Page 1093 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼NHKよ、お前もか 3年放置したのはなぜか、説明せよ pierre 04/7/24(土) 16:35 ─────────────────────────────────────── ■題名 : NHKよ、お前もか 3年放置したのはなぜか、説明せよ ■名前 : pierre <pierre_byobu@mac.com> ■日付 : 04/7/24(土) 16:35 -------------------------------------------------------------------------
NHKの職員が番組制作費を4,800万円着服したとして、海老沢会長らが謝罪の会見を行い、またHomePageでも会長会見の要旨が掲載されている。この一連のNHKの説明でどうしても理解できないことがある。それは、NHKはこの不祥事をこの事件を起こした職員の後任者の報告で2001年に承知していながら、今の今まで放置してきた(『朝日新聞』2004.7.24.朝刊)ことである。 NHKほどの大組織になれば多数の職員を抱えているのだから、その中に不正行為を行う職員が絶無ということはあり得ない。絶無にこしたことはないが、万一発生したら、間髪入れずに事態を把握し、事実の公表と該当者の処分などを行うことが、何よりも大切である。そういう厳正な措置が遅滞なく採られるような組織風土であれば、仮に不届きな職員がいたとしても不祥事を未然に防ぐこともできるに違いない。 しかるに、海老沢会長の会見、HomePageの会見要旨には、この3年間放置してきたことに対する説明、謝罪が一切ないのはどうしてか。不祥事を起こした当人が処分され、あるいは法的な罰を受けるのは当然だが、そういう事実を承知しながら3年間も隠蔽してきた、その上司たち、そういう組織風土を放置してきた会長以下の経営幹部の責任も重大である。海老沢会長は会見で 「全局を挙げて、総点検運動を一層強め、NHKに対する視聴者、国民の皆さまの信頼の回復に全力を挙げて取り組みたい」 と、その決意を表明したとあるが、この問題に口をつぐんでいる限り、そんな“決意”は到底信じ難いのである。NHKの経営理念は 『改革と実行』『公開と参加』『向上と貢献』 だそうだが、それは明らかにお題目でしかないではないか。 海老沢会長は、あらためて説明責任を果たして貰いたい。 |