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 ▼海の産業が消滅する!  宮澤宏二 04/11/5(金) 15:11
   ┣Re(1):海の産業が消滅する!  しろは 04/11/5(金) 15:29
   ┣Re(1):海の産業が消滅する!  TONY 04/11/7(日) 9:52
   ┣Re(1):海の産業が消滅する!  役立たず隅の隠居 04/11/7(日) 10:49
   ┃  ┗Re(2):海の産業が消滅する!  しろは 04/11/7(日) 11:33
   ┣Re(1):海の産業が消滅する!  北の老兵 04/11/7(日) 12:15
   ┃  ┣Re(2):海の産業が消滅する!  しろは 04/11/7(日) 13:57
   ┃  ┗Re(2):海の産業が消滅する!  モト冬木 04/11/8(月) 21:00
   ┣Re(1):海の産業が消滅する!  月光仮面のおじいさん 04/11/8(月) 11:43
   ┗Re(1):海の産業が消滅する!  珍 源斎 04/11/20(土) 9:02

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 ■題名 : 海の産業が消滅する!
 ■名前 : 宮澤宏二 <kohji70@cream.plala.or.jp>
 ■日付 : 04/11/5(金) 15:11
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   昭和50年代から石油の暴騰、国際競争力の低下で外国航路の花形船舶は大半が便宜置籍船としてパナマ等の国籍となり乗組員の大半がフィリッピン船員で日本人は年寄りの1−4人で数年で日本人の国際航海の出来るマドロスさんは無くなります。
一方、七つの海を制覇した日本の遠洋漁業は韓国、台湾、中国、インドネシア、フィリッピン等の漁業後進国との競争に敗れ減船が続き、国の融資などの支援もその場限りで食糧安保の維持のためにこの産業は(島国日本の産業として守る)べきものとしての信念も支援が無く鮪漁業船主の多くは累積赤字で既に身動きの取れない状態が続いています。
残念ながら農家ほどの人口も無く票につながらないため政治家の動きもその場凌ぎで今日の漁船漁業の崩壊を迎えようとしています。
これを国の産業として ODA の1%か魚類の輸入関税を魚価維持に振り向けるなど
の支援を図り輸入に頼る今の食糧確保に一石を投じたい。
又、漁船の造船所も大半が更正会社でこのままでは造船技術も失はれるでしょう。
是非海の産業を守るためにお力添えをお願いします。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):海の産業が消滅する!  ■名前 : しろは  ■日付 : 04/11/5(金) 15:29  -------------------------------------------------------------------------
   宮澤宏二 様 皆様 

魚を大切に食べてください

薬物や添加物、抗生物質と縁の無い水産物は結構多いのです

海藻は野菜以上に身体にいいかもしれませんよ。

ワカメや昆布類を食べて皆さん健康で行きましょう

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):海の産業が消滅する!  ■名前 : TONY  ■日付 : 04/11/7(日) 9:52  -------------------------------------------------------------------------
   ▼宮澤宏二さん:

最近も、東京湾を往来するパナマ船籍やギリシャ船籍の大型船から、国際VHF(東京マーチス宛)流暢な日本語を聞くことができます。船長、機関長や1等航海士などは日本人ですが、他の船員数十名はすべてフィリッピンか中国系アジア人です。もう、若いマドロスなどは、日本人に存在しません。

またそのような中、先般の日中協議でも分かりますとおり、尖閣を含めた海洋権益が支那政府の開発や海洋観測で、実効上の東シナ海海底資源等の支配を受けつつあるのが現状です。日本政府は、境界を日中中間線にと主張してきましたが、南海トラフを論拠とする支那の主張と真っ向方対立しています。

四面環海のわが国にとって、海洋の産業と防衛、権益の保護は緊急の課題です。何か日本政府は、支那政府に遠慮でもあるのか、日中中間線付近や尖閣におけるはっきりした主張を避けてきました。このあいまいな態度は、相手にとっても誤ったシグナルとして受け取られてきたようです。

日本は、かつて支那大陸で戦争をしましたが、それへの反省と、主張すべきは主張することというのはまったく次元が違う問題です。それが互いに対等な国同士の付き合い方です。

艦船の建造技術でもそうなのですが、船価では、勝負できません。近年は、支那の経済発展により貨物船需要がわが国の造船景気をわずかに押し上げたのですが、これとても恒常的な発展とはならないようです。一度建造がストップすると、各重工では、関連技術者や設計者を他の配置に転換します。無駄飯は食わせられないからです。そうして一度失った技術を再興するなどとは、極めて困難な状況となるのです。こうした悪循環を絶つためにも、政策として、船価は高くとも質のよいメードインジャパンを選択するということが必要であると考えます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):海の産業が消滅する!  ■名前 : 役立たず隅の隠居  ■日付 : 04/11/7(日) 10:49  -------------------------------------------------------------------------
   ▼宮澤宏二さん:
海で働く人々にお礼を申し上げます。
 海に囲まれた日本は海の恵みでこれまで暮らしてきたしこれからもそうだと思います。ただ、漁業従事者は国民全体からみた場合本当に少数派だといえます。
 いまの政治には国全体を見渡して物事を考えるということができなくなってしまって、選挙区や業界の利益のみ考え行動する、小粒の政治家に国の運営を任せてしまっているので、本当に国家とか民族の利益を考え行動する政治が行われない状態になっている。
 食糧自給率40%程度の国で、世界有事のさい自国の船舶・船員をもたない国にしてしまって、この国の政治家は国民の生活をどうするつもりだろうかと考えます。
 少数派には意見を発言できる場は本当にすくない。この掲示板には老人だけでなく、現役の人も沢山参加しています、これを機会に海で働く人々の意見をどんどん発言して下さい。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):海の産業が消滅する!  ■名前 : しろは  ■日付 : 04/11/7(日) 11:33  -------------------------------------------------------------------------
   私の仕事は実は漁師で、す潜り漁をメインにしていて
現在はオフシーズンに入っており
オフシーズン中は何らかのバイトをします

漁業会へ出荷した際の水産物のとんでもない安値と
乱獲による水産資源の大減少化

なんか考えないと

皆さんに身近な話題でいきますと、家庭排水が海の水質汚染の
原因中での最大値です。

何とか出来ませんか??

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):海の産業が消滅する!  ■名前 : 北の老兵  ■日付 : 04/11/7(日) 12:15  -------------------------------------------------------------------------
   海に限らず農業、林業を含めた第一次産業全般に亘って言える事です。

しかもどれも個別で解決できない全てリンクしている問題です。
最大の原因は市場原理を最優先とした付けでしょう。もう大量消費の時代は終わったのです。このまま状態が続けば近い将来、人類は破滅するでしょう。驕りの塊りである人類ですからそれも選択肢の一つかなと、ブラックジョークの一つも言いたくなります。

それでは万物の霊長と言われる人間として恥ずかしい。
北海道でこんな例があるので照会します。

北海道えりも岬国有林は、かつて、明治時代からの開拓、放牧等により、森林が荒廃・消滅し、「えりも砂漠」と言われるほど荒廃していました。そこから流出した土砂は海水を汚濁し、昆布や魚介類の水揚げが減少するなど、地域住民の生活を脅かしていました。

このため、昭和28年度から旧浦河営林署(現日高南部森林管理署)に「えりも治山事業所」を開設し、地域の関係者と一丸となって緑化事業に取り組み、昭和45年度には草本緑化を完了し、平成14年度までに181ヘクタールのクロマツを主体とした海岸林を蘇らせました。この結果、海水の汚濁は改善され、漁獲量が増加するなど、国土の保全や環境保全、地域振興への寄与等大きな役割を果たしています。

食料の自給率のアップと平行して環境破壊を止めるのでは無く、もっと積極的に破壊された環境を復元する努力も必要だと思います。その気になれば決して不可能じゃないでしょう。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):海の産業が消滅する!  ■名前 : しろは  ■日付 : 04/11/7(日) 13:57  -------------------------------------------------------------------------
   出来ることからはじめましょう。

お風呂の水量を減らすとかでも
みんなでやれば凄いと思いますよ

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):海の産業が消滅する!  ■名前 : モト冬木  ■日付 : 04/11/8(月) 21:00  -------------------------------------------------------------------------
   >このため、昭和28年度から旧浦河営林署(現日高南部森林管理署)に「えりも治山事業所」を開設し、地域の関係者と一丸となって緑化事業に取り組み、昭和45年度には草本緑化を完了し、平成14年度までに181ヘクタールのクロマツを主体とした海岸林を蘇らせました。この結果、海水の汚濁は改善され、漁獲量が増加するなど、国土の保全や環境保全、地域振興への寄与等大きな役割を果たしています。

岩手県の三陸海岸では、養殖の牡蠣を赤潮から守るため、いろいろ研究した結果、山の「杉」を駆除し、代わりに、ナラ、クヌギなどの古来からある山の木々(主として広葉樹)を植えて効果があったそうです。日本では農林政策からの影響でしょうか、早く大きくなり、建材にもなる杉を営林の材木として各地に植林してきました。しかし、杉は根が浅く、また大きくなるので、崖などの倒壊防止に役に立たないばかりか、常緑樹であり保水力はなく、鉄砲水や土砂崩れには無力でした。
しかし、落葉樹は落ち葉が腐葉土となり、それが雨水を濾過し、ミネラルを付加し河口に流れ出すことにより、河川および流れ出す湾のプランクトンを正常化し、赤潮を防止していると言います。北海道では針葉樹(常緑樹)でしょう。やはり。しかし、その風土に過去から育成している植物が最適なのであろうと思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):海の産業が消滅する!  ■名前 : 月光仮面のおじいさん <t-kayama@xf7.sonet.ne.jp>  ■日付 : 04/11/8(月) 11:43  -------------------------------------------------------------------------
   宮澤さま
時々テレビなどで浜の値段などが出ることがありますが、漁業従事の方々と、我々消費者の間に入る流通業者の粗利や中間業者の数などに問題があるように思うのですがいかがでしょうか。。

良くひのき等の建材に関しても、地元では採算が取れないと嘆く割に、リフォームで使おうとすると、純粋な木材など使える値段ではないのでビックリする経験からそう考えるのです。
また、オランダのアールスメールの花市場で聞いたところでは、チューリップなどの花屋さんでの価格は日本の十分の一程度で、その代わりヨーロッパの消費量も日本の10倍以上とか。。

問題はどこにあるのでしょうか。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):海の産業が消滅する!  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 04/11/20(土) 9:02  -------------------------------------------------------------------------
   宮澤 宏二 さん!  こんにちわ!
海の産業が消滅する・・との問題提起は

私も日本国民の生活の基盤にも大きく影響し捨て置けない事であると
常々考えてました。

多くのエネルギーや資源、食糧を海外に依存しなければ
ならぬ我が国にとって海運業は正に生命線であることは

疑う余地のないこと、それが・近年、目先の経済効率や
苦労や困難を避け、ひたすら安楽でイージーな生活を求める風潮もあってか、

海の仕事の不人気なことは大きな憂いを持たざるを得ません・。
国の施策も今ひとつ気乗り薄のようにも思えます。

船舶の性能も一昔前とは大きく変わり高性能船も登場してる
ことも踏まえて次世代を担う若者へも海の仕事の辛いだけでない

喜びも大きくやり甲斐のある仕事である事を広く知らせることも
大切に思う、

日本は元々海洋国家でもあり海の恩恵を多く受けてきた事も
改めて思い直す必要がある・・。

加えて男の仕事のイメージが強い職場でもあるが
若い女性のマドロスさんがあっても良いと考える・。

自衛隊員や女性パイロットも存在する時代であるので
女性にも参加の門戸を大きく開き女性マドロスもトレンデイで
ある啓蒙も時代の変遷も踏まえて重要に思う・・。

海洋国家日本の再復権を願わずにいられない思いです。

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