Page 2691 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼原油の国際価格・新時代へ 珍 源斎 05/3/18(金) 12:38 ┗Re(1):原油の国際価格・高騰と円安・ 珍 源斎 05/4/5(火) 14:46 ┗Re(2):原油の国際価格・$70/バーレルに達するかも? 珍 源斎 05/4/7(木) 0:53 ┗Re(3):デイーゼルエンジンの復権を図らねば? 珍 源斎 05/4/7(木) 18:32 ┗Re(4):デイーゼルエンジン・ハイブリットも目の前に! 珍 源斎 05/4/7(木) 19:11 ┗Re(5):ホイール・イン・モーターのもたらすインパクト! 珍 源斎 05/4/9(土) 13:20 ┗Re(6):ホイール・イン・モーターのもたらすインパクト! 昼寝もぐら 05/4/11(月) 20:51 ┣Re(7):ホイール・イン・モーターのもたらすインパクト! 珍 源斎 05/4/11(月) 22:14 ┗Re(7):ホイール・イン・モーターのもたらすインパクト! 昼寝もぐら 05/4/12(火) 23:09 ┗Re(8):ホイール・イン・モーターのもたらすインパクト! 珍 源斎 05/4/13(水) 0:29 ┗Re(9):ホイール・イン・モーターのもたらすインパクト! 昼寝もぐら 05/4/13(水) 23:56 ┗Re(10):ホイール・イン・モーターのもたらすインパクト! 珍 源斎 05/4/14(木) 14:00 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 原油の国際価格・新時代へ ■名前 : 珍 源斎 ■日付 : 05/3/18(金) 12:38 -------------------------------------------------------------------------
原油の国際市場での価格が60$に迫る勢いで急騰してます。 その要因は投機筋からの資金流入も挙げられてますが、 背景としては中国の急速な経済発展に加えてインドなど 中進国での経済発展も加わり原油需要の「すそ野」が 広くなってることからも従来からの石油消費構造も 地図も大きく「さま変わり」してることにあるようです。 昨日も国際経済の動きを研究してる方とある会合で 同席しましたが、おそらく近い内に石油「原油」の 国際相場が100$を伺う展開になるやもしれない。 とのことでした。 勿論、石油価格の高騰は日本経済に負担となることは 否めませんが、別の見方では、日本の企業が持つ技術に とっては追い風になる要素が多いと云うことです。 省エネ技術、環境技術などでは日本の独壇場とでも 云えるものがあり、それらが大きく陽の目を見ることに なる・・などで、逆風が追い風に転じることになる。 我々も今まで以上に環境問題や省エネルギーへの 意識を向ける必要があります。 |
石油、原油の国際価格の高騰と円安$/¥108.傾向が 続いてるようだ。 エネルギーや鉄鉱石、その他の原料の輸入価格が円安により 嵩上げされることは日本経済にとって、やがてボデーブローの ようにジワジワと効いてくることが懸念される。 たち「性質}の悪いインフレさえ招きかねない。 これらへの対抗策は、徹底した省エネルギーと高付加価値・商品・ 製品の開発によるしか無い! その省エネルギーにしても従来の形式を超えた環境問題のクリヤー も併せたものに集中させることが必要になり・・。 国際的な人類への貢献と云った要素が含まれれば、危機としての 現状も好機としてのものになる・はずである。 |
自動車の燃料であるガソリンやデーゼル軽油の店頭価格にも 値上げが続々と始まってる・・。 北半球では春を迎えて暖房用の需要は季節的にも減少する にも関わらず商社筋の予測によると産油国の増産はあっても 需要の伸びが中国やアジア諸国において増大してるために $70/バーレルに達しても不思議ではないとの見解を聞いた。 石油の国際価格の水準は新たな時代に入ったことを認識する 必要があるように思う。 経済の構造を今まで以上に省エネルギーを徹底すること・と 経済規模をこれ以上の拡大を前提とせずとも立ちゆく形に しなければならない。 |
石油の価格が新時代に入ったとの認識の上に立つと 乗用車のエンジンにも燃料の粘性に巾のあるデイーゼル エンジンの本格的な出番ではないか? (菜種油や天ぷらの廃油なども利用可能である) 日本ではデイーゼルエンジンが吐き出す黒煙が有害とされて 東京都を始め首都圏では様々な規制を受けてるが、 有害とされる排気ガスの処理は徐々に解決される方向に ある。トヨタ・ホンダ・ニッサン共に欧州向けでは デイーゼル乗用車の割合を増やすようで乗用車用の Dエンジン単体の輸出やデイーゼルエンジンの重要部品で ある燃料噴射ポンプも大量に輸出されてる事を考えると エネルギー資源を海外に大きく依存する国として燃料効率の 良いデイーゼルエンジンの見直しが必要に思える。 |
燃料電池・自動車の開発が急がれてるが本格的な 普及の前に立ちはだかる製造コスト、運行コストが 依然として隘路になってる、日本のこの方面での 技術水準は正に先頭集団にあるが、現在一台・億円の 価格を300万円台の価格にするためには解決せねば ならぬ問題も多い・それ迄の期間は電気駆動も併せた ハイブリット式でそれもエンジンはデイーゼルに する事で燃費及び効率も一段と向上する。 更に発電所付きの電気自動車と云われてる。 駆動は完全な電気式にして電池ではなく高性能デイーゼル 発電機または超小型マイクロタービン式になれば効率は 更に向上する、マイクロタービン発電機を搭載した バスは丸の内〜大手町のビジネス街を巡回してる・・ 無料シャトルバスとして既に実用化されてる、 このバスの製造国は羊で有名なニュージーランドであることに 驚かされたが・静かで乗り心地が良いことで再度驚かされた。 電気自動車になると減速時のエネルギーをキャパシターに 蓄電して発進、加速時のアシスト・エネルギーとして利用できる こともありエネルギー効率は更に向上する。 本格的な21世紀の省エネルギー技術の開花により 豊かさと生活の向上が図れることが期待される。 21世紀の産業革命的な要素はこの辺りにあるように 思われる・・・。 |
ホイール・イン・モーターとは車輪に電動機(兼)発電機の 組み込まれた物である。 電気自動車のあるべき姿として既に試作車は日本でもアメリカでも 造られてる日本では慶応大学での試作車「エリカ」が完全な形で 姿を現してるので見聞されてる方も多いと思います。 確か・愛知万博にも展示されてる・・・はず。 どんな物かと云うと車輪自体に動力、駆動力があるので 車体・ボデーにはエンジンは無く、全てが搭載エリアになる そのために車体の構造上の設計には自由度が増大すること エネルギー源は高性能蓄電池或いは燃料電池も含めた マイクロタービンやデイーゼルなどの発電機からの供給と 減速エネルギー回収にはキャパシタ「多層蓄電器」を利用する 事により自動車の発明以来の大変革がもたらせられることに なる。制御はコンピューターになり機構部分「メカニズム」も 軽量かつシンプルなものになる。 省エネルギー始め環境への負荷は大幅に減じることになる。 |
エコカーについて思っていることを書かせていただきます。 電気自動車については、課題となるのは電池です。 現在の電池では、高性能電池といわれる物でも、単位重量あたりの電力量が少ないため、走行距離を伸ばそうとして電池を大量に積むと重くなってしまい、結果として動かない車となってしまいます。 現時点では、モーターと電池だけの電気自動車(これをピュア電気自動車というらしい)で、短時間の充電で200kmくらい走れる物はまだ困難なようです。(あるいは実用化は近いのか) もう一つ電池で考えなければいけないのは、電池を生産する時と、使用時の充電の時にどのくらいの石油が使われるのか、トータルで考える必要があります。 燃料電池ですが、これはコストが大問題です。現在では貴金属の塊と言われていてたいへん高価です。 エンジンとモーターと電池を組み合わせたハイブリッドですが、これは燃費も良いし、排ガスもクリーンです。しかし部品点数が増えるため、エンジンだけの車と比べて、生産から廃棄まで考えた場合、ハイブリッドが本当に石油の使用量が少ないのでしょうか? (また、部品点数が増えるということは、車重も重くなります) トヨタのプリウスの燃費が35.5km/l、車重1250kg。ホンダのフィットが24 km/lで990 kg。トータルで考えた場合どうでしょうか。どっちに乗るのも同じようなものではないかと感じています。この辺は正確なデータがほしいところです。 ダイハツの軽自動車のミラに筒内直接噴射エンジンというのがラインナップされています。燃費30.5 km/l、車重700kgです。(残念ながら手動変速のみでオートマはありません。そしてプリウスは5人乗りに対し、ミラは4人乗り)。 生産から廃棄までの石油の使用量を考えると、プリウスよりこちらの方が(断然?)省エネではないかと思っていますが、どうでしょう。(ディーゼルハイブリッドと比べてもどうか) 別にプリウスにケチをつけているわけではありません。常にトータルの石油の使用量を考えて、冷静に対処する必要があります。 |
昼寝もぐらさん レス有難うございます。 現在様々な省エネルギーシステムが研究されてますが、 その大前提はLSA「ライフ・サイクル・アセスメント」これは 原料段階から製造そして寿命を終えるまでの総エネルギー量を 設計段階で勘案してのことで無ければエネルギー問題は片手落ち になります。水素も電気も二次エネルギーであり当然一次エネルギー が問題になりますが、水素も電気もエネルギーを蓄える手段にも なりますので、自然エネルギーも含め小規模のエネルギーでも 利用することが近年の技術革新にて可能に成ってます。 それとエネルギー源の多様化も図れることから従来あまり見向き されなかったものも利用可能になってます。 燃料電池は触媒に高価なレアメタルが必要でコストダウンは難しい と云われてますが、これも安価な代替え金属の開発によりブレーク スルー可能であると云われてます。 電気メカニズムの利点は減速時のエネルギーも電気に変えて加速時や 発進エネルギーをアシストする事に利用可能な他に機構部分の単純化に より車体重量を大幅に減らすことが可能です。 慶応大学が開発した電気自動車は一充電400Kmの走行距離の 記録を既に出してます。速度も200Km/hを超えて日本での 路上テストは出来ないのでイタリアへ持っていってテストをしたとのことです。 電池も重量当たりの出力は画期的な向上を示してる他、多層蓄電器 「キャパシタ」が開発されて電気の出し入れに効率の良いモノが 開発されて一部では既に実用化されてます。 キャパシタは従来の電池とは全く異なるもので化学反応による起電力 でなく直接電気の出し入れが可能なものです。 かつては、夢の技術と云われたものも実現して目の前にあることを 再認識して下さい。・・未来は必ず拓けて来ます。 |
前の投稿の続きで、プリウス、フィット、ミラの3車で、20万キロ走ったと仮定して、生産・使用・廃棄までのガソリン(石油)の使用量の比較をしてみます。 (珍 源斎さん、私は別に悲観しているわけではありません。将来的には進歩すると思っています) 20万キロ走った場合のガソリンの消費量を金額で考えてみます。すると下のようになります。(ガソリンの値段はリッター110円とします) プリウス‥‥約62万円。(燃費35.5km/l。車重1250kg) フィット‥‥約92万円。(燃費24 km/l。車重990 kg) ミラ‥‥‥‥約72万円。(燃費30.5 km/l。車重700kg) プリウスとフィットを比較すると、プリウスが約30万円分ガソリンの消費が少ない事になります。 生産および廃棄する時に、プリウスがフィットよりこの30万円分のガソリン(石油)より少なくすめば、プリウスの方が省エネ。 逆に30万円分より多ければ、フィットの方が省エネ。 30万円分のガソリンというと約2700リットル(18リットル缶で152本分)です。プリウス1台の生産と廃棄でこれ以内の石油でおさまるかな。個人的にはもっと多くの石油を使っているんじゃないかと思うんですが。 同様にプリウスとミラを比較すると差は約10万円(18リットル缶で52本分のガソリン)です。これは部品点数などから見ておそらくプリウスの方がミラより多くの石油を消費しているのではないかと思いますが、どうでしょう。 ちなみに上のデータで車重を書いているのは、重いとそれだけ生産時に石油を使っていると考えられるからです。 結論として、単純な比較からなんですが私は、現在のプリウスはトータルの石油の消費量という観点において、どれほど省エネにつながっているか疑問に感じています。 もちろん今後もっと改良されるでしょうけど。 老人党でこんな計算してすみません。 |
昼寝もぐらさん 自動車の場合は車の格とカテゴリーが同条件としての比較が基本になります。 従って「フィット」と軽自動車のミラとの比較では同条件とは申せません。 私は20年来デイーゼル乗用車に乗っておりますがその間に同じカテゴリーの ガソリン車に乗ってるのと燃料に費やした金額より40%を低い金額でした。 それは軽油が安価なのとデイーゼルエンジンの燃料消費量の差です。 私は一年で4万キロm走行しますので金額的な差は大きいものです。 もう少し厳密に考えますとシリンダー内でのピストンの往復運動に費やす エネルギーの無いタービン等はもっと効率が良いと思います。 近年、小型単発エンジンの航空機でもセスナ・キャラバンや、 スイス製のピラタス・ポーター・などではタービンをプロペラに 伝えるターボプロップ式のものが飛んでいます。 此も従来のガソリン式のレシプロ機より燃費は大幅に改善されてます。 ホンダがアメリカで試作して試験飛行してる機体もタービン式だと 思います。デイーゼルやタービン式のエンジンにはケロシン「灯油のような」 などの沸点の低い粘性のある燃料が利用できます。 デイーゼルにいたっては食料油でも燃料として使える利点があります。 更にコージェネとして発電と熱源を同時に利用する設備での マイクロ・タービンは天然ガスも利用可能ですのでエネルギー源の 分散も図れる利点もあります。 将来にわたり環境を守りつつ省エネルギーに徹すると云うのが日本の 役目であるように思います。その線に沿って活躍してる研究者や 技術者にエールを送ろうではありませんか・。 今や通信の主役に成ってる光を使った通信技術も早くから日本の 研究者が手掛けてましたが、日本での無理解の為にアメリカにして やられてしまったことや、古くはレーダーの基本であるビームアンテナ である八木式アンテナもアメリカでの実用化に先んじられて・・ 日本海軍の索敵能力がアメリカのそれより低い故に不利な戦いに 終始したことは良く知られてます。 技術の黎明期には暖かく見守ることが極めて大切に思えます。 少し焦点がズレてしまいましたご理解頂ければ幸いです。 |
▼珍 源斎さん: >自車の場合は車の格とカテゴリーが同条件としての比較が基本になります。 >従って「フィット」と軽自動車のミラとの比較では同条件とは申せません。 おっしゃる通りです。私も投稿してからこの比較は不十分だと思いました。そこでもう一度比較しておきます(たいしたデータではありませんが)。私がこのような比較をしているのは、単に現状認識のためです。 珍 源斎さんがおっしゃっているタービンやエネルギー源分散のお話は私もわかりますし、その通りだと思います。 その他まとめ的なことは最後に書いています。 プリウスは、搭載しているエンジンは1.5リッターで、モーターと組み合わせる事により、2リッタークラスの車と同等?の動力性能を持っていると聞きます。そこで、2リッターのトヨタのプレミオ、アベンシスと比較してみます。 20万キロ走った場合のガソリンの消費量は下のようになります。(ガソリンの値段はリッター110円と仮定) プリウス‥‥5600リットル。約62万円。(燃費35.5km/l。車重1250kg) プレミオ‥‥12200リットル。約134万円。(燃費16.4km/l。車重1240kg) アベンシス‥15400リットル。約169万円。(燃費13km/l。車重1380kg) プリウスとプレミオの差;6600リットル(18リットル缶で370本)、72万円 プリウスとアベンシスの差;9800リットル(18リットル缶で540本)、107万円 この差をどう見るか。18リットル缶で540本の差。 大きいといえば大きいし、小さいといえば小さい。これ以上の判断は私にはできなくなってきました。 結局ハイブリッドは、部品点数が多いため生産の段階では間違いなく石油をより多く消費します(厳密には廃棄時にかかる石油も考慮しなければならない)。長く乗って元をとるわけですが、どのくらい乗れば元が取れるのかという話です。それがわからないと、良かれと思っていて実は石油をよけいに消費することになりかねません。そのための現状認識です。 こういう話は本来であれば、メーカーや車の専門家などから積極的に情報を提供してもらいたいものなのですが、今のところ聞きません。 以上が私のハイブリッドに関する感想です。 |
昼寝もぐらさん 再三の熱心なレス有難うございます。 私は単純な比較論を切り口に申し上げてるのでは無く、近未来での 技術的にも大掛かりなシフトが起こり得ることを述べさせて頂いてます。 石油と云う地域偏在の資源への依存から別の途のあること、 石油資源は近未来に枯渇が約束されてることで、やがてその奪い合い すらも容易に予測されます。 日本の産業・製造業のエネルギー源は40年近く以前の石油ショック以来 石油の占める割合は大幅に減じてます。 今の石油消費の多くは輸送関連でその内自動車の割合が多いと思われます。 >珍 源斎さんがおっしゃっているタービンやエネルギー源分散のお話は私もわかりますし、その通りだと思います。 >結局ハイブリッドは、部品点数が多いため生産の段階では間違いなく石油をより多く消費します(厳密には廃棄時にかかる石油も考慮しなければならない)。 既に前にも触れてますが生産段階での石油への依存度は今では信じられないほど 低下してます。自動車も電気駆動式に変わることで機構部分がシンプルになる 利点があります。 現在、自動車に限らず電化製品でも生産から利用、そして廃棄に至る 過程で自然環境に負荷を与えぬよう、また資源の再利用「循環化」も 含めて視野に無ければ発展も許されないことは認識されてます。 前にも述べてますがLSA「ライフ・サイクル・アセスメント」を 前提としたものが設計段階から考慮されております。 先端技術情報は広く公開されることはありませんが毎年開催される 自動車ショウや自動車関連の部品情報などは関心を持ちその気になれば 入手は難しくないと思います。 昼寝もぐらさんが東京近在にお住まいでしたら、東京駅周辺の ビジネス街、丸の内〜大手町を無料シャトル・バスが運行されて ます。このバスはタービン発電機を搭載した電気駆動のモノで ニュージーランド製です。停留所は判りやすい処にあります ので乗ってみられる事をお奨めします・。 |