Page 2150 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼大型公共事業を推進する前に! 珍 源斎 04/12/29(水) 16:25 ┗Re(1):建造物には全て寿命があります。 珍 源斎 04/12/30(木) 18:04 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 大型公共事業を推進する前に! ■名前 : 珍 源斎 ■日付 : 04/12/29(水) 16:25 -------------------------------------------------------------------------
公共事業と云えども採算を考慮せねばなりません。 採算にはその時、その場だけではない、時代を超えたスパン「範囲」 での広い意味で捉えなければなりません。 採算には「収支、利、効果、原価償却」が不可分についてまわります。 時代が変わり時が流れれば、万里の長城は如何なもので有ったか? 今や観光資源としては格好な物ですが・・。 採算の採れてない新幹線にしろ道路にしろ歳月と共に老朽化もしますし。 その維持、保全に必要な莫大な経費が次世代へと先送りされます。 次世代の人々が発展してその負担に耐えられるか・・と思うと、 疑問です。勿論、先行投資として確かなものが予見出来るならば、それは 先人のの遺した資産として評価されるものになります。 しかし乍、現在に至る諸々の国が関わる先行投資と云われてるもの 中には大きな無駄が現実の問題として浮上してきてます。 社会資本としての先行投資もお金が無尽蔵、無限に入るものであれば、・・ それはそれで良いと思いますが、現実はお金も思うように稼げなくなってる ・・時代に入ってます。莫大な借金を負わなければ国家としての経営が 成り立たなくなってる現状を考えると元手「資本」を食い潰すような ことは厳に戒めねばならぬことと思います。 もし、その配慮が為されなければ日本は急速に貧乏国に成り下がって しまう危機感を覚えます・・。 そのようにならない為と、 日本の近未来の暮らしの安全を考えますと地域、地域の生存に関わる ことの自己完結機能を少しでも高めねばと思います。 それは再参述べさせて頂いてるように地産、地消の割合を少しでも 多くすること、遠隔地よりの高速輸送にに頼る物を減らして行くことが 近未来のより資源節約を図らねばならぬ趨勢から見て必要に 思えます。ことと同時に大地震など自然災害に対しての脆弱性を 減らす為にもその有り様を変えなければならない時が来てるように 思えます。 コンクリート製の橋脚や道路、建築物も予想以上に老朽化のスピードが 早いこと、鋼鉄製の部分の錆による腐食なども折角の社会資本の老朽化や 機能低下に現実には予想を超えて進んでるようです。 社会資本は造る事と併せて近未来を視野に入れた物の見方が 欠くことの出来ないことではないでしょうか・・・。 |
新宿副都心の高層ビル群、六本木の高層ビル群 はじめ、3本の本四架橋、青函トンネル、新幹線システム等々 の建造物は例え、最高水準の資材、工法をもっての建造物 であっても各々に耐久性と寿命の限界からは逃れることは出来ない。 各々に有効に利用されて原価償却が果たせれば先行投資といった 面でその価値の有用性は認められる処ですが・・・、 先行投資の名目で作られた公共事業からみの建造物には 「作ることが目的」の何物でもない物も数多く見受けられる。 それらは原価償却もできない上、維持経費「メンテナンス費用」 も嵩み「累積」される莫大な金額は負の遺産として次世代へ 先送りされることになり、子や孫に至る次世代の高負担になる ことは必定であることに大いなる憂いと心配の種を感じる。 灰色に朽ち果てたそれらの建造物の未来像を類推するものと してはアメリカや英国での廃墟を見たとき不吉な未来像と してのイメージを消すことが出来ない・・・。 |