Page 1289 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼スパイ・ゾルゲ篠田正浩監督がBSで放映される! 珍 源斎 04/8/18(水) 18:49 ┣Re(1):スパイ・ゾルゲをご覧になりましたら、コメントをお願いします。 珍 源斎 04/8/20(金) 0:08 ┃ ┗Re(2):スパイ・ゾルゲをご覧になりましたら、コメントをお願いします。 暴走の老人力 04/8/20(金) 8:09 ┃ ┗Re(3):スパイ・ゾルゲをご覧になりましたら、コメントをお願いします。 珍 源斎 04/8/21(土) 1:05 ┃ ┗Re(4):映画スパイ・ゾルゲを観て 珍 源斎 04/8/23(月) 10:13 ┣Re(1):スパイ・ゾルゲ篠田正浩監督がBSで放映される! 流水 04/8/23(月) 10:38 ┃ ┗Re(2):流水さん!コメント有り難うございました。 珍 源斎 04/8/24(火) 8:13 ┗Re(1):スパイ・ゾルゲ篠田正浩監督がBSで放映される! 桃李 04/8/23(月) 13:09 ─────────────────────────────────────── ■題名 : スパイ・ゾルゲ篠田正浩監督がBSで放映される! ■名前 : 珍 源斎 ■日付 : 04/8/18(水) 18:49 -------------------------------------------------------------------------
昭和史の一断面であるが映画・ゾルゲ「スパイ」事件(篠田正浩監督)が8月21日’(土)20;00NHK BS2 にて放映される・・。 ゾルゲが東京よりソ連のモスクワに送った日本軍の動向情報により日本の関東軍と 対峙してた極東ソ連軍が極東地区よりヨーロッパ戦線への転戦させ得たことで 対ドイツ戦が優位に展開されたことなど・伝えられてる処であるが、 映画の中での当時の日本の時代考証も中々のものであり・・、 内容についての説明は控えるが、若い人たちに当時の国際情勢も含めての 第二次大戦に至る日本の歴史も史実的な側面も表されてるので、 一見の価値はある・・・と思う! 私も、劇場映画では観てるが、再度BSにて、鑑賞しようと思う・・。 |
昭和の初期より日本が軍国主義主義に傾斜して行く様子の 映像が時代考証とともに良く再現されてます・・。 懐かしさも感じつつ、当時の世界の動向などと併せて歴史的な背景に ついても「映像の」語りは仲なかのものです・・。 現在にも共通する視点もありますので、スパイ・ゾルゲを ご覧になった方には、ご意見を戴きたいと存じます・・。 宜しくお願いします・・。 |
テレビは見れませんが、映画館でみています。獄中からの手紙がベストセラーになった尾崎さんのファンみたいなものですから「ゾルゲもの」は好きで、本もいろいろ読みました。あの映画は際物ではなく良くできていたと思います。遠景の風景などCGの画面が何度も出てきてがんばっているのはわかりますが、少々うるさいし、いかにもCGという画面がいやでした。戦前の東京の狭い道など(私は体験はしていないが)なるほどこうであったかと思わせるものがあった。映画として、無線の送受信の場面などのスリルもあった。平和のため信念のため命がけで情報を取り分析をした尾崎の教養と努力と語学力や(これは新説?)スメドレー女史との関係なども描かれている。役者もなかなかやっているとは思いました。しかし、私の尾崎のイメージは中年太りだったので、彼ではちょっと違ったけど。 当時の庶民(愚民?)がぜんぜん知らないところでこういう活動を命がけでやっていた人がいたのが良くわかる映画です。いまだって公安調査庁の監視をかいくぐって反戦反米の活動を私たち愚民の知らないところで活動している勇士もいるのでしょうね。 |
暴走の老人力さん! 早速のコメント有難うございました・・。 当時の世界情勢と第二次世界戦争に傾斜して行った当時の様子 日本国内では政治家が政治力を発揮することなく 国民も無知であったゆえにあのような悲惨な戦争に突き進んだ こと・・は今、云う処の国民の「自己責任」として・・ 考えさせられる処です・・。 国民は真実の情報は知らされず・情報を知るところの為政者は 情報を活かし切れずに・思考停止状態であったことなど 歴史の中の一ページにしろ、やり切れない思いにもかられました・。 |
映画スパイゾルゲをBS放送で再度・観賞しました。 映画監督「篠田正浩氏」がライフワークとしての制作と云われてた通り 当時の世界情勢や日本の国内事情から政治が機能しないままに 太平洋戦争に突入して行ったことや・・・・ 国家と国家の間で繰り広げられた当時の情報戦の様子、 ジャーナリズム公正、正確な報道に徹しておれば国民の理性が機能する処を 徒に狭量のナショナリズムを扇動し戦争へと引き込むことへの片棒を担いでたこと など、歴史の中に実存した人物を映画の登場人物を通じて描かれており それも個人個人の悲劇に加えて「日本の悲劇」を映像としてつぶさに描かれており 映画としては納得できる内容でした・・。 別の資料として近代日本史を読んだり、学んだりする際にこの映画の映像が 脳裏に浮かんで立体感をもって甦るような思いです・・。 若い人たちに向けては少し前の日本歴史に現実感を持ってもらえるようにも 思えます・・。 DVDでも劇場映画として観賞の機会があれば観ることをお奨めしたいと 存じます・・。 映画の中に登場した戦時中の木炭自動車が印象的でした・・。 究極のエコ自動車として実物は現存してます・・。 |
▼珍 源斎さん: >昭和史の一断面であるが映画・ゾルゲ「スパイ」事件(篠田正浩監督)が8月21日’(土)20;00NHK BS2 にて放映される・・。 > >ゾルゲが東京よりソ連のモスクワに送った日本軍の動向情報により日本の関東軍と >対峙してた極東ソ連軍が極東地区よりヨーロッパ戦線への転戦させ得たことで > >対ドイツ戦が優位に展開されたことなど・伝えられてる処であるが、 >映画の中での当時の日本の時代考証も中々のものであり・・、 > >内容についての説明は控えるが、若い人たちに当時の国際情勢も含めての >第二次大戦に至る日本の歴史も史実的な側面も表されてるので、 > >一見の価値はある・・・と思う! > >私も、劇場映画では観てるが、再度BSにて、鑑賞しようと思う・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ わたしも見ました。 劇場で一度見ているので2回目ですが、なかなか良くできています。 わたしは、篠田正浩監督を若いときから評価しているので、非常に興味深かったです。 先年、BSで放送された宋三姉妹の物語、物故した深作欣二監督の「上海バンスキング」など、上海を舞台にした作品はどれも面白い。 篠田監督の描く「ゾルゲ」像は、なかなかリアリテイがあったと思います。特に、彼の女性関係をかなり詳細に描いているところは、大島渚と違って女性を描くことに定評があった篠田監督だと思いました。 尾崎秀美は、少し若すぎる嫌いがありますが、彼のスメドレー女史との交流はよく描かれていました。 惜しむらくは、彼がなぜゾルゲに協力したかが、今ひとつ食い足りなかったのが残念です。 もう少し、上海時代の彼、満鉄時代の彼、近衛との交流など突っ込んで描いて欲しかったと思います。 何はともあれ、この映画は、政治と人間、政治とジャーナリズムなどに多くの示唆を与えた力作だったと思います。 |
映画「スパイゾルゲ」にて描かれた当時の世界情勢や「尾崎秀美」が一時 所属していた「満鉄調査部」南満州鉄道調査部は日本のCIA的な組織で 日本の国力・資源・エネルギー・技術力等々の正確な分析をしており 当時、日本の戦争遂行能力に付いては否定的な結論を持っており・・ 日本の政府機関の一部や海軍にもそれを肯定して戦争は避けるべきと する理性派の存在があったようですが・・ 時の勢いと云うか・国家として理性を欠く事態となり戦争へと傾斜して行った のは歴史の示す処です・・。 映画の中でソ連の独裁者「スターリン」が行った大粛正について少し触れてましたが一説には2千万人に及ぶ人たちが処刑されたり、シベリアの強制収容所送りに なったりした恐ろしい事があり、ノーベル賞作家「ソルジェニツイン」の著作 「収容所列島」でも表されており、その凄惨さは言語に絶すると聞き及んでます・。 一方、日本でも思想弾圧は厳しく、凄惨を極めるものがあり左翼と目された人物への弾圧には取調中の拷問にて命を落とした人もあり、ゾルゲ事件でも尾崎秀美や、 その関係者とされる人物には凄惨な拷問の果ての自供が全容の解明に繋がった と聞いてます。今でも世界各地では人権や人間性を否定される拷問が続いてる 現実を知るにつけて、戦慄を覚えます・・。 映像を通して当時の世界情勢の背景や現在に続いてる悲劇の系譜について 諸々考えさせられました。 |
映画観で観ました。 その時代に関わった方から感想を聞きましたが、みな、良くできた作りだと言っていました。特に、ゾルゲという人物像に、より真実味があり、時代考証が優れていると、あちこちで聞きました。 私の恩師は、ちょうど当時、上海で生まれ育ち、学校に通っていましたが、子どもの通学には日本軍の護衛がついていたと話してくれました。この方は、思い出すと気が重たくなるようで、映画に関心はあるけれど、観るところまで気持がたどり着かないというようなことをおっしゃっていました。 私の感想ですなんですが、私がゾルゲ事件に近づいたのは、この映画を観ることでしたので、細かい点に触れる力はないです。ただ、当時を知らない人間として、これをきっかけに、今後、この時代に注意を向けて調べること足がかりにはなりました。 尾崎秀実氏の著書が書店の棚に在ると、「あっ」と引っかかって立ち止まって手に取る。そういう小さなことですが、通り過ぎることと比べたら、私にとっては大きな変化です。 |