Page 2145 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼造物主(神)の存在が否定出来るのか? PCOG 04/12/30(木) 10:27 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 造物主(神)の存在が否定出来るのか? ■名前 : PCOG <matuoka_@mvi.biglobe.ne.jp> ■日付 : 04/12/30(木) 10:27 ■Web : http://www2u.biglobe.ne.jp/~matuoka/ -------------------------------------------------------------------------
今日でも、大量殺戮を繰り返す馬鹿げた無価値な戦争が止む事がない。悲惨極まりない戦争の最大の被害者は、常に一般国民大衆である。更には人類自らの手で、大切な地球環境を破壊して止む事を知らない。智能の発達した人類が、何故にこの様な愚かな行為を続けるのか。その理由は、精神科学の進歩発展が遅れている事に起因する。人間が正しい人生観・世界観を持たないからに他ならない。 吾人の日常の生活活動には、常に「心」が働いている。自分の感情の問題から人種偏見や戦争のような大きなものまで、全て人間の心の問題から発していると言う事が出来る。一般に「心」の働きは大脳によって具現されると言われているが、「心」は大脳を超える大きさを持っている。「心」は全宇宙を呑み込んでいると言っても過言ではない。古代ギリシャの哲学者が、広大無辺の宇宙をマクロコスモス(大宇宙)と呼び、それと比較して無限小とも言うべき人間をミクロコスモス(小宇宙)と名づけた事は、正に先見の明が有ったものと思料される。 学問の世界は、自然科学・社会科学・精神科学のバランスのとれた発展がなされなくてはならない。調和がとれている事が必要である。例えば,実定法としての法学を勉強するに当っては何はともあれ、法哲学の勉強が必要である事を見ても明らかである。そうでないと唯物論に陥る弊害が生じる。これは、人類にとって甚だ不幸な事である。マルクス以後の、唯物論に基づく無神論国家の出現は、造物主(神)の子である人間を単に労働が価値を生むだけの、人造機械としての人間にまで引きずり降ろしてしまった。造物主(神)の存在を認めない唯物論を「真理」だと考えるようになると、快楽のみを追い求めるか、闘争だけに熱中するような人生を送る事になる。 ところで、近年DNAの研究が盛んになり、発展を遂げつつある。身体を創る設計図が遺伝子であり、DNAの中に人の場合、約30億個の遺伝子が並んでいる、とされている。遺伝子の指示に従い人体が出来上がる過程は極めて精巧且つ複雑であり、まさに想像を絶する神秘性を帯びたものである。ダーウインの進化論や遺伝子の突然変異だけでは絶対に説明不可能である。人間はアメーバから進化した偶然の産物と考える事はどうしても出来ない。「何等かの大いなる力」が働いて、はじめて人類がこの世に誕生する事が出来たと考えざるを得ない。宇宙の生成も亦然り。ここに吾人は、輪廻転生を信ずると信ぜざるとに拘わらず、造物主(神)の存在については、之を認めざるを得ない事になる。地球上の全ての生物(植物・動物・人)は何れも、その細胞の核の中に、遺伝子が並んだDNAを持っている。つまり地球上の全ての生物は造物主(神)の創った物と考えざるを得ない。無宗教者も造物主(神)の存在を否定することは出来ないであろう。 http://www2u.biglobe.ne.jp/~matuoka/ |