Page 243 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼やがてインフレが訪れるという根拠 一主婦 04/3/10(水) 20:25 ┣Re(1):やがてインフレが訪れるという根拠 しまったk 04/3/11(木) 21:08 ┣Re(1):やがてインフレが訪れるという根拠 Gokai Sezutomo 04/3/11(木) 22:18 ┃ ┗Re(2):やがてインフレが訪れるという根拠 一主婦 04/3/11(木) 22:43 ┣誤解を招く書き方をしてますので追加します 一主婦 04/3/12(金) 2:10 ┃ ┗Re(1):誤解を招く書き方をしてますので追加します Gokai Sezutomo 04/3/12(金) 21:41 ┃ ┗Re(2):誤解を招く書き方をしてますので追加します 一主婦 04/3/13(土) 0:09 ┃ ┗Re(3):預金封鎖を心配されている方、多数 Gokai Sezutomo 04/3/14(日) 18:01 ┃ ┗Re(4):預金封鎖を心配されている方、多数 一主婦 04/3/14(日) 20:49 ┃ ┣Re(5):預金封鎖を心配されている方、多数 Gokai Sezutomo 04/3/14(日) 21:39 ┃ ┗Gokai Sezutomo様へ 一主婦 04/3/22(月) 19:37 ┗輸出が本当に国民を豊かにしているか? しまったk 04/3/12(金) 20:38 ┣Re(1):輸出は国民を豊かにする筈 Gokai Sezutomo 04/3/14(日) 19:48 ┃ ┗Re(2):輸出は国民を豊かにする筈 しまったk 04/3/14(日) 20:28 ┃ ┗Re(3):政府借金の返済についての議論 Gokai Sezutomo 04/3/14(日) 21:34 ┃ ┣Re(4):政府借金の返済についての議論 しまったk 04/3/15(月) 21:51 ┃ ┃ ┗Re(5):政府借金の返済についての議論 Gokai Sezutomo 04/3/16(火) 23:59 ┃ ┃ ┗Re(6):政府借金の返済についての議論 しまったk 04/3/17(水) 21:00 ┃ ┃ ┗Re(7):政府借金の返済についての議論 Gokai Sezutomo 04/3/17(水) 23:22 ┃ ┃ ┗Re(8):政府借金の返済についての議論 しまったk 04/3/18(木) 22:07 ┃ ┃ ┗Re(9):政府借金の返済についての議論 Gokai Sezutomo 04/3/19(金) 0:37 ┃ ┃ ┗Re(10):政府借金の返済についての議論 しまったk 04/3/19(金) 20:54 ┃ ┃ ┗Re(11):政府借金の返済についての議論 Gokai Sezutomo 04/3/19(金) 21:44 ┃ ┗Re(4):政府借金の返済についての議論 しまったk 04/3/15(月) 21:58 ┣Re(1):輸出が日本を豊かにする 大平昌克 04/3/22(月) 22:37 ┃ ┗Re(2):輸出が日本を豊かにする しまったk 04/3/24(水) 11:26 ┗Re(1):輸出が本当に国民を豊かにしているか? 月光仮面 04/3/23(火) 0:37 ┗Re(2):輸出が本当に国民を豊かにしているか? しまったk 04/3/24(水) 12:11 ─────────────────────────────────────── ■題名 : やがてインフレが訪れるという根拠 ■名前 : 一主婦 ■日付 : 04/3/10(水) 20:25 -------------------------------------------------------------------------
今日本銀行は実体資産の裏付けなく、お札〔紙幣〕をさらに大増刷し〔毎月平均3兆円〕、財務省が国債をさらに大増刷している。 この国債を日銀に密かに引き受けさせていると言われる。中央銀行による国債引き受けは、財政法第4条、第5条に基づき本来は違法。この違法行為を日本政府はズルズルと行っている。 お札と赤字国債の発行量が膨大に膨らんでいる。お札の量があまりに多すぎるのである。それなのに一般庶民の私達には、一向にお札が回ってこない。 資産家たちがお札を手元に溜め込んで「タンス預金」しているからだそうだ。だから世の中にマネーが、健全かつ正常に流通しない。それゆえ、今はデフレなのである。と同時に巨大なインフレーションがやがて訪れる根拠がここにあるという。 「預金封鎖」より |
▼一主婦さん: > 今日本銀行は実体資産の裏付けなく、お札〔紙幣〕をさらに大増刷し〔毎月平均3兆円〕、財務省が国債をさらに大増刷している。 > > この国債を日銀に密かに引き受けさせていると言われる。中央銀行による国債引き受けは、財政法第4条、第5条に基づき本来は違法。この違法行為を日本政府はズルズルと行っている。 > > お札と赤字国債の発行量が膨大に膨らんでいる。お札の量があまりに多すぎるのである。それなのに一般庶民の私達には、一向にお札が回ってこない。 > 資産家たちがお札を手元に溜め込んで「タンス預金」しているからだそうだ。だから世の中にマネーが、健全かつ正常に流通しない。それゆえ、今はデフレなのである。と同時に巨大なインフレーションがやがて訪れる根拠がここにあるという。 > 「預金封鎖」より ご心配されているように、政府はインフレ指向のようです。 仰るとおり日銀の国債引受は、原則禁じられていますが、国会の承認があれば限度額内で引受けることが出来ます。それで、今のデフレ不景気を脱出するために、マネーサプライを増やして、景気を刺激しようとしています。いわゆる「量的緩和」政策です。 ところが、これが思うように作用してくれないために、もっと強力な「インフレターゲット政策」というものも念頭に置いているようです。アメリカのM工科大のポール・グルーマン教授が日本が不況を脱するためには年平均4%のインフレが必要と、竹中大臣を誘惑しています。 インフレになりますと、借金は目減りしますが、年金、預貯金も目減りします。ただし、金は勿論、土地や株を持っておれば安全です。これも、竹中流「ハイリスク・ハイリターン」の構図になるんでしょう。 ご承知のように、経済は、いろいろと現象がリンクしており複雑です。一部を見ただけでは、事の次第がよく見えません。しかし、ほとんどが損得、安い高い、という単純な2分法で動いているようです。結果が解ってからでは手遅れになりますので、数字を見ながら、先回りして推測していく必要があるようです。 経済問題は、国内政治、世界平和などのバイアスになっております。 |
> 今日本銀行は実体資産の裏付けなく、お札〔紙幣〕をさらに大増刷し〔毎月平均3兆円〕、財務省が国債をさらに大増刷している。 > > この国債を日銀に密かに引き受けさせていると言われる。中央銀行による国債引き受けは、財政法第4条、第5条に基づき本来は違法。この違法行為を日本政府はズルズルと行っている。 > > お札と赤字国債の発行量が膨大に膨らんでいる。お札の量があまりに多すぎるのである。それなのに一般庶民の私達には、一向にお札が回ってこない。 > 資産家たちがお札を手元に溜め込んで「タンス預金」しているからだそうだ。だから世の中にマネーが、健全かつ正常に流通しない。それゆえ、今はデフレなのである。と同時に巨大なインフレーションがやがて訪れる根拠がここにあるという。 > 「預金封鎖」より 一主婦さんこんにちは。 「預金封鎖」の著書の内容に誤りがあります。 毎月3兆円の日銀券発行増について・・日銀ホームページの「日本銀行営業毎旬報告」には次のようにありました。 2000年12月20日・・59兆円 2001年12月20日・・65兆円 2002年12月20日・・72兆円 2003年12月20日・・73兆円 2004年2月29日・・71兆円 よって、毎月3兆円の日銀建券増刷は無いように思います。 次に、70兆円というお金は1億2500万人の日本人一人当たり約57万円という金額になります。資産家たちがお札を手元に溜め込むタンス預金ではこの程度です。これで巨大なインフレーションがやがて訪れるには別の理論が必要だとは思われませんか? 人気の著書といえど、間違えの考えに惑わされぬ様、注意が必要かと思いますが、私の方が誤っているのでしょうか? |
Gokai Sezutomoさま、こんにちは! 今回はありがとうございます。貴方はこの本を否定なさいますか。インフレへの誘導を心配してるのですが... もし貴方がこの本と反対の見解でしたら、この本の著者に一度貴方の持論を展開し、それの返答を了解を得てここに紹介して欲しいです。私にはこの本を否定するだけの経済の知識がありません。真実を知りたいのです。お願いします。ぜひ貴方の論で在って欲しいものです。 |
「毎月平均三兆円」の部分が 誤解を招く書き方をしてますので付け加えます。 世の中に出回っているお金の総量のことを「通貨供給量〔マネーサプライ〕」という。この通貨供給量の中でも一番大きな指標である「広義流動性」〔現金、預貯金と譲渡性預金=M2+CDに、投資信託や郵便貯金などを加えたもの〕が1400兆円に近づいている。この一年だけ見ても、一ヶ月あたり三兆円ずつ増えている。これは日銀の2003年6月速報値による。...中略...日本銀行が実体試算の裏付けなく、お札〔紙幣〕をさらに大増刷し〔毎月平均三兆円〕、財務省が国債をさらに大増刷している。この国債を日銀に密かにひきうけさせている。アメリカがそうしろと言うからだ。 「預金封鎖」より |
▼一主婦さん: 。...中略...日本銀行が実体試算の裏付けなく、お札〔紙幣〕をさらに大増刷し〔毎月平均三兆円〕、財務省が国債をさらに大増刷している。この国債を日銀に密かにひきうけさせている。アメリカがそうしろと言うからだ。 > 「預金封鎖」より 日銀が供給する現金全体をハイパワード・マネー(マネタリー・ベース)と云い、現在、現金+日銀当座預金=70兆円〜100兆円ぐらい(ここの部分理解しづらいので大体で)だそうです。 2003年6月、広義流動性1327兆円はそれに預金や国債等、様々なものを含み、日銀だけが増刷したものではないようです。 それから、日銀券は日本銀行にとっては負債であって、日銀券を発行するときはそれに見合う資産を買い入れる必要があると私は理解していたのですが、法律やシステムの変更があったのでしょうか? |
私に聞いても解りませんよ。私は本当に断片的知識です。貴方のほうが詳しいでしょう。次の点は解りますが... 平成10年4月より施行されている現行の「日銀法」では、「日銀券」の発行には、とくに担保を必要とはしないという規定に改められています。 気になるのは、あの図書館で借りてきた本です。納得できるところもあり載せましたが、さらに「月3兆円の増刷」 とあるのに2002年7月から2003年6月まで通貨流通高、下限67.1兆円上限75.4兆円の幅で上下してるのです。どうしてでしょうか。日銀券増刷しても、全部は市中に出回らないのでしょうか。それとも、日銀が国債買取する時にそれを使う??のでしょうか。 |
▼一主婦さん:こんにちは >平成10年4月より施行されている現行の「日銀法」では、「日銀券」の発行には、とくに担保を必要とはしないという規定に改められています。 上記の部分、知りませんでした。掲示板で見たのはこれが二度目です。ちょっと調べようとしているのですが調べる能力が低いために欲しい情報がなかなか出てきません。もし解かりましたら、何条の部分なのか教えていただけたら幸いです。当方、本当に素人ですが今後もよろしくお願いします。 > 気になるのは、あの図書館で借りてきた本です。納得できるところもあり載せましたが、さらに「月3兆円の増刷」 とあるのに2002年7月から2003年6月まで通貨流通高、下限67.1兆円上限75.4兆円の幅で上下してるのです。どうしてでしょうか。日銀券増刷しても、全部は市中に出回らないのでしょうか。それとも、日銀が国債買取する時にそれを使う??のでしょうか。 上記について繰り返しになるかもしれませんが申し上げます。 下限67.1兆円上限75.4兆円については日銀券発行残高(現金)のことだと思いますがこのお金はタンス預金や財布の中のお金として現金にての商品の取引に使用されます。 一方、手形、小切手、カード等に使われるお金は銀行の信用創造機能によって創造されたお金のようです。図書を呼んでの私の理解に誤り無ければです。このお金は今、1300兆円強あるようですね。つまり、お金には少なくとも、現金と帳簿上のお金と、最低この二つはあるようです。 著者ご本人に尋ねて見なければ確定的なことは云えませんがおそらく、その辺がごっちゃになって作文されたのだと思います。副島さんでしょうか?ご本人の本文中の言葉に私は金融の専門家ではないとあったように思います。 |
Gokai Sezutomoさま、こんにちは! 平成10年4月より施行されている現行の「日銀法」では、「日銀券」の発行には、とくに担保を必要とはしないという規定に改められています。 上記の文は、私も日銀券発行の文章の中で目にしたもので、何条なのかは解りません。 探してみましたが解りませんでした。 「日銀法」の載っているURL下にはりつけます。もう読まれてるかと思いますが... 二度ほど読んでみましたが、もしかして「国に対する貸し付け等」のところで〔国会の議決を経た金額の範囲内において担保を徴求することなく行う貸付け〕とありますのでここで無制限に発行に持ち込めるのかなと考えたりしました???この程度です。私には解りません。すみません。 「日銀法」 http://www.boj.or.jp/about/about_f.htm |
▼一主婦さん:こんばんは。 > 平成10年4月より施行されている現行の「日銀法」では、「日銀券」の発行には、とくに担保を必要とはしないという規定に改められています。 > > 上記の文は、私も日銀券発行の文章の中で目にしたもので、何条なのかは解りません。 探してみましたが解りませんでした。 > > 「日銀法」の載っているURL下にはりつけます。もう読まれてるかと思いますが... > > 二度ほど読んでみましたが、もしかして「国に対する貸し付け等」のところで〔国会の議決を経た金額の範囲内において担保を徴求することなく行う貸付け〕とありますのでここで無制限に発行に持ち込めるのかなと考えたりしました???この程度です。私には解りません。すみません。 > > 「日銀法」 > http://www.boj.or.jp/about/about_f.htm ご面倒をおかけしました。本当に有難うございました。 |
▼一主婦さん: > Gokai Sezutomoさま、こんにちは! > > 平成10年4月より施行されている現行の「日銀法」では、「日銀券」の発行には、とくに担保を必要とはしないという規定に改められています。 > > 上記の文は、私も日銀券発行の文章の中で目にしたもので、何条なのかは解りません。 探してみましたが解りませんでした。 > > 「日銀法」の載っているURL下にはりつけます。もう読まれてるかと思いますが... > > 二度ほど読んでみましたが、もしかして「国に対する貸し付け等」のところで〔国会の議決を経た金額の範囲内において担保を徴求することなく行う貸付け〕とありますのでここで無制限に発行に持ち込めるのかなと考えたりしました???この程度です。私には解りません。すみません。 > > 「日銀法」 > http://www.boj.or.jp/about/about_f.htm 上記の件放置してましたが、やはり気に係り先日日銀に問い合わせてみました。先ほど回答をいただきました。下記のとうりです。参考になさってください。 ご質問の銀行券の発行保証の件につきましては、改正前の日本銀行法 第32条において「銀行券発行高に対し同額の保証を保有すること」と 定められていました。 現在の日本銀行法においては、改正時において、発行保証物件の保有 を義務づけることの意義は小さくなったとして発行保証制度を廃止した ため、日本銀行法には発行保証制度に関する条文はありません。 情報サービス局広報課 |
▼一主婦さん: > お札と赤字国債の発行量が膨大に膨らんでいる。お札の量があまりに多すぎるのである。それなのに一般庶民の私達には、一向にお札が回ってこない。 > 資産家たちがお札を手元に溜め込んで「タンス預金」しているからだそうだ。だから世の中にマネーが、健全かつ正常に流通しない。それゆえ、今はデフレなのである。と同時に巨大なインフレーションがやがて訪れる根拠がここにあるという。 > 「預金封鎖」より 関連でレスさせて貰います。 1月の国際収支が財務省から発表された。またまた7兆円の大黒字である。これは昨年の1月と比べて、8倍の増加である。これで、外貨準備高累計が70兆円を超えた。 物の貿易は、アジアへ家電、ヨーロッパへ自動車等の輸出が11%伸びている。それに加えて、外国投資家による、株や証券への投資のための外貨が大量に流入してきたために、国際収支全体で、大幅な黒字になった。 一方、輸入は前年1月に比べて、1%増と、ほぼ横ばいである。また、海外旅行や輸送費などのサービス収支は、20%程減少している。 これを見て思うに、日本の景気を支えていると観念的に言われている輸出が、本当に国民を豊かにしているのか、という疑問である。 どんどん輸出して、外貨を稼いでいるが、そもそも外貨とは、ほとんどが基軸通貨といわれるドルである。いうまでも無いが、外貨は日本の通貨でないから国内では通常は通用しない。つまり、外国で使用して初めて価値が出てくるものである。 その外国でしか価値の無い金を、日本で使うときには円に交換しなければならない。つまりドルで円を買うという円高圧力の手続きをしなければならない。これは、政府日銀が外国への債権を一時立て替えているようなものである。これが外貨準備高である。 この辺の流れは、外国旅行するときの為替手続きをイメージすれば実感できる。 しかし、いずれにしても誰かが、外国で物や付加価値、サービス等を買うか、借金の返済、援助にでもドルを使用しなければ、価値の無いものである。つまり、なんらかの形で財や付加価値を輸入して、国民に還元しなければ意味が無いものである。 ところが、昨今は不景気で国民は海外旅行も控えめであり、食料の輸入も自給率が限界にきており、その他の物や付加価値もこれ以上の輸入は難しい。これらが如実に数字に表れている。 ならば、なんのために70兆円という国家予算に等しいほのど外貨を貯めても、さらに大銀行に借金して、多額の為替差損を出しながら円高を阻止しつづけて、輸出企業の膨大な利益を守るのか?ちなみに、この1月ひと月のドル買い介入は7兆円と過去最大で、昨年1年間20兆円の1/3ほど介入した。 さらに、貯まった外貨で、こんどはアメリカ国債を買って財政赤字を支えてやり、逆に、アメリカの投資会社が日本にどんどん資金を投資して儲けている。これは、アメリカのために政府日銀が国を売っているとしか思えない。アメリカのFRBグリーンスパン議長でさえ、政府日銀の狂気とも思える為替介入に、先日、あきれて警告していた。 もう、こうなれば外貨準備のドルを、国民にボーナスで直接支払い、どんどん海外旅行に行って貴金属でも買ってもらうほうが、よほど国民は豊かになり、景気も良くなる。 |
▼しまったkさん:こんにちは、横レスさせて下さい。 >これを見て思うに、日本の景気を支えていると観念的に言われている輸出が、本当に国民を豊かにしているのか、という疑問である。 私もそう思います。もちろん輸出競争力があるのは良いことに決まっていますが、おそらくここら辺のカラクリに対して殆んどの日本人が誤解をしているのだと私は常々、危惧しておりました。 >どんどん輸出して、外貨を稼いでいるが、そもそも外貨とは、ほとんどが基軸通貨といわれるドルである。いうまでも無いが、外貨は日本の通貨でないから国内では通常は通用しない。つまり、外国で使用して初めて価値が出てくるものである。 > >その外国でしか価値の無い金を、日本で使うときには円に交換しなければならない。つまりドルで円を買うという円高圧力の手続きをしなければならない。これは、政府日銀が外国への債権を一時立て替えているようなものである。これが外貨準備高である。 > >この辺の流れは、外国旅行するときの為替手続きをイメージすれば実感できる。 >しかし、いずれにしても誰かが、外国で物や付加価値、サービス等を買うか、借金の返済、援助にでもドルを使用しなければ、価値の無いものである。つまり、なんらかの形で財や付加価値を輸入して、国民に還元しなければ意味が無いものである。 私も同意見です。 >ところが、昨今は不景気で国民は海外旅行も控えめであり、食料の輸入も自給率が限界にきており、その他の物や付加価値もこれ以上の輸入は難しい。これらが如実に数字に表れている。 これは財政赤字の負の部分が過大に強調されて、 現政権の反主流派の意見や マスコミ受けしないが正統な意見が不当に封じ込められ、 まともな議論もなされず、 よって、不景気に対して政策が立ち往生し、 それがために消費が低調で輸入が増えないのだと思います。 大変勿体無い。 >ならば、なんのために70兆円という国家予算に等しいほのど外貨を貯めても、さらに大銀行に借金して、多額の為替差損を出しながら円高を阻止しつづけて、輸出企業の膨大な利益を守るのか?ちなみに、この1月ひと月のドル買い介入は7兆円と過去最大で、昨年1年間20兆円の1/3ほど介入した。 上記について、輸出企業のためではないと思います。 商業銀行や企業が取得した外貨の輸出超過分に関しては、政府の外国為替特別会計が適切な値段で買い入れなければ通貨の数量の需給バランスが取れるまで、円高は進展すると思います。 従って、問題にすべきは国内景気、 即ち、内需拡大についての正しい議論が必要の筈です。 借金時計などというもの、 良識的な国民の感情を煽って、百害ありです。 >さらに、貯まった外貨で、こんどはアメリカ国債を買って財政赤字を支えてやり、逆に、アメリカの投資会社が日本にどんどん資金を投資して儲けている。これは、アメリカのために政府日銀が国を売っているとしか思えない。アメリカのFRBグリーンスパン議長でさえ、政府日銀の狂気とも思える為替介入に、先日、あきれて警告していた。 貯まった外貨は、まずアメリカの経常赤字を支え、且つ国債を買って財政赤字を支えていると考えられます。米国にとってこれ程の友好的な行為は大歓迎でしょう。よって、 グリーンスパン議長の警告はポーズの可能性が大きい。 >もう、こうなれば外貨準備のドルを、国民にボーナスで直接支払い、どんどん海外旅行に行って貴金属でも買ってもらうほうが、よほど国民は豊かになり、景気も良くなる。 この時の日本国民への支払いのためのドル、70兆円強は飛行機で米国から運ばなくてはなりませんが、あまりに金額が大きすぎてアメリカ政府がNO!と言うのではないでしょうか? なにしろ、発行済み米ドルの殆んどに匹敵するかも知れませんから?(もしかしたら、その金額より大きいことも考えられます。) |
▼Gokai Sezutomoさん: > > > これは財政赤字の負の部分が過大に強調されて、 > 現政権の反主流派の意見や > マスコミ受けしないが正統な意見が不当に封じ込められ、 > まともな議論もなされず、 > よって、不景気に対して政策が立ち往生し、 > それがために消費が低調で輸入が増えないのだと思います。 > 大変勿体無い。 財政赤字の負の部分の評価が過大か、過小かはアナリストなど専門家の中でも意見が分かれるところです。ただ、厳然たる事実は、借金は必ず返さなければならない、ということです。そのために、景気を刺激し、基本的には税の増収を図らなくてはならない。 ところが、現在のところ不良債権処理、量的緩和、ゼロ金利、公共事業などことごとく成果を挙げていない。最後は、あてどもなく希望的な観測になっている。一方では、赤字対策として消費税を始め、増税が俎上に上がっています。 > > 上記について、輸出企業のためではないと思います。 > 商業銀行や企業が取得した外貨の輸出超過分に関しては、政府の外国為替特別会計が適切な値段で買い入れなければ通貨の数量の需給バランスが取れるまで、円高は進展すると思います。 > 従って、問題にすべきは国内景気、 > 即ち、内需拡大についての正しい議論が必要の筈です。 > 借金時計などというもの、 > 良識的な国民の感情を煽って、百害ありです。 いろいろ調べると調べるほどに、円高阻止のオペが国の経済全般を見ているとは思えない。アメリカとの関係、輸出大企業の圧力が作用した、精神分裂病的な現象に見えます。 これは、慶大の金子教授など、進歩的な経済学者が竹中政策を批判しています。 > > 貯まった外貨は、まずアメリカの経常赤字を支え、且つ国債を買って財政赤字を支えていると考えられます。米国にとってこれ程の友好的な行為は大歓迎でしょう。よって、 > グリーンスパン議長の警告はポーズの可能性が大きい。 > この時の日本国民への支払いのためのドル、70兆円強は飛行機で米国から運ばなくてはなりませんが、あまりに金額が大きすぎてアメリカ政府がNO!と言うのではないでしょうか? > なにしろ、発行済み米ドルの殆んどに匹敵するかも知れませんから?(もしかしたら、その金額より大きいことも考えられます。) まさにC130輸送機軍団を編成しなければなりませんね。(笑) ただ、グリーンスパンは、日本にドルの信頼を支えてもらうことのデメリットと、アメリカの景気を回復させるために輸出企業の要請を受けて、どこでドル安(円高)(ユーロ高)に持っていくか思案している、と見ています。 |
▼しまったkさん:非常識な質問をさせて下さい。 > >財政赤字の負の部分の評価が過大か、過小かはアナリストなど専門家の中でも意見が分かれるところです。ただ、厳然たる事実は、借金は必ず返さなければならない、ということです。そのために、景気を刺激し、基本的には税の増収を図らなくてはならない。 > 財政赤字は何故、必ず返さなくてはならないのですか? 私には疑問なのです。政府負債の95%の保有は生保・郵貯・日銀も含めた金融機関です。返すのはこれらに対してだと思います。金利支払いと借り換えだけでは何が問題なのでしょう?どういう問題が金融機関および日本国民にどのようなメカニズムにより訪れるのでしょう。是非これについて議論ができたらと思います。 貴方のお考えをお聞かせください。 >ところが、現在のところ不良債権処理、量的緩和、ゼロ金利、公共事業などことごとく成果を挙げていない。最後は、あてどもなく希望的な観測になっている。一方では、赤字対策として消費税を始め、増税が俎上に上がっています。 >> 赤字対策として上記を行えばますます内需は萎み、目先の円高要因になることは同意見だと読み取りました。宜しいでしょうか? > >いろいろ調べると調べるほどに、円高阻止のオペが国の経済全般を見ているとは思えない。アメリカとの関係、輸出大企業の圧力が作用した、精神分裂病的な現象に見えます。 >これは、慶大の金子教授など、進歩的な経済学者が竹中政策を批判しています。 > おっしゃるとおりだと思います。 好景気にすることができ、内需が拡大されるなら消費は増え、輸入が増加し、よって適正な為替レート(購買力平価から160円程度?)になる。これについても同意見のように思うのですが如何でしょう? >> なにしろ、発行済み米ドルの殆んどに匹敵するかも知れませんから?(もしかしたら、その金額より大きいことも考えられます。) > >まさにC130輸送機軍団を編成しなければなりませんね。(笑) >ただ、グリーンスパンは、日本にドルの信頼を支えてもらうことのデメリットと、アメリカの景気を回復させるために輸出企業の要請を受けて、どこでドル安(円高)(ユーロ高)に持っていくか思案している、と見ています。 成る程。 もう一つの可能性として、米国は「帰れない河」を渡ってしまった。 |
▼Gokai Sezutomoさん: 私は、経済専門家ではなく、現役時代に全国規模企業の管理職として身につけた程度の知識を持って、いわば常識程度で分析していることをお断りしておきます。 > 財政赤字は何故、必ず返さなくてはならないのですか? > > 私には疑問なのです。政府負債の95%の保有は生保・郵貯・日銀も含めた金融機関です。返すのはこれらに対してだと思います。金利支払いと借り換えだけでは何が問題なのでしょう?どういう問題が金融機関および日本国民にどのようなメカニズムにより訪れるのでしょう。是非これについて議論ができたらと思います。 > 貴方のお考えをお聞かせください。 04年度の一般会計予算を見ていただくと解りますが、歳入82兆円のうち45%ほどの18兆円が、国債費です。これは、国債の利払いと償還です。国債には返済期間が1年から30年までのものが売り出されています。これを買っているのは、ご存知のように機関投資家が95%ほどです。これらは、毎年の利払いは勿論、期間がくれば必須に元本を返済しなければならないことは、当たり前です。 そして、歳出を賄う歳入にも、国債費があります。これらは新規国債と借換国債です。このうち借換は、借金返済のために別な借金を借りるというあまり好ましくない国債です。 国債は、即悪ではないし、借金をしながらうまく経営を進めることのメリットは、企業と同じです。そのほか国債の持つ「金融政策ツール」としての役割が、金利などに作用して非常に重要です。要はうまく利用すると非常に役に立ちます。 ところが、現在のように国債をどんどん増やしていくことは、かなり際どい事態をも予測しておく必要があります。国債の発行限度は、国民の金融資産が限度といってもいいでしょう。つまり、1,400兆円程度までだ、ということです。なぜかというと、国は国民の金融資産を担保にして借金していることになるからです。 万が一、現在の国が破産しても(現実にはありえないが、理論的に)国民の資産が債務を補償できます。現実の現象としては、どういうことかというと、超インフレを起して、債務をチャラにすると、同時に、国民の資産もゼロになります。これは、敗戦の時に、国民が持っていた貯蓄資産が、超インフレで紙くずになりました。当然、軍備等で国が持っていた債務も無くなりました。最近では、外国のアルゼンチン?が、やったと思います。 > 赤字対策として上記を行えばますます内需は萎み、目先の円高要因になることは同意見だと読み取りました。宜しいでしょうか? 一般的には、内需が収縮すると、むしろ円安に振れるようですが(1ドル360円を見れば解ります)、現在は内需とアンバランスな輸出が、最大の円高要因と考えます。なぜなら、稼いだドルを国内の金融資産に変換するときに、ドルをもって円を買うという作用を与えるからです。 > おっしゃるとおりだと思います。 > 好景気にすることができ、内需が拡大されるなら消費は増え、輸入が増加し、よって適正な為替レート(購買力平価から160円程度?)になる。これについても同意見のように思うのですが如何でしょう? 理論的には正しいと考えます。ただ、購買力平価を考える時に注意が必要なことは、(経済の専門家でも忘れていますが)例えば、為替レートが160円/1ドルとなり購買力ベースと平衡したとしても、同時に我々のGDP、所得額も国際的には安くなる・下がるということです(ドルで計算してください)。ですから、為替レートを下げたら、我々の所得・給料が上がらなければ、実質的に物価が下がったことにならずに、豊かにもなりません。よく、ここを忘れた議論を見ます。 > もう一つの可能性として、米国は「帰れない河」を渡ってしまった。 仰るとおりです。(微笑) |
▼しまったkさん:こんにちは、ご丁寧なご解答まことに有り難うございます。 >> 財政赤字は何故、必ず返さなくてはならないのですか? >04年度の一般会計予算を見ていただくと解りますが、歳入82兆円のうち45%ほどの18兆円が、国債費です。これは、国債の利払いと償還です。国債には返済期間が1年から30年までのものが売り出されています。これを買っているのは、ご存知のように機関投資家が95%ほどです。これらは、毎年の利払いは勿論、期間がくれば必須に元本を返済しなければならないことは、当たり前です。 > もちろん、私も政府の国債償還義務に異論はありません。ただ、民間での借金はいずれ全て返済するものでありますので、政府財政赤字も全て返済すべきと主張されているものと誤解しました。今回のご解答文の内容ではプライマリーバランスを保てば良いと理解しましたがそれでよろしいでしょうか? >そして、歳出を賄う歳入にも、国債費があります。これらは新規国債と借換国債です。このうち借換は、借金返済のために別な借金を借りるというあまり好ましくない国債です。 > >国債は、即悪ではないし、借金をしながらうまく経営を進めることのメリットは、企業と同じです。そのほか国債の持つ「金融政策ツール」としての役割が、金利などに作用して非常に重要です。要はうまく利用すると非常に役に立ちます。 > >ところが、現在のように国債をどんどん増やしていくことは、かなり際どい事態をも予測しておく必要があります。国債の発行限度は、国民の金融資産が限度といってもいいでしょう。つまり、1,400兆円程度までだ、ということです。なぜかというと、国は国民の金融資産を担保にして借金していることになるからです。 > 私はここで殆んどの人が誤解をしているのだと思います。下記の式をご覧下さい。(三度目の記載ですので既にご覧になっておられるかもしれません。) 民間貯蓄=民間投資+政府財政赤字+経常収支・・伊藤元重著「マクロ経済学」より引用 つまり、この式によると右辺政府財政赤字が増えると、左辺民間貯蓄が増加するという世間常識から言うと実に違和感を感じる結論が出ます。しかしながらこれは事実のようです。具体的にどういう図式でお金が流れるのかを検証しましょう。 まず、(1)民間が金融機関の口座に現金Aを入金します。 次に (2)金融機関が(1)の現金を使って国債を購入します。 このとき大事な事実があります。それは民間預金が金融機関によって元金を保証されていることです。つまり、口座上の預金金額の減少が無い。また、金融機関の金庫に現金の代わりに国債が保管された。 さらに(3)現金の行方は(2)の結果、日銀の政府口座に入金されています。 (4)政府はこの現金Aを例えば、公共事業費の報酬Aとして民間に支払う。 おかげで (5)金融機関における民間名義の口座には、(1)での金額Aと(4)での金額Aの合計額が通帳に記入され民間貯蓄は増加します。 つまり、民間貯蓄はAからA+Aに増加した。 上記のこと、おそらく聞き初めでしょうが如何思われますか?誤りあればご指摘下さい 。 >万が一、現在の国が破産しても(現実にはありえないが、理論的に)国民の資産が債務を補償できます。現実の現象としては、どういうことかというと、超インフレを起して、債務をチャラにすると、同時に、国民の資産もゼロになります。これは、敗戦の時に、国民が持っていた貯蓄資産が、超インフレで紙くずになりました。当然、軍備等で国が持っていた債務も無くなりました。最近では、外国のアルゼンチン?が、やったと思います。 > 敗戦時には物資の生産能力が極端に低下していて需要を賄うことができませんでした。戦時国債の乱発よりも、需給バランスの大幅な崩れによって起こったハイパーインフレではなかったでしょうか? >一般的には、内需が収縮すると、むしろ円安に振れるようですが(1ドル360円を見れば解ります)、現在は内需とアンバランスな輸出が、最大の円高要因と考えます。なぜなら、稼いだドルを国内の金融資産に変換するときに、ドルをもって円を買うという作用を与えるからです。 > 上記、1ドル360円の固定相場はそのとき日本にそれだけの経済力しかなかったということで決して、内需の収縮の結果ではないと思いますが? > >> おっしゃるとおりだと思います。 >> 好景気にすることができ、内需が拡大されるなら消費は増え、輸入が増加し、よって適正な為替レート(購買力平価から160円程度?)になる。これについても同意見のように思うのですが如何でしょう? > >理論的には正しいと考えます。ただ、購買力平価を考える時に注意が必要なことは、(経済の専門家でも忘れていますが)例えば、為替レートが160円/1ドルとなり購買力ベースと平衡したとしても、同時に我々のGDP、所得額も国際的には安くなる・下がるということです(ドルで計算してください)。ですから、為替レートを下げたら、我々の所得・給料が上がらなければ、実質的に物価が下がったことにならずに、豊かにもなりません。よく、ここを忘れた議論を見ます。 これについてはもう一度考え直してみます。 以上、誤りあれば是非ご指摘ください。 私は節度のない政府財政赤字の拡大が日本国と日本人を破滅に導くとは考えていません。 むしろ、逆で、政府財政赤字拡大を恐れる人々の考えが日本国と日本人の未来を奪うのだと思います。 また、引き続きご議論くだされば幸いです。 |
▼Gokai Sezutomoさん: > もちろん、私も政府の国債償還義務に異論はありません。ただ、民間での借金はいずれ全て返済するものでありますので、政府財政赤字も全て返済すべきと主張されているものと誤解しました。今回のご解答文の内容ではプライマリーバランスを保てば良いと理解しましたがそれでよろしいでしょうか? 少し深入りしてしまいまして、財政実務の経験がないので確信はもてませんが、議論はしてみたいと考えます。 GDPの伸びが予測できれば、プライマリーバランスで財政破綻は回避できるでしょう。しかし、国債の元本は、期限とともに償還することは避けられない。つまり、どこかで税収増により償却しなければなりません。これは民間の借金と変らないでしょう。現に国債を持っている個人もおり、償還を前提に活用しております。 > 私はここで殆んどの人が誤解をしているのだと思います。下記の式をご覧下さい。(三度目の記載ですので既にご覧になっておられるかもしれません。) > > 民間貯蓄=民間投資+政府財政赤字+経常収支・・伊藤元重著「マクロ経済学」より引用 > > つまり、この式によると右辺政府財政赤字が増えると、左辺民間貯蓄が増加するという世間常識から言うと実に違和感を感じる結論が出ます。しかしながらこれは事実のようです。具体的にどういう図式でお金が流れるのかを検証しましょう。 > > まず、(1)民間が金融機関の口座に現金Aを入金します。 > 次に (2)金融機関が(1)の現金を使って国債を購入します。 > このとき大事な事実があります。それは民間預金が金融機関によって元金を保証されていることです。つまり、口座上の預金金額の減少が無い。また、金融機関の金庫に現金の代わりに国債が保管された。 > さらに(3)現金の行方は(2)の結果、日銀の政府口座に入金されています。 > (4)政府はこの現金Aを例えば、公共事業費の報酬Aとして民間に支払う。 > おかげで > (5)金融機関における民間名義の口座には、(1)での金額Aと(4)での金額Aの合計額が通帳に記入され民間貯蓄は増加します。 > > つまり、民間貯蓄はAからA+Aに増加した。 > > 上記のこと、おそらく聞き初めでしょうが如何思われますか?誤りあればご指摘下さい 。 上記の式の流れは判りますが、民間貯蓄という概念は不勉強でした。いままでは、国民の金融資産といえば、いわゆる個人金融資産というカテゴリーで、それが1,400兆円というように理解してました。これがベーシックな国債の担保と考えていました。もう少し勉強しましょう > 敗戦時には物資の生産能力が極端に低下していて需要を賄うことができませんでした。戦時国債の乱発よりも、需給バランスの大幅な崩れによって起こったハイパーインフレではなかったでしょうか? 需給ギャップによるハイパーインフレには間違いないのですが、結果として乱発した国債が国民の資産とともに消滅しています。政策として、新券発行というインフレ政策も実施してます。 > 上記、1ドル360円の固定相場はそのとき日本にそれだけの経済力しかなかったということで決して、内需の収縮の結果ではないと思いますが? 収縮という動的な状況でなくても、静止状態で捕らえると同じで、360円/ドルは円安であれなベターということではない、といいたかったわけです。 > 私は節度のない政府財政赤字の拡大が日本国と日本人を破滅に導くとは考えていません。 >むしろ、逆で、政府財政赤字拡大を恐れる人々の考えが日本国と日本人の未来を奪うのだと思います。 >また、引き続きご議論くだされば幸いです。 マクロの見方としては、私と変らないと思います。ただ、「節度のない財政赤字の拡大」は、つまりプライマリーバランスがくずれるよな経済状態がつづくと、いまは良くても、後代へのツケ送りになることは間違いないと考えます。借金というのは、資金流動の時間差、タイムラグと考えています。その時間差をダイナミックな発想で利用することに、債務のもつポジテヴな作用があるのではないでしょうか。しかし、国家財政といえども、その時間差には限度があるでしょう。 あまり学問的な議論はできませんが、これからも議論願います。 |
▼しまったkさん: >少し深入りしてしまいまして、財政実務の経験がないので確信はもてませんが、議論はしてみたいと考えます。 >GDPの伸びが予測できれば、プライマリーバランスで財政破綻は回避できるでしょう。しかし、国債の元本は、期限とともに償還することは避けられない。つまり、どこかで税収増により償却しなければなりません。これは民間の借金と変らないでしょう。現に国債を持っている個人もおり、償還を前提に活用しております。 > 前回も申しましたとおり私も国債の償還に関して異論ありません。江戸時代の徳政令のようなデフォルトなどとんでもない話です。そして現在政府財政赤字は700兆円程だと云われていますがこれ程巨額でも問題なく返済は続けられております。そしてこの金額がたとえ2000兆円になろうがその返済は遅滞無く続けられるはずです。技術的になんら問題はありません。 また、財政破綻などという言葉が飛び交っておりますがまったく具体性の無い言葉ではありませんか?貴方の脳裏にイメージが湧くでしょうか? 個人の破産なら具体的にイメージも湧きますが政府の破産などというものは現実的、理論的にも存在し得ない概念ですのでイメージも湧くはずが無いのです。 無理やりイメージしようとするとアルゼンチン、韓国、ブラジル等の>国名が浮かび上がり、それらの国と現在の日本国を同一視しようとします。 でもよく考えてください。貴方もご存知のとおり、それらの国の問題点というのはその時点では、外貨獲得が容易でない弱い経済力(弱い製品競争力)であったということだと思います。 現在の日本は外貨獲得能力においてさしたる問題はありません。 そしてこの外貨獲得能力が衰えない限り、IMFにお金を貸してくださいと頭を下げる必要などまったく無い筈です。つまり破産などありえないと思えませんか? 今ほとんどの日本人は巨額の政府赤字に怯え、「贅沢はしません赤字が無くなるまでは」がまるで合言葉です。もし外国やIMFに多額の借金をしていたら、 私もその合言葉を支持します。 政府財政赤字も借金だから返さなくてはならないというのは、ものすごく重大な誤解です。政府財政赤字を返済すればするほど国民のお金は減少します。(他の資産の価値が増加しない限り)・・・それでいいですか? 下記の式と文を残します。もう一度検討して下されば幸いです。 >> 私はここで殆んどの人が誤解をしているのだと思います。下記の式をご覧下さい。(三度目の記載ですので既にご覧になっておられるかもしれません。) >> >> 民間貯蓄=民間投資+政府財政赤字+経常収支・・伊藤元重著「マクロ経済学」より引用 >> >> つまり、この式によると右辺政府財政赤字が増えると、左辺民間貯蓄が増加するという世間常識から言うと実に違和感を感じる結論が出ます。しかしながらこれは事実のようです。具体的にどういう図式でお金が流れるのかを検証しましょう。 >> >> まず、(1)民間が金融機関の口座に現金Aを入金します。 >> 次に (2)金融機関が(1)の現金を使って国債を購入します。 >> このとき大事な事実があります。それは民間預金が金融機関によって元金を保証されていることです。つまり、口座上の預金金額の減少が無い。また、金融機関の金庫に現金の代わりに国債が保管された。 >> さらに(3)現金の行方は(2)の結果、日銀の政府口座に入金されています。 >> (4)政府はこの現金Aを例えば、公共事業費の報酬Aとして民間に支払う。 >> おかげで >> (5)金融機関における民間名義の口座には、(1)での金額Aと(4)での金額Aの合計額が通帳に記入され民間貯蓄は増加します。 >> >> つまり、民間貯蓄はAからA+Aに増加した。 >> >> 上記のこと、おそらく聞き初めでしょうが如何思われますか?誤りあればご指摘下さい 。 > >上記の式の流れは判りますが、民間貯蓄という概念は不勉強でした。いままでは、国民の金融資産といえば、いわゆる個人金融資産というカテゴリーで、それが1,400兆円というように理解してました。これがベーシックな国債の担保と考えていました。もう少し勉強しましょう >マクロの見方としては、私と変らないと思います。ただ、「節度のない財政赤字の拡大」は、つまりプライマリーバランスがくずれるよな経済状態がつづくと、いまは良くても、後代へのツケ送りになることは間違いないと考えます。借金というのは、資金流動の時間差、タイムラグと考えています。その時間差をダイナミックな発想で利用することに、債務のもつポジテヴな作用があるのではないでしょうか。しかし、国家財政といえども、その時間差には限度があるでしょう。 > 上記、の文章を読ませていただいた限りでは、私の考えに、直感的な部分で 同意を下さっているように感じましたが誤解でしょうか? >あまり学問的な議論はできませんが、これからも議論願います。 こちらこそ、宜しくお願い申し上げます。 |
▼Gokai Sezutomoさん: > 前回も申しましたとおり私も国債の償還に関して異論ありません。江戸時代の徳政令のようなデフォルトなどとんでもない話です。そして現在政府財政赤字は700兆円程だと云われていますがこれ程巨額でも問題なく返済は続けられております。そしてこの金額がたとえ2000兆円になろうがその返済は遅滞無く続けられるはずです。技術的になんら問題はありません。 >また、財政破綻などという言葉が飛び交っておりますがまったく具体性の無い言葉ではありませんか?貴方の脳裏にイメージが湧くでしょうか? > 個人の破産なら具体的にイメージも湧きますが政府の破産などというものは現実的、理論的にも存在し得ない概念ですのでイメージも湧くはずが無いのです。 > 無理やりイメージしようとするとアルゼンチン、韓国、ブラジル等の>国名が浮かび上がり、それらの国と現在の日本国を同一視しようとします。 > >でもよく考えてください。貴方もご存知のとおり、それらの国の問題点というのはその時点では、外貨獲得が容易でない弱い経済力(弱い製品競争力)であったということだと思います。 > > 現在の日本は外貨獲得能力においてさしたる問題はありません。 >そしてこの外貨獲得能力が衰えない限り、IMFにお金を貸してくださいと頭を下げる必要などまったく無い筈です。つまり破産などありえないと思えませんか? > > 今ほとんどの日本人は巨額の政府赤字に怯え、「贅沢はしません赤字が無くなるまでは」がまるで合言葉です。もし外国やIMFに多額の借金をしていたら、 > 私もその合言葉を支持します。 > > 政府財政赤字も借金だから返さなくてはならないというのは、ものすごく重大な誤解です。政府財政赤字を返済すればするほど国民のお金は減少します。(他の資産の価値が増加しない限り)・・・それでいいですか? > > 上記、の文章を読ませていただいた限りでは、私の考えに、直感的な部分で >同意を下さっているように感じましたが誤解でしょうか? 論点を絞った方が、意見の相違が明確になりますし、私は国民として一番危険なことが際限のない「財政赤字」と考えて、小泉ー竹中ラインを追求したい問題と考えます。 プライマリーバランスということは、意識が合っていると思いますが、国債の利払いのために、財源を必要としない、ということですね。つまり、現在の国債償還額以上に新規国債を発行しなければ、いずれは、国債発行と償還がバランスするということで、健康な財政といえるでしょう。 しかし、具体的に、国の財政をシュミレーションしてもらうと、イメージできますが、もし、償還する以上に、新規発行が続いた場合、どうなるでしょうか。04年度予算では、償還額17兆円に対して、新規国債が36兆円となっていますが。 これを継続すると、10年後には、償還額36兆円に対して、新規国債が72兆円となるでしょう。つまり、現在の36兆円の歳入を確保するために、国債を54兆円以上としなくてはならなくなります。こんなことが、長続きするわけがありません。ちなみに04予算総額は82兆円ですね。10年後の予算規模を考えてください。 いまGDP成長が、年2%確保できれば、プライマリーバランスが可能というアナリストも居ます。素人でも、直感的に納得できます。 外貨が、国の財政を補填すると、期待しているようですが、外貨は、外貨のままでは、絶対に、円にはなりません。いま、政府は外貨を70兆円持っています。もし、国の財政赤字と相殺できるのでしたら、それを補填すると、帳尻が合い、めでたしになります。しかし、現実は、そうはなっていません。 この辺の、仕組みを考えますと、例えば、トヨタが自動車を売って外貨を稼いでドルを日本に持ってきても、そのままでは、社員の給料も払えません。それで、日本の円を買わなければ日本では使えない金です。 つまり、外貨というのは、外国でしか使えない金です。ということは、そのままでは、日本の財政赤字は補填できない、ということです。 ただし、外国から物を輸入するとか、外国に借金を払うとかという形では、使えるわけです。これ見合いで、国の借金を相殺することは、技術的には可能でしょう。しかし、国内産業、金融機関等との兼ね合いで、外貨を全部、そういう形で円に変換することが、現実には不可能です。 国は、それなりに、いろいろと工夫して、国債がこれ以上増加しないようなアクションをしていますが、もし、デフレ対策の最後の手段として「インフレターゲット政策」をとり、マネーサプライをGDP見合い以上に増加させてきて、とくに資産の裏づけのない、紙幣を増発しだしたら、これは、まさに破滅の道に落ち込むわけです。 我々は、パニックになることはないが、このインフレターゲット政策の誘惑にかられる財政当局に、重大な関心を寄せ、勝手なことをさせないことが必要と考えてます。 |
▼しまったkさん:こんにちは >論点を絞った方が、意見の相違が明確になりますし、私は国民として一番危険なことが際限のない「財政赤字」と考えて、小泉ー竹中ラインを追求したい問題と考えます。 > 論点を絞るべきは同感です。 >プライマリーバランスということは、意識が合っていると思いますが、国債の利払いのために、財源を必要としない、ということですね。つまり、現在の国債償還額以上に新規国債を発行しなければ、いずれは、国債発行と償還がバランスするということで、健康な財政といえるでしょう。 > >しかし、具体的に、国の財政をシュミレーションしてもらうと、イメージできますが、もし、償還する以上に、新規発行が続いた場合、どうなるでしょうか。04年度予算では、償還額17兆円に対して、新規国債が36兆円となっていますが。 > >これを継続すると、10年後には、償還額36兆円に対して、新規国債が72兆円となるでしょう。つまり、現在の36兆円の歳入を確保するために、国債を54兆円以上としなくてはならなくなります。こんなことが、長続きするわけがありません。ちなみに04予算総額は82兆円ですね。10年後の予算規模を考えてください。 > >いまGDP成長が、年2%確保できれば、プライマリーバランスが可能というアナリストも居ます。素人でも、直感的に納得できます。 > こんにちは、ご返信有難うございます。 こんな事を云うと、きっと貴方は吃驚仰天でしょうか? 私は小泉−竹中政策の均衡財政路線に大反対です。つまり、プライマリーバランスに捉われては末代の日本民族を苦しめると言っています。 プライマリーバランスが永久に崩れていようと国債償還になんの支障も生じません。ただ、特に意図しなくてもそのうち勝手にバランスしてしまうこともありえます。 また、外貨で国の財政を直接補填することも期待していません。 >外貨が、国の財政を補填すると、期待しているようですが、外貨は、外貨のままでは、絶対に、円にはなりません。いま、政府は外貨を70兆円持っています。もし、国の財政赤字と相殺できるのでしたら、それを補填すると、帳尻が合い、めでたしになります。しかし、現実は、そうはなっていません。 > >この辺の、仕組みを考えますと、例えば、トヨタが自動車を売って外貨を稼いでドルを日本に持ってきても、そのままでは、社員の給料も払えません。それで、日本の円を買わなければ日本では使えない金です。 > この時、現実では誰が円を売ってくれるかが問題です。外貨を必要とする、例えば輸入業者が腹いっぱいのドルの手当てが済んでいた場合、適当な値段で円を売ってくれる相手は日本政府の外国為替特別会計しか、いなくなります。 >つまり、外貨というのは、外国でしか使えない金です。ということは、そのままでは、日本の財政赤字は補填できない、ということです。 上記のこと、おっしゃっる通りです。 >ただし、外国から物を輸入するとか、外国に借金を払うとかという形では、使えるわけです。これ見合いで、国の借金を相殺することは、技術的には可能でしょう。しかし、国内産業、金融機関等との兼ね合いで、外貨を全部、そういう形で円に変換することが、現実には不可能です。 > 上記の中で、国の借金の相殺・・・問題とする政府の借金は円の筈では? もしドル建て赤字国債発行のことをおっしゃっているのなら、私も、別の意味で貴方と同意見でそんな勿体無いことはないと考えます。お金をどぶに捨てる程の行為です。何故なら、例えば、70兆円分の資源を政府が買い入れ、それを日本国内で製品化したとするなら、もしかしたら数百兆円に値するかも知れないのですから。 > 国は、それなりに、いろいろと工夫して、国債がこれ以上増加しないようなアクションをしていますが、もし、デフレ対策の最後の手段として「インフレターゲット政策」をとり、マネーサプライをGDP見合い以上に増加させてきて、とくに資産の裏づけのない、紙幣を増発しだしたら、これは、まさに破滅の道に落ち込むわけです。 >我々は、パニックになることはないが、このインフレターゲット政策の誘惑にかられる財政当局に、重大な関心を寄せ、勝手なことをさせないことが必要と考えてます。 インフレターゲット論の効用は有名無実と私は思っていますが、 インフレターゲット政策でも特に紙幣を増刷する必要は無いはずです。 堂々巡りになりそうですが、何故、インフレターゲットが破滅の道になるのでしょう?具体的なメカニズムはどうなのでしょうか? 貴方のおっしゃることは、まさに現代の良識的な日本人を代表するようなご意見だと拝聴しました。 けれども、私はそのご意見の誤解をどうしても解きたいと願っています。 現在の日本国民の中でも優秀で良識的な人々が 現実で無い影に脅えるあまり、 戦後築いてきた経済的栄光を知らず知らずに捨て去る様を観て、 後世、我々の子孫たちが嘆く姿を、心配します。 |
▼Gokai Sezutomoさん: > こんにちは、ご返信有難うございます。 > こんな事を云うと、きっと貴方は吃驚仰天でしょうか? >私は小泉−竹中政策の均衡財政路線に大反対です。つまり、プライマリーバランスに捉われては末代の日本民族を苦しめると言っています。 > プライマリーバランスが永久に崩れていようと国債償還になんの支障も生じません。ただ、特に意図しなくてもそのうち勝手にバランスしてしまうこともありえます。 > また、外貨で国の財政を直接補填することも期待していません。 どうも、プライマリーバランスが崩れても支障がない、という判断は賛同しかねますし、根拠がよく解りません。因みに、94年度の国債残高は200兆円、一般会計の国債依存度は18%でした。 それでも、当時の政府税調の加藤会長は、「過大な国債残高は、財政の硬直化を招く。世界を見回しても、累積増大する国債の償還に成功した例はなく、解決には戦争か、ハイパーインフレしかない。と増税を主張しています。 それが、いま残高600兆円、依存度44%となり、まさに異常のレベルです。 > この時、現実では誰が円を売ってくれるかが問題です。外貨を必要とする、例えば輸入業者が腹いっぱいのドルの手当てが済んでいた場合、適当な値段で円を売ってくれる相手は日本政府の外国為替特別会計しか、いなくなります。 ご存知と思いますが、外為会計で売る円は、外国為替資金証券(通称 為券)を発行して銀行から調達している資金です。いわゆるこれも国の「借金」になっているわけです。勿論、外貨の裏づけがあるから、ほんとうの借金とはいえないでしょうが。 > 上記の中で、国の借金の相殺・・・問題とする政府の借金は円の筈では? >もしドル建て赤字国債発行のことをおっしゃっているのなら、私も、別の意味で貴方と同意見でそんな勿体無いことはないと考えます。お金をどぶに捨てる程の行為です。何故なら、例えば、70兆円分の資源を政府が買い入れ、それを日本国内で製品化したとするなら、もしかしたら数百兆円に値するかも知れないのですから。 乗数効果ということでは、その通りでしょう。限界消費性向の作用により、景気が回復するという理屈は、成り立ちます。建設国債による、景気刺激効果は、まさに、そこです。 > インフレターゲット論の効用は有名無実と私は思っていますが、 >インフレターゲット政策でも特に紙幣を増刷する必要は無いはずです。 >堂々巡りになりそうですが、何故、インフレターゲットが破滅の道になるのでしょう?具体的なメカニズムはどうなのでしょうか? > 貴方のおっしゃることは、まさに現代の良識的な日本人を代表するようなご意見だと拝聴しました。 > けれども、私はそのご意見の誤解をどうしても解きたいと願っています。 私も、貴方が楽観論に陥り、静観していても景気が回復するという見方は非常に危険だと、認識してもらいたいわけです。 財政上、インフレ誘導策には、いろいろありますが、いまの「量的緩和」は、不良債権処理のために、金が市中に回らずに、結果的にデフレ抑止効果が発揮できないでいます。これをさらに強めて、インフレターゲット政策でインフレ率を決めて、そこに合わせて、マネーサプライ、特に、効果的な現金で調整を始める場合、決めたインフレ率の妥当性によっては、そのまま調整インフレに突入するおそれもあります。 調整インフレというのは、調整できないインフレです。その他の要因で、勢いの停止が出来なくなるかもしれません。このへんになると、マクロ経済学の問題で具体的には、記述するほどの、知識がありません。 国債自体のインフレ関連としては、多額の国債が市場に出回っていると、円高や、米国債の動き、経常収支などの影響で、長期金利が上がる曲面での影響が非常に大きい。市場に売り出されている国債の値段が下がると、金利が上がることは、ご存知ですね?この金利の上昇に引きづられて、コールレートも上がります。これも、景気回復の大きな阻害要因です。 > > 現在の日本国民の中でも優秀で良識的な人々が > 現実で無い影に脅えるあまり、 > 戦後築いてきた経済的栄光を知らず知らずに捨て去る様を観て、 > 後世、我々の子孫たちが嘆く姿を、心配します。 赤字財政に怯えることは全くないが、どんどん増えていくことが、不健康なのです。 ですから、赤字国債に依存しないでいい経済政策を政府に、皆で求めたいと思います。 小泉さんも、不健康な赤字国債を認識しているから、公約に掲げたが、族議員の圧力に屈してしまいまいした。まさに、このことが、後世、我々の子孫たちが、先代が残した資産はいいとしても、その負債に税金を払うことは、不公平になります。 いろいろと議論ありがとうございました。 |
▼しまったkさん:こんにちは、下記、熟読させていただきました。 >> こんにちは、ご返信有難うございます。 >> こんな事を云うと、きっと貴方は吃驚仰天でしょうか? >>私は小泉−竹中政策の均衡財政路線に大反対です。つまり、プライマリーバランスに捉われては末代の日本民族を苦しめると言っています。 >> プライマリーバランスが永久に崩れていようと国債償還になんの支障も生じません。ただ、特に意図しなくてもそのうち勝手にバランスしてしまうこともありえます。 >> また、外貨で国の財政を直接補填することも期待していません。 > >どうも、プライマリーバランスが崩れても支障がない、という判断は賛同しかねますし、根拠がよく解りません。因みに、94年度の国債残高は200兆円、一般会計の国債依存度は18%でした。 > >それでも、当時の政府税調の加藤会長は、「過大な国債残高は、財政の硬直化を招く。世界を見回しても、累積増大する国債の償還に成功した例はなく、解決には戦争か、ハイパーインフレしかない。と増税を主張しています。 > >それが、いま残高600兆円、依存度44%となり、まさに異常のレベルです。 > >> この時、現実では誰が円を売ってくれるかが問題です。外貨を必要とする、例えば輸入業者が腹いっぱいのドルの手当てが済んでいた場合、適当な値段で円を売ってくれる相手は日本政府の外国為替特別会計しか、いなくなります。 > >ご存知と思いますが、外為会計で売る円は、外国為替資金証券(通称 為券)を発行して銀行から調達している資金です。いわゆるこれも国の「借金」になっているわけです。勿論、外貨の裏づけがあるから、ほんとうの借金とはいえないでしょうが。 > >> 上記の中で、国の借金の相殺・・・問題とする政府の借金は円の筈では? >>もしドル建て赤字国債発行のことをおっしゃっているのなら、私も、別の意味で貴方と同意見でそんな勿体無いことはないと考えます。お金をどぶに捨てる程の行為です。何故なら、例えば、70兆円分の資源を政府が買い入れ、それを日本国内で製品化したとするなら、もしかしたら数百兆円に値するかも知れないのですから。 > >乗数効果ということでは、その通りでしょう。限界消費性向の作用により、景気が回復するという理屈は、成り立ちます。建設国債による、景気刺激効果は、まさに、そこです。 > >> インフレターゲット論の効用は有名無実と私は思っていますが、 >>インフレターゲット政策でも特に紙幣を増刷する必要は無いはずです。 >>堂々巡りになりそうですが、何故、インフレターゲットが破滅の道になるのでしょう?具体的なメカニズムはどうなのでしょうか? >> 貴方のおっしゃることは、まさに現代の良識的な日本人を代表するようなご意見だと拝聴しました。 >> けれども、私はそのご意見の誤解をどうしても解きたいと願っています。 > >私も、貴方が楽観論に陥り、静観していても景気が回復するという見方は非常に危険だと、認識してもらいたいわけです。 > >財政上、インフレ誘導策には、いろいろありますが、いまの「量的緩和」は、不良債権処理のために、金が市中に回らずに、結果的にデフレ抑止効果が発揮できないでいます。これをさらに強めて、インフレターゲット政策でインフレ率を決めて、そこに合わせて、マネーサプライ、特に、効果的な現金で調整を始める場合、決めたインフレ率の妥当性によっては、そのまま調整インフレに突入するおそれもあります。 > >調整インフレというのは、調整できないインフレです。その他の要因で、勢いの停止が出来なくなるかもしれません。このへんになると、マクロ経済学の問題で具体的には、記述するほどの、知識がありません。 > >国債自体のインフレ関連としては、多額の国債が市場に出回っていると、円高や、米国債の動き、経常収支などの影響で、長期金利が上がる曲面での影響が非常に大きい。市場に売り出されている国債の値段が下がると、金利が上がることは、ご存知ですね?この金利の上昇に引きづられて、コールレートも上がります。これも、景気回復の大きな阻害要因です。 >> >> 現在の日本国民の中でも優秀で良識的な人々が >> 現実で無い影に脅えるあまり、 >> 戦後築いてきた経済的栄光を知らず知らずに捨て去る様を観て、 >> 後世、我々の子孫たちが嘆く姿を、心配します。 > >赤字財政に怯えることは全くないが、どんどん増えていくことが、不健康なのです。 >ですから、赤字国債に依存しないでいい経済政策を政府に、皆で求めたいと思います。 >小泉さんも、不健康な赤字国債を認識しているから、公約に掲げたが、族議員の圧力に屈してしまいまいした。まさに、このことが、後世、我々の子孫たちが、先代が残した資産はいいとしても、その負債に税金を払うことは、不公平になります。 > >いろいろと議論ありがとうございました。 最後まで意見が平行線のままで大変残念ではありますが、根気よくご議論くださったこと心より感謝しております。こちらこそ有難うございました。 |
▼Gokai Sezutomoさん: 誤りを訂正します。 一般会計予算歳出の国債費が45%となっていますが、21%の誤りです。 歳入の国債費が45%を占めることが、頭にありました。 |
日本を豊かにする原点は輸出です。 子どもの頃に社会科で習ったことは今でも変わらないと考えます。 頭で、才能で、観光でなどなど、色々と日本が稼いできた現実がありますが、日本の国力維持、向上の原点は製造業だと今でも思っています。 かって、「模造品生産国」と言われた日本が「独自の技術」で世界のトップに躍りでました。そのあと・・・・今があるのです。 日本の基本的な国力は変わりません。その上に住んでいる人間が変わってきてしまっているのです。 ご意見を、御願い致します。 |
▼大平昌克さん:こんにちは。 >日本を豊かにする原点は輸出です。 >子どもの頃に社会科で習ったことは今でも変わらないと考えます。 >頭で、才能で、観光でなどなど、色々と日本が稼いできた現実がありますが、日本の国力維持、向上の原点は製造業だと今でも思っています。 >かって、「模造品生産国」と言われた日本が「独自の技術」で世界のトップに躍りでました。そのあと・・・・今があるのです。 >日本の基本的な国力は変わりません。その上に住んでいる人間が変わってきてしまっているのです。 >ご意見を、御願い致します。 私が立ち上げたスレッドではないのですが、インフレ懸念の関連でレスしていました。 日本の豊かさの原点が輸出によることには、全く異論はありません。 ただ、最近の政府日銀の輸出入政策や外為政策を見ていると、そうした原点から乖離してきて、国益という観点より、輸出企業と対アメリカ外交の論理で進められているように思えます。もし、それが事実ならば、輸出により、もっと豊かになるために、政治問題として注目していく必要があります。 詳しくは、別スレッドでH15の国際収支について、私の拙い調査結果を出しております。 それによると、インフレ懸念も含めて、国内経済にも重大なリスクを抱えていると見られます。貿易等の国際収支については、生き物で、刻々と様相が変化していきます。 その動きを分析し、予測することは、非常に難しい作業で素人にはなかなか判断できないでいますが、すくなくとも、国民が関心を持っていて、それが選挙などの、結果にも結びつくことを為政者に知らしめることは、無駄では無いと思っています。 |
▼しまったkさん: >もう、こうなれば外貨準備のドルを、国民にボーナスで直接支払い、どんどん海外旅行に行って貴金属でも買ってもらうほうが、よほど国民は豊かになり、景気も良くなる。 アメリカは財政収支と貿易収支の双子の赤字、日本は経常収支と資本収支の双子の黒字。 大部分がドルの外貨準備は政府の勘定である。これは国の借金の政府短期証券が ドルに形を変えたもので、国民にばら撒くことは出来ない。また円高になるので 円を買い戻すことも出来ない。アメリカとの運命共同体、何事もなければよいが。 |
▼月光仮面さん:こんにちは。 >アメリカは財政収支と貿易収支の双子の赤字、日本は経常収支と資本収支の双子の黒字。 >大部分がドルの外貨準備は政府の勘定である。これは国の借金の政府短期証券が >ドルに形を変えたもので、国民にばら撒くことは出来ない。また円高になるので >円を買い戻すことも出来ない。アメリカとの運命共同体、何事もなければよいが。 日本はアメリカと財政的に、経済的に運命共同体になっており、いまの狂気ともいえる、巨額のドル買い介入をして、その資金により米国債を買い、ドル安の巨大なリスクを抱えています。 いま、経常収支と対の資本収支が黒字になっていることは、非常に警戒すべき現象ではないか、と見ています。これは通常、経常収支の黒字の債権が、外国に保留されていれば、つまり、外国に直接投資、証券投資などで投資されていれば赤字になります。H14の国際収支をみていただければ、そうなっています。 これは、昨今アメリカを中心とした多国籍ファンドが、日本に巨額の投資をしているために、流入する外貨です。新生銀行などの買収もこの類です。これらの資金が、何かの経済的な動機で、日本から引揚げられたときには、日本経済に恐るべきショックが想定されます。 ご存知のように、外貨は、外国に対する債権のうち、政府日銀の管理下にある対外資産残高です。通常は、外国為替資金証券を発行して、市中銀行から円を調達して、それで外貨を買っています。そして70兆円(6,000億ドル)もの外貨を持って、為替リスクを抱えています。 そこで、儲かっている輸出企業や銀行を中心に、ボーナスに特別上積みして外貨で支給し、円に両替しないことを、ひも付きにして消化したら、3方一両得ぐらいにならないか、オトギ話を出したわけです。 技術的には可能でしょう。トヨタが米国でレクサス1台6万ドルで売って、受け取ったドルを、日本で社員に支給することは、物理的には可能です。これは、外貨準備に計上されません。 |