Page 918 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼今日の日曜討論から。マスコミへの希望を。 松籟 05/9/18(日) 12:27 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 今日の日曜討論から。マスコミへの希望を。 ■名前 : 松籟 <e-matsu@akamatsu.cc> ■日付 : 05/9/18(日) 12:27 -------------------------------------------------------------------------
今日の日曜討論を聞いていて、今回の選挙そのものの空しさ、 を改めて強く感じた。 先ず、政府から、国民に対し、充分な説明も尽くされていない ままの郵政民営化法案、それへの賛否を国民に二者択一で求め続 けた、その首相の選挙への取り組み方自体が、改めて論議された 討論であったと受けとめている。 出席者は挙って、これから郵政問題も含め、多くの重要課題を 与野党を問わず、専門家の意見も充分にとりいれて、国民の立場 にたった論議を深めて行くべきだというのが、その結論であった と思う。要は議論の深まりが無いままの選挙であった、という事 だ。 多くの識者も一般国民も、また、政治家から、財界人、マスコ ミ関係者までが、選挙が終わったいまの段階で、同じ様に考えて いるのではないだろうか。 只、最後の方で、千葉大教授が、今度の選挙が、事実上、小泉 政権か、岡田政権かの政権選択選挙であったことから、一年後、 首相引退後には、改めて、総選挙をやるべきだと主張、笹森氏も すぐに、同感を表明、他の諸氏からも全く異論が無かった丈が救 いだったといえよう。 聞くところによると、ニューヨーク タイムス紙は、日本は 未だ民主主義国ではない、と報じていたそうだが、老人党の諸 兄からも、同様の主旨の意見は、是までにも沢山見受けられた。 よく言われてきた事ながら、こうしたテレビ討論においては、 重要な問題での議論が何度か交わされて、いざこれからと言う 時に、肝心の司会者が、話題を変えてしまう場合が余りにも多 いのは理解全く理解に苦しむところだ。 時間の制限は当然あるが、議論を深めないままの討論では、結 局は全てに人にとって、時間の無駄にしか過ぎない、この点を 今後の大きな課題として、特にテレビ関係者に問いかけたい。 マスコミが負う公共性、影響力の大きさからしても、国民に対 し、政治への理解を深める一助とする為にも、この事は欠かす事 の出来ない大事な問題で、その為の努力こそ強く求められるので はないか。 諸外国での、党首同士の激しい討論と、それが、国民の政治へ の関心を高め、政策への理解を深め、正しい選択を齎している状 況を、見るにつけてもこの際このことを強く訴えたい。 |