Page 51 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼「日勤教育」事前に報道できなかったのか イワオ 05/4/28(木) 1:53 ┣Re(1):「日勤教育」事前に報道できなかったのか k・satou 05/4/28(木) 5:09 ┣効率主義のもたらすもの 団塊党 05/4/30(土) 11:36 ┃ ┗Re(1):効率主義のもたらすもの 悠々 05/4/30(土) 17:13 ┗Re(1):「日勤教育」事前に報道できなかったのか 呆 05/4/30(土) 15:49 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 「日勤教育」事前に報道できなかったのか ■名前 : イワオ <iwao_tanaka@hotmail.com> ■日付 : 05/4/28(木) 1:53 -------------------------------------------------------------------------
TVでJR西日本の「日勤教育」の過酷さ放映してました。 だいたい、秒単位で運行管理するか、それが守れなかったとき次ミ スしたら退職しますと言わせるか。 街金やマルチ商法と同じ運営です。街金、マルチはある程度修羅場 をくぐった連中なので抵抗力も少しはあると思いますが。 結果、類を見ない悲惨な事件が起こった。責任はすべてJR西日本 経営陣にありますが、こんな経営やっていたら大事故が起きると警 告するメディアはいなかったのでしょうか。 グーグルで検索すると、問題は何年も前からあったようで、裁判も 起きている。ジャーナリストの間ではかなり知られていた問題のよ うに思います。 たぶん報道されたとしても、労働、人事の問題としてしか認識して なかったように思います。 いろいろな兆候をまとめて、考え、結果を想像する能力持った人は いなかったのでしょうか、それともいたけども報道されなかったの か。 記者会見で、オーバーランを短く申請した運転手、車掌の気持ちが 分からないと言っていたJR西日本の幹部いましたが、「日勤教育」 のこと知っていながらの発言なのでいくらでも追求できそうですが、 誰も追求しなかったようです。 起こってしまってからの後追い報道しか出来ない社員より、今求め られるのは起こる前の兆候をきちんと分析、警告できる有能なジ ャーナリストです。 喜々として現場からレポートしているメディアの方々、たぶんあな た方も、一次ではないにせよ、二次くらいの責任はある。 |
▼イワオさん: まったく 義憤にたえません。 今これと同じ問題は各所にみられます。 たとえば あの トヨタ自動車が 基準監督署無視の労働状態であり 早晩 大問題となります。 我が国の誇る会社で あんなに利益をあげてもまだ 労働行政なんか 憲法なんか まったく無視。 従業員。下請け。価格。安全面への配慮(衝撃時へ等) あの ソニー・ファナックらの社員いじめと 下請け泣かせはあまりにも有名です。 加速こそすれ 資本の論理のもと その非情の犠牲になるのは いつも私たちなんです。 >TVでJR西日本の「日勤教育」の過酷さ放映してました。 >だいたい、秒単位で運行管理するか、それが守れなかったとき次ミ >スしたら退職しますと言わせるか。 >街金やマルチ商法と同じ運営です。街金、マルチはある程度修羅場 >をくぐった連中なので抵抗力も少しはあると思いますが。 > >結果、類を見ない悲惨な事件が起こった。責任はすべてJR西日本 >経営陣にありますが、こんな経営やっていたら大事故が起きると警 >告するメディアはいなかったのでしょうか。 > >グーグルで検索すると、問題は何年も前からあったようで、裁判も >起きている。ジャーナリストの間ではかなり知られていた問題のよ >うに思います。 >たぶん報道されたとしても、労働、人事の問題としてしか認識して >なかったように思います。 >いろいろな兆候をまとめて、考え、結果を想像する能力持った人は >いなかったのでしょうか、それともいたけども報道されなかったの >か。 > >記者会見で、オーバーランを短く申請した運転手、車掌の気持ちが >分からないと言っていたJR西日本の幹部いましたが、「日勤教育」 >のこと知っていながらの発言なのでいくらでも追求できそうですが、 >誰も追求しなかったようです。 > >起こってしまってからの後追い報道しか出来ない社員より、今求め >られるのは起こる前の兆候をきちんと分析、警告できる有能なジ >ャーナリストです。 > >喜々として現場からレポートしているメディアの方々、たぶんあな >た方も、一次ではないにせよ、二次くらいの責任はある。 |
世の中には、常識として誰も疑わない考え方が、案外と根拠のない誤解からきていることがよくあります。 JR西日本の経営者達も大きな誤解があったように思います。 それは、「罰則を厳しくすれば、社員は真剣に働く」という誤解です。 日勤教育とはまさにその誤解から生まれたシステムです。 ミスをしたら1日中草刈りをさせるとか、規則を書き写すことを何回も繰り返させるとか、あまりにも単純な考え方です。 教育の世界でもよく放縦な子どもや怠ける子どもにはにはもっと厳しく体罰を与えろという声が聞こえてくることがありますが、これも大きな誤解です。 子どもの心を全く理解していない人の言う空想に過ぎません。 子どもとの人間関係が築けていないままでの、機械的で冷たい厳しさは、学級崩壊を起こすクラスの特徴です。 日勤教育にもそれと同じような冷たさを感じます。 社員達が毎日どのような思いで働いているのかに思いを巡らす余裕を感じさせません。 世の中全体にこのような機械的な厳罰主義が蔓延するのを恐れます。 経営の効率化をあせるあまり、このような風潮が広がらないことを願います。 効率一辺倒というのはいずれにしてもうまくいかないということが、今回のことではっきりしたように思います。 経営者からも社員からも冷静な判断力や暖かさを奪ってしまうようです。 |
何かの折にきいたアメリカにおける会社経営レポートの一端が 新鮮に響いたことがあります。長きにわたって安定した経営を 続けているいい会社というものはおしなべて【人を大事にする】ということ。 そのような地味な努力をしている会社はメディアやマーケットで脚光を 浴びる状況にはほど遠いけれど・・。 先日、近くの老健施設の感謝会に招かれました。ゲストはアテネ パラリンピックの水泳競技で7個もの金メダルを獲得した成田さん。 直前までプールでのトレーニングを済ませ、車イスで颯爽と登場。 失ったものより得たものもほうがずっと多いという【今】を話されました。 13歳で障害者となってから今に至るまでの葛藤や努力と 支えてくれている人々への感謝の気持が招待者に伝わりました。 感謝会で副施設長が紹介したなかには10年以上も地味な活動を 続けている団体や個人もいくつか。勿論、働いている職員も含めて 長く働く人が多い所は【人を大事にする】環境があるように思えます。 翌日、副施設長から出席に対して御礼の電話が入りました。こちらから 御礼を申し上げたいぐらい素敵なひとときでしたのに。 その心遣いが人を繋ぐのですね。 |
事故が起きないと、何事も日の目を見ることはありません。「日勤教育」の内容などをマスコミはとっくに掴んでいたと思います。ただ、不況でリストラの続いているこの世の中だ。そのくらい当たり前だろうと「見過ごした」か「社内での記事の差し止めにあった」かでしょう。 マスコミなんて決して真実を伝えないものです。新聞、テレビの報道が正しいと思うのは止めましょう。 官庁だって同じようなものです。 ところで、我々一般の人民は何を信じたらよいのだろう。ここから先は 「自己責任」だけ? |