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 ▼小泉ヒーバーと「次にくる波」(2)  不倒翁 05/9/6(火) 8:46
   ┗Re(1):小泉ヒーバーと「次にくる波」(2)  ozone 05/9/7(水) 23:06
      ┗Re(2):小泉ヒーバーと「次にくる波」(2)  不倒翁 05/9/8(木) 13:47
         ┗Re(3):小泉ヒーバーと「次にくる波」(2)  ozone 05/9/8(木) 14:36

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 ■題名 : 小泉ヒーバーと「次にくる波」(2)
 ■名前 : 不倒翁 <ishii-sm@agate.plala.or.jp>
 ■日付 : 05/9/6(火) 8:46
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   7.911衆院選挙小泉自民党+公明党圧勝のあと何が始まるか。
  「次にくる波」(浅井隆 PHP研究所 2005.3.発行)は、
  日本国家の財政状況を政府統計をもとに次のように分析する。
  イ)国家財政状況
     個人金融資産         1400兆円
     個人借金(住宅ローン他)     250 
     本当の個人資産        1150
     国の借金           1100
     差し引き            50
     国・企業の資産         100
     日本全体の資産余力       150
     毎年の政府の借金        60
  ロ)日本全体の資産余力を食い潰すのは、
        150/60=2.5年
    2007年頃から日本全体の資産余力は底を尽く。
  ハ)小泉改革遺産日本国家に何が起きるか?
     イ 国家信用の喪失とインフレの襲来
     ロ 国債の暴落(金利上昇ー借金返済不能)
     ハ 打撃は中産階級を直撃(富裕層は海外逃避)
     ニ ハイパーインフレ(ソ連崩壊後のロシア直撃)
     ホ 大増税(消費税、年金、介護、医療保険料アップ)
     ヘ 徳政令(デノミ、預金封鎖)
     ト 社会的影響・・・社会秩序崩壊、人心荒廃、治安悪化
8.生き残る道
  911衆院選挙小泉自民党+公明党圧勝の「宴のあと」は、
 60年前の破壊された焼け跡の「一人からの出発」を再び
 一から検証し直すことしか他に道はないかも知れない。
  50-60歳代以上の初老、中老、高老人間にとっての幸いは、
 時間がそれほど永くはないということになるのかも知れない。
  「醜悪な力」をもつ虚無というヤツは怖ろしいとつくづく思う。


     

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):小泉ヒーバーと「次にくる波」(2)  ■名前 : ozone  ■日付 : 05/9/7(水) 23:06  -------------------------------------------------------------------------
   日本現代史における今回の総選挙に、私なりに総括して、臨みたいと思っておりましたところ、五十嵐仁さんのWebで次のような興味ある一文を発見しました。 

問われるべきは小泉自民党政治の総体:
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今年は「戦後六〇年」になる。「戦後の還暦」に総選挙が実施されるのは、偶然とはいえ、大きな意味がある。このような年の総選挙であればこそ、問われるべきは「戦後政治」そのものであり、このような「戦後」を作り出した統治党のバランスシートである。

同時に、二一世紀における日本の方向づけもまた、今回の総選挙の大きな争点である。各政党は二一世紀の日本がとるべき進路と政治的選択を示さなければならない。日本が選ぶべき道は「非核・平和・民主主義国家」であり、米国からの自立とアジア諸国との友好、国内経済の回復と新産業の育成、安心できる年金・社会保障の確立、地方の立て直しなどである。

「戦後六〇年」の総括と二一世紀の日本が進むべき道の選択。これが今回の総選挙で問われるべき真の争点にほかならない。それはとりもなおさず、現行憲法を護り活かしていく道を選ぶのか、それとも条文を変えて憲法の理念を放擲するのかという選択でもある。
自民党は八月に改憲草案の第一次案を明らかにした。この改憲案に対してどのような審判を下すのか。これもまた、今回の総選挙の重要な争点になっている。このような形で憲法が総選挙の争点になるのは初めてのことである。

総選挙は、日本の過去と未来、国政のあり方全般についての国民的討論の絶好の機会だと言える。“小泉戦術”に乗せられて「郵政民営化問題」という「煙幕」に惑わされ、この貴重な機会を失することがあってはならない。
惨憺たる小泉自民党政治の全体像が明らかにされ、郵政民営化問題を含む政治のあり方総体に対して、国民の審判が下される必要がある。この点でマスコミの役割は大きい。「木を見て森を見ない」興味本位な報道を垂れ流し、結果的に国民の判断をミスリーディングすることのないよう、強く望みたいものである。

http://sp.mt.tama.hosei.ac.jp/users/igajin/home2.htm

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 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):小泉ヒーバーと「次にくる波」(2)  ■名前 : 不倒翁 <ishii-sm@agate.plala.or.jp>  ■日付 : 05/9/8(木) 13:47  -------------------------------------------------------------------------
   ozoneさん、はじめまして
1.戦後60年、小泉自民党政治の総括必要との
 ご指摘、同感です。
2.五十嵐仁さんのWev主旨も正論です。
3.ぼくは、911衆院選挙は、マスコミ報道の通り、
 小泉自民党+公明党圧勝し、小泉新内閣は公約通り
 郵政法案を片付け(参院自民反対派は自壊する)、
 次は社会保障制度+税制改革に荒っぽく着手しても
 不思議はないと思っています。
  ご存知の通り、この制度は、医療、年金、介護、
 福祉の国民の暮らしの基盤ですから「郵政」以上に
 ぼくらの生活を直撃することになるでしょう。
4.税制改革は、消費税、年金、介護、医療保険料アップ
 などが小泉首相の腹の中で出番を待っているでしょう。
5.マスコミ、有権者の若者、オジン、オバンを魅了する小泉
 節は絶好調で、小泉ヒーバーは止まりそうもありません。
  ぼくは、4年前の自民党をぶっ壊すと総裁になった
 ときの小泉氏は未知数の政治家として期待し注目して
 いましたが、2003年3月、米国ブッシュ大統領のイラク
 攻撃全面支持を表明し、国連大量破壊兵器平和査察団
 を支持せず、米英日ブッシュ、ブレア、小泉と肩を組
 み、それから2年、地球、世界民衆を破壊、殺戮、憎悪、
 怨念、報復テロの無限連鎖の泥沼と絶望へ突き落として
 きたのを見せつけられ、政治家小泉氏の本質に深い疑問
 を抱くようになりました。
  小泉氏は「破壊なくして改革なし」と有権者に訴え続
 けますが、小泉自民党政治の本質は、人間が平和に生き
 るために国民の夢、希望、理念を一緒に求めるのではな
 く、自民党、日本社会、日本人をぶっ壊し、一切の価値
 観を破壊するだけの「空虚なもの」ではないかと疑って
 います。小泉氏の心の中に破壊を快感とする「空虚なも
 の」が棲んでいるなら、政治家は失格です。
  小泉自民党支持の若者、中高年の有権者の皆さんは、
 ぼくの感じる「空虚なもの」をどうお考えになりますか。
  戦後60年、小泉自民党政治の総括が、日本と日本人を
 破壊する「空虚なもの」に直面するとは夢にも思わなか
 ったことです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):小泉ヒーバーと「次にくる波」(2)  ■名前 : ozone  ■日付 : 05/9/8(木) 14:36  -------------------------------------------------------------------------
   ▼不倒翁さん: よろしく。

>ozoneさん、はじめまして
>1.戦後60年、小泉自民党政治の総括必要との
> ご指摘、同感です。
>2.五十嵐仁さんのWev主旨も正論です。
>3.ぼくは、911衆院選挙は、マスコミ報道の通り、
> 小泉自民党+公明党圧勝し、小泉新内閣は公約通り
> 郵政法案を片付け(参院自民反対派は自壊する)、
> 次は社会保障制度+税制改革に荒っぽく着手しても
> 不思議はないと思っています。
>  ご存知の通り、この制度は、医療、年金、介護、
> 福祉の国民の暮らしの基盤ですから「郵政」以上に
> ぼくらの生活を直撃することになるでしょう。
>4.税制改革は、消費税、年金、介護、医療保険料アップ
> などが小泉首相の腹の中で出番を待っているでしょう。
>5.マスコミ、有権者の若者、オジン、オバンを魅了する小泉
> 節は絶好調で、小泉ヒーバーは止まりそうもありません。
>  ぼくは、4年前の自民党をぶっ壊すと総裁になった
> ときの小泉氏は未知数の政治家として期待し注目して
> いましたが、2003年3月、米国ブッシュ大統領のイラク
> 攻撃全面支持を表明し、国連大量破壊兵器平和査察団
> を支持せず、米英日ブッシュ、ブレア、小泉と肩を組
> み、それから2年、地球、世界民衆を破壊、殺戮、憎悪、
> 怨念、報復テロの無限連鎖の泥沼と絶望へ突き落として
> きたのを見せつけられ、政治家小泉氏の本質に深い疑問
> を抱くようになりました。
>  小泉氏は「破壊なくして改革なし」と有権者に訴え続
> けますが、小泉自民党政治の本質は、人間が平和に生き
> るために国民の夢、希望、理念を一緒に求めるのではな
> く、自民党、日本社会、日本人をぶっ壊し、一切の価値
> 観を破壊するだけの「空虚なもの」ではないかと疑って
> います。小泉氏の心の中に破壊を快感とする「空虚なも
> の」が棲んでいるなら、政治家は失格です。
>  小泉自民党支持の若者、中高年の有権者の皆さんは、
> ぼくの感じる「空虚なもの」をどうお考えになりますか。
>  戦後60年、小泉自民党政治の総括が、日本と日本人を
> 破壊する「空虚なもの」に直面するとは夢にも思わなか
> ったことです。

確かにニーチェのニヒリズム、ヒトラーのファシズムに通ずるようなものを感じます。 資本主義の矛盾が強まってくるとこのような現象が生まれるのでしょうか。

戦前の教訓を持ち、戦後60年新しい時代に、歴史を切り開く力を備えてきた日本の庶民が、国内外の情勢を的確に掴み、どのようにその力量を発揮するかが鍵のように思えます。 歴史を創生して来た人類理性に確信を持って進みたいと思っております。 そこに内実も存在すると思います。

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