Page 1398 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼心のバブルを想う 月光仮面のおじいさん 04/9/11(土) 8:23 ┗Re(1):心のバブルを想う 珍 源斎 04/9/12(日) 9:22 ┗Re(2):心のバブルを想う こんぺいとう 04/9/12(日) 10:33 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 心のバブルを想う ■名前 : 月光仮面のおじいさん ■日付 : 04/9/11(土) 8:23 -------------------------------------------------------------------------
何年か前、オーストリアのチロルを回っていたときのことです。丁度長野の白馬あたりの景色にそっくりで、小さな谷の両側はどこまでも高い山並みが続いています。その真ん中を川に沿って高速道路が突っ走っていました。 そこを走っている途中で小さなパーキングエリアに休憩のため立ち寄ると、そこに備え付けられた小さなベンチにチョコンと座っているご夫婦がいらっしゃいました。年のころなら70歳程度。二人は真ん中にポットを置いて仲良く静かにコーヒーを飲んで居る様子。 目の前の高山を眺めながら、静かに楽しんでいらっしゃったのでしょうか。 あとで聞くとこの国では、こんな小さなお出かけが一般的な楽しみとか。。 日本では行楽と言うとディズニーランドだ、渋谷に出かけるなどと非日常的な楽しみを考えますが、この国ではそんな大層なイベントなど考えには無いようでした。 日本中”何かしなければならない”と頑張ったバブル時期を過ごした我々には、日常の行動まで何か力を入れ過ぎて、どうにかしなければならないと言う感覚にとらわれ過ぎていないでしょうか。 現状をありのままに冷静に受け入れることも大事な選択ではないかと想います。 |
月光仮面のおじいさんさんへ! こんにちわ! >日本中”何かしなければならない”と頑張ったバブル時期を過ごした我々には、日常の行動まで何か力を入れ過ぎて、どうにかしなければならないと言う感覚にとらわれ過ぎていないでしょうか。 >現状をありのままに冷静に受け入れることも大事な選択ではないかと想います。 ・・仰有ること同感です! 戦後の復興期から経済の高度成長の真っ盛りの時代を生きた一人として 今、深刻に考える事が多々あります。 中でも経済活動「仕事」以外のこと子供の教育でも、身近な暮らしについても 関心が低かったことは深刻な反省とともに思い返してます。 既に経済のバブルは崩壊してますが、ご指摘の「心のバブル・現象は」今でも 続いてるように思えます。 経済のバブルにしても「心のバブル」でもその根底には「思考停止症候群」 があり物事を考え判断する能力が衰えた時に必ず実態とは離れた・・・ ・・不和雷同的な一種独特な「国民的・躁(ハイ)」の状態が醸し出され て「理性が働かなく」なることがあり、戦争に至る雰囲気も同列にあるようにも 思えます・・。今や地球的な環境問題も含めてそれらへの対応には 仰有る処の「心のバブル」にも留意して、小さい幸せ、小さい喜びにも 感謝を忘れない「足を知る」境地へと意識を向けて行きたいと・・想う 処です・・・。 |
月光仮面のおじいさん様 珍 源斎様 お二人のご意見本当にそうです。私もそろそろ老齢世代へと入る入り口を 前に、私達世代の前後がなんと間違ったことをいっぱい撒き散らしてしまった かと、このところ溜息ばかりです。 「衣食足って礼節を知る」といわれたことわざがこの国にはあったと思い ますがこの言葉は何時消えたのでしょうか。 男達が日本を一生懸命欧米並みの生活水準に揚げようと思ってがんばって いた陰で女達が見失った事がいっぱいあります。 家をかえりみない男達をいいことに、その収入をつかって結構奔放な生活が 出来た女達は、封建的社会からの開放も手伝って次代の子育てという大切な 役目を放棄して、の明治の母親が培ってきた日本の伝統や礼儀を子供に伝承 できなかった。 もちろんきちんと伝承した家もありましたが、だんだん少数になりあまり表に あらわせなかった。最近ようやく「和」の流行などと日本文化が物めずらしが られているがずっとこの生活を続けていた者にとってはいまさらと思います。 一度身に着けた贅沢や横着な心はなかなか取れません。 欲というものは走り出したらブレーキが利かなくなります。 自慢ではありませんが、バブルの頃、母子家庭に余儀なくされ日本中が金持ち 気分に酔いしれていた時必死に子育てをしながらソレでも人前に出してはずか しくない子をとがんばっていた私の仲間達は、今環境や子育てなどの市民活動 をしながら結構小さな幸せの中で満足して生きています。 平均年収の半分しかなくとも自分の力で何とか生きてきた、これは夫にゆだねて 生きることを選んだ妻たちには得られない、生きる自信になっています。 大学進学が特別なものではなく女性に解放されたのにそれに伴う本当の知的思考 が女達から消えてしまった。 (最近少しづつそれに気が付いてきた女性もいますが。) 心だけではなく、まだまだ平均的な家庭の主婦やこの子供達は生活のバブル からも解放されてない呪縛状態が続いているのではないでしょうか。 定年退職後、地域に帰って来た男性達がこのことに気がつき始めて下さって いてすこしほっとしています。 |