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 ▼潮目  曳馬野 太郎 04/10/8(金) 8:20
   ┣Re(1):潮目  王里 04/10/8(金) 9:42
   ┃  ┗Re(2):潮目  曳馬野 太郎 04/10/8(金) 15:34
   ┃     ┗Re(3):潮目  王里 04/10/8(金) 21:27
   ┃        ┗Re(4):潮目  曳馬野 太郎 04/10/9(土) 13:24
   ┃           ┗Re(5):潮目  王里 04/10/9(土) 21:59
   ┃              ┗Re(6):潮目  曳馬野 太郎 04/10/10(日) 10:16
   ┃                 ┗Re(7):潮目  王里 04/10/10(日) 10:42
   ┃                    ┗Re(8):潮目  曳馬野 太郎 04/10/11(月) 16:48
   ┣Re(1):潮目  もの申す 04/10/8(金) 9:43
   ┃  ┗Re(2):潮目  曳馬野 太郎 04/10/8(金) 16:10
   ┗Re(1):潮目  宮崎故郷人 04/10/8(金) 10:44
      ┗Re(2):潮目  曳馬野 太郎 04/10/8(金) 16:36
         ┗Re(3):潮目  宮崎故郷人 04/10/8(金) 16:44

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 ■題名 : 潮目
 ■名前 : 曳馬野 太郎
 ■日付 : 04/10/8(金) 8:20
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   潮目

( 【潮目】 異なる二つの潮流の接する海面に現れる帯状の筋。寒流と暖流の出合う付近などに見られ、しばしば好漁場となる。しおのめ。)

さて、実に第三者的無責任な発言であることは自覚の上、私は「潮目」的なこの掲示板の存在価値をそれなりに評価している。

いわゆる右翼左翼中道の立場から各人が、同じ土俵でぶつかり合うことを観察する事は、教条主義とは無縁な自由な精神を是とする私からすれば、さしずめ生産性の高い豊かな漁場である「潮目」を泳ぎ回るがごとし、でしょうか。

私はこの板の混乱ぶりも、野次馬根性から言わしてもらえばそれなりに面白いと思う。

というのは、この板に限らず、いわゆる右翼左翼中道なる思想の持ち主が行き来して絡み合うことは、ネット上に、自然発生的な複数による掲示板の立体構造が生まれつつあり、その将来において何らかの知の創造を指向している予兆を感じさせてくれます。

そして、この板も「潮目」的存在の一つになれる可能性を秘めていると思いますが、それには掲示板の管理者の度量の大きさに預かることも大でしょう。

もちろんその都度の論争の当事者は、(私も別の処で経験があるが)その為の時間労力を傾注する事に、かなりのエネルギーを要し大変ではあるが、読み手はその分得るものも多く満足感を味わうことになる。

「水清くして魚住まず」とも言いますが、同じ意見思想の持ち主だけ集まっても議論にならず、やがて人は興味を失って去っていくでしょう。

私の経験では、右A氏と左B氏の論争でどちらかが相手に理ありと譲歩する事は希有でしょう。たいがいすれ違いに終わる不毛の論争に終始するのがオチですが、それが無意味な事であるとも思われない。

なぜなら、そこには、論争に加わらない第三の、観察者の存在がある。

論争者が、この見えざる第三者に語りかけているという冷静な自覚があれば、その論はおのずと説得力をもってくるであろうと私は思う。

ただ掲示板とは、いわば天下御免の広場で、やたらに騒音をまき散らす輩も出没するのは避けられない。これは黙殺するにしかず。

動物園の檻の中の猿があなたに歯を剥いて、あなたを威嚇したからと言って、同様にあなたも歯を剥きだして怒れば、これは第三者から見れば滑稽の何物でもない。

たまに来て勝手な言いぐさでした悪しからず。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):潮目  ■名前 : 王里  ■日付 : 04/10/8(金) 9:42  -------------------------------------------------------------------------
   ▼曳馬野 太郎さん:こんにちは

あなたの潮目論おもしろく読ませていただきました。おっしゃられることも良くわかります。なださんも、打てば響くの中で、もっと高い次元から見るようにと言われてます。でも、このスクランブル交差点やあなたの潮目に例えたとらえ方は、どうもちょっと違うんじゃないかなと思えます。
あえて例えるなら、歩行者天国でしょうか。そこで、バイクや自転車を乗り回すのは危険です。歩き煙草もルール違反です。今、掲示板のあり方としてみなさんが発言しているのは、これを「止めてください」とお願いしている状況だと私は見ています。管理人さんだけに、おまかせするのではなく、歩行者みずからが声を出していこうと。
掲示板は公開空間です。考えの異なる人たちが自由に出入りし発言されます。意見の対立もあります。そのことに異論はありません。
しかし、その中で、相手の尊厳を傷つける行為やマナー違反を放任するのは良くないと思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):潮目  ■名前 : 曳馬野 太郎  ■日付 : 04/10/8(金) 15:34  -------------------------------------------------------------------------
   王里さんはじめまして

一般論として、掲示板上の事とは言え、誰かの投稿を削除、あるいは出入り禁止にするとなれば、当然その執行者(掲示板管理者)の全権にゆだねるわけです。

これはいわば独裁的絶対権限で、その決定は同時にその掲示板のその後の趨勢、変遷がいかなる事態になろうと、それは自ら(管理者、管理団)の責任というものです。

権限と責任は表裏一体ですからこれは自明のことです。

たかが掲示板と言うなかれ、掲示板主催者(管理者)は相当の自己の時間あるいは目に見えない経済的負担を払い、これを維持しているでしょうから、この権限と責任の遂行には真剣に向かい合っているものと私は推察しています。

わたしが訝しく思うのは、第三者がいとも簡単にこの管理者の絶対権限を侵し(昔風に言えば、絶対権限を有する管理者の統帥権干犯・・・人のよってはこういう言葉を使うとお前は右翼だな、とでも決め付けられるでしょうが)、あの者をどうこうせよと干渉じみた雑音を入れることです。

幼稚園児でもあるまいに、いちいち「せんせい〜あの子がどうした、こうした」と管理人にご報告、御注進に及ぶのはいかがなものでしょうか?

(人に不快感を与える発言を−その判断は主観的ですが)>これを「止めてください」とお願いしている状況だと私は見ています。・・・・・と王里さんが言われることも、私も理解はできますが、果たして今まで効果があったでしょうか?

バタフライ効果のように、最初はいつ何処で、どんな些細な文言の衝突が契機になったのか、本人はいざ知らず他人には皆目見当も付かないのに、今や条件反射的に特定の投稿者同士の罵詈雑言は、結局先にも言いましたが「これは黙殺するにしかず」です。

下手な注意はかえって「愉快犯」にとって、元気の元でしょう。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):潮目  ■名前 : 王里  ■日付 : 04/10/8(金) 21:27  -------------------------------------------------------------------------
   ▼曳馬野 太郎さん:お返事ありがとうございます。

>幼稚園児でもあるまいに、いちいち「せんせい〜あの子がどうした、こうした」と管理人にご報告、御注進に及ぶのはいかがなものでしょうか?
>

上記のような表現でも、個人差はありますが取りようによっては侮辱と受け取る人もいます。私としては、よほどの事でない限り、削除などで管理人さんをわづらわせたくないと思ってます。

>(人に不快感を与える発言を−その判断は主観的ですが)>これを「止めてください」とお願いしている状況だと私は見ています。・・・・・と王里さんが言われることも、私も理解はできますが、果たして今まで効果があったでしょうか?
>
少なくとも今までは殆どの方が礼儀ただしく、対応されてました。その結果が今の状況です。

>バタフライ効果のように、最初はいつ何処で、どんな些細な文言の衝突が契機になったのか、本人はいざ知らず他人には皆目見当も付かないのに、今や条件反射的に特定の投稿者同士の罵詈雑言は、結局先にも言いましたが「これは黙殺するにしかず」です。
>
>下手な注意はかえって「愉快犯」にとって、元気の元でしょう。

一部の人たちの跳梁跋扈をおとなしい羊のように黙って見過ごすことはできません。また、すべてを管理人におまかせするのも無責任というものです。下手な注意かもしれませんが、声を出していきたいと思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):潮目  ■名前 : 曳馬野 太郎  ■日付 : 04/10/9(土) 13:24  -------------------------------------------------------------------------
   王里さんこんにちは

「セーラムの魔女狩り」をご存じですか?

(以下http://homepage3.nifty.com/ryuota/witchhunt.html引用)
1692年アメリカ、マサチューセッツ(当時はイギリスの植民地)にあるセーラム村でのこと。

100戸ほどの小さなこの村で、10〜20歳くらいの少女数人に、床をのたうちまわり悲鳴をあげるという症状が発生した(注:集団ヒステリーか?)。大人たちは、これを「魔術にかけられた」と考えた。

少女たちの「証言」で、犯人とされたのが、黒人の家政婦ティチューバ。彼女は裁判の中で、「他にも悪魔と契約した人間がいる」と「自白」したため、町はパニックにおちいった。

少女たちの告発だけで、5歳の少女から80歳の老婆まで次々と魔女とされて投獄された。 その数は周辺の地域もふくめて150人にのぼる。うち4人が獄死し、20人が処刑された。

周囲からの疑問の声が高まり、騒動が終わったのは1年後のことだった。(引用完)

今、私の住んでいる地方は台風22号が接近しています。

猛烈な台風の実況を報告させるため、複数のリポーターを各地に派遣して台風のまっただ中に飛び込ませとしましょう。

ある者は北風が吹き荒れていると言い、ある者は南風だと報告する、ある者は風と雨が激しいと言い、ある者は、風はさほどではないが滝のような雨が降っていると報告する。

さて、報告を受け取った者は、その台風の全体像を正確に把握できるであろうか?

台風の全体像を一目で把握するには、2次元的空間から3次元へ飛翔し、宇宙から観察しなくてはなりません。

そうすれば、台風が反時計回りに旋回しつつ、どの方向に進んでいるか、雨雲の濃淡はどうかが分かるというものです。

これにより、報告者Aが北風というのは虚偽報告でなくとも、台風の全てが北風でないのが明らかになる訳です。

各々の掲示板の投稿者の発言というのは、丁度、この報告者A、B、C・・・のようなものでしょう。

それらを受けて、台風直下の中で、その台風の判断をすべきでは無いでしょう。

「一投稿者が掲示板の管理方法について、差し出がましくあれこれ口を挟まない」というのが私の基本姿勢ですから、これはちょっと逸脱ですが、管理者の視点としては、そこまでは雑音の届かない、台風の上空の遥か宇宙から眺めるべきかなあ〜、と思ったりする次第です。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(5):潮目  ■名前 : 王里  ■日付 : 04/10/9(土) 21:59  -------------------------------------------------------------------------
   ▼曳馬野 太郎さん:台風いかがでしたか。被害など無ければよろしいんですが。


>「セーラムの魔女狩り」をご存じですか?
>
初めて聞きました。

>(以下http://homepage3.nifty.com/ryuota/witchhunt.html引用)
>1692年アメリカ、マサチューセッツ(当時はイギリスの植民地)にあるセーラム村でのこと。
>

>100戸ほどの小さなこの村で、10〜20歳くらいの少女数人に、床をのたうちまわり悲鳴をあげるという症状が発生した(注:集団ヒステリーか?)。大人たちは、これを「魔術にかけられた」と考えた。
>
>少女たちの「証言」で、犯人とされたのが、黒人の家政婦ティチューバ。彼女は裁判の中で、「他にも悪魔と契約した人間がいる」と「自白」したため、町はパニックにおちいった。
>
>少女たちの告発だけで、5歳の少女から80歳の老婆まで次々と魔女とされて投獄された。 その数は周辺の地域もふくめて150人にのぼる。うち4人が獄死し、20人が処刑された。
>
>周囲からの疑問の声が高まり、騒動が終わったのは1年後のことだった。(引用完)
>
>今、私の住んでいる地方は台風22号が接近しています。
>
>猛烈な台風の実況を報告させるため、複数のリポーターを各地に派遣して台風のまっただ中に飛び込ませとしましょう。
>
>ある者は北風が吹き荒れていると言い、ある者は南風だと報告する、ある者は風と雨が激しいと言い、ある者は、風はさほどではないが滝のような雨が降っていると報告する。
>
>さて、報告を受け取った者は、その台風の全体像を正確に把握できるであろうか?
>
>台風の全体像を一目で把握するには、2次元的空間から3次元へ飛翔し、宇宙から観察しなくてはなりません。
>
>そうすれば、台風が反時計回りに旋回しつつ、どの方向に進んでいるか、雨雲の濃淡はどうかが分かるというものです。
>
>これにより、報告者Aが北風というのは虚偽報告でなくとも、台風の全てが北風でないのが明らかになる訳です。
>
>各々の掲示板の投稿者の発言というのは、丁度、この報告者A、B、C・・・のようなものでしょう。
>
>それらを受けて、台風直下の中で、その台風の判断をすべきでは無いでしょう。
>
>「一投稿者が掲示板の管理方法について、差し出がましくあれこれ口を挟まない」というのが私の基本姿勢ですから、これはちょっと逸脱ですが、管理者の視点としては、そこまでは雑音の届かない、台風の上空の遥か宇宙から眺めるべきかなあ〜、と思ったりする次第です。

潮目、魔女狩り、台風と面白い話題を提供していただきありがとうございます。仰る意味は、良く理解しているつもりです。でも、みなさん、人生経験豊富な礼儀正しい方ばかりですのでご心配のようなことにはならないと思います。ご安心いただいてよろしいかと存じます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(6):潮目  ■名前 : 曳馬野 太郎  ■日付 : 04/10/10(日) 10:16  -------------------------------------------------------------------------
   王里さんおはようございます

おかげさまで、私の近所では台風22号もさしたる事もなく通り過ぎました。

>人生経験豊富な礼儀正しい方ばかりですのでご心配のようなことにはならないと思います。・・・

それなら結構な事で私の杞憂かもしれませんね。

蛇足ですが、ここでちょっと部分と全体の違いについて。

「私は日本人であるが、日本人は私ではない。」この命題は論理的に正しいもので、まあ常識の部類でしょう。

ところが頭で分かっていても、実際問題としてこれに関してはよくつまずく事が多いようです。

「老人党の人間は、なになになのか?」などと聞かされると、それが癇に障るような事であれば、自分は「老人党の人間」であって、「老人党の人間は自分ではない」などと論理的に峻別する事がもはや難しくなります。

部分の特性は、それがその部分の属する全体の特性を表しているわけではないわけです。(確率と統計の議論は脇に置いた上で)

王里さんの、>人生経験豊富な礼儀正しい方ばかりですのでご心配のようなことにはならないと思います。・・・

このような肯定的文章は、常識的には、問題とするものではありませんが、この鏡像として(まあお遊びですが)

「ここの参加者は、人生経験の未熟なガキばかりで、大人の対話のやり方も知らず、やがて混乱の末自己崩壊するだろう」と言ったとします。

私も、王里さんもここの参加者ですが、「ここの参加者」は私でもなければ、王里さんでもない事を、苦もなくすっと認識するのは、私はちょっと難しい事だと感じています。

はてさて、お前はいったい何が言いたいのかと訝っているかも知れませんが、右翼左翼を決めつての論争の幾分かは、個々の論点の正確な把握をないがしろして、この部分と全体の認識の混乱から非理性的燃え上がりへと進行していく事が見受けられる、と申し上げようとしているのです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(7):潮目  ■名前 : 王里  ■日付 : 04/10/10(日) 10:42  -------------------------------------------------------------------------
   ▼曳馬野 太郎さん:おはようございます。今日は台風一過、さわやかな秋晴れです。

>はてさて、お前はいったい何が言いたいのかと訝っているかも知れませんが、右翼左翼を決めつての論争の幾分かは、個々の論点の正確な把握をないがしろして、この部分と全体の認識の混乱から非理性的燃え上がりへと進行していく事が見受けられる、と申し上げようとしているのです。
>

先に書き込みました私の考えです(24377)

みなさんへ

書込の中で、投稿者を決めつける言葉が目立ちませんか。右翼、左翼、老人、団塊の世代etc。こうした言葉で決めつけられると私などは反発しか感じません。自分は、この問題については、こう思うと言ってるのに、右翼とか左翼の発言というレッテルを貼られてしまう。こうした決めつけからは、お互いの違いが浮き彫りにされるだけで、何の発展性も生まれてこない。投稿者自身が、ご自分の立場を表現する場合を除いて、こうした決めつけは止しにしませんか。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(8):潮目  ■名前 : 曳馬野 太郎  ■日付 : 04/10/11(月) 16:48  -------------------------------------------------------------------------
   王里 さんこんにちは

>書込の中で、投稿者を決めつける言葉が目立ちませんか・・・・

老人党の理念として

老人党の目的は?−「老人党は、老人のためだけにではなく、この国を改革するために、老人たちに何が出来るか、を考える党です。」と謳われています。

人は言語によって思考していますから、この「言語」を少し考察してみましょう。

言語

言語には3つの機能があるとされている。
表現的機能;「私は米国を支持する、または反対する」
命令的機能;「日本は米国を支持せよ、または反対せよ」
情報的機能;「事物について記述説明し、推理する言語の機能」

勿論、一般的には言語の中にはこれらは混在して表現されるが、本質的に論理的議論に関連するのはこの「情報的機能」である。

私は限られた時間を有効に使い、無駄を省く意味からも、原則として、各氏の論の中からこの情報的機能をもつ言語のみを抽出して考えることにしている。

もっと直截に言えば、上記以外の論拠の薄弱な一方的「決めつけ」による発言は、私にとっては無意味なゴミに過ぎない。(傲慢不遜の誹りを受けるであろうが)

バーチャルな空間における「言葉のゴミ」は、放置しておけばやがて雲散霧消する事は分かっているが、真に「情報的機能をもつ言語」が膨大なゴミの山の中に埋もれていく事を惜しむ。

「何ができるか考える」人々にとって、この膨大な「ゴミ」ははなはだ目障りで、これを除去する効果的方法があればいいと思うが、これがなかなか厄介である。

そもそも「ゴミ」はいかにして発生しているのであろうか。
恐らく他者の論に耳を傾け、自分がどこかで間違ってはいないだろうかとの健全で自由な懐疑精神を持ち合わせることもなく、偏狭な教条主義に凝り固まった萎縮した精神が元凶であろうか?

名指しで「お前の投稿はゴミだ」と言うわけにもいくまいが、腐敗したゴミは当初はそれなりに食えるものであっても、これに対して「決めつけという腐敗菌をばらまく輩」が出現して、不幸にも「ゴミ」と化していくようである。

この腐敗感染を防ぐには「完全黙殺」が有効と私は考えるが、あわてて振り払おうとするから、粘着質のこの菌はますます食い込んできて、やがては己自身もいつの間にか「ゴミ」と変質していく。

相手が「ゴミ」であると判断したら、「ゴミには応答せず」と一言宣言すれば済むことであろう。

丁度、「架空請求」に応答しない知恵を求められていることと同じである。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):潮目  ■名前 : もの申す  ■日付 : 04/10/8(金) 9:43  -------------------------------------------------------------------------
   曳馬野太郎 さま
私の勝手な想像ですが、貴方様は浜松市在住の方ではありませんか。曳馬という駅が遠州鉄道にあります。昔その近辺を曳馬野と称していたと聞いており、懐かしい地名を思わぬところで拝見しました。
余談はさておき本題ですが、おっしゃるとおり掲示板への書き込みは主催者または管理人の主旨に外れなければ原則として自由だと思います。世の中には様々な人がいて、個性ある考えを持っています。人の意見を尊重するのが民主主義の原点であり、誹謗・中傷等をしない礼儀をわきまえた書き込みならば、右左関係ないことだと判断いたします。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):潮目  ■名前 : 曳馬野 太郎  ■日付 : 04/10/8(金) 16:10  -------------------------------------------------------------------------
   もの申すさん はじめまして「さん」付けでご容赦下さい。

おっしゃるとおり、今も浜松のやや北方向ですが「曳馬」という地名があります。

徳川家康と武田信玄が戦った「三方原−みかたがはら」が浜松の北の高台に広がっていますが曳馬野はこの三方原の東南の端に位置しています。

曳馬野は私の心の中では「茫々たる荒野にすすき野が続き、馬子が空っ風に身をすくめて駄馬とともに遠く過ぎゆくのを見ています。」 残念ながら今は普通の住宅地ですが。

子供の頃は浜松でしたが、現在は隣の市である磐田市在住です。

さて何やら難しそうな事を言っていますが、私自身は、気に入った投稿者のみを選択して読むという横着者です。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):潮目  ■名前 : 宮崎故郷人  ■日付 : 04/10/8(金) 10:44  -------------------------------------------------------------------------
   ▼曳馬野 太郎さん:
>潮目
>
>( 【潮目】 異なる二つの潮流の接する海面に現れる帯状の筋。寒流と暖流の出合う付近などに見られ、しばしば好漁場となる。しおのめ。)
>
>さて、実に第三者的無責任な発言であることは自覚の上、私は「潮目」的なこの掲示板の存在価値をそれなりに評価している。
>
>いわゆる右翼左翼中道の立場から各人が、同じ土俵でぶつかり合うことを観察する事は、教条主義とは無縁な自由な精神を是とする私からすれば、さしずめ生産性の高い豊かな漁場である「潮目」を泳ぎ回るがごとし、でしょうか。
>
>私はこの板の混乱ぶりも、野次馬根性から言わしてもらえばそれなりに面白いと思う。
>
>というのは、この板に限らず、いわゆる右翼左翼中道なる思想の持ち主が行き来して絡み合うことは、ネット上に、自然発生的な複数による掲示板の立体構造が生まれつつあり、その将来において何らかの知の創造を指向している予兆を感じさせてくれます。
>
>そして、この板も「潮目」的存在の一つになれる可能性を秘めていると思いますが、それには掲示板の管理者の度量の大きさに預かることも大でしょう。
>
>もちろんその都度の論争の当事者は、(私も別の処で経験があるが)その為の時間労力を傾注する事に、かなりのエネルギーを要し大変ではあるが、読み手はその分得るものも多く満足感を味わうことになる。
>
>「水清くして魚住まず」とも言いますが、同じ意見思想の持ち主だけ集まっても議論にならず、やがて人は興味を失って去っていくでしょう。
>
>私の経験では、右A氏と左B氏の論争でどちらかが相手に理ありと譲歩する事は希有でしょう。たいがいすれ違いに終わる不毛の論争に終始するのがオチですが、それが無意味な事であるとも思われない。
>
>なぜなら、そこには、論争に加わらない第三の、観察者の存在がある。
>
>論争者が、この見えざる第三者に語りかけているという冷静な自覚があれば、その論はおのずと説得力をもってくるであろうと私は思う。
>
>ただ掲示板とは、いわば天下御免の広場で、やたらに騒音をまき散らす輩も出没するのは避けられない。これは黙殺するにしかず。
>
>動物園の檻の中の猿があなたに歯を剥いて、あなたを威嚇したからと言って、同様にあなたも歯を剥きだして怒れば、これは第三者から見れば滑稽の何物でもない。
>
>たまに来て勝手な言いぐさでした悪しからず。

曳馬野太郎さんの上記言説に、人の思想の深いところにおいて賛同いたします。
私は、この数日の本板をみていて、
「自由な場として出来したものが、しだいに言論統制・言論集中管理というものに汚染される場合、なるほどこのようにして進むのか」という好例として観察しております。
本掲示板が自由な投稿の場から変質する前に私も自己の立場を表明しておこうと思っていたところ、曳馬野さんのこれに出会いました。ありがとうございます。

(付記)ウミ氏が「ネット犯罪者集団」と規定している方々(私はこの規定を大間違いと思っています)と、私は他の掲示板でも交差したことがありますし、また私もそこに投稿しているうちに閉鎖されてしまった掲示板も私自身が経験しておりますが、私に言わせれば、閉鎖する掲示板の方が実に情けないという判断・観察をしております。

ネット上における言論交錯(しかも匿名)がこのように盛んになってまだ時日がきわめて浅い。その段階にすぎない混乱に音をあげる人々(勢力といった方が良いかな)が、いわゆる「民主的」国家を作れるはずがないと私はタカをくくってみています。

威勢よい統制言論があらわれてから一気に言論統制に走る、私も昔、ある組織において経験しました。

たかがバーチャルの段階で音を上げる人々に、現実のどろどろの暗闘が繰り広げられる現実の世界を「民主的」に統制できる力量が育つわけがないこと、私にとっては火を見るより明らかなことです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):潮目  ■名前 : 曳馬野 太郎  ■日付 : 04/10/8(金) 16:36  -------------------------------------------------------------------------
   宮崎故郷人さん、はじめまして 

私は遅筆なうえ、生来の横着者です。
この種の話題に関連して、以前私が他所に投稿したもので、ご勘弁下さい。

「協調と反撃」

人間が取り入れる外部情報の大きさは、視覚、聴覚の順といわれています。
初対面の人と対応する場合、視覚による判別は、ほぼ一瞬で行われるのは、人間が進化の過程で獲得した絶対必要な能力であり、その表情や肉声は、仲間か危険な相手か、緊張しているかリラックスしているか、など重要な情報をもたらします。

ところが、ネットコミニケーション上でもたらす情報は、これら全てが欠落しています。

ここに、掲示板での会話、議論が常に不安定で負のエコー現象を引き起こしやすい心理的不安の一番の原因が存在します。人間の能力の進化は何万年もほとんど変わっていないのに、技術的環境は激変していて、双方は極めてアンバランスな状態に置かれていることをまず認識する必要があります。
ネット上に出現する情報の真偽、真意を判別する情報は、その情報自身のみです。そして、その判別のリスクは全て受け手が負わなくてはなりません。結構これは大変なことで、かなりの精神的負荷を強いられることになるでしょう。その精神的イライラが、お互い匿名という安全性に守られて、罵詈雑言の応酬となって現れるものと思います


「囚人のジレンマ」というパラッドクスがあります。これから派生したものですが、進化生物学において、全く利己的な生物の間に、おのずと協調関係が生じるのは、どのような戦略を採ることで、その種の存続と繁栄に繋がるかの研究がなされていると聞いています。

私はネットメディアの健全な自律性を確立する上で、この理論が応用できるような気がしています。ここでそれを詳しく述べることは私の手に余りますが簡単に結論だけ述べましょう。

これは協調とシッペ返しの理論ともいわれていますが、もっとも生存率の高い戦略は、礼儀正しさ、短気、寛容性を基本としたものです。

1 最初は礼儀正しく接する。(第1レベル)
2 相手が攻撃した場合は直ちに反撃する。(第2レベル)
そして次が重要ですが
3 相手が協調の戦略に切り替えたら直ちに協調へもどる(第3レベル)

この戦略を採る者が群の中で小数の場合はなかなか効果が上がらないが、さりとて決して負けない、徐々に多数派になっていけば、圧倒的強靱さを発揮し出す、というものです。

無数にある掲示板どうしの存続を賭けた競争や、あるいは掲示板のなかでの各論者の競合にこれは極めて示唆的でないでしょうか。これが興味深いところは、中央でコントロールしなくても相互依存関係にある個体の群れが1つでもあれば、エゴイストの世界で相互協調が発生しうるところにあります。

そこで少し具体的な話になりますが
板の荒らし行為と見なされた場合、それぞれが直ちに反撃し、程度に応じて管理責任者から接続を拒否されること、これは(第2レベル)として正しいと思います。
但し、ここで止まるのは一考を要すると思います。一定期間の後、接続を開放し相手が協調路線に戻るかどうかその機会を与えるのが良いと思っています。勿論又同じ繰り返しと言うこともあるでしょうが、「礼儀正しさ、短気、寛容性」が重要であることを理解して戴けたらと思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):潮目  ■名前 : 宮崎故郷人  ■日付 : 04/10/8(金) 16:44  -------------------------------------------------------------------------
   ▼曳馬野 太郎さん:
>宮崎故郷人さん、はじめまして 
>
>私は遅筆なうえ、生来の横着者です。
>この種の話題に関連して、以前私が他所に投稿したもので、ご勘弁下さい。
>
>「協調と反撃」
>
>人間が取り入れる外部情報の大きさは、視覚、聴覚の順といわれています。
>初対面の人と対応する場合、視覚による判別は、ほぼ一瞬で行われるのは、人間が進化の過程で獲得した絶対必要な能力であり、その表情や肉声は、仲間か危険な相手か、緊張しているかリラックスしているか、など重要な情報をもたらします。
>
>ところが、ネットコミニケーション上でもたらす情報は、これら全てが欠落しています。
>
>ここに、掲示板での会話、議論が常に不安定で負のエコー現象を引き起こしやすい心理的不安の一番の原因が存在します。人間の能力の進化は何万年もほとんど変わっていないのに、技術的環境は激変していて、双方は極めてアンバランスな状態に置かれていることをまず認識する必要があります。
>ネット上に出現する情報の真偽、真意を判別する情報は、その情報自身のみです。そして、その判別のリスクは全て受け手が負わなくてはなりません。結構これは大変なことで、かなりの精神的負荷を強いられることになるでしょう。その精神的イライラが、お互い匿名という安全性に守られて、罵詈雑言の応酬となって現れるものと思います
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>「囚人のジレンマ」というパラッドクスがあります。これから派生したものですが、進化生物学において、全く利己的な生物の間に、おのずと協調関係が生じるのは、どのような戦略を採ることで、その種の存続と繁栄に繋がるかの研究がなされていると聞いています。
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>私はネットメディアの健全な自律性を確立する上で、この理論が応用できるような気がしています。ここでそれを詳しく述べることは私の手に余りますが簡単に結論だけ述べましょう。
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>これは協調とシッペ返しの理論ともいわれていますが、もっとも生存率の高い戦略は、礼儀正しさ、短気、寛容性を基本としたものです。
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>1 最初は礼儀正しく接する。(第1レベル)
>2 相手が攻撃した場合は直ちに反撃する。(第2レベル)
>そして次が重要ですが
>3 相手が協調の戦略に切り替えたら直ちに協調へもどる(第3レベル)
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>この戦略を採る者が群の中で小数の場合はなかなか効果が上がらないが、さりとて決して負けない、徐々に多数派になっていけば、圧倒的強靱さを発揮し出す、というものです。
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>無数にある掲示板どうしの存続を賭けた競争や、あるいは掲示板のなかでの各論者の競合にこれは極めて示唆的でないでしょうか。これが興味深いところは、中央でコントロールしなくても相互依存関係にある個体の群れが1つでもあれば、エゴイストの世界で相互協調が発生しうるところにあります。
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>そこで少し具体的な話になりますが
>板の荒らし行為と見なされた場合、それぞれが直ちに反撃し、程度に応じて管理責任者から接続を拒否されること、これは(第2レベル)として正しいと思います。
>但し、ここで止まるのは一考を要すると思います。一定期間の後、接続を開放し相手が協調路線に戻るかどうかその機会を与えるのが良いと思っています。勿論又同じ繰り返しと言うこともあるでしょうが、「礼儀正しさ、短気、寛容性」が重要であることを理解して戴けたらと思います。

とても勉強になります。ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。

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