Page 1109 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼憲法改悪に備えましょう。 MNG 04/7/15(木) 16:49 ┣Re(1):憲法改悪に備えましょう。 蟷螂の斧 04/7/15(木) 17:56 ┃ ┣憲法改悪の意味を教えてください 馬鹿正直 04/7/15(木) 21:50 ┃ ┃ ┗Re(1):憲法改悪の意味を教えてください 蟷螂の斧 04/7/16(金) 0:42 ┃ ┗Re(2):憲法改悪に備えましょう。 MNG 04/7/15(木) 22:14 ┃ ┗Re(3):憲法改悪に備えましょう。 蟷螂の斧 04/7/16(金) 15:37 ┃ ┣Re(4):憲法改悪に備えましょう。 MNG 04/7/16(金) 23:31 ┃ ┃ ┣Re(5):憲法改悪に備えましょう。 蟷螂の斧 04/7/17(土) 0:50 ┃ ┃ ┃ ┗Re(6):憲法改悪に備えましょう。 MNG 04/7/17(土) 22:23 ┃ ┃ ┗今の憲法で軍拡を阻止できますか 馬鹿正直 04/7/17(土) 10:03 ┃ ┃ ┗Re(1):今の憲法で軍拡を阻止できますか MNG 04/7/17(土) 22:14 ┃ ┃ ┣Re(2):今の憲法で軍拡を阻止できますか 馬鹿正直 04/7/18(日) 6:54 ┃ ┃ ┃ ┗Re(3):今の憲法で軍拡を阻止できますか MNG 04/7/18(日) 19:39 ┃ ┃ ┗護憲か改憲か 馬鹿正直 04/7/19(月) 13:48 ┃ ┗Re(4):憲法改悪に備えましょう。 赤と黒 04/7/17(土) 16:28 ┃ ┗Re(5):憲法改悪に備えましょう。 蟷螂の斧 04/7/17(土) 17:02 ┃ ┗Re(6):憲法改悪に備えましょう。 赤と黒 04/7/17(土) 20:15 ┃ ┗Re(7):憲法改悪に備えましょう。 蟷螂の斧 04/7/18(日) 23:18 ┣憲法改憲と日米安保 野村星慈郎 04/7/16(金) 12:30 ┃ ┣Re(1):憲法改憲と日米安保 北国の春 04/7/16(金) 18:05 ┃ ┃ ┗Re(2):憲法改憲と日米安保 アルテマ@ぷりきゃ 04/7/17(土) 16:31 ┃ ┗改憲に反対? 賛成? 馬鹿正直 04/7/16(金) 20:02 ┃ ┗Re(1):改憲に反対? 賛成? 野村星慈郎 04/7/16(金) 22:21 ┃ ┗Re(2):改憲に反対? 賛成? saizou 04/7/17(土) 0:09 ┣Re(1):憲法改悪に備えましょう。 ワン太郎 04/7/17(土) 19:45 ┃ ┗Re(2):憲法改悪を阻止しましょう。 MNG 04/7/17(土) 21:59 ┃ ┗Re(3):憲法改悪を阻止しましょう。 ・・・ ン? ワン太郎 04/7/18(日) 6:33 ┃ ┗Re(4):憲法改悪を阻止しましょう。 ・・・ ン? MNG 04/7/18(日) 19:23 ┃ ┗Re(5):憲法改悪を阻止しましょう。 ・・・ ン? ワン太郎 04/7/19(月) 13:11 ┃ ┗Re(6):憲法改悪を阻止しましょう。 ・・・ ン? MNG 04/7/20(火) 18:17 ┃ ┣?? 憲法改悪を阻止しましょう。 馬鹿正直 04/7/20(火) 20:47 ┃ ┃ ┗Re(1):?? 憲法改悪を阻止しましょう。 MNG 04/7/22(木) 18:36 ┃ ┃ ┗Re(2):?? 憲法改悪を阻止しましょう。 馬鹿正直 04/7/22(木) 20:14 ┃ ┃ ┗Re(3):?? 憲法改悪を阻止しましょう。 MNG 04/7/22(木) 22:15 ┃ ┃ ┗「自衛隊は憲法違反」の方が分かりやすいのに 馬鹿正直 04/7/23(金) 10:25 ┃ ┣『護憲』は、もう捨てましょう ワン太郎 04/7/21(水) 8:03 ┃ ┗『護憲』は、もう捨てましょう。(No.2) ワン太郎 04/7/21(水) 9:38 ┃ ┣Re(1):『護憲』は、もう捨てましょう。(No.2) しげちよ 04/7/22(木) 15:51 ┃ ┣Re(1):『護憲』は、もう捨てましょう。(No.2)/スローガン政治に対し 蟷螂の斧 04/7/22(木) 20:26 ┃ ┃ ┗Re(2):『護憲』は、もう捨てましょう。(No.2)/スローガン政治に対し ワン太郎 04/7/22(木) 21:31 ┃ ┃ ┗Re(3):『護憲』は、もう捨てましょう。(No.2)/スローガン政治に対し 蟷螂の斧 04/7/22(木) 22:12 ┃ ┣Re(1):『護憲』は、もう捨てましょう。(No.2) MNG 04/7/22(木) 22:19 ┃ ┗Re(1):『護憲』は、もう捨てましょう。(No.2) MNG 04/7/24(土) 0:26 ┃ ┣Re(2):『護憲』は、もう捨てましょう。(No.2) MNG 04/7/24(土) 0:42 ┃ ┗やはり「護憲」の呪縛をふり払い、一歩前に! ワン太郎 04/7/24(土) 7:50 ┃ ┣老人党掲示板 馬鹿正直 04/7/24(土) 14:15 ┃ ┃ ┗Re(1):老人党掲示板 MNG 04/7/24(土) 22:40 ┃ ┃ ┗Re(2):老人党掲示板 馬鹿正直 04/7/25(日) 16:46 ┃ ┗Re(1):やはり「護憲」の呪縛をふり払い、一歩前に! MNG 04/7/24(土) 22:09 ┃ ┗Re(2):やはり「護憲」の呪縛をふり払い、一歩前に! ワン太郎 04/7/25(日) 8:49 ┃ ┗まとめてみました。 MNG 04/7/27(火) 0:06 ┃ ┗Re(1):まとめてみました。 ワン太郎 04/7/27(火) 8:17 ┣Re(1):憲法改悪に備えましょう。 ニック 04/7/19(月) 0:47 ┃ ┗Re(2):憲法改悪に備えましょう。 しげちよ 04/7/19(月) 0:59 ┃ ┗Re(3):憲法改悪に備えましょう。 ニック 04/7/19(月) 17:34 ┃ ┗Re(4):憲法改悪に備えましょう。 しげちよ 04/7/19(月) 21:00 ┃ ┗Re(5):憲法改悪に備えましょう。 ニック 04/7/20(火) 23:13 ┃ ┗Re(6):憲法改悪に備えましょう。 しげちよ 04/7/21(水) 0:04 ┗Re(1):民主岡田代表の憲法9条観は? 野村星慈郎 04/7/24(土) 19:36 ┗Re(2):民主岡田代表の憲法9条観は? 安本単三 04/7/24(土) 22:56 ┗Re(3):民主岡田代表の憲法9条観は? 野村星慈郎 04/7/24(土) 23:43 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 憲法改悪に備えましょう。 ■名前 : MNG ■日付 : 04/7/15(木) 16:49 -------------------------------------------------------------------------
共同通信社が参院選で当選した計121人について、立候補段階で行ったアンケートの結果、憲法改正の賛成・容認の回答が79%を占めました。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040713-00000199-kyodo-pol 改憲派は「9条と自衛隊」を改正項目のトップに挙げており、平和憲法は今や風前のともし火のようです。 しかしいくら国会議員に改憲派が多くとも、最後に決めるのは国民投票です。 国政選挙が行なわれない今後3年間、改憲が強行されないよう、平和憲法の意義を国民ひとりひとりに浸透させていきたいものです。 |
▼MNGさん: はじめまして。一言お伺いいたします。 最初に、お断わりしておきますが、小生は、軟弱な平和主義者です。野蛮な戦争絶対反対です。銃を持って戦うのは真っ平です。人を殺すくらいなら、殺される方を選びたいと思うものです。仮に、侵略でもされれば、自己の価値観(感性)に忠実に、「非暴力・不服従」を貫き「蟷螂の斧」でも振り上げたいと思っています。 「戦力保持やむなし」といわれる方は、多分、「大砲を打つ側に立って」いつもことを考えておられる様な気がしています。小生は、いつも「自分を大砲の弾に当たる側」においてことを考えています。 そこで、「護憲(改悪反対)」の意味を考えさせて下さい。 護憲とは「現憲法」を護る事ですね。しかし、現憲法下でも、厳然たる「戦力である自衛隊」が存在しています(「解釈合憲」ではありますが)。と言うことは、事実上の「戦力の保持」を認めるのでしょうか。 「戦争放棄、戦力不保持」を主張するのであれば、いわゆる「護憲・平和派」も現憲法を「改正する」ことを主張する必要があるのではありませんか。 「馬鹿正直」さんが、別のスレッド【13549】で、別の観点からこの点を研究しておられますので、併せてご覧頂きコメント頂ければ幸いです。 >平和憲法の意義を国民ひとりひとりに浸透させていきたいものです。 「護憲・平和」という政治的スローガンでなく、現実を見据えた「平和憲法の意義」の浸透については異論はありません。 以上 |
▼蟷螂の斧さん: 発言の機会を頂きありがとうございます。 私の憲法9条に関する勉強も少し進歩しまして、今は下記の判断をしております。 13707 元ウルトラ警備隊さんからのご意見を勉強した結果の判断です。詳しくは14297を参照いただきたいのですが、憲法解釈には次の2点があるようです。 1.『国家や憲法以前の、自己の生命に明白な危険が迫った場合にいわゆる「正当防衛の権利」が自然権として存在する。その正当防衛権の延長として、近代国民国家としての「自衛権」が国際法上認められている』のだから、「自衛権」は憲法よりも優先する(上位に存在する)。だから自衛権を行使するための自衛隊を保持する。 2.『国家や憲法以前の、自己の生命に明白な危険が迫った場合にいわゆる「正当防衛の権利」が自然権として存在する。その正当防衛権の延長として、近代国民国家としての「自衛権」が国際法上認められている』が、憲法はその自衛権を認めたうえで(認識した上で)武力の行使を放棄した。(自衛権の行使は武力を行使しない前提でのみ認められる) あくまでも私個人の解釈ですから、これらの解釈が違っているようなら是非是非ご指摘いただきたいのですが、とりあえずこの解釈で議論を進めます。 憲法改正に反対する人たちは上記1.2.のどちらに属する人たちなんでしょう。 2.の解釈では、憲法を改正する理由は全くありませんから、ひたすら自衛隊の存在そのものを憲法違反として、排していく方向にあります。憲法改正反対は自明ですし、論理的にも全く問題はありません。(ただし憲法の趣旨を実施する段階でかなりの問題が横たわっていますが、これはまた別の問題です) 私が良く理解できないのは1.の立場をとっている人です。私の解釈では1.の立場を取っている人たちは実質的に憲法を改正してしまっています。憲法9条に追加的な解釈を加えているからです。実質的に憲法を改正しておいて(追加的な解釈を加えておいて)9条の条文を変えるのに反対するのは矛盾していると私には見えるからです。 MNGさん、貴兄が1.の立場で憲法改正に反対しておられるのであれば是非私の疑問に答えてください。 2.の立場で反対でしたら、「武力によらない自衛権(正当防衛権)の行使とはいかなるものか」の議論にぜひ参加ください。この議論が日本では致命的に不足していると感じています。 |
▼馬鹿正直さん:こんにちは。お久し振りです。 >発言の機会を頂きありがとうございます。 >私の憲法9条に関する勉強も少し進歩しまして、今は下記の判断をしております。 貴兄の発言はずっとフォローしておりますので、貴論は理解しているつもりです。 さて、MNGさんには恐縮ですが、MNGさんには「護憲・平和」を主張されると見える方で真面目なご発言が眼につきましたのと、先にあげました弊【13664】でお願いした「護憲・平和」をスローガンにする方々の「反論コメント」を頂いてないので、繰り返し「護憲・平和」の方の「反論」をお願いしたものです(この時点では、MNGさんからメッセージを頂いております。改めて、ご返事いたします)。 少し、「平和憲法」と「自衛隊」の両立の歴史的経緯について小生なりに考えてみます。 戦争の惨禍を経験し、“過ちは繰り返しません”と原爆被災者に誓い、帝国軍隊の暴走(統帥権の濫用)を知った日本国民は、「一億総ざんげ」で「戦争放棄・戦力不保持」を本気で歓迎した筈です(たとえ、この「戦力放棄」が「万世一系家の存続」との取引(ここは、弊想像)だったとしても)。そして、日本の防衛はアメリカ占領軍に一任しました(憲法に、正当防衛概念は無く、占領軍の武力に期待したかもしれません。そのとき、日本国自身は丸腰でしたから)。 ところが、朝鮮動乱勃発で、日本国内占領軍を朝鮮に派遣せねばならなくなったマッカーサーは、日本国内の治安の維持に不安を感じ、日本政府に「警察予備隊」(平和憲法下「軍」は存在しえません。「隊」としたのです。実質は、多分、旧日本帝国軍隊の生き残りが構成したものです)の編成を命じ、以後「保安隊」を経て、独立後「自衛隊」となったものです。アメリカ占領軍は、「安全保障条約」を締結し、日本独立後は、「安保条約」の下に「同盟軍」として居残ったのです。 (「イラク占領米軍」が「米軍主導の多国籍軍」として居残ったのと同じ経緯のようです) この、日本独立と自衛隊と安保と米軍駐留に際して、時の日本の吉田首相が言った、強がりの言葉が、「駐留米軍」は日本の「番犬」である、と思います。この「番犬」の下で防衛されながら(その必要性があったかどうかは別問題です)日本は懸命に働き富を積み重ねたのです(軍事費負担がそれほど重くなく、しかし、米国には、多分、当然、元は取られていたでしょう)。 この間は、自民党(自由党・改進党・民主党)と右派・左派社会党と共産党(労農党)・・・などが存立しました(参議院には「緑風会」がありました)。そして、「憲法」は保守・革新の妥協(馴れ合い)の中で「解釈合憲」で「自衛戦力(自衛隊)」が存立しえたわけです。 革新「社会党」が、本気で「護憲」でなかった事を露呈したのが、自治労出身の村山党首による「自さ社」政権の誕生です。その昔から、「保守(右翼)」にしろ「革新(左翼)」にしろ、「左・右思想」を異にしても、「思想」は「衣」であって、「鎧:権力志向」は同じと考えていました(左翼運動をしていた学生運動家がよく右翼に転向したものです)。権力の密の甘さは、辻元氏と鈴木氏の行動にも現われております。 思想・信条に殉ずることなく、政治権力・利権に殉ずる「権力(利権)志向の職業政治屋」でなく、真の「政治家」を選ぶ為に今後我々自身の「見識」を高める必要があるのではないでしょうか。 「憲法」を、政治屋さんの「道具」にしてはならないのです。「憲法」は、我々自身の憲法であるべきです。その意味から「改憲・護国」「護憲・平和」のスローガン政治を考え直していただきたいと、「平和主義者」は言いたいと思っています。 年甲斐も無く熱くなりました。 以上の間違いなど、皆様にご批判頂ければ幸いです。 以上 |
▼蟷螂の斧さん: >最初に、お断わりしておきますが、小生は、軟弱な平和主義者です。野蛮な戦争絶対反対です。銃を持って戦うのは真っ平です。人を殺すくらいなら、殺される方を選びたいと思うものです。仮に、侵略でもされれば、自己の価値観(感性)に忠実に、「非暴力・不服従」を貫き「蟷螂の斧」でも振り上げたいと思っています。 > >「戦力保持やむなし」といわれる方は、多分、「大砲を打つ側に立って」いつもことを考えておられる様な気がしています。小生は、いつも「自分を大砲の弾に当たる側」においてことを考えています。 > >そこで、「護憲(改悪反対)」の意味を考えさせて下さい。 > >護憲とは「現憲法」を護る事ですね。しかし、現憲法下でも、厳然たる「戦力である自衛隊」が存在しています(「解釈合憲」ではありますが)。と言うことは、事実上の「戦力の保持」を認めるのでしょうか。 >「戦争放棄、戦力不保持」を主張するのであれば、いわゆる「護憲・平和派」も現憲法を「改正する」ことを主張する必要があるのではありませんか。 レス有難うございます。 現在、戦力を持った自衛隊が存在することは残念ながら動かしがたい事実です。 今まで現状を追認する形で、自衛隊を合憲だとする解釈改憲が行われてきましたが、これは自民党とアメリカによってゴリ押しされたもので、認められるべきでないと思います。 この状態は改憲によってではなく、自衛隊法を変えて対応すべきではないでしょうか。 たとえば、自衛隊は武装解除し、国際緊急救助隊として国内外の災害救助のための組織として再編成する、とか。 日米安保条約も、日本側から一方的に解消することも出来ます。 今の改憲論は、憲法で泥棒はダメだと決まっているのに、皆が泥棒するようになったから、改憲して泥棒をしても良いことにするようなものでしょう。 憲法は最高法規であり、違憲立法は認められないという原点に返るべきだと思います。 小泉総理は、アメリカと集団的自衛権を行使するために、9条を変えなければならないとはっきり言いました。 自民党の思惑はアメリカの侵略の片棒を担ぐために、世界のどこへでも出かけて行くために憲法を変えようとしています。 日本が攻撃されたらなどというのは、口実に過ぎません。 それにこれからの侵略は船で上陸して白兵戦をやるわけではなく、ミサイルを撃ち込んで終わりでしょうから、もう始まったら破滅です。 とにかくそうならないよう、武力紛争に発展しないよう、経済的文化的交流と友好を深めることが重要ではないでしょうか。 |
▼MNGさん: こんにちは。メッセージ有難うございました。 以下、貴意見に沿って弊意見を書いてみます。 >現在、戦力を持った自衛隊が存在することは残念ながら動かしがたい事実です。 >今まで現状を追認する形で、自衛隊を合憲だとする解釈改憲が行われてきましたが、これは自民党とアメリカによってゴリ押しされたもので、認められるべきでないと思います。 自衛隊創立の歴史的経緯については、論の正否は、兎も角、小生なりに考えた事を別スレッド【14372】に書いてみました。そして、自衛隊の存在は厳然たる「事実」で、「事実」は既に認められたものであって、今、認める、認めないと言う問題では無いと思います(合憲解釈は、自衛隊創立の前になされており、後付では無いと思います。その経緯は良く知りませんが)。 >この状態は改憲によってではなく、自衛隊法を変えて対応すべきではないでしょうか。 >たとえば、自衛隊は武装解除し、国際緊急救助隊として国内外の災害救助のための組織として再編成する、とか。 >日米安保条約も、日本側から一方的に解消することも出来ます。 その前に、自衛権(自衛権は人に与えられた自然権であり、国にも認められると法的には解釈さています)を担保(保証)するための「戦力」を、日本国として持つのか、持たないのかの国民的合意が必要かと思います。そして、「自衛戦力も持たない」と言う合意形成の後に「安保条約の破棄」、「自衛隊の処分」の話が出てくるのではありませんか。 >今の改憲論は、憲法で泥棒はダメだと決まっているのに、皆が泥棒するようになったから、改憲して泥棒をしても良いことにするようなものでしょう。 解釈合憲であいまいな「自衛戦力の保持」を「明文化」しようということではないでしょうか。 >憲法は最高法規であり、違憲立法は認められないという原点に返るべきだと思います。 この「違憲立法」とは何をさすのでしょうか。若し「自衛隊法」の事であれば、「自衛戦力は合憲」と解釈されていますので「違憲立法」には当たらないと思います。 >小泉総理は、アメリカと集団的自衛権を行使するために、9条を変えなければならないとはっきり言いました。自民党の思惑はアメリカの侵略の片棒を担ぐために、世界のどこへでも出かけて行くために憲法を変えようとしています。日本が攻撃されたらなどというのは、口実に過ぎません。 そうかもしれません。先にも申しましたように「平和主義」を尊重する小生は「自衛戦力」も放棄し、憲法前文にあるように「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」「決意」を改めて決意して欲しいと思いますが、これは国民全体が、少なくとも、過半数の国民がこの「決意」を共有しなければならないと思います。なお、憲法の「この一節」からみて、小生は、日本国は「自衛の為の戦力」も放棄したものと解釈しています。 >それにこれからの侵略は船で上陸して白兵戦をやるわけではなく、ミサイルを撃ち込んで終わりでしょうから、もう始まったら破滅です。とにかくそうならないよう、武力紛争に発展しないよう、経済的文化的交流と友好を深めることが重要ではないでしょうか。 その通りと思います。上に述べましたように、日本国憲法は自衛も含めて全ての対外戦力・武力を放棄したものと理解しています。しかし、この解釈が正しく、また、この解釈に殉じて良い、という国民が、残念ながら、多数派ではないとも思っております。 (なお、先に小生が「銃を撃つ、撃たない」と言ったのはものの喩です。為念) 宜しければ、以上の論についてコメント頂ければ幸いです。 以上 |
文章ごとに逐一お答えするよりも、話の流れを切らさないために大雑把にお答えしたいと思います。 自衛隊や自衛権・自衛戦力が解釈改憲によって合憲だというご意見だと思いますが、これは政府が米軍との意向で自衛隊の行動範囲をドンドン広げたあとで、自民党の多数に任せて合憲だと言っているに過ぎないと思います。 自衛隊関係で違憲訴訟を起こしても、最高裁はすべて棄却してしまいます。 そういう判決を出す裁判官しか出世できないんです。 総選挙の際の裁判官国民審査では、全員に×をつけましょう。 憲法9条を読めば、小中学生でも自衛隊は違憲だと言うでしょう。 大人は色々なしがらみや欲に惑わされて、 真理を見失っているのではないでしょうか。 また、自衛権は当然のことと思われがちですが、実際にどう使われるかというと イラクにアメリカに対する脅威があるから、自衛のために攻撃するというように かなりの拡大解釈が行われています。 過去のどんな侵略戦争も、侵略するぞと言って始められたものはありません。 すべて「自衛のため」と言いながら謀略を伴って始められたのです。 自衛のためにという言葉にも、警戒が必要です。 そして、解釈合憲であいまいな「自衛戦力の保持」を「明文化」してしまうと どうなるでしょう。 憲法が現実に追いついたなら、またすぐに現実が憲法を追い越すでしょう。 憲法9条の下でさえ、海外派兵が行われるくらいですから もし改憲されたら、その次は徴兵制と核武装が検討されると思います。 今、改憲を阻止しなければ、日本はアメリカのように際限のない 軍備拡張の泥沼にはまり込むでしょう。 |
▼MNGさん: 今晩は。コメント有難うございました。 貴コメントにコメントする前に、名コラムニストと小生が思う、故「山本夏彦」氏の言葉を書きます(正確ではありません。記憶のままです)。 「言葉は電光のように伝わる。分かる者には分かる。分からない者には分からない。老成の私の言葉が、老若、性別を問わず、小学生、高校生にも、伝わるのである」 これの意味するところは、価値観、感受性などの人間性に共通するところがあれば理解しあえるということ、と小生は理解しました。 (なお、小生は、山本夏彦氏の「戦前の価値観」をもとにした「大和の守」(右翼)的な思想、価値観を共有するわけではありません。ただ、氏が、生涯を通して、「自立・自律・自尊(他尊;自尊する他人を尊重する)」を通し、誰に頼ることなく、小出版社を経営し、「大組織に安住する、官僚、銀行員、会社員、"茶の間の正義”を唱える餓鬼の如き人々、世論(衆愚)に迎合する政治屋、大新聞、マスコミ(TV)・・・」に「反対」を一人で言い続けたことを尊敬しています) そこで、多分、貴兄には「小生の言葉」は、「電光」とは言わないまでも「音速」でも通じなかったと思いました。 未だ、貴兄の「大雑把論」について言いたいこと(論理的当否について)はありますが、多分通じないと思いますので、これで「レス」は終わらせてください。 なお、「憲法・平和主義・戦力放棄」について、小生が貴兄と同じ目標を持っていることは理解して頂いていることを祈ってります。 いろいろ参考になり、有難うございました。 |
>そこで、多分、貴兄には「小生の言葉」は、「電光」とは言わないまでも「音速」でも通じなかったと思いました。 > >未だ、貴兄の「大雑把論」について言いたいこと(論理的当否について)はありますが、多分通じないと思いますので、これで「レス」は終わらせてください。 大雑把という言葉が適切でなかったようです。 私の書き込みは自分なりに精一杯整理してひとまとまりにしたもので、文節ごとに質問・意見を頂くと、私の能力では思考回路が分断またはショート状態です。更なる精進が必要のようです。 >なお、「憲法・平和主義・戦力放棄」について、小生が貴兄と同じ目標を持っていることは理解して頂いていることを祈ってります。 > >いろいろ参考になり、有難うございました。 私も色々勉強になりました。有難うございました。 |
▼MNGさん: どうも小学生並みの知識しかないのでMNGさんのご意見が今ひとつ把握し切れません。少し質問させてください。 >憲法9条を読めば、小中学生でも自衛隊は違憲だと言うでしょう。 とおっしゃっていますが、MNGさんご自身も自衛隊は違憲という立場なんですね。 >また、自衛権は当然のことと思われがちですが、実際にどう使われるかというと >イラクにアメリカに対する脅威があるから、自衛のために攻撃するというように >かなりの拡大解釈が行われています。 >過去のどんな侵略戦争も、侵略するぞと言って始められたものはありません。 >すべて「自衛のため」と言いながら謀略を伴って始められたのです。 >自衛のためにという言葉にも、警戒が必要です。 とおっしゃっていますが、警戒しながら自衛権を行使すべし、なのか、あるいは自衛権の行使はしてはならない、なのか、どちらでしょう。あるいはどちらにも属さない考えがあるのでしょうか。武力を伴わない自衛権の行使は認めると言う考え方があるのは承知しています。 >そして、解釈合憲であいまいな「自衛戦力の保持」を「明文化」してしまうと >どうなるでしょう。 >憲法が現実に追いついたなら、またすぐに現実が憲法を追い越すでしょう。 >憲法9条の下でさえ、海外派兵が行われるくらいですから >もし改憲されたら、その次は徴兵制と核武装が検討されると思います。 とおっしゃっていますが、ここだけを読むとMNGさんは「不本意ながらも自衛隊の保持を認めている」ようにも理解できます。この理解の上でお伺いするのですが、憲法9条の下でさえ海外派兵が行われるくらいですから、このまま解釈が拡大して徴兵制と核武装が検討される懸念がないと考えられる根拠はなんですか。 小中学生でも自衛隊は違憲だと言うくらい明白な9条を解釈して自衛隊の海外派兵が「実現」してしまっている今までの距離を考えると、これから徴兵制や核武装へいたる距離の方がはるかに短いです。 >今、改憲を阻止しなければ、日本はアメリカのように際限のない >軍備拡張の泥沼にはまり込むでしょう。 似たような質問ですが、改憲を阻止できたら軍備拡張の泥沼にはまり込まないと考えられる根拠はなんでしょう。今の憲法をそのままにしておいて、真反対の解釈を許しておいて、そのまさに憲法が今からの拡大解釈に対してだけは阻止できる力があると判断される根拠をお伺いしたいのです。 |
▼馬鹿正直さん: >▼MNGさん: >どうも小学生並みの知識しかないのでMNGさんのご意見が今ひとつ把握し切れません。少し質問させてください。 ご謙遜を。 >>憲法9条を読めば、小中学生でも自衛隊は違憲だと言うでしょう。 >とおっしゃっていますが、MNGさんご自身も自衛隊は違憲という立場なんですね。 もちろんそうです。 >>また、自衛権は当然のことと思われがちですが、実際にどう使われるかというと >>イラクにアメリカに対する脅威があるから、自衛のために攻撃するというように >>かなりの拡大解釈が行われています。 >>過去のどんな侵略戦争も、侵略するぞと言って始められたものはありません。 >>すべて「自衛のため」と言いながら謀略を伴って始められたのです。 >>自衛のためにという言葉にも、警戒が必要です。 >とおっしゃっていますが、警戒しながら自衛権を行使すべし、なのか、あるいは自衛権の行使はしてはならない、なのか、どちらでしょう。あるいはどちらにも属さない考えがあるのでしょうか。武力を伴わない自衛権の行使は認めると言う考え方があるのは承知しています。 ここで私が言いたかったのは、「自衛のため」という口実で、侵略や軍拡が行われているので、「自衛のため」という言葉に警戒しましょうということで、実際の「自衛権の行使」と「警戒」とは結びつきません。 >>そして、解釈合憲であいまいな「自衛戦力の保持」を「明文化」してしまうと >>どうなるでしょう。 >>憲法が現実に追いついたなら、またすぐに現実が憲法を追い越すでしょう。 >>憲法9条の下でさえ、海外派兵が行われるくらいですから >>もし改憲されたら、その次は徴兵制と核武装が検討されると思います。 >とおっしゃっていますが、ここだけを読むとMNGさんは「不本意ながらも自衛隊の保持を認めている」ようにも理解できます。この理解の上でお伺いするのですが、憲法9条の下でさえ海外派兵が行われるくらいですから、このまま解釈が拡大して徴兵制と核武装が検討される懸念がないと考えられる根拠はなんですか。 根拠はありませんが、まさか現憲法下で徴兵制や核武装まではやらないだろうという希望的観測ですかね。甘いと言われればそうかもしれませんが。 >小中学生でも自衛隊は違憲だと言うくらい明白な9条を解釈して自衛隊の海外派兵が「実現」してしまっている今までの距離を考えると、これから徴兵制や核武装へいたる距離の方がはるかに短いです。 > >>今、改憲を阻止しなければ、日本はアメリカのように際限のない >>軍備拡張の泥沼にはまり込むでしょう。 >似たような質問ですが、改憲を阻止できたら軍備拡張の泥沼にはまり込まないと考えられる根拠はなんでしょう。今の憲法をそのままにしておいて、真反対の解釈を許しておいて、そのまさに憲法が今からの拡大解釈に対してだけは阻止できる力があると判断される根拠をお伺いしたいのです。 改憲を阻止すれば必ず軍国化を阻止できるという根拠はありませんが、憲法が改正されれば、もう何でもありのやりたい放題になることだけは確実でしょう。 私からも質問ですが、馬鹿正直さんは、日本の軍備増強・米軍との一体化・憲法の改正には賛成ですか? |
▼MNGさん: 私のピンとはずれな質問に丁寧に答えてくださりありがとうございました。 実は私が一番知りたい質問に答えていただけませんでしたので、改めてお伺いします。自衛権についての質問です。自衛権については以下の二つの考え方があると承知しています。MNGさんはどちらの立場をお取りになりますか。この二つ以外の考え方の場合是非その考え方を教えてください。 1.『国家や憲法以前の、自己の生命に明白な危険が迫った場合にいわゆる「正当防衛の権利」が自然権として存在する。その正当防衛権の延長として、近代国民国家としての「自衛権」が国際法上認められている』のだから、「自衛権」は憲法よりも優先する(上位に存在する)。だから自衛権を行使するための自衛隊を保持する。 2.『国家や憲法以前の、自己の生命に明白な危険が迫った場合にいわゆる「正当防衛の権利」が自然権として存在する。その正当防衛権の延長として、近代国民国家としての「自衛権」が国際法上認められている』が、憲法はその自衛権を認めたうえで(認識した上で)武力の行使を放棄した。(自衛権の行使は武力を行使しない前提でのみ認められる) よろしくお願いいたします。 なお、MNGさんからの質問につきましては今日はちょっと時間がないので、明日中に私の考えをお答えする所存です。 |
>1.『国家や憲法以前の、自己の生命に明白な危険が迫った場合にいわゆる「正当防衛の権利」が自然権として存在する。その正当防衛権の延長として、近代国民国家としての「自衛権」が国際法上認められている』のだから、「自衛権」は憲法よりも優先する(上位に存在する)。だから自衛権を行使するための自衛隊を保持する。 > >2.『国家や憲法以前の、自己の生命に明白な危険が迫った場合にいわゆる「正当防衛の権利」が自然権として存在する。その正当防衛権の延長として、近代国民国家としての「自衛権」が国際法上認められている』が、憲法はその自衛権を認めたうえで(認識した上で)武力の行使を放棄した。(自衛権の行使は武力を行使しない前提でのみ認められる) 立場としては2ですね。 しかし、自衛権というのは攻撃されてはじめて発生するものですから、攻撃されないように、他国との紛争が発生しないように、外交的努力を続けていかなければならないと思います。 現実問題として考える時、日本を攻撃して何のメリットがあるのかと思います。 地下資源もないし、軍事的要衝でもないと思うのですが。 北の脅威が言われますが、北も日本を核で潰すより、貿易や援助を受け続けた方がずっと有利でしょう。 |
▼MNGさん: 私の憲法9条に関する考え方は二通りあります。 1.自衛隊は違憲である。 私の能力でどの角度から憲法9条を読んでも「日本は軍隊を持つことを放棄した」としか読めません。この憲法を持つ限り日本は軍隊は持てません。 同時に日本は国として国民の生命と財産を守る義務があります。日本という国は軍隊を持たず、同時に国民の生命と財産を守ることを国民に確信を持って認知させなければなりません。自衛隊創立50年、日本はこの認知作業を怠ってきました。軍隊を持たずに自衛権を行使するのは、軍隊を持って行使するより何十倍も困難であろう事は自明ですが、それでも、その困難な作業を行うことを「国民に確信を持って認知させなければ」憲法を守ることは不可能です。 たとえば外国が武力を持って日本に侵攻してきたら「日本は白旗を上げる」という考え方があります。おそらく日本人の大半はこの考え方に賛成しないでしょう。しかし白旗を揚げるまでに日本がやるべきことをやり、世界の世論を味方につけ、侵攻しようとする意図さえも打ち砕くことが出来れば、そこまで日本が実際に行動することを日本国民に確信させることが出来れば、白旗賛成の率は確実に向上するはずです。「日本への侵攻は自国に不利益」と思い込ませる方策、この方策こそ日本国民を巻き込んで議論すべき最重要課題のはずです。世界第二位の経済大国に出来ることは多くあるはずです。 この具体案を議論すべきなのに、この50年、合憲か違憲かのほんの入り口あたりでの議論しか見えません。 『武力を行使しない自衛権の行使』 遅すぎるのかもしれませんが、この議論を真剣に開始すべきでしょう。 2.軍隊(自衛隊)を持つなら憲法改正しか方法はない。 日本は憲法9条のもとで自衛隊を持った瞬間に「天に唾した」のです。しかも天に唾したまま50年も放置したのです。この報いは大きい。 a.世界は日本を馬鹿にしています。 国の最高の法律である憲法を完璧に無視している国民が世界の政治、経済で主導権を握れるはずはありません。世界は「書かれたもの」で行動を規制しています。日本はこの「書かれたもの」をないがしろにしてしまったのです。日本にも言い訳はたくさんあるでしょうが、自分の憲法を守らない現実が50年も続いてしまうと、言い訳に耳を貸してくれる国はないでしょう。 海外に進出している日系企業は何万とありますが、その長は99%日本人で占められています。本来進出した国の人に日系企業のトップを任せるのが自然ですが、日本の企業はそれが出来ません。企業の運営が「書かれたもの」で明確にされていないからです。日本人同士でしか理解できない「内輪の価値観」が「書かれたもの」以上の意義があるからです。言葉、宗教、食べ物、人種、習慣、などなどさまざまな違いの人や国を束ねるのは「書かれたもの」以外にありません。日本人が尊敬されないのは仕方ないでしょう。日本が「書かれたもの」を尊重する国に生まれ変わるまでは日米関係でも、ASEAN域内でも、国連でも尊敬される立場にはつけません。 b.日本国内でも大きな禍根が広がっています。 大人が子供を正しく教育できません。「うそつきは泥棒の始まり」なんて大人の方こそ自衛隊で憲法9条に大嘘をついているんだから言えるわけがありません。 >改憲を阻止すれば必ず軍国化を阻止できるという根拠はありませんが、憲法が改 >正されれば、もう何でもありのやりたい放題になることだけは確実でしょう。 とMNGさんはおっしゃっていますね。(改正された憲法にどんなことが書かれようとも、書かれたものを尊重しない日本人が憲法を運用する以上)もう何でもありのやりたい放題になることは確実、なのですね。 要するに日本全体で「書かれたもの」を信頼しない風潮が根付いてしまっているのです。日常生活で、会社同士の取引上で、決められたことを無視する行動は日常茶飯事ですね。 これが「天に唾した」報いです。 天に唾した報いをしっかり受け止めて、うそのない憲法に改めることです。日本の軍隊は「専守防衛」を明記すべきです。海外派兵は明白な条件をつけなければなりません。日米関係、集団的自衛権などなど素人の私には良くわかりませんので、その道の専門家が相対する案を出来るだけ明確に示し、国民の審判を受けるべきです。 何よりも改正された憲法は解釈しだいで内容が変化するようなものであってはなりません。出来うる限り明確に表現し、ほかに解釈される余地のないものでなくてはなりません。同時に日本国民は書かれたものを尊重することを誓わなければなりません。 以上、私は今すぐ自衛隊をなくし今の憲法を守ることに賛成します。しかしながら武力によらない自衛権の行使の具体案に納得することが前提です。 武力によらない自衛権の行使の具体案に納得できない場合は憲法を改正して専守防衛の日本軍を持つことに賛成します。 蛇足ながら、理想を言わせてもらうと改正された憲法に今の憲法9条を引用し、将来的に武力によらない自衛権の行使を目指す、と明記されると嬉しいです。 |
▼蟷螂の斧さん: >自衛隊創立の歴史的経緯については、論の正否は、兎も角、小生なりに考えた事を別 スレッド【14372】に書いてみました。そして、自衛隊の存在は厳然たる「事実」で、 「事実」は既に認められたものであって、今、認める、認めないと言う問題では無いと 思います(合憲解釈は、自衛隊創立の前になされており、後付では無いと思います。そ の経緯は良く知りませんが)。 > 自衛隊の存在は厳然たる事実ですが、それが合憲かどうかは別では。貴14372で言われ るように保革なれあいによる合憲解釈があったとしても、違憲は違憲だと思います。 >この「違憲立法」とは何をさすのでしょうか。若し「自衛隊法」の事であれば、「自 衛戦力は合憲」と解釈されていますので「違憲立法」には当たらないと思います。 > したがって、自衛隊法は違憲立法では。 保革の政治家により、あるいは最高裁により合憲とされても違憲は違憲では。 以上貴殿にいまさら言うのも失礼かと思いますが、なにか論旨に混乱があるように感じましたので。 |
▼赤と黒さん: 始めまして。コメント有難うございました。 >以上貴殿にいまさら言うのも失礼かと思いますが、なにか論旨に混乱があるように感じましたので。 「明文的には自衛隊は違憲」だと小生も思います。 若し、小生に「合憲判断」を求められれば「違憲!」と言いたいと思います。しかし、法律は、全ての予想される未来の事象を考慮に入れて明文規定することは困難です。従って「法解釈」と言う抜け道が出てきます。この抜け道を利用して、自衛隊は「解釈合憲」とされていると思います。 そして、小生は、このように現実に妥協して「平和憲法」と「自衛隊」の並立を許している日本人のメンタリティを不思議に思っているものです。 このような矛盾をはっきりさせて欲しいと言うのが小生の希望です。 以上で返事になりましたでしょうか。 |
▼蟷螂の斧さん: >▼赤と黒さん: > >始めまして。コメント有難うございました。 > >>以上貴殿にいまさら言うのも失礼かと思いますが、なにか論旨に混乱があるように感じましたので。 > >「明文的には自衛隊は違憲」だと小生も思います。 >若し、小生に「合憲判断」を求められれば「違憲!」と言いたいと思います。しかし、法律は、全ての予想される未来の事象を考慮に入れて明文規定することは困難です。従って「法解釈」と言う抜け道が出てきます。この抜け道を利用して、自衛隊は「解釈合憲」とされていると思います。 > >そして、小生は、このように現実に妥協して「平和憲法」と「自衛隊」の並立を許している日本人のメンタリティを不思議に思っているものです。 > >このような矛盾をはっきりさせて欲しいと言うのが小生の希望です。 > >以上で返事になりましたでしょうか。 判りました。ご意見にも同意します。 |
▼赤と黒さん: こんばんは。 弊論に同意頂き嬉しく思いました。 >>そして、小生は、このように現実に妥協して「平和憲法」と「自衛隊」の並立を許している日本人のメンタリティを不思議に思っているものです。 >> >>このような矛盾をはっきりさせて欲しいと言うのが小生の希望です。 >判りました。ご意見にも同意します。 わざとらしいと取られる恐れもありますが、一言、小生の気持ちをお伝えしたくて、遅ればせながら、不要かもしれないレスをさせて頂きます。 有難うございました。 |
改憲問題と日米安保は直接関係ないかもしれませんが、日米安保の見直しも含めてなるべくいっしょに考えてほしいものです。 私はそろそろ米軍には日本からの撤退を要求したいです。 日本が戦争を放棄するのであれば、自衛隊はともかく、少なくとも米軍の駐留は不要です。(自衛隊の保持は賛成です。自衛隊には監視能力を期待しています)。 最近の米軍は世界の警察と言える状況ではなく、むしろ世界平和を乱す存在となってきていると言えましょう。今すぐ撤退は無理としても、20年後、30年後の撤退を目指す。という考えでもいいでしょう。(そのためには近隣アジア諸国と友好関係を結ぶ) 米軍基地のない日本を目指し、いいかげん日本もアメリカから独立しましょう。(小泉首相は日本をアメリカの属国にしたいらしいが) アメリカから独立した上で、もし日本が他国から攻撃された時は、その時はその時と国民も腹をくくらなければなりません。自衛隊で応戦し、それでもだめなら国連に訴えて多国籍軍の派遣を要求すればいいのでは。そして多国籍軍として米軍が来たら心から歓迎しましょう。(自衛のための戦争を認めるかどうかは議論の分かれるところ。私は認める派) |
野村星慈郎 さん >米軍基地のない日本を目指し、いいかげん日本もアメリカから独立しましょう。 大大大賛成です。 真の独立国家になりましょう、米国の顔色を伺わなくても良いように。 そのために、自衛隊を強固な隊にしましょう。 |
>真の独立国家になりましょう、米国の顔色を伺わなくても良いように。 >そのために、自衛隊を強固な隊にしましょう。 それより明確に軍隊とすべきだと思います。隊はしょせん隊。 |
▼野村星慈郎さん: 自衛隊の保持は賛成です。自衛隊には監視能力を期待しています。 自衛のための戦争を認めるかどうかは議論の分かれるところ。私は認める派 とおっしゃっている野村星慈郎さん、憲法改正に反対ですか、賛成ですか。 もし反対のお立場でしたらその理由を教えてください。 |
馬鹿正直さん 私は自衛隊を認める以上、憲法改正に賛成です。 ただ、9条の「戦力を保持しない」という言葉にもたいへん捨てがたいものを感じます。さらに外国人から「9条は美しい。日本は9条を守るべきだ」と言われると、ますます悩んでしまいます。(ちょっとスタンスがはっきりしなくてすみません。9条以外はどんどん時代に合わせて改正すればいいと思います) 私はどちらかというと改憲論議より、日米安保を見直し、とにかく日本から米軍基地をなくすことを最優先したいです。 |
在日米軍を撤退させてその補充人員はどうするんですか?日本も核保有・原潜・空母保有?(金あるのかよ?)有事の際、たとえ僅かな可能性であっても外敵の侵略から国を守る為に備えるのは、国政の責務でしょうが。9条の理念は「外敵が我国に仇成す気が認められない限り先制攻撃を認めない」こういう事でしょ。その現状を鑑みて実務に障壁のある法律は効率的に改正しましょうよ。軍靴の足音が聞こえるなんざ幻聴により耳鼻科に逝くことをおすすめしますが? |
MNGさんに質問です。 「憲法改悪に備えよ」は 「憲法をなんとしても守れ」を意味してのことでしょうか、 「憲法改正ならOK」を意味しているのでしょうか、 いずれでありましょうか? もう少し旗色を明らかにしていただけませんか? もう一つ、 国会議員を選出したのは「国民」である、「国民の意思の反映」である とはお考えにならないのですか? 「議会制民主主義」についての「賛否」を 聞かせていただけませんか? |
▼ワン太郎さん: >MNGさんに質問です。 > >「憲法改悪に備えよ」は >「憲法をなんとしても守れ」を意味してのことでしょうか、 こちらです。確かに言葉的にあいまいでした。 >「憲法改正ならOK」を意味しているのでしょうか、 > >いずれでありましょうか? >もう少し旗色を明らかにしていただけませんか? > >もう一つ、 >国会議員を選出したのは「国民」である、「国民の意思の反映」である >とはお考えにならないのですか? >「議会制民主主義」についての「賛否」を 聞かせていただけませんか? もちろん「国民の意思の反映」ですが、投票時に憲法改正を意識して投票している人は少ないと思います。 自民にいれる人のほとんどは、おらが地方に事業を持ってきて欲しいと思っているのではないでしょうか。 選挙の時に利益誘導で当選しておいて、当選後はやりたい放題というのはずるいと思います。 確かに国民の読みも甘いですがね。こういうことは分かってるでしょうに、でも自民に入れてしまうんですね。残念。 憲法はもちろん国民投票で決まりますが、その他の政策決定にも、もっと国民投票を取り入れてもいいと思います。 |
▼MNGさん: >▼ワン太郎さん: >>「憲法改悪に備えよ」は >>「憲法をなんとしても守れ」を意味してのことでしょうか、 > >こちらです。確かに言葉的にあいまいでした。 了解しました。 >>もう一つ、 >>国会議員を選出したのは「国民」である、「国民の意思の反映」である >>とはお考えにならないのですか? >>「議会制民主主義」についての「賛否」を 聞かせていただけませんか? > >もちろん「国民の意思の反映」ですが、投票時に憲法改正を意識して投票している人は少ないと思います。 >自民にいれる人のほとんどは、おらが地方に事業を持ってきて欲しいと思っているのではないでしょうか。 >選挙の時に利益誘導で当選しておいて、当選後はやりたい放題というのはずるいと思います。 >確かに国民の読みも甘いですがね。こういうことは分かってるでしょうに、でも自民に入れてしまうんですね。残念。 しかし、今度の選挙では自民党支持者でもかなりの人が民主に向きましたし、 無党派も大半は民主です。 この流れにおいて選出された議員の多くが「改憲賛成」ということをどう考えるべきでしょうか? > >憲法はもちろん国民投票で決まりますが、その他の政策決定にも、もっと国民投票を取り入れてもいいと思います。 「積極平和憲法への改憲を望む私」としては反論があります。 「国民投票」の法律制定を拒んできたのは、何が何でも「護憲派」の皆さんではありませんか? 「憲法改悪への準備だ!」といって国民全体の民意を確認する方法を阻止してきたのは、 紛うことなく「護憲派」の方々でした。 同じように、「憲法問題を主題とした選挙」を避けてきたのも「護憲派」だったと思うのですが? これについて一言、ご反論いただけますか? |
>しかし、今度の選挙では自民党支持者でもかなりの人が民主に向きましたし、 >無党派も大半は民主です。 >この流れにおいて選出された議員の多くが「改憲賛成」ということをどう考えるべきでしょうか? 今回の選挙の争点は主に年金とイラク、とりわけ年金で、改憲ではなかったと思います。 選挙の結果は国民が自民党の年金政策にNOと言い、また政権交代の可能性を探ったという事でしょう。 民主党には自民から移ってきた改憲派がたくさんいますから、争点は年金でも当選議員の多くが改憲派になったということだと思います。 >>憲法はもちろん国民投票で決まりますが、その他の政策決定にも、もっと国民投票を取り入れてもいいと思います。 > >「積極平和憲法への改憲を望む私」としては反論があります。 >「国民投票」の法律制定を拒んできたのは、何が何でも「護憲派」の皆さんではありませんか? >「憲法改悪への準備だ!」といって国民全体の民意を確認する方法を阻止してきたのは、 >紛うことなく「護憲派」の方々でした。 改憲のための国民投票には慎重にならざるを得ません。 今でもそうですが改憲派の主張は、9条を変えてアメリカと共同行動を取れるようにする・集団的自衛権を行使できるようにするのが目的ですから、非常に危険を感じます。 >同じように、「憲法問題を主題とした選挙」を避けてきたのも「護憲派」だったと思うのですが? 今回の選挙でも社民党は憲法問題を前面に出していましたが、如何せんマスコミには取り上げられず争点になりませんでした。国民の関心も低かったと思います。 質問ですが「積極平和憲法」というのが、どういうお考えかお聞かせ下さいませんか。 興味があります。 |
▼MNGさん: >質問ですが「積極平和憲法」というのが、どういうお考えかお聞かせ下さいませんか。 >興味があります。 以前憲法談義の中で述べたスレをそのまま引用します。 (shasharaさんへのレスですがお許しいただけると思います) ******************************** 【12051】平和を希求する改憲案を提示しようとする 気概は無いのか? ▼shasharaさん: >私は憲法を改正すべきでないと思う。 私は憲法を改正すべきと 痛切に思う。 アメリカ国益に同調した海外派兵、他国への侵略、徴兵制・・・するためで無く。 そういったことを「『明確』に禁止」するために、憲法を『改正』すべきと思う。 このままでは、小学生でも「変だと思う」憲法解釈がエスカレーションしていく。 「何がなんでも護憲派」の人々は、これをどう阻止すると言うのか。 早く「発想の転換」をしてほしい。 「護憲、ゴケン」とお題目を唱えていること自体が、 危険な方向に進んでいくことの「後押し」となってしまっていることを自覚できないのだろうか。 (危険な連中に協力しているのは「あなた達もだ!」と云いたいくらいです) もっと 積極的に 平和を希求する『誤謬の余地の無い改憲案』を出そうとする 気概は無いのですか? 『誤謬の余地の無い』平和希求の改憲案を提示すれば、 多くの国民は必ず理解を示し、選択してくれます。 国民を信頼できない(愚民だ)とでもいうのでしょうか? このままでは、現状是認型の改正案 が発議されるでしょう。 その時「護憲派」のあなた方は、まだ「お題目」を唱えるだけなのですか? *********** 以上 ***************** 要するに、護憲を唱える方々は『負け犬』に見えるのです。 「目的は何か」を見失っているのではないかという感じがするのです。 目的は何でしょう『平和の希求』でしょう、その具体的な行動でしょう。 今の憲法は確かに「平和憲法」です、 しかし、その憲法の下で何が起きているのですか。 こじつけ解釈が可能な憲法によって、全国民が憲法違反を犯してしまっている訳なのですよ。 コイズミが、自民党が、・・・言い訳です。「負け犬根性」です。 自分たちの憲法です。自分たちで納得出来るものを作りましょう。 悪い奴らの「解釈が出来ない憲法」にしましょう。 という主張であります。 |
▼ワン太郎さん: >▼MNGさん: > >>質問ですが「積極平和憲法」というのが、どういうお考えかお聞かせ下さいませんか。 >>興味があります。 > >以前憲法談義の中で述べたスレをそのまま引用します。 >(shasharaさんへのレスですがお許しいただけると思います) > >******************************** > >【12051】平和を希求する改憲案を提示しようとする 気概は無いのか? > >▼shasharaさん: >>私は憲法を改正すべきでないと思う。 > >私は憲法を改正すべきと 痛切に思う。 > >アメリカ国益に同調した海外派兵、他国への侵略、徴兵制・・・するためで無く。 > >そういったことを「『明確』に禁止」するために、憲法を『改正』すべきと思う。 > >このままでは、小学生でも「変だと思う」憲法解釈がエスカレーションしていく。 >「何がなんでも護憲派」の人々は、これをどう阻止すると言うのか。 > >早く「発想の転換」をしてほしい。 >「護憲、ゴケン」とお題目を唱えていること自体が、 >危険な方向に進んでいくことの「後押し」となってしまっていることを自覚できないのだろうか。 >(危険な連中に協力しているのは「あなた達もだ!」と云いたいくらいです) > >もっと 積極的に 平和を希求する『誤謬の余地の無い改憲案』を出そうとする 気概は無いのですか? > >『誤謬の余地の無い』平和希求の改憲案を提示すれば、 >多くの国民は必ず理解を示し、選択してくれます。 >国民を信頼できない(愚民だ)とでもいうのでしょうか? > >このままでは、現状是認型の改正案 が発議されるでしょう。 >その時「護憲派」のあなた方は、まだ「お題目」を唱えるだけなのですか? > >*********** 以上 ***************** > > >要するに、護憲を唱える方々は『負け犬』に見えるのです。 >「目的は何か」を見失っているのではないかという感じがするのです。 > >目的は何でしょう『平和の希求』でしょう、その具体的な行動でしょう。 >今の憲法は確かに「平和憲法」です、 >しかし、その憲法の下で何が起きているのですか。 > >こじつけ解釈が可能な憲法によって、全国民が憲法違反を犯してしまっている訳なのですよ。 >コイズミが、自民党が、・・・言い訳です。「負け犬根性」です。 > >自分たちの憲法です。自分たちで納得出来るものを作りましょう。 >悪い奴らの「解釈が出来ない憲法」にしましょう。 > >という主張であります。 なるほど、おっしゃりたいことは良く分かります。 しかし、現憲法でも9条は明確に戦争放棄を既定していますし、 第98条では「この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。」と言い、 第99条では「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」と言っています。 文章表現としてこれ以上明確なもの、拡大解釈ができない文言を考えられるでしょうか。 出来るにこしたことはないのですが。 あとは罰則規定を設けるしかないように思います。情けないことですが。 shasharaさんの立てられたスレッドも拝見し、意を同じくしました。 その中で「改憲案が出てきてしまってからでは遅いのです。」とおっしゃってますが、 私は自民党は近いうちに憲法改正草案を出してくるだろうし、国民投票が実施される可能性も現実的なものになってきたと思っています。 というのも、解散の可能性があるとは言え、今後3年間国政選挙がなく政権を握っている今の時期を逃せば、なかなかチャンスがないと思うからです。 それを前提として国民投票で自民案を否決するべく準備しましょうと思って、このスレッドを立てたのでした。 最初のタイトルを「憲法改悪を阻止する為、国民投票に備えましょう」とした方が良かったですね。 国民投票が実施された際、多数が棄権し、少数の賛成票で自民案が通過してしまうことを最も危惧しています。 そうならないよう、議論を広めていきたいと思っています。 |
▼MNGさん: 横からの割り込みお許しください。 私の理解ではMNGさんは「自衛隊の存在は違憲」を主張されておられます。 >最初のタイトルを「憲法改悪を阻止する為、国民投票に備えましょう」とした方が良かったですね。 とおっしゃったMNGさんのご意見は矛盾しませんか。 「憲法改悪反対」とは「今の憲法を守る」という意味ですね。憲法違反の状態にある今の憲法を守ることを主張されるのは「自衛隊の存在は違憲」と主張されることと矛盾しませんか。 |
>「憲法改悪反対」とは「今の憲法を守る」という意味ですね。憲法違反の状態にある今の憲法を守ることを主張されるのは「自衛隊の存在は違憲」と主張されることと矛盾しませんか。 「憲法違反の状態にある今の憲法」というのはどういうことでしょうか? 自衛隊が憲法違反なのであって、憲法が違反しているのではないと思いますが。 |
▼MNGさん: >>「憲法改悪反対」とは「今の憲法を守る」という意味ですね。憲法違反の状態にある今の憲法を守ることを主張されるのは「自衛隊の存在は違憲」と主張されることと矛盾しませんか。 > >「憲法違反の状態にある今の憲法」というのはどういうことでしょうか? >自衛隊が憲法違反なのであって、憲法が違反しているのではないと思いますが。 やっぱり変でしたか。 私も投稿の送信ボタンをクリックしたときに「ウンッ?!?!」とは思ったんです....... が、しっかり晩酌の焼酎が効いてしまっていたときだったんで、エイヤッと送信してしまった次第です。 そうなんです、MNGさんが「憲法改悪反対」を主張するのは「憲法そのものは間違っていない」と考えているのですから、矛盾はしません。 矛盾はしないのですがね、主張の仕方がやっぱり納得いきません。 「憲法は間違っていない、自衛隊の存在が憲法違反なんだ」と主張すべきところなのに、「憲法改悪反対」なんですね。これってやっぱりおかしくないですか。 「憲法改悪反対」=「今の憲法を守る」=「自衛隊の存在は憲法違反」で理屈は合っているんです。が、自衛隊の存在を憲法違反と主張しないで憲法改悪反対を先に唱えるのがどうも合点が行きません。 今夜も晩酌の焼酎で汚濁された私の脳みそではうまく言いたいことがまとまらないのですが、「憲法改悪反対」ではなく「自衛隊は憲法違反」と主張されない何かわだかまりみたいなものがあるのでしょうか。 |
>自衛隊の存在を憲法違反と主張しないで憲法改悪反対を先に唱えるのがどうも合点が行きません。 そう言ってませんでしたか? 馬鹿正直さんが質問された、立場2の方もそういう主張だと思いましたが。 まあ、言ってなかったかもしれませんが、 自衛隊は違憲だと思ってますし、憲法改悪には反対です。 |
▼MNGさん: >>自衛隊の存在を憲法違反と主張しないで憲法改悪反対を先に唱えるのがどうも合点が行きません。 > >そう言ってませんでしたか? >馬鹿正直さんが質問された、立場2の方もそういう主張だと思いましたが。 > >まあ、言ってなかったかもしれませんが、 >自衛隊は違憲だと思ってますし、憲法改悪には反対です。 しつこいようですが、もう一度お伺いします。 MNGさんには「自衛隊は憲法違反」と「憲法改悪反対」は全く同列にならびますか。 私には随分違うように感じます。 なぜ違うように感じるかと申しますと:− 1.自衛隊は憲法違反と主張してももう大きな賛同は得られない。共産党、社民党 の衰退がそれを証明しています。 2.そうであれば自衛隊は不本意ではあるがその存在を認めざるを得ない。 3.しかし自衛隊の存在を公に認めてしまうと、(公に認めていなかった今までで も海外派兵まで解釈が拡大されたのだから)軍備拡大に歯止めがかからなくな る。 4.だから「憲法改悪に反対」して自衛隊の存在を日陰者扱いにしておく。 こんな風に憶測してしまうからです。 こんな風な意見を表明された方は私の知っている限りどなたもおられませんので、あくまでも私の勝手な憶測です。 「自衛隊は憲法違反」だから速やかに自衛隊を廃止しよう。この主張の方がはるかに直接的で分かりやすくありませんか。憲法を改正する余地なんかどこにもないのですから。 ただし、この主張をするためには「武力を伴わない自衛権の行使」を具体的に提案しなければなりません。ところが日本では「武力を伴わない自衛権の行使」の具体案を議論してきた形跡がありません。つまり今のところその具体案がないのです。具体案のないまま「自衛隊は憲法違反」とストレートに主張し難い理由はそこら辺にありそうだなと私が勝手に憶測するわけです。 今からでも遅くはありません。軍隊を持たないでも正当防衛権は行使できるんだ、と堂々と主張できる具体案を模索してゆきましょう。完璧な案でなくても(軍隊そのものが完璧な答えではないのですから)武力を押さえ込める何通りかの手段を組み合わせることで、たとえ1割の抑止力が証明されれば、あとは1割を2割に引き上げる工夫と努力をするだけのことです。 |
▼MNGさん: >>▼ワン太郎 >>『誤謬の余地の無い』平和希求の改憲案を提示すれば、 >>多くの国民は必ず理解を示し、選択してくれます。 >文章表現としてこれ以上明確なもの、拡大解釈ができない文言を考えられるでしょうか。 >出来るにこしたことはないのですが。 なぜその様に 簡単にギブアップしてしまうでしょう。 例えば、「他国への『侵略』を禁止」の文言を使用した文章にするとか。 現行憲法では、「武力」「戦力」があいまいに使用されていますので、それを明確にするとか。 それよりも、私が最も必要性を感じている事柄があります。 「21世紀の戦力」は20世紀には想像もし得なかった 情報技術や金融操作などが 武力以上のダメージを与えるものとなってきています。 今後は「武力攻撃なき侵略」が可能になります。 それらも意識した明確な表現にしておく必要性を痛感しています。 事実、イラクでは長期の経済制裁で かなり参っていました。 石油による収入がない国だったら 早々に降参していたでしょう。 思い返してください、戦前日本も西欧諸国の経済制裁によって戦争に踏み切った(切らされた?)経緯があります。 戦争の要因は「軍国主義、軍備だけ」ではないことを考えておくべきです。 > 私は自民党は近いうちに憲法改正草案を出してくるだろうし、・・・・ > ・・・・そうならないよう、議論を広めていきたいと思っています。 まだその様にかたくなな(素朴な?)姿勢をとり続けますか。 必ず改正草案は「出てきます!」、間違いありません。 その時、まだ「反対、ハンタイ」と叫び続けるだけなのですか。 なぜ自民党より「優れた草案を掲げ」て、国民に訴えることをしようとはしないのですか。 結局どうなりますか想像してみてください。 対案も出さず、「ハンタイ!」だけを叫び続けた結果、自民党提出の憲法案が採択されてしまいます。 それは、キツイ言い方になりますが、「自民党の後押しをしただけの行為」に過ぎません。 (かつての社会党がそうでした、その失敗をまだ繰り返すのですか) もし、そういうことを避けたいのなら、本当に「これからの日本にとって『良い憲法』を積極的に考える」ことに、頭を切り替えていただきたいのです。 そういう意味では、護憲派の人々が いちばん憲法を勉強していません。 『護憲』は、もう捨てましょう。 |
現行憲法についての、私の「見方、考え方」はこうです。 いろいろな視点がありますが、あまり議論されなかった(と思いますが)ことだけを述べてみます。 現行憲法について、結果として、日本国民全体が「憲法違反を犯してしまっている」ということです。 「いや、違反したのは自民党や右翼たちだ」とおっしゃるかもしれません。 しかし、日本以外の国の人々の視点に立って見てください。 50年間憲法違反を許してきた日本国民をどう見ますか? 軍隊を持たないと明確に表現している憲法を持ちながら、50年間その存在を許してきた国民をどう見ますか。 「私は反対し続けてきた」は言い逃れです。「反対し続けてきた」あなたも、私も「同罪」なのです。 まだ、これからも 現行憲法を「護憲」し続け、「自衛隊を容認」し続けようとするのですか? 「自衛隊を廃止、改変すれば良い」とおっしゃいます。 それで、世界の人々が日本国民を信頼や尊敬の対象として見てもらえるでしょうか? 「いつ 新・自衛隊が軍備して出現するか判りはしない」と見るのではありませんか? 新しく明確に憲法に謳ってこそ(新たに国民総意で誓ってこそ)信頼・尊敬されうる対象となるのではありませんか? 国民全員が違反してしまった憲法は「改正するしかない」と思うのです。 (ご批判、後反論を!) |
ワン太郎さんの言われるとおりと思います。 |
▼ワン太郎さん: こんばんは。 本件については、ワン太郎さんと意見を共にしておりますので、批判、反論はありません。 >国民全員が違反してしまった憲法は「改正するしかない」と思うのです。 この尻馬に乗って、食後の腹ごなしとして、左・右翼の憲法に関する「スローガン政治」に対する「短評?」を書いて見ます。 「改憲・護国!」←「破憲」の現状を良いことに、真っ当な改憲努力もしないで、未だ生きている「平和憲法」を無視するな! 「護憲・平和!」←「破憲」の現状を無視して、言霊(ことだま)政治みたいに「護憲」「護憲」と唱えても平和は達成できない。「現実」を直視せよ! お粗末でした。 |
▼蟷螂の斧さん、しげちよさん まとめてレスさせていただきます。 お二方から 同意をいただき意を強くしておりますが、 本当はヒヤヒヤものでした。 右や左の皆さんから「ボコボコ」にされるのではと身構えておりましたが、 少し拍子抜けでした。 (もう少し 刺激的でも良かったのかも・・・) しかし、私のような考えの「改憲支持者」が 実はいちばん多いのではないかと推測しています。 今の憲法の理念は大切にしたいが、今のままの憲法では「歯止め機構」が磨り減ってしまっている。 ぜひチューンナップしたいのだが、 これを機に「威勢のいいエンジン」にしてやろうと意気込んでいる「暴走族もいそうだ」これも困る。 誰か、将来をを見通した「真っ当な」構想デザイン図を 提示してくれないかな。 と、考えている人たちが マジョリティではないでしょうか? やはり、中途半端で刺激の少ない考え というのは 迫力が出ないのでしょうか? >蟷螂の斧さん >「改憲・護国!」←「破憲」の現状を良いことに、真っ当な改憲努力もしないで、未だ生きている「平和憲法」を無視するな! > >「護憲・平和!」←「破憲」の現状を無視して、言霊(ことだま)政治みたいに「護憲」「護憲」と唱えても平和は達成できない。「現実」を直視せよ! > >お粗末でした。 イエイエ、もっと景気よく ぶち上げてもいいのじゃないですか。 (でも、「ボコボコ」にされても責任は持ちませんが) 私が、今のところ最も気になっているのが、「何がなんでも護憲」に凝り固まっている人たちです。 彼らは 被害者意識が旺盛すぎて、実は加害者側に回ってしまっている、という意識がない、ということなのです。 その点、「右」の人たちは 結構わかりやすくて あまり心配はしていません。 |
▼ワン太郎さん: 早速、レス有難うございます(今掲示板ROM中です)。 >しかし、私のような考えの「改憲支持者」が 実はいちばん多いのではないかと推測しています。 そうだと良いと思います。 >誰か、将来をを見通した「真っ当な」構想デザイン図を 提示してくれないかな。と、考えている人たちが マジョリティではないでしょうか? そのように思います。 スレッド【14840】で、馬鹿正直さんが「改憲文案」募集中です。小生も応募したいと思っておりますが、憲法全体との兼ね合いも有り、難しい話です(多少、法学、法律、法文も理解は出来ますが)。 「法律専門家」の方で、ワン太郎さん、しげちよさん、馬鹿正直さん、あるいは小生なりの思いの「憲法改定案」を提案いただければ、また、そのような「改定案」の情報を教えて頂ければ幸いです。 >やはり、中途半端で刺激の少ない考え というのは 迫力が出ないのでしょうか? 「声なき大衆」の声と信じたいのですが・・・。 >>蟷螂の斧さん > >>「改憲・護国!」←「破憲」の現状を良いことに、真っ当な改憲努力もしないで、未だ生きている「平和憲法」を無視するな! >> >>「護憲・平和!」←「破憲」の現状を無視して、言霊(ことだま)政治みたいに「護憲」「護憲」と唱えても平和は達成できない。「現実」を直視せよ! >イエイエ、もっと景気よく ぶち上げてもいいのじゃないですか。(でも、「ボコボコ」にされても責任は持ちませんが) 今まで、同趣旨の事を本ツリーの中で申しました。 護憲派(?)お二人からレス頂きました。お一人には、嬉しくも同意頂きました。 今のところ、いわゆる「護憲派」の方からは「ボコボコ」にはされていません。 現状報告まで。 |
簡単にホイホイ答えられる問題でもないので、もう少しお待ちください。 あまり焦って答えても、いい事ないので。 |
▼ワン太郎さん: 遅くなりましたが、お答えしましょう。 >>>『誤謬の余地の無い』平和希求の改憲案を提示すれば、 >>>多くの国民は必ず理解を示し、選択してくれます。 >>文章表現としてこれ以上明確なもの、拡大解釈ができない文言を考えられるでしょうか。出来るにこしたことはないのですが。 >なぜその様に 簡単にギブアップしてしまうでしょう。 例えば、「他国への『侵略』を禁止」の文言を使用した文章にするとか。 アメリカは侵略と言わずに、多国への侵略を繰り返しています。 どんな表現を使っても、屁理屈をつけて抜け道を作る奴がいます。 >> 私は自民党は近いうちに憲法改正草案を出してくるだろうし、・・・・ >> ・・・・そうならないよう、議論を広めていきたいと思っています。 >まだその様にかたくなな(素朴な?)姿勢をとり続けますか。 >必ず改正草案は「出てきます!」、間違いありません。 >その時、まだ「反対、ハンタイ」と叫び続けるだけなのですか。 >なぜ自民党より「優れた草案を掲げ」て、国民に訴えることをしようとはしないのですか。 >結局どうなりますか想像してみてください。 >対案も出さず、「ハンタイ!」だけを叫び続けた結果、自民党提出の憲法案が採択されてしまいます。 憲法改正の手続きは、国会議員の2/3以上の賛成で、国会がこれを発議し、国民に提案してその承認を経るのであり、右と左が二つの案を出して、どちらがいいでしょうかと決めるものではありません。 2/3以上の国会議員が賛成した一つの案を、国民が賛成か反対か決めるのです。 >それは、キツイ言い方になりますが、「自民党の後押しをしただけの行為」に過ぎません。(かつての社会党がそうでした、その失敗をまだ繰り返すのですか) だからこれは当たりません。 >現行憲法について、結果として、日本国民全体が「憲法違反を犯してしまっている」ということです。 >「いや、違反したのは自民党や右翼たちだ」とおっしゃるかもしれません。 >しかし、日本以外の国の人々の視点に立って見てください。 >50年間憲法違反を許してきた日本国民をどう見ますか? >軍隊を持たないと明確に表現している憲法を持ちながら、50年間その存在を許してきた国民をどう見ますか。 「日本は戦争をしない国でしょ。私たちの国もそうなりたい。」とアメリカに侵略されたイラクの人たちは言っていました。 >「私は反対し続けてきた」は言い逃れです。「反対し続けてきた」あなたも、私も「同罪」なのです。 >まだ、これからも 現行憲法を「護憲」し続け、「自衛隊を容認」し続けようとするのですか? 憲法を歪曲してきた歴代政権とそれを支持してきた人々と、歪曲に反対して来た人とは明らかに違います。同罪ではありません。 また「護憲」を続けることと、「自衛隊を容認」することは別のことです。 現憲法内で、自衛隊のありようを変えていけばいいことだと思います。 >「自衛隊を廃止、改変すれば良い」とおっしゃいます。 >それで、世界の人々が日本国民を信頼や尊敬の対象として見てもらえるでしょうか? もらえると思いますよ。 >「いつ 新・自衛隊が軍備して出現するか判りはしない」と見るのではありませんか? これはちょっと飛躍しすぎでしょう。 >新しく明確に憲法に謳ってこそ(新たに国民総意で誓ってこそ)信頼・尊敬されうる対象となるのではありませんか? > >国民全員が違反してしまった憲法は「改正するしかない」と思うのです。 >(ご批判、後反論を!) ワン太郎さんの現憲法に対する批判は、憲法の内容や理念ではなく、「歯止め機構」が磨り減ってしまっているということだけです。 しかしこの程来日したアーミテージ国務副長官は、「憲法9条は日米同盟の妨げ」だと言いました。 これは憲法9条が、これだけ痛めつけられながらも、いまだに軍拡に抵抗する力をしっかりと持っているということの裏付けでしょう。 ワン太郎さんは、国民全員が違反してしまった憲法は「改正するしかない」と言われますが、わたしは違反した国民が反省して変わらなければならないのだと思いますよ。 |
一つ忘れてました。 >必ず改正草案は「出てきます!」、間違いありません。 この自民党の草案が出てきたときに、賛成ですか?反対ですか? 自民党の案は、愛国心や集団的自衛権・日本の伝統的価値観の重視などを盛り込むようです。 http://www.jimin.jp/jimin/jimin/2004_seisaku/kenpou/index.html |
▼MNGさん: >遅くなりましたが、お答えしましょう。 レス、ありがとうございます、読ませていただきました。 全体を通して「見解の相違」で終わっている所や「他の人の言葉の引用」が多いこと、 重要な項目についてのお答えがいただけなかった点等は 残念です。 「見解の相違」部分についての議論はむなしくなることが多いので、なるべく反論は避けます。 先ず<『誤謬の余地の無い』平和希求の改憲案の提示>ですが、 >>なぜその様に 簡単にギブアップしてしまうのでしょう。 >>例えば、「他国への『侵略』を禁止」の文言を使用した文章にするとか。 >アメリカは侵略と言わずに、多国への侵略を繰り返しています。 >どんな表現を使っても、屁理屈をつけて抜け道を作る奴がいます。 多くは「文章表現技術」の問題です。 一例として、「他国を侵略してはならない」という考えをどう表現するか。 1.「他国に軍隊を派遣してはならない」 2.「他国に武装した人員を派遣してはならない」 3.「他国に人員を派遣し武装させてはならない」 といったことです。(3.が良さそうなのは お分かりいただけますね) 現行憲法は、短期間の「やっつけ仕事」で作成されたので、抜け道が多く 文章技術としても低劣なところが多いのです。 翻訳憲法の限度というべきかもしれません。 「誤謬の余地」を極限まで無くす「努力」をすべきと思います。 >>まだその様にかたくなな(素朴な?)姿勢をとり続けますか。 >>なぜ自民党より「優れた草案を掲げ」て、国民に訴えることをしようとはしないのですか。 >憲法改正の手続きは、国会議員の2/3以上の賛成で、国会がこれを発議し、国民に提案してその承認を経るのであり、右と左が二つの案を出して、どちらがいいでしょうかと決めるものではありません。 >2/3以上の国会議員が賛成した一つの案を、国民が賛成か反対か決めるのです。 これについては二つのことが言えると思います。 第一に、 「憲法改正といえば9条から」という硬直した考えを持つからそうなります。 私は、憲法改正は「改正手続き」から行うべきと考えています。 私の案としては、憲法改正発議をした衆院は「直ちに解散」し総選挙を行います。 つぎに、新しい衆院でもう一度 憲法改正案の採択をしなおした後に、国民投票となる。 こうすれば国民の審判は2回のチャンスが生まれ、その間多くの論議が行われることにより、 国民の正しい選択が得られると考えます。 次に、MNGさんだけではないのですが、「護憲」を唱える方は「国民の選択」を信じていらっしゃらないように見受けます。 国民は勉強不足・意識不足だ、政権与党にしてやられ騙されている、と。 国民は選択の時「正しい選択する」ことを信じなくて民主主義は成り立ちません。 そういった意味で、国民には「選択肢の提供」とそれを「考える時間(議論する時間と場)」があれば「正しい選択」してくれると、なぜ考えないのでしょうか? やがて提出される自民党からの改正案に対して、対案を持ち得ない「護憲派」は「ハンタイ」を叫ぶだけなのですか? >>それは、キツイ言い方になりますが、「自民党の後押しをしただけの行為」に過ぎません。 >>(かつての社会党がそうでした、その失敗をまだ繰り返すのですか) >だからこれは当たりません。 ですから、今回も「ハンタイ」だけを叫ぶ(集会を開く)のみですか? それで何か「成功の目処」でもあるのですか? 「護憲」であるが故に「対案を出せない」、「対案を出せない」から「護憲」にしがみついている。 そんな様子に見えてしまいます。 >ワン太郎さんの現憲法に対する批判は、憲法の内容や理念ではなく、「歯止め機構」が磨り減ってしまっているということだけです。 今のところは、「9条の不備なところだけ」にしか言及していませんが、他にもたくさん不満はあります。 >しかしこの程来日したアーミテージ国務副長官は、「憲法9条は日米同盟の妨げ」だと言いました。 >これは憲法9条が、これだけ痛めつけられながらも、いまだに軍拡に抵抗する力をしっかりと持っているということの裏付けでしょう。 こういう反論が護憲派の方から出てくるとは思いませんでした。困りましたね。 アーミテージは「いい奴」なので けなしたくはありませんが、所詮は政治家です。 この微妙な時期に 他国の政治家の言葉を「そのままに受ける」のは ・・・ うまくないと思いますよ。 もっと以前、ベトナム戦争が終結した頃に、まだ社会党が元気な頃に、 私の言うような「より歯止めの利く憲法9条」に改正していれば、 今回のイラク自衛隊派兵などは全く違った状況になっていた、・・・ とは思われませんか? 「護憲派」が 結果として自民党の「後押し」をした というのは、そういうことです。 「護憲派」に 「加害者意識が足りない」というのは、そういうことです。 【15106】 >この自民党の草案が出てきたときに、賛成ですか?反対ですか? 細かく研究はしておりませんし、多くの議論をまだ聞いていませんので、即答は難しいのですが、 賛成できるところは結構あります(もちろん反対のところ、不足なところも)。 * MNGさんのお考えを聞かせていただいていない重要なところがあります。 >それよりも、私が最も必要性を感じている事柄があります。 >「21世紀の戦力」は20世紀には想像もし得なかった 情報技術や金融操作などが >武力以上のダメージを与えるものとなってきています。 >今後は「武力攻撃なき侵略」が可能になります。 >それらも意識した明確な表現にしておく必要性を痛感しています。 についてはいかがでしょうか。 こういった必要性は 憲法に表現せず「解釈」でいこう とでもおっしゃるのですか? これからも、ずーっと? |
▼ワン太郎さん: >▼MNGさん: 横から失礼します。 >>憲法改正の手続きは、国会議員の2/3以上の賛成で、国会がこれを発議し、国民に提案してその承認を経るのであり、右と左が二つの案を出して、どちらがいいでしょうかと決めるものではありません。 >>2/3以上の国会議員が賛成した一つの案を、国民が賛成か反対か決めるのです。 問題はここですね。憲法9条に関する私の主張です。 2/3以上の国会議員が賛成した一つの案がまとまるまでには相当な時間がかかるはずです。 この間我々一般国民がいかに議論にかかわるかが最重要ポイントです。一つ一つの文言を精査し、意地悪く穿り返し、拡大解釈の限度を見極め、賛否の意見を公開の場で議論しなければなりません。 憲法改正反対と言ってしまうとこの大事な議論に加わることさえ出来ません。 議論に参加する前提として『国家や憲法以前の、自己の生命に明白な危険が迫った場合にいわゆる「正当防衛の権利」が自然権として存在する。その正当防衛権の延長として、近代国民国家としての「自衛権」が国際法上認められている』の共通認識を確認しておきましょう。 この共通認識を共有している限り議論はどちらの方向へも自由に、大いに盛り上げるべきです。国会議員が最終的に賛否の票を投じる前に参考意見を知るためにこの掲示板を覗きに来る、そんなレベルの高い意見交換の場になることを願います。 |
▼馬鹿正直さん: >▼ワン太郎さん: >>▼MNGさん: > >横から失礼します。 > >>>憲法改正の手続きは、国会議員の2/3以上の賛成で、国会がこれを発議し、国民に提案してその承認を経るのであり、右と左が二つの案を出して、どちらがいいでしょうかと決めるものではありません。 >>>2/3以上の国会議員が賛成した一つの案を、国民が賛成か反対か決めるのです。 > >問題はここですね。憲法9条に関する私の主張です。 > >2/3以上の国会議員が賛成した一つの案がまとまるまでには相当な時間がかかるはずです。 >この間我々一般国民がいかに議論にかかわるかが最重要ポイントです。一つ一つの文言を精査し、意地悪く穿り返し、拡大解釈の限度を見極め、賛否の意見を公開の場で議論しなければなりません。 > >憲法改正反対と言ってしまうとこの大事な議論に加わることさえ出来ません。 > >議論に参加する前提として『国家や憲法以前の、自己の生命に明白な危険が迫った場合にいわゆる「正当防衛の権利」が自然権として存在する。その正当防衛権の延長として、近代国民国家としての「自衛権」が国際法上認められている』の共通認識を確認しておきましょう。 攻撃されることを想定した「自衛権」の前に、ジュネーブ条約で制定された「無防備地域」というものがあります。 日本とアメリカはまだ批准していません。この条約を批准すれば、平和国家としての日本の立場をより強固な物に出来るのではないでしょうか。 http://www.ne.jp/asahi/manazasi/ichi/heiwa/muboubi9905.htm >この共通認識を共有している限り議論はどちらの方向へも自由に、大いに盛り上げるべきです。国会議員が最終的に賛否の票を投じる前に参考意見を知るためにこの掲示板を覗きに来る、そんなレベルの高い意見交換の場になることを願います。 |
▼MNGさん: >攻撃されることを想定した「自衛権」の前に、ジュネーブ条約で制定された「無防備地域」というものがあります。 >日本とアメリカはまだ批准していません。この条約を批准すれば、平和国家としての日本の立場をより強固な物に出来るのではないでしょうか。 >http://www.ne.jp/asahi/manazasi/ichi/heiwa/muboubi9905.htm 「無防備地域宣言」ですね。ざっと読ませていただきました。 私の理解ではやはり攻撃されることを想定した「自衛権」の行使のひとつの手段ですね。これがどれくらいの抑止力になるのか私にはまだ良く分かりませんが、大いに議論すべきじゃないでしょうか。 |
ようやく分かってきました。 ここでもう一度原点に戻って、ワン太郎さんに質問してみたいと思います。 私がこのスレを立てたのは、国会議員の7割以上が改憲を容認し、「9条と自衛隊」を改正項目のトップに挙げているというアンケート結果に基づき、この3年間の国政選挙の空白期間に改憲されないよう、議論しましょうという意図からでした。 直接書きませんでしたが、自衛隊がイラクに派遣され多国籍軍に参加しようというこの時期に9条を変えるということの重大性は、少しの想像力があれば理解できるでしょう。 そこでワン太郎さんに質問します。 あなたは『「憲法改正といえば9条から」という硬直した考えを持つ』と言われますが、実際に9条を変えようとしているのは自民党(民主党の改憲派も含む)です。 あなたは9条を変えて集団的自衛権を行使できるようにしようとする自民党の考えに賛成ですか? また、自衛隊のイラク派遣、多国籍軍への参加には賛成ですか? 前置きや論点ずらしは不要ですので、簡潔にお答え下さい。 もうひとつ質問します。 あなたは憲法について色々研究されているようですが、それを実現するために何か行動されてますか? あなたの「積極平和憲法案」も、ここで話しているくらいでは絵に描いた餅です。 実現のために国会議員に働きかけるなどの行動をしておられますか? 以上よろしくお願いします。 >多くは「文章表現技術」の問題です。 >一例として、「他国を侵略してはならない」という考えをどう表現するか。 > 1.「他国に軍隊を派遣してはならない」 > 2.「他国に武装した人員を派遣してはならない」 > 3.「他国に人員を派遣し武装させてはならない」 >といったことです。(3.が良さそうなのは お分かりいただけますね) >* MNGさんのお考えを聞かせていただいていない重要なところがあります。 > >>それよりも、私が最も必要性を感じている事柄があります。 >>「21世紀の戦力」は20世紀には想像もし得なかった 情報技術や金融操作などが >>武力以上のダメージを与えるものとなってきています。 >>今後は「武力攻撃なき侵略」が可能になります。 >>それらも意識した明確な表現にしておく必要性を痛感しています。 > >についてはいかがでしょうか。 こういう具体的なことについては、法律を作って対処すれば良いと思っています。 憲法は基本的な理念や方針を示していれば十分で、実際の行政に関わる所は法律で対処すべきでしょう。 |
▼MNGさん: >ようやく分かってきました。 何が「分かってきた」のか教えていただけませんか? >ここでもう一度原点に戻って、ワン太郎さんに質問してみたいと思います。 チョット待ってください、レスをいただくのはうれしいのですが、 いままで、私がいくつもの「護憲」に対する、批判、指摘、提案を行ってきました。 それらに対するコメントはいただけないのでしょうか? (この後に、必ずコメントいただけると 期待しておりますので、ヨロシク) >直接書きませんでしたが、自衛隊がイラクに派遣され多国籍軍に参加しようという >この時期に9条を変えるということの重大性は、少しの想像力があれば理解できるでしょう。 そのお考えは、近視眼的、単眼的に過ぎるのではありませんか? 「9条を変える」と言うのは今に始まったことではありません。 イラク戦争があったからでもありません。それより ずっと以前から検討されてきたことです。 「なぜこの次期か」の理由はいくつかあります。 強いて言えば「改憲出来そうになってきたから」でしょう。 「改憲出来そう」な環境が整備された 最大のものは やはり「国民の意識」でしょう。 旧社会党、共産党などの言う「護憲」では、「安心」出来ない、少し「危険」な匂いがする、 という「大衆の感覚」が醸成されてきたと思っています。 (ここのところの話を始めると、とても面白い話になり、止まらなくなります) (暑気払いに どなたか やりませんか) >そこでワン太郎さんに質問します。 >あなたは『「憲法改正といえば9条から」という硬直した考えを持つ』と言われますが、 >実際に9条を変えようとしているのは自民党(民主党の改憲派も含む)です。 >あなたは9条を変えて集団的自衛権を行使できるようにしようとする自民党の考えに賛成ですか? >また、自衛隊のイラク派遣、多国籍軍への参加には賛成ですか? >前置きや論点ずらしは不要ですので、簡潔にお答え下さい。 これは もはや「質問」と言うより「詰問」ですね。 「礼」は守りたいのでお答えします。 1.集団自衛権の行使について ・・・ 現行の枠組み(日米関係)においては「反対」です。 2.自衛隊派遣、多国籍軍参加について ・・・ 自衛隊の「人道派遣」は賛成、多国籍軍参加は「反対だが、やむなし」 であります。 (なぜ このようにきつい口調で問われなければいけないのか?・・・MNGさん 少しお怒りか?) >ひとつ質問します。 >あなたは憲法について色々研究されているようですが、それを実現するために何か行動されてますか? >あなたの「積極平和憲法案」も、ここで話しているくらいでは絵に描いた餅です。 >実現のために国会議員に働きかけるなどの行動をしておられますか? 何れについても「個人的レベル」であり、微力ではありますが 心がけております。 (これらの「詰問」何か「ウラ」がありそうで怖いですね。) >>一例として、「他国を侵略してはならない」という考えをどう表現するか。 >>「21世紀の戦力」は20世紀には想像もし得なかった 情報技術や金融操作などが >>武力以上のダメージを与えるものとなってきています。 >>今後は「武力攻撃なき侵略」が可能になります。 >>それらも意識した明確な表現にしておく必要性を痛感しています。 >こういう具体的なことについては、法律を作って対処すれば良いと思っています。 >憲法は基本的な理念や方針を示していれば十分で、実際の行政に関わる所は法律で対処すべきでしょう。 エェッ !これは異な事を申される、「憲法に謳わず 法律で対処すればよい?」 本心からのお答えですか!? もう一度、お聞きします。慎重にお答えください。 「他国への武力侵略」とか「武力攻撃なき侵略行為」を防止する為には、 「現行憲法を『解釈』して『法律』で対処すればよい」とおっしゃるのですか? これまで 自民党政府が行ってきた「同じ手法」をとればよいと・・・ |
▼ワン太郎さん: >▼MNGさん: >何が「分かってきた」のか教えていただけませんか? アーミテージを「いい奴」なんて言うんだから、護憲が嫌いな訳だと納得したというようなことです。 >チョット待ってください、レスをいただくのはうれしいのですが、 >いままで、私がいくつもの「護憲」に対する、批判、指摘、提案を行ってきました。 >それらに対するコメントはいただけないのでしょうか? >(この後に、必ずコメントいただけると 期待しておりますので、ヨロシク) まずそもそもの間違いが、自民党の憲法違反を、護憲派のせいにしていることです。 泥棒の張本人を放っておいて、それを止めようとしている人に、止められなかったと言って責任をなすりつけて、犯人を免罪しているようなものです。 自民党の違反を護憲派と国民に責任転嫁して、それを改憲の根拠にしようとしているところに無理があります。見解の相違とおっしゃるでしょうが。 護憲派が対案を出さないということですが、護憲派は現憲法を守りそれを生かそうとしているのですから、対案などいらないのです。 社会党が元気な時に変えていればと言われましたが、いくら元気でも国会議員の2/3の賛成は無理でしょう。もともと変えようという発想はなかったでしょうが。 国民を信じていないという指摘もありましたが、信じているから今ここで自民党案が出たら反対しましょうと呼びかけています。 >「9条を変える」と言うのは今に始まったことではありません。 >イラク戦争があったからでもありません。それより ずっと以前から検討されてきたことです。 当然です。自民党結党以来の悲願ですから。 私が言ってるのは、自衛隊がイラクに派遣されている現状で、9条を変えるのは非常に危険だということです。 >「なぜこの次期か」の理由はいくつかあります。 >強いて言えば「改憲出来そうになってきたから」でしょう。 >「改憲出来そう」な環境が整備された 最大のものは やはり「国民の意識」でしょう。 >旧社会党、共産党などの言う「護憲」では、「安心」出来ない、少し「危険」な匂いがする、 >という「大衆の感覚」が醸成されてきたと思っています。 以前にも述べましたが、議員に占める元自民党議員の比率が増え、改憲派が増えたが、それは改憲を争点にした選挙で選ばれたわけではないということです。 >(ここのところの話を始めると、とても面白い話になり、止まらなくなります) >(暑気払いに どなたか やりませんか) >1.集団自衛権の行使について ・・・ 現行の枠組み(日米関係)においては「反対」です。 >2.自衛隊派遣、多国籍軍参加について ・・・ 自衛隊の「人道派遣」は賛成、多国籍軍参加は「反対だが、やむなし」 であります。 ここのところに象徴的に表れていると思いますが、結局議論のための議論、非情なる冷静さ・冷たさを感じます。イラクで米軍に無残に殺されている人々への痛みなどみじんもない。 航空自衛隊はイラクの米兵の輸送を行っていますし、ファルージャの虐殺は沖縄から飛び立った海兵隊員が行いました。日本は米軍に多額の援助もしています。 「やむなし」ですませていいんでしょうか。 >(なぜ このようにきつい口調で問われなければいけないのか?・・・MNGさん 少しお怒りか?) 怒ってますよ。 >>あなたは憲法について色々研究されているようですが、それを実現するために何か行動されてますか? >>あなたの「積極平和憲法案」も、ここで話しているくらいでは絵に描いた餅です。 >>実現のために国会議員に働きかけるなどの行動をしておられますか? >何れについても「個人的レベル」であり、微力ではありますが 心がけております。 >(これらの「詰問」何か「ウラ」がありそうで怖いですね。) やってないと答えられたらその次を考えてましたが、やっておられるということなのでいいです。 >>憲法は基本的な理念や方針を示していれば十分で、実際の行政に関わる所は法律で対処すべきでしょう。 > >エェッ !これは異な事を申される、「憲法に謳わず 法律で対処すればよい?」 >本心からのお答えですか!? > >もう一度、お聞きします。慎重にお答えください。 > >「他国への武力侵略」とか「武力攻撃なき侵略行為」を防止する為には、 >「現行憲法を『解釈』して『法律』で対処すればよい」とおっしゃるのですか? >これまで 自民党政府が行ってきた「同じ手法」をとればよいと・・・ 9条を守っていれば、「他国への侵略」は起きません。 元々日本の憲法は細かいことは法律で決めるように作られています。 自民党が法律で歪めた所は、法律で元に戻すのがスジでしょう。 法律で歪めたものを、憲法を変えて対処するというのは筋違いだと思います。 |
▼ワン太郎さん: >▼MNGさん: >>ようやく分かってきました。 私もだんだん判ってきました。 MNGさんが「改憲」を語る者すべてを「敵」と看做してしまうことを。 私は、現憲法の「理念」に賛同するか否かで 線を引いていますが どうもそのところに基本的な差があるようです。 >アーミテージを「いい奴」なんて言うんだから、護憲が嫌いな訳だと納得したというようなことです。 このように「坊主憎けりゃ・・・」が基本の姿勢におありのようです。 アーミテージの子供達は みな色の黒い子達です(アーミテージは白人です) 政治家のパフォーマンスと言わないでください、その他でも 彼は以前からそういった行動をしてきた「いいヤツ」だと私は思っています。 >まずそもそもの間違いが、自民党の憲法違反を、護憲派のせいにしていることです。 >泥棒の張本人を放っておいて、それを止めようとしている人に、止められなかったと言って責任をなすりつけて、犯人を免罪しているようなものです。 >自民党の違反を護憲派と国民に責任転嫁して、それを改憲の根拠にしようとしているところに無理があります。見解の相違とおっしゃるでしょうが。 「護憲派」が結果的に後押しをしてしまっているとは言いましたが、「護憲派のせい」と言った覚えはありません。 泥棒を阻止する行動が、結果として泥棒の行動を有利にしてしまった、と言っているのです。 私への反論のために、私の発言を曲解なさるのはアンフェアーな議論手法に思えます。 >護憲派が対案を出さないということですが、護憲派は現憲法を守りそれを生かそうとしているのですから、対案などいらないのです。 >社会党が元気な時に変えていればと言われましたが、いくら元気でも国会議員の2/3の賛成は無理でしょう。もともと変えようという発想はなかったでしょうが。 これが「護憲に安住」しているように見えて仕方がありません。 50年それを続けてきて「効果はありましたか?」、むしろ事態は「悪化の方向」ではないですか。 もういい加減に戦略を立て直してはどうですか、と言っているのです。 どうも「面子を大事」にしている様な気がしてならないのです(いまさら改憲など言い出せない・・)。 ここが「国民不在」と見えてしまう点でもあります。 >ここのところに象徴的に表れていると思いますが、結局議論のための議論、非情なる冷静さ・冷たさを感じます。イラクで米軍に無残に殺されている人々への痛みなどみじんもない。 >航空自衛隊はイラクの米兵の輸送を行っていますし、ファルージャの虐殺は沖縄から飛び立った海兵隊員が行いました。日本は米軍に多額の援助もしています。 >「やむなし」ですませていいんでしょうか。 「絶対的な価値観」を示せと言われれば、「やむなし」とは言いません。 しかし、現実の世界については「より良い」「より悪くはない」を選択していくしかありません、その意味で「やむなし」です。 「すべてが満足」でなければ「それは悪」と言うような決め付けを 私はしません。 >9条を守っていれば、「他国への侵略」は起きません。 9条が守られていない「現実・現状」を直視できないのですか? 国民の大多数は、現実が「9条に反している」事を認識しています、50年間も! 「この現実」をどう捉えるのか、そこが私との相違なのでしょうか? いい加減に「戦略を建て直しましょう」と言うのが私の主張です。 |
憲法を護る為に論憲とおっしゃる方がいらっしゃいますが、主旨は理解できますが果たしてイラク派兵の時ですら満足に議論しなかった議会で憲法議論がきちんとなされるのか? 私はその辺りの危惧があるので護憲の立場を取らざるを得ません。 護憲に持って行く為には護憲派の候補を議会に送り出す必要がありますが、憲法を改悪させない為にはやはり色々な所で軍国主義が如何なるものかと言う事を議論する必要があるように思います。 |
▼ニックさん: >護憲に持って行く為には護憲派の候補を議会に送り出す必要がありますが、憲法を改悪させない為にはやはり色々な所で軍国主義が如何なるものかと言う事を議論する必要があるように思います。 絡むつもりはありません。まじめにお考えをお聞きしたいのですが、護憲の立場では、やはり自衛隊は違憲の存在となるということでしょうか? その際、日本の防衛政策はどのようになりましょう? やはり米国に守ってもらうことになるのでしょうか。 安全保障条約は、米国が「おまえのところは大きな軍備はもつな。うちが守ってやるから」ということでできたのだと思います。 ただ、朝鮮戦争がおきて、米軍はかなりの数日本を離れないといけなくなりました。そのとき米国が恐れたのは、日本の赤化でしょう。だから警察予備隊をつくらせた。また、海軍などの軍隊復活論者とあいまって、自衛隊として立ち上がったと認識しています。 ただ、わたしとしては、冷戦終結後、日本の安全を米国一国に頼ることに非常なリスクを伴うようになったと感じています。 これからの安全保障をどうすべきだと思われますか? |
▼しげちよさん: >絡むつもりはありません。まじめにお考えをお聞きしたいのですが、護憲の立場では、やはり自衛隊は違憲の存在となるということでしょうか? >その際、日本の防衛政策はどのようになりましょう? >やはり米国に守ってもらうことになるのでしょうか。 > >安全保障条約は、米国が「おまえのところは大きな軍備はもつな。うちが守ってやるから」ということでできたのだと思います。 >ただ、朝鮮戦争がおきて、米軍はかなりの数日本を離れないといけなくなりました。そのとき米国が恐れたのは、日本の赤化でしょう。だから警察予備隊をつくらせた。また、海軍などの軍隊復活論者とあいまって、自衛隊として立ち上がったと認識しています。 > >ただ、わたしとしては、冷戦終結後、日本の安全を米国一国に頼ることに非常なリスクを伴うようになったと感じています。 >これからの安全保障をどうすべきだと思われますか? まず整理しておきたい事は、あなたのお考えを以前伺わせていただいた所、「米国抜きでどうやって日本を成り立たせるのか?」とイラク派兵反対の場でおっしゃっていた事は記憶に新しい所です。 これからの話しは私個人の見解であり、他の護憲の方々はまた違った考え方をお持ちでしょう。 第一に自衛隊は100%違法な存在です、陸海空三軍を持たないとなっている以上、世界でも一桁に入る軍事力を保有する組織が軍隊で無い訳はありません、それを誤魔化す為に今まで政府は「軍隊ではない」と言って来ましたし、政府によって任命される最高裁判所も見解を出す事を回避してきましたが、あれは誰の目からも明らかに軍隊です。 自衛隊の成立過程は既にあなたもご存知の事と思いますので割愛致しますが、元々自衛隊は「外国軍から日本を守る為に創設されたものではなく、日本国内で共産主義が広まらない様に取り締まる事を主目的としたもの」であった事は、「警察予備隊」と言う当初の呼び方からも明らかでしょう。 そこでいつも私が持ち出すのが、「どの国が、どのような理由で、何の為に攻めてくるのか、叉そうなればその規模はどれくらいか、どういったルートから攻めこんで来るのか」と言う情報が、危機を持ち上げ軍隊を保有しようとする際に重要になる訳ですが、不思議な事にこの質問に答えられた方は好戦的軍国主義者の方々の中には一人もいらっしゃいませんでした。 と言う事は近隣に危機は存在しないのではないかと言う事になります、北朝鮮の核問題はあくまで「疑惑」の域を抜け出ませんし、北朝鮮以外では危険な国家と見る事ができる可能性のある国は中国ですが、冷静に中国と言う国を分析すると、人口12億5千万人、資源は未開発地域が多い為、どれだけあるのか見当はつきませんが、米国や露西亜に匹敵するだけの資源が有る事は想像に難くありません。 未だに共産主義と言うだけの話で「危険視」する危ない意見もありますが、狂犬で無い限りは考え方の違いだけで敵視すると言うのも可笑しな話です。 第2次大戦中の米国将校の話しだったと記憶していますが、「中国を攻め取るのにどれだけの兵員が必要か?」と記者に問われた所、「少なくとも100万人は必要だ」と答えたと言う話が残っています。 その後日本が300万人動員しても占領できなかった所からこれは正しい見解だった様ですが、これは現代においても通用するかもしれません、ご存知の様にソ連崩壊後中国はSU27などの新型戦闘機を手に入れていますし、航空戦闘能力では国内のF15にもそれほど遜色は無いでしょう。 加えて最近の経済成長によって軍事車両のハイテク化が進んでいると言います、その様な国家を仮想敵国とするとすれば、あなたは一体どれだけの兵器と人員が必要になると思いますか? 叉、駐沖縄米軍高官は、「米軍は日本を守る為にいるわけではない」と明言しています、過去の戦争を分析しても、米軍が絡む戦争は必ず米国にとって何らかの利益のある戦争であったと言う事が分かります。 損害に比べて利益の少ないソマリアやベトナムからは米軍は撤退しました、これを加味すると「全面戦争に至った際に米国が自国が不利益を蒙ってまで日本を助けるのか?」と言う疑問が生じます。 一番良い解決策は国連常駐軍を国内に置くことでしょう、何故米国が是ほど我侭振りを発揮できるかと言えば、それに追従する勢力があるからです(その筆頭格が日本)それぞれの国が独立して考え行動し、国内には自衛隊を国連常設軍として常駐させる、これへの攻撃は国連に対しての攻撃とみなす、と言う様にするのが一番現実的かと思います。 最もどのくらいの規模の自衛隊を国連常駐軍として残すかと言う事は異論が出るでしょうが、全てをそのようにできなければ残りの組織は国際レスキュー隊にすれば、災害時に国内や海外へ派遣する事ができる組織が出来る為に非常に有効でしょうし、自衛隊の方々もこの方がやりがいがあるはずです。 少なくとも700兆円の借金を抱える国家がハイテク兵器を装備し、少子化の中で兵員を増やすと言う考えよりは個人的には余程ましな案だと思います。 アジアもいずれは欧州のような共同体を目指すべきでしょう、それが自国の安全保証を実現する助けにもなります。 そう言った意味でしきりにデータも出さずに危機だけを吹聴して軍事国家創設をとなえる軍国主義的考え方は、その目標に向かう為の障害になりこそすれ、地域の軍拡化を推進するだけで、平和の実現には何ら寄与する事が無いと言う事だけははっきり言えるでしょう。 |
▼ニックさん:ありがとうございます。 >まず整理しておきたい事は、あなたのお考えを以前伺わせていただいた所、「米国抜きでどうやって日本を成り立たせるのか?」とイラク派兵反対の場でおっしゃっていた事は記憶に新しい所です。 ええ、そうなんです。それがいいとは思っていません。しかし、安全を米国に託している以上、世界戦略において日本は独立できていないと考えます。 >自衛隊の成立過程は既にあなたもご存知の事と思いますので割愛致しますが、元々自衛隊は「外国軍から日本を守る為に創設されたものではなく、日本国内で共産主義が広まらない様に取り締まる事を主目的としたもの」であった事は、「警察予備隊」と言う当初の呼び方からも明らかでしょう。 そうですね。それはわたしも書いているとおりです。 自衛隊誕生は、その動きと、日本の軍隊復活勢力が合わさった結果と考えております。 >そこでいつも私が持ち出すのが、「どの国が、どのような理由で、何の為に攻めてくるのか、叉そうなればその規模はどれくらいか、どういったルートから攻めこんで来るのか」と言う情報が、危機を持ち上げ軍隊を保有しようとする際に重要になる訳ですが、不思議な事にこの質問に答えられた方は好戦的軍国主義者の方々の中には一人もいらっしゃいませんでした。 それは確かに予測できません。また、現実に考えにくい想定です。 ただ、日本の自衛力をなくし、米国も撤退したあかつきに、日本はどこにも狙われないかというと、自信を持っていえないのも現状だと思います。それはどこの国が、というよりも、団体あるいは組織という気がしています。 現に、外国犯罪者の証言によると、日本ほど警戒感がない国はなく、犯罪がしやすい国はない、とのことです。それが日本のいいところでもあるのですけどね。 > >と言う事は近隣に危機は存在しないのではないかと言う事になります、北朝鮮の核問題はあくまで「疑惑」の域を抜け出ませんし、北朝鮮以外では危険な国家と見る事ができる可能性のある国は中国ですが、冷静に中国と言う国を分析すると、人口12億5千万人、資源は未開発地域が多い為、どれだけあるのか見当はつきませんが、米国や露西亜に匹敵するだけの資源が有る事は想像に難くありません。 現にある危機ではないことはわかります。 >未だに共産主義と言うだけの話で「危険視」する危ない意見もありますが、狂犬で無い限りは考え方の違いだけで敵視すると言うのも可笑しな話です。 それは前時代の遺物ともいえるかもしれません。中国は沿岸部ではほぼ自由経済になっていますが、完全に共産主義を捨てられないと思います。なぜなら、内陸部の発展が遅れており、完全に自由経済にすると内陸部が崩壊するからです。 かつての周恩来首相の発言、「10億の民を飢えさせないことがわたしの役目」という言葉が重いです。 >第2次大戦中の米国将校の話しだったと記憶していますが、「中国を攻め取るのにどれだけの兵員が必要か?」と記者に問われた所、「少なくとも100万人は必要だ」と答えたと言う話が残っています。 中国を現在攻め取ることは不可能に近いでしょうね。その前に、そんなことは意味がないでしょう。 >加えて最近の経済成長によって軍事車両のハイテク化が進んでいると言います、その様な国家を仮想敵国とするとすれば、あなたは一体どれだけの兵器と人員が必要になると思いますか? わたしは、中国とは国境問題など摩擦はあるが、日中友好はさらに強くなっており、基調としては友好国だと思います。そりゃ他人だからたまにはいざこざはあるさ、くらいにしか思っていません。基本的には友好国と考えています。 したがって、中国に対して(中国という国としてですが)仮想敵国と考えることはまったく無意味であると考えています。 >叉、駐沖縄米軍高官は、「米軍は日本を守る為にいるわけではない」と明言しています、過去の戦争を分析しても、米軍が絡む戦争は必ず米国にとって何らかの利益のある戦争であったと言う事が分かります。 それはどうなんでしょうか。日米安保条約には、一応「共同防衛」なる項目があって、一方への攻撃は日米への攻撃と考えて対処する(その場合にも国連憲章は無視できない)ことになっています。教条的にいうと、その高官の発言はまちがいなのですが、本音はそうなのかもしれませんがね。 >損害に比べて利益の少ないソマリアやベトナムからは米軍は撤退しました、これを加味すると「全面戦争に至った際に米国が自国が不利益を蒙ってまで日本を助けるのか?」と言う疑問が生じます。 そこが(つまり米国への不信感)、わたしが提言した「冷戦後、米国一国に安全…」のところなのです。 >一番良い解決策は国連常駐軍を国内に置くことでしょう、 そういう名目で、結局米軍がきて現状と変わらないようにする、なんて米国の策略に乗せられないかと思いませんか? 朝鮮戦争も国連の名を借りて米国がやったような…。 >少なくとも700兆円の借金を抱える国家がハイテク兵器を装備し、少子化の中で兵員を増やすと言う考えよりは個人的には余程ましな案だと思います。 いわんとされることはわかります。でもここでは少し誤解があるかもしれません。自衛隊は縮小の方向にあります。ただ、それは人員縮小、装備縮小であり、予算はふえるかもしれまえせん。つまり、もっとハイテクになるため、人員を削減し、予算はふえるということだと思いますが。 > >アジアもいずれは欧州のような共同体を目指すべきでしょう、それが自国の安全保証を実現する助けにもなります。 それはわたしも一度提言させていただいた構想でしょうか。 つまり、日中韓(できたら人民共和国も)アセアン、たぶんつくったら米ロもはいってくるだろうけど。でもできかけたら、米国の抵抗はすごいだろうなとは思います。 >そう言った意味でしきりにデータも出さずに危機だけを吹聴して軍事国家創設をとなえる軍国主義的考え方は、その目標に向かう為の障害になりこそすれ、地域の軍拡化を推進するだけで、平和の実現には何ら寄与する事が無いと言う事だけははっきり言えるでしょう。 わかりました。では前のほうで書いた、国としてではなく、団体や組織による日本への攻撃の可能性(防衛が裸になったとき)はどうでしょうか? |
おっしゃっているのは所謂テロ組織の事ですね? それならば通常の業務を税関が行い、海上警備を海上保安庁が行なえば十分対応できる話しだと思います。 今回の事件で判明した事は、自衛隊にアンノウンを攻撃する権限を与えるよりは、海上保安庁の艦船の装甲を厚くし(防弾装備)、武装に関しては狙撃ライフルなどの必要兵器を装備させる事です。 通常の状態では国内に重火器を持ち込む事は不可能ですから、国内への重機の取締りを厳重にすれば済む話しではないでしょうか。 現在の警察が機能していないことがそもそも犯罪が増えつづけている原因のひとつだと思ういますので、警察力の強化と、組織の浄化が違法組織への対抗手段となるでしょう。 その為には米国のような、対テロ組織を警察内部に創設する事もこれからの犯罪増加を考えると必要な事かと思います。 |
▼ニックさん: >おっしゃっているのは所謂テロ組織の事ですね? > >それならば通常の業務を税関が行い、海上警備を海上保安庁が行なえば十分対応できる話しだと思います。 常識的にはそうでしょうね。まさか、そういう団体が軍艦や空母でくるはずがないだろうし。 >現在の警察が機能していないことがそもそも犯罪が増えつづけている原因のひとつだと思ういますので、警察力の強化と、組織の浄化が違法組織への対抗手段となるでしょう。 つまり、非国家による攻撃は、海上保安庁を含めた警察力(グレードアップした警察)で十分対抗、防衛できるとのお考えですね。よくわかりました。 組織の浄化というのはよくわかります。 最近も兵庫県警のズルが発見されたところです。ま、それは別の話題です。 それではどうも。 |
民主党は寄合い所帯だから改憲問題ではもめると思いますが、岡田代表自身は9条の改憲をどのように考えているんでしょうかね? 私は聞いたことないんですが。 御存知の方いらっしゃったら教えて下さい。こういうことはなるべく早目に知っておきたいもので。今後の民主党支持にも関係します。 集団的自衛権、武力行使は賛成派なんでしょうか?(だとしたら自民党との違いは?) まさか小泉首相並のスーパータカ派なんてことはないんでしょうね。(小泉首相にはホトホト騙されたので慎重になってます) |
▼野村星慈郎さん: > 民主党は寄合い所帯だから改憲問題ではもめると思いますが、岡田代表自身は9条の改憲をどのように考えているんでしょうかね? 私は聞いたことないんですが。 > 岡田民主党代表が表明 したのは、簡単にいえば憲法9条改正、国連下での武力行使容認です。ネットで探したら簡単に出てきます。 私は、岡田代表も苦しいと思いますが、彼を支持しています。 ところで、米国のアーミテージが、まるで日本を属国のように見下して憲法9条が癌のように言っているとき、自民党内でニヤニヤ喜んでいるやつの気が知れない。日本の真の独立と国連正常化を目指した国際貢献(米国への貢献ではない)は苦難の道でしょうが必須です。 民主党は、国連正常化を働きかけ・大義無き派兵はしない。幻想かも知れないけれど、その当たりに集約すると信じています。 |
安本単三さん 簡潔でわかり易い御指摘、ありがとうございました。 民主党の今後の発言を注視したいと思います。 |