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 ▼国家とは、愛国心とは!(1)  流水 05/3/29(火) 11:23
   ┣Re(1):国家とは、愛国心とは!(1)  しげちよ 05/3/29(火) 12:16
   ┣Re(1):国家とは、愛国心とは!(2)  流水 05/3/29(火) 12:17
   ┃  ┣Re(2):国家とは、愛国心とは!(2)  しげちよ 05/3/29(火) 13:06
   ┃  ┣日本こそ、ファシズム国家であり、軍国主義の絶好の土壌である!!  告天子 05/3/29(火) 19:42
   ┃  ┗愛国心とは!革命精神だった!!  告天子 05/3/29(火) 20:33
   ┣Re(1):国家とは、愛国心とは!(3)  流水 05/3/29(火) 13:33
   ┃  ┗庶民は何を疑いだしたか  告天子 05/3/29(火) 21:01
   ┃     ┗沖縄戦の犠牲者を愚弄する発言  森下 泰典 05/3/29(火) 21:59
   ┃        ┣Re(1):沖縄戦の犠牲者を愚弄する発言  告天子 05/3/29(火) 22:12
   ┃        ┗Re(1):沖縄戦の犠牲者を愚弄する発言  告天子 05/3/29(火) 22:28
   ┃           ┗主権在民か否か  森下 泰典 05/3/29(火) 22:38
   ┃              ┣Re(1):主権在民か否か  告天子 05/3/29(火) 22:50
   ┃              ┣Re(1):主権在民か否か  告天子 05/3/29(火) 22:55
   ┃              ┗Re(1):主権在民か否か  告天子 05/3/29(火) 23:06
   ┃                 ┗中川氏の著作から  ニッチモサッチモ 05/3/30(水) 10:40
   ┃                    ┣Re(1):中川氏の著作から  告天子 05/3/30(水) 13:14
   ┃                    ┃  ┗Re(2):中川氏の著作から  実はブラックデビル 05/3/30(水) 17:46
   ┃                    ┃     ┗Re(3):中川氏の著作から  告天子 05/3/30(水) 22:19
   ┃                    ┣Re(1):中川氏の著作から  進化する未老人 05/3/30(水) 19:54
   ┃                    ┃  ┣Re(2):中川氏の著作から  海幸彦 05/3/30(水) 20:37
   ┃                    ┃  ┃  ┗Re(3):中川氏の著作から  海幸彦 05/3/30(水) 20:52
   ┃                    ┃  ┃     ┗Re(4):中川氏の著作から  告天子 05/3/30(水) 21:37
   ┃                    ┃  ┣Re(2):中川氏の著作から  告天子 05/3/30(水) 21:09
   ┃                    ┃  ┣中川氏の著作から  ニッチモサッチモ 05/3/30(水) 21:22
   ┃                    ┃  ┗中川氏の著作から  ニッチモサッチモ 05/3/30(水) 21:49
   ┃                    ┗中川氏の著作から、ってどこの誰ですか?  森下 泰典 05/3/30(水) 21:54
   ┃                       ┗中川氏の著作から  ニッチモサッチモ 05/3/30(水) 22:06
   ┃                          ┗『中川八洋(筑波大教授)の差別的暴言』  森下 泰典 05/3/30(水) 22:26
   ┃                             ┣Re(1):『中川八洋(筑波大教授)の差別的暴言』  海幸彦 05/3/30(水) 22:37
   ┃                             ┗re中川氏の著作から(森下さんへ)  ニッチモサッチモ 05/3/30(水) 22:51
   ┃                                ┗Re(1):re中川氏の著作から(森下さんへ)  MNG 05/3/30(水) 23:49
   ┣Re(1):国家とは、愛国心とは!(4)その1  流水 05/3/29(火) 15:47
   ┃  ┗欧化思想と国粋精神  告天子 05/3/29(火) 21:21
   ┣Re(1):国家とは、愛国心とは!(4)  流水 05/3/29(火) 15:47
   ┃  ┗国語の解体と個の喪失  告天子 05/3/29(火) 21:33
   ┣Re(1):国家とは、愛国心とは!(5)  流水 05/3/29(火) 16:29
   ┃  ┣Re(2):国家とは、愛国心とは!(5)  進化する未老人 05/3/29(火) 20:28
   ┃  ┣Re(2):国家とは、愛国心とは!(5)  告天子 05/3/29(火) 21:42
   ┃  ┃  ┗Re(3):国家とは、愛国心とは!(5)  しげちよ 05/3/29(火) 23:33
   ┃  ┃     ┗Re(4):国家とは、愛国心とは!(5) 「公」とは僕では  枯葉 05/3/30(水) 3:18
   ┃  ┃        ┗Re(5):国家とは、愛国心とは!(5) 「公」とは僕では  海幸彦 05/3/30(水) 10:35
   ┃  ┃           ┗Re(6):国家とは、愛国心とは!(5) 「公」とは僕では  しげちよ 05/3/30(水) 17:25
   ┃  ┗Re(2):国家とは、愛国心とは!(5)  MNG 05/3/31(木) 0:06
   ┣Re(1):国家とは、愛国心とは!(1)  庄太郎 05/3/29(火) 23:55
   ┃  ┗Re(2):国家とは、愛国心とは!(1)  牛の5 05/3/30(水) 0:44
   ┣今時、丸山真男はないでしょうよ。  YOTA 05/3/30(水) 21:06
   ┃  ┗Re(1):今時、丸山真男はないでしょうよ2  YOTA 05/3/30(水) 21:10
   ┗スレッド全体を削除対象とします  管理スタッフ 05/3/31(木) 0:13
      ┗Re(1):スレッド全体を削除対象とします  海幸彦 05/3/31(木) 0:17
         ┗Re(2):スレッド全体を削除対象とします  ステディ ベア 05/3/31(木) 6:34

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 ■題名 : 国家とは、愛国心とは!(1)
 ■名前 : 流水
 ■日付 : 05/3/29(火) 11:23
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   【愛国心】とは、一体何なのでしょうか。
愛国心教育というようなシステム化された制度を論議するのであれば、その歴史的意味、功罪などを厳密に検証できます。
しかし、本来【心】などというものは、個人に帰属するものであって、厳密な検証などできないのです。ということは、あれも【愛国心】、これも【愛国心】といっても、個人の勝手ということになります。
ですから、愛国心を強調する人の文章をよく読んでみれば、当初の意見と反論を受けた後の意見は、微妙に変化しています。

つまり、「愛国心」を議論するなどということは、本質的に不毛に近いということになります。だから、最後は罵りあいにならざるを得ないのです。

【愛国心】などを議論するつもりなら、できるだけ自分の心を抽象化し、普遍化する努力をしなければ、議論などできるはずもないのです。ところが、【愛国心】を強調する人にはそれは全く見受けられません。
愛国心教育についての下での論議をよく検証してみてください。
当初、わたしが46613、46676で提示したのは、愛国心教育の一つの極点としての軍人援護教育の実態です。つまり、その歴史的意味、功罪について検証可能なものです。

ところが、その反論として【愛国心】という本来個人に帰属すべき【心】の問題を持ち出してくるというのは、【愛国心】と【愛国心教育】という本来次元の違う問題を混同しているか、そのことを分かっていて議論を錯綜させ、意図的に個人の喧嘩のレベルに問題を捻じ曲げようとしているのか、どちらかです。

わたしは、今回の場合は、両方の可能性があると考えています。本来次元の違う問題を混同して論議しているならば、それを認めればことは簡単におさまります。
ところが、それでもくどくそれにこだわっている場合は、何らかの意図があるのです。わたしは、後者の意味合いが強いと感じた人は強く反論しています。こういうタイプの人間が一番たちが悪いと思うからです。意図的に掲示板を混乱させようとしていると考えるからです。

まず、これまでの経緯とそれに対するわたしの考え方を書きました。次に、わたしの考える【愛国心】をできるだけ普遍化した形で述べて見ます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):国家とは、愛国心とは!(1)  ■名前 : しげちよ  ■日付 : 05/3/29(火) 12:16  -------------------------------------------------------------------------
   ▼流水さん:

こんにちは。
この記事に非常に関心をもっています。
これでわたしの認識違いが,わかるのかもしれません。
よろしくお願いいたします。


>つまり、「愛国心」を議論するなどということは、本質的に不毛に近いということになります。だから、最後は罵りあいにならざるを得ないのです。

この部分は,流水さんらしくないですね。
罵っているのは,あなたお一人です。「罵り合い」などと,人に責任を転嫁してはいけないのではないでしょうか。
わたしも,他の人も,全然他人を罵っていません。あなたお一人です。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):国家とは、愛国心とは!(2)  ■名前 : 流水  ■日付 : 05/3/29(火) 12:17  -------------------------------------------------------------------------
   今見ると、しげちよ氏がなにやら反論しているようですが、彼は論議を矮小化するのが仕事なので、以降彼の反論は無視して議論を進めます。

まず、【愛国心】という概念は、本来国民国家生成時、アメリカ独立戦争、フランス革命時における【国民軍】形成というところから生まれているのです。つまり、自分たちが作り上げた国を守る、という意識から生まれているのです。本来、【革命意識】があってはじめて【愛国心】なるものは生まれるのです。

ところが、「近代軍国主義は、【愛国心】が本来持っていた【革命的性格】をたくみに取り込み、絶対主義常備軍が持っていた【犠牲】【忠誠】【献身】【勇敢】といった道徳・特殊な名誉観・崇拝観・象徴に対する尊敬など、身分的イデオロギーを国民的規模において拡大しようとしたことからはじまる」(丸山真男ー政治学辞典)とされています。
この近代軍国主義の持つ【犠牲】【忠誠】【献身】のような道徳と【愛国心】は分かちがたく結びついているのです。
我が国の軍国主義も上記のような歴史状況の中で生まれてきたものです。

まず、ここで私たちがよく見ておかなければならないのは、【国民軍】と【軍国主義の軍隊】との差異なのです。
【国民軍】の育成には、国民の知的水準のある程度の向上が必要なのです。その理由は、「自分たちで自分たちの国を作り上げ、自分たちの手でそれを守る」意識を醸成するためには、それを理解するある程度の知的水準が必要になるのです。当時、ヨーロッパで起こった啓蒙思想が国民軍育成の基盤になっているのです。

しかし、「軍国主義の軍隊は、合理的批判的精神の成長を抑制し、盲目的絶対服従の精神を叩きこまなければならない」(丸山真男 前掲書)とされます。
だから、「技術的知識の普及と政治意識の普及の落差が大きいところほど、軍国主義の伸張する土壌として好適なわけである」(前掲書)ということになります。
だから、全体主義(ファッシズム)がそれを醸成するのにもっともすぐれた体制ということになるのです。

愛国心論議がなぜ錯綜するかというと、まず現在の自衛隊が国民軍のような革命的性格をもっているかどうか、という点にあります。また、国民が本当に国民軍のような存在を必要としているかということになります。これは明確に否でしょう。
同時に、【犠牲】【忠誠】【献身】【勇敢】という絶対主義時代の価値観(日本では儒教的というより朱子学的倫理観など)が、現代に通用するかという問題があるのです。
さらに言えば、現代のように国民の知的水準がある程度上昇してきている時代、古色蒼然たるイメージがこびりついている【愛国心】が、国民の心をつかめるか、という問題があります。

つまり、現在の国民の知的水準からみるならば、【国民軍】のような革命的性格を持つ軍が必要なのか、それとも過去の軍国主義的軍が必要なのか、という根本的な問いかけなしに、愛国心を論議しても実りあるものにならないということです。

これがしげちよ氏をはじめとする愛国心強調論者に対するわたしの答えです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):国家とは、愛国心とは!(2)  ■名前 : しげちよ  ■日付 : 05/3/29(火) 13:06  -------------------------------------------------------------------------
   ▼流水さん:
流水さんの考え,読ませていただきました。

>彼は論議を矮小化するのが仕事なので、以降彼の反論は無視して議論を進めます。

あなたはこうおっしゃっておられます。
「学校では、悪いことをしたり、自分が間違っていたら素直に謝りましょう、と教えます。」
前のスレッドを見る限り,人を罵っているのはあなたお一人ですが,ちがいますか? 「罵り合った」というのは,あなたの錯覚としか思えません。
これは,「わたしも罵った」ということをいわれているのと同じなので,自分に着せられた疑いを晴らすためのものであって,決して矮小かをたくらんでいるのではありません。しかも,本筋に対する反論でないことは明らかです。
では,本題へ。
認識違いといわれないよう,少し細かく質問させていただきます。しかし,敵対心はありませんので,よろしくお願いします。

>本来、【革命意識】があってはじめて【愛国心】なるものは生まれるのです。

いろいろな人が,「愛国心は自然に生まれるものだから,あえて教えなくていい」という意見を書いておられますが,これらは間違いということですね。

>ところが、「近代軍国主義は、【愛国心】が本来持っていた【革命的性格】をたくみに取り込み、…(文字制限のため略します)

そのとおりだと思います。

>この近代軍国主義の持つ【犠牲】【忠誠】【献身】のような道徳と【愛国心】は分かちがたく結びついているのです。

かたく結びついたものではなく,人為的に結びつけられたものです。
愛国心を,「国の行く末を心配するのならば,為政者に対してもいいたいことをいうのが愛国心」と教育されれば,そう思うようになるのでしょう。

>【国民軍】の育成には、(文字制限のために割愛いたします。すみません)

現代,国民軍があるとすれば,どの国の軍隊がそうなのでしょうか?
あなたの規定する国民軍とは,「国民が必要に迫られ,自ら組織してつくったもの」といったニュアンスが伺えるのですが,その理解でよろしいでしょうか?

>だから、「技術的知識の普及と政治意識の普及の落差が大きいところほど、(中略)それを醸成するのにもっともすぐれた体制ということになるのです。

つまり,蒙昧な民衆があるところ,起こりやすい・しやすいということですね?

>愛国心論議がなぜ錯綜するかというと、まず現在の自衛隊が国民軍のような革命的性格をもっているかどうか、という点にあります。国民が本当に国民軍のような存在を必要としているか。これは明確に否。

自衛隊の話,軍隊の話をしていたわけではありません。
個人,個人いろいろな仕事に就くでしょう。そのときに,社会を構成する各個人が自分の利益のことはもちろんですが,公共の利益を考える,国の利益を考える,という心を失っては,国は立ちゆかなくなるのではないか,と申し上げているのです。

>同時に、【犠牲】【忠誠】【献身】【勇敢】という絶対主義時代の価値観が、現代に通用するかという問題があるのです。

現代の日本では無理です。通用しません。
だから,過去とは違うと申し上げているのです。

>さらに言えば、現代のように国民の知的水準がある程度上昇してきている時代、古色蒼然たるイメージがこびりついている【愛国心】が、国民の心をつかめるか、という問題があります。

「愛国心」という言葉をことさら出せ,と要求しているわけでもありません。しかし,他に言い換えが思い浮かばないので,使っているだけです。言葉の定義をしているわけではありません。

>つまり、現在の国民の知的水準からみるならば、【国民軍】のような革命的性格を持つ軍が必要なのか、それとも過去の軍国主義的軍が必要なのか、という根本的な問いかけなしに、愛国心を論議しても実りあるものにならないということです。

「愛国心」をすごくせまい概念にしています。
軍事に従事しなくても,広い意味の公共心を育てる,自分のことばかりでなく,ときどきには国全体のことをも考えられる,そういう人を育てないといけない,と主張しているのです。
そして,この「国」というものがなくならない限り,人々に「国を思う」気持ちがないと維持・発展できないと思うのです。

>これがしげちよ氏をはじめとする愛国心強調論者に対するわたしの答えです。

ありがとうございました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 日本こそ、ファシズム国家であり、軍国主義の絶好の土壌である!!  ■名前 : 告天子  ■日付 : 05/3/29(火) 19:42  -------------------------------------------------------------------------
   ▼流水さん:

>まず、【愛国心】という概念は、本来国民国家生成時、アメリカ独立戦争、フランス革命時における【国民軍】形成というところから生まれているのです。つまり、自分たちが作り上げた国を守る、という意識から生まれているのです。本来、【革命意識】があってはじめて【愛国心】なるものは生まれるのです。

では、市民革命の歴史を経なかった日本国では、「愛国心」なるものは、そもそも「存在し得ない」訳ですね。

日本人は、「自分たちで国を作る」ことをしなかったんでしょうか?。


>ところが、「近代軍国主義は、【愛国心】が本来持っていた【革命的性格】をたくみに取り込み、絶対主義常備軍が持っていた【犠牲】【忠誠】【献身】【勇敢】といった道徳・特殊な名誉観・崇拝観・象徴に対する尊敬など、身分的イデオロギーを国民的規模において拡大しようとしたことからはじまる」(丸山真男ー政治学辞典)とされています。

これは、どこの国の話でしょう?。「絶対主義常備軍」というのは、徳川家の旗本とか、具体的にはそういうのを意味しているのでしょうか。日本では、絶対主義政権というのは、具体的にはどの辺りを指すのでしょう。

ちなみに、旧軍、つまり皇軍の設立に当たっては、武士階級の持っている身分意識を徹底的に解消させることがまず必要とされました。

ところで、元々「愛国心」がない日本なのですから、「近代軍国主義」が、ないはずの愛国心を「巧みに取り込む」ことは出来ないですね。


>この近代軍国主義の持つ【犠牲】【忠誠】【献身】のような道徳と【愛国心】は分かちがたく結びついているのです。

武装集団の内部では、犠牲、忠誠、献身といった道徳は必ず必要ですし、軍国主義の軍隊に限らずとも、軍というのは愛国的なものですよ。

>我が国の軍国主義も上記のような歴史状況の中で生まれてきたものです。

我が国では、市民革命はなかったのですから、愛国心というのはそもそも無い、という話のようですのに、「上記のような歴史状況」は、具体的な日本の歴史に当てはまらないように思います。


>まず、ここで私たちがよく見ておかなければならないのは、【国民軍】と【軍国主義の軍隊】との差異なのです。

ここは、流水さんの説からすると、重要なところだと思います。

>【国民軍】の育成には、国民の知的水準のある程度の向上が必要なのです。その理由は、「自分たちで自分たちの国を作り上げ、自分たちの手でそれを守る」意識を醸成するためには、それを理解するある程度の知的水準が必要になるのです。当時、ヨーロッパで起こった啓蒙思想が国民軍育成の基盤になっているのです。

じゃあ、日本ではどうなのでしょう。

>しかし、「軍国主義の軍隊は、合理的批判的精神の成長を抑制し、盲目的絶対服従の精神を叩きこまなければならない」(丸山真男 前掲書)とされます。

それは、どこの国の軍隊でも「服従」は当然でしょう。しかし、「盲目的絶対服従」など、丸山の後付の説明ですよ。ところで、この「軍国主義の軍隊」には、米軍とかは含まれないのでしょうか。


>だから、「技術的知識の普及と政治意識の普及の落差が大きいところほど、軍国主義の伸張する土壌として好適なわけである」(前掲書)ということになります。

市民革命を経ない、遅れた日本人民が、科学教育で知識を得て軍隊など作った日には、軍国主義の絶好の土壌である、と丸山はお説教をするわけですね。

>だから、全体主義(ファッシズム)がそれを醸成するのにもっともすぐれた体制ということになるのです。

日本こそが、その絶好の土壌である、イタリアもドイツも目じゃない!!

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 愛国心とは!革命精神だった!!  ■名前 : 告天子  ■日付 : 05/3/29(火) 20:33  -------------------------------------------------------------------------
   ▼流水さん:

>愛国心論議がなぜ錯綜するかというと、まず現在の自衛隊が国民軍のような革命的性格をもっているかどうか、という点にあります。また、国民が本当に国民軍のような存在を必要としているかということになります。

「国民軍」というのは、流水さんの説明からすると、革命政権の人民軍、を意味するのでしたよね。

自衛隊は、「国軍」として位置づけられるべきですが、革命人民軍ではありませんし、また、そういう意味での「愛国戦士」ではありませんね。

>これは明確に否でしょう。

確かに、国民は、革命人民軍としての自衛隊など、必要としておりません。


>同時に、【犠牲】【忠誠】【献身】【勇敢】という絶対主義時代の価値観(日本では儒教的というより朱子学的倫理観など)が、現代に通用するかという問題があるのです。

いわゆる、「武士道」というものは、形を変えても日本人の間で美徳として立派に生きているのではないかと思いますね。ところで、徳川政権というのは、何ですか、絶対主義時代だったのですか。権現様は、別段、絶対神ではありませんよ。

朱子学は「古い」から現代に通用しない、というようなことではなく、階級など、時代状況こそ現代と違っていても、当時の武士が「武士は如何に生きるべきか」について肝を据えて考えたこと、そこから学ぶものが「何もない」というような話はありますまい。それこそ、現代人の驕慢でしかない。

>さらに言えば、現代のように国民の知的水準がある程度上昇してきている時代、古色蒼然たるイメージがこびりついている【愛国心】が、国民の心をつかめるか、という問題があります。

国民が、「国を卑しむ」かのような知識人に反対を表明するようになったのも、「知的水準が上がったから」かもしれません。一昔前なら、「南京大虐殺」を疑うなど、決して許されない、魔女視されたような考えでしたでしょう。

>つまり、現在の国民の知的水準からみるならば、【国民軍】のような革命的性格を持つ軍が必要なのか、それとも過去の軍国主義的軍が必要なのか、という根本的な問いかけなしに、愛国心を論議しても実りあるものにならないということです。

革命人民軍など、ほとんどの人は必要としませんし、旧軍というのは多分に成立時の藩閥的な勢力図を、組織に濃厚に残していましたから、現代に於いてそれが「復活する」みたいな話はあり得ないでしょうね。こういうことは、「愛国心」とか「愛国心教育」とは何の関係もない話です。「愛国心教育をすると、軍国主義になる」、みたいな図式でもあるのなら別ですが。


>これがしげちよ氏をはじめとする愛国心強調論者に対するわたしの答えです。

まさか、愛国心を「革命的愛国心」と捉えておられたとは、想像もしませんでした。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):国家とは、愛国心とは!(3)  ■名前 : 流水  ■日付 : 05/3/29(火) 13:33  -------------------------------------------------------------------------
   さて、歴史的経緯については、概括しました。では、日本国民は一体どうなのか、という問題が次に浮上します。
この問題を考える場合は、日本人論から天皇制論にいたるまで、きわめて難しい議論を要します。ここでは、あまり深入りせずに、問題を焦点化して考えて見ましょう。

右派からよく問いかけられる設問に、【もし、日本が攻められたらあなたはどうする】というのがあります。
軍隊というキーワードなしに、自分の問題としてこの問いに答えることはなかなか難しいのです。
こういうシビアーな問題は、世論調査しても正確な答えなどでてきません。YESと答えて、真っ先に逃げる人もいるでしょうし、NOと答えて、戦う人もいるでしょう。
そこで、これは全くのわたしの私見としていうなら、【俺は死んでも戦う】という人と【俺は真っ先に逃げる】という人は、少数派であると思います。
【そんなことを聞かれても困る】というのが、恐らく多数派であろうと想像します。この人たちは、日本が攻められる事態を愉快だとは思っていないのですが、「自分が命を賭して戦うのはちょっと待ってくれ」と考えているはずです。

現在、保守派から仕掛けられている憲法改正攻勢は、この日本人の大多数の感性(日本が攻められたら愉快ではないが、自分が命を賭けて戦うのはちょっと待ってくれ)に依拠しているのです。【そうだろう。命を賭けるのは困るだろう。だから、軍備を整えなければ駄目だろう】というわけです。

さて、不幸にして日本が占領されたとします。日本人は、【他国に支配されていることは絶対認められない】と最後まで抵抗するでしょうか。もし、占領軍が適度に民主的であり、適度に友好的であったとしたらどうでしょうか。
わたしは、日本人はイラクのように抵抗しないと思います。第二次大戦後、それまで鬼畜米英を叫んでいた日本人が、手のひらを返すように「ギブミーチョコレート」を叫び、【民主主義万歳】を叫んだことにショックを受けた人は多数います。
教育現場で言えば、昨日まで【撃つてし 止まん】と子供たちに叫んだ人間が、明くる日には【民主主義】を説いていたのも歴史的事実です。

ところが、占領軍が強権的であったり、抑圧的であったら、たとえイデオロギー的にシンパシーを覚えていたとしても、日本人は粘り強く抵抗すると思います。

これは論理ではないのです。一種の民族的ないし国民的DNAとでも言うべきものだと思います。京都人を考えればよく分かります。京都というところは、常に権力の興亡が行われたところです。そういう場所で庶民が生き延びるためには、その時々の権力につかず離れずの関係を保ちながら生きなければなりません。
木曾義仲のように大歓声で歓迎されながら、強権的・抑圧的統治を行ったとたん、罵声を持って追い出されるのです。

愛国心を強調する人は、論理的には【最後まで命を賭けて抵抗する人】という風にみえますが、上記のような庶民の生きる知恵から見ると、「気持ちは分かるが、止めておけ。生き延びるのが第一」という意見になります。
同時に、満州や沖縄戦などでも見られたように、【最後まで命をかけて抵抗する】ではなく、【最後まで命を賭けて抵抗しろ、ただし自分は別だが】という人間の持つ裏表を知り尽くしている庶民の目からは、そういう奇麗事を言う奴は信用できない、と見えるのです。

つまり、愛国心を説くということは、このような日本人の特性をどのように説明するかという難しい課題を抱えているのです。新しい愛国心などと言う人もいますが、それがどのようにしたら可能かをきちんと説明する必要があるのです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 庶民は何を疑いだしたか  ■名前 : 告天子  ■日付 : 05/3/29(火) 21:01  -------------------------------------------------------------------------
   ▼流水さん:

>右派からよく問いかけられる設問に、【もし、日本が攻められたらあなたはどうする】というのがあります。

ちなみに私は、「九条絶対護持なら、攻められたときに一切抵抗せずに死ねということか」とは尋ねましたが、「あなたはどうするか」と尋ねたことはありません。


>現在、保守派から仕掛けられている憲法改正攻勢は、この日本人の大多数の感性(日本が攻められたら愉快ではないが、自分が命を賭けて戦うのはちょっと待ってくれ)に依拠しているのです。【そうだろう。命を賭けるのは困るだろう。だから、軍備を整えなければ駄目だろう】というわけです。

それは、逆だと思います。「命を懸けて戦うのは嫌だろう、だから軍備を充実させねば」、ではなくて、「命を懸けて戦う人を、むざと死なせてはいられないだろう、だから法制も整備しよう、軍事を罪悪視するのは止そう」、という話かと思っていました。どのみち、自衛のための軍備は必要なんでからね。それすらも、否定するのか、と尋ねていたのですよ、私は。


>さて、不幸にして日本が占領されたとします。日本人は、【他国に支配されていることは絶対認められない】と最後まで抵抗するでしょうか。もし、占領軍が適度に民主的であり、適度に友好的であったとしたらどうでしょうか。

占領軍が友好的で民主的な姿勢を見せれば、尻尾を振った方がいい、というのであれば、それは「売国」であります。

>わたしは、日本人はイラクのように抵抗しないと思います。

先の大戦の時には、終戦の詔があったから、皆が従ったのです。もし天皇陛下に手を掛けるようなことがあれば、テロの嵐が吹き荒れたであろうことは、明瞭です。

>第二次大戦後、それまで鬼畜米英を叫んでいた日本人が、手のひらを返すように「ギブミーチョコレート」を叫び、【民主主義万歳】を叫んだことにショックを受けた人は多数います。

後ろから銃を突き付けられた、「民主主義、万歳」です。戦争が終わって、とにかくほっとした、というのもあるでしょう。

>教育現場で言えば、昨日まで【撃つてし 止まん】と子供たちに叫んだ人間が、明くる日には【民主主義】を説いていたのも歴史的事実です。

もう何もかも忘れて、新しい時代を生きていこう、ということもあったでしょう。

>ところが、占領軍が強権的であったり、抑圧的であったら、たとえイデオロギー的にシンパシーを覚えていたとしても、日本人は粘り強く抵抗すると思います。

占領軍は強権的であり、十分に抑圧的でした。しかし、軍事的抵抗は既に意味がなかったのです。あり得たのは精神的抵抗ですが、旧軍より激しい検閲、思想統制、公職追放、過激な労働運動の始まりなど、迎合と、暴力と、混乱・・・日本には抵抗精神を無力化するような揺さぶりが次々と掛けられたのです。


>愛国心を強調する人は、論理的には【最後まで命を賭けて抵抗する人】という風にみえますが、上記のような庶民の生きる知恵から見ると、「気持ちは分かるが、止めておけ。生き延びるのが第一」という意見になります。

庶民には、基本的に政治的責任などありません。だから、「何はともあれ、生き延びること」というのは当然です。権力者を揶揄するのも、庶民の本音です。しかしまた、庶民の中に、国士的気風を持つ者が多くいるであろうこと、これも本当でしょう。

>同時に、満州や沖縄戦などでも見られたように、【最後まで命をかけて抵抗する】ではなく、【最後まで命を賭けて抵抗しろ、ただし自分は別だが】という人間の持つ裏表を知り尽くしている庶民の目からは、そういう奇麗事を言う奴は信用できない、と見えるのです。

そりゃあ、誰が見たってそうでしょう。じゃあ、沖縄戦では、軍人は民間人を見捨てて自分らだけ逃げましたか。沖縄戦は、無駄だったですか。抵抗しなければ、助かったですか。反戦運動を戦前にやっておれば、日米戦もなかったですか。

>つまり、愛国心を説くということは、このような日本人の特性をどのように説明するかという難しい課題を抱えているのです。新しい愛国心などと言う人もいますが、それがどのようにしたら可能かをきちんと説明する必要があるのです。

国際の平和を信用しろ、日本が丸腰でいてこそ、世界の平和はあるのだ、というような「きれい事」のことを、庶民は疑いだしたのではないのですか。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 沖縄戦の犠牲者を愚弄する発言  ■名前 : 森下 泰典 <vana-a1675ka@coral.broba.cc>  ■日付 : 05/3/29(火) 21:59  -------------------------------------------------------------------------
   ▼告天子さん:
>▼流水さん:
>>同時に、満州や沖縄戦などでも見られたように、【最後まで命をかけて抵抗する】ではなく、【最後まで命を賭けて抵抗しろ、ただし自分は別だが】という人間の持つ裏表を知り尽くしている庶民の目からは、そういう奇麗事を言う奴は信用できない、と見えるのです。
>
>そりゃあ、誰が見たってそうでしょう。じゃあ、沖縄戦では、軍人は民間人を見捨てて自分らだけ逃げましたか。沖縄戦は、無駄だったですか。抵抗しなければ、助かったですか。反戦運動を戦前にやっておれば、日米戦もなかったですか。

要チェック!!
これは見過ごせぬ!!

そもそも3月10日の東京大空襲の時点で時の陛下が降伏の英断を下して
下されば、後の沖縄戦の参加も、ヒロシマ・ナガサキも、ひいては中国
残留孤児の悲劇も生じなかった!!

大体、「反戦運動を戦前にやっておれば、日米戦もなかったですか」と
おっしゃるが、あの治安維持法の存在を忘れたわけではございますまい!!

以後、貴方の様な御仁が主張される「愛国心教育」など、所詮は、
単なる「復古主義教育」と定義させて頂く。

もっとはっきり言わせてもらえば、貴方が主張する「愛国心」など、
人の命を踏み台にした上で立脚する、カビ臭い「全体主義的
愛国心」と定義せざるを得ない!!

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):沖縄戦の犠牲者を愚弄する発言  ■名前 : 告天子  ■日付 : 05/3/29(火) 22:12  -------------------------------------------------------------------------
   ▼森下 泰典さん:
こんにちは。

>要チェック!!
>これは見過ごせぬ!!

>そもそも3月10日の東京大空襲の時点で時の陛下が降伏の英断を下して
>下されば、後の沖縄戦の参加も、ヒロシマ・ナガサキも、ひいては中国
>残留孤児の悲劇も生じなかった!!

天皇陛下がそんなことをしたら、憲法違反ですよ。それから、日本が降伏をしても、戦争というのは、相手があってのことですから、相手が条件を呑まなければ終戦にはなりません。

ところで、森下さんのお話では、まるで戦争の惨禍が全て「天皇陛下のせい」みたいな話ですね。

そういう、惨禍を引き起こした国は、一体どこですか。そういう国々と、我々の先祖は戦ったのですよ。


>大体、「反戦運動を戦前にやっておれば、日米戦もなかったですか」と
>おっしゃるが、あの治安維持法の存在を忘れたわけではございますまい!!

おや、治安維持法があるから反戦運動は出来ないとは、それは、「反戦運動」ではなくて、「革命運動」とか、「国体を毀損するための運動」の間違いじゃないんですか。

反戦運動を仮にやっていたとしても、日米戦は相手が望んだことだから、避けられなかったろう、という話ですよ。話の筋を逸らさないでください。

>以後、貴方の様な御仁が主張される「愛国心教育」など、所詮は、
>単なる「復古主義教育」と定義させて頂く。

何ですか、それは・・・。

>もっとはっきり言わせてもらえば、貴方が主張する「愛国心」など、
>人の命を踏み台にした上で立脚する、カビ臭い「全体主義的
>愛国心」と定義せざるを得ない!!

またラベリングですか。・・・。あいつは魔女だ、とか叫んでいるのと同じですよ?。どうして、普通に議論が出来ないのですか??

大体、何ですか、その「沖縄戦の犠牲者を愚弄する発言」、とは。どこがどう、なのですか。いきなり「非国民!!」、と怒鳴りつけられたような気分ですよ。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):沖縄戦の犠牲者を愚弄する発言  ■名前 : 告天子  ■日付 : 05/3/29(火) 22:28  -------------------------------------------------------------------------
   ▼森下 泰典さん:

森下さん、私はむしろ、沖縄のことを思って、瞑目する気持ちで先の文章を書いたのです。それが「犠牲者を愚弄するものだ」と言われるとは、本当にふに落ちないことです。

一体、どうしたわけなのですか?


>要チェック!!
>これは見過ごせぬ!!

相手を愚弄する材料を見つけて、楽しそうな様子が感じられるのですが、そうではないのですか。

天皇陛下の政治的お立場や、国制上の権能についての無知、あたかも絶対者の如く捉えることについては、単純に、あなたの誤りです。天皇は、絶対の支配者ではない。天皇が、独裁者の如く命令することは、出来ないのです。

さて、私は愛国心を次のような規定しました。

<<愛国心というのは、自分の国を愛する心であり、国家というものが存在し、その中で我々が生きていかなければならない以上、当然に必要であり、また教育で磨くべきもので、そこに疑問の余地はありません。>>

>以後、貴方の様な御仁が主張される「愛国心教育」など、所詮は、
>単なる「復古主義教育」と定義させて頂く。

上に書いたもののどこが、復古主義教育なのですか。

>もっとはっきり言わせてもらえば、貴方が主張する「愛国心」など、
>人の命を踏み台にした上で立脚する、カビ臭い「全体主義的
>愛国心」と定義せざるを得ない!!

上に書いたもののどこが、全体主義なのですか。答えてください、森下さん。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 主権在民か否か  ■名前 : 森下 泰典 <vana-a1675ka@coral.broba.cc>  ■日付 : 05/3/29(火) 22:38  -------------------------------------------------------------------------
   ▼告天子さん:
><<愛国心というのは、自分の国を愛する心であり、国家というものが存在し、その中で我々が生きていかなければならない以上、当然に必要であり、また教育で磨くべきもので、そこに疑問の余地はありません。>>
>
>>以後、貴方の様な御仁が主張される「愛国心教育」など、所詮は、
>>単なる「復古主義教育」と定義させて頂く。
>
>上に書いたもののどこが、復古主義教育なのですか。
>
>>もっとはっきり言わせてもらえば、貴方が主張する「愛国心」など、
>>人の命を踏み台にした上で立脚する、カビ臭い「全体主義的
>>愛国心」と定義せざるを得ない!!
>
>上に書いたもののどこが、全体主義なのですか。答えてください、森下さん。

「国」が上に立つか、「国民」が上に立つか、
もっと言えば、日本国憲法の規定する「主権在民」を支持するか、
考えの違いは、そこから発していると考えます。
以上。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):主権在民か否か  ■名前 : 告天子  ■日付 : 05/3/29(火) 22:50  -------------------------------------------------------------------------
   ▼森下 泰典さん:

>「国」が上に立つか、「国民」が上に立つか、
>もっと言えば、日本国憲法の規定する「主権在民」を支持するか、
>考えの違いは、そこから発していると考えます。
>以上。

何ですか、それは。そんな理由で、他人を「全体主義者」と言い放つのですか?。それから、沖縄戦の犠牲者を私が愚弄している、というのはどういうことですか。

考えの違う者を、「全体主義者」と言うのですか、あなたは。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):主権在民か否か  ■名前 : 告天子  ■日付 : 05/3/29(火) 22:55  -------------------------------------------------------------------------
   ▼森下 泰典さん:

>「国」が上に立つか、「国民」が上に立つか、
>もっと言えば、日本国憲法の規定する「主権在民」を支持するか、
>考えの違いは、そこから発していると考えます。
>以上。

大体、何ですか、その「上だ」とか、「下だ」とか。国民と国の関係は、どっちかがご主人で、どっちかは下僕なんです、みたいな考え方ですか。そんな考えは、主権在民とは何の関係もない!!

上か下かなどと、誰が言ったか。主権論には、多くの批判が当然に存在する。それを支持するか、しないかで、相手を「全体主義」とは、一体何の話か、以上では済まない、説明していただきたい。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):主権在民か否か  ■名前 : 告天子  ■日付 : 05/3/29(火) 23:06  -------------------------------------------------------------------------
   ▼森下 泰典さん:

・・・・・あまりあなたを困らせても、仕方がないですよね・・・。説明を求めることは、取り下げますよ。

それでは。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 中川氏の著作から  ■名前 : ニッチモサッチモ  ■日付 : 05/3/30(水) 10:40  -------------------------------------------------------------------------
   告天子さん、ご苦労さんです。中川と言う学者が次の様に
述べています。浅学な愚生にとっては目から鱗の感じです。
『国民の憲法改正』p131
(要旨)
日本の憲法学は授業でも教科書でも米国憲法を事実上全く触
れない。避ける。東大法学部ですらしかり。この理由は明確
で、米国憲法に言及した瞬間、日本の憲法学者の九割が虚偽
とプロパガンダ常習者、つまり詐欺師と分かってしまうから。
日本の憲法学者のほとんどは、人格的にも病に冒されている。
例えば、米国憲法には「国民主権」などというものは匂いほど
も存在しない。そんなものは積極的に排斥され否定されている。
特に米国はその憲法制定によって、「立憲主義」を憲法原理と
したから、いかなる権力も制限される。
このため「制限されない権力」の意である「主権」は当然に憲法
違反であり、完全に排撃される。「立憲主義」と「国民主権」は
水と油で両立しないから、米国は前者を採用して後者を追放
した。日本の憲法学者が「立憲主義」を是とし「国民主権」を称
讃しているのは分裂症的思考である。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):中川氏の著作から  ■名前 : 告天子  ■日付 : 05/3/30(水) 13:14  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ニッチモサッチモさん:

ありがとうございます。なるほど、米国憲法では、国民主権のコの字もないですよね。大日本帝国憲法でも、そうでしたが。

ところで、国民主権のお膝元みたいなフランスの憲法では、占領下に制定された憲法は無効である、という規定があったと思いますが、ネットで確認しようと思ったら邦訳が見あたらなかったです。

ところか、こちらの掲示板では、憲法の主権在民を支持しない姿勢を見せるから、お前は全体主義者に他ならぬ、という断定が下されたりする。驚くべき人権意識であると思い、興味深く感じているところです。

教えていただいて、参考になりました。

>告天子さん、ご苦労さんです。中川と言う学者が次の様に
>述べています。浅学な愚生にとっては目から鱗の感じです。
>『国民の憲法改正』p131
>(要旨)
>日本の憲法学は授業でも教科書でも米国憲法を事実上全く触
>れない。避ける。東大法学部ですらしかり。この理由は明確
>で、米国憲法に言及した瞬間、日本の憲法学者の九割が虚偽
>とプロパガンダ常習者、つまり詐欺師と分かってしまうから。
>日本の憲法学者のほとんどは、人格的にも病に冒されている。
>例えば、米国憲法には「国民主権」などというものは匂いほど
>も存在しない。そんなものは積極的に排斥され否定されている。
>特に米国はその憲法制定によって、「立憲主義」を憲法原理と
>したから、いかなる権力も制限される。
>このため「制限されない権力」の意である「主権」は当然に憲法
>違反であり、完全に排撃される。「立憲主義」と「国民主権」は
>水と油で両立しないから、米国は前者を採用して後者を追放
>した。日本の憲法学者が「立憲主義」を是とし「国民主権」を称
>讃しているのは分裂症的思考である。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):中川氏の著作から  ■名前 : 実はブラックデビル  ■日付 : 05/3/30(水) 17:46  -------------------------------------------------------------------------
   こんにちは。

▼告天子さん:

>ところで、国民主権のお膝元みたいなフランスの憲法では、占領下に制定された憲法は無効である、という規定があったと思いますが、ネットで確認しようと思ったら邦訳が見あたらなかったです。

フランス第四共和国憲法第94条(憲法改正の禁止)
本国領土の全部又は一部が外国軍隊の占領下にある場合には、如何なる改正手続きも、これに着手し若しくは継続することができない。

↑多分、これだと思います。

ちなみに、
フランス第五共和国憲法第89条には「いかなる改正手続きも領域の保全に侵害が加えられている時には、開始あるいは遂行されることができない。」とあります。

ただし、参照している資料自体がちと古いので規定が変わってるかも知れませんが。
まぁ。占領中に憲法を変えてはならないというのは、当然だろうと思いますけどね。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):中川氏の著作から  ■名前 : 告天子  ■日付 : 05/3/30(水) 22:19  -------------------------------------------------------------------------
   ▼実はブラックデビルさん:
ありがとうございます。日本国憲法は、占領下で成立した憲法ですので、公平に考えるならば、こういう条文が外国憲法にはあるのだということ、もっと知られてよいものかと思いますね。

>こんにちは。
>
>▼告天子さん:
>
>>ところで、国民主権のお膝元みたいなフランスの憲法では、占領下に制定された憲法は無効である、という規定があったと思いますが、ネットで確認しようと思ったら邦訳が見あたらなかったです。
>
>フランス第四共和国憲法第94条(憲法改正の禁止)
>本国領土の全部又は一部が外国軍隊の占領下にある場合には、如何なる改正手続きも、これに着手し若しくは継続することができない。
>
>↑多分、これだと思います。
>
>ちなみに、
>フランス第五共和国憲法第89条には「いかなる改正手続きも領域の保全に侵害が加えられている時には、開始あるいは遂行されることができない。」とあります。
>
>ただし、参照している資料自体がちと古いので規定が変わってるかも知れませんが。
>まぁ。占領中に憲法を変えてはならないというのは、当然だろうと思いますけどね。


一投稿にまとめて書いて恐縮ですが、退職軍人さん、相良唯夫さん、別スレッドでのお言葉、ありがとうございます。元気が出ます。

枯葉さん、しげちよさん、レスポンスが悪くて申し訳ありません。特に枯葉さんが私にレスを付けてくださると、よくウミサチヒコ氏が「出て行け」と言わんばかりの書き込みをするので、これは困ったことだと思っているのですが、あまり気にされないとよいと思います。

ところで、「香ばしい」というのは、議論で火だるまになって、香ばしいニオイがする、という意味ではないでしょうか?


このスレッドに限りませんが、いろいろ皆さんに教えていただいたりして、感謝しております。あまりくどく言うのも恥ずかしいのですが、黙っている時もそういう気持ちでおります。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):中川氏の著作から  ■名前 : 進化する未老人  ■日付 : 05/3/30(水) 19:54  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ニッチモサッチモさん:
>告天子さん、ご苦労さんです。中川と言う学者が次の様に
>述べています。浅学な愚生にとっては目から鱗の感じです。
>『国民の憲法改正』p131
>(要旨)
>日本の憲法学は授業でも教科書でも米国憲法を事実上全く触
>れない。避ける。東大法学部ですらしかり。この理由は明確
>で、米国憲法に言及した瞬間、日本の憲法学者の九割が虚偽
>とプロパガンダ常習者、つまり詐欺師と分かってしまうから。
>日本の憲法学者のほとんどは、人格的にも病に冒されている。
>例えば、米国憲法には「国民主権」などというものは匂いほど
>も存在しない。そんなものは積極的に排斥され否定されている。
>特に米国はその憲法制定によって、「立憲主義」を憲法原理と
>したから、いかなる権力も制限される。
>このため「制限されない権力」の意である「主権」は当然に憲法
>違反であり、完全に排撃される。「立憲主義」と「国民主権」は
>水と油で両立しないから、米国は前者を採用して後者を追放
>した。日本の憲法学者が「立憲主義」を是とし「国民主権」を称
>讃しているのは分裂症的思考である。

立憲主義と国民主権が相容れない概念であるとのお説をはじめて知りました。
中川という学者は知りませんが、ぜひどのように相容れないのかご教授願います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):中川氏の著作から  ■名前 : 海幸彦 <hrdjapan@me.scn-net.ne.jp>  ■日付 : 05/3/30(水) 20:37  -------------------------------------------------------------------------
   ▼進化する未老人さん:
>▼ニッチモサッチモさん:

>立憲主義と国民主権が相容れない概念であるとのお説をはじめて知りました。
>中川という学者は知りませんが、ぜひどのように相容れないのかご教授願います。

これは学者に聞くまでもなく、珍説・新説です。お話になりません。彼らに説明出来る訳がありません。きっと、なにか読み違いをしたのでしょう。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):中川氏の著作から  ■名前 : 海幸彦 <hrdjapan@me.scn-net.ne.jp>  ■日付 : 05/3/30(水) 20:52  -------------------------------------------------------------------------
   ▼海幸彦さん:自己レス
>▼進化する未老人さん:
>>▼ニッチモサッチモさん:
>
>>立憲主義と国民主権が相容れない概念であるとのお説をはじめて知りました。
>>中川という学者は知りませんが、ぜひどのように相容れないのかご教授願います。
>
>これは学者に聞くまでもなく、珍説・新説です。お話になりません。彼らに説明出来る訳がありません。きっと、なにか読み違いをしたのでしょう。

リンカーンの、Government of the people, by the people, for the people を持ち出すまでもなく、政府は人民のためにあり、政治は人民のものたるべしということを、私は教えられてきました。
もちろん、キング牧師が言ったように、「『100年前に語られた理想』がいまだ、この地上にない」ことは事実です。しかし、理想は理想として、現代において、この理想を「万人が」認めていることは確かであると信じます。
ですから「立憲主義と主権在民(国民)が両立しないなどと言う彼らは、議論の埒外の、流水さんの規定によれば、異界の者たちである訳です。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):中川氏の著作から  ■名前 : 告天子  ■日付 : 05/3/30(水) 21:37  -------------------------------------------------------------------------
   ▼海幸彦さん:
>▼海幸彦さん:自己レス
>>▼進化する未老人さん:
>>>▼ニッチモサッチモさん:
>>
>>>立憲主義と国民主権が相容れない概念であるとのお説をはじめて知りました。
>>>中川という学者は知りませんが、ぜひどのように相容れないのかご教授願います。
>>
>>これは学者に聞くまでもなく、珍説・新説です。お話になりません。彼らに説明出来る訳がありません。きっと、なにか読み違いをしたのでしょう。

はい、大変興味深い意見ですね。

>リンカーンの、Government of the people, by the people, for the people を持ち出すまでもなく、政府は人民のためにあり、政治は人民のものたるべしということを、私は教えられてきました。

さて、ここでリンカーンが語っている「人民」とは、匿名的な人民の意ではありません。ここに、合衆国の成り立ちの由縁があります。オリジナルは、こうです。

「 私たちがしなければならないことは、この国において、神の下に新しい自由な
社会を築いていくことです。そして人民の、人民による、人民のための政治は
決して地上から消滅してはならないのです。 」

神の意を受け、アメリカの地に偉大な国家を築いたアメリカの人民、そういう、国家意思の担い手としての、強い国家的使命感を抱いた、特定の「人民」を指しているのであり、そこらへんのただの人一般、という意味で「人民」と言っているのではないところにご注目ください。

つまり、聖なるアメリカ建国に参加していた移民者、開拓者、この者たちの精神を継ぐ者としての「人民」であり、「国民一般」という意味ではありませんし、主権も関係ないのです。

>もちろん、キング牧師が言ったように、「『100年前に語られた理想』がいまだ、この地上にない」ことは事実です。しかし、理想は理想として、現代において、この理想を「万人が」認めていることは確かであると信じます。

はい、ウミサチヒコさんが主張したい理想とは、おそらくご自身と思想を同じくする「人民の主権、絶対的な権力」ではないかと考えられますね、「人民主権」という意味からは、そうなりますし、そうでなければおかしい。

>ですから「立憲主義と主権在民(国民)が両立しないなどと言う彼らは、議論の埒外の、流水さんの規定によれば、異界の者たちである訳です。

はい、同じ国民を「異界の者たち」などと表現するようでは、一体不可分の国民のことを指して言っているのではなく、個々別々の意見を持った「人民」としてウミサチヒコ氏が「主権」を捉えていることが分かりますね。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):中川氏の著作から  ■名前 : 告天子  ■日付 : 05/3/30(水) 21:09  -------------------------------------------------------------------------
   ▼進化する未老人さん:
>▼ニッチモサッチモさん:
>>告天子さん、ご苦労さんです。中川と言う学者が次の様に
>>述べています。浅学な愚生にとっては目から鱗の感じです。
>>『国民の憲法改正』p131
>>(要旨)
>>日本の憲法学は授業でも教科書でも米国憲法を事実上全く触
>>れない。避ける。東大法学部ですらしかり。この理由は明確
>>で、米国憲法に言及した瞬間、日本の憲法学者の九割が虚偽
>>とプロパガンダ常習者、つまり詐欺師と分かってしまうから。
>>日本の憲法学者のほとんどは、人格的にも病に冒されている。
>>例えば、米国憲法には「国民主権」などというものは匂いほど
>>も存在しない。そんなものは積極的に排斥され否定されている。
>>特に米国はその憲法制定によって、「立憲主義」を憲法原理と
>>したから、いかなる権力も制限される。
>>このため「制限されない権力」の意である「主権」は当然に憲法
>>違反であり、完全に排撃される。「立憲主義」と「国民主権」は
>>水と油で両立しないから、米国は前者を採用して後者を追放
>>した。日本の憲法学者が「立憲主義」を是とし「国民主権」を称
>>讃しているのは分裂症的思考である。
>
>立憲主義と国民主権が相容れない概念であるとのお説をはじめて知りました。
>中川という学者は知りませんが、ぜひどのように相容れないのかご教授願います。

では、僭越ながら、私がご説明しましょう。

立憲主義、というのは上にも述べてあるように、国家権力を憲法により制限しようというものであり、制限の具体的な内容は、権力の分立であります。つまり、「無制限な権力」の存在を許さないのが、立憲主義です。なお、米国憲法の制定者は、制定時に於ける合衆国「人民」であります。「国民」ではありません。

さて、反してこの「国民主権」に於ける「主権」とは、一般に、分割不可能なもの、永久不変なものとして説明されますが、それが上で説明されているように、

>>このため「制限されない権力」の意である「主権」は当然に憲法
>>違反であり、完全に排撃される。

そういう理屈になります。実際、米国憲法には、主権の所在は明記されておりません。おそらく、そういう絶対の権力を持つのは神のみである、という米国の宗教的伝統も関係しているのでしょう。

なお、人民と国民は同じではないか、と言われるかも知れませんが、ピープルとナシオンは異なる概念です。人民、つまりピープルが定めた米国憲法に於いては、絶対不可分の権能を有するという国民、なるものに主権があるのだとする説明は、定められてもいないし、また、定める必要もありません。何故なら、不可分である主権の担い手であるナシオンは、個々別々の意見を有するピープルでは「あり得ない」からです。

さて、そういう米国憲法を照らして考えてみると、

>>(日本国憲法前文) そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものてあつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。

こういう説明が、本当に「人類普遍の原理」なのかが怪しくなるところから、中川氏のお説になるのではないでしょうか。

お分かりいただけたでしょうか。人民と国民の区別が付いていないようだと、この説明が分からなくなると思います、はい。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 中川氏の著作から  ■名前 : ニッチモサッチモ  ■日付 : 05/3/30(水) 21:22  -------------------------------------------------------------------------
   ▼進化する未老人さん:初めまして
学習中の愚生ゆえ教授方は大逸れてます。依って貴兄の質問に沿えるか否か判りませんが、今少し、中川説を引用します。(要旨)
→バジョットは、米国憲法の起草者達は「どこにも主権をおかないようにした。それは主権によって暴政が生じることをおそれたから。」と、米国憲法を正しく観察。
ハンナ・アーレントも次のように述べる。「(前略)最大のアメリカ的革新は、共和国の政治体内部において主権を徹底的に廃止したということ、そして、人間事象の領域においては主権と暴政とは同一のものであると洞察したこと」・・・(中略)政治哲学者ハイエクは、次のように「国民主権」のことを「迷信」という。・・・(中略)
「主権がどこにあるかと問われるなら、どこにもない・・というのがその答えだ。
立憲政治は(権力が)制限された政治であるので、もし主権が無制限の権力と定義されるなら、そこに主権の入り込む余地はあり得ぬ。・・無制限の究極的な権力が常に存在するに違いないという信念は・・迷信である。」 (続く)

>立憲主義と国民主権が相容れない概念であるとのお説をはじめて知りました。
>中川という学者は知りませんが、ぜひどのように相容れないのかご教授願います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 中川氏の著作から  ■名前 : ニッチモサッチモ  ■日付 : 05/3/30(水) 21:49  -------------------------------------------------------------------------
   ▼進化する未老人さん:
(承前)
(略)・米国社会から排除された”アメリカのはぐれ者”たちの巣窟であったGHQ民政局では、日本国憲法を書くに当たってスターリン憲法やワイマール憲法を参考にしたように、彼らは通常の”米国人”ではなかった。そのことは、非英米的な「国民主権」が前文や第1条にあることですぐわかる。彼らは「英米の憲法が正統」であることに耐えられない、”アメリカの異分子たち”であった。(略)
「国民主権」が米国に存在もせず米国人の関心の対象にもならなかったことは、米国にルソーやその他のフランス啓蒙哲学がさっぱり流入しなかったことに通じている。あるいは、米国の建国から数ヶ月後に発生した革命フランスの革命思想も簡単に排除され流入しなかったこととも関係していよう。英国ではエ・バークを先頭にして国をあげて革命フランスの革命思想の流入の阻止に血眼にならざるをえなかった・・(後略)

既に案内した現物書籍を読まれた方が結構かと思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 中川氏の著作から、ってどこの誰ですか?  ■名前 : 森下 泰典 <vana-a1675ka@coral.broba.cc>  ■日付 : 05/3/30(水) 21:54  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ニッチモサッチモさん:
>告天子さん、ご苦労さんです。中川と言う学者が次の様に
>述べています。浅学な愚生にとっては目から鱗の感じです。
>『国民の憲法改正』p131
>(要旨)

誰ですか?その人?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 中川氏の著作から  ■名前 : ニッチモサッチモ  ■日付 : 05/3/30(水) 22:06  -------------------------------------------------------------------------
   ▼森下 泰典さん:
>誰ですか?その人?
中川八洋(やつひろ):筑波大教授です。詳細はお調べ下さい。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 『中川八洋(筑波大教授)の差別的暴言』  ■名前 : 森下 泰典 <vana-a1675ka@coral.broba.cc>  ■日付 : 05/3/30(水) 22:26  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ニッチモサッチモさん:
>▼森下 泰典さん:
>>誰ですか?その人?
>中川八洋(やつひろ):筑波大教授です。詳細はお調べ下さい。

というわけで、「中川八洋」をグーグルで調べてみたら、上記タイトルの
サイトがトップに来ました。
http://www.bekkoame.ne.jp/~pyonpyon/hotnews/1999/ht990915.htm

曰く、
「朝鮮なんかに謝罪する必要はない。」
「男は二号、三号に子供を産ませたら良い。」
「女性は四十過ぎたら肉の塊だ。」
「昔のような家父長制の家族制度を再建すべきだ。」
「社民党の福島瑞穂議員は共産党から派遣されている。」
「1パーセントの子供に英才教育をすればよい。わからない子供は
ほっておけばよい。」
「福祉に国の予算は使うな。」
「NHKの受信料は、その労組が共産党だから、共産党に金を払うようなもの。」
「米国の銃社会はすばらしい。」
「長崎アピール(平和宣言)はキチガイ。長崎市長はうそつき。」

…引くなあ…これは……

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):『中川八洋(筑波大教授)の差別的暴言』  ■名前 : 海幸彦 <hrdjapan@me.scn-net.ne.jp>  ■日付 : 05/3/30(水) 22:37  -------------------------------------------------------------------------
   ▼森下 泰典さん:
>▼ニッチモサッチモさん:
>>▼森下 泰典さん:
>>>誰ですか?その人?
>>中川八洋(やつひろ):筑波大教授です。詳細はお調べ下さい。
>
>というわけで、「中川八洋」をグーグルで調べてみたら、上記タイトルの
>サイトがトップに来ました。
>http://www.bekkoame.ne.jp/~pyonpyon/hotnews/1999/ht990915.htm
>
>曰く、
>「朝鮮なんかに謝罪する必要はない。」
>「男は二号、三号に子供を産ませたら良い。」
>「女性は四十過ぎたら肉の塊だ。」
>「昔のような家父長制の家族制度を再建すべきだ。」
>「社民党の福島瑞穂議員は共産党から派遣されている。」
>「1パーセントの子供に英才教育をすればよい。わからない子供は
>ほっておけばよい。」
>「福祉に国の予算は使うな。」
>「NHKの受信料は、その労組が共産党だから、共産党に金を払うようなもの。」
>「米国の銃社会はすばらしい。」
>「長崎アピール(平和宣言)はキチガイ。長崎市長はうそつき。」
>
>…引くなあ…これは……

森下さん、「引く」などという言葉を2度と使わぬよう、伏してお願い申し上げます。
それはさておき、なんですか、これは!?中川?も異界の人間でしたか。森下さん、こういうのが学者?これは許しておけません。徹底的にこれは追求しましょうよ。まるで「ダニ(第二)掲示板状態です!(じゃないですか、ともいいません、師匠に使うなと言われてますから)。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : re中川氏の著作から(森下さんへ)  ■名前 : ニッチモサッチモ  ■日付 : 05/3/30(水) 22:51  -------------------------------------------------------------------------
   ▼森下 泰典さん:
抗議・文句の類は直接中川氏にブツケて下さいね。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):re中川氏の著作から(森下さんへ)  ■名前 : MNG  ■日付 : 05/3/30(水) 23:49  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ニッチモサッチモさん:
>▼森下 泰典さん:
>抗議・文句の類は直接中川氏にブツケて下さいね。

なんというご都合主義。

中川氏の説を引用しておきながら、中川氏がとんでもない人物と分ったら、責任は彼に押し付けて自分は知らん顔とは。

あなたたちらしくて、ある意味素晴らしい。
完全に化けの皮がはがれましたね。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):国家とは、愛国心とは!(4)その1  ■名前 : 流水  ■日付 : 05/3/29(火) 15:47  -------------------------------------------------------------------------
   では次に国家とは何かという問題です。
愛国心を語るためには、国家論はさけては通れません。以下に掲げるのは、以前【国語】問題を語るときに書いた文章を多少手直ししたものです。国家論を考えるときの一つの視点になると考えます。

国家という概念が明確になったのは、18世紀末の市民革命以降である。いわゆるNATION STATE と呼ばれる国民国家がそれである。
この国家観の基底には、【国民】という概念が不可欠である。
では、【国民】を【国民】として成り立たせる核心は何か。
明治維新により、近代国家(国民国家)として産声を上げた日本の指導者達は、この難しい問いに答えなければならなかった。

250年以上続いた徳川政権下の日本は、実質上地方分権であった。この時代の大多数の日本人には、【国家】という観念はなかった。
あるのは、【藩】と【藩主】という観念だったと言ってあまり間違いがない。ただし、一部の目覚めた者たちには、【国家】という観念は、自明のものだった。
幕末の尊王・攘夷運動の核心は、【国家意識】に目覚めた強烈なナショナリズムであると言ってそれほど間違いはない。
しかし、倒幕が成功し、NATION STATEとして出発した維新政府の直面した難問は、【国民意識】を如何にして創り出すか、と言う事であった。
ここで考え出されたのが、【国語】という概念である。

そもそもNATIONと言う概念は、実質には会った事も話した事もなく顔も知らない人間同士が、イメージとして心に描く想像(幻想という人もいる)としての政治共同体である。
その【想像】としての政治共同体を成立させる基盤として、共通の言葉(LANGUAGE)がある。
フランス革命以降、フランス語がアカデミー・フランセ―ズで人工的に構築された政治的意味は、NATION意識の構築に他ならなかった。
明治維新政府も同じ問題に突き当たったのである。
 
維新成立時の言葉はどうであったか。
話し言葉は、きわめて貧弱であり、いわゆる方言が群立していた。薩摩弁と津軽弁などの間の理解など絶望的な情況であった。
しかも、書き言葉はいわゆる象形文字であり、話し言葉との開きは絶望的な開きがあった。

初代の文部大臣森有礼は、日本の言語に統一性を持たせるため【簡易英語・商業英語】の導入を提言した。それに対して、馬場辰猪は【強圧的な英語の導入は,言葉の壁に隔てられた社会の階層の分裂を招く】と反対した。
この論争は、いわゆる国権派と民権派論争の理論的相違点をいみじくも示していた。
現在でも、財務省のエリートの中に,日本語を英語にしろと言う主張がある事でもその事は見て取れる。
その後、前島密は、【漢字廃止論】を唱え、中国文明から決別し西洋文明への傾斜を明らかにし、ローマ字運動をはじめた。

末松謙澄は【日本文章論】の中で、【文字の改良は言語文章の改良の一部であり、最終的目標は言文一致である】と主張した。明治文学史の中で一章を割かれる【言文一致運動】はこの国家的大目標と連動していたのである。
この理念は、
【言葉づかいによって身分や社会的地位が特定できる】−【地理的階層的な言語差異によって全く汚染されていない言語規範】=【国語理念の核である】=理念の現実的支えとして誕生した言語形式=【言文一致】である、ということである。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 欧化思想と国粋精神  ■名前 : 告天子  ■日付 : 05/3/29(火) 21:21  -------------------------------------------------------------------------
   ▼流水さん:

>250年以上続いた徳川政権下の日本は、実質上地方分権であった。この時代の大多数の日本人には、【国家】という観念はなかった。

大多数の日本人が、京の都のミカドのことを知らなかったどころか、芸能にも和歌にも親しまれた話ですよ。

>あるのは、【藩】と【藩主】という観念だったと言ってあまり間違いがない。

いや、間違い。

>ただし、一部の目覚めた者たちには、【国家】という観念は、自明のものだった。
>幕末の尊王・攘夷運動の核心は、【国家意識】に目覚めた強烈なナショナリズムであると言ってそれほど間違いはない。

そうした思想運動は、国民的な背景を持ったものだったのですよ。


>しかし、倒幕が成功し、NATION STATEとして出発した維新政府の直面した難問は、【国民意識】を如何にして創り出すか、と言う事であった。
>ここで考え出されたのが、【国語】という概念である。

共通語ですね。文語は共通でしたが、話し言葉はまるで違っているし、また、書き言葉にしても、漢文調あり、紀貫之みたいな文章を女性は書いていたし、スタイルはバラバラ。統一国家として、国語を整備しよう、ということは当然出てきましたが、国民意識を作るために国語を思いついた、というのは因果関係としておかしいでしょう。


>そもそもNATIONと言う概念は、実質には会った事も話した事もなく顔も知らない人間同士が、イメージとして心に描く想像(幻想という人もいる)としての政治共同体である。
>その【想像】としての政治共同体を成立させる基盤として、共通の言葉(LANGUAGE)がある。

あたかも、「日本」なんてのは、想像に過ぎない、みたいな話の進め方だと思います。


>しかも、書き言葉はいわゆる象形文字であり、話し言葉との開きは絶望的な開きがあった。

・・・象形文字?。普通、話し言葉と書き言葉というのは、違うものですけどね。「絶望的」かどうかは別として。言文一致、みたいな話は、政府が主導してというより、民間有志が勝手に進めた話ではないんですか??


>初代の文部大臣森有礼は、日本の言語に統一性を持たせるため【簡易英語・商業英語】の導入を提言した。それに対して、馬場辰猪は【強圧的な英語の導入は,言葉の壁に隔てられた社会の階層の分裂を招く】と反対した。

いわゆる、欧化政策の人ですからね、森有礼は。

>この論争は、いわゆる国権派と民権派論争の理論的相違点をいみじくも示していた。

国権派というより、欧化政策の森と、日本土着の、国粋で行け、という路線との対立ですよ。藩閥政治家と民権政治化の対立、と言うのなら分かりますが、「国家主義者と民間の対立」、みたいに見ると分からなくなります。

>現在でも、財務省のエリートの中に,日本語を英語にしろと言う主張がある事でもその事は見て取れる。

やはり、啓蒙的欧化主義の伝統は生きている。それに反対する「民権派」が、実は土着的反欧米精神を引きずっていたりする。近代軍に反対したりして。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):国家とは、愛国心とは!(4)  ■名前 : 流水  ■日付 : 05/3/29(火) 15:47  -------------------------------------------------------------------------
   1901年、帝国教育会内言文一致会は【およそ国語の独立普及発達は、国家の統一を固くして国勢の伸長を助け、国運の進歩を速やかにする第一の方法であり、それには言語と文章を一致させなければならない】と述べ、帝国意識の浸透を謳っている。

さらに、明治20年代【上田万年】は、その国語論の中で以下の様に述べている。
国語論を説く前に、【国家論】を説かねばならないと述べ、国家を構成する要素として、1、土地 2、人種(現在の国民という意味)3、結合一致(歴史及び慣習、政治上の主義、宗教、言語、教育など)4、法律  をあげ、1−4が揃っているのを【理想国家】としてしている。
そして、この中で上田が最も重視したのが、【人種・歴史・言語】である。そして、彼は【国語】とは何かでこう述べる。
【国体意識の創出が目的であり、母のイメージとして国体意識の内面化を行う】
この上田の思想が国語に対する考えかたの基調になるのである。
 
さらに,1910年の日韓併合以降、朝鮮において行われた【皇民化政策】いわゆる【同化政策】の基底部になったのである。
【国語による国民の同質化・画一化が近代国家成立に不可欠な要素であり】、この国語統一により【同化政策】が可能になったのである。
ここにおいて、国語は【帝国語】としての存在を勝ち得たのである。
このような政策を提言したのが、【保科孝一】である。
彼は、植民地支配体制を安定させる為には、【強力な言語体制の下で】一貫した政策を行えば、自然と同化政策は進むと考えたのである。
この【同化政策】は,その後の日本の植民地政策の基本となった。第二次大戦中日本軍が占領した南方の島々でさえ、この【同化政策】が行われたのである。

この国語成立の歴史の中に、日本の近代が隠されている。【国体を内面化する】為の道具としての【国語】という視点が、今までのあまり重視されなかった。
良く考えて見れば、教科書は常に【国語】であって【日本語】ではなかった。
フランス語を人工的に構築したアカデミー・フランセ―ズの意図は、【国民の意識改革】であり、フランス革命の理念の浸透であった。
文字通り、NATION【国民】の意識の確立であった。
日本の国語は、【国民意識】ではなくて【皇民意識】注入の道具であり、【同化政策】と言う名の植民地政策の尖兵であったと言える。
 戦後、日本語の乱れが叫ばれて久しい。現在、高校生を中心に変容しつづける話し言葉、敬語の乱れは、国語の本来的に持っていた意味をその根底から崩している。
 上田万年の【国体を内面化する】視点は、その根底から崩れているのである。
ある意味では、それは戦後の当然の帰結かも知れない。戦後の思想は、【国体】と【個人の内面】の分裂が主流であり、それが近代と言うものの本質であるから。
荻生徂徠を評して丸山真男は【彼は修身斉家と治国平天下を分けた所が近代的である】と言っていたが、まさに戦後の情況は丸山の言う【近代】であった。
 しかし、戦後の近代もまさに崩れ様としている。西欧近代の持つ【個の自立】を抜きにした日本の近代の進展は、高度情報化社会の中で、【個の喪失】と【個の容解】の危機に曝されている。
 この危機感は、東西冷戦の終結、バブル崩壊後の経済情勢等によりさらに深刻になっている。
頻発する理由の判然としない犯罪・些細な事で他人を殺傷する苛立つ若者・他者との接触を拒む引きこもる若者・定職につく事を拒否するフリーター・何の抵抗もなく性の商品化に走る少女達、まさに【個の喪失】である。
 この深刻な情況は、【日本語】の解体も一つの原因である。明治以来の国体を内面化する視点で貫かれた【国語】の意味が空洞化したのに,新しい【日本語】の意味を創出できなかったのである。
 ナショナリズムの復興を標榜する人達にも、この視点はない。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 国語の解体と個の喪失  ■名前 : 告天子  ■日付 : 05/3/29(火) 21:33  -------------------------------------------------------------------------
   ▼流水さん:

>日本の国語は、【国民意識】ではなくて【皇民意識】注入の道具であり、【同化政策】と言う名の植民地政策の尖兵であったと言える。

日本語は、悪の言語である。日本語はそれ自体、天皇の絶対的支配と、侵略主義的思想の道具であり、このような言語をいかに民主的なものへと解体していくかが現代の課題の一つと言える、とは思えない。


> 戦後、日本語の乱れが叫ばれて久しい。現在、高校生を中心に変容しつづける話し言葉、敬語の乱れは、国語の本来的に持っていた意味をその根底から崩している。

国語が乱れれば乱れるほど、敬語的秩序体系(=皇民的な精神の規定)は内部から崩壊する。日本語秩序を破壊する高校生こそ、日本民主化を無意識のうちに体現する戦士である、とは思えない。


>頻発する理由の判然としない犯罪・些細な事で他人を殺傷する苛立つ若者・他者との接触を拒む引きこもる若者・定職につく事を拒否するフリーター・何の抵抗もなく性の商品化に走る少女達、まさに【個の喪失】である。

こうした人たちが、敬語も含めて正しい日本語を使っているとは思えない。


> この深刻な情況は、【日本語】の解体も一つの原因である。

そう、その通りだと思う。精神の混乱は、言葉と大いに関係している。

>明治以来の国体を内面化する視点で貫かれた【国語】の意味が空洞化したのに,新しい【日本語】の意味を創出できなかったのである。

愛国心を否定したはよいが、自然に任せて放置していただけで、新たな愛国心を創出できなかったことと似た話かと思える。

> ナショナリズムの復興を標榜する人達にも、この視点はない。

国語の解体が、個の喪失の原因であるということ、本当にそうだと思いますよ。同意。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):国家とは、愛国心とは!(5)  ■名前 : 流水  ■日付 : 05/3/29(火) 16:29  -------------------------------------------------------------------------
   以上簡単に「愛国心」を客観的・普遍的レベルで論議するための基本的視点を列挙してみました。

では、これを現在の政治状況に照らし合わせて検証してみましょう。
1、自虐史観批判
2、日教組批判
3、国語の乱れ批判
4、国を愛する心(現在、道徳の徳目に入っている)
5、教育基本法改正(現在、与党で調整中)
6、小泉首相の靖国神社参拝(中国などとの緊張関係増す)
7、拉致問題での北朝鮮批判
8、自衛隊のイラク派遣(国軍昇格を意図→小泉発言)
9、中国との領土問題、韓国との領土問題、ロシアとの領土問題
10、日米安全保障条約の質的変化(台湾問題への言及)
11、一連の言論統制問題

ざっと思いつくものを並べただけでもこれだけあります。つまり、【愛国心】を強調する人たちの発言が、この流れの中にあることは掲示板に参集される人たちには常識であると思うのです。この一連の流れの中で同じ【愛国心】必要論を唱えれば、当然ながら上記の政治状況推進者とみなされても仕方がないのです。
そして、自分の主張する愛国心が如何に上記のものと違うと主張しても、それは大きな流れの補完勢力となるのが、政治というものの恐ろしさです。

また、いくら軍国主義教育と愛国心教育を一体化して論ずるのはおかしいと主張しても、これまで論証してきたように、そもそも愛国心教育がその発生当時から、軍国主義教育と一体化していたことは歴史が証明しているのです。

つまり、愛国心を論議するつもりなら、非常に稚拙なものですが、せめてわたしが提示した問題ぐらいについては、きちんと自分の考え方を提示して、それを超える愛国心の必要性を論証する必要があります。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):国家とは、愛国心とは!(5)  ■名前 : 進化する未老人  ■日付 : 05/3/29(火) 20:28  -------------------------------------------------------------------------
   ▼流水さん:
はじめまして
国語に関するご考察は目を開く思いがしました。
どうか、ごちゃごちゃ言ってる輩を一切気にせず、もう少しお話をお聞きしたいと願っております。
私は、最近目の調子が非常に悪く、モニター画面を注視するのが大変つらい状況ですが、流水さんのお話は、私のひ弱な頭脳を活性化させています。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):国家とは、愛国心とは!(5)  ■名前 : 告天子  ■日付 : 05/3/29(火) 21:42  -------------------------------------------------------------------------
   ▼流水さん:
>以上簡単に「愛国心」を客観的・普遍的レベルで論議するための基本的視点を列挙してみました。

非常に刺激・触発を受けました。

>では、これを現在の政治状況に照らし合わせて検証してみましょう。
>1、自虐史観批判
>2、日教組批判
>3、国語の乱れ批判
>4、国を愛する心(現在、道徳の徳目に入っている)
>5、教育基本法改正(現在、与党で調整中)
>6、小泉首相の靖国神社参拝(中国などとの緊張関係増す)
>7、拉致問題での北朝鮮批判
>8、自衛隊のイラク派遣(国軍昇格を意図→小泉発言)
>9、中国との領土問題、韓国との領土問題、ロシアとの領土問題
>10、日米安全保障条約の質的変化(台湾問題への言及)
>11、一連の言論統制問題
>
>ざっと思いつくものを並べただけでもこれだけあります。つまり、【愛国心】を強調する人たちの発言が、この流れの中にあることは掲示板に参集される人たちには常識であると思うのです。

私もそう思います。

>この一連の流れの中で同じ【愛国心】必要論を唱えれば、当然ながら上記の政治状況推進者とみなされても仕方がないのです。

えっ・・・。愛国心が必要だ、という人は、「上の政策に賛成していると見なされても、文句は言えないのだ」ということですか?

>そして、自分の主張する愛国心が如何に上記のものと違うと主張しても、それは大きな流れの補完勢力となるのが、政治というものの恐ろしさです。

愛国心が必要だと思うことは、ある政治の流れを加速することになるのであり、それから逃れることは出来ないのだ、だから愛国心を否定しなければならない、ということですか。

>また、いくら軍国主義教育と愛国心教育を一体化して論ずるのはおかしいと主張しても、これまで論証してきたように、そもそも愛国心教育がその発生当時から、軍国主義教育と一体化していたことは歴史が証明しているのです。

流水さんの言われる「愛国心」とは、ある時は「革命的愛国心」であり、ある時はそれを必要だと思うことで自虐史観反対を推し進めるものであったりするのですね。

>つまり、愛国心を論議するつもりなら、非常に稚拙なものですが、せめてわたしが提示した問題ぐらいについては、きちんと自分の考え方を提示して、それを超える愛国心の必要性を論証する必要があります。

いちいち、批判を、自分の考えで提示しました。愛国心というのは、自分の国を愛する心であり、国家というものが存在し、その中で我々が生きていかなければならない以上、当然に必要であり、また教育で磨くべきもので、そこに疑問の余地はありません。

あ、宇宙にいる人は別ですけどね。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):国家とは、愛国心とは!(5)  ■名前 : しげちよ  ■日付 : 05/3/29(火) 23:33  -------------------------------------------------------------------------
   ▼告天使さん:
こんばんは。
わたしは暗澹たる思いですね。気持ちが重いですね。

もし,自分が生まれた国を愛し,同胞に伝え,子孫に伝えることが,これら提示された歴史や資料をひもといて,すべてを把握しながら進めなければならないとしたら…
女性を愛したときも,その感情は正当なのかどうか,歴史書にあたり,文学書を読み,流水さんのような知恵のある人に尋ね,確かめないといけないとしたら…
自分の子どもを愛するにも,気軽にすることもできず,いろいろな資料をあさり,その正当性を吟味しなければならないような気にさせられる,重い気持ちになりました。

友情を感じるにも,歴史を振り返り,資料をひもとき,学者の論文に目を通さないと,素直な感情にまかせてはならない,みたいな気になりました。

好きな本を見つけたときも,これを好きになるということは,歴史的にどうなのか,社会的にどうなのかを,資料をひもとき,先人の知恵を借りないと判断してはいけないのでしょうね。

わたしはそんな小難しいものとは思っていませんでした。
どうやら,日本も革命を経ないと,愛される国にはならないようですね。珍説だとおもいますが…。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):国家とは、愛国心とは!(5) 「公」とは僕では  ■名前 : 枯葉  ■日付 : 05/3/30(水) 3:18  -------------------------------------------------------------------------
   ▼しげちよさん:
>▼告天使さん:
>こんばんは。

 ずっとよませていただいております。
 老人党に投稿される元教職に関係されていたらしい方達やRaYさんの
 愛国論を見て気持が重くなっています。

 日本を愛さないで何処の国を愛しているのか???

 私の払った税金の一部で子供の教育をお願いしていたのに
 反国を掲げて大事な卒業式に座ったままで自分の意志を通されたのかと思うと

>わたしは暗澹たる思いですね。気持ちが重いですね。
>
>もし,自分が生まれた国を愛し,同胞に伝え,子孫に伝えることが,これら提示された歴史や資料をひもといて,すべてを把握しながら進めなければならないとしたら…

>,資料をひもとき,先人の知恵を借りないと判断してはいけないのでしょうね。
>
>わたしはそんな小難しいものとは思っていませんでした。
>どうやら,日本も革命を経ないと,愛される国にはならないようですね。珍説だとおもいますが…。

 革新派と言えばなにやら知的な高級な事の代名詞とお考えで、
 
 そうでない人を見下げ

 自分達の思想とやらに未だに酔っているのは自由ですが

 それを公の場で主張されるのはお門違いでは?

 なにやら旗を振っていた時代がありましたがそれも砂上の楼閣、と国民が知り
 日本の風土にはNOと言われとっくに霧散したと思っていましたら
 どっこいここでは大手を振れるのですね。参った!マイッタ!

 珍説楽しみました。ありがとうございます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(5):国家とは、愛国心とは!(5) 「公」とは僕では  ■名前 : 海幸彦 <hrdjapan@me.scn-net.ne.jp>  ■日付 : 05/3/30(水) 10:35  -------------------------------------------------------------------------
   ▼枯葉さん:
>▼しげちよさん:
>>▼告天使さん:
>>こんばんは。
>
>>わたしは暗澹たる思いですね。気持ちが重いですね。

そんなに気が重いのでしたら、どうぞ、もっと気が晴れ晴れする(ネットウヨクうじゃうじゃの)掲示板がありますので、そちらへどうぞ。あなたも『香ばしい…』とか『老人党ダニ(第二)掲示板』とかあるのはご存知ですよね?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(6):国家とは、愛国心とは!(5) 「公」とは僕では  ■名前 : しげちよ  ■日付 : 05/3/30(水) 17:25  -------------------------------------------------------------------------
   ▼海幸彦さん:

こんにちは。

>そんなに気が重いのでしたら、どうぞ、もっと気が晴れ晴れする(ネットウヨクうじゃうじゃの)掲示板がありますので、そちらへどうぞ。あなたも『香ばしい…』とか『老人党ダニ(第二)掲示板』とかあるのはご存知ですよね?

あなただったか,誰かがURLをのせていたときに,「香ばしい…」はのぞきに行ったことはありますよ。でも,もう行けません。覚えてないから(^^;

ところで,「香ばしい」というのはどういう意味なんですか?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):国家とは、愛国心とは!(5)  ■名前 : MNG  ■日付 : 05/3/31(木) 0:06  -------------------------------------------------------------------------
   ▼流水さん:

>以上簡単に「愛国心」を客観的・普遍的レベルで論議するための基本的視点を列挙してみました。
>
>では、これを現在の政治状況に照らし合わせて検証してみましょう。
>1、自虐史観批判
>2、日教組批判
>3、国語の乱れ批判
>4、国を愛する心(現在、道徳の徳目に入っている)
>5、教育基本法改正(現在、与党で調整中)
>6、小泉首相の靖国神社参拝(中国などとの緊張関係増す)
>7、拉致問題での北朝鮮批判
>8、自衛隊のイラク派遣(国軍昇格を意図→小泉発言)
>9、中国との領土問題、韓国との領土問題、ロシアとの領土問題
>10、日米安全保障条約の質的変化(台湾問題への言及)
>11、一連の言論統制問題
>
>ざっと思いつくものを並べただけでもこれだけあります。つまり、【愛国心】を強調する人たちの発言が、この流れの中にあることは掲示板に参集される人たちには常識であると思うのです。この一連の流れの中で同じ【愛国心】必要論を唱えれば、当然ながら上記の政治状況推進者とみなされても仕方がないのです。
>そして、自分の主張する愛国心が如何に上記のものと違うと主張しても、それは大きな流れの補完勢力となるのが、政治というものの恐ろしさです。
>
>また、いくら軍国主義教育と愛国心教育を一体化して論ずるのはおかしいと主張しても、これまで論証してきたように、そもそも愛国心教育がその発生当時から、軍国主義教育と一体化していたことは歴史が証明しているのです。
>
>つまり、愛国心を論議するつもりなら、非常に稚拙なものですが、せめてわたしが提示した問題ぐらいについては、きちんと自分の考え方を提示して、それを超える愛国心の必要性を論証する必要があります。

おっしゃるとおり、全部関連しているんですね。

「愛国心教育」は文字通りに「国を愛する心を教える」ことではないということです。
それだけなら人畜無害、ただのお題目ですが、そうではないところに恐ろしさがあります。
愛国心教育が、国民の権利の制限、憲法改悪、自衛隊の海外派兵、集団的自衛権の行使などにすべて繋がっています。

それを知ってか知らずか、国を愛して何が悪いかなどとケチを付けてくる。
歴史からも現実からも目を背けて、言葉を弄んでいるだけです。
いくら言葉遊びをしても構わないけど、他人に迷惑を掛けないようにして欲しいものです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):国家とは、愛国心とは!(1)  ■名前 : 庄太郎  ■日付 : 05/3/29(火) 23:55  -------------------------------------------------------------------------
   愛国心を持つことは大いに結構とは思いますが、
いい加減に戦争を美化するのはやめて欲しいです。
東条英機など、英雄ではなく、今の世では
戦犯にすぎないので、その辺ははっきりと教育すべきです!
私は日教組など嫌いですが、戦犯はあくまでも犯罪人であり、
今後二度と現れないように願うべきですよ。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):国家とは、愛国心とは!(1)  ■名前 : 牛の5  ■日付 : 05/3/30(水) 0:44  -------------------------------------------------------------------------
   奥さんを大事にし、子供を可愛がり、友達と仲良くして、選挙で1票を投じ、戦争を支持する政党ではなく、素晴らしい平和憲法が大切だと主張する方を選ぶのが愛国心よりも、数倍増し。愛国心って偏狭なんだよ。尊王攘夷ってワンセットなんだよね。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 今時、丸山真男はないでしょうよ。  ■名前 : YOTA  ■日付 : 05/3/30(水) 21:06  -------------------------------------------------------------------------
   今時丸山真男はないでしょうよ。と、これはタイトルと同じですが。
流水サンの年代では確かにカリスマ的な人物であったでしょうが、冷戦が終わり、この人物を初めとする所謂『進歩的文化人』と言われる人たちが、ソ連や北朝鮮などの社会主義国、及び「市民革命からの民主主義」なるものについて、当時どんな嘘や思い込みやあられもない擁護を繰り返し喧伝し、世間と国民を瞞着しようとしたか。今では全て明らかになっていると言うのに。

>まず、【愛国心】という概念は、本来国民国家生成時、アメリカ独立戦争、フランス革命時における【国民軍】形成というところから生まれているのです。
>つまり、自分たちが作り上げた国を守る、という意識から生まれているのです。本来、【革命意識】があってはじめて【愛国心】なるものは生まれるのです。

『明治維新は下からの革命・真のブルジョア革命ではないから、それによって生まれた民主主義も真の民主主義ではない』というのは、進歩的文化人達がよく唱えていた理論ですな。アメリカを初めとする列強の圧力に警戒感を深め、彼らの武力の前に、アジア一の大国であったはずの清が成す術無く搾取されている様を見て、『我々の日本を守らねばならない』という意識に目覚めた人々が起こしたのが明治維新だったと思うのですが。
 そのために、もはや頼りにならない幕府は倒し、日本の体制を変えなければならない、というのはそれなりに立派な『革新意識』でしょう。明治維新で活躍したり、のちにその功労者となった人達は、それまでの幕藩体制下では低い身分にいた人達が多かった。伊藤博文然り、坂本竜馬然り、山県有朋然り。奇兵隊や官軍の兵士達は、みな元農民です。

>まず、ここで私たちがよく見ておかなければならないのは、【国民軍】と【軍国主義の軍隊】との差異なのです。
>【国民軍】の育成には、国民の知的水準のある程度の向上が必要なのです。その理由は、「自分たちで自分たちの国を作り上げ、自分たちの手でそれを守る」意識を醸成するためには、それを理解するある程度の知的水準が必要になるのです。当時、ヨーロッパで起こった啓蒙思想が国民軍育成の基盤になっているのです。

 つまりフランスの市民達は知的水準が高いが、日本人は知的水準が低かったと?そりゃ単に丸山の偏見ではないでしょうか。
その知的水準が高いはずのフランス市民達が、啓蒙思想によって『権利に目覚めた』結果、革命の動乱の中で何をやりました?本来『打倒すべき支配者階級』であったはずの王族・貴族や聖職者達では飽き足らずに、次には同志であったはずの人間同士で密告・弾劾し合い、上は指導者から下は浮浪者・下層市民らまでを手当たり次第に捕らえてはリンチに掛け、投獄し、裁判なしでギロチンに掛け銃殺した。9月虐殺にヴァンデの虐殺、ロワール川の虐殺。・・・・日本がこんな風にならなかったのが「知的水準が低かっ」たせいで「真の革命」でなかったからだというなら、私はフランスを羨ましいとは思いませんが。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):今時、丸山真男はないでしょうよ2  ■名前 : YOTA  ■日付 : 05/3/30(水) 21:10  -------------------------------------------------------------------------
   (続き)
>「技術的知識の普及と政治意識の普及の落差が大きいところほど、軍国主義の伸張する土壌として好適なわけである」
>だから、全体主義(ファッシズム)がそれを醸成するのにもっともすぐれた体制ということになるのです。

フランスもヒトのことは言えないでしょう。

>「牢獄に拘禁されている凶悪な陰謀家の一部は民衆によって処刑された。これから民衆が敵に向かって進軍しようとしているとき、牢獄の中に隠れた裏切り者を恐怖で抑制するために、これは必要で正当な行為である。」(ダントン)

>「これは裁判の問題ではない。祖国は存在すべきものだから、ルイは死すべきである。市民には2種類ある。すなわち、『良い市民』と『悪い市民』だ」(ロベスピエール)

まさに全体主義者、ファッシストにして軍国主義者の台詞ですよね。自由・平等・同志愛が聞いて呆れますよ。

>つまり、現在の国民の知的水準からみるならば、【国民軍】のような革命的性格を持つ軍が必要なのか、それとも過去の軍国主義的軍が必要なのか、という根本的な問いかけなしに、愛国心を論議しても実りあるものにならないということです。

ふむ。市民革命を経た人々の国で作られた国民軍なら「いい軍隊」だが、技術的知識と政治的意識の落差が激しい日本のような国の軍隊は「ファシズムの温床」であり「軍国主義軍=悪い軍隊」である、この問い掛けなしに愛国心を云々しても、と仰る。

へえ。

では流水サンに質問なのですが。丸山真男ら進歩的文化人が称揚した国と言えば、フランスと同じく「市民革命」を起こしたソ連(当時)ですよね。
日露戦争においては、日本と大国らしく正々堂々と戦い、乃木将軍を初めとする日本将兵たちに「敵ながら見事」と言わせたロシア軍ですが、
第二次大戦の頃には不可侵条約を破って満州に攻め込み、虐殺・強姦・略奪を欲しい儘にするという、まるで蛮族のような振る舞いをしています。
『革命的性格を持つ国民軍』であるはずのソ連軍が、何で帝政ロシアの軍隊よりも品性下劣になっているのですか?
丸山真男的に説明していただけると有難いのですが。

収容所列島を作って大量の粛清者を出し、不当なシベリア抑留で大勢の日本人の捕虜を殺したソ連に、
未だに南洋に植民地を持ち、そこで核実験を繰り返し、台湾を侵略するための武器を中国に輸出しようと日米に秋波を送るフランス。

『市民革命を経た(真の)民主主義』の国というのは、さすがに日本などとは一味違いますよね。真似したいなんて思いませんけど。
『あるファッシストの言葉!』スレでも言いましたけど、『民主主義』という言葉そのものに、何かの担保・証明・対比物になるような『実体』なんてありませんよ。

しかし・・・・・流水サンに触発されてじゃないですけど、『私なりの国家・愛国心の定義』なるものを有志が開陳してみせるというのはいいかも知れませんね。お互い思わぬ発見があるかもしれない。

貴方の論説に思ったことは、それだけです。
恐惶謹言。YOTAでした。

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流水さん、森下さん、MNGさん、ウヨク以外の皆さん。
中川なる人物、そしてこれに寄りかかって適当なことをほざいていた、告天子、ニッチモその他バケの皮連中を、徹底的に追及しましょう。許してはおけぬ連中です。

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>流水さん、森下さん、MNGさん、ウヨク以外の皆さん。
>中川なる人物、そしてこれに寄りかかって適当なことをほざいていた、告天子、ニッチモその他バケの皮連中を、徹底的に追及しましょう。許してはおけぬ連中です。

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このスレの立ち上げ人もそうでした。
混乱の責任の全ては、極めて独特の理論を開陳した、言い出しっぺにあります。

非難の矛先をお間違えになりませぬように・・・

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