Page 347 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼米国の対テロ戦略の失敗と人質事件 流水 04/4/13(火) 17:47 ┣ファルージャ掃討作戦の犠牲者の写真 流水 04/4/13(火) 23:33 ┃ ┣Re(1):ファルージャ掃討作戦の犠牲者の写真 樵 04/4/14(水) 19:14 ┃ ┃ ┗Re(2):ファルージャ掃討作戦の犠牲者の写真 流水 04/4/14(水) 22:20 ┃ ┃ ┗Re(3):ファルージャ掃討作戦の犠牲者の写真 海幸彦 04/4/15(木) 8:30 ┃ ┗Re(1):ファルージャ掃討作戦の犠牲者の写真 半体制 04/4/15(木) 20:43 ┗Re(1):米国の対テロ戦略の失敗と人質事件 しゃねる 04/4/15(木) 9:43 ┗Re(2):米国の対テロ戦略の失敗と人質事件 流水 04/4/15(木) 12:34 ┣3人が解放された! 笹井明子 04/4/15(木) 21:04 ┗Re(3):米国の対テロ戦略の失敗と人質事件 しゃねる 04/4/20(火) 17:25 ┗Re(4):米国の対テロ戦略の失敗と人質事件 御前拉他 04/4/20(火) 22:51 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 米国の対テロ戦略の失敗と人質事件 ■名前 : 流水 ■日付 : 04/4/13(火) 17:47 -------------------------------------------------------------------------
9・11以降、「戦争」の概念が変わったと言われる。 従来の戦争は、国家間の戦争である。国際法における戦争観も明らかに国家間の戦争から定義している。いわゆる【対照型】戦争である。 では、9・11以降、米国が盛んに唱え、日本の評論家などが尻馬に乗った【非対称型】戦争とは何か。アルカイダが代表するように、相手が国家でなく、ゲリラ組織・テロ組織であり、しかもグローバルな連携で成り立つている。 では、米国のアフガン戦争・イラク戦争はどうなのか。倒すべき相手が非対称型であるにもかかわらず、アフガン・イラクという20世紀の【対照型】戦争を行っている。 しかも、対テロ戦争ならば、裁くべき相手はテロリストであるにもかかわらず、タリバン政権・フセイン政権の閣僚などを裁いている。少なくとも、タリバン政権の閣僚やフセイン政権の閣僚がテロの実行者であったことはない。 つまり、米国は非対称型戦争を唱えながら、20世紀型戦争の論理で戦争犯罪人として、アフガン・イラクの閣僚・民衆を裁いている。しかも、アルカイダとかテロリストの疑いがあるという理由で、キューバのグアンタナモ基地に収監している。 さらに言えば、ファルージャ攻撃に象徴されるような米軍の民間人殺傷や残虐行為は決して裁かれない。映画「プライベートライアン」で描かれたような倫理観は、現在の米軍からは感じられない。 ネオコン派は、新しい戦争(非対称型戦争)を唱えて、20世紀までの【対照型戦争】から考えられたジュネーブ条約などの国際的桎梏から自由になり、相手に対しては【対照型戦争】のルールを適用して裁くという、ダブル・スタンダードを行っている。 少なくとも、イラク戦争におけるアメリカは、【非対称型】戦争の最前線で戦っているのではなく、19世紀型植民地獲得戦争=侵略型戦争を戦っているという印象が強い。 ところが、対テロ戦争の相手方は、国際的ネットワークを駆使して、それこそ【非対称型戦闘】を繰り広げている。今や、テロは世界中どこでおきても不思議はない。急速なテロリズムの拡散を招いている。 イラク戦争の現状をみれば、米国の対テロ戦略は間違っていたと考えざるを得ない。 対テロ戦争を武力主体で強引に行おうとしたから、無理やりこじつけた戦争の大義の問題も起こり、自国の兵士の残虐行為をきちんと裁かないから、訳の分からない理由で殺されたり拘束されたイラク民衆の怒りも招く。 しかも、バクダードに入った占領軍が最初に守ったのが石油省であることに象徴されるように、戦争の主目的が【石油利権の確保】であることが露骨に見え、結局イラク戦争は侵略戦争であると感じさせてしまう。 それでも占領統治がうまく機能すれば救われるが、米国の傀儡政権を作る狙いが露骨に出すぎて、イラク国民から総スカンを食らう。 イラク統治がうまくいかないため、兵士の命も戦争費用もかさむため、あれほど役に立たないと非難した国連を引っ張り出し、選挙管理を行わせ、それを守るためにあれほど非難したドイツ・フランスなどに呼びかける。 どう見ても、自分勝手で、エゴイストで、傲慢なタイラントそのままであるが、圧倒的な力を持つ米国だから、少しはお付き合いをしなければならない。 しかし、そうは言っても、米国が勝手に始めた戦争なのだから、自分の尻は自分で拭えというのが、フランスなどの立場であろう。 だから、もっとイラクの状況を悪くして、これではイラクがテロの温床になってしまう、という危険性を高めれば、国際社会も乗り出さざるを得なくなるだろう、という戦略を米軍が考えたという説がある。 ファルージャの虐殺とでもよぶべき無差別攻撃、シーア派のサドル師を怒らせて過激な行動に走らせ、混乱を拡大させれば、国際社会も手を出さざるを得なくなるだろうという戦略である。これが、ここ一週間のイラクの混乱の原因である、という説である。シーア派シスタニ師は、これを良く分かっていて、信徒を抑えている。 今回の人質事件は、この文脈の中で起こったと考えれば、よい。 6月の政権移譲を睨んで、イラクの混乱はさらに拡大することが、予想される。対米ゲリラ戦は拡大し、クルド地域での戦闘もはじまる可能性があり、南部も一つ間違えるとシーア派の武装蜂起があるかもしれない。 日本は【進むも地獄、退くも地獄】の状況に立たされている。 だから、昨日チエイニー副大統領が来日したのであろう。米国にとって、日本は金を肩代わりして、一番難しい後始末をしてくれるありがたい国である。 そのためには、人質事件解決のために米国は全面協力するなどのリップサービスなど安いものである。 イラク戦争を支持し、自衛隊を派遣した小泉首相には、「どこまでも ついて行きます 下駄の雪】という選択しかない。 結局、選挙で自民党を敗北させる以外に、この状況を変える手段はない。 |
ファルージャで死んだ子供の遺体写真集です。 アルジャジーラのサイトに掲載されています。 残虐な写真ですが、これが米軍がファルジャーで行っている掃討作戦なる ものの実態です。 http://english.aljazeera.net/NR/exeres/8CB7C17E-F69E-48A2-8034-DEA425192815.htm |
▼流水さん: >ファルージャで死んだ子供の遺体写真集です。 >アルジャジーラのサイトに掲載されています。 >残虐な写真ですが、これが米軍がファルジャーで行っている掃討作戦なる >ものの実態です。 >http://english.aljazeera.net/NR/exeres/8CB7C17E-F69E-48A2-8034-DEA425192815.htm 見るに耐えかねません。事実から目をそらすわけではないのですが、こういう画像は心臓に悪いです。よく見つけましたね…。 |
わたしも全部をきちんと見ることができませんでした。 戦争大好き人間どもに、ぜひ見て欲しいものです。 これは、アルジャジーラのHPを見ていて、見つけました。 |
イラクで人質になっていた4人の内、1人がとうとう殺された。(フジTV,Al Jazeera報道を伝えた。8:25) |
今発売中の「週間現代」4/24号にファルージャの「宙吊り」の写真が載っています。 |
米国は完全に対テロの戦術にも戦略にも完全に失敗していますね。 まずフセインの中核部隊を人間の海に無傷で飛散させたこと。 そして彼らを支援すべく各国からゲリラの訓練を受けた部隊の 進入を阻止しなかったことであると考えます。 アメリカにこれからできることは、対テロ中核部隊が 集結している地区の住民に対し、テロ要員に住居を提供、 武器弾薬の保管、食事の提供、車の整備提供等するものは 一般住民でなくテロ要員と同一であることを警告すること。 その地区を武装兵力で完全包囲し、内部の完全な検索 ゲリラ狩りを行うこと。 これができない時は、封鎖地区の一般人民に対し 検問所を通過し退去することを求め、強行突破するものは 包囲網で殲滅、このあと封鎖地区に対し完全な無差別空爆 を実施し抵抗勢力をほぼ殲滅したあと地上部隊で完全な検索を行い テロ要員を惨殺する。 この封鎖地区の規模はもてる兵力で軍人が設定し逐次反復して 抵抗勢力の兵力を削減する。 この間テロ支援兵力のイラク国内進入を防ぐため国境警備の強化 特に偵察衛星で国境線監視し進入する人員車は戦闘ヘリや戦闘機 で無差別に攻撃し殲滅する。 それでもだめなことは、いったんイラクから情報要員を残して 撤退し、テロ集団のいると思われる都市を戦略爆撃機で 第二次大戦でアメリカが日本にしたように無差別攻撃し そのあと再度イラクを占領し、傀儡政権をたて、イラク人 のみでイラク国家再建を図る。 まあこのような筋書きのコンピュウータゲーム誰か作ってくれないかなあ。 「信長の野望」のようなシュミレイションゲームが作れるんだからさ。 |
しゃねるさん。 あなたは、どうやら、ゲーム世代のようでうね。 あなたのシュミレートしたゲームの組み立ては、完全に欠落している部分が ありますね。 逆に言えば、現在の米軍の戦略が、あなたのようなゲーム戦略と類似したところがあるので、米軍の欠落した部分とそれが重なりあうのが面白いですね。 >その地区を武装兵力で完全包囲し、内部の完全な検索、ゲリラ狩りを行うこと。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ●現在、米軍がファルージャで行っている方針ですね。元々このやり方はナチス・ドイツがポーランドのゲットーで行ったことです。これをまねて、イスラエルがパレスチナ自治区で行いました。米軍は、イスラエルと合同訓練を行って、そのノウハウを学んでいます。 結果はご承知の通り、ユダヤ人は収容所送り、パレスチナは暴力の連鎖。イラクはどうなるでしょうね。 >これができない時は、封鎖地区の一般人民に対し 検問所を通過し退去することを求め、強行突破するものは 包囲網で殲滅、このあと封鎖地区に対し完全な無差別空爆 を実施し抵抗勢力をほぼ殲滅したあと地上部隊で完全な検索を行い テロ要員を惨殺する。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ●これは中国戦線で日本軍が行ったこと。(焼光・略光・殺光の三光作戦)米軍がベトナム戦争で行ったこと。ソ連軍がアフガンで行ったこととと同じです。 結果は、どうだったか。ご承知の通り、どこも勝利していません。 結局、すべてが敵に見え、罪のない人を殺してしまいます。このような思想を ジエノサイド(皆殺し思想)といいます。そして、誰もいなくなった、ということになりますね。 あなたのシュミレーションも米軍の作戦も、【人間の心】に対する想像力が全く欠落しているのです。 一人一人の人間は無力で、圧倒的な武力を持つ米軍から見れば、虫けら同然です。しかし、【一寸の虫にも五分の魂】の諺どおり、虫けらのような人間の心が集まって現在の状況を作り出しているのです。 人を馬鹿にしてはいけません。人を馬鹿にし、人の命を虫けら同然に扱う思想は、最後には大きなしっぺ返しをされます。 ゲームシュミレーションをするなら、人の心を組み込んだシュミレーションを作成してみたらいかがですか。 |
たった今、3人が解放されたというニュースが入ってきた。よかった!バクダッドのイスラム聖職者協会に保護された、元気だとのこと。とりあえず、本当に良かった。無事保護されれば、バッシングなんて実は何でも無いんだ。そんなもん、跳ね返せば良いんだ。皆の力で。私は命を握られていて、その命運がだんだんと政治的意図に委ねられる中で危うくなっていく、それを息を殺して見ていなければならない、その状況が本当に耐えがたかったんです。あ〜、本当によかった。 でも、一方でまた二人の命が弄ばれる状況になっている。私たちはもうひと頑張りしなくては!でも頑張れる気がする。 |
うああ そんなゲームソフト2万円ぐらいで売ってたらすぐ買い行くよ。 ゲーム名教えて。 それに今回のイラク戦争ににせたゲームソフト発売されてたら襲えて。 うわあい楽しいぞ。 ゲームソフト買えればしばらくおとなしくしてるよ。 |
しゃねるさん,ついに・・・ |