Page 2679 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼健全財政主義は正しいのか?(3) Gokai Sezutomo 05/3/27(日) 19:23 ┣花の季節の酒 Gokai Sezutomo 05/3/27(日) 23:41 ┃ ┗Re(1):花の季節の酒 rerere 05/3/29(火) 22:07 ┃ ┗日銀の政策転換? Gokai Sezutomo 05/3/30(水) 23:27 ┣財政健全主義は正しいのか?(つづき) あおばびと 05/3/29(火) 0:43 ┃ ┗国民金融資産は1400+3000(兆円)に増加する Gokai Sezutomo 05/3/29(火) 13:25 ┃ ┣Re(1):国民金融資産は1400+3000(兆円)に増加する あおばびと 05/3/30(水) 10:35 ┃ ┃ ┗Re(2):国民金融資産は1400+3000(兆円)に増加する Gokai Sezutomo 05/3/30(水) 21:59 ┃ ┃ ┗Re(3):国民金融資産は1400+3000(兆円)に増加する あおばびと 05/3/31(木) 18:19 ┃ ┃ ┗現金と預金の区別が大切 Gokai Sezutomo 05/3/31(木) 21:36 ┃ ┃ ┗Re(1):現金と預金の区別が大切 あおばびと 05/4/1(金) 21:21 ┃ ┃ ┗Re(2):現金と預金の区別が大切 Gokai Sezutomo 05/4/1(金) 22:57 ┃ ┃ ┗Re(3):現金と預金の区別が大切 あおばびと 05/4/2(土) 18:56 ┃ ┃ ┗Re(4):現金と預金の区別が大切 Gokai Sezutomo 05/4/2(土) 19:58 ┃ ┃ ┗Re(5):現金と預金の区別が大切 あおばびと 05/4/3(日) 11:12 ┃ ┃ ┗Re(6):ご理解と喜んでも? Gokai Sezutomo 05/4/3(日) 18:44 ┃ ┃ ┗Re(7):ご理解と喜んでも? あおばびと 05/4/4(月) 10:15 ┃ ┃ ┗Re(8):ご理解と喜んでも? Gokai Sezutomo 05/4/4(月) 13:10 ┃ ┃ ┗Re(9):ご理解と喜んでも? あおばびと 05/4/5(火) 12:15 ┃ ┃ ┣Re(10):赤字国債は民間へのマネーの供給 Gokai Sezutomo 05/4/5(火) 13:13 ┃ ┃ ┃ ┣Re(11):赤字国債は民間へのマネーの供給 あおばびと 05/4/6(水) 0:16 ┃ ┃ ┃ ┗Re(11):赤字国債は民間へのマネーの供給 あおばびと 05/4/10(日) 20:36 ┃ ┃ ┃ ┗Re(12):見せ掛けの資産 Gokai 05/4/10(日) 23:28 ┃ ┃ ┃ ┗Re(13):見せ掛けの資産 あおばびと 05/4/11(月) 21:01 ┃ ┃ ┃ ┗Re(14):見せ掛けの資産 Gokai(Gokai Sezutomo) 05/4/11(月) 23:24 ┃ ┃ ┃ ┗Re(15):見せ掛けの資産 あおばびと 05/4/12(火) 20:49 ┃ ┃ ┃ ┗Re(16):見せ掛けの資産 Gokai(Gokai Sezutomo) 05/4/12(火) 21:31 ┃ ┃ ┃ ┗Re(17):見せ掛けの資産 あおばびと 05/4/12(火) 22:58 ┃ ┃ ┗Re(10):ご理解と喜んでも? quesutiontime 05/4/5(火) 14:28 ┃ ┃ ┗Re(11):ご理解と喜んでも? あおばびと 05/4/6(水) 0:29 ┃ ┗国債日銀引受の危険性 questiontime 05/4/3(日) 15:13 ┃ ┗Re(1):国債日銀引受の危険性 Gokai Sezutomo 05/4/3(日) 23:26 ┃ ┗Re(2):国債日銀引受の危険性 questiontime 05/4/5(火) 0:27 ┃ ┣Re(3):国債日銀引受の危険性 questiontime 05/4/5(火) 0:32 ┃ ┃ ┗Re(4):お節介かも? Gokai Sezutomo 05/4/5(火) 21:19 ┃ ┗Re(3):国債発行と信用創造機能 Gokai Sezutomo 05/4/5(火) 21:08 ┃ ┗Re(4):国債発行と信用創造機能 questiontime 05/4/11(月) 12:29 ┃ ┗Re(5):国債発行と信用創造機能 Gokai 05/4/11(月) 22:17 ┃ ┗Re(6):国債発行と信用創造機能 questiontime 05/4/12(火) 0:13 ┃ ┗Re(7):言葉のやり取りで議論がちぐはぐ Gokai(Gokai Sezutomo) 05/4/12(火) 8:01 ┃ ┗Re(8):言葉のやり取りで議論がちぐはぐ questiontime 05/4/12(火) 23:38 ┃ ┗Re(9):言葉のやり取りで議論がちぐはぐ Gokai(Gokai Sezutomo) 05/4/13(水) 1:13 ┣Re(1):健全財政主義は正しいのか?(3) questiontime 05/4/3(日) 10:46 ┃ ┗Re(2):健全財政主義は正しいのか?(3) Gokai Sezutomo 05/4/3(日) 17:04 ┃ ┗Re(3):健全財政主義は正しいのか?(3) イワオ 05/4/4(月) 23:19 ┗Re(1):健全財政主義は正しいのか?(3) ゆううつ人 05/4/6(水) 12:48 ┣Re(2):社会保障と先端科学に Gokai Sezutomo 05/4/6(水) 20:38 ┃ ┗Re(3):社会保障と先端科学に ゆううつ人 05/4/7(木) 12:24 ┃ ┗Re(4):社会保障と先端科学に Gokai Sezutomo 05/4/7(木) 13:27 ┗Re(2):健全財政主義は正しいのか?(3) questiontime 05/4/7(木) 0:06 ┗Re(3):健全財政主義は正しいのか?(3) ゆううつ人 05/4/7(木) 12:36 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 健全財政主義は正しいのか?(3) ■名前 : Gokai Sezutomo ■日付 : 05/3/27(日) 19:23 -------------------------------------------------------------------------
http://www.asahi-net.or.jp/~yu9t-nkmr/takumi/takumi_profile3.html http://www.avis.ne.jp/~cho/zsho.html 上記にこのスレッドの題材を貼り付けしておきます。 それと、questiontimeさんの前スレッドでのラスト投稿です。 http://www.6410.jp/bbs/c-board.cgi?cmd=one;no=46999;id=sougou ▼Gokai Sezutomoさん: >まず、何度でも言いますが、日銀がコントロールできるのは短期金利です。したがって国債の価格には直接関係ありません。 十分関係しています。国債の売り出し量と現金量という需給関係です。 公開市場操作という観点から国債価格や金利を見ましょう。 http://www.findai.com/yogo/0051.htm >それから貴方の論によれば、これから先、他にどのような要因が発生しても日銀は短期金利のゼロ金利を継続することになります。これは「日銀は金利をコントロールできる」と言いながら、実質的にはコントロールの手を縛っているのと同じです。 下方への金利調節は、今がほぼゼロだから出来ない。 上方への金利調節は日本国民への背信行為だから当然、日銀はそんなことをしませんでしょう。 けれども、金利上昇を食い止めるという重大な業務を行っているのだから、「手を縛る」という言い方はおかしい。 貴方は何のために日銀に金利調節を任せていると思っておられるのですか? 日本経済への悪影響をもふくめて日銀のおもちゃにさせるためですか? そうではないでしょう。 正当に日本経済の発展に貢献してもらいたいからではないのでしょうか? >日銀による国債直接引受を原則禁じている財政法第5条の規定はご存知だと思います。財政法に上記のような規定が盛り込まれたことについては歴史的な経緯があるのです。このあたりは自分でお調べになることをお勧めします。 貴方がそこから判断して私の考えが誤りだというのなら、貴方の結論の出し方をご披露なさればよいのではないですか? >あなたにとって無駄な労力とは思いません。国債の中央銀行直接引受が誤りだというのは、それこそ「常識中の常識」です。逆にそれは全く害がないのだという論理的証明をいただきたい。 これでしょうか? http://www.boj.or.jp/oshiete/op/06104001.htm これならば今議論していることではないのですか? 論理的証明も何度もしていますよ。 何故、改めてこんな財政法第5条などを持ち出すのですか? 単に権威に助け舟を求めているだけですか? >ところで、あなたは本当に日銀に直接引き受けさせてでも国債を増発すべきだと考えているのですか? その通りです。お金を民間へ配る方法として、何の問題がありましょう。 「破滅本」と同じ意見なら何度も否定していますので、 それを持ち出すなら、私の主張に対する論理的証明の継続をお願いします。 >しかし、仮に真実が人の心の中(常識)にないとしても、人の心を動かすことができなければ、現実は常識のとおりになってしまうのです。 >自然科学と異なり社会科学における事実は人によって作られるからです。 人の考えに影響されることの多い社会科学ですが、それゆえに人間の傲慢を戒め自然科学に沿うように行動しなければならないのではないですか? そうしなければ、いずれ人は自然から大きなしっぺ返しを受けることとなりますし、公正公平な民主主義を希求し続ける事を放棄するのと同義にも思えます。 >事実を自分の主張どおりに動かそうとするなら、今の常識を『常識という色眼鏡』などと軽視せず、 常識を軽視していないが故の投稿なのですよ、 誤った常識によって、自分も含めて、人々が不幸になるのを避けたい希望を持っているに過ぎません。 そのために真実を知らせることが大切なのです。 そのために、野口悠紀夫氏、サミュエルソン氏、井上謙吾氏、新正統派経済学のラーナー氏などのご登場を願ったのです。 貴方はそれらの方々のご主張を論理的に否定できましたか? |
http://www.6410.jp/bbs/c-board.cgi?cmd=one;no=46976;id=sougou 沈黙の初夏さん: コメントに深く感謝します。 我々は「お金の正体」を知っているようで、 本当はかなりの部分を知らないのかもしれません。 つまり、「お金とは何か?」と言う問いかけに、 充分に答えきれないのが普通なのでしょう。 ところが我々はその事実に気付かず、当たり前のごとくにお金を使用し、 経済を発展させてきました。 その結果、普段の我々は、お金のことを熟知していると誤認していたのではないのでしょうか? ところがここにきて、 儲かっていて、景気が良い筈の国の人々の生活が不安だという、不思議現象に出くわしています。 そこで、 外貨とは何か?自国通貨とは何か?統一通貨とは何か?お金とは何か?の問いに 正しく答えるべく、深く考察すべきときに来ていると思います。 そうでなくて、現在の日本経済のように、 その性質を知らなくて、それを使用し続けていれば、 振り回されるのは自明の理のように思います。 >庶民には直感はあってもそれを展開するイマジネーションがない。 >樽の中の酒が、どの系から持ち込まれ、どこへゆくはずだったかまでを見とおす力だ。 >たとえば、 >樽の中が水で、ふたりがどこか無料の井戸で汲んできたのなら、 >水という資源は系の内側部で消費されたにすぎず、結局誰も損していないことになる。 >この話しは経済活動という行為に対し、とても重要な示唆を含んでいる。 >もうすこし掘り下げれば、 >我々を悩ますものの正体をうまく表現できる言葉が見つかるかもしれない。 |
>http://www.6410.jp/bbs/c-board.cgi?cmd=one;no=46976;id=sougou > >沈黙の初夏さん: コメントに深く感謝します。 > >我々は「お金の正体」を知っているようで、 >本当はかなりの部分を知らないのかもしれません。 > >つまり、「お金とは何か?」と言う問いかけに、 >充分に答えきれないのが普通なのでしょう。 > >ところが我々はその事実に気付かず、当たり前のごとくにお金を使用し、 >経済を発展させてきました。 > >その結果、普段の我々は、お金のことを熟知していると誤認していたのではないのでしょうか? > >ところがここにきて、 >儲かっていて、景気が良い筈の国の人々の生活が不安だという、不思議現象に出くわしています。 > >そこで、 >外貨とは何か?自国通貨とは何か?統一通貨とは何か?お金とは何か?の問いに >正しく答えるべく、深く考察すべきときに来ていると思います。 > >そうでなくて、現在の日本経済のように、 >その性質を知らなくて、それを使用し続けていれば、 >振り回されるのは自明の理のように思います。 > > >>庶民には直感はあってもそれを展開するイマジネーションがない。 >>樽の中の酒が、どの系から持ち込まれ、どこへゆくはずだったかまでを見とおす力だ。 >>たとえば、 >>樽の中が水で、ふたりがどこか無料の井戸で汲んできたのなら、 >>水という資源は系の内側部で消費されたにすぎず、結局誰も損していないことになる。 >>この話しは経済活動という行為に対し、とても重要な示唆を含んでいる。 >>もうすこし掘り下げれば、 >>我々を悩ますものの正体をうまく表現できる言葉が見つかるかもしれない。 Gokai Sezutomoさん、こんにちは。沈黙の初夏さん、お久しぶりです。 沈黙の初夏さんの投稿を見つけることができうれしい限りです。 政府やマスコミが本当は問題でもない財政赤字を悪者にして、本当の危機についてはこれっぽちも触れていない状況は、人類が出す二酸化炭素を温暖化の最大の問題だとして煽り立てる姿と本質はなんら変わらない。 累積債務がそんなに気になるなら、国債など日銀が必要に応じて引き受ければよく困る人はどこにもいないが、困るのは全額を消滅させると貨幣循環量の調節ができなくなるから。国債を借金であると誤認するとデフレスパイラルから脱出できないでしょう。インフレは貨幣的現象だとして日銀が国債を引き受けることでインフレになるとするマネタリストにいつまで騙されるつもりだろうか。現在も日銀による買いオペは盛んに行われており、資金はジャバジャバ状態といわれているのに一向にインフレになるどころかデフレがさらに進んでいる。このことからもインフレは貨幣の供給量とは直接は関係なく、他の要因とセットにならないとインフレにはならないと考えられます。国民はいいかげんアメリカのグローバリストどもの国家破産シナリオから目を覚ましたほうがいい。フジとライブドア問題を日本人同士の買収の泥仕合として人事のように傍観し、あるいは無関心でいることのほうが本当の危機なのです。このままでは気がついた時は外資にみんな買い占められて日本は外資の植民地になってしまうでしょう。 以下は財政についての参考記事 http://www.japanweb.ne.jp/fortune/aqua_data/back/2004/eco371.html セイニアリッジ政策 http://www.japanweb.ne.jp/fortune/aqua_data/back/2002/eco243.html |
▼rerereさん:こんにちは >沈黙の初夏さん、お久しぶりです。 >沈黙の初夏さんの投稿を見つけることができうれしい限りです。 > >政府やマスコミが本当は問題でもない財政赤字を悪者にして、本当の危機についてはこれっぽちも触れていない状況は、人類が出す二酸化炭素を温暖化の最大の問題だとして煽り立てる姿と本質はなんら変わらない。 > 故意による、問題のすり替えなのか? 本当にわかっていないのか? 一体どっちなんだろう? けれども庶民が気付いていないのは確かなようで、 「こまったものだ。」と言ったら、山のカミさんに怒られました。 ところで、貨幣循環量というのは意味は解かるのですが、聞き初めでした。 TORAさんの造語ということではないですよね。 >国民はいいかげんアメリカのグローバリストどもの国家破産シナリオから目を覚ましたほうがいい。フジとライブドア問題を日本人同士の買収の泥仕合として人事のように傍観し、あるいは無関心でいることのほうが本当の危機なのです。このままでは気がついた時は外資にみんな買い占められて日本は外資の植民地になってしまうでしょう。 > それから、外資に買い占められることに関連して、 このところ、日銀の政策転換を臭わす様な論調が目に付くようになり、心配しています。円安傾向にあるのもその一環と考えれば、 景気回復論にのん気にさせられることなく、量的金融緩和の解除=資金タイトも選択肢にいれておかなければ、「市場にヒヤッ」とさせられるかもしれないと思っているのですが如何でしょうか? 良いコメントとURLのご紹介有難うございました。 >以下は財政についての参考記事 >http://www.japanweb.ne.jp/fortune/aqua_data/back/2004/eco371.html > >セイニアリッジ政策 >http://www.japanweb.ne.jp/fortune/aqua_data/back/2002/eco243.html |
Gokai Sezutomo さん、こんばんは。 【46968】でのご返事、ありがとうございました。 大体、わかりました。Gokai Sezutomo さんは、3000兆円位は国債を発行できるとお考えですが、国民の金融資産(1,400兆円程度)を超えるとなると、3000兆円もの国債の購入先は日銀しかないと思いますが、それでよろしいでしょうか? それから、国民の金融資産の倍以上のお金が出回ると、インフレになると思いますが、この点はどうお考えですか? 質問ばかりで、もうしわけありませんが、よろしくお願いいたします。 |
▼あおばびとさん:こんにちは、 大変良いご質問を有難うございます。 吃驚されるかもしれませんが、政府がさらに赤字国債を3000兆円増やすとすると、他のお金の増減法での変化がない場合には、 国民金融資産は、1400+3000=4400(兆円)となります。 これの根拠を下記で説明していますのでもう一度見てやってください。 http://www.6410.jp/bbs/c-board.cgi?cmd=one;no=46686;id=sougou 従来の常識に無いお金の知られざる一面ですが、論理的矛盾はないと思います。 現実に機能している信用創造機能の一種に過ぎないのですから。 >>大体、わかりました。Gokai Sezutomo さんは、3000兆円位は国債を発行できるとお考えですが、国民の金融資産(1,400兆円程度)を超えるとなると、3000兆円もの国債の購入先は日銀しかないと思いますが、それでよろしいでしょうか? いいえ、今までと同じで、日銀+国債引受シンジケート団(1000社以上に上る金融機関の集まり)でよろしいと思います。 また、国債を引き受ける原資は、預金ではなく日銀が発行する現金しかないのですね。 ところで、1400兆円の国民金融資産は金融機関にとっては、既に借用書や国債や社債や、株式などの現金よりもリスクのある資産に返還されていて、現金はほとんど残っていませんので、金融機関の赤字国債の引き受けは、買いオペなどの、日銀の公開市場操作による現金供給を待って、購入されます。これは現在でもそうです。 >それから、国民の金融資産の倍以上のお金が出回ると、インフレになると思いますが、この点はどうお考えですか? > 3000兆円ほどの赤字国債の増発ではインフレにならないと思います。 日本の経済的実力が最大であった、1990年ごろに比べると現在は約7000兆円(但しM2+CDというお金ではない)・・・ほどのお金が民間から失えています。それの半分ほどの3000兆円を民間に配るだけですから、 そのころ、一般消費財の物価は安定していたことから推量すると、 当時より体力を失えたといえ、これぐらいのお金の増加ではインフレにならないと思い、3000兆円という金額を提示しました。 |
Gokai Sezutomoさん、おはようございます。 ご回答ありがとうございました。また、質問をさせて頂きます。 >いいえ、今までと同じで、日銀+国債引受シンジケート団(1000社以上に上る金融機関の集まり)でよろしいと思います。 >また、国債を引き受ける原資は、預金ではなく日銀が発行する現金しかないのですね。 >ところで、1400兆円の国民金融資産は金融機関にとっては、既に借用書や国債や社債や、株式などの現金よりもリスクのある資産に返還されていて、現金はほとんど残っていませんので、金融機関の赤字国債の引き受けは、買いオペなどの、日銀の公開市場操作による現金供給を待って、購入されます。これは現在でもそうです。 国債購入は日銀+国債引受シンジケート団とありますが、1400兆円の国民金融資産はもう現金でなくなっているので、実際の国債購入は日銀しかいないと考えていいですか?また、日銀の公開市場操作による現金供給の意味が良く解かりません。解かりやすく、説明していただけませんか? 政府が現金を手に入れるために、国債を発行するものと考えておりました。日銀が公開市場操作で3000兆円の現金を手に入れられるなら、わざわざ国債を発行する必要はないように思われます。国債発行の意味は何なのですか?、 >3000兆円ほどの赤字国債の増発ではインフレにならないと思います。 >日本の経済的実力が最大であった、1990年ごろに比べると現在は約7000兆円(但しM2+CDというお金ではない)・・・ほどのお金が民間から失えています。それの半分ほどの3000兆円を民間に配るだけですから、 >そのころ、一般消費財の物価は安定していたことから推量すると、 >当時より体力を失えたといえ、これぐらいのお金の増加ではインフレにならないと思い、3000兆円という金額を提示しました。 1990年ごろは、土地、住宅、株等はものすごいインフレでした。私の家などはあっと言うまに三倍になりました。(今は三倍以下です。)Gokai Sezutomoさんは土地、住宅、株等は無視して、インフレでなかったとお考えですか? 1990年ごろは今ほど赤字国債が発行されていませんでした。それなのに、多量に赤字国債を発行してお金を増加させても、状況は1990年ごろと変わらないとお考えですか?上手く表現できないのですが、赤字の大小がもの凄く異なるのに、それを無視して、お金の量だけで考えて良いと言う意味です。余計わからなくなったかも知れませんが、よろしくお願いいたします。 |
▼あおばびとさん:こんにちは >国債購入は日銀+国債引受シンジケート団とありますが、1400兆円の国民金融資産はもう現金でなくなっているので、実際の国債購入は日銀しかいないと考えていいですか? >また、日銀の公開市場操作による現金供給の意味が良く解かりません。解かりやすく、説明していただけませんか? いや、そうではありません。 金融機関は普段、現金を持っていません。なぜかと言うと預金として預かった現金をそのままにしておくと、利子を生み出せませんので、現金よりリスクが高いが少しでも金利を生み出す資産に返還しておく必要があります。そうでないと預金者に利子が払えない理屈です。これは金融機関の「資産変換機能」と呼ばれています。 だから、国債を購入するときは、自分の持っている国債や手形を一時的に、日銀に買ってもらって(買いオペ)、現金を手にします。そしてその現金で新発国債などを購入します。 この操作を日銀の「公開市場操作=オペレーション」といいます。 http://www.findai.com/yogo/0051.htm つづけて、現金の行方をお話しますと、政府が国債発行によって、手にした現金は一旦、日銀内の政府口座に預けられます。それから、様々な企業に、公共事業の報酬として支払われます。そして、企業はその現金を金融機関に預けますが、 金融機関は現金を持ったままではその企業に金利を払えませんので、有利で安全な投資先がない場合は、日銀が売り出す国債や手形を買うことによって、現金を投資すると同時に現金を日銀に吸収してもらいます。この操作を日銀の売りオペレーションといって、これも公開市場操作であることはもうお分かりですね。 >政府が現金を手に入れるために、国債を発行するものと考えておりました。日銀が公開市場操作で3000兆円の現金を手に入れられるなら、わざわざ国債を発行する必要はないように思われます。国債発行の意味は何なのですか?、 > 説明の伝達が不備のようです。 現金は、財務省のコインを除くと、日銀だけが発行できるもので、 現在、76兆円ほどの日銀券と35兆円ほどの日銀当座預金との合計で、 約110兆円ほど発行しています。 公開市場操作とは、この現金の増減を行うための日銀だけが行え得る操作です。 そのころ、一般消費財の物価は安定していたことから推量すると、 当時より体力を失えたといえ、これぐらいのお金の増加ではインフレにならないと思い、3000兆円という金額を提示しました。 >1990年ごろは、土地、住宅、株等はものすごいインフレでした。私の家などはあっと言うまに三倍になりました。(今は三倍以下です。)Gokai Sezutomoさんは土地、住宅、株等は無視して、インフレでなかったとお考えですか? 資産価値の高騰をインフレと見るのか、民間にお金が増えたと見るのかによって、 経済政策は180度違ってきます。 1990年ごろ、マスメディアの誘導によって、これを人々は、インフレと見たのです。それでバブルを崩壊させる政策の一応の正当性を得たのでした。 誤った政策をマスメデイアは誘導したのです。そしてその悪影響は今も続き、失業、年金、介護、医療や企業倒産、企業買収などに暗い影を落としています。 けれども良く思い出してください。 生活必需品などを表す、一般消費者物価指数は最大でも、3%に届かず安定的であって、悪いインフレなどの兆候は微塵もありませんでした。 かつ、人々は裕福であって、将来に不安を覚える人は日本の歴史上、最少だったのです。 rerereさんが<47245>で、良いURLを紹介してくださっています。ご覧下さい。 http://www.japanweb.ne.jp/fortune/aqua_data/back/2002/eco243.html バブル経済の全てを悪く言う人がいるが、・・・ >1990年ごろは今ほど赤字国債が発行されていませんでした。それなのに、多量に赤字国債を発行してお金を増加させても、状況は1990年ごろと変わらないとお考えですか? さらに、3000兆円の赤字国債を発行して、民間に預金が3000兆円増加しても、1990年ごろに比べると民間でのお金の総量はまだ少ないと思います。 ほんとに最後のご質問の意味が解かりませんでした。?? |
Gokai Sezutomoさん、こんばんは。ご回答ありがとうございました。 >金融機関は普段、現金を持っていません。なぜかと言うと預金として預かった現金をそのままにしておくと、利子を生み出せませんので、現金よりリスクが高いが少しでも金利を生み出す資産に返還しておく必要があります。そうでないと預金者に利子が払えない理屈です。これは金融機関の「資産変換機能」と呼ばれています。 > >だから、国債を購入するときは、自分の持っている国債や手形を一時的に、日銀に買ってもらって(買いオペ)、現金を手にします。そしてその現金で新発国債などを購入します。 >この操作を日銀の「公開市場操作=オペレーション」といいます。 >http://www.findai.com/yogo/0051.htm 素朴な疑問なのですが、日銀が国債を金融機関に買ってもらうのは、手持ちの現金を多くするためだと思うのですが、国債を買うために、その分を買いオペして現金を減らしていては、結局現金は増えず、何のために国債を買うのか解かりません。 >>政府が現金を手に入れるために、国債を発行するものと考えておりました。日銀が公開市場操作で3000兆円の現金を手に入れられるなら、わざわざ国債を発行する必要はないように思われます。国債発行の意味は何なのですか?、 >> >説明の伝達が不備のようです。 >現金は、財務省のコインを除くと、日銀だけが発行できるもので、 >現在、76兆円ほどの日銀券と35兆円ほどの日銀当座預金との合計で、 >約110兆円ほど発行しています。 >公開市場操作とは、この現金の増減を行うための日銀だけが行え得る操作です。 日銀だけが現金を発行できるのですから、3000兆円の現金を発行すれば良いと思うのですが、それが何故出来ないのですか? とりあえず、2点質問させていただきます。 >>1990年ごろは今ほど赤字国債が発行されていませんでした。それなのに、多量に赤字国債を発行してお金を増加させても、状況は1990年ごろと変わらないとお考えですか? > >さらに、3000兆円の赤字国債を発行して、民間に預金が3000兆円増加しても、1990年ごろに比べると民間でのお金の総量はまだ少ないと思います。 >ほんとに最後のご質問の意味が解かりませんでした。?? そうですよネ。解からないですよネ。この質問はしばらく保留させてもらいます。 |
▼あおばびとさん:こんにちは >>国債を購入するときは、自分の持っている国債や手形を一時的に、日銀に買ってもらって(買いオペ)、現金を手にします。そしてその現金で新発国債などを購入します。 >>この操作を日銀の「公開市場操作=オペレーション」といいます。 >>http://www.findai.com/yogo/0051.htm > >素朴な疑問なのですが、日銀が国債を金融機関に買ってもらうのは、 これは売りオペで、日銀の現金の吸収操作(消失)です。 >手持ちの現金を多くするためだと思うのですが、 日銀の手持ち現金が増えるとの認識は誤りです。日銀の現金の吸収操作は、公開市場での現金量を減少させる操作です。 日銀にとって、現金は負債として、日銀のバランスシート上では記載されていますので、バランスシート上でも消されます。 国債を買うために、その分を買いオペして現金を減らしていては、結局現金は増えず、何のために国債を買うのか解かりません。 > すみません。この文の主語を明確にお願いします。 それから、預金と現金は預金者から見るか、銀行側から見るかでまるで意味が違うのですが、その区別はついておられますでしょうか? >日銀だけが現金を発行できるのですから、3000兆円の現金を発行すれば良いと思うのですが、それが何故出来ないのですか? > 現金というのは、人々が財布から出し入れして使うか、タンスにしまいこむか、 公開市場において、金融機関同士でやり取りするかであり、市中にあるマネーの総量の一部にしか過ぎないのです。 先に日銀の発行している現金の総量は110兆円と申しましたが、 一方個人金融資産は1400兆円もあります。 1400−110=1290(兆円)・・この差額を不思議と思いませんでしたか? 現金と預金とは、預金者である我々から見ればどちらも同じマネーですが、 銀行から見れば、現金は現金ですが、預金は何かの資産なのです。 つまり、ここでは、銀行の「資産変換機能」の意味ををよく理解する必要があります。 結論を言いますと、3000兆円のマネーは国債を発行すれば、民間に増やせますが、現金の3000兆円は民間には増やせません。 奇異に聞こえましたら、それは現金と預金の区別がついていないことになりますので、上記の文を再読くださればと思います。 |
Gokai Sezutomoさん、こんばんは。 売りオペは、公開市場での現金量を減少させる操作と同時に、日銀の手持ちの現金を多くするものだと思いますが、間違っていますか?もし、間違っているのなら、増えた現金は何処へ行ってしまうのですか?日銀は吸収した現金を焼却してしまうのですか? >>国債を買うために、その分を買いオペして現金を減らしていては、結局現金は増えず、何のために国債を買うのか解かりません。 >> >すみません。この文の主語を明確にお願いします。 【47327】で Gokai Sezutomo さんは、「金融機関が国債を購入するときは、自分の持っている国債や手形を一時的に、日銀に買ってもらって(買いオペ)、現金を手にします。そしてその現金で新発国債などを購入します。」と述べています。前半の部分は、現金が日銀から金融機関に移ることを意味し、後半の部分は、現金が金融機関から、日銀に移ったことになります。つまり、プラスマイナス=ゼロで、金融機関も日銀も現金は増えていないのではないかと言う疑問です。即ち、国民の財産は増えていないと思うのですが? >それから、預金と現金は預金者から見るか、銀行側から見るかでまるで意味が違うのですが、その区別はついておられますでしょうか? 多分、解かっていないと思います。だから、とんでもない質問をしているかも知れません。解説をお願いいたします。 |
▼あおばびとさん:こんにちは >売りオペは、公開市場での現金量を減少させる操作と同時に、日銀の手持ちの現金を多くするものだと思いますが、間違っていますか?もし、間違っているのなら、増えた現金は何処へ行ってしまうのですか?日銀は吸収した現金を焼却してしまうのですか? > 今、日銀の金庫から出たお金が10兆円だとすると、10兆円の現金が発行されたと言います。これは現金が10兆円増加しました。・・とも言い、 逆に、日銀の金庫に5兆円仕舞われたら、5兆円現金が回収されたといいます。・・これは5兆円現金が減少したともいいます。 先に言いましたように、現金は日銀の貸借対照表の上では負債なので、日銀金庫に回収されたと同時に、抹消されます。つまり、資産(国債など)を売って、現金(負債)を回収し、差し引き抹消されます。 なお、当然ですが、現金の総量は、日銀の自由意志で増減させられます。 そして、現金量が多いと金利は下がり、少ないと金利は上がります。 比べるためについでに言うと、預金総量の多少では、金利には無関係です。 ここでも現金と預金は意味が違う事がわかります。 >【47327】で Gokai Sezutomo さんは、「金融機関が国債を購入するときは、自分の持っている国債や手形を一時的に、日銀に買ってもらって(買いオペ)、現金を手にします。そしてその現金で新発国債などを購入します。」と述べています。 >前半の部分は、現金が日銀から金融機関に移ることを意味し、 ・・そうです。でもこれを現金の発行ともいいます。 >後半の部分は、現金が金融機関から、日銀に移ったことになります。 ・・新規発行国債は、財務省の発行ですから、現金は日銀内の政府口座に入ることであって、日銀に入るのではありません。 >つまり、プラスマイナス=ゼロで、金融機関も日銀も現金は増えていないのではないかと言う疑問です。即ち、国民の財産は増えていないと思うのですが? > ................................... (提案とおことわり) 国民の財産という言葉は誤解を招きやすいので、個人金融資産で統一しませんか? それから、個人金融資産と、民間金融資産とは、正確には意味が違いますが、その性格上では良く似ているので同じものとして説明させていただきます。 また、現金や日銀券、日銀当座預金との関係も正確にはやはり意味が違うようですが、その性格上大差ありませんので現状のまま使用します。 何しろ、ここら辺りの言葉は、故意によるものか、学者の不手際かどうかはわかりませんが、解かりやすくなるように整備されていませんので仕方ありません。 今私が使用している言葉遣いが最もわかりやすいので、専門家の間での認知とはギャップがあると思いますが、このまま継続して使用します。 ........................................ >>それから、預金と現金は預金者から見るか、銀行側から見るかでまるで意味が違うのですが、その区別はついておられますでしょうか? > >多分、解かっていないと思います。だから、とんでもない質問をしているかも知れません。解説をお願いいたします。 ..................................... (再掲ですが再読くださればと思います。) 現金というのは、人々が財布から出し入れして使うか、タンスにしまいこむか、 公開市場において、金融機関同士でやり取りするかであり、市中にあるマネーの総量の一部にしか過ぎないのです。 先に日銀の発行している現金の総量は110兆円と申しましたが、 一方個人金融資産は1400兆円もあります。 1400−110=1290(兆円)・・この差額を不思議と思いませんでしたか? 現金と預金とは、預金者である我々から見ればどちらも同じマネーですが、 銀行から見れば、現金は現金ですが、預金は何かの資産なのです。 つまり、ここでは、銀行の「資産変換機能」の意味ををよく理解する必要があります。 結論を言いますと、3000兆円のマネーは国債を発行すれば、民間に増やせますが、現金の3000兆円は民間には増やせません。 奇異に聞こえましたら、それは現金と預金の区別がついていないことにやはり、なりますので、上記の文の理解についての議論に移りませんか? ....................................... |
Gokai Sezutomoさん、こんばんは。 >(提案とおことわり) >国民の財産という言葉は誤解を招きやすいので、個人金融資産で統一しませんか? >それから、個人金融資産と、民間金融資産とは、正確には意味が違いますが、その性格上では良く似ているので同じものとして説明させていただきます。 >また、現金や日銀券、日銀当座預金との関係も正確にはやはり意味が違うようですが、その性格上大差ありませんので現状のまま使用します。 >何しろ、ここら辺りの言葉は、故意によるものか、学者の不手際かどうかはわかりませんが、解かりやすくなるように整備されていませんので仕方ありません。 >今私が使用している言葉遣いが最もわかりやすいので、専門家の間での認知とはギャップがあると思いますが、このまま継続して使用します。 ご提案、了解しました。 >先に日銀の発行している現金の総量は110兆円と申しましたが、 >一方個人金融資産は1400兆円もあります。 >1400−110=1290(兆円)・・この差額を不思議と思いませんでしたか? 差額1290(兆円)は理解できます。 >現金と預金とは、預金者である我々から見ればどちらも同じマネーですが、 >銀行から見れば、現金は現金ですが、預金は何かの資産なのです。 >つまり、ここでは、銀行の「資産変換機能」の意味ををよく理解する必要があります。 銀行は個人から、現金を集めて、それを何らかの資産に変換していると考えていいですか?そういう意味では、個人の預金も資産と考えられ、預金と現金は預金者から見ても、銀行側から見ても同じ意味だと思うのですが? |
▼あおばびとさん:こんにちは、 >>先に日銀の発行している現金の総量は110兆円と申しましたが、 >>一方個人金融資産は1400兆円もあります。 >>1400−110=1290(兆円)・・この差額を不思議と思いませんでしたか? > >差額1290(兆円)は理解できます。 理解が違っていると意思疎通に不具合を生じます。 で確認です。差額1290兆円はどのように発生したものとの認識をお持ちでしょうか? >>現金と預金とは、預金者である我々から見ればどちらも同じマネーですが、 >>銀行から見れば、現金は現金ですが、預金は何かの資産なのです。 >>つまり、ここでは、銀行の「資産変換機能」の意味ををよく理解する必要があります。 > >銀行は個人から、現金を集めて、それを何らかの資産に変換していると考えていいですか? 同意します。 >そういう意味では、個人の預金も資産と考えられ、預金と現金は預金者から見ても、銀行側から見ても同じ意味だと思うのですが? 預金者から見た預金は現金と同じように流通させられますので、流通貨幣として同じ性格の物だと思いますが、 銀行側から見た預金は、一旦、現金に換えないと流通させられないという意味で異なります。 ここら辺をもう一度ご確認ください。 |
Gokai Sezutomoさん、おはようございます。 >理解が違っていると意思疎通に不具合を生じます。 >で確認です。差額1290兆円はどのように発生したものとの認識をお持ちでしょうか? 上手く説明できませんが、例えばAさんがB銀行に100円を預けます。B銀行はC銀行にそのまま100円を預けます。そうしますと、預金はAさんの100円とB銀行の100円で、あわせて200円になります。100円の現金が200円の預金になったわけで、差額が100円です。このようにして1290兆円の差額が生じた。 これでは説明になりませんか? >預金者から見た預金は現金と同じように流通させられますので、流通貨幣として同じ性格の物だと思いますが、 >銀行側から見た預金は、一旦、現金に換えないと流通させられないという意味で異なります。 >ここら辺をもう一度ご確認ください。 銀行は個人から、現金を集めて、それを何らかの資産に変換しているので、直ぐには現金として使用できないと言うことなら理解できます。ただし、この場合は、「銀行側から見た預金は、一旦、現金に換えないと流通させられない」では不正確で、「銀行側から見た預金は、何らかの資産に変換されている。」だと思います。 |
▼あおばびとさん:こんにちは >>理解が違っていると意思疎通に不具合を生じます。 >>で確認です。差額1290兆円はどのように発生したものとの認識をお持ちでしょうか? > >上手く説明できませんが、例えばAさんがB銀行に100円を預けます。B銀行はC銀行にそのまま100円を預けます。そうしますと、預金はAさんの100円とB銀行の100円で、あわせて200円になります。100円の現金が200円の預金になったわけで、差額が100円です。このようにして1290兆円の差額が生じた。 >これでは説明になりませんか? なっています。素晴らしい。 ちょっと補正しておきますと、 aは100円をA銀行に預金、A銀行はbにその100円を貸し付け、 bはそれをB銀行に預金、B銀行は其の100円をcに貸し付け、cはそれをC銀行に預金・・・ で、預金額はC銀行までの合計で、300円、そして、C銀行の持つ現金100円がマネーの量ということになります。 でさらに、この種銭である、最初の100円の現金のことをハイパワードマネー、マネタリーベース、ベースマネーなどと呼ばれ、銀行のこの機能のことを「信用創造機能」と呼ばれています。 >銀行は個人から、現金を集めて、それを何らかの資産に変換しているので、直ぐには現金として使用できないと言うことなら理解できます。ただし、この場合は、「銀行側から見た預金は、一旦、現金に換えないと流通させられない」では不正確で、「銀行側から見た預金は、何らかの資産に変換されている。」だと思います。 その通りですがどちらも正しいのではないですか?或いはまだ少し誤解があるかも? このように理解していただいたわけですから、 1)政府債務が増えれば増えるほど民間にマネーが同額供給されていることにお気づきでしょうか? つまり政府債務の増加は民間へのマネーの供給だと。 2)現金は銀行にとっては諸刃の刃だということ。 つまり現金は銀行にとって、預金者からの借り入れだと言い換えても正しいのですから、金利を払わなくてはなりませんので、運用しないで貯留するのは銀行の利益の低下に直結するのですね。 だから、すぐに運用し、信用創造機能が働いて、3000兆円もの預金が政務債務の同額増加によって増やせても、『現金』については意味あるように3000兆円増やすことは出来ませんね。 すなわち、現在の現金量、約110兆円でも、金融機関にとってはジャブジャブの量ということになり、だから必然的に金利が最低なのです。 この2点について気付かれましたでしょうか? ご理解されたと喜んでも宜しいでしょうか? |
Gokai Sezutomoさん、おはようございます。 >1)政府債務が増えれば増えるほど民間にマネーが同額供給されていることにお気づきでしょうか? >つまり政府債務の増加は民間へのマネーの供給だと。 いえ、違います。Gokai Sezutomoさんは【47327】で「国債を購入するときは、自分の持っている国債や手形を一時的に、日銀に買ってもらって(買いオペ)、現金を手にします。そしてその現金で新発国債などを購入します。」と書いています。 具体的に書き直せば、A銀行は国債100円分を日銀に買ってもらい、100円の現金を手にいれた。次に、A銀行は手に入れた100円で、国債を新たに購入した。 上の例では、A銀行からみれば、「国債」→「現金」→「国債」と変化したが、結局同じことになりました。ですから、民間へのマネーの増加になりません。 >2)現金は銀行にとっては諸刃の刃だということ。 >つまり現金は銀行にとって、預金者からの借り入れだと言い換えても正しいのですから、金利を払わなくてはなりませんので、運用しないで貯留するのは銀行の利益の低下に直結するのですね。 ここまでは、理解できますが、次の文章は理解できません。解説をよろしくお願いいたします。正に、「ご理解と喜んでも」です。 >だから、すぐに運用し、信用創造機能が働いて、3000兆円もの預金が政務債務の同額増加によって増やせても、『現金』については意味あるように3000兆円増やすことは出来ませんね。 >すなわち、現在の現金量、約110兆円でも、金融機関にとってはジャブジャブの量ということになり、だから必然的に金利が最低なのです。 > >この2点について気付かれましたでしょうか? >ご理解されたと喜んでも宜しいでしょうか? |
▼あおばびとさん: > > 具体的に書き直せば、A銀行は国債100円分を日銀に買ってもらい、100円の現金を手にいれた。次に、A銀行は手に入れた100円で、国債を新たに購入した。 > 上の例では、A銀行からみれば、「国債」→「現金」→「国債」と変化したが、結局同じことになりました。 ここまでは私もも同意です。 けれどもこの後の現金の流れに気を配るとどうなりますでしょうか? A銀行は国債を売って現金を手に入れ、それでシンパツ国債を買い入れますが、 ここで現金は政府口座に入金されますね。但し日銀のお金ではありません。 政府と日銀とは お金の管理が別だとの事にもご留意ください。つまり、下世話な言い方だと財布は別ということです。 さて手に入れた現金を政府はどうされると思いますか? >ですから、民間へのマネーの増加になりません。 2)以降の内容は上記にかかわるものと思いますので、1)に集中したいと思います。 そういうことで、 誠に申し訳ありませんが、想像できる範囲までで結構ですので、後のお金の流れを追って頂いて、そのご想像をご回答をいただけませんでしょうか? 実は既に私のほうから何回か、このことについてコメントしているのですが、 どうも気付いておられないご様子なので、説明方法を変えるための質問なのだとご了解くださいまして、よろしくお願いします。 |
Gokai Sezutomoさん、こんにちは。 >A銀行は国債を売って現金を手に入れ、それでシンパツ国債を買い入れますが、 >ここで現金は政府口座に入金されますね。但し日銀のお金ではありません。 >政府と日銀とは お金の管理が別だとの事にもご留意ください。つまり、下世話な言い方だと財布は別ということです。 >さて手に入れた現金を政府はどうされると思いますか? 政府は、今までの借金を返すか、現金を使うかでしょう。 質問が2つあります。1つは、政府が現金を使用して初めて、民間へのマネーは増えた事になります。政府が負債を負った時点ではありません。このタイムラグは無視してしまうのですか? もう一つは、A銀行はシンパツ国債を買う前に、古い国債を売って現金を手に入れていますが、これは日銀の手持ちの現金以上は不可能です。今、日銀の手持ちの現金はいくら位とお考えですか?それ以上に、民間へのマネーは増えないことになります。 |
▼あおばびとさん: >>さて手に入れた現金を政府はどうされると思いますか? >政府は、今までの借金を返すか、現金を使うかでしょう。 > >質問が2つあります。1つは、政府が現金を使用して初めて、民間へのマネーは増えた事になります。政府が負債を負った時点ではありません。 其の通りです。ご理解感謝します。 >このタイムラグは無視してしまうのですか? 今までこのタイムラグを無視して説明していました。たいした時間差ではないと思います。 2004年度の国債の市中消化額は約120兆円ですが、 一時に売り出すわけでなく、必要に応じて、何十回にも分けて、販売されています。また、そうでなくては発行済み日銀券の残高+当座預金の合計額約110兆円の現金では消化しきれないことになってしまいます。 つまり小刻みに政府公共事業の報酬は支払われているようです。 そういう事情も手伝って、タイムラグに関してはほとんど無視でよいと思います。 >もう一つは、A銀行はシンパツ国債を買う前に、古い国債を売って現金を手に入れていますが、これは日銀の手持ちの現金以上は不可能です。今、日銀の手持ちの現金はいくら位とお考えですか?それ以上に、民間へのマネーは増えないことになります。 基本的に日銀には手持ち現金という発想は当てはまりません。 日銀法では、 日銀が何かの資産を買い入れたと同時に現金を発行したことになるからです。 逆に資産を売却すれば、其の額と同じだけの市中の現金量が減少します。 これだけで見れば、日銀は無限大にお金を発行できるわけです。 但し、現代貨幣システムが順調に機能している限りにおいては、以前にも説明したとおり、現金量が多すぎては、金融機関が運用に困ることになり、金利はゼロに、へばり付く事になるでしょうし、当座預金残高の増大を招くだけで、市中の現金量が増えることは無いので、技術的に市中への日銀券(現金)の発行は出来ないことになります。 けれどもM2+CDのマネーの供給(一般的に言われるマネーサプライ)は、現金だけではなく、国公債債発行と借用証などの信用創造マネー(預金)ですので、それらの合計額に応じて民間のマネーが増える要因となっています。 |
Gokai Sezutomoさん、こんばんは。 すみませんが、3日ほど急用ができましたので、続きの質問はその後にさせていただきます。その時はよろしく、お願いいたします。 |
Gokai Sezutomoさん、こんばんは。 所用でしばらく、PCに触れられませんでした。もし、よろしかったら、質問を再開させて下さい。 【47327】で Gokai Sezutomo さんは、「金融機関が国債を購入するときは、自分の持っている国債や手形を一時的に、日銀に買ってもらって(買いオペ)、現金を手にします。そしてその現金で新発国債などを購入します。」と述べています。 前半の部分は、現金は日銀から金融機関に移り、国債は金融機関から日銀に移ります。 後半の部分は、現金は金融機関から政府に移り、国債は政府から金融機関に移ります。 前半と後半を合わせますと、現金は日銀から政府に、国債は政府から日銀に移ったことになります。即ち、金融機関を媒介にしてはいますが、日銀が政府から国債を買ったことと同じになります。この認識は正しいですか?もし、正しいなら、何故金融機関を媒介にするのか、教えてください。 それから、「国債や手形を一時的に、日銀に買ってもらって」とありますが、一時的と言うのは、いずれ「国債や手形を日銀から、買い戻すことだと思います。買いオペ、売りオペは、現金の流通量が変わるだけで、国民の財産は変化しないと言う認識で良いですか? |
▼あおばびとさん:こんにちは。 >所用でしばらく、PCに触れられませんでした。もし、よろしかったら、質問を再開させて下さい。 もちろんです。辻褄の合わないところは ご遠慮なくご指摘ください。 >【47327】で Gokai Sezutomo さんは・・・ >前半の部分は、現金は日銀から金融機関に移り、国債は金融機関から日銀に移ります。 >後半の部分は、現金は金融機関から政府に移り、国債は政府から金融機関に移ります。 >前半と後半を合わせますと、現金は日銀から政府に、国債は政府から日銀に移ったことになります。即ち、金融機関を媒介にしてはいますが、日銀が政府から国債を買ったことと同じになります。この認識は正しいですか? >もし、正しいなら、何故金融機関を媒介にするのか、教えてください。 ここまでは正しいのですが、 示された図式には、この先の現金の流れの、金融機関以外の民間が入っていません。民間という要素が図式には必要です。 だからこの図式に加えることは、政府口座に入金された現金が公共事業等の報酬として民間に支払われることです。 そしてその現金は回り廻って、最終的にまた、金融機関へ預貯金として流入します。 そこで、次の新発国債までの短期間、前半の部分で日銀の買いオペにて購入してもらっていた国債を買い戻す資金となります。 だから、この構図では、日銀の持つ国債は増加せず、金融機関に国債は積み上がります。 >それから、「国債や手形を一時的に、日銀に買ってもらって」とありますが、一時的と言うのは、いずれ「国債や手形を日銀から、買い戻すことだと思います。買いオペ、売りオペは、現金の流通量が変わるだけで、国民の財産は変化しないと言う認識で良いですか? いいえ、上記の現金の流れで、一時的に日銀に買ってもらっていた国債は買い戻されていますね。 そして、その分量の国債が金融機関に積み上がって行き、民間の預貯金の通帳には、流入する現金のおかげで、記載される金額の増加があるわけですから、 金融機関を媒介とした国債発行は民間へのマネーの供給となるのです。 つまり民間の金融資産は増加します。 さらにここで混乱しないために、 預貯金という金融資産も見せかけの資産であり、 石油や鉄といった、実物資産とは異なるという認識が必要です。 そうです。お金の正体の一つに、 日銀と金融機関とが創り出す、実物資産を分配するという機能をもつ、 見せ掛けの資産という事実があります。 なお、Gokai SezutomoはGokaiに変更したいと思います。 |
Gokai さん、こんばんは。 >つまり民間の金融資産は増加します。 今までの議論をまとめますと 1)金融機関は自分の持っている国債や手形を一時的に、日銀に買ってもらい (買いオペ)、現金を手にする。 2)そしてその現金で新発国債などを政府から購入する。 3)政府口座に入金された現金が公共事業等の報酬として民間に支払われる。 4)その現金は回り廻って、最終的にまた、金融機関へ預貯金として流入する。 5)次の新発国債までの短期間中に、1)の日銀の買いオペにて購入してもらっ ていた国債を買い戻す。 となります。3)&4)の過程により、民間の金融資産が増加することは理解できました。 私は国の負債は2)の過程だけだと思っていましたが、Gokai さんの場合は過程1)〜5)全てを含んでいると理解しました。言い換えれば、Gokai さんは「政府は借金して得た現金を、民間にばら撒け、そして、借金は返さず、ずっと借りておけ。」と主張していると理解していいですか? >さらにここで混乱しないために、 >預貯金という金融資産も見せかけの資産であり、 >石油や鉄といった、実物資産とは異なるという認識が必要です。 > >そうです。お金の正体の一つに、 >日銀と金融機関とが創り出す、実物資産を分配するという機能をもつ、 >見せ掛けの資産という事実があります。 なんか、ここへきて、どんでん返しを食った感じです。 政府債務の増加による増えた民間のマネーは、見せ掛けの資産だと? >なお、Gokai SezutomoはGokaiに変更したいと思います。 「ハンドル名を変更した場合は、最低10回までの投稿本文の先頭に旧ハンドル名を併記すること」との投稿規則があるようです。ご参考までに。 |
▼あおばびとさん:こんにちは >今までの議論をまとめますと・・・ ・・・となります。3)&4)の過程により、民間の金融資産が増加することは理解できました。 >私は国の負債は2)の過程だけだと思っていましたが、Gokai さんの場合は過程1)〜5)全てを含んでいると理解しました。 有難うございます。 >言い換えれば、Gokai さんは「政府は借金して得た現金を、民間にばら撒け、そして、借金は返さず、ずっと借りておけ。」と主張していると理解していいですか? 其の通りなのですが聞こえが悪いので付け加えますと、 政府の借金は正当な民間へのマネーの供給であるということです。 政府紙幣の発行という意味合いがあると言うことです。 経済は大きくなればそれに合わせてお金の供給を増やさなければ、萎みます。現在のようなデフレとはお金の供給が不足している現象なのです。 国債の増発はそれに対処する正当なマネー供給の手段の一つでありました。 >>さらにここで混乱しないために、 >>預貯金という金融資産も見せかけの資産であり、 >>石油や鉄といった、実物資産とは異なるという認識が必要です。 >なんか、ここへきて、どんでん返しを食った感じです。 >政府債務の増加による増えた民間のマネーは、見せ掛けの資産だと? どんでん返しではありません。 現代貨幣システムを真に理解するために更に一歩踏み込んだ、通常知られざる概念です。 例えば、100万円を持って、江戸時代にタイムスリップしたとして、それを小判10枚と交換してくれといっても、誰も相手にしてくれないですよね。 もちろん一杯のうどんさえも食べることが出来ません。 これって、見せ掛けでは、ありませんでしょうか? |
Gokai こんばんは。 >現代貨幣システムを真に理解するために更に一歩踏み込んだ、通常知られざる概念です。 >例えば、100万円を持って、江戸時代にタイムスリップしたとして、それを小判10枚と交換してくれといっても、誰も相手にしてくれないですよね。 >もちろん一杯のうどんさえも食べることが出来ません。 >これって、見せ掛けでは、ありませんでしょうか? 昔、お札は金と兌換出来たと聞いていますが、そう言う事ですか? |
▼あおばびとさん:こんにちは。 >>例えば、100万円を持って、江戸時代にタイムスリップしたとして、それを小判10枚と交換してくれといっても、誰も相手にしてくれないですよね。 >>もちろん一杯のうどんさえも食べることが出来ません。 >>これって、見せ掛けでは、ありませんでしょうか? > >昔、お札は金と兌換出来たと聞いていますが、そう言う事ですか? そうではなく、江戸時代の人には一万円札百枚はちょっと変わった絵札の100枚ぐらいにしか見えなくて、 うどん一杯の実物資産とも交換してくれないということです。 うどんも食べれない紙幣では御腹が膨れません。 現代人はこの紙幣に暗黙の了解で価値を与え、いつでも実物資産と交換できるルールの中で生活していて、 紙幣という見せ掛けの資産と、石油や鉄といった実物資産との区別がつきにくくなっていると言いたかったのです。 そして国の借金は見せ掛けの一方で、民間へのマネーの供給で、恐れる必要など無く、 個人の借金なら、他の人々へのマネーの供給と同時に、 恐れる必要のある本物の借金だとも言いたかったのですが、 余計ややこしくなってしまったでしょうか? 「(マネーは)見せ掛けの資産」という言葉もキーワードです。 |
Gokai さん、こんばんは。 >そして国の借金は見せ掛けの一方で、民間へのマネーの供給で、恐れる必要など無く、 >個人の借金なら、他の人々へのマネーの供給と同時に、 >恐れる必要のある本物の借金だとも言いたかったのですが、 >余計ややこしくなってしまったでしょうか? 見せ掛けと言う事は理解できましたが、だから、借金云々は理解できません。 長い事、お付き合い下さり、ありがとうございました。 |
▼あおばびとさん: Gokai Sezutomo氏へのご質問ですが、横レス失礼します。 >A銀行は国債を売って現金を手に入れ、それでシンパツ国債を買い入れますが、 >>ここで現金は政府口座に入金されますね。但し日銀のお金ではありません。 >>政府と日銀とは お金の管理が別だとの事にもご留意ください。つまり、下世話な言い方だと財布は別ということです。 >>さて手に入れた現金を政府はどうされると思いますか? > >政府は、今までの借金を返すか、現金を使うかでしょう。 > >質問が2つあります。1つは、政府が現金を使用して初めて、民間へのマネーは増えた事になります。政府が負債を負った時点ではありません。このタイムラグは無視してしまうのですか? > >もう一つは、A銀行はシンパツ国債を買う前に、古い国債を売って現金を手に入れていますが、これは日銀の手持ちの現金以上は不可能です。今、日銀の手持ちの現金はいくら位とお考えですか?それ以上に、民間へのマネーは増えないことになります。 1.国債を市中消化した場合、国債が増発されただけではマネーの増加にはつながりません。少し長いのですが、私のGokai氏へのレスを参照してください。 2.この場合、民間へのマネーを増えるのはA銀行が新発国債を買ったからではなくて、古い国債を日銀に売却しているからです。A銀行が国債を買い、それをすぐに日銀に売ってそれと同額の新発債を再び購入するなら、それは実質的に国債が日銀に直接引受されたのと同じです。だからこそマネーが増えるのです。 |
quesutiontimeさん、こんばんは。 >1.国債を市中消化した場合、国債が増発されただけではマネーの増加にはつながりません。少し長いのですが、私のGokai氏へのレスを参照してください。 どのレスでしょうか?すみませんが、何番のレスかが教えてください。 >2.この場合、民間へのマネーを増えるのはA銀行が新発国債を買ったからではなくて、古い国債を日銀に売却しているからです。A銀行が国債を買い、それをすぐに日銀に売ってそれと同額の新発債を再び購入するなら、それは実質的に国債が日銀に直接引受されたのと同じです。だからこそマネーが増えるのです。 そう思います。今、その点をGokai Sezutomo さんに質問しようとしているのですが、上手く文章が作れません。3日ほど急用が入りましたので、しばらく、休戦です。 |
▼Gokai Sezutomoさん: 国債の市中消化が原則であり、日銀の直接引受が原則禁止されているのは国債が市中消化された場合にはマネーサプライに影響を与えないのに対し、日銀が直接引き受けた場合にはマネタリーベースが直接増加するため、大幅なマネーサプライの増加をもたらして悪性のインフレを招く可能性があるためです。 日銀直接引受がマネタリーベースの増加につながることは説明するまでもないでしょう。 貴方にはむしろ、国債の市中消化がマネーサプライに影響を与えないという点を説明しなければならないでしょう。 貴方は以前下記のような主張をされています。 (貴方の主張) 私はここで殆んどの人が誤解をしているのだと思います。下記の式をご覧下さい。(三度目の記載ですので既にご覧になっておられるかもしれません。) 民間貯蓄=民間投資+政府財政赤字+経常収支・・伊藤元重著「マクロ経済学」より引用 つまり、この式によると右辺政府財政赤字が増えると、左辺民間貯蓄が増加するという世間常識から言うと実に違和感を感じる結論が出ます。しかしながらこれは事実のようです。 具体的にどういう図式でお金が流れるのかを検証しましょう。 まず、(1)民間が金融機関の口座に現金Aを入金します。 次に(2)金融機関が(1)の現金を使って国債を購入します。 このとき大事な事実があります。それは民間預金が金融機関によって元金を保証されていることです。つまり、口座上の預金金額の減少が無い。また、金融機関の金庫に現金の代わりに国債が保管された。 さらに(3)現金の行方は(2)の結果、日銀の政府口座に入金されています。 (4)政府はこの現金Aを例えば、公共事業費の報酬Aとして民間に支払う。 おかげで(5)金融機関における民間名義の口座には、(1)での金額Aと(4)での金額Aの合計額が通帳に記入され民間貯蓄は増加します。 つまり、民間貯蓄はAからA+Aに増加した。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・転載終了 上記転載のように、国債の発行は銀行の信用創造機能とほぼ同義なのです。 つまり、国債発行は単なる民間へのマネーの供給と考えたほうが適切で、将来負担になるとの発想は全くの的外れです。 (転載終了) ここで貴方が説明しているプロセスは、民間貯蓄=民間投資+政府財政赤字+経常収支という恒等式が成立するプロセスではなく、単に銀行の信用創造機能によってマネーサプライが増殖するプロセスの一部を切り取っているに過ぎません。 貴方の説明のうち「国債」と書かれているところを「社債」や「貸出」に変えても(お金は日銀の口座を経由しませんが)、やはりマネーはA+Aに増えます。ここが国債でなければならない理由がありますか?貴方の説明は銀行の信用創造プロセスの中で最初の貸し手が政府になるか民間になるかの違いしかなく、しかも貯蓄準備率や(5)以降にも起こるはずの信用創造プロセスを無視したものにすぎません。 検証してみましょう。もし貴方の主張が正しければ、政府財政赤字額はほとんどタイムラグなしにマネーサプライの増加額と一致するはずです。 しかし、実際には 2003年度の国債及び借入金の増加額約61兆4千億円に対し http://www.mof.go.jp/gbb/1503.htm 同年度のマネーサプライ増加額は約11兆6千億円であり、 http://www.boj.or.jp/stat/stat_f.htm 約50兆円もの差異があります。 では、民間貯蓄=民間投資+政府財政赤字+経常収支という恒等式は成立しないのかといえば成立します。ただ成立のプロセスが全く異なるし、マネーサプライとは関係がないのです。 |
▼questiontimeさん: >国債の市中消化が原則であり、日銀の直接引受が原則禁止されているのは国債が市中消化された場合にはマネーサプライに影響を与えないのに対し、 >日銀が直接引き受けた場合にはマネタリーベースが直接増加するため、 >大幅なマネーサプライの増加をもたらして 日銀直接引き受けが何故大幅なマネーサプライの増加になるのかの説明が抜けています。それだけで大幅増加にはならないはずです。 >貴方にはむしろ、国債の市中消化がマネーサプライに影響を与えないという点を説明しなければならないでしょう。 > >さらに(3)現金の行方は(2)の結果、日銀の政府口座に入金されています。 (4)政府はこの現金Aを例えば、公共事業費の報酬Aとして民間に支払う。 >おかげで(5)金融機関における民間名義の口座には、(1)での金額Aと(4)での金額Aの合計額が通帳に記入され民間貯蓄は増加します。 >つまり、民間貯蓄はAからA+Aに増加した。 >・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・転載終了 >上記転載のように、国債の発行は銀行の信用創造機能とほぼ同義なのです。 >つまり、国債発行は単なる民間へのマネーの供給と考えたほうが適切で、将来負担になるとの発想は全くの的外れです。 > (> >ここで貴方が説明しているプロセスは、民間貯蓄=民間投資+政府財政赤字+経常収支という恒等式が成立するプロセスではなく、単に銀行の信用創造機能によってマネーサプライが増殖するプロセスの一部を切り取っているに過ぎません。 切り取っているのではなくほぼ同義と言っているのです。 教科書的には、国債発行が信用創造機能と同じと言っている著述はありませんからね。 >貴方の説明のうち「国債」と書かれているところを「社債」や「貸出」に変えても(お金は日銀の口座を経由しませんが)、やはりマネーはA+Aに増えます。ここが国債でなければならない理由がありますか? もちろんありません。 上記の文、私の主張の肯定をしてくださっているのですか? 論調だけ否定で、内容は肯定になっていますよ。不思議な文章です。 >貴方の説明は銀行の信用創造プロセスの中で最初の貸し手が政府になるか民間になるかの違いしかなく、 だから、政府債務の増加は信用創造機能と同義と、私は過去に何度も言っています。もちろん転載文でも述べています。 >しかも貯蓄準備率や・・・ 預金準備率(支払準備率)は国債発行による信用創造では無関係です。勘違いされておられるようです。 預金総額と支払い準備金と支払準備率との関係は、下記の式で表されると思いますがどうですか? 預金総額<支払い準備金×支払準備率の逆数 そして、支払準備率の逆数を信用創造乗数というのだと思います。 >(5)以降にも起こるはずの信用創造プロセスを無視したものにすぎません。 通常の信用創造プロセスは、本源的預金があって初めて生まれるものではなかったのですか? 政府債務の増加(赤字国債の増発)による民間へのマネーの供給の説明に、 通常の信用創造プロセスを考慮する必要がありますか? >検証してみましょう。もし貴方の主張が正しければ、政府財政赤字額はほとんどタイムラグなしにマネーサプライの増加額と一致するはずです。 この場合の証明のための必要十分条件を備えていないのではないですか? 例えば、通常の信用創造の解消額を考慮に入れておられませんね。 信用創造の解消、つまり、企業や個人の借り入れの返済です。これらはマネーサプライの減少要因です。 >しかし、実際には >2003年度の国債及び借入金の増加額約61兆4千億円に対し >http://www.mof.go.jp/gbb/1503.htm >同年度のマネーサプライ増加額は約11兆6千億円であり、 >http://www.boj.or.jp/stat/stat_f.htm >約50兆円もの差異があります。 >では、民間貯蓄=民間投資+政府財政赤字+経常収支という恒等式は成立しないのかといえば成立します。ただ成立のプロセスが全く異なるし、マネーサプライとは関係がないのです。 国債発行は信用創造機能の切り取りだと言われておりながら、 どうしてマネーサプライの増加とは無関係なのでしょう? 不思議に思います。 |
▼Gokai Sezutomoさん: >>国債の市中消化が原則であり、日銀の直接引受が原則禁止されているのは国債が市中消化された場合にはマネーサプライに影響を与えないのに対し、 >>日銀が直接引き受けた場合にはマネタリーベースが直接増加するため、 この「マネタリーベース」の部分は「マネタリーベース」の誤りです。私の単純ミスです。すみません。 >>大幅なマネーサプライの増加をもたらして > >日銀直接引き受けが何故大幅なマネーサプライの増加になるのかの説明が抜けています。それだけで大幅増加にはならないはずです。 上記のミスの故、正確には日銀直接引受の分だけ「マネーサプライ」が増加することになります。もっとも、貴方の主張のとおり3000兆円も国債を発行するならそれだけで十分に大幅の増加にはなりますが。 >>ここで貴方が説明しているプロセスは、単に銀行の信用創造機能によってマネーサプライが増殖するプロセスの一部を切り取っているに過ぎません。 >切り取っているのではなくほぼ同義と言っているのです。 >教科書的には、国債発行が信用創造機能と同じと言っている著述はありませんからね。 「ほぼ同義」ではなく、貴方の説明の中でマネーを増やしているのは銀行の信用創造機能であって、国債の発行ではないと言っています。そして教科書には、民間貯蓄=民間投資+政府財政赤字+経常収支という恒等式が成立するプロセスがきちんと解説されています。伊藤元重氏の「マクロ経済学」には書いていないようですが。(ちなみに、これは皮肉ではなく同書を読んで書いています)このプロセスは改めて説明します。 >>貴方の説明のうち「国債」と書かれているところを「社債」や「貸出」に変えても(お金は日銀の口座を経由しませんが)、やはりマネーはA+Aに増えます。ここが国債でなければならない理由がありますか? >もちろんありません。 >上記の文、私の主張の肯定をしてくださっているのですか? >論調だけ否定で、内容は肯定になっていますよ。不思議な文章です。 この文はあなたの説明の「国債」の部分が「社債」や「貸出」でも成り立つゆえに、マネーを増加させたのは国債発行ではないと言っているのです。明確な否定です。 >>貴方の説明は銀行の信用創造プロセスの中で最初の貸し手が政府になるか民間になるかの違いしかなく、 >だから、政府債務の増加は信用創造機能と同義と、私は過去に何度も言っています。もちろん転載文でも述べています。 >>しかも貯蓄準備率や・・・ >預金準備率(支払準備率)は国債発行による信用創造では無関係です。勘違いされておられるようです。 ならば、本源的預金である(1)の預金を想定する必要はまったくありませんね。やはりマネーが増加したのではなく、単に銀行が政府の資金調達に応じただけということになります。 >通常の信用創造プロセスは、本源的預金があって初めて生まれるものではなかったのですか? 上記しましたがあなたの説明の中で、本源的預金は(5)の預金ではなく(1)の預金です。貴方は私が犯したミスと同じミスを犯した、つまり「マネーサプライ」と「マネタリーベース」を勘違いしているのです。 > >>検証してみましょう。もし貴方の主張が正しければ、政府財政赤字額はほとんどタイムラグなしにマネーサプライの増加額と一致するはずです。 > >この場合の証明のための必要十分条件を備えていないのではないですか? >例えば、通常の信用創造の解消額を考慮に入れておられませんね。 >信用創造の解消、つまり、企業や個人の借り入れの返済です。これらはマネーサプライの減少要因です。 いいえ、貴方は、民間貯蓄=民間投資+政府財政赤字+経常収支という恒等式が成り立つことの説明をされているのですから、企業や個人の借り入れの返済があろうがなかろうがマネーサプライは少なくとも国債の発行額以上にふえなければならないはずです。 通常の信用創造の解消額を勘定に入れるのなら、「国債を発行すれば、個人資産は1400兆円から4400兆円に増えるのです」などと何故いえるのですか。 >国債発行は信用創造機能の切り取りだと言われておりながら、 >どうしてマネーサプライの増加とは無関係なのでしょう? >不思議に思います。 「国債発行が信用創造機能の切り取りだ」と言っているのではなく、「あなたの説明が信用創造機能を切り取ったものだ」といっているのです。 |
▼questiontimeさん: >▼Gokai Sezutomoさん: >>>国債の市中消化が原則であり、日銀の直接引受が原則禁止されているのは国債が市中消化された場合にはマネーサプライに影響を与えないのに対し、 >>>日銀が直接引き受けた場合にはマネタリーベースが直接増加するため、 >この「マネタリーベース」の部分は「マネタリーベース」の誤りです。私の単純ミスです。すみません。 あら、またやってしまった。 誤)この「マネタリーベース」の部分は「マネタリーベース」の誤りです。私の単純ミスです。すみません。 正)この「マネタリーベース」の部分は「マネーサプライ」の誤りです。私の単純ミスです。すみません。 いやいや、この点はほんとに私の単純ミスです。重ねてすみません。 |
▼questiontimeさん: > >あら、またやってしまった。 >誤)この「マネタリーベース」の部分は「マネタリーベース」の誤りです。私の単純ミスです。すみません。 戻るをクリックし、投稿パネルを出し、修正してから再度投稿し、 前の投稿文を削除するというのはどうでしょうか? パスワードもあらかじめ書き入れておられるようですから。 お節介御免下さい。 |
▼questiontimeさん: >「ほぼ同義」ではなく、貴方の説明の中でマネーを増やしているのは銀行の信用創造機能であって、国債の発行ではないと言っています。 銀行の創造機能の要点は、貸し手と借り手の間に銀行が介在するということです。 従って、個人向け国債ではM2+CDが増加することはないと私も思っています。 この違いが貴方の貨幣システムでは認識されていますか? >>>貴方の説明は銀行の信用創造プロセスの中で最初の貸し手が政府になるか民間になるかの違いしかなく、 よく見たら確かにこの文章、変ですね。これって、本源的預金の出し手が、民間か?政府か?といっているのですか? ならば、下記の私の回答は、間違いではないが返答としては的外れです。 なぜならば、本源的預金の出し手は突き詰めれば、日本銀行なのですから。 ↓ >>だから、政府債務の増加は信用創造機能と同義と、私は過去に何度も言っています。もちろん転載文でも述べています。 >>>しかも貯蓄準備率や・・・ >>預金準備率(支払準備率)は国債発行による信用創造では無関係です。勘違いされておられるようです。 >ならば、本源的預金である(1)の預金を想定する必要はまったくありませんね。 どこかで想定していましたか?何のことでしょうか? もしかすると 本源的預金が現金でなければならないということを忘れられていませんか? それと支払い準備金の持つ意味です。 >>通常の信用創造プロセスは、本源的預金があって初めて生まれるものではなかったのですか? >上記しましたがあなたの説明の中で、本源的預金は(5)の預金ではなく(1)の預金です。貴方は私が犯したミスと同じミスを犯した、つまり「マネーサプライ」と「マネタリーベース」を勘違いしているのです。 貴方の説明では、私が犯しているミスが伝わってきていません。 で下記にその二つについての認識を説明をします。 「マネタリ−ベースの増減は日銀だけが行いますが、 マネーサプライの増減は日銀、財務省、民間金融機関が微妙に関わり、 主体は、信用創造機能です。但し、M2+CDにおいてはです。」 >>>検証してみましょう。もし貴方の主張が正しければ、政府財政赤字額はほとんどタイムラグなしにマネーサプライの増加額と一致するはずです。 >>この場合の証明のための必要十分条件を備えていないのではないですか? >>例えば、通常の信用創造の解消額を考慮に入れておられませんね。 >>信用創造の解消、つまり、企業や個人の借り入れの返済です。これらはマネーサプライの減少要因です。 >いいえ、貴方は、民間貯蓄=民間投資+政府財政赤字+経常収支という恒等式が成り立つことの説明をされているのですから、企業や個人の借り入れの返済があろうがなかろうがマネーサプライは少なくとも国債の発行額以上にふえなければならないはずです。 そんなこと、ないでしょう。式を良く見てもらえれば解かると思いますが、 右辺に政府財政赤字と並んで、民間投資という活字がありますね。これが個人や企業の借り入れの増減つまり、マネーサプライの増減要因です。 見落とさないで下さい。 >通常の信用創造の解消額を勘定に入れるのなら、「国債を発行すれば、個人資産は1400兆円から4400兆円に増えるのです」などと何故いえるのですか。 http://www.6410.jp/bbs/c-board.cgi?cmd=one;no=47196;id=sougou ↑これのことですか? それならば、 {吃驚されるかもしれませんが、政府がさらに赤字国債を3000兆円増やすとすると、他のお金の増減法での変化がない場合には、 国民金融資産は、1400+3000=4400(兆円)となります。}・・・と記述し、 「他のお金の増減法での変化がない場合」と但し書きを入れています。 >>国債発行は信用創造機能の切り取りだと言われておりながら、 >>どうしてマネーサプライの増加とは無関係なのでしょう? >>不思議に思います。 >「国債発行が信用創造機能の切り取りだ」と言っているのではなく、「あなたの説明が信用創造機能を切り取ったものだ」といっているのです。 国債発行による現金の流れを追っていったら、これは信用創造機能の現金の流れとほぼ同じだと思ったのは確かです。 だから、『切り取ったものだ』との蔑みに聞こえる言葉は、やはり、的外れです。 事実が、ほぼ同じ意味なのですから。 |
▼Gokai Sezutomoさん: >銀行の創造機能の要点は、貸し手と借り手の間に銀行が介在するということです。 >従って、個人向け国債ではM2+CDが増加することはないと私も思っています。 >この違いが貴方の貨幣システムでは認識されていますか? > Gokaiさんも、あなたが説明するプロセスが(民間貯蓄)=(民間投資)+(財政赤字)+(経常収支)の説明になっていないことはご理解いただいたわけですね。 少なくとも銀行を経由せずに直接民間に対して販売された国債はマネーサプライには影響がないわけですから。 >>>>貴方の説明は銀行の信用創造プロセスの中で最初の貸し手が政府になるか民間になるかの違いしかなく、 >>>>しかも貯蓄準備率や・・・ >>>預金準備率(支払準備率)は国債発行による信用創造では無関係です。勘違いされておられるようです。 無関係ではありません。法定支払準備は預金の種類に対してかかってくるもので、それが国債で運用されようが貸出で運用されようが関係ありません。 >>ならば、本源的預金である(1)の預金を想定する必要はまったくありませんね。 「>どこかで想定していましたか?何のことでしょうか? >もしかすると >本源的預金が現金でなければならないということを忘れられていませんか? >それと支払い準備金の持つ意味です。 > 貴方は説明の中で、「(1)民間が金融機関の口座に現金Aを入金します。次に(2)金融機関が(1)の現金を使って国債を購入します。」としています。この(1)が本源的預金ではないとすればいったいなんのですか?貴方は、本源的預金は日銀から出たものでなければならず、逆に日銀から出る金はすべて本源的預金であると誤解されているようです。 >>>>検証してみましょう。もし貴方の主張が正しければ、政府財政赤字額はほとんどタイムラグなしにマネーサプライの増加額と一致するはずです。 > >>>この場合の証明のための必要十分条件を備えていないのではないですか? >>>例えば、通常の信用創造の解消額を考慮に入れておられませんね。 >>>信用創造の解消、つまり、企業や個人の借り入れの返済です。これらはマネーサプライの減少要因です。 >>いいえ、貴方は、民間貯蓄=民間投資+政府財政赤字+経常収支という恒等式が成り立つことの説明をされているのですから、企業や個人の借り入れの返済があろうがなかろうがマネーサプライは少なくとも国債の発行額以上にふえなければならないはずです。 > >そんなこと、ないでしょう。式を良く見てもらえれば解かると思いますが、 >右辺に政府財政赤字と並んで、民間投資という活字がありますね。これが個人や企業の借り入れの増減つまり、マネーサプライの増減要因です。 >見落とさないで下さい。 では、この間に民間投資や経常収支が大幅なマイナスであったことを具体的な数字で証明してください。 >>通常の信用創造の解消額を勘定に入れるのなら、「国債を発行すれば、個人資産は1400兆円から4400兆円に増えるのです」などと何故いえるのですか。 > >http://www.6410.jp/bbs/c-board.cgi?cmd=one;no=47196;id=sougou >↑これのことですか? >それならば、 >{吃驚されるかもしれませんが、政府がさらに赤字国債を3000兆円増やすとすると、他のお金の増減法での変化がない場合には、 >国民金融資産は、1400+3000=4400(兆円)となります。}・・・と記述し、 >「他のお金の増減法での変化がない場合」と但し書きを入れています。 > >>>国債発行は信用創造機能の切り取りだと言われておりながら、 >>>どうしてマネーサプライの増加とは無関係なのでしょう? >>>不思議に思います。 >>「国債発行が信用創造機能の切り取りだ」と言っているのではなく、「あなたの説明が信用創造機能を切り取ったものだ」といっているのです。 > >国債発行による現金の流れを追っていったら、これは信用創造機能の現金の流れとほぼ同じだと思ったのは確かです。 >だから、『切り取ったものだ』との蔑みに聞こえる言葉は、やはり、的外れです。 >事実が、ほぼ同じ意味なのですから。 事実がほぼ同じ、なのではなく貴方が説明しているのは銀行の信用創造機能そのものだということです。 |
▼questiontimeさん: 銀行の創造機能の要点は、貸し手と借り手の間に銀行が介在するということです。 従って、個人向け国債ではM2+CDが増加することはないと私も思っています。 この違いが貴方の貨幣システムでは認識されていますか? >Gokaiさんも、あなたが説明するプロセスが(民間貯蓄)=(民間投資)+(財政赤字)+(経常収支)の説明になっていないことはご理解いただいたわけですね。 そうでしょうか?恒等式そのものにははじめから疑問を持っていますが、考え方の方向性そのものには問題が無いように思っています。 >少なくとも銀行を経由せずに直接民間に対して販売された国債はマネーサプライには影響がないわけですから。 > いいえ、広義のマネーサプライの増加には影響があります。 でも、貴方が言わんとするところは、M2+CDへの影響を言っているのですから、個人向け国債のように 影響ない場合もあるわけですね。 けれども、式の左辺は(民間貯蓄)となっていませんか? 民間貯蓄=M2+CDという具合に考えておられるのでしょうか? それから上記コメントには私の質問に対するお答えがありませんでしたがどうなっているのでしょうか? まさか、ワザとはぐらかしているということはありませんでしょうね? 預金準備率(支払準備率)は国債発行による信用創造では無関係です。勘違いされておられるようです。 >無関係ではありません。法定支払準備は預金の種類に対してかかってくるもので、それが国債で運用されようが貸出で運用されようが関係ありません。 > この件は貴方の記憶が正しいようです。 けれども、 本源的預金が現金でなければならないということを忘れられていませんか? それと支払い準備金の持つ意味です。 >貴方は説明の中で、「(1)民間が金融機関の口座に現金Aを入金します。次に(この(1)が本源的預金ではないとすればいったいなんのですか?貴方は、本源的預金は日銀から出たものでなければならず、 ここも貴方のほうが正しいですね。 >逆に日銀から出る金はすべて本源的預金であると誤解されているようです。 日銀から出るお金は、本源的預金という認識ですがこれが何故誤りですか? >検証してみましょう。もし貴方の主張が正しければ、政府財政赤字額はほとんどタイムラグなしにマネーサプライの増加額と一致するはずです。 貴方の言うマネーサプライはM2+CDのことでしょう。 式は・・民間貯蓄=民間投資+政府財政赤字+経常収支・・であって、 M2+CDの記載が無いことにご注意ください。 わたしも(1)〜(5)の説明ではM2+CDは使っていませんね。 民間貯蓄という言葉を使っています。それがM2+CDではないからです。 何故なら、M2+CDには郵貯が含まれていないからですし、 借金の返済によるマネーサプライの減少もあって、 そういう意味でも、「政府財政赤字はタイムラグなしにマネーサプライの増加額と一致する。」・・とは言えないのです。 例えば、信用創造の解消、つまり、企業や個人の借り入れの返済です。これらはマネーサプライの減少要因です。 >いいえ、貴方は、民間貯蓄=民間投資+政府財政赤字+経常収支という恒等式が成り立つことの説明をされているのですから、 いいえ、この式は私の考案の式ではありませんので、成り立つことの証明をしているのではなく、これを受けて、具体的な図式を説明したに過ぎません。もちろん式の前に、既に図式は出来上がっていましたが。 >では、この間に民間投資や経常収支が大幅なマイナスであったことを具体的な数字で証明してください。 貴方が証明してくれませんか。 ・・この不景気で借り入れの返済は無く、むしろ借り入れは増えたとか?・・ だから、政府財政赤字の増加は必ずマネーサプライの増加になるはずだ・・との論理の証明のために。 私は貴方が言うような論理を否定している立場なのですから。 国債発行による現金の流れを追っていったら、これは信用創造機能の現金の流れとほぼ同じだと思ったのは確かです。 だから、『切り取ったものだ』との蔑みに聞こえる言葉は、やはり、的外れです。 事実が、ほぼ同じ意味なのですから。 > >事実がほぼ同じ、なのではなく貴方が説明しているのは銀行の信用創造機能そのものだということです。 だから、それが何故、マネーサプライの増加と無関係といわれるのかが解からないのです。 |
▼Gokaiさん: >>Gokaiさんも、あなたが説明するプロセスが(民間貯蓄)=(民間投資)+(財政赤字)+(経常収支)の説明になっていないことはご理解いただいたわけですね。 >そうでしょうか?恒等式そのものにははじめから疑問を持っていますが、考え方の方向性そのものには問題が無いように思っています。 >>少なくとも銀行を経由せずに直接民間に対して販売された国債はマネーサプライには影響がないわけですから。 >いいえ、広義のマネーサプライの増加には影響があります。 >でも、貴方が言わんとするところは、M2+CDへの影響を言っているのですから、個人向け国債のように 影響ない場合もあるわけですね。 >けれども、式の左辺は(民間貯蓄)となっていませんか? >民間貯蓄=M2+CDという具合に考えておられるのでしょうか? 民間貯蓄が貴方のいうプロセスで増えるのなら、民間貯蓄の増加=マネーサプライの増加でなければおかしいでしょう? 私はそれを否定しているのに、いつの間に私が「民間貯蓄=M2+CDという具合に考えている」ことになってしまったのでしょう? >それから上記コメントには私の質問に対するお答えがありませんでしたがどうなっているのでしょうか? >まさか、ワザとはぐらかしているということはありませんでしょうね? 質問とは何でしょう。「貨幣システム」のことですか? >日銀から出るお金は、本源的預金という認識ですがこれが何故誤りですか? 貴方の説明の中で、日銀の政府預金口座から出たお金は本源的預金ではなく、銀行の信用創造の過程で増殖したお金です。 >>検証してみましょう。もし貴方の主張が正しければ、政府財政赤字額はほとんどタイムラグなしにマネーサプライの増加額と一致するはずです。 >貴方の言うマネーサプライはM2+CDのことでしょう。 >式は・・民間貯蓄=民間投資+政府財政赤字+経常収支・・であって、 >M2+CDの記載が無いことにご注意ください。 >わたしも(1)〜(5)の説明ではM2+CDは使っていませんね。 >民間貯蓄という言葉を使っています。それがM2+CDではないからです。 >何故なら、M2+CDには郵貯が含まれていないからですし、 >借金の返済によるマネーサプライの減少もあって、 >そういう意味でも、「政府財政赤字はタイムラグなしにマネーサプライの増加額と一致する。」・・とは言えないのです。 >例えば、信用創造の解消、つまり、企業や個人の借り入れの返済です。これらはマネーサプライの減少要因です。 >>いいえ、貴方は、民間貯蓄=民間投資+政府財政赤字+経常収支という恒等式が成り立つことの説明をされているのですから、 >いいえ、この式は私の考案の式ではありませんので、成り立つことの証明をしているのではなく、これを受けて、具体的な図式を説明したに過ぎません。もちろん式の前に、既に図式は出来上がっていましたが。 私がいつの間にか「政府財政赤字はタイムラグなしにマネーサプライの増加額と一致する。」と主張していることになっています。私は貴方の主張が正しければこうなるはずだと言っているのです。 貴方が民間貯蓄=民間投資+政府財政赤字+経常収支という恒等式とそれ以下の説明の関連性を否定されるのなら、この件について私はこれ以上述べるつもりはありません。 >>では、この間に民間投資や経常収支が大幅なマイナスであったことを具体的な数字で証明してください。 >貴方が証明してくれませんか。 >・・この不景気で借り入れの返済は無く、むしろ借り入れは増えたとか?・・ >だから、政府財政赤字の増加は必ずマネーサプライの増加になるはずだ・・との論理の証明のために。 >私は貴方が言うような論理を否定している立場なのですから。 繰り返しますが、私は政府財政赤字の増加は必ずマネーサプライの増加になるはずだなどとは一度も主張していません。貴方の主張が正しければこうなるはずだ。ということです。 >だから、それが何故、マネーサプライの増加と無関係といわれるのかが解からないのです。 銀行の信用創造機能は、国債が関与しようがしまいが機能します。そして貴方の説明の中でマネーを増やしているのは銀行の信用創造機能そのものです。したがって、国債がマネーを増やしているのではないのです。 |
▼questiontimeさん: それから上記コメントには私の質問に対するお答えがありませんでしたがどうなっているのでしょうか?かきはどうなっていますか? >質問とは何でしょう。「貨幣システム」のことですか? そうです。個人向け国債と金融機関引き受け国債との違いです。 >>日銀から出るお金は、本源的預金という認識ですがこれが何故誤りですか? >貴方の説明の中で、日銀の政府預金口座から出たお金は本源的預金ではなく、銀行の信用創造の過程で増殖したお金です。 そうですかね。 日銀が公開市場操作にて供給した現金で金融機関が国債を買って政府にそれ(現金)を渡しているはずですが。 それから信用創造では預金は創れても現金は造れない筈では? 金融機関の最大貸出量と支払準備率と支払い準備金(現金の一部)との関係が理解されていないのでは?つまり、信用乗数について。 >検証してみましょう。もし貴方の主張が正しければ、政府財政赤字額はほとんどタイムラグなしにマネーサプライの増加額と一致するはずです。 私は民間貯蓄の増加と、 マネーサプライの増加とは 意味が異なると言っています。 貴方はそれらを混同していませんか? >貴方が民間貯蓄=民間投資+政府財政赤字+経常収支という恒等式とそれ以下の説明の関連性を否定されるのなら、この件について私はこれ以上述べるつもりはありません。 否定していません。式が示す考え方は肯定しています。 >銀行の信用創造機能は、国債が関与しようがしまいが機能します。そして貴方の説明の中でマネーを増やしているのは銀行の信用創造機能そのものです。したがって、国債がマネーを増やしているのではないのです。 この文意、何べん聞いても解からないですよ。 |
▼Gokai(Gokai Sezutomo)さん: >>質問とは何でしょう。「貨幣システム」のことですか? >そうです。個人向け国債と金融機関引き受け国債との違いです。 両者のどんな違いを指摘すれば貴方に納得してもらえるんでしょうか? > >>>日銀から出るお金は、本源的預金という認識ですがこれが何故誤りですか? >>貴方の説明の中で、日銀の政府預金口座から出たお金は本源的預金ではなく、銀行の信用創造の過程で増殖したお金です。 >そうですかね。 >日銀が公開市場操作にて供給した現金で金融機関が国債を買って政府にそれ(現金)を渡しているはずですが。 >それから信用創造では預金は創れても現金は造れない筈では? 私は、貴方の説明の中で銀行から日銀の政府口座に入ったお金のことを言っているんですが、なぜここで買いオペの話が出てくるんでしょう。買いオペで供給される資金はマネタリーベースですから当然本源的預金と言えるでしょうね。 なお、私は以前日銀直接引受による資金供給はマネタリーベースの増加ではないと訂正しましたが、やはりマネタリーベースの増加ということで正しいことが判りましたのでここで再訂正します。 > >金融機関の最大貸出量と支払準備率と支払い準備金(現金の一部)との関係が理解されていないのでは?つまり、信用乗数について。 私の言説のどの部分でそのように感じられたのでしょうか? >>検証してみましょう。もし貴方の主張が正しければ、政府財政赤字額はほとんどタイムラグなしにマネーサプライの増加額と一致するはずです。 >私は民間貯蓄の増加と、 >マネーサプライの増加とは >意味が異なると言っています。 >貴方はそれらを混同していませんか? >>貴方が民間貯蓄=民間投資+政府財政赤字+経常収支という恒等式とそれ以下の説明の関連性を否定されるのなら、この件について私はこれ以上述べるつもりはありません。 >否定していません。式が示す考え方は肯定しています。 民間貯蓄の増加とマネーサプライの増加を混同されているのは貴方の方ではないでしょうか? 例の恒等式を提示した後で「国債はマネーの供給」という主張をすれば、貴方は供給されたマネーの分民間貯蓄が増えると考えていると取るのが当然だと思いますが? では、貴方はどのようなプロセスで民間貯蓄=民間投資+政府財政赤字+経常収支という式が成り立つと考えていらっしゃるんですか? >>銀行の信用創造機能は、国債が関与しようがしまいが機能します。そして貴方の説明の中でマネーを増やしているのは銀行の信用創造機能そのものです。したがって、国債がマネーを増やしているのではないのです。 > >この文意、何べん聞いても解からないですよ。 どうもレスのやりとりでは埒が明かないようです。後日まとめて批判することにします。 |
▼questiontimeさん: 日銀から出るお金は、本源的預金という認識ですがこれが何故誤りですか? >貴方の説明の中で、日銀の政府預金口座から出たお金は本源的預金ではなく、銀行の信用創造の過程で増殖したお金です。 それから信用創造では預金は創れても現金は造れない筈では? >私は、貴方の説明の中で銀行から日銀の政府口座に入ったお金のことを言っているんですが、 >なぜここで買いオペの話が出てくるんでしょう。 それは貴方が、政府預金口座から出たお金を信用創造で増殖したお金といわれているからです。 事実は政府口座に入ったお金が現金であって預金ではないにも拘らずです。 >なお、私は以前日銀直接引受による資金供給はマネタリーベースの増加ではないと訂正しましたが、やはりマネタリーベースの増加ということで正しいことが判りましたのでここで再訂正します。 了解です。 >>金融機関の最大貸出量と支払準備率と支払い準備金(現金の一部)との関係が理解されていないのでは?つまり、信用乗数について。 >私の言説のどの部分でそのように感じられたのでしょうか? ↓これです。 >>>逆に日銀から出る金はすべて本源的預金であると誤解されているようです。 本当に解かっておられますか? それでは支払準備率2%で支払準備積立金100万円あるとしたら、最大貸出量は幾らになりますか?つまり借用書の合計額です。 そして、このとき増えた預金量は幾らでしょうか?支払い準備金の100万円も含めてです。 きっと解かっておられるのだろうと思いますが念のためです。 簡単にご回答可能な筈ですから、失礼とは思いますが、よろしくお願いします。 >>>検証してみましょう。もし貴方の主張が正しければ、政府財政赤字額はほとんどタイムラグなしにマネーサプライの増加額と一致するはずです。 ↑上記の事を言われたので、貴方が混同していると思ったのですが? ↓下記のことを言われると訳がわかリません。 >民間貯蓄の増加とマネーサプライの増加を混同されているのは貴方の方ではないでしょうか? >例の恒等式を提示した後で「国債はマネーの供給」という主張をすれば、貴方は供給されたマネーの分民間貯蓄が増えると考えていると取るのが当然だと思いますが? その通りですよ。 但し、それは民間貯蓄であって、マネーサプライ(M2+CD)というな名のものではないのです。 >銀行の信用創造機能は、国債が関与しようがしまいが機能します。そして貴方の説明の中でマネーを増やしているのは銀行の信用創造機能そのものです。したがって、国債がマネーを増やしているのではないのです。 >>この文意、何べん聞いても解からないですよ。 |
▼Gokai Sezutomoさん: >>まず、何度でも言いますが、日銀がコントロールできるのは短期金利です。したがって国債の価格には直接関係ありません。 > >十分関係しています。国債の売り出し量と現金量という需給関係です。 >公開市場操作という観点から国債価格や金利を見ましょう。 >http://www.findai.com/yogo/0051.htm 公開市場操作と将来の金利動向やインフレに対する市場参加者の予測がどう関連するのですか? >>それから貴方の論によれば、これから先、他にどのような要因が発生しても日銀は短期金利のゼロ金利を継続することになります。これは「日銀は金利をコントロールできる」と言いながら、実質的にはコントロールの手を縛っているのと同じです。 > >下方への金利調節は、今がほぼゼロだから出来ない。 >上方への金利調節は日本国民への背信行為だから当然、日銀はそんなことをしませんでしょう。 >けれども、金利上昇を食い止めるという重大な業務を行っているのだから、「手を縛る」という言い方はおかしい。 >貴方は何のために日銀に金利調節を任せていると思っておられるのですか? >日本経済への悪影響をもふくめて日銀のおもちゃにさせるためですか? >そうではないでしょう。 >正当に日本経済の発展に貢献してもらいたいからではないのでしょうか? 国債の価格を維持するために金利を低く抑えることだけが日銀の役割なんですか? 未来永劫ゼロ金利が続くことが正しいことですか? デフレ下では正しくてもインフレ下ではどうですか? もっとも、日銀は金利を完全にコントロールでき、インフレもデフレも日銀の責任と考えている貴方には、このような質問は愚問なのかもしれません。 >これでしょうか? >http://www.boj.or.jp/oshiete/op/06104001.htm >これならば今議論していることではないのですか? >論理的証明も何度もしていますよ。 >何故、改めてこんな財政法第5条などを持ち出すのですか? >単に権威に助け舟を求めているだけですか? >その通りです。お金を民間へ配る方法として、何の問題がありましょう。 >「破滅本」と同じ意見なら何度も否定していますので、 >それを持ち出すなら、私の主張に対する論理的証明の継続をお願いします。 別に権威に助け舟を求めているわけではありません。歴史的な事実を知っていただきたかっただけです。論理的証明をお求めのようなので次項で行います。 >人の考えに影響されることの多い社会科学ですが、それゆえに人間の傲慢を戒め自然科学に沿うように行動しなければならないのではないですか? >そうしなければ、いずれ人は自然から大きなしっぺ返しを受けることとなりますし、公正公平な民主主義を希求し続ける事を放棄するのと同義にも思えます。 > 民主的だからこそ、多くの人々を説得する必要があるのです。 例えば、相対性理論を理解していなくても、その成果である原子力発電で作られた電力は誰でも利用できます。 あなたが専制君主で、日本の財政政策や金融政策があなたの意思どおりになるのなら誰も説得する必要はありません。しかし、民主的であるがゆえに、多くの人々を納得させない限り、貴方の考え方が現実化することはないのです。 >常識を軽視していないが故の投稿なのですよ、 >誤った常識によって、自分も含めて、人々が不幸になるのを避けたい希望を持っているに過ぎません。 >そのために真実を知らせることが大切なのです。 >そのために、野口悠紀夫氏、サミュエルソン氏、井上謙吾氏、新正統派経済学のラーナー氏などのご登場を願ったのです。 >貴方はそれらの方々のご主張を論理的に否定できましたか? 私は野口氏他と議論しているわけではなく貴方と議論しています。 あなたが紹介した野口氏他の主張に対しては、おおむね納得しています。 むしろ、貴方の方が彼らの主張を曲解しているのではないかと以前疑問を呈したのですが、そういえば貴方からのお答えはありませんでしたね。 |
▼questiontimeさん: >>十分関係しています。国債の売り出し量と現金量という需給関係です。 >>公開市場操作という観点から国債価格や金利を見ましょう。 >>http://www.findai.com/yogo/0051.htm > >公開市場操作と将来の金利動向やインフレに対する市場参加者の予測がどう関連するのですか? > 上記に答えが書いてあるのにどうして無視するのでしょうか? >国債の価格を維持するために金利を低く抑えることだけが日銀の役割なんですか? >未来永劫ゼロ金利が続くことが正しいことですか? >デフレ下では正しくてもインフレ下ではどうですか? 経常貿易赤字になるまでは問題となるインフレは発生しないのでゼロ金利でよろしいです。 この事は貴方への直接レスではないかもしれませんが、何度も書いているんですけど。 >>人の考えに影響されることの多い社会科学ですが、それゆえに人間の傲慢を戒め自然科学に沿うように行動しなければならないのではないですか? >>そうしなければ、いずれ人は自然から大きなしっぺ返しを受けることとなりますし、公正公平な民主主義を希求し続ける事を放棄するのと同義にも思えます。 >> >民主的だからこそ、多くの人々を説得する必要があるのです。 民主的であるためには公正公平でなくてはなりません。 そのためには社会科学も自然の法則に従わなくてはなりません。 だから、人間のほうに極端に目を向けるわけにはいきません。 >私は野口氏他と議論しているわけではなく貴方と議論しています。 >あなたが紹介した野口氏他の主張に対しては、おおむね納得しています。 彼らは健全財政主義が誤りと申されているのではありませんか? >むしろ、貴方の方が彼らの主張を曲解しているのではないかと以前疑問を呈したのですが、そういえば貴方からのお答えはありませんでしたね。 貴方に一度、イワオさん?に一度、計二度回答しているはずです。 |
▼Gokai Sezutomoさん: >▼questiontimeさん: >貴方に一度、イワオさん?に一度、計二度回答しているはずです。 えっ、私の名前が出てくるのですか。 gokaiさんからの回答で、理解でき易いのはなかったような気がし ます。 「あおばびと」さんと貴殿の掛け合いも、「でんこちゃん一家ご紹 介」のページのような不思議な色合いが http://www.tepco.co.jp/denkochan/kakei/kakeizu-j.html さらに「見たい知りたい!電気とエネルギー」 http://www.tepco.co.jp/learn/index-j.html のなかの「アトミッククイズ」「しろひげ博士の放射線のおはな し」などが似たような感じがします。 どうひっくり返っても、3000兆円の国債発行の話正気の沙汰と は思えませんが。 発行したとたんに、ムーディズの日本国債ランク、判定圏外にはじ き飛ばされます。 |
みなさん こんにちは 皆さんの議論は難しいので中々ついて行けませんので、素人の単純な疑問です。これが的外れの疑問又は既に議論済みなら無視してください。 1.国債発行を更にどんどん増やしても問題がないのなら、なぜ貿易黒字国はどんどん国債を発行し国民負担(法人税やら個人の税金、医療費、年金保険料など)をすべてゼロにしないのでしょうか。そうすればますます国際競争力が強くなり国民は金持ちになりいいことづくめ? 2.わが国は永遠に貿易黒字国であり続けられるのでしょうか。 3.結局、国債償還に伴う費用は誰が負担するのでしょうか。どこまで国債を発行しつづけられるのでしょうか。いつ終末は来るのでしょうか。 よろしく |
▼ゆううつ人さん:こんにちは >1.国債発行を更にどんどん増やしても問題がないのなら、なぜ貿易黒字国はどんどん国債を発行し国民負担(法人税やら個人の税金、医療費、年金保険料など)をすべてゼロにしないのでしょうか。そうすればますます国際競争力が強くなり国民は金持ちになりいいことづくめ? > その通りです。 日本はそれが出来る国なのに何故しない。自殺者犯罪者は増えるばかり。 出来る国だということに気付いてほしいのです。 >2.わが国は永遠に貿易黒字国であり続けられるのでしょうか。 貿易黒字であるためには優れた製品を生産販売することと、売った以上の消費をしないことでしょう。 >3.結局、国債償還に伴う費用は誰が負担するのでしょうか。どこまで国債を発行しつづけられるのでしょうか。いつ終末は来るのでしょうか。 償還費用については誰も負担する必要がありません。償還のために国債を発行すればよいだけです。金融機関はそれを永遠に買ってくれます。 それに、国債を発行し続けますと、民間にお金が増え続けますので、いずれ税収が増え始め、プライマリーバランスが取れ始めます。それがどれぐらいの金額量の国債発行量なのかは解かりませんが、またそれが何の害もないどころか国民の益になりますので、早くその水準まで国債を発行すべきなのです。 そして、高所得者は今のままでも低所得者中心に税率を下げ、年金掛け金の下げや介護保険料のゼロ化、医療費負担のゼロ、教育費の負担ゼロなど、その他社会保障費の充実に、国債で調達したお金を使うべきです。 それととても大切なことは先端科学の教育と先端技術の開発に十分にお金を使わせることです。 そのようなことをしないと日本がどうしようもないぐらい外資に乗っ取られ、 終末時期を彼らの目論見どおりにされてしまいます。 |
Gokai Sezutomoさん こんにちは 早速のお返事ありがとうございます。 やはりそうなんですか。しかし、そんなうまい話があるのかとちょっと信じられないという方が大半ではないでしょうか。貴兄の言うことが真実であっても、信じない人がいる限り、それらの人は通貨円に対する信頼をなくし、結果としてインフレになるのではないかと思います。 私の親戚の爺様は戦後(戦時)国債が紙切れになったとぼやいていましたので、私はどうも国債に拒否反応があります。 更に昨今の学力低下やフリータ増加などを見ると、永遠に貿易黒字を続けることは困難なような気がしますし、永遠ということは何事にも無いと思いますがいかがでしょう。 |
▼ゆううつ人さん:こんにちは >やはりそうなんですか。しかし、そんなうまい話があるのかとちょっと信じられないという方が大半ではないでしょうか。 うまい話ではなく、当然のことなのですがね、 全くうまく騙されたものです。 で、嘘を見破るには辻褄が合っていないことに気付くしかありません。 でも人々の思考は、それを検証する方法として、権威や多数意見、過去の結果や経験に照らし合わせます。辻褄あわせなどという面倒なものはしなくなったようです。 しかし、結果として騙され続けても、それはその民族の持つキャパシティーの問題ですから仕方ありませんね。 >貴兄の言うことが真実であっても、信じない人がいる限り、それらの人は通貨円に対する信頼をなくし、結果としてインフレになるのではないかと思います。 インフレは人々の気持ちで起こるものではありません。 日本におけるインフレとは、通貨価値の低下、つまり円安ですが、 円安になると益々、貿易黒字になりませんか? 貿易黒字になると、貿易収支を是正しようと外為市場は円高に動きます。 つまり、円や国債に対する不信感を理由とした、インフレ論はパラドックスに陥っています。 >私の親戚の爺様は戦後(戦時)国債が紙切れになったとぼやいていましたので、私はどうも国債に拒否反応があります。 > あのころは戦争のおかげで極端な物資不足だった。それのためのインフレでした。 通貨供給量の増大によるインフレがあったとしてもそれはデノミの範囲を超えることは決してありません。まして今は通貨供給不足なのですからインフレの心配など皆無です。 >更に昨今の学力低下やフリータ増加などを見ると、永遠に貿易黒字を続けることは困難なような気がしますし、永遠ということは何事にも無いと思いますがいかがでしょう。 まずは経済への正しい認識と対策、これが危急です。 次に教育でしょう。 |
▼ゆううつ人さん: はじめまして >1.国債発行を更にどんどん増やしても問題がないのなら、なぜ貿易黒字国はどんどん国債を発行し国民負担(法人税やら個人の税金、医療費、年金保険料など)をすべてゼロにしないのでしょうか。そうすればますます国際競争力が強くなり国民は金持ちになりいいことづくめ? 例え貿易黒字でも国債をいくら発行してもいいわけではありません。(発行残高のGNPとの比率にもよりますが)政府債務は結局のところ現在世代の国民負担ともいえます。ただそれが負担と感じられないところが政府債務の怖ろしいところです。 >2.わが国は永遠に貿易黒字国であり続けられるのでしょうか。 国債の発行と貿易黒字国であり続けられるか否かは基本的に関係ありません。 しかし、国債は将来のいずれかの日に税金によって償還されなければなりません。 国債残高が累増しその償還や利払いのために常識外れの重税がかけられるようなら、今貿易黒字を稼いでいる企業は海外に逃避するでしょう。 これが最悪のシナリオです。 >3.結局、国債償還に伴う費用は誰が負担するのでしょうか。どこまで国債を発行しつづけられるのでしょうか。いつ終末は来るのでしょうか。 1.でも述べたとおり、基本的には国債の負担は正にわれわれの負担と考えます。ただ、国債残高の増加局面と国債残高の減少局面では負担の感じられ方は大きく異なります。つまり、国債残高増加局面では国債を購入する人はむしろ喜んで負担を担うのに対し、国債残高の減少局面では国債を持っているか否かにかかわらず税の負担を担うことになり、特に国債を持っていない者からは大きな不満がでるでしょう。だから財政再建のためには資産課税(例えば国債そのものに対して課税する)をすればよい。との意見も出るわけですが、これは実質的に国債の価値を下げることになりますから、そのような議論が本格的に行われた時には、国債を持とうと考える人はいなくなると考えられます。 国債の発行限度額にはいろいろな考え方があります。私は「常識的な増税策や歳出削減策では国債は償還されないかもしれない」と多くの人が予想した時に、国債の終末が起こると考えます。では、具体的にどれくらい発行できるかについて私は回答を有しません。ただ、それが無限大ではないことは間違いないでしょう。 国債の償還原資は結局のところ税金です。確かに政府が国民から無限に借り続けることができれば破綻は起きないのですが、その場合はインフレという形の実質的な債務の減価により国民が等しく負担することになるでしょう。 |
questiontime はじめまして ご丁寧に解説ありがとうございます。 実際のところ国民負担の増加や年金減額が現実なものとなり、これが更に加速するのではないか、財政破綻するのではないかと多くの方は不安に思っているのではないでしょうか。だからこそ公的な無駄使いが糾弾され始めたものと思います。 |