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 ▼84歳  小森 時男 04/2/22(日) 14:54
   ┣Re(1):84歳  ユミ 04/2/23(月) 9:44
   ┃  ┣Re(2):84歳  太郎 04/2/23(月) 14:15
   ┃  ┗Re(2):84歳  宮天狗 04/2/23(月) 15:28
   ┗Re(1):84歳  ユミ 04/2/23(月) 17:09
      ┣はじめまして  ひろあき 04/2/23(月) 17:41
      ┗Re(2):84歳  海幸彦 04/2/23(月) 18:54

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 ■題名 : 84歳
 ■名前 : 小森 時男 <sakura@poem.ocn.ne.jp>
 ■日付 : 04/2/22(日) 14:54
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   今日大阪の地元紙に84歳のかたが戦前と同じだと意って居ました。私も82歳ですが戦争に引っ張り込まれるような雰囲気は戦前と同じ様な気がします、私は学生でしたから、投票権もなく当時の報道管制下で大きく戦争に向かっていく世間に批判の目も持ちませんでしたがなんだか変だとは思っていました、当時は頭から押さえられて発言の自由など有りませんでしたが、今は自由ですなのにどうして日本は戦争への道を歩いていくのでしょう。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):84歳  ■名前 : ユミ  ■日付 : 04/2/23(月) 9:44  -------------------------------------------------------------------------
   こんにちは。私は18歳の高校生です。
お聞きしたいのですが、当時の報道管制化とはどのようなものですか?
国民総動員法下の報道規制のことですか?もしよろしければ、この時代どのような規制が行われていたのか教えてください。

小森さんの意見についての私の考えですが、本当に今は発言の自由があるといえるのでしょうか。確かに権利として認められてはいますが、はっきり発言した人の風当たりはそうとう冷たくなってしまいます。政治の世界でこのような風潮があるので、この国が戦争の道を再び歩みだしても、発言できる人が少ないのだと思います。

そして、例え意思表示をしたとしても、聞きいれてはくれないという事実が発言する意思さえも奪っているのが現状であるように思います。記憶に新しい自衛隊のイラク派遣についての国民の意思も政府に届くことはありませんでした。あるいは、届いていたとしても聞き入れてはいないと思います。私の周りにはこのような事実から政治に無関心になる人もいます。発言の自由は今後社会の風潮が奪っていくのかもしれません。

主題がずれてしまいました。すみません。考えがまとまり次第また書きますので読んでくださいね。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):84歳  ■名前 : 太郎 <taro_by_taro@hotmail.com>  ■日付 : 04/2/23(月) 14:15  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ユミさん:
>小森さんの意見についての私の考えですが、本当に今は発言の自由があるといえるのでしょうか。確かに権利として認められてはいますが、はっきり発言した人の風当たりはそうとう冷たくなってしまいます。政治の世界でこのような風潮があるので、この国が戦争の道を再び歩みだしても、発言できる人が少ないのだと思います。
>
>そして、例え意思表示をしたとしても、聞きいれてはくれないという事実が発言する意思さえも奪っているのが現状であるように思います。記憶に新しい自衛隊のイラク派遣についての国民の意思も政府に届くことはありませんでした。あるいは、届いていたとしても聞き入れてはいないと思います。私の周りにはこのような事実から政治に無関心になる人もいます。発言の自由は今後社会の風潮が奪っていくのかもしれません。
>
>主題がずれてしまいました。すみません。考えがまとまり次第また書きますので読んでくださいね。

発言の自由=憲法21条の表現の自由ですがこの自由は同12条により国民に保持責任が課せられています。簡単に言えば表現の自由は大いに結構。しかしこの自由を守るためには国民はみんなでこの権利を守らなくてはいけないということです。
今の日本でこの表現の自由を行使し、保持している人が少ない為にこの権利があるのかないのかという愚問にぶちあたるのです。発言する人が少ない→発言者は矢面に立たされる→発言者はさらに減る、といった具合になるわけです。
社会の風潮を変えるのは大変困難だと思いますがこの老人党のように大いに活動すれば変えられるかもしれません。
私自身はまだまだ未熟で書きたいことは多いですが上手く伝えられないのが悔しいです。
あと、ユミさんは高校生でしょうか?私は18の高三です。そろそろ卒業ですが・・・。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):84歳  ■名前 : 宮天狗  ■日付 : 04/2/23(月) 15:28  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ユミさん:
>こんにちは。私は18歳の高校生です。
>お聞きしたいのですが、当時の報道管制化とはどのようなものですか?
>国民総動員法下の報道規制のことですか?もしよろしければ、この時代どのような規制が行われていたのか教えてください。

当時の国民をがんじがらめに縛り上げていたのは、1925年に施行
された世界最大の悪法といわれた「治安維持法」です。

第1条
1 国体ヲ変革スルコトヲ目的トシテ結社ヲ組織シタル者又ハ結社
  ノ役員其ノ他指導者タル任務ニ従事シタル者ハ死刑又ハ無期若
  ハ5年以上ノ懲役若ハ禁錮ニ処シ情ヲ知リテ結社ニ加入シタル
  者又ハ結社ノ目的遂行ノ為ニスル行為ヲ為シタル者ハ2年以上
  ノ有期ノ懲役又ハ禁錮ニ処ス
2 私有財産制度ヲ否認スルコトヲ目的トシテ結社ヲ組織シタル者、
  結社ニ加入シタル者又ハ結社ノ目的遂行ノ為ニスル行為ヲ為シ
  タル者ハ10年以下ノ懲役又ハ禁錮ニ処ス
3 前2項ノ未遂罪ハ之ヲ罰ス

国体とは「天皇制」結社とは「日本共産党」を指しています。
恐ろしいのは第3項で、このため天皇制や私有財産制はいうに及
ばず、政府や軍部に対していささかでも批判的なことを言えば、
逮捕拘留される可能性があったから、人々はひたすら「物言わぬ
貝」になるほかなかったのです。

ちなみにこの法によって明らかに虐殺された人65人、拷問、虐待に
よる獄死114人、病気、その他の理由による獄死1503人、逮捕拘留
された人数十万人と言われています。

そんな時代を甦らせないためにもユミさん、太郎さん、若い力を結
集してくださるよう期待しています。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):84歳  ■名前 : ユミ  ■日付 : 04/2/23(月) 17:09  -------------------------------------------------------------------------
   太郎さん、宮天狗さん、返信ありがとうございました。
太郎さん、権利の保持責任については知りませんでした。それと、私もそろそろ卒業の身です。
宮天狗さん、とても丁寧なご説明ありがとうございました。すごくよく分かりました!

ところで、前沖縄県知事で、現在参議院議員である大田昌秀さんをご存知でしょうか・・・
彼の著書にロベルト・エベルハルトの引用がありました。私も引用したいと思います。(これって著作権にかかりますか? もしそうなら教えて下さい。削除します。)

『無関心な人々を恐れよ―彼らは殺しも裏切りもしない。だが彼らの無関心があるからこそ、地上には裏切りと殺りくが存在するのである』

「どうして日本は戦争への道を歩いてゆくのか」という意見に対して私の考えを述べたいと思います。
私は、今蔓延しつつある「無関心な人々」が、政府にとって都合のいい人になってしまったことが一因であると思います。ここ最近(?)有事法案、数々の特措法が次々と成立していきました。「無関心な人々」は、多分、他人事だと思っていると思います(私自身がそうだったから)もしくは何も変わらないという虚無主義であるか・・・。
有事法のなかに、「国民は協力するよう努める」という部分があります。私は国家総動員法を思い出さずにはいられませんでした。明日には自分が派遣されるかもしれないということも、無関心なら気づきません。政府にとって、これほど扱いやすい、統制しやすい人はいないと思います。
 発言の自由について前回発言しましたが、もしかしたら私たちは政治について考えることさえしてないんじゃないか、だから発言ができないんじゃないか、と思いだした今日この頃です・・・。
太郎さんの意見にもあったように、社会の風潮をかえるのはとても大変だと思います。だけど、私たちは無関心であってはいけません。
長くなってしまいました。 ありがとうございます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : はじめまして  ■名前 : ひろあき  ■日付 : 04/2/23(月) 17:41  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ユミさん:
>太郎さんの意見にもあったように、社会の風潮をかえるのはとても大変だと思います。だけど、私たちは無関心であってはいけません。

はじめまして。ひろあきといいます。
あなたの投稿、読ませていただきました。まだ、18歳とのこと――。一冊、本を紹介させてください。岩波文庫で出ている「権利のための闘争」(イェーリング・著)です。460円の薄い本ですが、中身は非常に濃い本です。是非、一度、お時間を見つけて、読んでください。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):84歳  ■名前 : 海幸彦 <hrdjapan@me.scn-net.ne.jp>  ■日付 : 04/2/23(月) 18:54  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ユミさん:
>太郎さん、宮天狗さん、返信ありがとうございました。
>太郎さん、権利の保持責任については知りませんでした。それと、私もそろそろ卒業の身です。
>宮天狗さん、とても丁寧なご説明ありがとうございました。すごくよく分かりました!
>
>ところで、前沖縄県知事で、現在参議院議員である大田昌秀さんをご存知でしょうか・・・
>彼の著書にロベルト・エベルハルトの引用がありました。私も引用したいと思います。(これって著作権にかかりますか? もしそうなら教えて下さい。削除します。)
>
>『無関心な人々を恐れよ―彼らは殺しも裏切りもしない。だが彼らの無関心があるからこそ、地上には裏切りと殺りくが存在するのである』
>
>「どうして日本は戦争への道を歩いてゆくのか」という意見に対して私の考えを述べたいと思います。
>私は、今蔓延しつつある「無関心な人々」が、政府にとって都合のいい人になってしまったことが一因であると思います。ここ最近(?)有事法案、数々の特措法が次々と成立していきました。「無関心な人々」は、多分、他人事だと思っていると思います(私自身がそうだったから)もしくは何も変わらないという虚無主義であるか・・・。
>有事法のなかに、「国民は協力するよう努める」という部分があります。私は国家総動員法を思い出さずにはいられませんでした。明日には自分が派遣されるかもしれないということも、無関心なら気づきません。政府にとって、これほど扱いやすい、統制しやすい人はいないと思います。
> 発言の自由について前回発言しましたが、もしかしたら私たちは政治について考えることさえしてないんじゃないか、だから発言ができないんじゃないか、と思いだした今日この頃です・・・。
>太郎さんの意見にもあったように、社会の風潮をかえるのはとても大変だと思います。だけど、私たちは無関心であってはいけません。
>長くなってしまいました。 ありがとうございます。


ユミさん
私からも一言、言わせてください。女子高生大好きの海幸彦と申します。もう卒業ですか、でもこれからドンドン輝いて行くのでしょうね。そしてあと10年ぐらいしてダンダン輝きを失う…ということのないように、老人党のおばさんたち・ババさんたちを手本に、磨いて磨いて、いつまでも輝きを失わないよう気をつけてね。

ユミサンに今日は2つ、メッセージを伝えたいです。(あ、言いわすれる所でした、言いたくなかったけど、私1949年生れのトッツァンです。)

その1)横レスっぽく(間接的なResponse 返事・メッセージ))なりますが、宮天狗さんの言ってることはすごく重いということ。あなたのお父さん、恋人(いねえんじゃないの?)、そんな誰よりもずっしりと、心に泊めておかなければならないということ。死ぬまで。絶対。
その2)無関心について。ユミさん、それは無関心ではないのですよ。それで満足しているという、人々の現実を認めなければなりません。無関心な連中を啓蒙する、そういう問題ではないのです。無関心な人々なんていないということ。そ・の・よ・う・な、意識的な人達にどう訴えてゆくか、どうケンカしてゆくか、自分で考えていかなければなりません。太田さんは、いわゆる観念論の世界のひとなんです、要注意、煙にまかれないように。若い感性で、トッツァンの言いたいこと理解して下さい。では。

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