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 ▼学力低下の社会的背景を考える。  珍 源斎 05/1/16(日) 13:57
   ┗Re(1):学力低下の社会的背景を考える。  珍 源斎 05/1/16(日) 13:58
      ┣Re(2):学力低下の社会的背景を考える。  北の老兵 05/1/16(日) 20:25
      ┗Re(2):地域の教育力に期待したいが・・・  団塊党 05/1/16(日) 23:08
         ┣Re(3):地域の教育力に期待したいが・・・  珍 源斎 05/1/17(月) 18:58
         ┗Re(3):地域の教育力に期待したいが・・・  悠々 05/1/19(水) 20:48

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 ■題名 : 学力低下の社会的背景を考える。
 ■名前 : 珍 源斎
 ■日付 : 05/1/16(日) 13:57
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   百マス計算の蔭山秀男校長の講演よりの
「学力向上を考える蔭山校長の挑戦」で述べられて
おられるように、学力だけでなく、体力、気力を含めた

「生きる力」が低下してると指摘されてる・・。
私も学力低下に関しての想いを突き詰めて行くと、
先ず、それに行き着くことを実感してる。

蔭山校長は「教育での競争原理の導入より」
「子供の生活習慣の改善」が先決とも云われてます。

学力の向上は第一に子供を元気にすることにある
こと、インターネットや携帯電話のデイスプレーに
大きく依存することに相まって家族や友人との語らい
や読書に当てる時間も無くなってる・・・。

早寝、早起き、朝食をきちんと摂ることにより
学力が自然と向上する条件が整うように思う。

児童生徒の学力向上を目指すのには各家庭の生活習慣の
改善が教育理論を駆使しての小手先の対策より根本の事ではないか・・?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):学力低下の社会的背景を考える。  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 05/1/16(日) 13:58  -------------------------------------------------------------------------
   学力の低下についてのことは、教育論を語る前の前提として
思い当たるのは「家庭・社会環境」の劣化が大きく影響してるように
思えます。

それらの事を見定めることは出来ないければ、教育論としては
土台の無い空論になりかねないと思います・・。

今日の現状を見るにつけ「家庭での教育や躾を」怠り、
学校や教育者に多くを期待してたことに誤りがあったように
思われます・・。

私も北欧の教育事情について関心を寄せておりましたが、
良く眼を凝らして見てみると、学校で学ぶことに生徒達は

極、自然に意欲を持ち教師もそれに応えるように見受けられ
ました・・。

何よりも生徒達は日本の都会地のような低俗な商業主義に
毒されてないこと、食生活はもとより生活のリズムが子供達の

生理に見合ったかたちで健全に維持されてることが上げられます。
フインランドの教育事情の視察などで教育関係者が訪れてると

聞いてますが、其処まで視野を広げて居られるでしょうか?
単に教育技術の事だけに関心は片寄ってないでしょうか・・・?

教育問題は親や父兄、社会環境も大きく関わることは
申すまでも無いことですが・・教師や教育関係者が学校という

閉鎖環境?から広く社会全体への協力を求める姿勢が日本では
欠けてるように思えてなりません。

今後その辺りの取り組みと議論も大いに必要ではないかと思います。

今、話題になってる学力の低下のことは二極分化が顕著化して
「勝ち組・負け組」の呈を示してると・・か?

勝ち組にしても知識・偏重で、それが知恵にまで広がらないと云う
欠陥はあらゆる場面で露呈して居るのが

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):学力低下の社会的背景を考える。  ■名前 : 北の老兵  ■日付 : 05/1/16(日) 20:25  -------------------------------------------------------------------------
   ▼珍 源斎さん:

こんばんは!【40682】でコメントしている次の言葉は

>「学力向上を考える蔭山校長の挑戦」で述べられて
>おられるように、学力だけでなく、体力、気力を含めた
>「生きる力」が低下してると指摘されてる・・。

全く同感です。生きる力は、将来の目標があってこそ初めて意欲が湧くものであると思います。生きる力があれば他人に強制されずとも、自然に自ら学ぼうとするはずです。

>学力の低下についてのことは、教育論を語る前の前提として
>思い当たるのは「家庭・社会環境」の劣化が大きく影響してるように
>思えます。

↑これが一番大きい原因であろうかと考えております。

>今日の現状を見るにつけ「家庭での教育や躾を」怠り、
>学校や教育者に多くを期待してたことに誤りがあったように
>思われます・・。

同感ですね。私達の子供の頃は、そういう意味では恵まれていたのかも知れません。教師に対しては子供たちばかりじゃなく、父兄にも尊敬されていましたし、又、尊敬に値する教師も多かったように思います。(個性的な”師”と呼べる先生)

今は先生に対しては友達も同然、親子の関係ですら、今、娘夫婦と一緒に住んで分かりましたが、会話を聞いていると親子というより友達感覚です。子育てには口出しをしない約束なので、知らん振りをしておりますが、良いのやら、悪いのやら。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):地域の教育力に期待したいが・・・  ■名前 : 団塊党  ■日付 : 05/1/16(日) 23:08  -------------------------------------------------------------------------
   ▼珍 源斎さん:

>学力の低下についてのことは、教育論を語る前の前提として
>思い当たるのは「家庭・社会環境」の劣化が大きく影響してるように
>思えます。

同感です。
後かたづけなど物の管理とか人とのコミュニケーションの取り方とか生活能力全般が退化してきています。
体力も落ちてきています。
集中力とか気力も落ちてきています。
これは学校だけでなく、社会全体で何とかしないとどうにもなりません。

>教師や教育関係者が学校という閉鎖環境?から広く社会全体への協力を求める姿勢が日本では
>欠けてるように思えてなりません。

これもその通りです。
親や地域全体でのバックアップがどうしても必要な時代になってきています。
学校ボランティア制度だけでなく、地域での子ども達の生活も地域が責任を持つという気構えが欲しいです。
地域で子どもがいたづらをしたら学校にすぐ電話が来て、「学校で何とかしろ」です。
これでは地域の教育力は何もないという証明を自らしているようなものです。
学校内のことについては学校が責任を持つ、
しかし、地域で起こったことは地域で責任を持つという発想にはなかなかならないですね。
すべて学校任せです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):地域の教育力に期待したいが・・・  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 05/1/17(月) 18:58  -------------------------------------------------------------------------
   団塊党 さん
早速のレスコメント有難うございました。

さて、地域の教育力と云っても一部の地方にみられる
地域としての伝統的な教育力が残ってる処もありますが、

地域の教育力と云っても実際は各家庭での躾から始まる
ことが基本であり、それの個人差は最近とみに広がってる
ようです。

実際に自分の子供達の将来を考えれば礼儀を弁え・
健康的な生活リズム・食生活を整えることが

どれだけ大切な事かは申すに及ばないことです・・が、

動物でいえば調教の効果が発揮されやすい幼児期から
の躾を擦り込むことが効果的とされることからも・・・

就学前や小学校低学年において児童、各々の父兄を巻き込んだ
一貫した教育?のシステムができないものでしょうか?

どうにもならない劣悪な親の存在を知るにつけて子供達への
教育を云々する以前の事として考えねばならぬと思います。

現在子供達に現れてる「良からぬ」現象は社会の今日的な
「ありよう」を投影してることで国の将来までにも不安を

覚えます。おこがましい言い方ですが日本を立て直すために
学校や教師に任せるだけでなく、地域の教育力の向上を図らねば
ならぬと痛感する処です。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):地域の教育力に期待したいが・・・  ■名前 : 悠々  ■日付 : 05/1/19(水) 20:48  -------------------------------------------------------------------------
   この地域は、市内でも教育熱心な所といわれています。
どこを向いても先生ばかりと揶揄ことも少なくありません。
先日訪れた子育て支援グループでは、ごく普通の民家を借りて
こどものためのディサービス(案内には”障害のある子もない子も
いっしょに育つ場所”とあります)、また外国人のボランティアも
参加して各国語の絵本の読み聞かせもしています。もちろん、
子連れのボランティアも可能。核家族で、孤立しがちな新米ママの
不安は外国人市民にも共通のも。相互に交流できるよさもあります。

ボランティア仲間との集いに若いお母さんが参加してくださっています。
たとえば、幼稚園の行事でご自分が参加できない場合にもお一人暮らしの
年長者の送迎を欠かしません。お二人とも聞き上手で、さりげない
心遣いのできる方々。昨日の新年会のおわりに、かわいい園児たちと
さよならの握手をした時のこと、「きちんとお顔を見るのですよ」、
しっかりした声が添えられました。教わることの多い若い友人です。

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