過去ログ

                                Page    2008
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   通常モードに戻る  ┃  INDEX  ┃  ≪前へ  │  次へ≫   
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ▼死刑制度廃止論に疑問  JS 04/12/14(火) 16:39
   ┣Re(1):死刑制度廃止論に疑問  小鉄 04/12/14(火) 17:44
   ┗Re(1):死刑制度廃止論に疑問  しげちよ 04/12/14(火) 18:02
      ┗Re(2):死刑制度廃止論に疑問  小鉄 04/12/14(火) 18:08

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : 死刑制度廃止論に疑問
 ■名前 : JS
 ■日付 : 04/12/14(火) 16:39
 -------------------------------------------------------------------------
   アムネスティ(http://www.amnesty.or.jp/)のページを見ていたら、奇妙な論理が掲載されていました。

「アムネスティが死刑制度に反対する根本的な理由は、死刑が残虐な刑罰であり、生きる権利を否定するものだからです。このアムネスティの立場は、1977年に採択した「ストックホルム宣言」に明確に述べられています。生きる権利は誰もが生まれながらに持っている、基本的な権利の一つです。それはたとえどんな罪を犯した人であれ、否定されてはならないと私たちは考えています。アムネスティはこの立場に立って、すべての死刑に例外なく反対しています。」

死刑が残虐な刑罰であることは確かですが、生きる権利を持っていた被害者の生存権を認めていないのです。
殺人が残虐な犯罪であることを認めていないのでしょうか? 殺された人の人権、生存権を、何故考慮しないのでしょうか?
「すべての死刑に例外なく反対」に強く反対する立場ですが、こういう考えは間違っているのでしょうか?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):死刑制度廃止論に疑問  ■名前 : 小鉄  ■日付 : 04/12/14(火) 17:44  -------------------------------------------------------------------------
   >死刑が残虐な刑罰であることは確かですが、生きる権利を持っていた被害者の生存権を認めていないのです。
>殺人が残虐な犯罪であることを認めていないのでしょうか? 殺された人の人権、生存権を、何故考慮しないのでしょうか?
>「すべての死刑に例外なく反対」に強く反対する立場ですが、こういう考えは間違っているのでしょうか?

 彼らにとって人権とは生きている人間だけに認められる物ですから、死に損ですよねほんと。

 アムネスティの人権感覚って奇妙な物で、国内で人権弾圧を行っているシナ共産党や金正日の批判はNGですから。
 まぁこんな事やってる限り「人権派」はどんどん常識の海に沈められるだけだから好ましい事なんですが・・・。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):死刑制度廃止論に疑問  ■名前 : しげちよ  ■日付 : 04/12/14(火) 18:02  -------------------------------------------------------------------------
   ▼JSさん:

>死刑が残虐な刑罰であることは確かですが、生きる権利を持っていた被害者の生存権を認めていないのです。
>殺人が残虐な犯罪であることを認めていないのでしょうか? 殺された人の人権、生存権を、何故考慮しないのでしょうか?
>「すべての死刑に例外なく反対」に強く反対する立場ですが、こういう考えは間違っているのでしょうか?

そういう気持ちになることはわかります。同感できます。被害者の家族の身になると,身を切られるような思いでしょう。

しかし,世の中にはごまんと冤罪事件が存在します。痴漢の冤罪もあり,世間の信用を失ったり,冤罪までは至らなかったが,松本サリン事件の河野さんのように,多大な精神的,肉体的苦痛を味わった人もいます。

死刑にした後,冤罪だとわかっても取り返せません。そのへんの矛盾が,どうしても全面的には死刑存続論に頷けないところなのです。日本も終身刑をつくったらどうかと思います。
まぁ,池田小学校事件のような,明らかに犯人である場合は,冤罪も起こりえませんが。
もう一つ,極悪人ではあるけれど,国家による殺人であることも確かなのです。
人間の一組織が,他の人間を殺していいという判断をするというのが怖い気がしますす。そういう問題も含んでいるような気がします。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):死刑制度廃止論に疑問  ■名前 : 小鉄  ■日付 : 04/12/14(火) 18:08  -------------------------------------------------------------------------
   >もう一つ,極悪人ではあるけれど,国家による殺人であることも確かなのです。
>人間の一組織が,他の人間を殺していいという判断をするというのが怖い気がしますす。そういう問題も含んでいるような気がします。

 江戸時代のようにあだ討ちを認めるなら死刑制度を廃止しても問題ないのですが、あだ討ちを認めると切りがないですからね。
 そもそも国家の機能というのは「金を刷る」「侵略された場合は合法的に反撃する」「他人を逮捕する」など一般においては「やっちゃいけない事」を合法的に行う物ですし。だからこそ社会は安定する。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    通常モードに戻る  ┃  INDEX  ┃  ≪前へ  │  次へ≫    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━                                 Page 2008