇拝はモラルの低下につながります。
>子供の生活環境の悪化(メディアによる洗脳、教師のモラル低下、
>モラルの無い大人による性的犯罪などなど)もおきています。
>
>今の日本はこの問題を考える時期に来ていると思います。
>経済成長を続けることだけが良いことなのか?
>高い給料を得ることだけでいいのか?
>若年層の想像力の低下が騒がれていますが、
>逆に中年層の想像力はいかがでしょうか。
>
>真の健康で文化的な生活を送りたいものです。

いやー、切実にこの問題が胸に響きます。

ここに生まれた以上、生きていかなければならない、万人が共生する宇宙船地球号の乗組員の一人として。ロビンソンが無人島に漂流した時のように。

原点から考えてみました:

以下の物とは夫々何だろう?

衣食住のための必需物資を獲得するという事。労働。生産。道具、機械。流通。分配。消費。利潤。生産する際に形成される人間同士の関わり。これらが歴史が経るにつれてどのように変化して来ているか、等々・・・

宇宙船地球号の全乗組員が未来も豊かに幸せに一生を全う出来るようにするための解答がこの辺から出ないものでしょうか。

日常のありふれた事象の中に宝物があるかも知れないと思うこの頃です。

とにかく、絶えず原点に返って特に経済の問題は考えなくてはならないようですね。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : またまた短絡的ですが。  ■名前 : 20代  ■日付 : 05/4/20(水) 21:37  -------------------------------------------------------------------------
   思いつきです。
〜主義が必要になるのは世界に対立があるからではないだろうかと。
宗教、人種、などなど。
資源の奪い合いもありますし。
理想論っぽくなりますが、
インターネットなどで、情報がより流通し
お互いの偏見がなくなれば対立は減るかと(情報操作もありますが)。
要は情報公開がカギになってくるように感じます。
アメリカはトップシークレットと言って
信じられないほど酷いことを自国民や他国民にしています。
核実験、放射能の人体実験〜
これらの情報が公開されれば米国民も反対するはずです。
日本や他の国、企業でも同じですがトップの一部の人間が
自分の利権を守るために特定の情報を隠します。
そして情報を得られない者はその時になしうる判断、決定は
絞られるのです。
今の日本の政治でも同じですが、国民(平均レヴェル)が理解できる
程度の情報を与えずに選挙や調査をやって過半数だどうだ言っても
その選挙や調査は意味がないのです。
9条改正案ができようが、その内容と、実際に適用する場合どの程度の
範囲で適用されるのか国民が理解して国民投票がなされなければ、
小学生に決めさせるのと同じです。

権力による情報隠蔽をなくせばより住みやすい社会になると考えます。

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