Page 2636 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼米国政府の年次改革要望書 平成 六無斎 05/4/7(木) 11:05 ┗Re(1):参考になりました。 珍 源斎 05/4/7(木) 11:39 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 米国政府の年次改革要望書 ■名前 : 平成 六無斎 ■日付 : 05/4/7(木) 11:05 -------------------------------------------------------------------------
日米規制改革および競争政策イニシアティブに基づく日本政府への米国政府の年次改革要望書 2003年10月24日 ブッシュ大統領と小泉総理大臣が、規制改革および競争政策に関する分野別および分野横断的な問題に焦点を絞ることにより経済成長や市場開放を促進するとの目的で設置した「日米規制改革および競争政策イニシアティブ」(改革イニシアティブ)は、今年で3年目を迎える。 米国は、日本が有意義な経済改革を達成するための努力を継続していることを歓迎し、本年9月22日に小泉総理大臣が、新内閣は「引き続き規制改革に力を注ぐ」とともに、「改革なくして成長なし」という政策を堅持するとの表明をしたことを心強く感じる。<以下省略し、郵政関連のみピックアップ致します> V. 郵便金融機関 郵便金融機関(郵便貯金「郵貯」および簡易保険「簡保」)が日本の金融市場の効率的な運営に与える影響について、日本経団連やその他の機関が表明している懸念を、米国政府は引き続き共有する。 V-A. 透明性 簡保商品および日本郵政公社による元本無保証型の「郵貯」投資商品の開発および販売にかかわる法律の改正案の策定につき、米国政府は、総務省が、関連分野における民間活動に影響を及ぼしうるあらゆる面について、一般市民(外国保険会社も含む)への十分な情報提供および意見の収集を行う手段を講じることを求める。それは、保険業界や他の民間関係機関(国内外を含む)が以下の事項に関し、意見を述べ、また総務省の職員と意見交換する有意義な機会を提供することを含む。 V-A-1. 国会提出前の総務省の計画や法案 V-A-2. パブリックコメント手続きの最大限の活用と実施を伴う、実施段階前のガイドライン案やその他の規制措置 V-B. 同一基準 米国は日本に対し、郵便金融機関と民間の競合会社間の公正な競争確保のため、郵便金融機関に民間と同一の法律、税金、セーフティーネットのコスト負担、責任準備金条件、基準および規制監視を適用することを提言する。 V-C. 拡大抑制 米国は日本に対し、郵便金融機関(簡保と郵貯)は、民間が提供できるいかなる新規の保険商品の引き受け、あるいは新規の元本無保証の投資商品を提供することを、上記にあるように公正な競争が確保されるまでは、禁ずることを求める。そのために、米国は日本政府に対し、新規の商品に関し、1994年の日米保険協定に規定されている新規商品の検討および認可手続きに関する日本の約束を再確認するよう求める。 V-D. 民営化 米国政府は、2007年4月の郵政民営化を目標に、小泉首相が竹中経済財政・金融担当大臣に簡保、郵貯を含む郵政3事業の民営化プランを、2004年秋までに作成するよう指示したことを特筆する。現行制度のいかなる変更も日本の広範な保険市場における競争およびその効果的な運営に重要な影響を与えるため、民営化に関するすべての意思決定および実施についてはオープンで透明性のある方法で行われることが重要である。これには、上記のV−Aに述べられているものと同様の措置が含まれる。 以上の米国の要望に対し小泉さんは、畏み畏み畏みながら実行しようとしていますね。これが独立国の首相のする事とは、思えません。絶対に許せないですね。 |
平成 六無斎 さま こんにちわ! 老人党の掲示板の初期のころ、レスコメントの交換を させて頂きました。此方へのお出まし大歓迎いたします。 今回のスレッドは参考になりました。 多分、日本の郵政に絡む改革の背景には多分このような ことがあるのではないかと感じてましたが、 それが明らかになりました。 私はアメリカと日本の関係は第二次大戦の敗戦以来 現在まで残念ながら真の自立した独立国としての ものでない、日本国は真の独立国では無いように 考えてました。その理由は資源、技術、市場、加えて 防衛、共にアメリカに大きく依存する体質は 日本の生存そのものの姿であると常々認識してる 処です。これは良い悪いの問題では無く、 覇権国とのつき合い方として割り切って行くことが 必要に思えます。その中にあっても日本国民の 為になる「したたか」で「しなやか」で知恵を発揮 した政治や外交が望まれる処です。 ざっと、私見を述べさせて頂きました、今後とも 宜しくお願い申し上げます。 de Tingensai |