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 ▼そんなに急いでどこに行く。  月光仮面のおじいさん 04/8/18(水) 8:16
   ┣Re(1):そんなに急いでどこに行く。  こんぺいとう 04/8/18(水) 10:44
   ┃  ┣Re(2):そんなに急いでどこに行く。  月光仮面のおじいさん 04/8/19(木) 7:50
   ┃  ┃  ┗Re(3):量から質への大転換へ!。  珍 源斎 04/8/21(土) 11:31
   ┃  ┃     ┗Re(4):量から質への大転換へ!。  月光仮面のおじいさん 04/8/24(火) 9:14
   ┃  ┣Re(2):そんなに急いでどこに行く。  ごまめの翁 04/8/21(土) 15:23
   ┃  ┗Re(2):そんなに急いでどこに行く。  悠々 04/8/21(土) 18:23
   ┃     ┗Re(3):そんなに急いでどこに行く。  こんぺいとう 04/8/21(土) 21:15
   ┃        ┗Re(4):そんなに急いでどこに行く。  悠々 04/8/26(木) 21:29
   ┗Re(1):そんなに急いでどこに行く。  闇へをまとう者 04/8/21(土) 21:48

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 ■題名 : そんなに急いでどこに行く。
 ■名前 : 月光仮面のおじいさん
 ■日付 : 04/8/18(水) 8:16
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   我々はアメリカやヨーロッパの繁栄をつぶさに見て、何とかこのような生活レベルになりたいと戦後ガムシャラに駆け抜けてきました。その結果今ヨーロッパに行っても、もう充分追いついたと言う実感がいたします。
ヨーロッパでは営々数百年掛けて整備してきた水道、下水道、電気、道路などの社会資本も、わが国は50年余りであっと言う間に整えてきた訳です。言うならば突貫工事の連続でした。日本は全力疾走、ヨーローッパはマラソン並みといえましょうか。
しかし、その勢いが有ったからこそ日本の成長が有ったことを忘れてはなりません。

個人に戻しても、今は生まれてから死ぬまでにどの位社会の階段を駆け上がれるのかが世間の評価に繋がっているようです。だから全員が総理大臣や一流会社の社長めざし、激烈な生存競争を競っているように感じます。

イギリスやフランスの農家を眺めながら、彼らたちの価値観が、生まれた土地のその場所で、静かに毎日を過ごしながら、パンや牛乳を自給自足し、取れた小麦やバターの一部を現金に買え、自分の代では大きな食器ダンスが買えたと自慢できればそれで充分と感じるつつましさを感じました。そして数百年後には家族のインフラが整ってくるのでしょう。

”そんな生活の仕方も良いかな”と感じる私でありました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):そんなに急いでどこに行く。  ■名前 : こんぺいとう <shima-mama@jcom.home.ne.jp>  ■日付 : 04/8/18(水) 10:44  -------------------------------------------------------------------------
   TBSのテレビの「ウルルン滞在記」みています。たしか日曜日の夜ですが
若いタレントが世界各地の様々な生活の中にお邪魔してその生活を
一緒に体験しています。

どんな僻地でもそこには伝統があり守っているものを壊したくない
という思いがひしひしと出ています。
たとえば、日本の若者が年上の人に言い返したり言葉をさえぎったり
すると言葉は通じなくとも、「お前は何だ、もう帰れ!」と真剣に怒る
長老、また伝統のヨーロッパ社会に肌丸出しでのタンクトップや短パンで
初対面の家を訪れた若い女性タレントにはっきりそういう服装は
我が家には困るときっぱりいう老婦人など、日本社会が若者をしつけ
なかったこの30年くらいの恥ずかしい事が画面に出てきます。
最初は反抗したりふくれたりしていたタレントも滞在するうちに
人の心、伝統、しつけというものを感じ取り、別れの時は涙している
姿を見ると、急ぎすぎた日本の社会は何か忘れてきてしまったことを
つくづく感じます。

かえるの子はカエル、とんびは鷹を生まないのたとえを日本人は
忘れてしまったようです。分を知るということの大切さ、その中で
がんばったら個性を伸ばせる社会の受け入れ準備が出来ていれば良いの
ではないでしょうか。それはみんな同じように同じ線路を走ることでは
ないと思うのですが。

スローな生活、ようやっと日本人もそれに気が付いてきたようですが・・・

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):そんなに急いでどこに行く。  ■名前 : 月光仮面のおじいさん  ■日付 : 04/8/19(木) 7:50  -------------------------------------------------------------------------
   こんぺいとう様
年をとると涙もろくなっていけません。当方もNHKの”ようこそ先輩”を見ていると、とっても素晴らしい生徒の仕草に涙している一人です。
安心して次の世の中にバトンタッチが出来ると感激しています。

今、大事なのは他の国に出かけていって、改めて日本の良さを再認識することではないでしょうか。ヨーロッパに行って一番思うことは、国境が陸続きのせいで、大都市に行ってもアフリカ人やイスラムの人達などがたむろし、治安や風致上大変難しい舵取りを迫られていることです。だから日本が幸い海に囲まれた島国である幸せを噛みしめています。

できるならイタリア人みたいに貧しくても、明るく楽しく過ごせる気風がもう少しあれば我々も楽に過ごせるように思います。
せめて、おいしいスパゲッティを食べましょう。。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):量から質への大転換へ!。  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 04/8/21(土) 11:31  -------------------------------------------------------------------------
   月光仮面のおじいさん!こんにちわ!

今日の日本社会の表層に表れてるひずみは、戦後の焼け野原からの
復興、経済の高度成長からくるものと考えられます・・。

ヨーロッパには戦災復興への努力は日本のそれと伍するものは
ありましたが、日本流の経済の「高度成長政策」は採られなかった・・と

聞いてます・・。ヨーロッパの都市や街の佇まいはどれも個性的です。
住民たちも自分の文化や暮らしに誇りを持ってるのはつぶさに伺えます・。

日本では東京への一極集中や文化においても中央集権・モノカルチャー的な傾向が推進されたことは否めません・・。「文部省が推進した教育はそのさえたるもの」

生命の繁栄と存続の基本は多様性にあり多様性を失った種は絶滅への道を
歩むことになってるようです・・。文明の栄枯衰勢にも例外はないようです。

そこで日本の近未来に向けての総意となる努力目標は「量より質」への
転換及び文化の多様性への復帰が必要ではないでしょうか・・。

それに環境保全、多様な地域ごとの文化を発展させれば「地産・池消」も含めて
経済規模を大きく成長させ続けなくとも、日本人が幸せに暮らせる道が開けるのではないかと思考する・・・処です・。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):量から質への大転換へ!。  ■名前 : 月光仮面のおじいさん  ■日付 : 04/8/24(火) 9:14  -------------------------------------------------------------------------
   珍 源斎さま
ご返事が遅れてしまい申し訳有りません。私は急激な発展で起きた沢山の歪をしっかり我々が自問して、新しい世の中へ変化できればそれで良いのではないかと思っています。

村上龍さんの13歳のハローワークについてBS放送の週間ブックレビュでインタビュが有った際、”全国から沢山の小中学生から感謝の葉書が届いている”と聞き、村上さんはうっすらと涙を浮かべ”よかった”と話されていました。

我々にはそこまで出来ませんが、これから世の中を動かしえる原動力が有ります。出来たら外野に居て批判を繰り返すより、身近な地域で少しでも応援が出来れば素晴らしいと思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):そんなに急いでどこに行く。  ■名前 : ごまめの翁  ■日付 : 04/8/21(土) 15:23  -------------------------------------------------------------------------
   こんぺいとう様
     初めまして

>BSテレビの「ウルルン滞在記」みています。たしか日曜日の夜ですが 若いタレントが世界各地の様々な生活の中にお邪魔してその生活を 一緒に体験しています。

こちらではTBS系日曜日の10時からです。下らない番組が多い中で心の休まる番組なので何時も欠かさず見ています。
 何処の国でも都会でも未開な土地でも、初めて会った時は少しは

>たとえば、日本の若者が年上の人に言い返したり言葉をさえぎったりすると言葉は通じなくとも、「お前は何だ、もう帰れ!」と真剣に怒る 長老、また伝統のヨーロッパ社会に肌丸出しでのタンクトップや短パンで 初対面の家を訪れた若い女性タレントにはっきりそういう服装は 我が家には困るときっぱりいう老婦人など、日本社会が若者をしつけ なかったこの30年くらいの恥ずかしい事が画面に出てきます。 最初は反抗したりふくれたりしていたタレントも滞在するうちに人の心、伝統、しつけというものを感じ取り、別れの時は涙している 姿を見ると、急ぎすぎた日本の社会は何か忘れてきてしまったことをつくづく感じます。

とお書きになっている様に,別れの時は涙して根抱き合って又合う日を約束して別れます。私も貴兄と同じく人類と云うか人間の原点を見ている感じがしています。
 あれは放送局のやらせで一週間の滞在で、人が其の様に心が打ち解けないと云う族(やから)もおりますが、私は絶対そうではないと思うと共に、人間豊か過ぎるとこうも心が荒廃してしまうのかと考えさせられました。

1・豊かとは 心の中を 貧困に
2・GNP 毎年成長 其の先は 物も自然も 無限大??? 
3・人類よ どこまで 地球を 破壊する
4・地球の半径・赤道六三七八キロ、極の半径六三五七キロ、
5・地球の大きさ かぎり有り 其のなかみも かぎり有る
6・高度成長 無駄づかい その内地球は 死の惑星

>>我々はアメリカやヨーロッパの繁栄をつぶさに見て、何とかこのような生活レベルになりたいと戦後ガムシャラに駆け抜けてきました。その結果今ヨーロッパに行っても、もう充分追いついたと言う実感がいたします。
>>ヨーロッパでは営々数百年掛けて整備してきた水道、下水道、電気、道路などの社会資本も、わが国は50年余りであっと言う間に整えてきた訳です。言うならば突貫工事の連続でした。日本は全力疾走、ヨーローッパはマラソン並みといえましょうか。

と月光仮面のおじいさんのお書きに成ったように我武者らに働き、欧米に追い付いた。其の代わりに何かを失ってしまった日本人。
 私は日本人より古い物を大切にする、未開の地の方や欧州の方々の方が物は豊かでなくても、心は豊かで、ゆとりが有る様な気がします。

 人の心の豊さは 何がなくても 100万ドル

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):そんなに急いでどこに行く。  ■名前 : 悠々  ■日付 : 04/8/21(土) 18:23  -------------------------------------------------------------------------
    同じ島国である英国。ロンドンはさながら人種のるつぼ。
郊外へ、もっと田舎へと足を伸ばせば緩やかな丘陵の美しい田園風景が広がります。
ユーロスターでパリまでの風景や南北に細長いイタリアを移動しても
田園の豊かさを感じます。そこから見てとれるのは質素でつつましい暮らしぶり。

 過日、我家にショートスティしてくれた英国青年も素朴な印象を残してくれました。
以前、ホームスティを引きうけたパリからの女子学生、北欧からの研究者。
共通するのはグローバルな視点と淡々とした話のなかにある”志”の高さ。
礼儀正しく、謙虚な態度にはいつも教えられます。交換でホームスティしてきた娘が
こう申しました「暮らしは質素でも゛教養”を感じる生活なのね」と。
今週、留学先のアメリカに見送ったばかりのインドネシアの女子学生は、
全く癖のない英語を話しました。それに物怖じしない行動力!そういえば、
タフであることもかれらの共通点であるかもしれません。

 かれらと話すときには、地球儀がグルグルと回ります。
PCで見た北緯73度の世界。アドリア海を挟んで、イタリアと向かい合う
ボスニア・ヘルツェコビアの美しい海岸線の話など。帰国後も時折、
旅先から絵葉書が届きます。シリアやヨルダンからはレリーフのある遺跡、
モロッコやミャンマーからは寺院、海上から見るストックホルムの街、
ノールウェイはグレイト・ノースの大自然に咲く野の花などなど。
難しい話はできないにしても、国境や人種などに関係なく話せる状況は、
嬉しいことに違いありません。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):そんなに急いでどこに行く。  ■名前 : こんぺいとう <shima-mama@jcom.home.ne.jp>  ■日付 : 04/8/21(土) 21:15  -------------------------------------------------------------------------
   日本を歩いていると昨今なんと言う若者たち!と思える子供達に会います。
乱暴な言葉で言わしていただけば「うしろからぶん殴ってやろうか!」と
思える汚い(?)服装、前から人がきてもよけようともせず、電車の中では
傍若無人・・・ほんとに邪魔っ毛なやつらです。
そんなに外国へいっているわけではありませんが、ロンドンやアムステルダム
の街角であった若者達は、なんと町の中で邪魔にならないことか、彼らも
結構パンクファッションでいる若者もいるのですが、基本的にマナーをわき
まえているので邪魔になるという感じがしません。

私は顔に少し人と違ったアクセントがありますので無礼な輩に必ず無遠慮に
じろじろ見つめられ不愉快な思いを若い時からして生きてきました。
何十年も前、年頃の娘の時は本当に辛かったですが、親からもらった顔に
メスを入れたり整形する気にななりませんでした。ところが外国へ行くと
日本で受ける好奇な目は皆無なのです。様々な場面で素敵な紳士がそっと
微笑んでドアを開けてくれたり席を譲ってくれたり決してぶしつけな目で
じろじろ見ないのです。これって教養だなとつくづく感じます。
マレーシアのクアラルンプールでもそうでした。えてしてアジアを下にみる
日本人が多いですが、日本より人としての豊かさを感じました。
子供の頃から教養とは、礼儀とはをきっと親や周りの大人に教わって成長して
いるのでしょう。
ゆったりと子供と共に自分の暮らしを人と比べることなく生きている外国の
方々、国の政策がどうのではなく、自分に自信を持って生きることを親が教
えているのでしょう。日本も江戸時代はどの階級の人でもそれぞれの生活に
誇りを持ちユーモアを解し豊かに生きていたような気がします。
だからこそ丁髷の時代にでも、日本へ来た西洋人が尊敬したのだと思います。
世界平和は庶民から、普通に仲良くなれそうだとは思いませんか。
馬鹿な為政者が世界中を駄目にしないように、世界の人々と微笑み会いたいも
のです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):そんなに急いでどこに行く。  ■名前 : 悠々  ■日付 : 04/8/26(木) 21:29  -------------------------------------------------------------------------
    東北新幹線に乗ったら、広報誌に北上川往来の特集記事。
記事にひかれて、仙台から遠出して、川辺をしばしドライブしました。
日本最大級のヨシ原がひろ広がっているという流域の側まで。
青い山々とゆるやかな川の流れ。
途中、中州には白サギが羽根を休めている姿が見えました。
シジミ取りの船が何艘か。ヨシ原はなんの飾り気もなく、
美しい自然をそのままにあらわしていて、それだけで充たされました♪

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):そんなに急いでどこに行く。  ■名前 : 闇へをまとう者  ■日付 : 04/8/21(土) 21:48  -------------------------------------------------------------------------
   『生きるヒント』(五木寛之・文化出版局/角川文庫)を見ると日本人の病理が分かるような気がします。またヨーロッパの国々は個性がある街だとの意見もありましたがこれは『歴史的環境』(木原啓吉・岩波新書)に詳しいのでお勧めします。

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