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 ▼福沢諭吉に教えてもらおう。  月光仮面のおじいさん 04/8/20(金) 7:59

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 ■題名 : 福沢諭吉に教えてもらおう。
 ■名前 : 月光仮面のおじいさん
 ■日付 : 04/8/20(金) 7:59
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   明治の文明開化時期に西洋の考え方を判り易く日本に導入した人に福沢諭吉が居る。経済の解説でもスイス人ベルヌーイ博士の大数の法則を諭吉流に庶民向けに書いた。(著書:文明論の概略)
その内容は
餅屋はその日何人の客が餅を買いに来るのか判らないのに、経験上毎日同じ数の餅を作る。一方客は三々五々買いに来るわけで、申し合わせている訳ではないのに夕方にはどうやら売り切れる。
つまり、個々の事情は様々なのに需要と言うのはある一定の値に落ち着くと言うのが趣旨である。

さて、これを日本の総消費量とした場合、いかなる考え方になるだろうか。企業はどこも年間の需要を予測し、生産の計画を立てる。その総計が総需要となるわけである。
しかし、今日本の子供はどんどん減少し、高年齢化が著しい。
自慢じゃないがかの私もビーフステーキなど”ごめんなさい”と言う心境に至っている。
若者のように米も食べない。洋服は箪笥一杯にあふれている。

福沢先生のお話のごとく、ことによると日本人の総需要は既に満杯になったのではないだろうか。
しかし、ペリーみたいな人が来て”もっと食え、もっと買え”と外圧を加える。饅頭で言えば”饅頭よりお茶が欲しい”と言う心境である。
なお、これを英語読みするとGNPとなる。(正確ではないが)

結論で有るがどこまで行っても経済成長を進めなければならないと言う、観念はどこか無理があるのではないか。そして我々は静かに混乱なき集約を後押ししなければならないと思う。民間が出来なければ政府がすべき。これも断ち切らねばならない。
わが党は大久保彦左衛門なのである。

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