Page 2584 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼「ほりえもん」頑張れ パート4 退役軍人 05/3/25(金) 15:00 ┗Re(1):「ほりえもん」頑張れ パート4 珍 源斎 05/3/26(土) 12:53 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 「ほりえもん」頑張れ パート4 ■名前 : 退役軍人 ■日付 : 05/3/25(金) 15:00 -------------------------------------------------------------------------
【41812】への返信です。 僣越ながらスレッドを立てさせて頂きます。 珍源斎さん、こんにちは。 >通信もCWの時代AM/FM/SSB/PCM等々と目的に合わせて >より使い勝手よい方法が驚異的に発展してます。 ひょっとすると珍源斎さんと私は同じ趣味を持っているのかな。 小学校五年の時にアマチュア無線の資格を取得してから、今でも気の置けない仲間とCWでのラグチューを楽しんでいます。 私を導いて下さったOMさんが、次々とサイレントキーされていくのは、とても悲しいことですけれど。 大学に進学してから日本に帰ってくるまでほぼ15年の間遠ざかっていました。 小学校低学年で手にした鉱石ラジオ...... 中学生の時に、自作した真空管式受信機 0-V-1...... 真空管の音に魅せられて、古い古い真空管を使ったアンプの自作を楽しんでいた30代後半から40代.... 今でも、私の作業部屋では自作した6BM8プッシュプルのアンプで好きな音楽を聴きながら仕事していますよ。 たぶん、私の世代(52才です)が、こういった時代の変遷と共に技術者として生きてきた最後の世代でしょうね。 閑話休題 >またそれの実現を可能にするデバイスの開発は >その競争と合わせて、まさに、「すざましい」ものが >あり驚かされてます。 私は、それほど驚いてはいません。 いま主流になっているデバイスの基本的な仕組みや動作論理等は、1970年代から1980年代に理論として確立されていたものです。 それを製造して製品にし、市場に受け入れられる「価格帯」で市場に供給できる様になった物から広がっていくという過程を見ているのだと思っています。 言ってみれば、基本技術の発展というより、付帯技術である製造技術の発展の歴史であると思います。 第三世代携帯のCDMA(FOMA等)という方式でさえ、元々1970年代(だったかな、もっと前かも)に対潜水艦用のVLF無線通信をディジタル化するための信号方式が基礎になっています。 >貴兄の扱っておられた基幹通信インフラでも相当の >変わり様ではありませんか? かろうじてなんとか伝送系の最新技術について行ってる「現役」なんで。(笑 髪の毛ほどの光ファイバーにたくさんの信号を多重する技術なんか凄まじい進化ですよ。 えーっと、最新のものでは電話回線に換算して30回線分を小束にした物を、63束集めて中束一つにして、それを更に64束集めて大束にしたものを、更に波長多重で1,016束まとめて極太束にした物を、髪の毛ほどの光ファイバに乗せて送る技術が確立しています。 約一億二千二百万回線分の電話が髪の毛ほどの光ファイバで運ばれていることになります。 非常に高価なシステムなので、大陸間の海底ケーブル等に限定的に使われていますけれど。 ほとんど光の特性に近い70GHz帯などのミリ波帯域を移動体通信に使う試みも始まっています。 既存の技術で製造可能なシステムですが、「誰も使ったことがない帯域」というだけのことです。 これから下の部分は見解の相違でしょうね。コメントは控えます。 >貴兄の仰有っておられるのは現実を固定して見られてますね。 違うと思いますよ。 インフラとしてのハードウェアと、それをどう使うかという事は、別次元の問題のはずです。 分けて考えるべきことだと思っています。 >今や放送の概念すら変わる趨勢がみられます。情報の送り手と >受け手が双方向性を持つようになると・・従来のメデイアとして >漠然と捉えてたものにまで機能的にもそれを利用する人々への >マインドすら変えかねないものがあると思います。 >純技術面またはハードの機能限界は絶えずブレークスルー >されております・・ことも視野にいれて頂ければ・・と >存じます・。 長くなってしまいました。お許しを! 確かに過去の歴史を見るとブレークスルーの繰り返しでしたけれど。 物理的限界を凌駕するということと、それを使うことによって得られる変化は別の物ですよ。 失礼いたしました。 |
退役軍人さん こんにちわ! >たぶん、私の世代(52才です)が、こういった時代の変遷と共に技術者として生きてきた最後の世代でしょうね。 そうですか・・。 >閑話休題 > >>またそれの実現を可能にするデバイスの開発は >>その競争と合わせて、まさに、「すざましい」ものが >>あり驚かされてます。 > >私は、それほど驚いてはいません。 これは感受性の程度差かな? 私は開発に携わる方々の努力を身近でも見ております。 失敗を幾たびでも乗り越えそれも成功の保証など無い中での努力を ・・感慨を込めて驚きと表現してます。 ・・・単なるサプライズではありません。・・・ >いま主流になっているデバイスの基本的な仕組みや動作論理等は、1970年代から1980年代に理論として確立されていたものです。 もっと前より判ってました。・・「今世紀の初頭には既に存在」・・ 特に第二次世界大戦中での理論の実現は飛躍的であったようです。 真空管デバイスで極超短波領域での挑戦には理論を超えた 職人的な手法をもってカット&トライ戦法にて・・ ・・今でこそ笑い話ですが・・・。 ゲルマニュウム・トランジスタの歩留まりを向上させたり、 短波帯から上の高周波への対応には適応素材の開発などは 手本も見本も無いことの中・・多くの苦労話があります。 今を「ときめく」光通信でさえ開発にも始めは周囲の無理解から 「白い眼」で見られる傾向があり日本国内では認知されずに アメリカで陽の目を見た・こと等も記憶の中にあります。 >第三世代携帯のCDMA(FOMA等)という方式でさえ、元々1970年代(だったかな、もっと前かも)に対潜水艦用のVLF無線通信をディジタル化するための信号方式が基礎になっています。 資金に糸目を付けない1960年代のアメリカの軍事関連をバックにした 技術開発力は目覚ましいものがありました。 その汎用としたものに現在の我々は少なからず恩恵を受けてます。 >>今や放送の概念すら変わる趨勢がみられます。情報の送り手と >>受け手が双方向性を持つようになると・・従来のメデイアとして >>漠然と捉えてたものにまで機能的にもそれを利用する人々への >>マインドすら変えかねないものがあると思います。 >>純技術面またはハードの機能限界は絶えずブレークスルー >>されております・・ことも視野にいれて頂ければ・・と >>存じます・。 > >確かに過去の歴史を見るとブレークスルーの繰り返しでしたけれど。 技術の発達が新しいメデイアを登場させ例えば「活版印刷」・「のろし通信」・ 「電信・無線電信」・「電話」・「無線電話・ラシオ」・ 「画像の無線送受信(テレビ)」等々・その「時代・時代」のエポックでも あり社会の「ありよう」さえ大きく変えてきたことは紛れもない事実では ないでしょうか・・。 現在の携帯電話などは音声・映像・テーター・情報記憶・高速検索 等々・・どれをとっても機能の融合・相互補完を手のひらサイズにて 実現してます。 私は、歴史は糸を引くような連続的ではなく断片的なつながりにて 変遷するものと考えてます。 故に未来を考える時には意識の中で固定した思込みがあると したら、未来への視界が狭まるように感じます。 それに教養や知識が邪魔をしてそれが叶わぬとの誹「そし」 りは免れないように・・思います。 加えて自惚れと傲慢に陥ることのないように・・・ これは絶えず自戒を込める意味で自分自身に発してることです。 失礼いたしました。 |