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 ▼参議院選挙仮総括  流水 04/7/12(月) 10:56
   ┣Re(1):参議院選挙仮総括;訂正  流水 04/7/12(月) 10:59
   ┣Re(1):参議院選挙仮総括  rerere 04/7/12(月) 12:37
   ┃  ┗Re(2):ある提案  流水 04/7/12(月) 15:29
   ┃     ┣Re(3):ある提案  ウミサチヒコ 04/7/12(月) 17:33
   ┃     ┗Re(3):ある提案  rerere 04/7/12(月) 19:41
   ┃        ┗おお  ギアえもん 04/7/12(月) 20:10
   ┣Re(1):参議院選挙仮総括  笹井明子 04/7/12(月) 16:49
   ┃  ┣Re(2):参議院選挙仮総括  笹井明子 04/7/12(月) 17:09
   ┃  ┣Re(2):参議院選挙仮総括  流水 04/7/12(月) 18:07
   ┃  ┃  ┗Re(3):参議院選挙仮総括  山田の案山子 04/7/13(火) 6:52
   ┃  ┣Re(2):参議院選挙仮総括  ひまんじい 04/7/13(火) 18:44
   ┃  ┃  ┗Re(3):参議院選挙仮総括  笹井明子 04/7/17(土) 15:06
   ┃  ┗Re(2):参議院選挙仮総括  安本単三 04/7/17(土) 14:09
   ┃     ┣Re(3):参議院選挙仮総括  安本単三 04/7/17(土) 14:16
   ┃     ┣Re(3):参議院選挙仮総括  笹井明子 04/7/17(土) 16:12
   ┃     ┗いま、甲子園では。  山田の案山子 04/7/17(土) 19:08
   ┃        ┗Re(1):いま、甲子園では。  安本単三 04/7/18(日) 9:38
   ┣Re(1):それにしても公明党の票割りは見事だった  珍 源齋 04/7/12(月) 17:45
   ┣Re(1):顔が見えない候補者  王里 04/7/13(火) 15:11
   ┣参院選を振り返る。まず政党別に。  ぎみゆら 04/7/13(火) 19:43
   ┣Re(1):参議院選挙仮総括  半体制 04/7/13(火) 22:17
   ┣土下座、泣き落としはもはや通用せぬ  三吉 04/7/14(水) 0:07
   ┃  ┗Re(1):土下座、泣き落としはもはや通用せぬ  石頭の息子 04/7/14(水) 1:12
   ┃     ┗Re(2):土下座、泣き落としはもはや通用せぬ  三吉 04/7/14(水) 18:37
   ┣参院選を振り返る。40代友人たちの声。  ぎみゆら 04/7/16(金) 10:04
   ┃  ┗Re(1):参院選を振り返る。40代友人たちの声。  弱虫っ子 04/7/16(金) 12:52
   ┃     ┣Re(2):参院選を振り返る。40代友人たちの声。  王里 04/7/16(金) 14:59
   ┃     ┃  ┗Re(3):参院選を振り返る。40代友人たちの声。  弱虫っ子 04/7/16(金) 16:15
   ┃     ┗島田紳助氏の言葉ではこんなのもありました  歴史に学ぶ 04/7/16(金) 15:20
   ┃        ┗Re(1):島田紳助氏の言葉ではこんなのもありました  弱虫っ子 04/7/16(金) 17:04
   ┣参院選を振り返る。それぞれの思いを声に。  ぎみゆら 04/7/17(土) 10:45
   ┗参院選を振り返る。「無関心層」とは?  ぎみゆら 04/7/17(土) 12:32

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 ■題名 : 参議院選挙仮総括
 ■名前 : 流水
 ■日付 : 04/7/12(月) 10:56
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   参議院選挙が終わった。
政権交代を目指す老人党としても、今回の選挙の結果をどう考えるか、のきちんとした総括が必要になると思う。
まず、基本的数字を押さえておこう。

【議席獲得数】「改選議席数」  選挙区 比例区 
自民党 49  51      34  15
民主党 50  38      31  19 
公明党 11  10       3   8
共産党  4  15           4
社民党  2   2           2
無所属  5   4       5

【投票率】今回⇒56・57% 前回⇒56.44%

この選挙結果をどう考えるか。非常に微妙な数字である。
しかし、比例区での得票を見てみると、明確に傾向が出ている。

民主党⇒2100万票強 自民党⇒1700万票弱 公明党⇒850万票弱
この数字を見れば、民主党の圧勝といってよい。逆にいえば、自民党の大敗である。

選挙区・比例区の得票率などで、衆議院選挙にあてはめてシュミュレーションをすれば、明確に自民党大敗という結果がでるはずである。(これは自民党代議士がそのように語っていた)(※そのうちにどこからか出ると思います)

しかし、小泉首相はじめ自民党執行部は、責任を取るつもりはないようである。
車に乗ろうとした小泉首相に記者が、責任問題を問いかけると、【全く関係ない】と答えていたが、どうやらその通りになりそうである。

これは、組織末期に共通して見られる姿である。
組織が活発に機能しているときは、それぞれの人間が自分の職分を超えて活発に議論し、もし結果が思わしくないときは、その原因究明をとことん行い、責任を明確にするものである。
しかし、最初の目標51議席すらかなり低めに設定し、マスコミ報道などで苦戦が伝えられると、じょじょに目標議席数を下げていくという姑息な対応をとるということは、上昇期の組織でなく、退潮期ないし末期の組織のやることである。

しかも、自公協力という選挙協力にしても、まず自民党と公明党との話し合いが行われ、しかるのち公明党が創価学会に協力を依頼するという最低限のモラルすら守れなくなっている。
自民党幹部が直接創価学会に選挙協力を依頼し、それがマスコミで報道されたり、自民党支持者の名簿を公明党に手渡す(講演会名簿は政党にとっての命)など、もはや政党としての矜持すら失っているといわざるを得ない。

小泉首相以下、自民党幹部が責任を取らないということは、自民党にこのような政党としての崩壊過程を食い止める力がないということを意味する。
誰かが言っていたが、もはや自民党は沈みかかった泥舟になってしまったようである。

さて、問題は民主党である。
たしかに、今回は圧勝とまでは行かないが、政権奪取の手ごたえはつかめたと思う。
しかし、これは、自民党内部の自己矛盾に助けられた側面が大きい。小泉首相の個人的人気で覆い隠されていた自民党内部の矛盾が、小泉人気という仮面が取れたとき、一気に吹き出たのであろう。
民主党は、次の総選挙での政権奪取に向けて、本格的な政策作り、選挙区の日常活動の活性化(足腰の強化)、党内の路線対立の落としどころを早急に行わなければならない。

共産・社民については、時代の流れに棹差す心意気は壮とするが、時代をリードする新たな【政治的言葉】を生み出さなければ、新たな展望を開くことは難しいと思う。
憲法改正という時代の空気のようなものを止めるには、「護憲」という言葉だけでは、難しくなりつつあるという現実が、今度の選挙で突きつけられたと思う。

もっと細かな分析はいずれ出てくるであろうが、自民党という戦後政治の恐竜組織が、断末魔のあがきを露呈し始めており、これの補完組織としての公明党の存在がさらに大きくなったことだけはたしかである。次回の衆院選では、公明党との距離のとり方で、日本の政治が大きく変わることになると思う。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):参議院選挙仮総括;訂正  ■名前 : 流水  ■日付 : 04/7/12(月) 10:59  -------------------------------------------------------------------------
   講演会⇒後援会

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):参議院選挙仮総括  ■名前 : rerere  ■日付 : 04/7/12(月) 12:37  -------------------------------------------------------------------------
   比例区での得票が圧倒的に民主党勝利であるにもかかわらず結果は自民と民主はほぼ同数に終わった。やはり一票の格差の問題でしょう。違憲判決が出ていたにもかかわらずこれを積極的に直そうとしなかったのは国会議員全体の責任です。

今回の結果で民意を忠実に表す制度に変えれば民主党が政権ととれることがわかったのだから、民主党は政権交代するためになんとしてもこの問題を解決するように努力しなくてはならないと思う。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):ある提案  ■名前 : 流水  ■日付 : 04/7/12(月) 15:29  -------------------------------------------------------------------------
   1票の格差の是正の問題は、政権政党に余裕のあるとき以外、是正が難しいと思います。
今の自民党執行部のやり口は、とにかくネガテイブ・キャンペーンで、相手のミスを追及して、自分のところに批判の矛先が向かないようにして、時を稼いで【人の噂も75日】にするというきわめて姑息な手法をとっています。
これも、政党として溶けかかっている証拠の一つです。

つまり、前の森政権とそれを引き継いだ小泉政権の特徴は、【異常の日常化】なのです。
例えば、小泉首相の「人生いろいろ発言」の発想を見ればすぐ分かる。誰がただで、新入社員に給料を払い、厚生年金まで支払いますか。もし、そんなことをするのなら、何か見返りを期待しているか、それともよほどの秘密でも握られているかだろう。こう考えるのが、【普通】の感覚です。
これを【人生いろいろ】と言い放って、恬として恥じない感覚は、やはり【異常】だといわざるを得ません。

小泉政権登場以来、この種の【異常】な言動を強引に押し通してしまう手法が日常化しているのです。
1票の格差の問題にしても、民主主義の原点からいえば、格差がないようにしようというのが、【普通の感覚】です。
これをほほかむりするのは、民主主義の原則を理解していないと評価されも仕方がありません。
【年金問題】【多国籍軍参加問題】など、普通の人間の感覚では【異常】としかいえないことを強行する感覚が、小泉政権の本質だと思います。

【異常】なことを行おうとすれば、必ず【強引】になります。この【強引】さの行き着く先は、【言論統制】【監視社会】になります。国民は本能的にこの危険な匂いを嗅ぎ分けたのだと思います。

1票の格差(公職選挙法の問題)や議員年金の問題や国会議員の倫理法など、議員身分にかかわる問題は、すべて完全な第三者機関(例えば学会など)に任せて、国会議員はそこで出来上がった法律を文句なく議決するという慣行を作ればよいというのが、わたしの意見です。
そして任された第三者機関は、多くて3つぐらいの案を作成し、これをメデイアを通じて公表、本当は国民投票が良いのだが、難しければ、世論調査をきちんと行い、最終的な案を決定する。そうすれば、直接民主主義的な手法も取り入れることができるのです。

民主党は、国会議員は法律をつくるのが仕事とか難い事を言わないで、わたしたちの身分の問題は、すべて外部の方にお任せします、ということになれば、政治家に対する不信感はずいぶん緩和されると思う。

わたしは、この種の問題が政争の具になったり、取引材料になったりするのは、税金の無駄遣い以外の何者でもない。
議員もお前らだけが良い思いをして、と後ろ指を刺されては、本当に良い仕事はできない。上記のようにすれば、そんなことに余分な神経を使わず、政治に専念できるはずである。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):ある提案  ■名前 : ウミサチヒコ <hrdjapan@me.scn-net.ne.jp>  ■日付 : 04/7/12(月) 17:33  -------------------------------------------------------------------------
   ▼流水さん:13979
退場した身、多くは語れませんが、流水さんの見方に、深ーくうなずいております。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):ある提案  ■名前 : rerere  ■日付 : 04/7/12(月) 19:41  -------------------------------------------------------------------------
   民主党は政権党でないため、与党が協力しない限り実質的に是正をさせるのは無理でしょう。先の年金法案を見るとおり、小泉は議会や野党の意見など全く聞く気もなく独裁政治をやっていますから。

私が言いたいのは違憲判決が出ているにもかかわらず、与党に有利な制度に民主党を中心とした野党はNoと積極的に叫んできたのか?ということです。裁判判決まで出たこんな大事な事を、余裕のない(最優先事項と思うが)という理由で声を大にして叫ぶこともしなかったとすれば大問題だと思います。

法案など通らなくても、違憲なものを修正しろと言い続けること位はできるはず。国民にそのことをアピールすることはいくらだってできたはずなのに、今回の選挙に至っても何のアクションもなかったように感じます。この制度を直して政権が取れそうなら、これからは少しは声くらいあげるべきだろう。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : おお  ■名前 : ギアえもん  ■日付 : 04/7/12(月) 20:10  -------------------------------------------------------------------------
   じゃあ早速民主にメールで提案しよっと。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):参議院選挙仮総括  ■名前 : 笹井明子  ■日付 : 04/7/12(月) 16:49  -------------------------------------------------------------------------
   今回の参議院選について「護憲+」の立場から皆さんに色々と提案させていただいた者としての総括です。

小泉内閣不信任を明確にするために、自民党51議席以下をひとつの目標にしてきたという観点から言えば、「最悪なシナリオとならなくて良かった!」というのが第一の感想です。51議席をわっても開き直る小泉自民党は末期症状だ、というのが今日のマスコミの論調でした。マスコミの小泉離れが進めば、自公の決裂、自民の内部崩壊の道筋が見えてくるかもしれない。今の政府の政治手法に我慢できない者として、一縷の希望を感じています。

護憲勢力については、私たちがこの間危機感を抱えて私たちなりに色々とアプローチし、それでも動こうとしない各政党の硬直性が、残念ながらそのまま現実的結果になったという気がします。

共産党、全選挙区に候補者を立てて全敗。この際しっかりと反省し、戦略を見直して欲しい。「それでも主張は正しかった」などと、独善的なことを言い続けるのはもう止めて欲しいと思います。

社民党、2人当選しただけでもめっけものという感じ。福島さんには一人の政治家としてこれからも頑張ってほしいですが、社民という組織の温存については、本当にそれが適切なことなのか、状況をしっかりと見極めて真剣に考えて欲しいと思います。

みどりの会議、中村敦夫さんは個人の得票は上位にあるのに「みどり」全体の票が足りずに落選。選挙制度の矛盾を感じます。中村さんは引退といわずに、第三極を育てる核となるつもりで頑張ると言って欲しかった。「みどりの会議」に期待した若者達は本当に落胆しているだろうと思います。

さて、少なくとも私は今までに経験したことが無い真剣さで今回の選挙を考え、観察し、自分なりに働きかけもしてきました。その結果、一人ひとりが真剣になれば、政治がこちらに近づいてくる。その動きは劇的ではないけれど、何か希望を繋げることがあるという手ごたえを感じました。これからも現実を直視しつつ、あきらめることなく、忍耐強く、長期的な楽観主義で進んで行きたい。その思いを新たにしているところです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):参議院選挙仮総括  ■名前 : 笹井明子  ■日付 : 04/7/12(月) 17:09  -------------------------------------------------------------------------
   共通の目標を持って参議院選挙に臨む運動を全国展開しようという壮大な目論見で「護憲+」より提案させていただいた、「市民で作る7月参議院選挙の会」は本日を持って無事終了・解散しました。ご参加くださった皆さん、ご注目くださった皆さん、有難うございました。今回の経験を通して私たちは多くのことを学びました。一歩踏み出してみること、そこから何かが生まれる、それを判ったことが最大の収穫でした。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):参議院選挙仮総括  ■名前 : 流水  ■日付 : 04/7/12(月) 18:07  -------------------------------------------------------------------------
   ●さて、少なくとも私は今までに経験したことが無い真剣さで今回の選挙を考え、観察し、自分なりに働きかけもしてきました。その結果、一人ひとりが真剣になれば、政治がこちらに近づいてくる。その動きは劇的ではないけれど、何か希望を繋げることがあるという手ごたえを感じました。これからも現実を直視しつつ、あきらめることなく、忍耐強く、長期的な楽観主義で進んで行きたい。その思いを新たにしているところです。
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深く同感します。
何かをやろうとする人は、【楽観主義者】でなければなりません。
笹井さんのような人々の結集が、何かを変えるのです。
少しの、爪あとを残しながら、前に進みましょう。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):参議院選挙仮総括  ■名前 : 山田の案山子  ■日付 : 04/7/13(火) 6:52  -------------------------------------------------------------------------
   選挙が終わってみると国民は妥当な選択をしたように思えます。投票率が変われなかったにもかかわらず、野党側優勢な結果に終わったのは与党側の与党離れによるところが大きいのではと思います。少しずつ流れが変わっていくように思え、これからを期待しているのですが。

いま、中山間地といわれる地域では製材所に材木があふれています。京都議定書以降、森林整備に予算がつき間伐や伐採が進んだ結果、製材所までは材木が集まるがそれから先が動かなくなっているように思います。なにやら製材所に積まれた木材がわが身に思えるのは考えすぎかも知れませんが。
にもかかわらず木材の自給率は20%、放置された森林は1000万ヘクタールにもなっています。放置された森林は藪となり災害に弱い森林となります。

日本できることは日本で、森林も活用されなければなりませんが、一番生かされなければならない資源は日本の人財ではないでしょうか。安定した仕事があっての家庭の安定、人生の安定だと思います。

昨年の7月以来、当HPを楽しませていただき、ありがとうございました。管理に携わってこられた方々、ご苦労様でした。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):参議院選挙仮総括  ■名前 : ひまんじい  ■日付 : 04/7/13(火) 18:44  -------------------------------------------------------------------------
   笹井明子さん こんにちは。

今回、選挙において老人党の果たした役割は何であったのか、功罪はどうだったか。

私はべたべたの民主支持ですが、ここでは自民は駄目だが返す刀で即民主も駄目となっていたように思いました。結果だけ見れば世間ともかなりなズレがあったと感じました。
あなた始めここでの実力者の方々の多くが今回選挙結果から完全に落ちこぼれてしまった第3極の支持をされる方々だと思います。以前ハラミツ党さんがカメラの三脚を例に取られて力説されていたことを思い出します。安定した政治のためにも3極が必要だと思います。今後は如何に社民党などが国民政党としての姿を見せられるか、その意味では老人党の今後の役割が重要かと存じます。
 腹立たしいのは負けても負けを認めぬ白々しさ、末期症状と言えばそれまででしょうか。
 お前のような民主支持者が何を余計なことをと、石なでも飛んでくるといけません、ご無礼します。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):参議院選挙仮総括  ■名前 : 笹井明子  ■日付 : 04/7/17(土) 15:06  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ひまんじいさん:

こんにちは。お返事が遅れてすみません。参院選後疲れがどっと出た感じで、物を語る気力がなかなか湧いてきません。

>安定した政治のためにも3極が必要だと思います。今後は如何に社民党などが国民政党としての姿を見せられるか、その意味では老人党の今後の役割が重要かと存じます。

「安定した」という言葉を私流に言い換えれば「健全な」政治のためにも、公明の影響力をチャラにできる力を持った第三極の存在が絶対に必要だと思っています。そしてそれを待望しているのは、組織をバックにしていない「無党派層」だと思うと、それに応える第三極構築のために、社共を始めとする「護憲勢力」がどのようにこれから結集できるか、彼らには無党派層の声に耳を傾け真剣に考えてもらいたいし、私自身これからも考え続け、及ばずながら働きかけをしていきたいと思っています。

> 腹立たしいのは負けても負けを認めぬ白々しさ、末期症状と言えばそれまででしょうか。

自民の姿は本当に末期症状としか言いようがありません。今回の選挙結果を見て、彼らがいかに何も見えない裸の王様化しているか、よくわかりました。国民の方がよっぽど現実を率直に見ている。彼らの暴走に歯止めをかけるためにも、私たちは政治を監視し続ける必要があると痛感しています。

ところで、民主支持を続けてこられたとのことですが、右から左まで主張の大きく異なる人たちの寄せ集めで、党内に大きな矛盾を抱えた民主党はこれからどうなっていくとご覧になっていますか?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):参議院選挙仮総括  ■名前 : 安本単三  ■日付 : 04/7/17(土) 14:09  -------------------------------------------------------------------------
   ▼笹井明子さん:
>今回の参議院選について「護憲+」の立場から皆さんに色々と提案させていただいた者としての総括です。
>
>護憲勢力については、私たちがこの間危機感を抱えて私たちなりに色々とアプローチし、それでも動こうとしない各政党の硬直性が、残念ながらそのまま現実的結果になったという気がします。
>
>共産党、全選挙区に候補者を立てて全敗。この際しっかりと反省し、戦略を見直して欲しい。「それでも主張は正しかった」などと、独善的なことを言い続けるのはもう止めて欲しいと思います。
>
>社民党、2人当選しただけでもめっけものという感じ。福島さんには一人の政治家としてこれからも頑張ってほしいですが、社民という組織の温存については、本当にそれが適切なことなのか、状況をしっかりと見極めて真剣に考えて欲しいと思います。

なるほど、しかし、共産党は、、駅前でさっそく「それでも主張は正しかった」などと、独善的なビラを配っています。硬直的党中央に管理されている末端の方々に哀れを禁じ得ません。
私は、元江田三郎の支持者でして、息子:弁護士の江田五月が社民連を立ち上げたとき江田三郎の怨念を見た気がし、私は、社民連を追っかけていたのです。この江田五月は改憲はなどとレッテルを貼られているが、Hpを見る限り、論憲で護憲派にも門戸を開いています。
私にとっては社民連が発展して民主党になったのです(1割真実、9割幻想)。まあ彼が民主党副代表をし(岡山1人区でブッチ切り当選で党内影響力も増大し)ている内は大丈夫と思っています。
私、自身は、護憲派の皆さんから見れば改憲派ということになりましょうが、護憲派を排除せずに論憲したいです。
護憲か改憲かという色分けは危険なように思います。
社民党に対しては笹井さんと同意見です。

ついでの話として
私はある非政治的サークルに所属していますが、7/11にそのサークルのイベントがありました。サークルの代表がそのイベントの前にみんなで必ず選挙に行こうと言ったのが印象的でした。非政治的サークルとはいえども対等に人の集うところ良識ありという思いがしました。
以上が総括です。


より民主党副代表の彼が2→1人区でブッチ切り当選したことは、今後の憲法論争にとって非常に良いことだと思っています。社民党については

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):参議院選挙仮総括  ■名前 : 安本単三  ■日付 : 04/7/17(土) 14:16  -------------------------------------------------------------------------
   書き込み末尾に文章の切れ端が残り失礼しました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):参議院選挙仮総括  ■名前 : 笹井明子  ■日付 : 04/7/17(土) 16:12  -------------------------------------------------------------------------
   ▼安本単三さん:

今回の選挙について私の最大の関心事は、私たち国民がどの位現実を真剣に考えているか、毎日の暮らしや世界で起きていることを自分にひきつけて感じ取っているか、ということでした。現実に目を向ければ政治に行き着く、今そこから逃げ出すととても危険だ。それが一番訴えたかったことです。

今回社共等の姿勢を批判をすることは本意ではなかったのですが、もっともっと国民の声に真剣に耳を傾け、自分達の姿を直視し、民意を政治に反映するために捨て身の戦略で臨んで欲しかった。これが、今回「護憲勢力」に対する切実な気持ちでした。

政党には国民の視線が全然見えていない。これは今回の国民の審判に頬かむりをする自民党は勿論、民主にも護憲政党にもいえることです。政党政治のもたらした欠陥だという気がします。だからといって私たちが白けてしまったら政治は悪くなるばかり。私たちがあきらめるわけにはいかないと思う所以です。(民主党が今回の参院選で「政治を国民の手に」というスローガンを出したは、ちょっとズルイいと思いました。)

>私はある非政治的サークルに所属していますが、7/11にそのサークルのイベントがありました。サークルの代表がそのイベントの前にみんなで必ず選挙に行こうと言ったのが印象的でした。非政治的サークルとはいえども対等に人の集うところ良識ありという思いがしました。

普通の人たちが政治に対し良識を持つことこそ健全な政治のために大切だと思います。私も今回は普段政治の話をしない友人・知人と随分話しました。みんな危機感を持ち、真面目に考えていました。そして異口同音に「どうしたら若い人たちにもわかってもらえるのだろう」と真剣に考えていました。

憲法についても同じことがいえると思います。私たち国民、とりわけ若い人たちが自分のこととして真剣に考えて、今の自民党や民主党の一部勢力が目指す方向性、自民党が改憲実現のために用いる手法を、きちんとチェックする視点、批判する力を持つことが、これから何より大切だと思っています。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : いま、甲子園では。  ■名前 : 山田の案山子  ■日付 : 04/7/17(土) 19:08  -------------------------------------------------------------------------
   安本単さん
去る7月9日、私は岡山県北部で農林作業をしておりました。そのときいつも親しくしてもらっている郵便屋さんと挨拶を交わしました。かれは今度の選挙で我々は野党に入れると言っておりました。江田五月さんに入れたのは野党側だけではないような気がします。岡山も武蔵が暴れていた位ですから、案外、先走っているのかもしれませんね。株は景気の前払いと言いますから、日本の流れも、おきゃーやまからと思ったりするのは贔屓の引き倒しでしょうか。今、甲子園は昨日の流れを変える勢いでトラキチが頑張ってますので、ここいらで一休みしてきます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):いま、甲子園では。  ■名前 : 安本単三  ■日付 : 04/7/18(日) 9:38  -------------------------------------------------------------------------
   笹井明子 さま
共産党には特に京都で落ちて欲しくなかったと思っています。共産党の末端の活動と言えば、「連合」から外れたような無権利的労働者の擁護、民商を通じての零細経営者の支援など良い点がたくさんあります。しかし党中央がいかにに自主独立、平和革命(革命も今は使わないのかな?)唱えども、各国の歴史上、皇帝を倒した共産党と言うイメージは国民の中に消えないのでしょう。そうすると、憲法9条に対する護憲という言い分は分かるとしても、天皇制の1〜8条をも護憲なのか、心底どう考えているのかと言う疑義がのこります。結論として、この際、天皇制の明快な可否、党名変更ぐらいの手を打たないと立ち上がれないと思います。

山田の案山子 さま
おきゃーまじゃー江田さんが、でーれー、ぼっこー、ぎょーさん票をとられたが、
農村票も食うたにちぎぇーにぇー(ちぎゃーにゃー)。
↑で私の産地も分かりんさろう。緑なす故郷を捨て、東隣の県の都市住民となりましたが、自宅マンションは郊外の田園地帯。年々水田が放棄され草むらとなっていきます。私のような田舎放置人間のせいで、心が痛みます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):それにしても公明党の票割りは見事だった  ■名前 : 珍 源齋  ■日付 : 04/7/12(月) 17:45  -------------------------------------------------------------------------
   今回の参議院選挙の結果を見て「公明党の票割り」の見事さを感じた。
折角の投票を死に票にせぬ為のお手本を見た感じ・・・。

東京地方区では40万の得票でも落選、死に票の多さには呆れるばかり・・。
個人の政治的な自由は否定する積もりはありませんが・・。

青島幸男 氏や上田 哲氏のような昔の名前で出ています的・・な・
候補者自身には例え夢があったとしても自分が死に票イーターにならぬ

ような遠慮があっても良かったのではないかと思う・。
旬の過ぎた元政治家?には・・政治の将来を次世代に託す・配慮が

あっても良いように思う、結果として老醜を晒すことになったと思う・
人として引き際が大切に思う・・。

自民党の候補者も公明党の下駄を借りての「滑り込み」公明党に益々
頭が上がらなくなると・自由民主党の将来には・?・?が点灯した・・。

今後共、政治の場では益々熾烈な「凌ぎ合い」「せめぎ合い」が予測
される中で、票の分散は折角の願いを遂げられないことになる・。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):顔が見えない候補者  ■名前 : 王里  ■日付 : 04/7/13(火) 15:11  -------------------------------------------------------------------------
   選挙区の民主党候補は、わずか7,000差で落選。比例区の公明党票が68,000でしたから、公明党の協力がなければと残念です。一方で共産党が出なければと八つ当たり気味に考えてしまいます。でもなんで、この党は毎回、候補者たてるんでしょうか?
田舎町に住んでます。選挙期間中、選挙カーが通ったのは自民が一度だけ。共産党の葉書が、届きましたが民主党からは、何のアプローチもありません。投票所に書いてある名前をたよりに民主党候補者に投票しました。
落選した候補者には気の毒ですが、すんなり当選しなくて良かったのかも知れません。是非、捲土重来を期し、名前と顔を覚えて貰えるよう、努力して欲しいと思います。
民主党さん。真剣に政権交代を考えているなら、こんな田舎町にも是非来てください。風だのみの選挙では、頼りにできません。私の86歳になる母親は、いまだに民主党と社民党の区別が付きません。まだまだ、自民党は強い。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 参院選を振り返る。まず政党別に。  ■名前 : ぎみゆら <gimiyura@fox.dti2.ne.jp>  ■日付 : 04/7/13(火) 19:43  -------------------------------------------------------------------------
   流水さん、みなさん、こんにちは。


選挙結果への振り返りについては、流水さんの分析に、おおむね
共感します。重なるところも多いかもしれませんが、とりあえず、
政党別ということで、以下、私なりに。

●自民党

私たちとしては、以下の諸点を覚えておくべきだと思います。
1)大敗北であること。にもかかわらず、それを認めようとしない。
2)もともと党内基盤の弱い小泉さんは、ますますただの「便利な看板」に
  成り下がるか、ますます危険な強硬姿勢にのめり込む可能性が高い。
3)選挙協定もなしに公明党に頼り切って、恥じる姿勢すら見せない。
私はとくに3)が重要と思います。有権者、支持者を愚弄しきっている。
どこをどうとっても、政策以前に、すでに責任政党と言えない状態です。

●民主党

民主党については、あまり多く語るものを私は持ち合わせません。今回の
結果は、自民党の「敵失」が、そのコインの裏側として民主党の勝利と
なっただけで、彼らへの積極的な評価とは言えないと思いますので。実際、
比例の顔ぶれのひどい混交寄せ集めぶりは、私の周囲でも多くの人が呆れて
いますし、まあこれからしっかりやってください、くらいしか言えないです。

●共産党

壊滅的敗北です。今回共産党は、埼玉、東京、神奈川、愛知、大阪、
京都、兵庫の7選挙区を重点区としましたが、どの選挙区でも、惜敗に
すら持ち込めませんでした。ということは、次の選挙でも、このままでは
何の展望も持てないということです。先の衆院選、その前の参院選でも、
まったく同じ負け方を繰り返しています。もう、後はありません。選挙の
闘い方、候補者の立て方、国政に望む姿勢、すべてを根本的に見直すべき
と思います。それができなければ、この党に、もう未来はないでしょう。

●社民党

申し訳ないが、私はこの党は、もう見捨てています。いちばん呆れたのが、
選挙中に、福島さんが、「個人的見解だが、自衛隊は違憲」と発言したこと。
こんなに大事な話題について、選挙中に、しかも単なる個人的な見解として
垂れ流すとは、発言内容ではなく、発言の姿勢として、無責任、社会性の
欠如としか、言いようがありません。もう役割を終えた政党だと思います。

   *

政党別に語ると、やはりどうしても、このように床屋政談めいてしまいます。
もう少し、自分自身の気持ちに去来したことや、投票を呼びかけた友人ら
から聞こえてきた声などに、引き寄せた形で、語りたいと思っています。

また次に、時間が取れたときに。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):参議院選挙仮総括  ■名前 : 半体制  ■日付 : 04/7/13(火) 22:17  -------------------------------------------------------------------------
    小泉総裁は「逆風」を招いた責任を取って潔く辞任すべきである。「全く関係ない」と言うのは、真剣に投票した国民を愚弄している。
 選挙に負けても誰も責任を取らなくて済むのは自民党の活力が失われているからでしょう。

 民主党が中原に鹿を逐う日も遠くはなさそうです。
 

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 土下座、泣き落としはもはや通用せぬ  ■名前 : 三吉  ■日付 : 04/7/14(水) 0:07  -------------------------------------------------------------------------
   今朝(13日)、テレビのワイドショー番組の中で「新潟夏の陣・妻たちの戦い」という特集があった。 見終えた後、失笑し、そして呆れてしまった。 田中真紀子氏のは、「ああ、あんなものか」とただ笑って見ていたが、もう一人の新人候補の妻の選挙運動の様子は、悲壮感極まりなかった。 番組の編集都合上で肝心な部分がカットされたこともあろうが、元アナウンサーとやらの妻が訴えていたのは、
「どうか主人を、主人を勝たせて下さい!」、「主人を助けて下さい!」、「○○(主人の名)は負けそうです、どうか助けて下さい!」などと時には泣きながら叫び、また選挙用のマイクを使って「○○さーん、家内が帰ってきましたよー」などと叫んでいた。 政策のせの字も伝わらなかった。 これを「夫婦愛」というのか? とんでもない! 主人の持ち味、政策を有権者に正しく伝え、当選させてこそではないのか? それから、選挙期間中は夫婦であろうと兄弟や姉妹であろうとあくまでも「運動員」として動くべきではないか。 案の定、その候補者は落選した。 それから、やたら土下座したり、「今度当選したら銅像ができます」などと訴えるなよな。 見苦しいぞ。 21世紀は、そんなものが通用しない世の中になってきている。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):土下座、泣き落としはもはや通用せぬ  ■名前 : 石頭の息子  ■日付 : 04/7/14(水) 1:12  -------------------------------------------------------------------------
   ▼三吉さん:
>今朝(13日)、テレビのワイドショー番組の中で「新潟夏の陣・妻たちの戦い」という特集があった。 見終えた後、失笑し、そして呆れてしまった。 田中真紀子氏のは、「ああ、あんなものか」とただ笑って見ていたが、もう一人の新人候補の妻の選挙運動の様子は、悲壮感極まりなかった。 番組の編集都合上で肝心な部分がカットされたこともあろうが、元アナウンサーとやらの妻が訴えていたのは、
>「どうか主人を、主人を勝たせて下さい!」、「主人を助けて下さい!」、「○○(主人の名)は負けそうです、どうか助けて下さい!」などと時には泣きながら叫び、また選挙用のマイクを使って「○○さーん、家内が帰ってきましたよー」などと叫んでいた。 政策のせの字も伝わらなかった。 これを「夫婦愛」というのか? とんでもない! 主人の持ち味、政策を有権者に正しく伝え、当選させてこそではないのか? それから、選挙期間中は夫婦であろうと兄弟や姉妹であろうとあくまでも「運動員」として動くべきではないか。 案の定、その候補者は落選した。 それから、やたら土下座したり、「今度当選したら銅像ができます」などと訴えるなよな。 見苦しいぞ。 21世紀は、そんなものが通用しない世の中になってきている。

三吉さん,

これが通用するんです、土下座、泣き落とし、夫婦愛、家族愛と応援、浪花節でもなかろうに、あとは、お金次第です、これでなければならんのです。

短く過激なワンフレーズの絶叫が受ける。

漫才のように、面白おかしく皮肉るのは受ける。

握手一握りで一票です。

真面目に政策、信念を切々と訴えても、選挙民は聴いているようで聴いていない、だから、政治哲学のある優秀な候補者は落選します、お金がなければ尚更です。

これは、候補者資質の問題でしょうか? 

いいえ日本国民の資質なのです、国民の嗜好に迎合し無ければ票にならない。

当選する代議士は日本国民の性向を熟知しなければなりません。

貴方のお考えは新しいようで、日本の国民性を見誤っているのです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):土下座、泣き落としはもはや通用せぬ  ■名前 : 三吉  ■日付 : 04/7/14(水) 18:37  -------------------------------------------------------------------------
   >これが通用するんです、土下座、泣き落とし、夫婦愛、家族愛と応援、浪花節でもなかろうに、あとは、お金次第です、これでなければならんのです。

なるほどねー。 長き慣習を打ち破るには時間がかかるのかも。 ただ今回の選挙結果では、地方の一人区でも変化が起きたり、土下座で落ちた候補者(奈良など)もいます。 もう「浪速節」はいりません! 日本の有権者ももう少し大人になって欲しいものです。
今日(7月14日)は、フランス革命勃発となった「バスティーユ牢獄襲撃」の日です。 本来の民主主義を勝ち取るには国民が血を流さないといけないのだろうか・・・

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 参院選を振り返る。40代友人たちの声。  ■名前 : ぎみゆら <gimiyura@fox.dti2.ne.jp>  ■日付 : 04/7/16(金) 10:04  -------------------------------------------------------------------------
   みなさん、こんにちは。


投票日から、四日過ぎ、五日過ぎ、選挙活動の総括のようなものが、
いつ始まるのかなぁと思っていたのですが、選挙結果の評論ばかりで、
ご自分たちの行動の振り返りは、いまのところ、あまり出てきませんね。

何につけ、やりっ放しは愚だと思いつつ、投票日前一週間限定押しかけ
応援団としては、口火を切るのを躊躇っていましたが、このままでは、
ホントにウヤムヤになりそうなので、ボチボチ書いてみることにします。

   *

選挙期間中にも書いたとおり、私は、「投票に行こう」というメールと
ハガキの発送を、活動の主体にしました。幸い、とくにメールには、
ずいぶんたくさん、迅速に、お返事が返ってきました。一部に、すでに
お見せしたものもありますが、もう一度、それらをまとめて紹介します。

これらの返事の固まりが、それ自体、私にとっては、先週一週間で
自分がやったことの、一つの総括のようにも思えるものですから。

なお、以下に紹介するものの書き手は、私の友人たちですから、
多くは四十代ですが、若干の前後もあります。男女比はほぼ半々です。
性別年齢等の個人属性は、あえて付せずに列記します。

よろしければ、とにかくまず、ざーっと読んでみてください。

   *

「投票はほとんど行ってます。棄権したのは一回くらいかな。入れ
る人がいない時は白票。今回も『この人』ないし『この党』っての
がないから困るんだけど」

「選挙は毎回わりと勤勉に投票しています。日本の政治もパッとし
ないし、年金問題で浮上した、庶民とかけ離れた感覚の政治家も多
いし、これといって期待する候補者も選びにくいのですが、やはり
自分に与えられた一票は貴重な政治参加の一票ですから」

「選挙はもちろん行きますとも。欠かしたことはありません。基本
的に自民党は大嫌いですし、それにくっついている某宗教団体系政
党など問題外。僕はマイノリティを応援したいので、今回もそうい
うところに入れるでしょう」

「投票には毎回必ず行ってます。自分たちに跳ね返ってきますから
ね、実際。いい世の中を作るために、一票、投じたいと思います」

「『投票率向上ボランティア運動』、私も賛成です。期日前投票が
簡単になったと聞いて、以前とどう違うのかと、先週末、早速行っ
てきました。本当に簡単でした。私は『反自民、反公明』で行こう
と思っています。友人達にも『自民・公明以外だったらどこでもい
いから、投票に行こうね』と言っています」

「投票はもちろん行きます。投票所が隣の中学の体育館なんです。
中に入るたびに懐かしさを覚えます。独特の匂いがあるでしょ?」

「私はこれまで選挙権を放棄したことがありません。これって自慢
してもよいと思うのですが、周りが選挙に無関心なので自慢する気
にもなりません。年金問題、福祉問題は根源は少子化にあるので、
皆が子供を育てやすい環境にすることを考えるべきだと思います」

「ボランティア、ごくろうさまです。私はいつもきちんと投票して
いますが、投票率の低さには、毎回うんざりさせられます。『反小
泉、反自民』同感です。なんとか変わってほしいと思います」

「行って来ましたよ、期日前投票。目標は生きている限り選挙権を
行使し続けること。あの世で皆勤賞をもらうんです(誰から?)」

「まったくの無風区で、盛り上がっていませんが、比例区もあるの
で、必ず行くつもりです。与党には入れないと、決めています」

「投票所が目の前だし、慣れてしまったシートベルトのようなもの
で、行かないと気持ちが悪く、白紙投票でも毎年行っています。私
も支持政党はないのですが、思うところがあるので、まぁ、それな
りに考えて投票しようと思っています」

「勝手に投票率向上ボランティア! いいですね。煮詰まってます
よね。政界も球界も! 代わりがいない。誰かいないもんでしょう
かね。投票日までによ〜く考えなくちゃ」

「私のところは、女房も含めて国民としての義務にうるさいので、
これまで欠かさず選挙投票をしています。今回も行くぞ !」

「選挙のほうは、ほとんど諦め状態ではありますが、反小泉、反自
民、反与党、反芸能人で、投票にはいきます」

「投票は行くつもりですが、まったくもって関心なしです。私はい
つも支持政党がないときは、どうせ政権をとれない共産党に入れて
います。ははは。しかし、熱湯CMのスーパージョッキーの司会を
していたレンホウを出馬させる政党ってのも、理解不能ですよ」

「日曜はそうです、投票日でしたね。一家揃って出かけようかと思
います。選択肢が貧弱でなんとも困りますが」

「とりあえず選挙には行きます」

「そうですね、今週は選挙ですね。私も特定の支持政党はありませ
んが、毎回投票には行っています。(若い時はぜんぜんでしたが)
投票率50%切るようなら当選は無効とかならないですかね。とても
民主主義とは思えないのですが」

「私も『反自民』はもちろん、『ノーモア小泉』です。アメリカも
『ばかブッシュ』の再選はないでしょう。それにしても、積極的に
一票を投じたい政治家がいないのは哀しいですね」

(※こっから先は、投票日以降の到着分です)

「午前中に、息子と投票所に行ってきました。まったく、投票率の
低さには毎回あきれてしまいます」

「娘が今年20歳になったので、一緒に投票所へ行ってきました」

「これまで選挙はほとんど欠かさず投票所に足を運んでいます。本
日も、オットの出動前に恥ずかし気もなくお手々つなぎ、どす黒い
二票を投じてまいりました」

「今回の選挙はどうせ参院選だし、毎日忙しいし、今日は投票なん
てさぼってしまおうと思っていたのですが、このあいだメールをい
ただいたので、心を入れ替えて、投票に行ってきました。一通のメ
ールがずいぶん力を発揮するものだなと、驚き、感動しています」

「投票は、カミさんと二人で行ってきましたよ」

「それにしても、投票率が60%に満たないとは、ホント行動に結
びつく関心が薄いんですね。これじゃ日本は変わらないよと、つい
悲観的になってしまいます。次回の選挙では頑張って投票します」

「選挙は行かないと後のテレビがつまらないので、もちろん行きま
した。民主党の比例候補の内容はひどいの一言ですが、結構、民衆
は賢明な選択をしたのでは」

「選挙、行きましたよ」

「忙しさにかまけて、投票をサボるところでしたが、メールをいた
だいたおかげで、あらためて『反小泉、反自民』の意を強くして投
票所に行ってきました。いろいろインターネットで見ていたら、い
つのまにか、ここまで『改憲』が進んでいたのですね」

「選挙の件、私は、妻と妻の母と、連れだって選挙に行きました。
私は『反自民』の信条は動かないので、その路線で投票しましたが、
妻も、妻の母も結局、みな同じ人に投票したみたいです」


   *

一つお断りしておくと、どの人とも、これまでとくに、政治的な話題を
話したりしたことはありません。みなさん、それなりにお考えを持って
いるんだなと、こちらが感心させられたというのが、正直なところです。

私なりの、解釈と感想は、また書きます。何かご感想なりがあれば、
それを待つことなく、どんなことでも、ご自由にどうぞ。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):参院選を振り返る。40代友人たちの声。  ■名前 : 弱虫っ子 <puku1@cameo.plala.or.jp>  ■日付 : 04/7/16(金) 12:52  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ぎみゆらさん:
>みなさん、こんにちは。

>投票日から、四日過ぎ、五日過ぎ、選挙活動の総括のようなものが、
>いつ始まるのかなぁと思っていたのですが、選挙結果の評論ばかりで、
>ご自分たちの行動の振り返りは、いまのところ、あまり出てきませんね。

      *

>>選挙期間中にも書いたとおり、私は、「投票に行こう」というメールと
>ハガキの発送を、活動の主体にしました。幸い、とくにメールには、
>ずいぶんたくさん、迅速に、お返事が返ってきました。一部に、すでに
>お見せしたものもありますが、もう一度、それらをまとめて紹介します。
>
>これらの返事の固まりが、それ自体、私にとっては、先週一週間で
>自分がやったことの、一つの総括のようにも思えるものですから。

>よろしければ、とにかくまず、ざーっと読んでみてください。

   *

    読ませていただきました。

 おはようございます。
 断酒宣言に応援メッセージを送ってから11日が過ぎました。
 開けてみると世の中は何も変わった様に見えないのですが
 投票率が少し上がったのと、得票数が自民に勝った事、女性の支持の高かった事 が判明して、私の選択が間違いで無かったことに胸を撫で下ろしています。

 昨日のTVで大阪の民主候補、尾高源幸氏の応援に度々駆けつけたタレントのしん助氏 のコメントを聞いてグットきてメモしたのでお分けします。

 「何にも得にならん事をさせてもらったことは、気持よかった!」

ぎえもんさんも今こんな心境でないでしょうか?

お互い様チャットで議論ばかりしていないで 実際に行動したぶん「やった〜」と

言う感動に近いものが心に湧いてきて、ヨカッタ、ヨカッタ、、、、


 「15年間テレビ番組にでてバカな政治家も沢山見てきたが、必要な政治家をみんなでだしてほしい〜」。 

     断酒の事褒め合おうと思ったのですが出かますのでいずれまた。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):参院選を振り返る。40代友人たちの声。  ■名前 : 王里  ■日付 : 04/7/16(金) 14:59  -------------------------------------------------------------------------
   ▼弱虫っ子さん:
>▼ぎみゆらさん:
こんにちは。

>>投票日から、四日過ぎ、五日過ぎ、選挙活動の総括のようなものが、
>>いつ始まるのかなぁと思っていたのですが、選挙結果の評論ばかりで、
>>ご自分たちの行動の振り返りは、いまのところ、あまり出てきませんね。
>
> 開けてみると世の中は何も変わった様に見えないのですが
> 投票率が少し上がったのと、得票数が自民に勝った事、女性の支持の高かった事 が判明して、私の選択が間違いで無かったことに胸を撫で下ろしています。
>
>
>お互い様チャットで議論ばかりしていないで 実際に行動したぶん「やった〜」と
>
>言う感動に近いものが心に湧いてきて、ヨカッタ、ヨカッタ、、、、
>
>
お二人の書き込みを拝見させていただき、なんの努力もしてない自分としては反省あるのみです。ただ、今回の選挙では、このままでは世の中駄目になるとの想いが強く、同じ気持ちの老人党のみなさんの掲示板にずいぶん勇気づけられました。また、家族からも「なんでそんなに熱心なの」と不思議がられるほど選挙の話をしてしまいました。名もない一庶民が世の中のかたすみで、声をあげたとて誰も聞いてはくれないとは想いますが、羊のようにおとなしくしてばかりはいられません。知力、行動力ともに劣る自分ですが今後ともよろしくご教導ください。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):参院選を振り返る。40代友人たちの声。  ■名前 : 弱虫っ子 <puku1@cameo.plala.or.jp>  ■日付 : 04/7/16(金) 16:15  -------------------------------------------------------------------------
   ▼王里さん:

  こんにちは。 出先より只今帰り、ご返信を読ませていただきまして、
  先程の私のぎえもんさん宛のレスは、出かける直前だったので時間がなくて   言葉が足りなかったと反省しております。

>>▼ぎみゆらさん:

>>>投票日から、四日過ぎ、五日過ぎ、選挙活動の総括のようなものが、
>>>いつ始まるのかなぁと思っていたのですが、選挙結果の評論ばかりで、
>>>ご自分たちの行動の振り返りは、いまのところ、あまり出てきませんね。
>>
>> 開けてみると世の中は何も変わった様に見えないのですが
>> 投票率が少し上がったのと、得票数が自民に勝った事、女性の支持の高かった事が判明して、私の選択が間違いで無かったことに胸を撫で下ろしています。
>>

とりあえず民主党を、、!と仰るなだ先生の講演を偶然聞いてすぐ深くも考えずに
皆様のお仲間に入れさせていただき、皆々様のご高説を読ませて頂きまして
どんなにか知識武装が出来ましたか、感謝しております。

何にも知識が無く応援活動をするのと、皆様から情報を頂いてするのとでは、大きな違いがあったのではと思っています。
何方様からか頂いた、自民党発の期日前投票の情報はすぐにプリントアウトして拡大したり、(内緒なんですか?)朱色で囲んだり、様々に工夫を凝らして、
お世話になりました。 仲間うちの掲示板に貼って下さったご老人もおります。

 王里さまはお子様に呼びかけられまして、いつもと違うお父様をお示ししたのは、選挙活動の大きな成果と拍手させてください。パチ、パチ、パチ〜
私に大きな勇気を下さいました。
 私共の小さくて目立たない、手作りの活動の結集で社会を変えたいですね。


>。ただ、今回の選挙では、このままでは世の中駄目になるとの想いが強く、同じ気持ちの老人党のみなさんの掲示板にずいぶん勇気づけられました。名もない一庶民が世の中のかたすみで、声をあげたとて誰も聞いてはくれないとは想いますが、羊のようにおとなしくしてばかりはいられません。知力、行動力ともに劣る自分ですが今後ともよろしくご教導ください。
 
  謙虚なご様子に頭を下げてこのレスをおくります。有難うございました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 島田紳助氏の言葉ではこんなのもありました  ■名前 : 歴史に学ぶ <yuko@gehennom.dip.jp>  ■日付 : 04/7/16(金) 15:20  -------------------------------------------------------------------------
   弱虫っ子さん

   大阪の民主候補、尾高源幸氏の応援に度々駆けつけたタレント
   のしん助氏 のコメントを聞いてグットきてメモしたのでお分けします。

   「何にも得にならん事をさせてもらったことは、気持よかった!」


私はこのコメント,知りませんでしたが,
島田紳助氏の今回の選挙での行動には
少なからず敬意を表したいと思います。

選挙後に尾立源幸氏を応援した紳助氏の街頭演説の様子が
TVで放映されたのを見たのですが,こんな感じでした。

  大阪の皆さん,東京の人は皆,大阪のもんを馬鹿にしとるで。
  おれも,別に民主党を支持してるわけでも何でもない。
  でも,このまま自民党を勝たせとってええんか。
  自民党に対抗する二大政党にするためにも
  民主党に力をつけさせへんかったら
  日本の国民はずっと自民党に馬鹿にされたままやで。
  自民党や政治に馬鹿にされたままでええんか。
  そやから今回はこのオダチに入れたってくれ。
  頼むわ。

ざっとこんな感じです。
私は京都人なので,概ね正確に紳助氏の大阪弁を再現できていると思います。

演説というよりは漫談の口調ですが,
地元の人の使う言葉で,大切なことを訴えていて,
素晴らしいと思いました。
難しいことを難しい言葉で表現するのではなく,
普段に自分がTVで使っている言葉で言うところが
偉いと思います。

バラエティ番組は降板していないのに,
政治番組の「サンデープロジェクト」を降板して
選挙の応援をするというけじめのつけ方にも
好感が持てます。

あとは,この応援に負けないだけの民主党と尾立源幸氏の
活躍を期待したいですね。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):島田紳助氏の言葉ではこんなのもありました  ■名前 : 弱虫っ子 <puku1@cameo.plala.or.jp>  ■日付 : 04/7/16(金) 17:04  -------------------------------------------------------------------------
   ▼歴史に学ぶさん:

 はじめまして。
 良いネーミングですね。私は老人にして新人です。(馴れ馴れしいでしょか?) ゴメンナサイ。

 歴史に学ぶとか、先人に学ぶ、とか、『諺』に学ぶと、何時もどうしてこんなにも昔の人が真理を突いている『言葉』を私共に残して呉れた者かと、ただただ見えないご先祖様たちにへえ〜と感心ばかりしています。

>弱虫っ子さん
>
>   大阪の民主候補、尾高源幸氏の応援に度々駆けつけたタレント
>    のしん助氏 のコメントを聞いてグットきてメモしたのでお分けします。
>
>    「何にも得にならん事をさせてもらったことは、気持よかった!」
>
>私はこのコメント,知りませんでしたが,
>島田紳助氏の今回の選挙での行動には
>少なからず敬意を表したいと思います。
>
>選挙後に尾立源幸氏を応援した紳助氏の街頭演説の様子が
>TVで放映されたのを見たのですが,こんな感じでした。
>
>  大阪の皆さん,東京の人は皆,大阪のもんを馬鹿にしとるで。
>  おれも,別に民主党を支持してるわけでも何でもない。
>  でも,このまま自民党を勝たせとってええんか。
>  自民党に対抗する二大政党にするためにも
>  民主党に力をつけさせへんかったら
>  日本の国民はずっと自民党に馬鹿にされたままやで。
>  自民党や政治に馬鹿にされたままでええんか。
>  そやから今回はこのオダチに入れたってくれ。
>  頼むわ。
>
>ざっとこんな感じです。
>私は京都人なので,概ね正確に紳助氏の大阪弁を再現できていると思います。
>
>演説というよりは漫談の口調ですが,
>地元の人の使う言葉で,大切なことを訴えていて,
>素晴らしいと思いました。
>難しいことを難しい言葉で表現するのではなく,
>普段に自分がTVで使っている言葉で言うところが
>偉いと思います。
>
>バラエティ番組は降板していないのに,
>政治番組の「サンデープロジェクト」を降板して
>選挙の応援をするというけじめのつけ方にも
>好感が持てます。
>
>あとは,この応援に負けないだけの民主党と尾立源幸氏の
>活躍を期待したいですね。

 TV場面を再現して頂きましてありがとうございました。
タレントだから自由自在に涙も出せるのか、、とはとても思えない目を真っ赤にして真実味のある感動の応援演説でしたね。
お金の為だけに動く人が殆どの今の日本で『男らしく』て驚きでした。
明日からは違った目で紳助さんをみます。
タレントとして沢山稼いだ筈ですが、本音で、普段着ぽくって取り澄ましてなくて
 真紀子さんの夫との選挙戦報道も面白かったのですが、
シンスケ氏には尊敬の二文字を差し上げます。

      ご返信ありがとうございました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 参院選を振り返る。それぞれの思いを声に。  ■名前 : ぎみゆら <gimiyura@fox.dti2.ne.jp>  ■日付 : 04/7/17(土) 10:45  -------------------------------------------------------------------------
   弱虫っ子さん、王里さん、歴史に学ぶさん、こんにちは。


弱虫っ子さん。

> 「何にも得にならん事をさせてもらったことは、気持よかった!」
おっしゃるとおりです。通りすがりの瞬間ボランティア。やるときは、
やり始めたら、意味や損得後先は考えないんですよ、あんまり。(笑)

王里さん。

私にとって、数十通のメール発送は仕事上慣れているいことでもあり、
自慢になどなりません。この場で繰り返し書いて、恥ずかしいです。
それよりも、王里さんが、ご自分の志を高めて、ご家族のみなさんに
熱く語りかけた、そのお気持ちそのものが、何よりも貴重だと思います。

歴史に学ぶさん。

紳助氏の演説をご紹介いただき、どうもありがとうございました。
さすがに、人の情を揺さぶるツボをよく心得ているなと感心しました。
「大阪」を「老人」に、「東京」を「永田町や霞ヶ関」に変えれば、
あとはそのままで、この場向けのアジテーションにもなりそうですね。

   *

それぞれが、自分自身で感じた「今度の選挙」を語ることから、
ほのかにでも、「この先」につながる何かが見えてくるといいのですが。

ありがとうございました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 参院選を振り返る。「無関心層」とは?  ■名前 : ぎみゆら <gimiyura@fox.dti2.ne.jp>  ■日付 : 04/7/17(土) 12:32  -------------------------------------------------------------------------
   みなさん、こんにちは。


【14385】で紹介した、友人30人ほどの声に接して、自分なりに
感じたこと、考えたことを、少し書いてみます。

紹介した友人らは、政治的、社会的な立場や見解という意味では、
特段の片寄りはない人たちです。会社員、主婦、学校教師、役人は
いませんが、三セク職員はいますね。あと、私の知り合いなんで、
フリーランス、個人自営が、比較的多いでしょうか。会社員も、
大企業から数人規模のオフィスまで、さまざまです。

   *

●政治意識、政治への関心はたいへん高い

私の「投票に行こう」という呼びかけに返事をよこした人たちである
という点を考慮に入れても、投票は大事、自分なりに政治に参加したい、
という意識は、全般に、思っていた以上に高いと感じました。

今回はサボろうかと思ったけど、私の呼びかけで、やっぱり行くことに
したという人も、二人いました。何も変わらないとウンザリしつつ、
それでも意識の根っこに、投票は大事という考えがあるのだと思います。

●低投票率に対する憤り、幻滅が強い。

政治意識の高さは、自分が投票に行くというだけでなく、全般的な
低投票率を嘆くという声の多さにも、よく表れていると思います。

少なくとも、私たちの年代については、投票に行かない政治的無関心層
という見方は、ちょっと違うんじゃないかと、私は以前から感じていた
のですが、やっぱりそうだったんだと、あらためて思いました。

●積極的に支持したい政党、候補者がいない。

にもかかわらず、多くの人が投票に行かない最大の理由は、積極的に
支持したい政党、推したい候補者がいないという点であろうと、これも
前々からそう思っていたのですが、やはりそうかという感じでした。

今回の私の呼びかけは、「反自民、反小泉」というメッセージを含んで
いますが、それでも、「それならこんな候補者がいますよ。私は支持
します。おすすめします」と言ってきた人は、一人もいませんでした。

   *

二十代の人たちのことは、いまの私には、まだよくわかりません。
でも、自分たちの年代の、少なくとも、私が知っている範囲の人たちに
ついて言えば、政治に無関心だから、政治的な意識が低いから、投票に
行かないのではないだろうと思います。

そうではなくて、投票は大事、投票にはいつも行きたいし、実際に行って
いるけれど、それにしても、どうしてもこうも、入れたい候補者がいない
んだろう、という気持ちが、広く蔓延しているのではないでしょうか。

自分たちの気持ちや声の、乗り物になってくれる政党や候補者が、いない。

そういう意味では、1990年代の、日本新党、新生党、新進党などの、
「若くて新しい政党」の続出と、その無惨な失敗という経験は、近来の
日本政治史にとって、たいへん大きな出来事だったのでは、とも感じます。

「投票したい政党がない、推したい候補者がいない」──それが、いまの
日本の政治状況の、重要な一側面なのではないかと、私は考えています。

   *

だとすれば、なのですが。

投票率を上げるためにはどうすればいいか、もっと関心を上げるには、
意識を高めるためには、どんな呼びかけが有効なのか。──この掲示板でも、
おもに先月あたりでしょうか、そんな話題が、ある程度交わされていました。

でも、その根底に、あえてこの言葉を使いますが、一種の「思い上がり」が
ありはしなかったでしょうか? こんな感じです。

  投票に行かない人………政治的な意識が低い「おバカさん」
  投票に行く人……………政治的意識がそこそこの「ふつうの人」
  投票を呼びかける人……政治的な意識が高い「お利口な私たち」

たぶん、このような構図を意識下や無意識に持っている人たちが、どんなに
熱心に投票呼びかけをやったところで、それは、少なくとも、上で紹介した
ような、私が知っている同年代の「投票に行かない人たち」には、まったく
響きはせずに、呼びかけた者たちの自己満足に終わるだろうなと思います。
私自身が、投票呼びかけを受ける立場でも、たぶん、ただ聞き流すでしょう。

なぜならば、そもそも彼らは、意識が低く、関心がないから、投票に行かない
のではないからです。言うまでもないことですが、たいていの人は、相手に
「上から」ものを言われているという関係性に対しては、敏感に、拒否的、
冷笑的に、反応します。実は政治意識の高い人たちに、上から教え諭すような、
啓蒙的な投票呼びかけをやっても、ほとんど届きはしないということです。

   *

もちろんこれは、私の目、一つの見方に過ぎません。肝心なのは、自分の
取った行動を、それなりに、批判的に、振り返ることだと、私は考えます。

自分たちの投票への呼びかけが、どれくらい有効な行動であったのかについて、
客観的な効果測定をする手段を、私たちは現在持ち合わせていません。ならば
せめて、自分たちの行動にはどんな意味があったのか、どこか不適切なところは
なかったのかという振り返りくらいは、あって然るべきなのではないでしょうか。

別にこのスレッドでなくてもよいのですが、大勢の人間を巻き込む形で、
投票呼びかけ行動を続けてきた人たちから、自分たちの行動を、振り返って、
点検、吟味するような発言が、非常に少ないことを、不思議に思っています。

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