Page 257 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼独裁者に見る個性;スターリンの普遍性 流水 04/3/28(日) 12:35 ┣Re(1):独裁者に見る個性;スターリンの普遍性 小心多助 04/3/28(日) 16:37 ┃ ┗Re(2):独裁者に見る個性;スターリンの普遍性 流水 04/3/28(日) 19:45 ┃ ┗Re(3):独裁者に見る個性;スターリンの普遍性 小心多助 04/3/28(日) 23:06 ┃ ┗Re(4):独裁者に見る個性;スターリンの普遍性 流水 04/3/28(日) 23:33 ┃ ┗小泉政権は恐い政権 一主婦 04/3/29(月) 0:22 ┗Re(1):独裁者に見る個性;スターリンの普遍性 海幸彦 04/3/28(日) 20:51 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 独裁者に見る個性;スターリンの普遍性 ■名前 : 流水 ■日付 : 04/3/28(日) 12:35 -------------------------------------------------------------------------
歴史は数多くの独裁者を持っている。それぞれの独裁者には、それぞれの個性があるが、ある共通した特徴がある。小心・疑り深い・狡猾・冷血・執念深い・執拗などである。スターリンも例外ではない。 本名ジュカシビリ、20歳より革命運動に参加。7回逮捕、5回流刑になっている。その意味では、筋金入りの共産主義者である。彼は、この長い刑務所暮らし、流刑地暮らしの中で、【恐怖と力で人を支配する】術を学んだといわれる。彼はこの刑務所の中でスターリン(鋼鉄の人)と改名する。 ソ連崩壊後、公開された帝政ロシアの秘密警察の記録によると、スターリンは「コーカサス人」というコードネームで呼ばれており、革命運動のリーダーの一人としてマークされていた。彼は、銀行襲撃などを組織していたようである。かって、日本の赤軍派が計画したM作戦の規模を大きくしたものであろう。 1917年首都サンクトペテルブルグで革命が起きる。レーニン指導下のボルセビッキ革命の勃発である。革命を指導したのが、7人の政治局員である。 レーニンを筆頭にトロッキーが2番目に位置し、スターリンは7番目の序列だった。 ロシア革命後、勃発した内戦の中、トロッキーは革命軍「赤軍」を組織、軍の実権を掌握する。内戦さなか、スターリンの指揮下にあった南戦線の前線司令官ボローシーをトロッキーが批判する。これをスターリンが激怒。トロッキーとスターリンの暗闘の始まりである。 1922・5、レーニンが病に倒れる。レーニンはスターリンとトロッキーの争いに相当悩んだようである。 このあたりから、スターリンの狡猾さ、用意周到さ、冷血さなどがじょじょに頭をもたげる。 〇 彼はレーニンを何度も見舞い、主治医から病状を正確に聞きだす。⇒レーニ ンの復活はないと確信する。 〇 レーニンの妻クルプスカヤに対して無礼な態度をとる⇒クルプスカヤは レーニンに訴える⇒レーニンは怒りの手紙をスターリンに送る⇒彼は レーニンの怒りを恐れ、他の党幹部との接触を禁じる⇒レーニンの孤立化を 図る。 〇 スターリンはレーニンの秘書フォチエバを買収⇒レーニンが最後に書いた手 紙「共産党大会でスターリンを批判し、彼を書記長から降ろす」の内容を事前 に掌握。対抗策を講じる。 〇 1924・1、レーニン死去。葬儀はスターリンが取り仕切る。このとき、 トロッキーは保養中であり、スターリンは葬儀の日にちを3日はやく連絡 し、トロッキーが間に合わないと出席を諦めるように画策。実際の葬儀は、 3日後に行う。 〇 レーニンの死後、妻クルプスカヤの証言で彼の手紙が公開される。スターリ ンは、ジノビエフ・カーメネフを取り込み、レーニンの遺言は彼が 衰弱したときの言葉であり、冷静でなかったという結論を得て、書記長にと どまる。 ※スターリンはこの当時、おとなしく、目立たたない存在であり、他の政治局員から危険な存在と認知されていなかった。反対にトロッキーは派手で目立った存在であり、他の政治局員からは危険な存在と思われていた。トロッキー本人は、自信満々であり、自分以外にレーニンの後継者はいないと自負していた。そのため、他の政治局員に対する根回しや多数派工作を行わなかった。 〇 スターリンはさらに自分に野心がないことを証明するために一芝居打つ ⇒ 書記長の辞職願いを提出(※周囲を固めて却下されることが確実な情勢 にして)⇒却下 〇 事務仕事の最高位であった書記長の地位を共産党の最高権力者の地位に 改正し、次々に周囲の実力者を粛清する。 ■最後にトロッキー一派の粛清キャンペーンを開始。親族もすべて粛清す る。1940年 トロッキーは亡命先のメキシコでスターリンの刺客により暗殺される。⇒ スターリンの執拗さ・残忍さ・小心さの象徴。 ※トロッキーの著作は、発禁処分。存在している著作は焼かれる。 ※しかし、スターリンはトロッキーの著作8冊所有。かなり詳細に読んでいた。⇒トロッキーの理論をかなり借用。 ※ロシア革命の歴史映画をとっていたエイゼンシュタインにスターリンは直接訪れ、トロッキーの場面を削るように要求する。 ■スターリンはトロッキーのプロレタリア独裁理論に大変興味を覚え、 それをもとにしてプロレタリア独裁をスターリン独裁(個人崇拝)に変容させる。 これ以降、140万人逮捕、67万人銃殺など大粛清を敢行する。 独裁者スターリンの個性は、他の独裁者に共通するところが多い。 独裁者に共通する個性は、第一に「小心者である」ことである。「小心で臆病」だから、決して相手を見くびらない。相手を見くびらないどころか、過大評価するからこそ、相手を抹殺しなければ気がやすまらない。つまり、粘液質で「執拗な性格」が形作られる。 「小心で臆病で他者を過大評価しがちな性格」だからこそ、「凶暴」で「残忍」な行為を行うのである。自分自身の弱さや能力のなさを知っているからこそ、すぐれた他者に対する「恐れ」が膨らむのである。 この性格はヒトラーにも共通する。 政治の世界は、【奴は敵だ。奴を殺せに尽きる】(埴谷 雄高)である。そのために、普通の人間ではマイナスと思われる性格上の欠陥が権力保持のためにプラスに働くのであろう。 これ一つ見ても、政治の位相と普通の人間の位相とは、明確に違うことが了解される。 現代は、ある意味で【政治】の時代であり、【政治】情報が今ほど大量に迅速に国民に提供されている時代はない。 権力の源泉である【情報力】が、変質せざるを得なくなる。現代の権力者は、如何にして【情報】を管理し、操作できるかが、自らの権力保持の必須条件にならざるを得ない。現代の権力者が、マスコミ統制の誘惑に駆られざるを得ないわけである。 このことは同時に、小心・猜疑心・狡猾・冷血などの負の側面が、大衆的に見えにくくなる時代でもある。つまり、マイナス・イメージを如何にして消すかが、現代の権力者の危機管理の最重要事項にならざるを得ないからである。 小泉首相の個性を見れば、彼がいかに独裁者と性格的共通点を持っているかがよく分かる。彼は、本質的に【小心】である。この事は、彼のマスコミ対応を見ていればよく分かる。 彼の冷血さはいうまでもない。 だから、彼は自分の権力の源泉であるマスコミ向けのパフォーマンスに全精力を傾ける。「改革者」としての自らのイメージをどのようにして演出するか、に彼の権力者としての全てがかかっているといって過言ではない。 ブッシュ大統領にとってもそうであるが、民主国家の【独裁者】にとっては、民主主義は、【二律背反】的装置である。 常に議会・世論などに配慮しなければならず、完全な独裁的権力は振るえない。その意味で、民主主義は、きわめて「非効率的」で「邪魔」な制度である。 しかし、自らの政策の失敗が直接自分に跳ね返るまでに、官僚組織・議会・野党・民意など、いくつかのものに責任を転嫁できるため、独裁者が倒れるときのような危険性は少ない。その意味で、かなり安心して政策を遂行できる。 民主国家の独裁者(権力者)は、この危ういバランスの上に成り立っている。 このバランスがどちらかに傾いたとき、その政権は危険水域に突入しているとみるべきである。 小泉政権は、イラク派兵を決定したときから、はっきり民主主義は「非効率」で「邪魔」な制度であり、反対する人間、マスコミなどは、弾圧の対象として考える過去の「独裁者」の範疇に舵を切った、と考える。 つまり、小泉政権は、はっきり政権としての「危険水域」に突入したのである。問題は、民主党にその認識があるかどうかである。 |
▼流水さん: >小泉首相の個性を見れば、彼がいかに独裁者と性格的共通点を持っているかがよく分かる。彼は、本質的に【小心】である。この事は、彼のマスコミ対応を見ていればよく分かる。 >彼の冷血さはいうまでもない。 >だから、彼は自分の権力の源泉であるマスコミ向けのパフォーマンスに全精力を傾ける。「改革者」としての自らのイメージをどのようにして演出するか、に彼の権力者としての全てがかかっているといって過言ではない。 遠い時代の遠い国の独裁者スターリンに関する考察に比して、今ここのわが国首相小泉氏に対する独裁者断定は、根拠に薄いのではありますまいか? 「マスコミ対応」と、「言うまでもない冷血さ」がその断定理由というのは、いささか説明不足ではございませんか? >ブッシュ大統領にとってもそうであるが、民主国家の【独裁者】にとっては、民主主義は、【二律背反】的装置である。 >常に議会・世論などに配慮しなければならず、完全な独裁的権力は振るえない。その意味で、民主主義は、きわめて「非効率的」で「邪魔」な制度である。 >しかし、自らの政策の失敗が直接自分に跳ね返るまでに、官僚組織・議会・野党・民意など、いくつかのものに責任を転嫁できるため、独裁者が倒れるときのような危険性は少ない。その意味で、かなり安心して政策を遂行できる。 > >民主国家の独裁者(権力者)は、この危ういバランスの上に成り立っている。 この項の独裁者にだけ、(権力者)とコメントがあるのは如何なる思いを表していらっしゃるのでしょうか、お教えください。 >このバランスがどちらかに傾いたとき、その政権は危険水域に突入しているとみるべきである。 >小泉政権は、イラク派兵を決定したときから、はっきり民主主義は「非効率」で「邪魔」な制度であり、反対する人間、マスコミなどは、弾圧の対象として考える過去の「独裁者」の範疇に舵を切った、と考える。 > >つまり、小泉政権は、はっきり政権としての「危険水域」に突入したのである。問題は、民主党にその認識があるかどうかである。 小泉政権はご存知のとおり、自民党と公明党との連立政権でございます。公明党の連立参加無しには、貴方のおしゃる二律背反的装置である「議会」に於て、法案を成立させることも出来ないのです。そのような弱体な独裁政権ってあるのでしょうか? 小泉氏を独裁者に断定して、現在の危険な政権を独裁者小泉首相に矮小化してはならないと存じます。 この政権は外的には、日本国の国民の命と平和と、ここまで築き上げた富を黙って差し出せ、という米国と、内的には綱領で「人間主義」や「文化、福祉国家」に基づき平和政党を唱えながら、貴方がおしゃる独裁者の政策実現に、何故か十二分に応え続けてきた公明党に拠って成立し、維持されていると見えますが、私の目が曇っているのでしょうか? 私には、小泉独裁政権ではなく自民・公明連立独裁政権とでも呼ぶ方が、国民に誤解を与えないと存じますが、如何でございましょう。 |
▼小心多助さん: > >遠い時代の遠い国の独裁者スターリンに関する考察に比して、今ここのわが国首相小泉氏に対する独裁者断定は、根拠に薄いのではありますまいか? 独裁者的資質という点で、類似性があると考えています。 > >「マスコミ対応」と、「言うまでもない冷血さ」がその断定理由というのは、いささか説明不足ではございませんか? まず、彼の身内に対する対応。自民党の高齢者に対する対応。自分に反対する人間に対する対応。加藤の乱の時の対応。田中真紀子に対する対応などなど、彼の冷血さは枚挙に暇がないですね。 > > >この項の独裁者にだけ、(権力者)とコメントがあるのは如何なる思いを表していらっしゃるのでしょうか、お教えください。 >小泉政権はご存知のとおり、自民党と公明党との連立政権でございます。公明党の連立参加無しには、貴方のおしゃる二律背反的装置である「議会」に於て、法案を成立させることも出来ないのです。そのような弱体な独裁政権ってあるのでしょうか? 政権基盤が弱体だから、独裁的でないということはいえないと思いますよ。中曽根内閣も政権基盤が弱体でしたが、かなり思い切った政策をとりました。総理大臣の権力を見くびらないほうが良いと思います。 > >小泉氏を独裁者に断定して、現在の危険な政権を独裁者小泉首相に矮小化してはならないと存じます。 > そうではなくて、逆に小泉の独裁者的性格を見くびっていると、とんでもない事態になると思います。 > >私には、小泉独裁政権ではなく自民・公明連立独裁政権とでも呼ぶ方が、国民に誤解を与えないと存じますが、如何でございましょう。 政権の性格はそうでしょう。しかし、それもこれも小泉という得がたいキャラクターがあるからできることです。 スターリンやフセイン、金正日などという独裁者を支えた体制と、民主主義国家における指導者は違います。当然ながら、表現も違えば、比較にならないぐらい複雑な手法をとらなければなりません。 しかし、いったん権力基盤が確定すると、「法」を隠れ蓑にして、強権的な政策を打ち出せるのも民主主義国家なのです。 わたしが、小泉の独裁者的資質を問題にしているのは、民主主義国家の持つ「危うさ」を感じ取っているからです。 |
▼流水さん: >まず、彼の身内に対する対応。自民党の高齢者に対する対応。自分に反対する人間に対する対応。加藤の乱の時の対応。田中真紀子に対する対応などなど、彼の冷血さは枚挙に暇がないですね。 身内に対する対応、反対する人間に対する対応、が何を指すか分かりませんが、それ以外のことは、政治家としては良くあることではないでしょうか。 一箇所だけ独裁者(権力者)とコメントがございますが、如何なる思いを表していらっしゃるのでしょうか、再度のお願いで申し訳ございませんが、ご教示頂けないでしょうか。 >>小泉政権はご存知のとおり、自民党と公明党との連立政権でございます。公明党の連立参加無しには、貴方のおしゃる二律背反的装置である「議会」に於て、法案を成立させることも出来ないのです。そのような弱体な独裁政権ってあるのでしょうか? > >政権基盤が弱体だから、独裁的でないということはいえないと思いますよ。中曽根内閣も政権基盤が弱体でしたが、かなり思い切った政策をとりました。総理大臣の権力を見くびらないほうが良いと思います。 中曽根内閣(58年12月)の時は、衆院で過半数割れでしたが、新自由クラブと政策合意し院内会派「自由民主党・新自由国民連合」を結成し、過半数を確保しています。そして参議院は単独過半数のはずです。しかもその後は衆参同時選挙で、立党以来両院で最多の議席を獲得したのです。 田中逮捕による党の沈下を見事防ぎ、権力基盤を維持し、その結果政権基盤を確固たるものにしたと理解しております。 議院内閣制では、田中角栄氏の政治理念「数が力」こそ、正鵠を射ているように思いますが、いかがお考えでございますか?議会で過半数を占めなければ、ことは動かぬのです。 貴方のお考えは、原因と結果が逆になってはいませんでしょうか?議会多数をたのんで危ない法案を、出してくるのではないでしょうか? >>小泉氏を独裁者に断定して、現在の危険な政権を独裁者小泉首相に矮小化してはならないと存じます。 >> >そうではなくて、逆に小泉の独裁者的性格を見くびっていると、とんでもない事態になると思います。 自民党単独過半数割れの参院で、公明党がそのとんでもない事態に到る法案の成立に反対すれば、とんでもない事態を避ける可能性も生まれてまいります。 しかし現実には、公明党がそのとんでもない事態を招く法案に、ほいほい乗っているのですから、公明党自身そのとんでもない事態を容認している何よりの証拠、と言わざるを得ないでしょう。 小泉首相の独裁者的性格が、とんでもない事態をもたらすのではなく、連立と称し過半数と言うお墨付きを与える政権与党こそが、それを現実化させるのではないでしょうか? > >政権の性格はそうでしょう。しかし、それもこれも小泉という得がたいキャラクターがあるからできることです。 > >スターリンやフセイン、金正日などという独裁者を支えた体制と、民主主義国家における指導者は違います。当然ながら、表現も違えば、比較にならないぐらい複雑な手法をとらなければなりません。 >しかし、いったん権力基盤が確定すると、「法」を隠れ蓑にして、強権的な政策を打ち出せるのも民主主義国家なのです。 >わたしが、小泉の独裁者的資質を問題にしているのは、民主主義国家の持つ「危うさ」を感じ取っているからです。 小泉独裁政権化への恐れを、かくもお持ちの貴方が、なぜ公明党の連立政権からの離脱を説かれないのか、不思議でなりません。 |
▼小心多助さん: >身内に対する対応、反対する人間に対する対応、が何を指すか分かりませんが、それ以外のことは、政治家としては良くあることではないでしょうか。 > これは見方によるでしょうね。わたしは、小泉首相の冷血さは、過去の政治家の冷血さと質が違うと考えています。 > >一箇所だけ独裁者(権力者)とコメントがございますが、如何なる思いを表していらっしゃるのでしょうか、再度のお願いで申し訳ございませんが、ご教示頂けないでしょうか。 先のレスで答えているつもりですが。 > > >>田中逮捕による党の沈下を見事防ぎ、権力基盤を維持し、その結果政権基盤を確固たるものにしたと理解しております。 >議院内閣制では、田中角栄氏の政治理念「数が力」こそ、正鵠を射ているように思いますが、いかがお考えでございますか?議会で過半数を占めなければ、ことは動かぬのです。 どうもわたしの言っていることと微妙にすれ違いますね。おっしゃるとおり、衆参同時選挙で政権基盤を磐石にしたのですが、わたしの言っていることは党内基盤の問題です。弱小派閥でありながら、政権基盤を磐石にしたことを言っているのです。 > >小泉独裁政権化への恐れを、かくもお持ちの貴方が、なぜ公明党の連立政権からの離脱を説かれないのか、不思議でなりません。 公明党は、もともとファッショ的性格を持っています。創価学会を考えれば明確ですが、池田大作を個人崇拝する組織に、民主的体質などあろうはずがありません。 外に向かって閉鎖的組織は、必ず攻撃的になります。創価学会を批判する人間や組織に対する彼らの攻撃の激しさをみれば、彼らの組織の性格は一目瞭然です。 つまり、体質的に小泉政権とよく似ているのです。だから、公明党は決して連立を解消しないでしょう。 ただ、公明党の弱点は単独では決して政権を握れないというところにあります。あれだけ排他的な組織は、決して多数派足り得ない宿命を持っています。 だから、小泉政権を打倒すれば、公明党は必ず揺らぎます。執拗に公明党攻撃をすれば、草の根のところで、激しい戦いをしなければなりません。このエネルギーは、小泉政権を倒すエネルギーどころの騒ぎではありません。小泉には、このような組織はないのです。 まず、小泉政権を打倒し、それから公明党の基盤を壊す政策を打ち出すことが肝要です。 あなたの発想は、正論ですが、政治的にはあまり賢いやり方ではないと思います。 |
独裁うんぬんされてますが...小泉政権は恐い政権だと考えます。次は引用ですがお読みください。 憲法第9条に違反する小泉内閣の自衛隊イラク派遣を国会が承認したことによって憲法の威信は著しく低下した。このような日本の政治状況から、ワシントンでは「日本の憲法改正はもはや避けられない」との見方が広がっていると友人は語った。 だが、この見方は間違っている。小泉政権は正々堂々と憲法改正の具体的作業に入るような誠実な政権ではない。小泉政権は狡猾な体質をもった政権である。タテマエとホンネが異なるマヌーバー的政権である。憲法改正に向かって直線的に行動する可能性は低い。憲法を無視する広い意味での「拡大解釈=憲法空洞化路線」を取るだろう。 2004.2.12 常識の復権――非常識な政治の克服が日本を救う道である[15] 「森田実の時代を斬る」より そして、もう一つは 1.「自衛隊は軍隊」と小泉首相=英紙 【ロンドン25日時事】25日付の英紙タイムズによると、小泉純一郎首相は24日、同紙との単独会見で、憲法の改正を支持するとともに、自衛隊を実態通りに軍隊と呼べるようにすべきだと強調した。 同紙は「平和憲法は時代遅れと首相言明」との見出しを取り、憲法改正の動きが今後1年間に強まると小泉首相が予想したと伝えた。 (時事通信) [3月25日11時1分更新] |
▼流水さん: >歴史は数多くの独裁者を持っている。それぞれの独裁者には、それぞれの個性があるが、ある共通した特徴がある。小心・疑り深い・狡猾・冷血・執念深い・執拗などである。スターリンも例外ではない。 > 流水様 人類は輝かしく、かつ悪辣な生き物として、未来永劫、色々な生物によって語り継がれるでしょう、そしてその中に、700万年つづいた生物の、滅亡直前の典型的個体の特徴のひとつとして、ヒトラー・スターリンもとりあげられるでしょう。また、それを類としてわたしたちが認めていたいうことも、その本質的ファクターとして注記されるでしょう。 ヒトラーやスターリンは私たちそのものです。小泉においておや。わたしたちが、連中を認めているのです。この馬鹿な構造が、かわるのやら、かわらないのやら。 |