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 ▼政治の目をこんな所にも!  キタキツネ 05/9/2(金) 14:27
   ┣Re(1):政治の目をこんな所にも!  キタキツネ 05/9/2(金) 14:53
   ┃  ┣郵貯、簡保は、なくしちゃいけない。  ぎみゆら 05/9/2(金) 18:15
   ┃  ┃  ┗Re(1):郵貯、簡保は、なくしちゃいけない。  こんぺいとう 05/9/2(金) 23:25
   ┃  ┃     ┗Re(2):郵貯、簡保は、なくしちゃいけない。  ぎみゆら 05/9/3(土) 12:58
   ┃  ┗Re(2):政治の目をこんな所にも!  松籟 05/9/2(金) 18:17
   ┣無党派層の支持を得るには  団塊党 05/9/3(土) 8:19
   ┣Re(1):政治の目をこんな所にも!  キタキツネ 05/9/3(土) 13:06
   ┣庶民にとって得なのは(学資保険の例)  団塊党 05/9/4(日) 3:04
   ┃  ┗Re(1):庶民にとって得な貯蓄、保険は?  ぎみゆら 05/9/4(日) 11:34
   ┃     ┣Re(2):庶民にとって得な貯蓄、保険は?  悠々 05/9/4(日) 13:13
   ┃     ┗Re(2):庶民にとって得な貯蓄、保険は?  団塊党 05/9/4(日) 14:29
   ┃        ┣Re(3):庶民にとって得な貯蓄、保険は?  キタキツネ 05/9/4(日) 19:29
   ┃        ┃  ┣Re(4):庶民にとって得な貯蓄、保険は?  健太郎 05/9/4(日) 20:14
   ┃        ┃  ┗Re(4):庶民にとって得な貯蓄、保険は?  しまったk2 05/9/4(日) 20:24
   ┃        ┗Re(3):庶民にとって得な貯蓄、保険は?  ぎみゆら 05/9/4(日) 22:11
   ┗過疎の町「郵政民営化」に思う  キタキツネ 05/9/6(火) 8:53

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 ■題名 : 政治の目をこんな所にも!
 ■名前 : キタキツネ
 ■日付 : 05/9/2(金) 14:27
 -------------------------------------------------------------------------
    新潟地震被災地の復興が遅れている。地震復興も遅々として進まないところに大雨による被害。
 被災地のみなさんは「郵政民営化」どころの話ではない。今日一日をどう生きるかという瀬戸際まで来ている。 地元の利益誘導ではない、こういう時こそ、国民の目線で援助の目をやらずに何が構造改革か!

 

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):政治の目をこんな所にも!  ■名前 : キタキツネ  ■日付 : 05/9/2(金) 14:53  -------------------------------------------------------------------------
    北海道の地方の話だが、町内会と郵便局が協力して防犯に効果を上げている。配達の途中に、登録されている高齢者の家を訪問し「元気ですか?」と声を掛ける運動だ。

 また、産業廃棄物の不法投棄が無いか、配達の途中で不信な車や、廃棄物を発見したら連絡するのだ。

 もちろん、過疎地の高齢者には郵便局は無くてはならない、年金の振込みはほとんど郵便局だ。民営化しても、コンビにその機能を持たせたらよいではないか、という人がいたが、コンビになどそばに無いほど過疎があるのだ。
 そして、北海道にはそうした地方がたくさんある。

 鈴木宗男を応援する人間を、地元の利益誘導だと批判する人間がいるが、背に腹はかえられない人間だっているってことだ。
 郵便配達員の方には頭が下がるとおばあちゃんが言っていた。遠く離れる子供達も感謝していると……。
 為政者はこんな人々のことが分かっているのだろうか?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 郵貯、簡保は、なくしちゃいけない。  ■名前 : ぎみゆら <gimiyura@fox.dti2.ne.jp>  ■日付 : 05/9/2(金) 18:15  -------------------------------------------------------------------------
   キタキツネさん、こんにちは。


20年ほど前の発行ですが、こんな本があります。ちょっと話題に
なった本なので、ご記憶の方もいらっしゃるかもしれません。

◇『こちら本の探偵です』(赤木かん子著、径書房、1985年)
http://www.komichi.co.jp/bd/4-7705-0031-9.html

ちなみに著者の赤木かん子さんは、現在も児童文学評論家として
ご活躍中です。http://www.akagikanko.jp/

要するに、「あなたが昔読んだ、好きだった本、懐かしい本を、
探します」という「本の探偵」活動について書いた本なんですが、
そのなかに、こんなお話が出てきます。

あるとき、静岡市の北の端に住んでいる75歳のオバアサンから、
「30年ほど前に出たこのような本を探してほしい」というハガキを
もらった。何度かやり取りの末、幸い、知り合いの古書店で見つけ、
送ってあげたところ、お礼状が届いた。

「此度は大そう面倒なことをお願いいたしましたのにお聞き届け
下さって有難うございました。……早速に送金しなければなりません
のに、郵便局が十二キロ行かなければありませんので、二、三日
お待ち下さいませ」

それで赤木さん、「え? 十二キロ? 二キロじゃなく?」と度肝を
抜かれ、それ以来、「本の探偵依頼」相手と何度も手紙のやり取りを
繰り返したりせず、見つけた本は、すぐ買ってすぐ送っちゃうことに
決めたんだそうです。

都会人には想像も及ばないことが、いっぱいあるということですね。

   *

先月はじめ、妻の実家、秋田の能代に帰省したときのことです。

台所と居間を行き来しながら、妻の母が、ポツリと言いました。
「銀行さんが、少しでいいから投資にまわしてみないかって言うん
だけど、どうしたもんだろか」

妻の母は、早くに夫をなくし、その後ずっとひとり暮らし。年金と
ささやかな蓄えが、文字どおり、命綱なんです。そんな義母に、もう
長年のつきあいの、地方銀行の担当者が、預金の一部を、投資信託に
まわさないかと、すすめたわけです。

ヤンワリと、でもキッパリと、「やめといたほうが、いいと思い
ますよ」と言っておきましたが、おっそろしい世の中だと、寒気の
ようなものを感じました。

私、若い頃から株を少々やりますし、「投資」「リスク商品」に
対する偏見はもっていないつもりです。でも、70歳過ぎ、ひとり
暮らしの、年金とわずかな蓄えでつましく生きてるバアサンに、
長いつきあいの地銀の担当者が、投信をすすめる。

銀行のお面をかぶった株屋さんですね。秋田の片田舎で、もうそんな
ことが着々と進行しているんです。安全な貯蓄って、もうほんとに、
郵便局にしかないんだなと、しみじみと思いました。郵貯と簡保、
そんなに簡単に、なくしちゃいけないんじゃないかと思います。

庶民の「安全なオサイフ」を守る。そういうことを抜きにして、
「改革」も何も、ないと思う。それっていったい、誰のため、
何のための、「改革」なんでしょうか?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):郵貯、簡保は、なくしちゃいけない。  ■名前 : こんぺいとう  ■日付 : 05/9/2(金) 23:25  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ぎみゆらさん:
>キタキツネさん、こんにちは。
>
>
>>先月はじめ、妻の実家、秋田の能代に帰省したときのことです。
>
>台所と居間を行き来しながら、妻の母が、ポツリと言いました。
>「銀行さんが、少しでいいから投資にまわしてみないかって言うん
>だけど、どうしたもんだろか」
>
>妻の母は、早くに夫をなくし、その後ずっとひとり暮らし。年金と
>ささやかな蓄えが、文字どおり、命綱なんです。そんな義母に、もう
>長年のつきあいの、地方銀行の担当者が、預金の一部を、投資信託に
>まわさないかと、すすめたわけです。
>
>ヤンワリと、でもキッパリと、「やめといたほうが、いいと思い
>ますよ」と言っておきましたが、おっそろしい世の中だと、寒気の
>ようなものを感じました。
>
>私、若い頃から株を少々やりますし、「投資」「リスク商品」に
>対する偏見はもっていないつもりです。でも、70歳過ぎ、ひとり
>暮らしの、年金とわずかな蓄えでつましく生きてるバアサンに、
>長いつきあいの地銀の担当者が、投信をすすめる。
>
>銀行のお面をかぶった株屋さんですね。秋田の片田舎で、もうそんな
>ことが着々と進行しているんです。安全な貯蓄って、もうほんとに、
>郵便局にしかないんだなと、しみじみと思いました。郵貯と簡保、
>そんなに簡単に、なくしちゃいけないんじゃないかと思います。
>
>庶民の「安全なオサイフ」を守る。そういうことを抜きにして、
>「改革」も何も、ないと思う。それっていったい、誰のため、
>何のための、「改革」なんでしょうか

ご無沙汰です
私もそう思います。銀行はかなり前から信用できません。
利息以上にかかる振込み手数料、時間外の引き出し料金の高さ、それに
比べて郵便振込みが安心、かなり多額でも120円くらいですみます。

わずかなたくわえを狙う銀行、そしてリスクは責任は取らない、民間って
こういう儲け主義が多いですからせめて郵貯は残して欲しい。
使い方をきちんと規制すれば年金を湯水のごとく使ってしまった厚生省の
ようなことにしなければいいと思います。

今公社でしょう、公社としての成果も出ないうちに民営だなんて何を思って
いるのかね・・・・あのライオン丸首相は。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):郵貯、簡保は、なくしちゃいけない。  ■名前 : ぎみゆら <gimiyura@fox.dti2.ne.jp>  ■日付 : 05/9/3(土) 12:58  -------------------------------------------------------------------------
   こんぺいとうさん、お久しぶりです。


ウチの近所、駅前の銀行なんかも、なんだか最近もう、雰囲気が
トゲトゲしてるというか、なんというか、殺伐としてますよ。

毎月下旬になるとATMは長蛇の列。なんで出かけ際に自分のお金を
下ろすだけなのに、15分も20分も並ばなきゃいけないんだろう。

振り込みもなるべく機械でなんていわれて、ちょっと油断してると
すぐ、「振り込み手数料、電信420円」なんかがサッと引かれてる。

ATMの向こうには、消費者金融会社の自動カード作成機(アコムの
「むじんくん」みたいなやつ)が、いつの間にか設置されてるし。

貼ってあるポスターは、外貨預金、外国債、投資信託はいかが?
そんなんばっかり。ほんと、ウの目タカの目もいいところです。
油断も隙も、あったもんじゃありません。

こりゃあ、たしかに、毎日こんな「ジャングルの狩人」みたいな
やり方で、個人客の小さなサイフを虎視眈々と狙ってる人たちに
とっては、郵便貯金なんて「安全な避難場所」があっては、もう、
ジャマでジャマで、しょうがないんでしょうね。

郵便貯金。簡易保険。
そう簡単に、なくしては、いけないと思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):政治の目をこんな所にも!  ■名前 : 松籟 <e-matsu@akamatsu.cc>  ■日付 : 05/9/2(金) 18:17  -------------------------------------------------------------------------
    何時もながら、キタキツネさんのご意見はもっともだと思っております。
彼らは、雲の上から眺めているのではないかと感じることが多すぎます。
 北朝鮮の拉致被害家族への対応からしても、、その他、いろんな事件で
も、被害者の立場や、弱者への思いやりはないに等しいといって過言では
ないと言えます。

 例えば、欠陥建築工事を例にとっても、当事者には、問題が専門的になる
だけに、経済的には勿論、時間的にも、それ以上に精神的に極めて大きな
ものがあります。勿論、事例ごとの違いはあるものの、その多さ、被害の
深刻さは、ネットでみても、明白です。
 
 相手は工事関係の業者、或いは大手建設会社、この構図からして当事者
には、いかに大変か、明きらかでしょう。

 最近多少の改善は見られるものの、法律さえも業者側に有利にできている
のが実情で、まだまだ改善すべきとの意見を聞きます。

 最近のリフォーム詐欺事件の多発もそこらに大きな原因があるのではと感
じるものです。
 
 何しろ、一国の総理が、弱肉強食論者ですから、こうした問題解決も、結局
政権交代を待つしか手はないのかと思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 無党派層の支持を得るには  ■名前 : 団塊党  ■日付 : 05/9/3(土) 8:19  -------------------------------------------------------------------------
   無党派層の支持を得るには分かりやすい言葉で語っていくことが何よりです。
ところが野党の話はマニュフェストの説明に偏りすぎています。
マニュフェストを議論の基にするようになったことは大きな進歩ではありますが、まだまだ話が抽象的、数量的なものになっています。

このスレッドのように、身近で具体的なイメージの湧くような事例を話していくことが今後は是非必要です。
老人党でもこのような話題をたくさん出し合って、小泉改革のごまかしを示していきたいものです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):政治の目をこんな所にも!  ■名前 : キタキツネ  ■日付 : 05/9/3(土) 13:06  -------------------------------------------------------------------------
    「フランシーヌの場合」を歌った歌手新谷のりこさんは、二ヶ月に一度、釜ケ崎に泊まりこみでボランティアをしているそうだ。こうした活動をして六年になるというが、この間、競争社会の風潮が進み、釜ケ崎を「負け犬」の象徴のように冷ややかに見る空気が強まったと感じると。

 日雇い労働者は、かつて日本経済の中で便利に利用されてきた。今はサービス業をはじめ各業種で派遣社員など非正社員化が進み、正社員との格差が広がった。しかし、正社員も安穏としてはいられない。今度はそれを口実に正社員の給料が確実に下がるだろう。

 結局、釜ケ崎の構造が、日本中に広がっただけで、勝ち組と負け組の距離が益々広がった。小泉政権の構造改革は大企業と勝ち組を有利にし、地方や弱者を切り捨てる政策だ。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 庶民にとって得なのは(学資保険の例)  ■名前 : 団塊党  ■日付 : 05/9/4(日) 3:04  -------------------------------------------------------------------------
   我が家の身近な事例をお話しします。

二人の子どもに学資保険をかけていました。
上の子には某民間大手の保険を、そして下の子には郵便局の保険を。

前者は近所の人の薦めだったこともあり、ろくに契約内容も確認しないで契約しました。
そして、18年間かけ続けいよいよ長男が大学に入る時になって・・・
あてにしていたお金が入ると楽しみにしていたところ、ほんのわずかだけしか入りませんでした。
契約内容をよく見ると、残り大部分をもらえるのは大学を卒業する年になっているのです。
もらえると期待していたものがもらえない、しかもあと4年間、一番苦しいときに掛け金を払い続けなければいけない。
一番必要なときに役に立たない保険なんていったいなんだと腹が立ちました。
そして、「保険内容を確認しなかったあなたが馬鹿なんですよ。」と言われているようななさけない気持ちになったものです。

下の子の、郵便局の学資保険は18歳でしっかりもらえました。
しかも、掛け金の割にはかなりの高額でした。
これならもっと掛け金を増やしておけばよかったと思ったものです。

安心してお金を預けたり、一定の保障をしてくれる保険は庶民になくてはならないものです。
民営化してこういう役目を果たしてくれる会社ができるとはとても思えないのです。
小泉郵政民営化はいったい誰のためなのかよく考える必要があります。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):庶民にとって得な貯蓄、保険は?  ■名前 : ぎみゆら <gimiyura@fox.dti2.ne.jp>  ■日付 : 05/9/4(日) 11:34  -------------------------------------------------------------------------
   団塊党さん、お久しぶりです。


> 安心してお金を預けたり、一定の保障をしてくれる保険は
> 庶民になくてはならないものです。
> 民営化してこういう役目を果たしてくれる会社ができるとは
> とても思えないのです。
> 小泉郵政民営化はいったい誰のためなのかよく考える必要が
> あります。

おしゃるとおりです。庶民にとって「安心、安全、気軽に利用
しやすい貯蓄」を、どうしてなくそうとするのでしょうか?

秋田の北のほうに住む70代の義母のところに、長年の預け先である
地元地銀担当者が投信をすすめにきたという話を、先日書きました。
http://www.6410.jp/bbs/c-board.cgi?cmd=one;no=61236;id=sougou

田舎の信金とか小さな地銀とかは、その地域のいろんな「講」とかが
法人化したものが多いと聞いたことがあります。もともとは、地元に
根付いた、庶民の味方の金融機関だったのに、そういうところでも、
もう安心できない。

どんな仕事や暮らしをしている人でも、「簡単で、誰でも入りやすい
保険」を、なぜなくそうとするのでしょう?

先日テレビで、ベテランレーシングドライバーの、たしか星野一義
さんだったと思うんですが、「僕らみたいに危ない商売やってると、
どこの保険会社も相手にしてくれない。でも郵便局の簡保だけは
入れてくれて、ほんと、助かった」と言っていました。

これはまあ笑い話ですが、個人自営の人、日雇いで働いてる方とか、
水商売の人とか、簡保のおかげでほんとに助かっているという人は、
いっぱいいるはずです。簡保をなくすことは、そういう、名もなく
地べたで生きてる人たちから、「入りやすい保険」を奪うことです。

4年前、諏訪でひとり暮らしをしていた伯父をなくしました。79歳
でした。大腸と肝臓のがんで、6月に入院し、ちょうど3ヵ月、9月に
死にました。その間、何度か通い、葬式も出しました。

部屋を片付けてたら、小さな保険の証書が出てきた。いまテレビで
盛んに宣伝している「80歳までなら、誰でも入れます」という、
アレでした。保険会社に電話してみたら、「加入から1年を経過
しないと保険金は出ない」とのことで、何ももらえませんでした。

伯父はもう、少し前から、「がん」とまでは思わなかったにしても、
だいぶ弱ってきた、もう長くはないという自覚が、かなりあった
みたいなんです。大学ノートにメモ書きみたいに日記をつけていて、
数ヵ月分さかのぼって読んでみると、そんな様子がうかがえました。
その保険もどうやら、葬式代くらいにはなるだろうと、入院する
少し前に、自分で入ったみたいなんです。

保険セールスの人からすれば、79歳のひとり暮らしのジイサン、
「いいお客さん」だったんでしょうね、きっと。そのセールスマン
(証書の記載から見ると女性のようでした)、「入ってから1年
たたないと、保険金は出ませんよ」って、自分の葬式代くらいは
後に残そうと思った伯父に、ちゃんと説明してくれたんだろうか。
葬式後の後始末をしながら、なんだかやりきれない気持ちで、
そんなことを考えました。

その保険セールスマンが伯父に、どこまでちゃんと説明したのか、
それはわかりません。でも、いまもう、銀行も、生保も損保も、
ほんとに油断できない。ウの目、タカの目。そんな世の中で、
なぜ庶民から、郵貯、簡保を奪おうとするんでしょうか。

たしか今年のはじめだったような気がしますが、銀行と生保の
業界団体が、「早く郵政民営化して」という内容の意見広告を
新聞に出しました。全国紙に全面広告だったと記憶しています。
けっこうな広告料金のはずです。

商売人は、狙いのない広告投資はけっしてしません。あの広告は、
いったいどんな「獲物」を狙ったものだったんだろうなぁと、いま
あらためて、思い出しています。長くなりました。ごめんなさい。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):庶民にとって得な貯蓄、保険は?  ■名前 : 悠々  ■日付 : 05/9/4(日) 13:13  -------------------------------------------------------------------------
   脳裏から消えないのは、父が退職して間もない日にある証券会社の支店長が
やってきて投資信託を勧めたこと。のんびりとした時代、父はわざわざ出向いてくれたからと、いくばくかのお金を託しました。期限の5年が過ぎて、戻ってきたのは預けたより少ない金額でした。このことを美味しい話を聞く度にいつも思い出します。

私が体験した一番よかった利率は18.75%という考えられないほどの高水準(海外に滞在していたときの債権の利率)。帰国時には、為替の変動で帳消しになりましたが、まさに利息が利息を生むという感じでした。帰国して驚いたのは、その信じられない利率以上の利率がつくサラリーマン金融が大手をふっていること。毎年、長者番付けの記事を見るにつけ、サラ金を利用している人の数の膨大さを考えてしまいます。経済にかかわる教育(金融を含めて)は子どものうちから必要でしょう。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):庶民にとって得な貯蓄、保険は?  ■名前 : 団塊党  ■日付 : 05/9/4(日) 14:29  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ぎみゆらさん:

>どんな仕事や暮らしをしている人でも、「簡単で、誰でも入りやすい
>保険」を、なぜなくそうとするのでしょう?
>
>先日テレビで、ベテランレーシングドライバーの、たしか星野一義
>さんだったと思うんですが、「僕らみたいに危ない商売やってると、
>どこの保険会社も相手にしてくれない。でも郵便局の簡保だけは
>入れてくれて、ほんと、助かった」と言っていました。
>
>これはまあ笑い話ですが、個人自営の人、日雇いで働いてる方とか、
>水商売の人とか、簡保のおかげでほんとに助かっているという人は、
>いっぱいいるはずです。簡保をなくすことは、そういう、名もなく
>地べたで生きてる人たちから、「入りやすい保険」を奪うことです。

庶民の目線に降りていったこういう話が政治家の口からごく自然に出てくればいいのですが・・・
ぎみゆらさんの話を聞いていると、政治なんてどうころんでも関係ないと思っている人でも真剣に考えると思います。

>・・・・・・・・・・・・いまもう、銀行も、生保も損保も、
>ほんとに油断できない。ウの目、タカの目。そんな世の中で、
>なぜ庶民から、郵貯、簡保を奪おうとするんでしょうか。

私の母も郵貯・簡保をたった一つの頼りにして暮らしています。
そういう人達から安心を奪うような民営化が何故いいのか誰からも説明を聞いたことがありません。

>たしか今年のはじめだったような気がしますが、銀行と生保の
>業界団体が、「早く郵政民営化して」という内容の意見広告を
>新聞に出しました。全国紙に全面広告だったと記憶しています。
>けっこうな広告料金のはずです。
>
>商売人は、狙いのない広告投資はけっしてしません。あの広告は、
>いったいどんな「獲物」を狙ったものだったんだろうなぁと、いま
>あらためて、思い出しています。長くなりました。ごめんなさい。

民営化が彼らにとっておいしい話であることを証明していますね。

今日の党首同士のテレビ討論で思ったのですが、小泉さんの説明力のなさは際だっていました。
あまりにも小泉さんの説明力がないので公明党の神崎さんが変わって釈明に追われているといった調子でした。
こういう人の独断でことが運ばれていくとしたら国民全部が暴走車に乗せられているようなものです。
自民党圧勝という世論調査がウソであって欲しいと心から願うのみです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):庶民にとって得な貯蓄、保険は?  ■名前 : キタキツネ  ■日付 : 05/9/4(日) 19:29  -------------------------------------------------------------------------
   団塊党さん

>自民党圧勝という世論調査がウソであって欲しいと心から願うのみです。

 支持率の中間報告を聞くと嫌になすますね。あと一週間ですが、果たして結果はどうなる事か……。
 

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):庶民にとって得な貯蓄、保険は?  ■名前 : 健太郎 <ponken@m8.dion.ne.jp>  ■日付 : 05/9/4(日) 20:14  -------------------------------------------------------------------------
   ▼キタキツネさん:こんばんは

皆さん、こんばんは
>
>>自民党圧勝という世論調査がウソであって欲しいと心から願うのみです。
>
> 支持率の中間報告を聞くと嫌になすますね。あと一週間ですが、果たして結果はどうなる事か……。

道新、日経、共に「自民単独過半数も」
しんどいとこですね。

実は、私は、初めて世論調査の対象となり、回答しました。
そうすると、人間の心理というか、妙に「そうなるだろう」と言う気持ちが、非常に高くなってしまっている自分に、気づきます。
まだまだ、解らない事なのに。
小泉首相は、相変わらず「民営化出来るものは民営化、郵便局は国家公務員ではできないのか?。」
答えは簡単。
株式会社にすれば、採算のとれない地域の郵便局を、統廃合するのは、経営者の判断。小泉首相や、竹中大臣ではありません。


>

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):庶民にとって得な貯蓄、保険は?  ■名前 : しまったk2  ■日付 : 05/9/4(日) 20:24  -------------------------------------------------------------------------
   ▼キタキツネさん:
>
>>自民党圧勝という世論調査がウソであって欲しいと心から願うのみです。
>
> 支持率の中間報告を聞くと嫌になすますね。あと一週間ですが、果たして結果はどうなる事か……。

この度の選挙は、その政策をみるならば、民主党が勝つためには、自民公明票に食い込まなければばらない。

それを、弱小政党を支持する無党派層の中から票を取り込もうとしても、このたびは無党派層の社民、共産票を取り込むことは、不可能です。

無党派層の私が、そう思っています。
>

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):庶民にとって得な貯蓄、保険は?  ■名前 : ぎみゆら <gimiyura@fox.dti2.ne.jp>  ■日付 : 05/9/4(日) 22:11  -------------------------------------------------------------------------
   ついさっき、NHKの政党討論会(9/4夜)で、
公明党の冬柴氏が、言いました。

「郵貯なんて、あれ、銀行事業そのものじゃないですか!
 簡保って、あんなの、保険会社と、おなじじゃないですか!
 なんで、国家公務員がやる必要があるんですか!」

これが、「庶民の党」公明党の、大幹部の言葉です。
さすがに庶民の党の大幹部ともなると、立派なことを
言うもんだなぁと、感心して聞いていました。

「私ね。弁護士ですから。知ってますけどね」
なるほど。公明党の、エリートさんなんですね。
そういえば、浜四津さんも、弁護士さんでしたね。

エリート集団、公明党議員団。がんばれ。郵政民営化
法案に賛成した自民党議員も、反対した元自民党議員も、
どっちも応援する公明党議員団。ぜひがんばってください。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 過疎の町「郵政民営化」に思う  ■名前 : キタキツネ  ■日付 : 05/9/6(火) 8:53  -------------------------------------------------------------------------
    北海道せたな町の太田地区に郵便局がなくなったのは、89年のことだ。
大田は、そそり立つ山と日本海に挟まれた小さな集落。27世帯、約50人が暮らす。

 明治初期はニシン漁で栄え、一時は百世帯、300人が暮らした。高齢者の多い太田では運転免許を持っている人はごく僅か。一番近い郵便局に行くには、平日一便しかない福祉バスを利用するしかない。

 そこに住む人は「郵便局がなくなったら大変です。私たちは郵政民営化とか言われてもさっぱり分からない。何がどう変わるのか、政治に期待するものはない。この苦しみをほかの地域の人も味わうかと思うと気の毒です」と言っています。

 郵政民営化でその恩恵を受けるのは、大都市と大金持ちの「お金を投資の対象」と考えている人だけ。二極分化がより鮮明になるのは明らかだ。

 北海道は、民主が支持率を挽回しているようだ。改革の流れは地方から。大都市は当てに出来ない。

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