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 ▼ニートやフリーターについて  パンドラ 05/7/24(日) 19:01
   ┣Re(1):ニートやフリーターについて  Gokai 05/7/24(日) 21:34
   ┃  ┣Re(2):ニートやフリーターについて  パンドラ 05/7/24(日) 23:05
   ┃  ┃  ┣Re(3):商売上手な国のひもじい国民  Gokai 05/7/26(火) 20:45
   ┃  ┃  ┃  ┣Re(4):商売上手な国のひもじい国民  昭和 人 05/7/26(火) 22:34
   ┃  ┃  ┃  ┃  ┗Re(5):商売上手な国のひもじい国民  Gokai 05/7/27(水) 16:02
   ┃  ┃  ┃  ┣Re(4):商売上手な国のひもじい国民  たけチャン 05/7/27(水) 0:00
   ┃  ┃  ┃  ┃  ┗Re(5):商売上手な国のひもじい国民  Gokai 05/7/27(水) 16:40
   ┃  ┃  ┃  ┗Re(4):商売上手な国のひもじい国民  ワン太郎 05/7/27(水) 18:09
   ┃  ┃  ┃     ┗Re(5):商売上手な国のひもじい国民  Gokai 05/7/27(水) 20:32
   ┃  ┃  ┃        ┣Re(6):商売上手な国のひもじい国民  パンドラ 05/7/28(木) 20:10
   ┃  ┃  ┃        ┃  ┗Re(7):商売上手な国のひもじい国民  Gokai 05/7/29(金) 0:13
   ┃  ┃  ┃        ┗余力を無くした企業と、ゼロトーレランス  退役軍人 05/7/28(木) 23:47
   ┃  ┃  ┃           ┗Re(1):余力を無くした企業と、ゼロトーレランス  Gokai 05/7/29(金) 13:14
   ┃  ┃  ┃              ┗Re(2):余力を無くした企業と、ゼロトーレランス  退役軍人 05/7/31(日) 0:28
   ┃  ┃  ┃                 ┣Re(3):余力を無くした企業と、ゼロトーレランス  ステディ ベア 05/7/31(日) 2:06
   ┃  ┃  ┃                 ┣Re(3):戦後教育やゆとり教育  Gokai 05/7/31(日) 15:44
   ┃  ┃  ┃                 ┗Re(3):ゼロサム経済  Gokai 05/7/31(日) 16:13
   ┃  ┃  ┃                    ┗Re(4):ゼロサム経済  退役軍人 05/7/31(日) 22:19
   ┃  ┃  ┃                       ┣Re(5):ゼロサム経済  たけチャン 05/8/1(月) 0:21
   ┃  ┃  ┃                       ┗Re(5):ゼロサム経済  Gokai 05/8/1(月) 7:46
   ┃  ┃  ┃                          ┣サルも木から落ちる  たけチャン 05/8/1(月) 10:12
   ┃  ┃  ┃                          ┗バブル景気とその崩壊  退役軍人 05/8/1(月) 12:19
   ┃  ┃  ┃                             ┗ゼロサム  退役軍人 05/8/1(月) 14:37
   ┃  ┃  ┗Re(3政策運営  rerere 05/7/26(火) 23:42
   ┃  ┣Re(2):ニートやフリーターについて  rerere 05/7/25(月) 0:24
   ┃  ┃  ┗Re(3):ニートやフリーターについて  Gokai 05/7/25(月) 20:26
   ┃  ┃     ┗Re(4):ニートやフリーターについて  rerere 05/7/26(火) 21:22
   ┃  ┃        ┣Re(5):ニートやフリーターについて  Gokai 05/7/26(火) 22:08
   ┃  ┃        ┗Re(5):ニートやフリーターについて  昭和 人 05/7/26(火) 23:56
   ┃  ┗Re(2):ニートやフリーターについて  昭和 人 05/7/26(火) 17:35
   ┃     ┗Re(3):パンドラさんでした。ニートやフリーターについて  昭和 人 05/7/26(火) 17:41
   ┣Re(1):ニートやフリーターについて  秋明菊 05/7/25(月) 15:09
   ┃  ┗Re(2):ニートやフリーターについて  パンドラ 05/7/26(火) 11:00
   ┃     ┣Re(3):ニートやフリーターについて  キタキツネ 05/7/26(火) 15:20
   ┃     ┃  ┗Re(4):ニートやフリーターについて  安本単三 05/7/26(火) 16:26
   ┃     ┗Re(3):ニートやフリーターについて  キタキツネ 05/7/26(火) 18:10
   ┃        ┣Re(4):ニートやフリーターについて  ワン太郎 05/7/26(火) 18:36
   ┃        ┣Re(4):ニートやフリーターについて  団塊党 05/7/26(火) 19:53
   ┃        ┗Re(4):ニートやフリーターについて  パンドラ 05/7/27(水) 10:13
   ┣経済格差の原因  たけチャン 05/7/26(火) 0:10
   ┗Re(1):ニートやフリーターについて  桃李 05/7/28(木) 21:51
      ┣Re(2):ニートやフリーターについて・会社の欲張り・けち  桃李 05/7/28(木) 22:14
      ┃  ┗Re(3):ニートやフリーターについて・会社の欲張り・けち  ワン太郎 05/7/29(金) 21:36
      ┃     ┗Re(4):ニートやフリーターについて  桃李 05/7/30(土) 0:37
      ┃        ┗Re(5):ニートやフリーターについて  ワン太郎 05/7/30(土) 22:14
      ┣Are you sure?  コップ酒 05/7/29(金) 15:48
      ┃  ┗↑ホントに? です  コップ酒 05/7/29(金) 15:51
      ┗Re(2):ニートやフリーターについて  パンドラ 05/7/30(土) 7:20
         ┗Re(3):寅さん症候群  桃李 05/7/30(土) 20:53
            ┗Re(4):寅さん症候群  桃李 05/7/31(日) 1:41

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 ■題名 : ニートやフリーターについて
 ■名前 : パンドラ
 ■日付 : 05/7/24(日) 19:01
 -------------------------------------------------------------------------
   先日ある講演会で興味深い話を聞きました

それは巷では良く言われていることなのかも知れませんが
ニートやフリーターも日本の消費指数を押し上げる
一因にはなっているということです

彼らがバイトをしたり、親にせびって得たお金で
物を買ったりすることでも消費支出を支えてもいるという
ことです(その是非は別にしても)

言い方は悪いけれど、大人は若者の欲望を刺激して
懐にあるお金を掠め取って企業も成り立っているということ
なのでしょうか

もう1つは労働力としてのフリーターについて
時給700円〜800円位で何の保証も無く働く彼らがいなければ
日本のサービス業界は成り立っていかないということです

もし、殆ど全てのフリーターが正社員になり、きちんとした
労働条件の元に働くようになったらコンビニやファミレス
その他のサービス産業は何処に安価な労働力を求める
のでしょうか

家庭にいる専業主婦の人達でしょうか
だから、あんな風に専業主婦をボロクソに言ったりしたのでしょうか

外国から日本へ来て働いている人達でしょうか
外国人労働者が増えることへの偏見と差別を余計増長させる
ような気がします

大人は文句を言いながら若いフリーターの人達の
労働力を便利に使っているような所があると思います

一部上場企業の管理職が自分の息子や娘達には
「絶対フリーターには、なるな」
と言いながらフリター達を安く使うことで人件費を節約し
莫大な利益を上げる

そして若い彼らは希望の持てない社会で
社会保険にも入らず、あるいは入れず、何れ日本の社会
のお荷物とみなされていく

フリターを批判する方達は
御自分が若者だったらフリーターになんかならないし
ご自分のお子さんもそんな「いいかげんで甘えた生き方」は
させなかったと思っておられるのでしょうか。
自立して生きること、一人前の社会人に育てて世の中へ送り出す
ことが親の勤めだと、思っておられるのでしょうか

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):ニートやフリーターについて  ■名前 : Gokai  ■日付 : 05/7/24(日) 21:34  -------------------------------------------------------------------------
   ▼パンドラさん:こんにちは

悪や理不尽に対して怒ることは大切です。絶対に大切です。必要は発明の母みたいなものでしょうか?自分の身内のことだけでなく、できるだけ大勢の人々の身になって思うことは正常な社会を形成する上でとても大切です。

>もう1つは労働力としてのフリーターについて
>時給700円〜800円位で何の保証も無く働く彼らがいなければ
>日本のサービス業界は成り立っていかないということです

>と言いながらフリター達を安く使うことで人件費を節約し
>莫大な利益を上げる

しかし、本当に企業は莫大な利益をフリーターの人たちのおかげで上げているのでしょうか?
フリーターの人たちがいなければ成り立たないのですから、
大して儲かっていないのではありませんか?

問題は企業も人々も、
何故、現在は、儲からない社会なのか?・・ではないでしょうか?
怒りの矛先を間違えてはなりません。

>そして若い彼らは希望の持てない社会で
>社会保険にも入らず、あるいは入れず、何れ日本の社会
>のお荷物とみなされていく

経済評論家の森永卓郎氏は
年収?百万円→300万円時代へそして→100万円時代へ、これが当たり前の時代になるかも知れないと警告しています。
今のフリーターの収入が普通の収入として、認められる時代への警告をされているのです。
そうなれば彼らフリーターは収入は少ないが決してお荷物ではないのです。
普通の庶民ということになります。

今企業は正社員を減らしています。代わりにフリーターや派遣社員の採用だそうです。それでこの夏のボーナスが過去最高だと言わしておいて良いのでしょうか?

企業が悪いのではないのです。
企業を儲けさせない政策運営が悪いのです。
日本の企業は技術も販売も一流です。きっと?
なのにこんな状況です。これはこの問題は政府の経済運営能力の問題なのだと見る必要があります。それが正しい分析です。
我々が敵対視しなければならないのは企業ではなく政府だということをはっきりと今、認識しなくてはいけません。

ところで、ニートはフリーターとは分けて考える必要があると私は思います。
彼らには 医学や教育の問題としての接し方を しなければならないのかも知れません。
つまり将来は、仰るとおり、福祉の問題なのでしょうか。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):ニートやフリーターについて  ■名前 : パンドラ  ■日付 : 05/7/24(日) 23:05  -------------------------------------------------------------------------
   ▼Gokaiさん:こんばんは
お返事頂きありがとうございます

>悪や理不尽に対して怒ることは大切です。絶対に大切です。必要は発明の母みたいなものでしょうか?自分の身内のことだけでなく、できるだけ大勢の人々の身になって思うことは正常な社会を形成する上でとても大切です。

怒り‥と言う風に感じられたのでしょうか(笑)
私は、フリーターやニートについて
「親の甘やかし、育て方に問題がある」
という意見が世間一般では思われているようなので
経済の視点から見たフリーター、ニートについて
考えてみたかったのです

何方からもレス頂けないと思っておりましたのに
経済の分野では先生であられるGokaiさんから
お返事頂けましたのでとても嬉しく思っております

私もフリーターとニートは別に考えるべきだと思います

>しかし、本当に企業は莫大な利益をフリーターの人たちのおかげで上げているのでしょうか?
>フリーターの人たちがいなければ成り立たないのですから、
>大して儲かっていないのではありませんか?
なるほど、おっしゃる通りかもしれません
>問題は企業も人々も、
>何故、現在は、儲からない社会なのか?・・ではないでしょうか?
>怒りの矛先を間違えてはなりません。

その通りですね。別に怒っているわけでもないのですが
>経済評論家の森永卓郎氏は

>年収?百万円→300万円時代へそして→100万円時代へ、これが当たり前の時代になるかも知れないと警告しています。
>今のフリーターの収入が普通の収入として、認められる時代への警告をされているのです。
>そうなれば彼らフリーターは収入は少ないが決してお荷物ではないのです。
>普通の庶民ということになります。

ということは当然暮らしにかかる費用なども安くなるということなのでしょうか
現在でも100円ショップやフリーマーケットが花盛りですが
これからは、億ションなどの高いものを買い豊かな暮らしを楽しむ
一部の金持ちと、年収100万円くらいが当たり前の多くの庶民に別れていく
ということなのでしょうか

>今企業は正社員を減らしています。代わりにフリーターや派遣社員の採用だそうです。それでこの夏のボーナスが過去最高だと言わしておいて良いのでしょうか?
それは良くありませんね
>企業が悪いのではないのです。
>企業を儲けさせない政策運営が悪いのです。
>日本の企業は技術も販売も一流です。きっと?
>なのにこんな状況です。これはこの問題は政府の経済運営能力の問題なのだと見る必要があります。それが正しい分析です。
この「政府の経済運営能力」という部分についてもう少し詳しく御教授いただけませんでしょうか

経済や数字にはいたって弱い私なので中々理解も遅く申し訳ありませんが

>我々が敵対視しなければならないのは企業ではなく政府だということをはっきりと今、認識しなくてはいけません。
敵対視という程激しいものではありませんが
小泉内閣の「構造改革」にしても
「国の財政が逼迫している」という
意見にしても、何故か私達国民がそのように思わされているような
気がするのです
気が付かない内に騙されているとしたらこれは怒らなければいけません

>ところで、ニートはフリーターとは分けて考える必要があると私は思います。
>彼らには 医学や教育の問題としての接し方を しなければならないのかも知れません。
>つまり将来は、仰るとおり、福祉の問題なのでしょうか。

福祉の問題というより、彼らの心の問題だと思うのです
ニートやもっと言えば、ひきこもっている彼らについて
そのような経験の無い方、ご家族やお身内にそのような方がおられない
人には中々理解して頂くのは難しいかもしれません

一言で言えば、如何に本人が自己否定の心を取り除いていけるかと
いうことだと思います

もちろん自己否定を完全に無くすことなど出来ないしその必要もありません
けれど自己否定で一杯になって
「働けない自分はダメな奴」とか「早く働かなきゃ」とかの
気持ちで社会に出ても、そうとう無理を重ねている心はついていけない
と思うのです

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):商売上手な国のひもじい国民  ■名前 : Gokai  ■日付 : 05/7/26(火) 20:45  -------------------------------------------------------------------------
   ▼パンドラさん,昭和人さん
こんにちは

日頃述べていることの繰り返しになって、恐縮ですが、

日本国自体は商売上手な国であって、毎年、45兆円もの物資を買い入れながらも(輸入)、それでも毎年10兆円を超える貿易黒字をはじき出しています。

普通、商売がうまく言っている商売人の家族であれば、ひもじい思いをしなくてすむのではありませんか?

不思議に思いませんか?
貿易というのは何のために行うのでしょうね。
もしよろしければ一度考えてみてください。

日本国民は 日本という商売上手な家の 家族ではないのでしょうか?
なのに何故、こんなにも国民は税金や福祉で政府に虐められなければならないのでしょうか?デフレに苦しめられなければならないのでしょうか?

現在の日本の苦境は
本当に 天下りをはじめとする箱物行政の無駄遣いや、役人が多すぎる所為だけでしょうか?もっと根本問題ではないのでしょうか?。

それは・・
「商売上手な国のひもじい国民」・・という辻褄の合わない事実に 真実が隠されていると私は言いたいのです。

それが経済運営能力の問題かと思います。

>>問題は企業も人々も、
>>何故、現在は、儲からない社会なのか?・・ではないでしょうか?
>>怒りの矛先を間違えてはなりません。
>>今企業は正社員を減らしています。代わりにフリーターや派遣社員の採用だそうです。それでこの夏のボーナスが過去最高だと言わしておいて良いのでしょうか?
>それは良くありませんね
>>企業が悪いのではないのです。
>>企業を儲けさせない政策運営が悪いのです。
>>日本の企業は技術も販売も一流です。きっと?
>>なのにこんな状況です。これはこの問題は政府の経済運営能力の問題なのだと見る必要があります。それが正しい分析です。
>この「政府の経済運営能力」という部分についてもう少し詳しく御教授いただけませんでしょうか

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):商売上手な国のひもじい国民  ■名前 : 昭和 人  ■日付 : 05/7/26(火) 22:34  -------------------------------------------------------------------------
   ▼Gokaiさん:
>▼パンドラさん,
蒸し暑いときに、早速のレスを有難うございました。
>
>>貿易というのは何のために行うのでしょうね。
>もしよろしければ一度考えてみてください。

輸入により食糧、石油のような必需品や、これからの日本に必要な技術ライセンス等を購入できるようにするためでしょうか。
>
>>
>それは・・
>「商売上手な国のひもじい国民」・・という辻褄の合わない事実に 真実が隠されていると私は言いたいのです。
>
>それが経済運営能力の問題かと思います。
>

どのような対策か解りにくいです。
政府の公共投資を増やす(財投債の拡大)による景気対策やサラリーマン・庶民への減税、法人税(純利益)への増税等によって相対的に収入の多い仕事を増やすことでしょうか。
そうして、もっと豊かな(買える、文化的余裕のある)生活を作り出すことでしょうか。

Gokaiさんが、財務兼金融(兼日銀総裁) 大臣だったらどうしますか?{笑}

パンドラさん、どうですか 解りにくいですよね。「現代金融システムの理解」なんて言われても。遠慮なく質問しちゃいましょうよ。
ご親切に甘えて、失礼しました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(5):商売上手な国のひもじい国民  ■名前 : Gokai  ■日付 : 05/7/27(水) 16:02  -------------------------------------------------------------------------
   ▼昭和 人さん:こんにちは
▼パンドラさん,

>>>貿易というのは何のために行うのでしょうね。
>>もしよろしければ一度考えてみてください。
>
>輸入により食糧、石油のような必需品や、これからの日本に必要な技術ライセンス等を購入できるようにするためでしょうか。

私なら、商売(貿易)するのは自分と家族を 出来るだけ裕福に養うためにします。
その商売(貿易)がうまく言っているのに、
何故 家族(国民)がひもじい思いをしているのでしょうか?
常識で考えて、辻褄が合っていますか?

もし合っていないのなら、それは何故なんだろうと推理しなければいけないのではないですか?
そして、判断を下すのです。

それとも、貿易と商売とはその目的において、まるで別物なのでしょうか?

>>それは・・
>>「商売上手な国のひもじい国民」・・という辻褄の合わない事実に 真実が隠されていると私は言いたいのです。
>>それが経済運営能力の問題かと思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):商売上手な国のひもじい国民  ■名前 : たけチャン  ■日付 : 05/7/27(水) 0:00  -------------------------------------------------------------------------
   ▼Gokaiさん:
>▼パンドラさん,昭和人さん
>こんにちは
>
>日頃述べていることの繰り返しになって、恐縮ですが、
>
>日本国自体は商売上手な国であって、毎年、45兆円もの物資を買い入れながらも(輸入)、それでも毎年10兆円を超える貿易黒字をはじき出しています。
>
>普通、商売がうまく言っている商売人の家族であれば、ひもじい思いをしなくてすむのではありませんか?

横レス失礼。
ひもじい思いにも、構造と変化があるのではないでしょうか。労働分配率(労働コスト/物価)が1999年をピークに減っている。73%(1999年)から65%(2004年)である。労働者の減収も一律ではない。公務員、大企業では減収はほとんど無くて、中小企業で多い。フリーター、派遣労働者はさらに減収が多い。

上記、社会、労働の構造変化と関連して、現在、価値観の倒錯がおきている。私が若い頃、40年位前は、「働かざるもの食うべからず」という考え方があった。昔は皆が貧しかった、しかし、今は富の偏在が起きている。豊な家庭では、別に働かなくても、預金の利子収入だけで食べていける。昔は「労働」に唯一の価値観があったが、今は多様化して、働かなくても生きていける世の中になった。これは老人も若者も同じことである。また、企業は金儲け至上主義が幅を利かして、鉄道会社で大規模な事故を起こしている。これは、「日本病」と言われている。(月刊現代8月号)

私を含めて、日本人は、自分が「病気」という自覚がない。
貧しかった若い頃と比べ、快適な老後を過ごしていると、自分だけはまっとうであると思ってしまう。だから、フリーターはどうの、ニートはどうのと言えるわけである。この病気は、誰かが治してくれるものではなくて、自分で治さなければならない。だから、治療の第一ステップは「病気」の自覚である。自覚も無くて、郵政民営化で資本の効率化などと、カネをいじくっても、日本経済の実体が変わるわけではない。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(5):商売上手な国のひもじい国民  ■名前 : Gokai  ■日付 : 05/7/27(水) 16:40  -------------------------------------------------------------------------
   ▼たけチャンさん:
>しかし、今は富の偏在が起きている。豊な家庭では、別に働かなくても、預金の利子収入だけで食べていける。

日本は外貨をたくさん持っている。世界一の債権国といわれている。
しかし、まだまだその量が少ないから、
日本国民は預金の利子収入だけでは食べてけない??
・・のように考察するのはどうでしょう?

>働かなくても生きていける世の中になった。

そうですか? やはりまだ働かないと生きていけないのではないですか?

>これは老人も若者も同じことである。

若者は変わってきていると思う。あせっているといっても良いかもしれない。のん気なのは老人である。しかしそれも仕方がない。今の若者以上に苦労を重ねてきて、「やり終えた」と思っているのであるから。

食べていけるかどうかの判断とは別問題だ。・・と思う。

>私を含めて、日本人は、自分が「病気」という自覚がない。
>貧しかった若い頃と比べ、快適な老後を過ごしていると、自分だけはまっとうであると思ってしまう。だから、フリーターはどうの、ニートはどうのと言えるわけである。

>この病気は、誰かが治してくれるものではなくて、自分で治さなければならない。だから、治療の第一ステップは「病気」の自覚である。

苦労した世代、努力した世代、意気地の強い世代なのだが、
一方、自分こそ正しいという頑固な世代でもあるかもしれない。
だから、競争には強いが、
案外と人の気持ちには疎くて、またそのことにも気付きにくいのに、気付いていると思ってしまう世代なのかもしれない?
・・自分だけはまっとうであると思ってしまう世代。

だから、その子供達である若者は、そんな親とのコミュニケーションに絶望し、自分にも絶望して、ニートになってしまった?・・てことはないのでしょうか?もちろん他にもいろいろと理由らしきものはあるでしょうが?

良いご投稿を有難うございました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):商売上手な国のひもじい国民  ■名前 : ワン太郎  ■日付 : 05/7/27(水) 18:09  -------------------------------------------------------------------------
   ▼Gokaiさん:

経済オンチのワン太郎です、質問させてください。

>日本国自体は商売上手な国であって、毎年、45兆円もの物資を買い入れながらも(輸入)、それでも毎年10兆円を超える貿易黒字をはじき出しています。

>現在の日本の苦境は
>本当に 天下りをはじめとする箱物行政の無駄遣いや、役人が多すぎる所為だけでしょうか?もっと根本問題ではないのでしょうか?。

「貿易黒字」が「箱物行政の無駄遣いや、役人が多すぎる所為」でロスしているのでしょうか?
よくこういった話が出てきたりしますが、いつも疑問に思っていました。

「箱物行政の無駄遣いや、役人が多すぎる所為」は国内でお金が回っているだけで、日本国としては損得は関係ないように思えるのですが、
お教えいただけませんか。

>普通、商売がうまく言っている商売人の家族であれば、ひもじい思いをしなくてすむのではありませんか?

日本人が「ひもじい」とか「貧しい」と言う表現をしたら、世界中の人が目を丸くするでしょうね。
世界で「ひもじくも 貧しくもない国民」のトップクラスを続けているのですから。

Gokaiさんは 別な意味でおっしゃっているのでしょうか?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(5):商売上手な国のひもじい国民  ■名前 : Gokai  ■日付 : 05/7/27(水) 20:32  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ワン太郎さん:
>>日本国自体は商売上手な国であって、毎年、45兆円もの物資を買い入れながらも(輸入)、それでも毎年10兆円を超える貿易黒字をはじき出しています。
>
>>現在の日本の苦境は
>>本当に 天下りをはじめとする箱物行政の無駄遣いや、役人が多すぎる所為だけでしょうか?もっと根本問題ではないのでしょうか?。

>「貿易黒字」が「箱物行政の無駄遣いや、役人が多すぎる所為」でロスしているのでしょうか?
ロスしていません。
上記文意はロスしていないという内容です。
日本の苦境を役人の多すぎや箱物行政に求めるな、そんなものに求めると本質を見誤ります。もっと大悪がほかにあるということでもあります。

>よくこういった話が出てきたりしますが、いつも疑問に思っていました。
>
>「箱物行政の無駄遣いや、役人が多すぎる所為」は国内でお金が回っているだけで、日本国としては損得は関係ないように思えるのですが、
>お教えいただけませんか。

無駄な資源を浪費する箱物であれば、環境にも悪いし、宝を捨てるようなものでもあるでしょう。けれどもそれに関わるお金に関していえば、ぐるぐる回っているのとお金の最終保持者が変化することでしょうか。

>>普通、商売がうまく言っている商売人の家族であれば、ひもじい思いをしなくてすむのではありませんか?

>日本人が「ひもじい」とか「貧しい」と言う表現をしたら、世界中の人が目を丸くするでしょうね。

そんな意味で、目を丸くなどしませんよ。世界の人はおそらく、日本ほどの、工業国、経済の強い国がどうして、経済苦境によって、自殺者が増えているのかと、
そちらの方で驚き、不思議がることでしょう。

>世界で「ひもじくも 貧しくもない国民」のトップクラスを続けているのですから。
>
>Gokaiさんは 別な意味でおっしゃっているのでしょうか?

ま、何と比べるかです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(6):商売上手な国のひもじい国民  ■名前 : パンドラ  ■日付 : 05/7/28(木) 20:10  -------------------------------------------------------------------------
   ▼Gokaiさん:こんばんは
経済オンチの私に丁寧な説明をして頂きありがとうございます

>日本の苦境を役人の多すぎや箱物行政に求めるな、そんなものに求めると本質を見誤ります。もっと大悪がほかにあるということでもあります。
Gokaiさんがおしゃる 巨大な悪とは何なのでしょうか
>
>>>普通、商売がうまく言っている商売人の家族であれば、ひもじい思いをしなくてすむのではありませんか?
それは、本当にその通りです
私達の周囲にいる人は、日本は大変な不況で財政も逼迫していて
借金だらけの財政で蓄えなんか殆ど無い、あったとしても、莫大な借金を返す
為に一生懸命働き、出来るだけ節約して無駄な出費は押さえて
質素に暮らさなければいけないーと思っている、家庭の家族みたいです。

>世界の人はおそらく、日本ほどの、工業国、経済の強い国がどうして、経済苦境によって、自殺者が増えているのかと、
>そちらの方で驚き、不思議がることでしょう。
>
>>世界で「ひもじくも 貧しくもない国民」のトップクラスを続けているのですから。

せっかく、Gokaiさん rerereさんという経済通のご両所に
教えていただいたので、私も、もう少し考えて見たいと思います
フリーター ニートの問題から、計らずも現代日本の経済問題で
覆い隠されていたものが少しづつ、見えてくるようです
それはきっと、目から鱗が落ちるような驚くべきことなのでしょう

rerereさん、貴重なスレッドを貼り付けて頂いてありがとうございます
http://www.6410.jp/bbs/data/sougou/log/tree_369.htm

これをもう一度読み返しながら考えてみます
昭和人さんがおっしゃるように私も一回では分かりにくいものですから
色々質問してしまうかも知れません
ねっ 昭和人さん

それからGokaiさんのご投稿にあった

若者は変わってきていると思う。あせっているといっても良いかもしれない。のん気なのは老人である。しかしそれも仕方がない。今の若者以上に苦労を重ねてきて、「やり終えた」と思っているのであるから。

食べていけるかどうかの判断とは別問題だ。・・と思う。

>私を含めて、日本人は、自分が「病気」という自覚がない。
>貧しかった若い頃と比べ、快適な老後を過ごしていると、自分だけはまっとうであると思ってしまう。だから、フリーターはどうの、ニートはどうのと言えるわけである。

>この病気は、誰かが治してくれるものではなくて、自分で治さなければならない。だから、治療の第一ステップは「病気」の自覚である。

苦労した世代、努力した世代、意気地の強い世代なのだが、
一方、自分こそ正しいという頑固な世代でもあるかもしれない。
だから、競争には強いが、
案外と人の気持ちには疎くて、またそのことにも気付きにくいのに、気付いていると思ってしまう世代なのかもしれない?
・・自分だけはまっとうであると思ってしまう世代。

だから、その子供達である若者は、そんな親とのコミュニケーションに絶望し、自分にも絶望して、ニートになってしまった?・・てことはないのでしょうか?もちろん他にもいろいろと理由らしきものはあるでしょうが?

というご発言には深く共感いたします
コミニケーションに絶望というより、失望したのでしょう
親の子どもを思う気持ちもうまく伝わらなくて、お互いに苛立っている
でも、それは何時か修復可能なものだとは思うのですが

キタキツネさんのご投稿にあった札幌の喫茶店の店主の方のように
暖かい中にもきちんと若者達と向き合い私支援していく人達も
各地でポツポツ色々な活動を続けておられます

本当にこのスレッドにはたくさんの方達のご意見を頂き
経済問題からニートにいたるまで現代日本の見えない部分に光を当てて下さった
ように思います

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(7):商売上手な国のひもじい国民  ■名前 : Gokai  ■日付 : 05/7/29(金) 0:13  -------------------------------------------------------------------------
   ▼パンドラさん:こんにちは

>>日本の苦境を役人の多すぎや箱物行政に求めるな、そんなものに求めると本質を見誤ります。もっと大悪がほかにあるということでもあります。
>Gokaiさんがおしゃる 巨大な悪とは何なのでしょうか

その前に私の悪の定義ですが、人々を不幸にする考えや行動、事柄であると一言申しておきたいと思います。
従って、巨悪といわなくて大悪といったのは比べて大きいという意味で使いましたし、人がなしているとも限らない、歴史がなしているかもと思っています。

で、大悪とは何かですが、・・・
これもいつも言ってることで恐縮ですが、

1990年頃に比べて、民間でのマネーの総量が大幅に減少していることです。
それは政府の政策によって行われたのです。
マネーの増減は、民間の行為によっては行えないものでありますから、もちろん、政府の政策以外にありようもないことなのですが。

民間にいつもマネーの量が十分にあれば、当然 有効需要は継続され消費は活発に行われますが、それが不足すれば不況となります。

繰り返しますが、この民間のマネーの総量を大幅に減少させたのが政府の政策であったのです。この大悪を失念していては本質を見誤ります。

また、民間のマネーの総量が減っているのですから、税収を上げようとすれば重税となるは必然なのです。
枯れた井戸からは水が汲めない理屈です。
そしてその井戸に水が湧き出る措置を施していないのですから、次の年はもっと税率を上げないと税収減となります。
だから、1997年以降の財政構造改革の結果、税収は減少し続けているのです。
このような愚かな行為を政府は知らないでやっているのでしょうかね?

>>>>普通、商売がうまく言っている商売人の家族であれば、ひもじい思いをしなくてすむのではありませんか?
>それは、本当にその通りです

意図が伝わってよかったと思います。

>私達の周囲にいる人は、日本は大変な不況で財政も逼迫していて
>借金だらけの財政で蓄えなんか殆ど無い、あったとしても、莫大な借金を返す
>為に一生懸命働き、出来るだけ節約して無駄な出費は押さえて
>質素に暮らさなければいけないーと思っている、家庭の家族みたいです。

そうでしょう。私の周りでもそうです。
でも何とか気付いてほしい。
日本は儲かっているのだから、もっと楽な生活が出来るのだとね。

>フリーター ニートの問題から、計らずも現代日本の経済問題で
>覆い隠されていたものが少しづつ、見えてくるようです

不登校、引きこもり、ニート・・これは心の面が強調されていそうですが、
身体の不調という面にも気を配る必要があると思います。
例えば若年性の欝?・・を引き起こす器質的変化が現代人に起こっていないかどうかです。・・・???
いや、やはり心の面からのアプローチですと、
自分の存在を支える倫理観の喪失・・・現代病というところでしょうか?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 余力を無くした企業と、ゼロトーレランス  ■名前 : 退役軍人  ■日付 : 05/7/28(木) 23:47  -------------------------------------------------------------------------
   Gokaiさん、こんばんは。

新人研修講師、真っ最中の退役軍人です。

働く人を管理するシステムに決定的な変化があると思いますよ。

これは、企業における【成果検証】の仕方と、業務グループの細分化、それとゼロトーレランスかな。

企業の中での勤労という部分で、劇的な変化が起きていますし、この変化に対応出来なければ企業として生き残れない現実があると思うのです。

ここに、就職はしたけれど挫折して自信を失ってしまう若者を、量産してしまう原因の一つがあるのではと見ています。

OJT研修を主導していて、脱落者を作る片棒を担いでいる私としては忸怩たる思いもあるのですけれど。

フリーターとか、ニートという分類の仕方そのものに違和感を感じているってこともありますけれど。

私は、個人が前面出ていて成果と責任は個人に帰する社会で働いた経験と、集団での成果と責任を問う日本での短いサラリーマン生活での経験で得たものは決定的な違いがあります。

日本式労務管理というのかなぁ、経済成長を成した時代に確立したものであるのか、それとも国民性というものに存在する働くという事に対する規範から出来上がったものなのか。

出来れば、ニートとかフリーターという現れた事象を、とりあえず横に置いといて、働くということの変化とか、規範の喪失といった点に絞れば、状況がもうすこし見えるのではないかと。

そういった捉え方での議論であれば、参加したいと思いますし、私が新人教育の現場で得た経験なども、お話出来ると思います。

なんでもかんでも、政府が悪い、自民党が悪い、小泉首相が悪い、企業が悪い、こういう点に事象の評価で得た帰結を求めるのであれば、何の意味もありませんから。

始めから【結論】が、決まっているってことですしね。

「働くことを考える」って事でスレッドを立てられては如何ですか。イデオロギーなんぞの独善を、ちょいと脇へ置いといて違う視点を持つ者の見方を、交換してみるのも価値があると思いますよ。

失礼いたしました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):余力を無くした企業と、ゼロトーレランス  ■名前 : Gokai  ■日付 : 05/7/29(金) 13:14  -------------------------------------------------------------------------
   ▼退役軍人さん:こんにちは

>新人研修講師、真っ最中の退役軍人です。
>働く人を管理するシステムに決定的な変化があると思いますよ。
>
>これは、企業における【成果検証】の仕方と、業務グループの細分化、それとゼロトーレランスかな。
>企業の中での勤労という部分で、劇的な変化が起きていますし、この変化に対応出来なければ企業として生き残れない現実があると思うのです。
>
>ここに、就職はしたけれど挫折して自信を失ってしまう若者を、量産してしまう原因の一つがあるのではと見ています。

>日本式労務管理というのかなぁ、経済成長を成した時代に確立したものであるのか、それとも国民性というものに存在する働くという事に対する規範から出来上がったものなのか。
>
>出来れば、ニートとかフリーターという現れた事象を、とりあえず横に置いといて、働くということの変化とか、規範の喪失といった点に絞れば、状況がもうすこし見えるのではないかと。

企業の余裕の無さ、遊びのない企業統治、
結果、企業のリストラを含めた労務管理の規範の変化。
これらは日本社会の規範の逸脱ではなく、
この変化した後の規範、米国式? ですか?・・本当は明治に既に合ったようです。過去の日本人が体験してきたことのようです。

かといって、ご承知のように、この変化を容認しているわけではありません。
何故戦後のこのよき慣例が崩されたかです。

変化の理由を知らずに変化についてゆくことだけを考えるのは、その世界をコントロールするものを安心させるだけで よき民主主義ではありません。

>なんでもかんでも、政府が悪い、自民党が悪い、小泉首相が悪い、企業が悪い、こういう点に事象の評価で得た帰結を求めるのであれば、何の意味もありませんから。

根拠が無ければ 「何でもかんでも反対する。」・・といわれても仕方がないですけれど、私はそれを説明し続けているつもりです。

>「働くことを考える」って事でスレッドを立てられては如何ですか。イデオロギーなんぞの独善を、ちょいと脇へ置いといて違う視点を持つ者の見方を、交換してみるのも価値があると思いますよ。

また、しいて私のイデオロギーを言えば
亀井静香氏と似通っているかも???知れないです。
といっても、亀井氏の情報はマスコミからだけですけれど。

こんなイデオロギーが独善と関係ありますか?

「働くことを考える」スレッド・・よいかもしれません?
どうでしょうか?ニートやフリーターにとって、重要度ランクは高いのでしょうか?
とにかく根本問題をはずして論じる気には 中々になれないものです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):余力を無くした企業と、ゼロトーレランス  ■名前 : 退役軍人  ■日付 : 05/7/31(日) 0:28  -------------------------------------------------------------------------
   Gokaiさん、こんばんは。

▼Gokaiさん:
>かといって、ご承知のように、この変化を容認しているわけではありません。
>何故戦後のこのよき慣例が崩されたかです。

決して良き慣例ではなかったから、現在の日本経済の苦境があるのです。

資本主義経済の仕組みのなかで、本来否定されるべき【社会主義的企業統治】が「真のゼロサム経済」の洗礼を受けているだけのこと。

経済が右肩上がりの時代に、言い換えれば企業統治システムを見直し修正する余裕がある時に、きちんとした軌道修正をしなかった経営者の責任は重たいと思いますよ。うまくいっている時には、軌道修正もそれほどの痛みを伴いませんが、問題が表面化してからでは、伴う痛みが大きくなるのは自明の理でしょう。

ここで必要なのは、ボトムからきちんと問題を把握して潰していく姿勢です。企業という集団の最小単位である個人に関わる問題を解決せずして集団が健全になれる訳がない。

職務における結果の責任は個人レベルにおいてきちんと問うという原理原則。

即ち、結果を出せない者に対する処遇と、良い結果を出す者への処遇の差をきちんと付けてこなかった労務管理の歪みが明らかになったに過ぎませんよ。

集団を管理する手法として、集団内部での「能力差」やそれに基づく「結果の差」を曖昧にして【集団としての結果】を問う手法は、社会主義的手法であると思います。

この手法はもはや過去のあだ花に過ぎないし、ゼロサムどころか分け合うパイの大きさが小さくなる社会において、こんな手法で生き残れる訳がない。

現在のように不況とは言われていても、他国と比較するという相対的評価では経済的繁栄を謳歌している現実を維持できていませんか。

これを維持したいのであれば、取り巻く環境に適応した「企業統治の理念」が求められ、結果についての責任は集団に帰属する全ての者がこれを負う、資本主義の掟に立ち戻る必要があると考えます。

私が新人研修で、叩き込んでいるのはこういった【掟】ですよ。

自身が何を知っているのか、何が出来るのか、ではない。(断言
【何を知らないのか】【何が出来ないのか】これらをきちんと知るということと、どうすれば知ることが出来て、どうすれば出来るようになるのか、自身に対する投資の仕方を教えているようなもんです。

自身に対する投資は苦痛を伴うものだ、という現実を叩き込んでいます。

自尊心も捨てにゃあならんだろうし、屈辱も味わうだろう、知らないことを知るために時間も費やさねばならんだろうし、折角稼いだお金も使わねばならなくなる。

指導する私と指導される新人の間では、毎日が真剣勝負ですよ。
毎日、お互いがお互いの存在理由とその価値をかけて戦うということです。

ここには妥協もなければ、馴れ合いもない、乾いた現実を直視する毎日です。

ジャッジの基準は【結果が出せたかどうか】この一点だけ。

個人の尊厳を尊重しろとか、人権なんぞを盾にして文句を言う新人もいますけれど、そういう新人は真っ先に潰します。
責任も果たしていない者が口にできるセリフじゃあありませんから。

ましてや、根拠のないプライドなんぞ屁の突っ張りにもならない。
プライドなんぞ、実力という根拠が存在して、初めて持てる物ですからね。

こういった当たり前のことを、知らないし体得していない新人が多くなりました。
ここがきちんと解っていない新人、あるいは体得していない新人から脱落していきます。

これって、教育の問題じゃあないのかなぁ。

>変化の理由を知らずに変化についてゆくことだけを考えるのは、その世界をコントロールするものを安心させるだけで よき民主主義ではありません。

うーむ、その世界をコントロールするものですか。
そんなもん存在しますかね、それに民主主義とはなんの脈絡も見出せないと思いますが。

>こんなイデオロギーが独善と関係ありますか?

イデオロギーの本質は独善ですよ。

失礼いたしました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):余力を無くした企業と、ゼロトーレランス  ■名前 : ステディ ベア  ■日付 : 05/7/31(日) 2:06  -------------------------------------------------------------------------
   こんばんは。
明日仕事なので、無理して書いちゃいます。
▼Gokaiさん:
>かといって、ご承知のように、この変化を容認しているわけではありません。
>何故戦後のこのよき慣例が崩されたかです。

▼退役軍人さん
>>決して良き慣例ではなかったから、現在の日本経済の苦境があるのです。
>>資本主義経済の仕組みのなかで、本来否定されるべき【社会主義的企業統治】
>>が「真のゼロサム経済」の洗礼を受けているだけのこと。
>>経済が右肩上がりの時代に、言い換えれば企業統治システムを見直し修正す
>>る余裕がある時に、きちんとした軌道修正をしなかった経営者の責任は重た
>>いと思いますよ。うまくいっている時には、軌道修正もそれほどの痛みを伴
>>いませんが、問題が表面化してからでは、伴う痛みが大きくなるのは自明の
>>理でしょう。

一言で申すなら、過剰雇用の現実に気が付くのが遅かった、と言うことと理解します。

>>ここで必要なのは、ボトムからきちんと問題を把握して潰していく姿勢です。
>>企業という集団の最小単位である個人に関わる問題を解決せずして集団が健
>>全になれる訳がない。
>>職務における結果の責任は個人レベルにおいてきちんと問うという原理原則。
>>即ち、結果を出せない者に対する処遇と、良い結果を出す者への処遇の差を
>>きちんと付けてこなかった労務管理の歪みが明らかになったに過ぎませんよ。

採用したい、使いたいと思っても、企業も社内OJTをのんびりしてる暇などありません、即戦力を要求しますから、馬鹿じゃしょうがない。

厳しい競争にさらされる企業が正社員に求める技術や能力の要求は高まっているにも拘らず、若年層の学力低下は止まるところを知りません。ここに、技術面における雇用のいわばミスマッチのようなものがあるのではないでしょうか。

特に15歳から34歳の若年失業率の8割以上はこの雇用のミスマッチだと言う指摘があります。同感です。しかも年齢が若年化するほど、失業率が高くなっていってます。馬鹿な高校生の乱造です。そしてその前に控えるおびただしい馬鹿中学生、馬鹿小学生です。責任者、出て来い!
おっと、失礼致しました。

ミスマッチの問題が解決しない限り、将来人手不足の状態になっても、若年雇用の明確な改善、ニートの抑制は困難です。
打開策としては、とにかく能力を上げるしかありません。
「ゆとり教育」で学習内容が大幅に削減された結果、子供の平均学力は低下しています。
就職の際に生じる能力のミスマッチをなくすためには、「ゆとり教育」を見直し、教育内容を高度にする必要があるでしょう。
付随的に引きこもり対策や、実業学校の充実などが必要です。みんながみんな因数分解や微・積を習う必要はないのです。

>>これって、教育の問題じゃあないのかなぁ

ここに行き着くと思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):戦後教育やゆとり教育  ■名前 : Gokai  ■日付 : 05/7/31(日) 15:44  -------------------------------------------------------------------------
   ▼退役軍人さん:
▼ステディ ベアさん:こんにちは

>これを維持したいのであれば、取り巻く環境に適応した「企業統治の理念」が求められ、結果についての責任は集団に帰属する全ての者がこれを負う、資本主義の掟に立ち戻る必要があると考えます。

>私が新人研修で、叩き込んでいるのはこういった【掟】ですよ。

>自身が何を知っているのか、何が出来るのか、ではない。(断言
>【何を知らないのか】【何が出来ないのか】これらをきちんと知るということと、どうすれば知ることが出来て、どうすれば出来るようになるのか、自身に対する投資の仕方を教えているようなもんです。
>ジャッジの基準は【結果が出せたかどうか】この一点だけ。
>個人の尊厳を尊重しろとか、人権なんぞを盾にして文句を言う新人もいますけれど、そういう新人は真っ先に潰します。
>ましてや、根拠のないプライドなんぞ屁の突っ張りにもならない。
>プライドなんぞ、実力という根拠が存在して、初めて持てる物ですからね。
>こういった当たり前のことを、知らないし体得していない新人が多くなりました。
>これって、教育の問題じゃあないのかなぁ。

そうですか、困ったことですね。
私も教育の問題だと思います。
天皇制、帝国主義的という面ではイデオロギー的には問題があっても、戦前のよき教育というか、自立心みたいなもの真実に対する姿勢みたいなものが戦後の日本経済の発展を支えた、技術革新を支えたのではないかと私も思っています。
それが戦後は、真の民主的教育が行われなくなった結果、
押し付け思い込みの人間尊厳重視(?)の教育の結果、子供達は勘違いをしてしまったかもしれません。・・と思っています。
何しろ、誤った戦争に敗北した結果、
戦前を 全て否定するかのような勢力、借り物の価値観や倫理観を持った勢力が マスコミや教育界を闊歩し、幅を利かし、その思想が人々や子供達の社会観、人生観に悪影響を与えていったように思います。
この事が真実であるなら、いろいろな意味で、評価が間違えていないのであれば、遠からず、日本は衰退しそうです。(しかし1990年以降の苦境はそれとは別物です。)
ロシアとの物々交換で商いしている者の判断もそうでした。
若者の気質が違うのだそうです。知識の多少を超えるものがあるとのことでした。

>特に15歳から34歳の若年失業率の8割以上はこの雇用のミスマッチだと言う指摘があります。同感です。しかも年齢が若年化するほど、失業率が高くなっていってます。馬鹿な高校生の乱造です。そしてその前に控えるおびただしい馬鹿中学生、馬鹿小学生です。責任者、出て来い!
>おっと、失礼致しました。

だからこの点では 退役軍人さんやステディ ベアさんのご認識と私のそれも似通っていそうです。

ところで、
身体的発育に関する手法を別として、
私がまず教育に求めるものは思考力です。
帰納的証明が出来るそれです。それから演繹法です。そして知識となります。
これがある程度できれば 人間は他人の言説に左右されることなく、自分が主体的に 倫理観をも判断可能となります。

おそらく戦後の教育はこの帰納的思考法がおろそかにされてきたのではないかと思います。そしてこれが詰め込み教育の真実だとも思いますので、これを忘れての「ゆとり教育」の批判も そういう意味では安易に行うべきでないとも思います。
何しろ今回のゆとり教育も、まだ実施されて丸三年に過ぎず、社会人への影響はこれからだという事実がありますからね。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):ゼロサム経済  ■名前 : Gokai  ■日付 : 05/7/31(日) 16:13  -------------------------------------------------------------------------
   ▼退役軍人さん:

>>何故戦後のこのよき慣例が崩されたかです。
>決して良き慣例ではなかったから、現在の日本経済の苦境があるのです。

>資本主義経済の仕組みのなかで、本来否定されるべき【社会主義的企業統治】が「真のゼロサム経済」の洗礼を受けているだけのこと。

【社会主義的企業統治】かどうかは不問として、
これを日本式経営として持ち上げられ、世界の模範だったのではなかったのですか?
それが一転して、くだらない慣例としての評価しかないのですか?

>経済が右肩上がりの時代に、きちんとした軌道修正をしなかった経営者の責任は重たいと思いますよ。
>企業という集団の最小単位である個人に関わる問題を解決せずして集団が健全になれる訳がない。
>職務における結果の責任は個人レベルにおいてきちんと問うという原理原則。
>即ち、結果を出せない者に対する処遇と、良い結果を出す者への処遇の差をきちんと付けてこなかった労務管理の歪みが明らかになったに過ぎませんよ。
>この手法はもはや過去のあだ花に過ぎないし、ゼロサムどころか分け合うパイの大きさが小さくなる社会において、こんな手法で生き残れる訳がない。
>現在のように不況とは言われていても、他国と比較するという相対的評価では経済的繁栄を謳歌している現実を維持できていませんか。

>>変化の理由を知らずに変化についてゆくことだけを考えるのは、その世界をコントロールするものを安心させるだけで 良き民主主義ではありません。
>
>うーむ、その世界をコントロールするものですか。
>そんなもん存在しますかね、それに民主主義とはなんの脈絡も見出せないと思いますが。

存在しないとしたら、リーダー達はあまりにばかげた行動をとっていることになります。
例えば、貴方は 高度経済成長は頭打ちとなり低成長或いは横ばいへと変化したとの認識で「真のゼロサム経済」と仰ったのだと思いますが、その根拠は如何なるものでしょうか?

確かに人々は 日本の経済成長は止まったと認識していると思います。
しかしこれは単なる現状認識に過ぎず、何らかの学問的考察を加えたものではないのですね。殆んどの人はマスコミがそう言ってるからですね。
あるいは 見たまま感じたままを言っているだけです。
何の検証もしていません。
白い調味料だって、塩・砂糖・味の素・・・・と何種類かありそうなのに、
それが本当は何なのか確かめもしていないのではありませんか?

良き民主主義には人々が正確に判断するに必要な情報は全て知らされる必要があります。ところが 現日本に限らずですが、情報管理をされていて、人々がマインドコントロールされているのではないかと私は疑っているのです。
・・確信はありません。

>>こんなイデオロギーが独善と関係ありますか?
>イデオロギーの本質は独善ですよ。

私は イデオロギーは 何れ、真実から始まりそう?・・だと思います。
しかしその真実の認識も独善だと云うなら、そう言えない事もないですか。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):ゼロサム経済  ■名前 : 退役軍人  ■日付 : 05/7/31(日) 22:19  -------------------------------------------------------------------------
   Gokaiさん、こんばんは。

▼Gokaiさん:
>【社会主義的企業統治】かどうかは不問として、
>これを日本式経営として持ち上げられ、世界の模範だったのではなかったのですか?
>それが一転して、くだらない慣例としての評価しかないのですか?

日本式経営として持ち上げられていた時代に、先見の明を持っていた経営者もいたようですよ。

日本式経営を徹底して、これを極め進化させた事務機メーカーとか、成果主義を取り入れて成功した会社もあります。

形だけの成果主義、つまり個人の目標管理を第三者の評価に委ねることをしなかったために、失敗してしまった通信機メーカーもあるようですけれど。

どちらにしても、徹底した会社は現在も健全ですよ。
問題は、ほとんどの会社が中途半端であったし、1980年代初頭から提唱されていた【ゼロサム経済】の警鐘に耳を貸さなかったということかと。

1985年のG5によるプラザ合意で米国の窮状を救うために、為替相場を円高に政策誘導した、このために行き場を失った資金が日本に還流しバブル経済を招いた。

猫も杓子も国内に【投資先】を求めて狂奔した結果がバブルでしたよね。

1987年のG5によるルーブル合意で、行き過ぎたドル安に歯止めをかける協調介入による為替相場の協調管理体制が立ち上がったけれど、時既に遅しだった。

こういった一過性のイベントに目を奪われて、本来の企業の理念を忘れた会社はバブル崩壊で痛い目を見ましたよね。

>存在しないとしたら、リーダー達はあまりにばかげた行動をとっていることになります。
>例えば、貴方は 高度経済成長は頭打ちとなり低成長或いは横ばいへと変化したとの認識で「真のゼロサム経済」と仰ったのだと思いますが、その根拠は如何なるものでしょうか?

簡単ですよ、人口動態を詳細に検討すれば判ることです。

もっとも生産性が高く、もっとも消費が大きい年代は、どこかということです。

日本の高度成長は政策による誘導もあるでしょうが、団塊の世代の中心年代層がこういった年代にある時期に起きています。

団塊の世代が、核家族化して行く時点で将来の少子化と人口減少は問題点として指摘されていました。

>確かに人々は 日本の経済成長は止まったと認識していると思います。
====中略=====
>何の検証もしていません。

過去三十年程度の人口動態を調べてみては如何でしょうか。

これといった資源を持たず、人的資源だけが存在する我が国の状況は不変ですよね。資源小国であるということ。

つまり、100円で輸入したものを100円かけて加工し300円で売れるから成り立っていたということ。

需要と供給の原則で、時間の経過によりもっとも消費旺盛な世代の人口が減っているのですから、当然需要は減り価格は安くなる、100円の付加価値が企業に残っていたのに、これが50円になり25円になっていったということ。

国内経済の縮小はこれを原因の一つとします。

もっとも、不況が長引いた最大の原因は、拡大基調に転じなければいけなかった時に、言い換えればバブル後始末の最後のチャンスに、財政再建を旗印に縮小均衡路線を選択した橋本龍太郎元首相の経済運営だったと思います。

こういう言葉は使いたくないけれど、経済戦争における最大の戦犯ですよ。

これに、労働力原価が安いという輸出競争力を持った国が、日本製品と世界市場で強豪するようになった。
価格競争になりますから、以前は100円の付加価値を国内に留保して輸出可能であったものが、50円いや25円しか残らなくなった。

この理解は↓の問いに対する答えになっていませんか。

>白い調味料だって、塩・砂糖・味の素・・・・と何種類かありそうなのに、
>それが本当は何なのか確かめもしていないのではありませんか?

要は、品物やサービスと逆に流れるお金のボリュームが景気ってことですから。

>・・確信はありません。

よしましょう、議論にはそぐわないと思います。

>私は イデオロギーは 何れ、真実から始まりそう?・・だと思います。

真実であるとの判断基準に必ず付いてくるのが価値観ですよね。
物理的な事象が、真実であるかどうかは検証可能ですが、人が成した物には違う価値観による違う判断がつきものです。

この価値観をどこに求めるかという点で、他の価値観を認めない側面がありますからね、独善にほかならないかと。

失礼いたしました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(5):ゼロサム経済  ■名前 : たけチャン  ■日付 : 05/8/1(月) 0:21  -------------------------------------------------------------------------
   ▼退役軍人さん:
>Gokaiさん、こんばんは。
>
>▼Gokaiさん:
>>【社会主義的企業統治】かどうかは不問として、
>>これを日本式経営として持ち上げられ、世界の模範だったのではなかったのですか?
>>それが一転して、くだらない慣例としての評価しかないのですか?
>
>日本式経営として持ち上げられていた時代に、先見の明を持っていた経営者もいたようですよ。
>
>日本式経営を徹底して、これを極め進化させた事務機メーカーとか、成果主義を取り入れて成功した会社もあります。

具体例を言った方が分り易いでしょう。
トヨタ、ホンダ、スズキが成功した原因は、利益を新たな技術開発に回したこと、逆にGM、フォードは利益を株主に還元した。また航空機産業も同じ原因でヨーロッパ勢に今や完敗である。第二の原因は、日本的経営によって社員のモチベーションを高めたことである。外国の企業だと社長、重役は昼飯は特別室でスペシャルランチを食べる。日本のミッションスクールでも学生食堂とは別に職員用食堂があるようなもの。日本では社長も一般社員も同じ釜の飯を食うという一体感が昔からあった。これがトヨタの経営哲学を現す言葉である。第三に3年で30%のコストカットを既に15年も続けて、下請けから利益を搾り取ったことである。車は典型的なアセンブリ企業だから、値決めで幾らでも絞れるのである。そのお陰で、下請けの下請けと規模が小さくなると従業員のコストは中国並みの年収100万円くらいになるわけである。

つまり、技術の蓄積、社員のモチベーション、下請け搾取、これ等が勝ち組の条件であった。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(5):ゼロサム経済  ■名前 : Gokai  ■日付 : 05/8/1(月) 7:46  -------------------------------------------------------------------------
   ▼退役軍人さん:こんにちは

>1985年のG5によるプラザ合意で米国の窮状を救うために、為替相場を円高に政策誘導した、このために行き場を失った資金が日本に還流しバブル経済を招いた。
>
円高に政策誘導したら、 
何故円資金が国内に溢れるのか、具体的な説明をお願いします。
これでは表面をなぞっただけの観念論に過ぎない。学問的検証をした考察とは言えないでしょう。

>猫も杓子も国内に【投資先】を求めて狂奔した結果がバブルでしたよね。

>1987年のG5によるルーブル合意で、行き過ぎたドル安に歯止めをかける協調介入による為替相場の協調管理体制が立ち上がったけれど、時既に遅しだった。

これも曖昧な言葉遣いだと思う。
おそらく、バブルに対して「とき既に遅し」をイメージさせるために使われた言葉であろうが、まず、
バブルが悪いと決め付けることから始まっている。
『観ずに信じなさい』から始まる、宗教的手法そのものです。

>こういった一過性のイベントに目を奪われて、本来の企業の理念を忘れた会社はバブル崩壊で痛い目を見ましたよね。

痛い目を見たのは結果であるから誰でもが認識しやすい。
ところが何故「バブル崩壊」の説明がない。
「何故ゼロサム経済になるのか?」・・の説明のためにバブルの生成と崩壊を持ち出してきたのであるなら、
「バブルの生成崩壊」に対して検証に耐えられる具体的な説明をして、是非を問うべきであろうが、それがない。
日頃の退役軍人さんらしからぬといっても良いのではないか?

続く

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : サルも木から落ちる  ■名前 : たけチャン  ■日付 : 05/8/1(月) 10:12  -------------------------------------------------------------------------
   大風呂敷を広げる人は時々ボロを出す。
「私はITの専門家でネットワークの設計をやってます。」と言う人がdosコマンドのpingも知らないなんて、思わず笑ってしまいました。
「サルも木から落ちる」これは褒め言葉ですからね。念のため。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : バブル景気とその崩壊  ■名前 : 退役軍人  ■日付 : 05/8/1(月) 12:19  -------------------------------------------------------------------------
   Gokaiさん、こんにちは。

▼Gokaiさん:、 
>バブルが悪いと決め付けることから始まっている。

経済運営については、一家言持っておられるGokaiさんですから、前提としての理解はお持ちであると思い割愛しました。

プラザ合意発表の翌日に、1US$=240円前後だった為替相場が一日で25円近く高騰したのを憶えています。結局、数年という短い時間で1US$=120円程度まで円が高騰した。

元々、実力値からいうと1$=130円程度であったと思いますからね、どこかで調整局面を迎えていたとは思いますけれど。

これは通貨の為替相場が数年で倍になるという過渡的局面を迎えていたということ。つまり、ドル建ての対外投資に危機的と言える為替差損を生じたということですよね。

米国債などの長期債権に投資していた生命保険会社や年金基金などの機関投資家は大きな損失を被ったということ。

一億円の投資で四十万ドル相当の債権投資は、対ドル相場の高騰で四十万ドルは五千万円にしかならなくなったということ。少々の高利回りなんて、吹っ飛んでしまうってことかと。

したがって、投資先を求める機関投資家が為替差損リスクが生じない国内に投資先を求めるのは当然のことかと。

これに金融当局が、円高でダメージを負った輸出企業の救済を目的として、金融の量的緩和を主導したということ。お金が市中にざぶざぶの状態になったということかと。

もう一つは、土地などの不動産は値下がりしないという【土地神話】が、投資マインドを不動産投資に向かせたということ。

もちろん、株式投資にも向かいましたよ。

結果として投機マインドで形作られた株高だったってことで、株価が企業の実力を示すものではなくなり、多くの企業が実体のない【投機マインド】という基準で、過大評価されていたということでもあります。

問題はこうやって形作られたお金の流れが、【実体経済】という根拠を伴わなかったということでしょ。

ところが、大きなお金の流れには慣性というかモーメンタムが生じますから、バブルのピークは、ルーブル合意から二年ほど遅れて1989年の年末にきましたよね。

日経平均株価が、三万八千円を超えた最高値を付けたのが1989年の年末だったと思います。

その後、1990年3月に当時の大蔵省が、「土地関連融資の抑制について」(総量規制)という通達を出して人為的な急ブレーキをかけてしまった。

これが効き過ぎてしまい、ソフトランディング出来なくなってしまった。
即ち、自然な周期でおきる景気後退の局面であったために、効き過ぎたブレーキが日本経済の根幹であった長期信用全体を崩壊寸前にまでしてしまったということかと。

違う金融政策を指向していたとしてもソフトランディング可能であったかどうかは、見方が異なるし違う意見もありますが、私は不可避であったと考えています。

これは、実体経済という背骨を持たないバブル景気は、必ず崩壊するという教訓を残したと思いますよ。

崩壊ではなく、終息させる金融政策、いわばソフトランディングが可能なのか。

バブルが悪いものだったのか、それともそうではないのか、評価はこの点に帰結すると考えます。

>「何故ゼロサム経済になるのか?」・・の説明のためにバブルの生成と崩壊を持ち出してきたのであるなら、

違います、別の問題です。
人口動態、即ち生産&消費の中心世代として捉えると、1992年というと1945年〜1950年生まれの団塊の世代が、47才〜42才という消費動向を決めるもっとも年齢が高い世代として存在していたということかと。

ましてや、企業などでは働き盛りという中心世代でもあった現実、こういう世代の消費マインドを冷やしてしまっただけではなく、90年代後半のリストラ対象年代でもあり、それでなくとも消費マインドが冷えていく年代でもあるのに、この世代に流れるお金の総量が減ってしまったこと等々。

景気が良くなる要素なんて、少なくとも国内には見当たらなかったと思いますよ。

>「バブルの生成崩壊」に対して検証に耐えられる具体的な説明をして、是非を問うべきであろうが、それがない。
>日頃の退役軍人さんらしからぬといっても良いのではないか?

買いかぶられても困るのですけれど、これで事象の説明と私の見方というか評価についての回答になっていると思います。

続きます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : ゼロサム  ■名前 : 退役軍人  ■日付 : 05/8/1(月) 14:37  -------------------------------------------------------------------------
   続きです。

ゼロサムの定義を提示しておくと。

【総体の一部の者の利益は、残りの者の損失であり、総体の利益と損失の総和はゼロになる。】

相場で生きている投資セクターでは、この原理で動いていると思いますよ。ゼロサム・ゲームと呼んでもいいのかな。

つまり、総体の大きさが変わらないという前提があり、経済システムを資本主義としている場合、富の偏在を容認するということになります。

閑話休題

こういった点を踏まえて、消費の総量という点から考えると、人口が増えなければ総体は大きくならないって現実があるということかと。

つまり経済規模という総体を大きくする、言葉を変えれば成長を持続しなければ、富の偏在という根本的な問題による影響を無視出来るほどに小さく出来ないということかと。

こういった現実が到来するというのは1980年代に提唱されていたと憶えています。

相対的に損失を被る者を減らすには、分け合うパイを大きくするしかないということかと。

移民を積極的に受け入れていた時代のオーストラリアは、人口を増やすことで総体を大きくして経済成長を促している側面もあったと思います。

で、視点を我々の国に移すとパイを大きくするには、国内では無理そうだということになろうかと。

原材料を輸入し、加工して輸出することで成長を支えてきたという現実がありますよね。 人的資源以外のこれといった資源を持たない我が国では他に方法もないし。

これが、軽工業製品という模倣しやすいし、初期投資が小さくて済む分野から競争力を失ってきた現実。

即ち、無節操に高くなった労働力コストが足かせとなって国際競争力を失ったということでもありますよね。

雇用調整などで、相対的に高くなりすぎた労働力コストを下げようとする力が働くのは当然のことでしょう。

安い労働コストの場所に生産拠点を移転する動きが加速するのも当然のことかと。

では、どうすれば良いのかって議論はまたの機会にいたしましょう。

スレッド違いってこともありますし。

失礼いたしました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3政策運営  ■名前 : rerere  ■日付 : 05/7/26(火) 23:42  -------------------------------------------------------------------------
   ▼パンドラさん:こんばんは

>>今企業は正社員を減らしています。代わりにフリーターや派遣社員の採用だそうです。それでこの夏のボーナスが過去最高だと言わしておいて良いのでしょうか?
>それは良くありませんね
>>企業が悪いのではないのです。
>>企業を儲けさせない政策運営が悪いのです。
>>日本の企業は技術も販売も一流です。きっと?
>>なのにこんな状況です。これはこの問題は政府の経済運営能力の問題なのだと見る必要があります。それが正しい分析です。
>この「政府の経済運営能力」という部分についてもう少し詳しく御教授いただけませんでしょうか
>
>経済や数字にはいたって弱い私なので中々理解も遅く申し訳ありませんが
>
>>我々が敵対視しなければならないのは企業ではなく政府だということをはっきりと今、認識しなくてはいけません。
>敵対視という程激しいものではありませんが
>小泉内閣の「構造改革」にしても
>「国の財政が逼迫している」という
>意見にしても、何故か私達国民がそのように思わされているような
>気がするのです
>気が付かない内に騙されているとしたらこれは怒らなければいけません
>
何か変だと気が付かれた点はすばらしいと思います。普通の人は改革すればよくなるとメディアが伝えればきっとそうなるだろうと信じます。
財政が苦しいからもっと歳出を抑えるべき。一見正しそうですが、財政を絞れば歳入も減りトータルの財政赤字は逆に増えていく。97年の日本の純債務の名目GDP比率はわずか27.8%でした。ところが財政再建・構造改革運動が始まってから急速に悪くなって、純債務名目GDP比率を48%と逆に悪化させました。

Gokaiさんから「商売上手な国のひもじい国民」というご指摘がありました。ヒントはお金があるのに使おうとしない政府と言う意味だと思います。以前の投稿に学ぶ点が多いと思いますので貼り付けておきます。
http://www.6410.jp/bbs/data/sougou/log/tree_369.htm

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):ニートやフリーターについて  ■名前 : rerere  ■日付 : 05/7/25(月) 0:24  -------------------------------------------------------------------------
   ▼Gokaiさん:こんにちは

>>もう1つは労働力としてのフリーターについて
>>時給700円〜800円位で何の保証も無く働く彼らがいなければ
>>日本のサービス業界は成り立っていかないということです
>
>>と言いながらフリター達を安く使うことで人件費を節約し
>>莫大な利益を上げる
>
>しかし、本当に企業は莫大な利益をフリーターの人たちのおかげで上げているのでしょうか?
>フリーターの人たちがいなければ成り立たないのですから、
>大して儲かっていないのではありませんか?
>
>問題は企業も人々も、
>何故、現在は、儲からない社会なのか?・・ではないでしょうか?
>怒りの矛先を間違えてはなりません。
>
昨日の日経にも出ていたようですが上場企業の純有利子負債はかなり減ってきているようですし、大企業の収益は相当回復しているようです。これはどちらかと言うと人件費などの経費の抑制、リストラが貢献しているのではないでしょうか。
儲かっていても借金を返さなければならない状態に置かれているというのが最大の問題ではないかと思ってます(リチャード・クー氏の説)

>>そして若い彼らは希望の持てない社会で
>>社会保険にも入らず、あるいは入れず、何れ日本の社会
>>のお荷物とみなされていく
>
>経済評論家の森永卓郎氏は
>年収?百万円→300万円時代へそして→100万円時代へ、これが当たり前の時代になるかも知れないと警告しています。
>今のフリーターの収入が普通の収入として、認められる時代への警告をされているのです。

そうだったのですか。私も森永氏の本は読みましたが一般人は年収300万くらいが当たり前になるけど工夫をすればそれなりに楽しく暮らせるよ、と書いてあったような気がしました。もう少し深読みすべきでした。

>そうなれば彼らフリーターは収入は少ないが決してお荷物ではないのです。
>普通の庶民ということになります。
>
大多数がそうなるとしたら消費はどんどん落ち込み結局は企業の売上も落ちていく。これだけの貿易黒字を稼いでいる国が内需を拡大しないで、欲しいものを買えないので我慢するしかない貿易赤字国のようなことをやっている。年金だって崩壊しかねないのですが、年金資金を着服したい官僚たちもこれでは困るだろうにイイカゲン方針変える気はないのでしょうか?

>今企業は正社員を減らしています。代わりにフリーターや派遣社員の採用だそうです。それでこの夏のボーナスが過去最高だと言わしておいて良いのでしょうか?
>
>企業が悪いのではないのです。
>企業を儲けさせない政策運営が悪いのです。
>日本の企業は技術も販売も一流です。きっと?
>なのにこんな状況です。これはこの問題は政府の経済運営能力の問題なのだと見る必要があります。それが正しい分析です。
>我々が敵対視しなければならないのは企業ではなく政府だということをはっきりと今、認識しなくてはいけません。
>
今日本の大企業は莫大な借金を負わされたツケを本業で返すために大変なリストラをやってきて相当の収益力をつけたと思います。そこでいよいよM&A旋風が吹き荒れると専門家たちは囁いています。筋書きどうりの展開といった所だと感じますがいかがでしょうか?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):ニートやフリーターについて  ■名前 : Gokai  ■日付 : 05/7/25(月) 20:26  -------------------------------------------------------------------------
   ▼rerereさん:こんにちは
>>問題は企業も人々も、
>>何故、現在は、儲からない社会なのか?・・ではないでしょうか?
>>怒りの矛先を間違えてはなりません。
>>
>昨日の日経にも出ていたようですが上場企業の純有利子負債はかなり減ってきているようですし、大企業の収益は相当回復しているようです。これはどちらかと言うと人件費などの経費の抑制、リストラが貢献しているのではないでしょうか。
>儲かっていても借金を返さなければならない状態に置かれているというのが最大の問題ではないかと思ってます(リチャード・クー氏の説)

そうですね。手持ち資産(担保資産)の価格の劣化が激しくて、結局、過剰債務に陥っているから、人件費節減リストラをして、少しでも儲けを出し、債務返済に廻さなければ、ダイエーや西武のように金融庁から粛清にあってしまいます。

>>経済評論家の森永卓郎氏は
>>年収?百万円→300万円時代へそして→100万円時代へ、これが当たり前の時代になるかも知れないと警告しています。
>>今のフリーターの収入が普通の収入として、認められる時代への警告をされているのです。
>
>そうだったのですか。私も森永氏の本は読みましたが一般人は年収300万くらいが当たり前になるけど工夫をすればそれなりに楽しく暮らせるよ、と書いてあったような気がしました。もう少し深読みすべきでした。

TVタックルでご本人が言っていました。300万の予想だったが100万にしなければいけなかったかな?・・と。

>>そうなれば彼らフリーターは収入は少ないが決してお荷物ではないのです。
>>普通の庶民ということになります。
>>
>大多数がそうなるとしたら消費はどんどん落ち込み結局は企業の売上も落ちていく。これだけの貿易黒字を稼いでいる国が内需を拡大しないで、欲しいものを買えないので我慢するしかない貿易赤字国のようなことをやっている。年金だって崩壊しかねないのですが、年金資金を着服したい官僚たちもこれでは困るだろうにイイカゲン方針変える気はないのでしょうか?

霞ヶ関も、まともな意見が日の目のみないシステムに変えられているかもしれない。・・と思ってしまう。

>>企業が悪いのではないのです。
>>企業を儲けさせない政策運営が悪いのです。
>>日本の企業は技術も販売も一流です。きっと?
>>なのにこんな状況です。これはこの問題は政府の経済運営能力の問題なのだと見る必要があります。それが正しい分析です。
>今日本の大企業は莫大な借金を負わされたツケを本業で返すために大変なリストラをやってきて相当の収益力をつけたと思います。そこでいよいよM&A旋風が吹き荒れると専門家たちは囁いています。筋書きどうりの展開といった所だと感じますがいかがでしょうか?

↓これのことですか、恐ろしいですね。
http://www.asyura2.com/0505/hasan41/msg/618.html
(ハゲタカが嗤(わら)った日 浜田和幸著)

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):ニートやフリーターについて  ■名前 : rerere  ■日付 : 05/7/26(火) 21:22  -------------------------------------------------------------------------
   ▼Gokaiさん:こんにちは。レスありがとうございました。


>>大多数がそうなるとしたら消費はどんどん落ち込み結局は企業の売上も落ちていく。これだけの貿易黒字を稼いでいる国が内需を拡大しないで、欲しいものを買えないので我慢するしかない貿易赤字国のようなことをやっている。年金だって崩壊しかねないのですが、年金資金を着服したい官僚たちもこれでは困るだろうにイイカゲン方針変える気はないのでしょうか?
>
>霞ヶ関も、まともな意見が日の目のみないシステムに変えられているかもしれない。・・と思ってしまう。
>
やはりエージェント竹中に従わないと干されてしまうのでしょうか。

>>>企業が悪いのではないのです。
>>>企業を儲けさせない政策運営が悪いのです。
>>>日本の企業は技術も販売も一流です。きっと?
>>>なのにこんな状況です。これはこの問題は政府の経済運営能力の問題なのだと見る必要があります。それが正しい分析です。

>>今日本の大企業は莫大な借金を負わされたツケを本業で返すために大変なリストラをやってきて相当の収益力をつけたと思います。そこでいよいよM&A旋風が吹き荒れると専門家たちは囁いています。筋書きどうりの展開といった所だと感じますがいかがでしょうか?
>
いまや何処にでも出ているものですが、一応ご紹介します。

上場企業の純有利子負債、バブル後最低100兆円割れ
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050724AT2D2202023072005.html

会社法が成立、来春施行へ・組織再編やM&A容易に
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050629AT1E2802329062005.html

外国企業の日本への投資、04年度4兆円超で過去最高
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/keizai/20050629/20050629i314-yol.html

居眠り会社よ、目を覚ませ!
狙う会社 狙われる会社
http://www.toyokeizai.co.jp/mag/toyo/2005/w0514.html


>↓これのことですか、恐ろしいですね。
>http://www.asyura2.com/0505/hasan41/msg/618.html
>(ハゲタカが嗤(わら)った日 浜田和幸著)

イ・アイ・イグループを率いた高橋治則氏が18日に死亡したのに新聞の扱いはとても小さいものでした。バブルの解明はまた闇に伏されようとしている。
http://plaza.rakuten.co.jp/HEAT666/diary/200507200000/

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(5):ニートやフリーターについて  ■名前 : Gokai  ■日付 : 05/7/26(火) 22:08  -------------------------------------------------------------------------
   ▼rerereさん:こんにちは

資料のご紹介有難うございます。
素晴らしい。
私はこのところ一年以上も雑用にかまけて、
雑誌書籍もTVニュースまでもまともに見ていないのでとても勉強になります。
じっくり見させていただきます。有難うございました。

>やはりエージェント竹中に従わないと干されてしまうのでしょうか。
>>>今日本の大企業は莫大な借金を負わされたツケを本業で返すために大変なリストラをやってきて相当の収益力をつけたと思います。そこでいよいよM&A旋風が吹き荒れると専門家たちは囁いています。筋書きどうりの展開といった所だと感じますがいかがでしょうか?
>>
>いまや何処にでも出ているものですが、一応ご紹介します。
>
>上場企業の純有利子負債、バブル後最低100兆円割れ
>http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050724AT2D2202023072005.html
>
>会社法が成立、来春施行へ・組織再編やM&A容易に
>http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050629AT1E2802329062005.html
>
>外国企業の日本への投資、04年度4兆円超で過去最高
>http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/keizai/20050629/20050629i314-yol.html
>
>居眠り会社よ、目を覚ませ!
>狙う会社 狙われる会社
>http://www.toyokeizai.co.jp/mag/toyo/2005/w0514.html
>
>
>>↓これのことですか、恐ろしいですね。
>>http://www.asyura2.com/0505/hasan41/msg/618.html
>>(ハゲタカが嗤(わら)った日 浜田和幸著)
>
>イ・アイ・イグループを率いた高橋治則氏が18日に死亡したのに新聞の扱いはとても小さいものでした。バブルの解明はまた闇に伏されようとしている。
>http://plaza.rakuten.co.jp/HEAT666/diary/200507200000/

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(5):ニートやフリーターについて  ■名前 : 昭和 人  ■日付 : 05/7/26(火) 23:56  -------------------------------------------------------------------------
   rerereさん
いつぞやの示唆で読ませてもらいました。
イ・アイ・イの高橋氏が亡くなりましたか。
長銀問題の生き証人をなくしましたね、
いつかは浜田和幸のインタビューでなく、高橋氏の直接手記でもよみたいところでした。よい情報を有難うございました。

>↓これのことですか、恐ろしいですね。
>http://www.asyura2.com/0505/hasan41/msg/618.html
>(ハゲタカが嗤(わら)った日 浜田和幸著)

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):ニートやフリーターについて  ■名前 : 昭和 人  ■日付 : 05/7/26(火) 17:35  -------------------------------------------------------------------------
   Gokaiさん。
この話、今始めて見て気がつきましたが、私も大変興味があります。
ビジネス実務現場で老骨にムチをんちながら(ちょっと大袈裟かな)仕事していますが、ぱんどらさんと同じ質問をしたいです。
実務上は他人のせいにしないで「〜の誤謬」に追われています。
下記のこと、もう少し解説していただけませんか。
いつも、ご指導をありがとうございます。

ぱんどら さん割り込み失礼しますよ。 

>企業が悪いのではないのです。
>企業を儲けさせない政策運営が悪いのです。
>日本の企業は技術も販売も一流です。きっと?
>なのにこんな状況です。これはこの問題は政府の経済運営能力の問題なのだと見る必要があります。それが正しい分析です。
この「政府の経済運営能力」という部分についてもう少し詳しく御教授いただけませんでしょうか

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):パンドラさんでした。ニートやフリーターについて  ■名前 : 昭和 人  ■日付 : 05/7/26(火) 17:41  -------------------------------------------------------------------------
   ごめん ぱんどらさん パンドラさんの間違い。口でいうものですから つい。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):ニートやフリーターについて  ■名前 : 秋明菊  ■日付 : 05/7/25(月) 15:09  -------------------------------------------------------------------------
   パンドラさん こんにちは。
講演会のレポート、ありがとうございます。

>言い方は悪いけれど、大人は若者の欲望を刺激して
>懐にあるお金を掠め取って企業も成り立っているということ
>なのでしょうか

ニートやフリーターだけでなく、中高生などスネかじりも加えた若者の
欲望を刺激して、日本の消費指数を押し上げているようですね。

大体、日本の親は子供に甘い(なんてえらそうに言える立場ではありませんが)
親のお金もゲットしようと、あの手この手で欲望を刺激しています。

>もう1つは労働力としてのフリーターについて
>時給700円〜800円位で何の保証も無く働く彼らがいなければ
>日本のサービス業界は成り立っていかないということです

飲食店などは、ほとんどがフリーターの労働力に頼っています。
チェーン店などは、店長など1〜2名が正社員で、後はフリーターのようです。
フリーター・学生・主婦のパートタイマーが、飲食店やスーパーなどの
サービス業を支えています。

>一部上場企業の管理職が自分の息子や娘達には
>「絶対フリーターには、なるな」
>と言いながらフリター達を安く使うことで人件費を節約し
>莫大な利益を上げる

そして、子供をコネで正社員に→子供も親のする事を当たり前だと思う
→自分の子供にもその様にする→中には政治家・官僚になる子供もいる
→庶民の気持ちが分からない政治家・官僚の誕生→後は想像が出来ますよね?

なんて、飛躍しすぎですか?
でも、子供達の将来について真剣に考えなければいけないと思います。

>そして若い彼らは希望の持てない社会で
>社会保険にも入らず、あるいは入れず、何れ日本の社会
>のお荷物とみなされていく

フリーター・ニートは、社会問題です。
以前載せましたが、再度、掲載させて戴きます。(ひょっとして、☆ですか?)

- - 中日新聞 6/28 夕刊 「少子化招くフリーター」より抜粋 - - 

○'92〜 正社員とフリーターだった男性の未婚残存率(樋口美雄教授調査)

           [正社員]      [フリーター]

  25歳       91%         97%

  30歳       60%         84%

  33歳       29%         65%

○厚生労働省の調査では、15〜34歳で年収100万円未満

  [正社員] …… 2.2%    [フリーター] …… 56.2%

 - - - - - - - - お わ り - - - - - - - - -

少子化問題に直結、そして治安悪化にも繋がりかねないと思います。
日本の将来にも、悪い影響を与える事になるのでは?と心配しています。

彼らを単なる安価な労働力、大きな購買力として歓迎している内に、彼らも
日本を担う年齢になり、支えてくれる親の力は無くなっている、小さくなって
いると思います。
その時、彼らや日本はどんな風になっているのでしょうか???

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):ニートやフリーターについて  ■名前 : パンドラ  ■日付 : 05/7/26(火) 11:00  -------------------------------------------------------------------------
   ▼秋明菊さん:
レス頂きありがとうございます

>ニートやフリーターだけでなく、中高生などスネかじりも加えた若者の
>欲望を刺激して、日本の消費指数を押し上げているようですね。
そうですね、それは言えてますね

>大体、日本の親は子供に甘い(なんてえらそうに言える立場ではありませんが)
>親のお金もゲットしようと、あの手この手で欲望を刺激しています。

大人も欲望を刺激されるとついフラフラということもありますね
相手はプロですし巨大な広告費を使ってテレビ週間誌などを巧みに利用して
攻勢をかけてくるようです

私も、雰囲気とか気分に弱いのであまり偉そうなことは言えないのですが
>
>飲食店などは、ほとんどがフリーターの労働力に頼っています。
>チェーン店などは、店長など1〜2名が正社員で、後はフリーターのようです。
>フリーター・学生・主婦のパートタイマーが、飲食店やスーパーなどの
>サービス業を支えています。
>子供をコネで正社員に→子供も親のする事を当たり前だと思う
>→自分の子供にもその様にする→中には政治家・官僚になる子供もいる
>→庶民の気持ちが分からない政治家・官僚の誕生→後は想像が出来ますよね?
>なんて、飛躍しすぎですか?
>でも、子供達の将来について真剣に考えなければいけないと思います。

Gokaiさんお話ではフリーターだけでなく、これから殆どの働く人たちは
年収300万どころか、100万円時代がやってくるとか‥
サラリーマンとその家族は生かさず殺さず、乾いた雑巾を絞るように
税金、社会保険の負担を増やして、取りやすい所から取っていくのでしょうか
>フリーター・ニートは、社会問題です。
>以前載せましたが、再度、掲載させて戴きます。(ひょっとして、☆ですか?)
>
>- - 中日新聞 6/28 夕刊 「少子化招くフリーター」より抜粋 - - 
>
>○'92〜 正社員とフリーターだった男性の未婚残存率(樋口美雄教授調査)
>
>           [正社員]      [フリーター]
>
>  25歳       91%         97%
>
>  30歳       60%         84%
>
>  33歳       29%         65%
>
>○厚生労働省の調査では、15〜34歳で年収100万円未満
>
>  [正社員] …… 2.2%    [フリーター] …… 56.2%
>
> - - - - - - - - お わ り - - - - - - - - -
>
>少子化問題に直結、そして治安悪化にも繋がりかねないと思います。
>日本の将来にも、悪い影響を与える事になるのでは?と心配しています。

資料の提供ありがとうございます

まず、フリーターとニートを分けて考えませんか

フリーターは正規雇用という形で働かない人達のことですね
その中には派遣、学校や公共施設の非常勤職員も含まれるのでしょうか。

学校はもうすぐ団塊の世代が定年を向かえると先生が足りなくなるといわれています足りないから人を増やすのではなく、足りない時が来ると分かっているのなら
ベテランの先生が大量に定年を向かえる前に、若い先生を雇用し
ベテランの先生達が若い人を育ていく、ということをしないのでしょうか

予算が足りないなんて、文部科学省の必要無いお役人の人件費&天下りで
充分賄えると思います
>
>彼らを単なる安価な労働力、大きな購買力として歓迎している内に、彼らも
>日本を担う年齢になり、支えてくれる親の力は無くなっている、小さくなって
>いると思います。
>その時、彼らや日本はどんな風になっているのでしょうか???

仕事は人を育てるものでもあります
派遣とか、非常勤職員と言われている人達の労働条件は決して良いものではありません

介護の現場でも、交通費は自前、ドタキャンの保証無しというやる気を失わせる
ようなヘルパーさん達の労働環境があるようです。

それも、これも雇う側の買い手市場だからでしょうか
確か、数年前に、多彩な雇用を促し、今の時代に合った働き方を促進する為に
とか、何とか言って、今迄認められなかった派遣労働が大幅に
緩和されたのですよね。
此処何年か、雇用される側のセフティーネットはズタズタにされたような
気がします。

ニートについては、又別の機会にお話したいと思います
かなりメンタルな部分も含まれると思いますので。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):ニートやフリーターについて  ■名前 : キタキツネ  ■日付 : 05/7/26(火) 15:20  -------------------------------------------------------------------------
    「フリーター」という言葉の名づけ親は、元フロム・エー編集長で、道下裕史氏です。

※フリーターの定義:フリーターには、いくつかの定義が存在しているが、リクルートワークス研究所では、男女ともに34歳以下、パート・アルバイトとして働いている者としている――

 なぜこれほどまでにフリーターが増えたのか。原因の一つは言うまでもなく10年以上続いた不況です。企業は新卒社員の採用を年々減らしてきた。もう一つの原因は企業競争のグローバル化です。
 企業は、国境などないがごとく、労働賃金の最も安いところで物を作り、最も高額で大量に売れるところで売る。

 たとえばアメリカの企業や自治体が、インドの安い労働市場に事務職をアウトソースして、アメリカ人ホワイトカラーの職がどんどん減っている。アメリカでいま最もホットな雇用問題の一つです。日本では、その安い労働市場に当たるものが、中国の労働市場であり、国内ではフリーターに求めたという見方が出来る。

 フリーターは、「フリーター」という別人種が日本社会に、突如として現れた訳ではない。フリーターが増えると消費が落ち込み、税収も減り、年金制度も立ち行かなくなるといった話は、フリーターでない人にとって「間接的」な不安に過ぎず、明日から不安で眠れなくなるような話ではない。

 フリーター問題は、実はフリーター以外の生活にも「直接的」に関係のあるところが問題なのだが、これが以外と見過ごされやすい。フリーターの増加は日本全体の「賃金水準を押し下げる」という視点を忘れてはいけない。

 以前、NHKの番組でアンケート調査した事がある。その調査結果では、今後フリーターを増やすという企業が約40%あったのに対し、正社員を増やすという企業は4%。これはどういうことかというと、正社員の賃金水準がフリーターの賃金水準に、収斂されていくという事であり、この方が実は深刻なのだ。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):ニートやフリーターについて  ■名前 : 安本単三  ■日付 : 05/7/26(火) 16:26  -------------------------------------------------------------------------
   キタキツネさん 北海道は暑いですか

退職したら夫婦で北海道と思っていましたが、フリーターの息子の家賃援助でそれどころではありません。
この子の場合、アルバイト→派遣社員→正社員へ向け研修中で勤労・向上意欲はあるのですが、アルバイト→正社員へは至難の道です。

フリーターとニートは全く分けるべきで、
ニートも精神的にいちおう正常な場合と明らかにうつ状態のような精神障害がある場合があるのでしょうが、その境目症候群もあってお医者さんや心理療法士の対応が大変のようです。それはキタキツネさんのほうが詳しいでしょう。

フリーターとニートは全く分けるべきでと言いかけたのですが、
わたしの知人の娘さんで、子供の頃からある道に秀でておりその道の名門大学を卒業しても派遣社員にしかなれず1年でクビ。一芸に秀でているが故に、世の中があほらしくなり、つぶしがきかずニート化。こういう高学歴ニートもいるわけでやはり同時に問題にすべきかとも思います。

捨てる神あって拾う神なし。たまらないご時世ですね。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):ニートやフリーターについて  ■名前 : キタキツネ  ■日付 : 05/7/26(火) 18:10  -------------------------------------------------------------------------
   ニートについて以前投稿したものを、手直しして再掲する。

「ニート」という言葉は、イギリスの若者対策で使われた行政用語で、NEETは「Not in Employment, Education or Training」の頭文字だという事は知っての通りだが、学校に通っていない、仕事もしていない、職業訓練も受けていない若者をさす言葉だ。

 日本では、若者の雇用環境がこの十数年で大きく変化し、かつては若者を失業させない優等生の国だったが、普通の国並みの失業率になってきた。いったん、ニートの存在が指摘されると、社会の関心が急速に高まった。輸入された言葉だが、これだけ社会的関心を集めたのは、それだけリアリティがあり、事態が深刻だからだろう。

 現在、日本にはニートに分類される若者の数は68万人と言われ、実数はもっとあるのではとも言われる。労働政策研究・研修機構副統括研究員の小杉礼子氏はニートを四つに類型化している。

1・ヤンキー型
 反社会的で享楽的。「今が楽しければいい」というタイプ
2・ひきこもり型
 社会との関係を築けず、こもってしまうタイプ
3・立ちすくみ型
 就職を前に考え込んでしまい、行き詰ってしまうタイプ
4・つまずき型
 いったんは就職したものの早々に辞め、自信を喪失したタイプ

 以前、地方テレビで、ニートの特集をやっていた。インタビューを受けた若者達は働く意欲はあり、何とかしなければと焦っているが、社会との折り合いがつけられずに悩んでいる様子が窺えた。

 そういう若者が集まる喫茶店が札幌にある。その若者達の相談に乗り、親のように慕われている喫茶店の店主(肝っ玉母さん)が、取材を受けて「子供は大人の背中を見て育つもの。お手本になる大人が、未来に希望を持てないと、愚痴ばかりこぼしていたら、子供たちは何に希望を持ったらいいの? このような若者が増えたのは大人の責任でもあるのだから、ちょっと相談に載ったり、背中を押してやれば、いくらでも立ち直れるのよ」と言っていた言葉を思い出す。

 ニートは、将来的に見たら社会的な大きな損失になる。やはり包括的な支援が必要だ。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):ニートやフリーターについて  ■名前 : ワン太郎  ■日付 : 05/7/26(火) 18:36  -------------------------------------------------------------------------
   ▼キタキツネさん:

>ニートについて以前投稿したものを、手直しして再掲する。

ご意見参考になりました、ありがとうございます。


>このような若者が増えたのは大人の責任でもあるのだから、ちょっと相談に載ったり、背中を押してやれば、いくらでも立ち直れるのよ」と言っていた言葉を思い出す。

「責任」かなぁ、「原因の一つ」ではあると思いますけど。
<相談に乗ったり><背中を押してやる>義務は自覚しなけりゃイカンでしょうが・・・
「こちら」が積極的になれば「あちら」が引っ込む、なかなか噛み合いません。


> ニートは、将来的に見たら社会的な大きな損失になる。やはり包括的な支援が必要だ。

「豊かな社会」の反動現象、「反動の反動」を待つしかない、
といったら叱られますか?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):ニートやフリーターについて  ■名前 : 団塊党  ■日付 : 05/7/26(火) 19:53  -------------------------------------------------------------------------
   ▼キタキツネさん:

お元気で安心しました。
これからもキタキツネさんの豊富な経験と知恵を学ばせてください。

> 現在、日本にはニートに分類される若者の数は68万人と言われ、実数はもっとあるのではとも言われる。労働政策研究・研修機構副統括研究員の小杉礼子氏はニートを四つに類型化している。
>
>1・ヤンキー型
> 反社会的で享楽的。「今が楽しければいい」というタイプ
>2・ひきこもり型
> 社会との関係を築けず、こもってしまうタイプ
>3・立ちすくみ型
> 就職を前に考え込んでしまい、行き詰ってしまうタイプ
>4・つまずき型
> いったんは就職したものの早々に辞め、自信を喪失したタイプ

家の息子達もこのどれかに当てはまる可能性は十分にあります。
人ごとの話ではありません。
真面目に働きさえすれば、そこそこの暮らしはしていけるという時代は終わりました。
ひとにぎりの金持ちと大多数の貧乏人という社会構造が現実感を持って迫っています。

息子達の世代は生まれたときから物質的にはほとんど不自由をすることなく育ってきています。
周りに物質的欲望を誘うものが氾濫している中で育ってきました。
これからも益々その欲望を誘う商品は次々に目の前にぶら下がり続けます。
ところがその欲望を満たすほどの収入は得られません。
我慢することを否応なく覚えて行かなくてはなりません。
それに果たして耐えられるのか心許なくなります。
彼らの、先が見えない中でのこれからの長い人生を考えると暗い気持ちになってしまいます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):ニートやフリーターについて  ■名前 : パンドラ  ■日付 : 05/7/27(水) 10:13  -------------------------------------------------------------------------
   ▼キタキツネさん:
ニートについて、このスレッドにお集まりの
方達にどこからお話しようかと
思っていた時に、貴重な書き込みをいただきありがとう
ございました

>ニートについて以前投稿したものを、手直しして再掲する。
>
>「ニート」という言葉は、イギリスの若者対策で使われた行政用語で、NEETは「Not in Employment, Education or Training」の頭文字だという事は知っての通りだが、学校に通っていない、仕事もしていない、職業訓練も受けていない若者をさす言葉だ。
>
> 日本では、若者の雇用環境がこの十数年で大きく変化し、かつては若者を失業させない優等生の国だったが、普通の国並みの失業率になってきた。いったん、ニートの存在が指摘されると、社会の関心が急速に高まった。輸入された言葉だが、これだけ社会的関心を集めたのは、それだけリアリティがあり、事態が深刻だからだろう。
>
> 現在、日本にはニートに分類される若者の数は68万人と言われ、実数はもっとあるのではとも言われる。労働政策研究・研修機構副統括研究員の小杉礼子氏はニートを四つに類型化している。
>
>1・ヤンキー型
> 反社会的で享楽的。「今が楽しければいい」というタイプ
>2・ひきこもり型
> 社会との関係を築けず、こもってしまうタイプ
>3・立ちすくみ型
> 就職を前に考え込んでしまい、行き詰ってしまうタイプ
>4・つまずき型
> いったんは就職したものの早々に辞め、自信を喪失したタイプ

一時100万人も存在すると、ある精神科医がいっていた(それはあまり信憑性があるものではないということが、後になって分かりましたが)ひきこもりも
きっと2・3・4の人達と重なっているのだと思います

それは本人の持って生まれた性格からなのでしょうか
親の育て方や家庭に問題があるのでしょうか
確かに、家庭というのは子どもが育つ場所であり親は
一番大きな影響を与える環境ではあります

> 以前、地方テレビで、ニートの特集をやっていた。インタビューを受けた若者達は働く意欲はあり、何とかしなければと焦っているが、社会との折り合いがつけられずに悩んでいる様子が窺えた。
そうですね、一番悩んで苦しんでいるのは当事者なのですね。
若者を取り巻く雇用環境も変わりつつある現代社会の中で、働くこと社会に出ることに立ち竦む若者も多いのでしょう

今朝の朝日新聞の朝刊に集団就職で中学を卒業し地方から東京へ
住み込みで働きに出てきた人達(今の年齢で言うと13、4歳)の投稿が掲載されてい
ました

朝から9時間以上の過酷な労働に耐え故郷の両親へ仕送りを続けていたという
話は今の時代ではとても考えられないことです
わずか40年〜50年前のことではありますが

だから、今の若者は根性がないとか、甘えているというのも
なにか違うような気がいたします

今の時代の若者達には彼らの私達大人には計り知れない苦しみがあるのでしょう
そういったことも踏まえて
> そういう若者が集まる喫茶店が札幌にある。その若者達の相談に乗り、親のように慕われている喫茶店の店主(肝っ玉母さん)が、取材を受けて「子供は大人の背中を見て育つもの。お手本になる大人が、未来に希望を持てないと、愚痴ばかりこぼしていたら、子供たちは何に希望を持ったらいいの? このような若者が増えたのは大人の責任でもあるのだから、ちょっと相談に載ったり、背中を押してやれば、いくらでも立ち直れるのよ」と言っていた言葉を思い出す。
という喫茶店の女将さんの言葉や若者達を見る視線に優しさと本当の意味での厳しさも感じます。
ニートも、ひきこもりも人のせいには出来ないのです
誰かの助けを借りながらも何時か、自分で決定し、解決していくことなのです
> ニートは、将来的に見たら社会的な大きな損失になる。やはり包括的な支援が必要だ。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 経済格差の原因  ■名前 : たけチャン  ■日付 : 05/7/26(火) 0:10  -------------------------------------------------------------------------
   ▼パンドラさん:
言われていることは、ずばりその通りだと思います。
日本の平均個人所得は300万円弱と記事がありました。この数字はGDPの70%位を日本人の総人口で割ったものである。すると、就業者は6000万人くらいですから総人口の約半分である。結果、就業者の平均年収は600万円になってしまう。公務員の平均年収が諸手当を含めると1000万円、大企業が700万円、中小企業が400万円、フリーター、契約社員、自営業者が100万から400万円である。これは小泉首相の台詞で言えば人生色々である。

政権の政策が悪いと言われる方がいる。どーいう経済政策を行うと、貧富の格差が大きくなるのでしょうか?逆にどうすれば格差は少なくなるのか?国が最低賃金を決めて、企業に守らせないと、アメリカでも日本でも、ヨーロッパでも力の弱いものは賃金を極限まで下げられる。日本だと最低賃金は時間800円、月200時間働いて16万円年収では192万円位である。大企業と中小企業の力関係、企業と官庁の力関係で公務員の給与が異常に高いのではないでしょうか。

小泉構造改革の手本のニュージランドでは、改革の結果、企業と労働者は毎年個人契約を結ぶようになり、企業はリストラや賃下げなどヤリたい放題で、パート労働者が急増。庶民の経済格差が加速したと言われています。

また一方で金融資産を海外で運用すれば、働かなくても快適な生活を送れます。
以上、政治的、組織的な力関係、及び過去の資産のある無しによって大きく格差が生じている。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):ニートやフリーターについて  ■名前 : 桃李  ■日付 : 05/7/28(木) 21:51  -------------------------------------------------------------------------
   ニートとフリーターという言葉なのですが、ニートはあんまりよくわかりません。
フリーターは、知っています。あと、ぷー太郎。古いでしょうか?
私は、自分がこういうくくりの中に入れられたらいやなので
こういう言葉で個人個人の特性を傾向で分けて総称をつける社会自体、なんか、へんだ。
差別的だ。と思います。

ですから、こういう言葉自体の反発を感じます。自分が呼ばれたら、とってもいやです。

人間は区別するのが大好きですから、一つの会社に就職して退職まで勤務する。そういう
労働形態が主流の中で、それと違うものに名前を付けることになったのでしょう。
たとえば農業が主体だった時代には考えられない、社会構成員の分類の仕方だと思います。

一人一人、事情が違うはずなのに、同じものとして呼ぶことで、こういう人たちを一つにまとめて
世の中に社会の問題児のように表すのはどうしてなんだろうと思っちゃいます。

大多数とは違う生き方をしている人間をも受け入れて、足りないところは補い合いながら
生きていこうという気持ちが社会にもっと増えて欲しいと思います。

すくなくとも私個人のレベルではできるだけそういう気持ちで、人と接し生きています。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):ニートやフリーターについて・会社の欲張り・けち  ■名前 : 桃李  ■日付 : 05/7/28(木) 22:14  -------------------------------------------------------------------------
   社会の欲望が、もっともっとと利益を追求して、売春の広告が電柱に貼られても、何の感覚もなく
こどもがブランド品を持っていても、買ってくれるなら誰にでも売るのがふつうの感覚になり、
商売に倫理観が無い。アルバイトには、教育を与えなくても、マニュアルさえ与えておけばよい。
未成年に酒は売らないのに、何十万円もするブランドものは買ってもらっていい。なんて、おかしいと思いませんか?

雑貨屋で「アルバイトの問い合わせが来たときの電話の受け答え方」というマニュアルが張ってございました。その内容というのがですね。店員みずからが思考しなくてよいような内容でした。
「はい○○ショップの○○でございます。」かくかくしかじか「それでは明日以降にこちらからご連絡致します。」といって電話を切る。
てなもんでございました。簡単にすませないで、もっと地味に、働く人に投資しなさいよ。企業は。こういうところの手抜き、けちは、きっとゆくゆく御社のためにはならないよ。
と思いながらその店を去りました。

店や会社に、これはおかしいですよ。いって当たり前だと思っていることを疑問に思ってもらうことができればと思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):ニートやフリーターについて・会社の欲張り・けち  ■名前 : ワン太郎  ■日付 : 05/7/29(金) 21:36  -------------------------------------------------------------------------
   ▼桃李さん:
>社会の欲望が、もっともっとと利益を追求して、売春の広告が電柱に貼られても、何の感覚もなく
>こどもがブランド品を持っていても、買ってくれるなら誰にでも売るのがふつうの感覚になり、
>商売に倫理観が無い。アルバイトには、教育を与えなくても、マニュアルさえ与えておけばよい。
>未成年に酒は売らないのに、何十万円もするブランドものは買ってもらっていい。なんて、おかしいと思いませんか?

とってもオカシイです。
「誰々がオカシイ」と特定できないところが 事の根深さを現しています。

この問題でハッキリしているのは「昔はこういうことは無かった」ということです。
何百年もかけて築き上げた「日本人の倫理観・節度ある行動」を数十年でダメにしたのは、やはり「教育」に最大要因があるのでしょう。
日本の伝統・文化、先人の知恵といった古いものを「馬鹿にする風潮」を教育が助長したからだと思っております。

今から見れば、文部省と日教組の無意味で馬鹿げた対立が悔やまれます。
まあ、そういったことを許した我々日本人全体の責任と言うことになるのですが、「誰かに責任」を押し付けたくもあります。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):ニートやフリーターについて  ■名前 : 桃李  ■日付 : 05/7/30(土) 0:37  -------------------------------------------------------------------------
   ワン太郎さま
お返事を読みました。私の料理の師匠は82才、絵画の師匠は92才だったかな。
昔からやってきている仕事など、皆さん円熟していて、すごいというしかないです。
長い年月を掛けなければ光らないものも在ることを教えてもらいます。
だからこそ、若いうちから問題にして、本人や家族を焦らせてはだめだと思います。

今は今で、昔なら問題とされていなかった社会の部分に焦点が当たってきて、対応が
されるようになりました。それは今のいいところ。

とかたとえば「風来坊」とか昔から大衆に愛されてきた「寅さん」が一種のフリーターに当てはまるように、昔からそう呼ばれる人たちはいたんです。

ワン太郎さまは黒澤明監督の映画をご覧になっているようですから、ご存じかもしれませんが、監督の映画「どですかでん」にも色々な人たちが出てきます。
そういう色々な人たちに、時代の流れや社会の都合によって、いい意味の光が当たったり、悪い意味の解釈が出てきますよね。生き物はみんな得体の知れないものが怖いとか、危険だと思うものだから、わけわからんものを定義付けする傾向があるけれど、そういう心理を前提に鑑みて、今起きていることをとらえないといけないと思います。

つまり私は区別が差別になるおそれがあり、いらない悪い反応が社会に出ることに反対なのです。
みんなひとりひとり、苦しんだりしながら生きているのは同じことですから。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(5):ニートやフリーターについて  ■名前 : ワン太郎  ■日付 : 05/7/30(土) 22:14  -------------------------------------------------------------------------
   ▼桃李さん:
>ワン太郎さま
>お返事を読みました。私の料理の師匠は82才、絵画の師匠は92才だったかな。
>昔からやってきている仕事など、皆さん円熟していて、すごいというしかないです。

いいですねぇ、そういうのを聞きますと 私も長生きしたくなります。

>「風来坊」とか昔から大衆に愛されてきた「寅さん」が一種のフリーターに当てはまるように、昔からそう呼ばれる人たちはいたんです。

私も、「リタイア後はホームレスになりたい」と公言していましたが、具体的に計画してみると・・・これが大変!
本当のホームレスなんて辛い身分であります。

同様に 風来坊、フリーターと言うのも楽じゃなさそうです。
「寅さん」だって 見方によれば、五十過ぎにもなって住む家もヨメもナシ、ということなんですから・・・

>つまり私は区別が差別になるおそれがあり、いらない悪い反応が社会に出ることに反対なのです。
>みんなひとりひとり、苦しんだりしながら生きているのは同じことですから。

でもねぇ 桃李さん、こういう世の中になったのは「いいことの裏返し」でもあるんですよね。
努力して優秀な成績を収めれば 出自については問われないで出世できる社会を日本は実現できました。(多分 世界で一番じゃないでしょうか)

私のかつての同僚に、大会社の社長の弟がいました。
その社長、ほとんどの人が「あーあ、あのTVで頭を下げていた社長!」と知っている人です。

兄が失脚した後、弟は「兄貴は頭が良く、バイタリティがあって、ものすごい出世をしたけど、それが仇になった」
「あんな悪さをしてしまったのは、企業社会のなせる業だ、弟の自分は頭が悪くてよかった」と冗談交じりに語っていました。

これ程 極端ではなくても階級社会では不可能な事が可能となる社会を日本は作り上げたのですから。

物事、100%良いことなんていうのは無くて、51対49 位の微差を少しづつ積み上げていくのが一番なのでしょうが、我々日本人は我慢できなさそうで、
桃李さんのおっしゃる「悪い反応」は 今のところ 致し方ないのかもしれません。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Are you sure?  ■名前 : コップ酒  ■日付 : 05/7/29(金) 15:48  -------------------------------------------------------------------------
   ▼桃李さん:

>大多数とは違う生き方をしている人間をも受け入れて、足りないところは補い合いながら
>生きていこうという気持ちが社会にもっと増えて欲しいと思います。
>すくなくとも私個人のレベルではできるだけそういう気持ちで、人と接し生きています。

違う生き方、考え方をしている人間をも受け入れて。
個人レベルではできるだけそういう気持ちで、生きています。

…ですか? ホントですか?(微笑み)

「コップちゃんみたいなのは嫌いなの、ウマが合わない」

って一方的に言われたほうは、結構覚えてるもんですのよ〜。
言ったほうは忘れていらっしゃるんでしょうけどネ(冷笑)。

単なる茶化し系ツッコミなので無視遊ばされます様に♪

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : ↑ホントに? です  ■名前 : コップ酒  ■日付 : 05/7/29(金) 15:51  -------------------------------------------------------------------------
   すみませんタイトルの補足でした。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):ニートやフリーターについて  ■名前 : パンドラ  ■日付 : 05/7/30(土) 7:20  -------------------------------------------------------------------------
   桃李さん
おはようございます

ほんとうにおっしゃる通りです
ニートとかフリーターとか一括りで括られたとしても
そこにいるのは、生きて生活している人達なのです

ひきこもりも、同じことが言えると思います
ひきこもりの当事者グループでは、ひきこもりという
社会の中から見た、マイナスのイメージで括られる言葉を
酷く嫌う人達もおります

この問題に関してまだまだお話したいこともたくさんありますが
私のパソコンの調子がおかしいので目が大変疲れるため
少しの間みなさまのご意見を拝見するだけにさせて頂きます

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):寅さん症候群  ■名前 : 桃李  ■日付 : 05/7/30(土) 20:53  -------------------------------------------------------------------------
   パンドラさま
どうか眼をお大事にしてください。暑いし、お疲れから視力が落ちたりすることもあります。

私、ニートやフリーターなんてセンスのナイ。かわいげのナイ。温かみの全く見あたらナイ。ナイナイづくしの名前よりも「寅さん症候群」とか「寅さん的自由人」のほうがまだいいと思います。

落ち込んだり、恋に破れたり、一生懸命がんばってみたり、人間的でしょう。国際語としては世界的に見てこっちの方が通じるような気がしますね。ニートやフリーターなんて、英語圏の人が聞いても意味不明です。ということは、他の国の人間にも同じような人たちがいるかもしれないのに、国内の問題児扱いするためにわざとこんな言葉を使っている。

ニート、フリーター。知らない人は調べます。そしてその定義を読んで、言葉も新しく出てきたから、本当に新たな社会問題だと思いこんでしまいます。

そして、そういう問題に近くない人たちは、調べたり、解説を聞いて、そこでわかったような気になってしまいます。「あぁ、今の世の中はどうなっているんだこれは、まったく!あたらしい社会問題なんだ!」と・・・。そしてある人は、こう思うのです。「昔の方がよかった。昔の方がこういう言葉も、問題もなかった」と

フランス人のタタミゼ(タタミが好きに象徴されるような筋金入り親日派のような意味)より訳わからないです。

名前って不思議なものです。ニート、フリーターだとゆるせない。ものが、「寅さん的」だったら、なんとなく、まぁそういう生き方もあるってもんよ。と世の中が、受け流せちゃったりします。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):寅さん症候群  ■名前 : 桃李  ■日付 : 05/7/31(日) 1:41  -------------------------------------------------------------------------
   よいっしょっと。

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