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 ▼常識の復権  流水 04/2/23(月) 23:50
   ┣Re(1):常識の復権  yuuji 04/2/24(火) 0:38
   ┗Re(1):常識の復権  ひまんじい 04/2/24(火) 11:51
      ┗Re(2):常識の復権  流水 04/2/24(火) 12:10
         ┗Re(3):常識の復権  ひまんじい 04/2/24(火) 13:24

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 ■題名 : 常識の復権
 ■名前 : 流水
 ■日付 : 04/2/23(月) 23:50
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   【常識】という言葉がある。しかし、現在では【常識的】であるということは【悪】とまでは言わないが、何か居心地の悪さを感じる言葉になっている。
国の制度で考えれば、納税制度は簡単なほうが分かりやすい。年金制度もしかり。それぞれのシステムも簡単なほうが良いに決まっている。

政治家・公務員の数は、常識的に考えれば、少ないほうがコストがかからないに決まっている。彼らの存在は、【国民】に奉仕するためにあるのであって、国民を支配するためにあるのではない。ましてや、自分たちがずるをするために、国民は税金を払っているのではない。

憲法は国の最高法規である。国が憲法を尊重する姿勢を見せなければ、国民に遵法精神を説くことはできない。
【法】も【政治】も【経済】も国民が幸せに生活できるためにある。決してその逆ではない。

民主主義の多数決原則は、前提として少数意見に最大限配慮して、最後の最後に多数決で決めるのであり、最初から少数意見に配慮しないのなら、議論の必要性はない。少数意見に配慮するとは、【法案】を修正するということであり、政府の出した法案を最初から修正する気なしに多数決にするのなら、国会の論議はほとんど無意味である。

【話し合い】や【議論】は、議論する両者が相手の立場や身分やイデオロギーなどとは別個に【論理的正しさ】だけで論議するから成立するのであって、最初から相手を色分けしたら論議は成立しない。また、相手の論理に正面から立ち向かわない人間とは、論議は成立しない。

ほんの少し考えただけでも、今の日本がいかに【常識】はずれかが分かる。この【常識】はずれが、【正当】であるという仮面をかぶっているところに、現代日本の病根がある。

如何に書正論と笑われようと、【常識】的視点で政治や社会を見たり語ったりする原点を忘れないことが、政治家や官僚、マスコミ、専門家や評論家と称する輩に惑わされない秘訣であろう。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):常識の復権  ■名前 : yuuji <the_megane.oyaji@nifty.com>  ■日付 : 04/2/24(火) 0:38  -------------------------------------------------------------------------
   ▼流水さん:
常識の大事さは、身にしみてわかっているつもりです。
その上で、常識を、現在の文明社会を、古来の文明と融合
させる上で、敢えて、崩す。

という、考えです。

とはいえ、日本古来の考えより、
やおろずの神々、
その真意を、僕なりに解釈すると、
個性派集団ということになる。

善、悪の融合。
共に、必要悪なのでは。。

でないと、過去の予言どおり、異常気象がおこりそうな気がする。


ゆうじでした。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):常識の復権  ■名前 : ひまんじい  ■日付 : 04/2/24(火) 11:51  -------------------------------------------------------------------------
   ▼流水さん こんにちは。

 含蓄のあるお話拝見しています。

 別に楯突くつもりではありません。

 自民党がけしからん、小泉はけしからん、これ常識。だからとりあえず民主党で行きましょう、と言いながら社民党の応援団になっているいまの老人党、これ常識はずれ。

>ほんの少し考えただけでも、今の日本がいかに【常識】はずれかが分かる。この【常識】はずれが、【正当】であるという仮面をかぶっているところに、現代日本の病根がある。

「常識」とは、その社会が共通に持つ、知識または考え方、だそうです。「常識」になる過程に興味があります。いっぺんいまの倫理・道徳をひっくり返せば、新しい常識が生まれるかも。

常識に安住することに強い嫌悪感を持つ ひまんじいでした。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):常識の復権  ■名前 : 流水  ■日付 : 04/2/24(火) 12:10  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ひまんじいさん:
>「常識」とは、その社会が共通に持つ、知識または考え方、だそうです。「常識」になる過程に興味があります。いっぺんいまの倫理・道徳をひっくり返せば、新しい常識が生まれるかも。
>
>常識に安住することに強い嫌悪感を持つ ひまんじいでした。

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わたしは、【常識】に安住しようなどとは毛頭考えていないのです。
フランス語を考えてみればみれば、よく分かるのですが、フランス語は人工的言語です。
ですから、フランス文学・哲学などで、新たな考え方を打ち出す場合、この【言語】【文体】なども新しくしなければなりません。
つまり、それだけ【常識】としてのフランス語が強固として存在するから、常識に挑戦する側もそれなりの知識と気概が必要とされます。

現在の日本はどうですか。常識など【古い】という一言で弊履のごとく捨て去られているのではないですか。わたしは、【常識】を復権させることにより、真の意味で【新しい価値を生み出す】気概を作り出す必要があると考えているのです。

いとも簡単に過去を捨て去ってきたのが、戦後日本の反省点ではないですか。
「食の伝統」すら捨て去った民族は、日本人くらいではないですか。新たな価値を生み出す創造のエネルギーは、【常識の壁】が強ければ強いほど生まれます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):常識の復権  ■名前 : ひまんじい  ■日付 : 04/2/24(火) 13:24  -------------------------------------------------------------------------
   ▼流水さん こんにちは。
>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>わたしは、【常識】に安住しようなどとは毛頭考えていないのです。

 それはよくわかっております。楯突くつもりなど毛頭考えていないのです。それとすみません、フランス語は全くわかりません。
>
>現在の日本はどうですか。常識など【古い】という一言で弊履のごとく捨て去られているのではないですか。わたしは、【常識】を復権させることにより、真の意味で【新しい価値を生み出す】気概を作り出す必要があると考えているのです。
>
>いとも簡単に過去を捨て去ってきたのが、戦後日本の反省点ではないですか。
>
 この気概、敬服します。
 わたしは常識に安住している輩を軽蔑します。「常識」の復権でなく「常識」の創生を願っています。
【新しい価値を生み出す】気概を作り出す必要 これです。

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