Page 881 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼夢想:例えば、イラク戦争は無かった筈 蟷螂の斧 04/7/1(木) 23:16 ┣Re(1):夢想:例えば、イラク戦争は無かった筈 敦煌 04/7/1(木) 23:54 ┣Re(1):夢想:例えば、イラク戦争は無かった筈 ニック 04/7/2(金) 14:49 ┃ ┗Re(2):夢想:例えば、イラク戦争は無かった筈 小鉄 04/7/2(金) 19:44 ┣Re(1):夢想:例えば、イラク戦争は無かった筈 ワン太郎 04/7/2(金) 16:44 ┣夢想:例えば、イラク戦争は無かった筈(終り) 蟷螂の斧 04/7/3(土) 21:05 ┗Re(1):夢想:例えば、イラク戦争は無かった筈 J.I 04/7/4(日) 3:00 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 夢想:例えば、イラク戦争は無かった筈 ■名前 : 蟷螂の斧 ■日付 : 04/7/1(木) 23:16 -------------------------------------------------------------------------
あの時イラクのフセイン大統領が、国連の、大量破壊兵器に関する無条件査察を受け入れていれば(結果として、今の所、核兵器も生物化学兵器も無く、アルカイーダとの関係も無し)イラク戦争開戦の口実をブッシュ米大統領に与えず、自身の立場も保全できた筈だと思います。 何故、フセイン大統領は、国連査察を拒み、戦争(勝てるはずが無いと客観的には思われた)への道を歩んだのでしょうか。何か合理的な理由があったのでしょうか。 不思議でなりません。 どなたか、その理由を教えて頂けませんか。また、皆さんは不思議には思われませんでしたか。 (誤解無きように申し上げますが、フセイン政権擁護のために言っているのではありません。権力者の「行動原理」を知るためにお尋ねしています。いずれ裁判で明らかになるのでしょうが。) 以上 |
▼蟷螂の斧さん: >あの時イラクのフセイン大統領が、国連の、大量破壊兵器に関する無条件査察を受け入れていれば(結果として、今の所、核兵器も生物化学兵器も無く、アルカイーダとの関係も無し)イラク戦争開戦の口実をブッシュ米大統領に与えず、自身の立場も保全できた筈だと思います。 > >何故、フセイン大統領は、国連査察を拒み、戦争(勝てるはずが無いと客観的には思われた)への道を歩んだのでしょうか。何か合理的な理由があったのでしょうか。 >不思議でなりません。 > >どなたか、その理由を教えて頂けませんか。また、皆さんは不思議には思われませんでしたか。 > >(誤解無きように申し上げますが、フセイン政権擁護のために言っているのではありません。権力者の「行動原理」を知るためにお尋ねしています。いずれ裁判で明らかになるのでしょうが。) 以上 それは、もし無条件査察を受け入れてしまったら、今まで自国民に喧伝していた 「米帝国主義異教徒の横暴」に屈しないという主張。 そして「独裁者」としての威厳に「瑕疵」をつけるからでしょう。 コーランを重んじるイスラム教徒は、貧しくとも「聖戦」で命を落とせば 美女に囲まれた楽園の生活が待っているといいます。 実際、BC兵器が有ったのか!?私は恐らく有った。と思います。 国外に運び出す?か、既に使ってしまったのか!?(実際。クルド人には使ったんですから)アメリカを擁護するわけでは有りませんが、BC兵器は「貧しき核」といわれるくらいヤバめの兵器です。 ジュネーブ条約違反などといっても、つい最近まで各国が保有していた。いや、現に保有しています。 もしかするとフセインは「大国の謀略」を国際社会に問いたかったのかもしれません。ならば、自分だけ逃げずに「徹底抗戦」すべきだったでしょう。 しかしながら、戦争に「犯罪性」を持たせたのはアメリカを基とする、旧連合国の倫理です。基本的に「承認された暴力」の戦争に「善」「悪」など無いのに、 あったかどうか分からない、曖昧な証拠で敗戦国を裁くなど傲慢なことです。 |
大統領は国連査察を受け入れたはずですが? 途中非協力的な態度を見せはしましたが、米国に軍事的驚異を見せつけられて協力的な態度になりました。 米国がそこで止めておけば人が死ぬ事は無かったのですが、査察がまだ途中の段階でデッチあげの証拠を根拠にして戦争をふっかけた訳です。 結果劣化ウラン弾やバンカーバスター等の新兵器を次々と投入して米国の勝利となった訳ですが、あの国は数年毎にどこかの国へ難癖をつけては自軍の兵器の実験材料にする為に当該国へ戦争を仕掛けています。 兵器は人を殺してなんぼのものですから、新兵器を開発しても実際に人に試さなければ全く効果がわからないのであのような行動をするものでしょう、当然自国の利益にならなければそのような行動すら起こしませんが・・・ ソマリアではヘリが落されると途端に撤退しました、あの国は貧しく、資源らしい資源もありませんから、これ以上戦闘を続けても儲けは無いと考えたのでしょう。 イラク戦争が正義の戦争だ等とは茶番もよい所です、石油資源が目的であった事は、エンロンの件でも明らかになってきています、それを真っ先に支持した小泉首相は、全くブッシュ大統領のポチもいいところです。 |
>イラク戦争が正義の戦争だ等とは茶番もよい所です、石油資源が目的であった事は、エンロンの件でも明らかになってきています、それを真っ先に支持した小泉首相は、全くブッシュ大統領のポチもいいところです。 ついでに言うならイラク戦争に反対したフランスが正義であるとは茶番もいい所です。あの国の目的が武器輸出利権、石油利権の維持であった事はイラク軍の兵器がまるまるフランス製であった事でも明らか。それを真っ先に支持した日本の左翼は、全くフランスのマルチーズであり、思想の劣化が激しい。現実を認識出来ないほどに。 |
▼蟷螂の斧さん: イラク戦争におけるフセインの行動を考えるとき、先ずは「クウェート侵攻」から考える必要があります。 クウェートを通常感覚の「国」と見てしまうと間違いが生じます。 例えば、鹿児島に石油が出たのを機に、島津か西郷の末裔が「薩摩国」として独立してしまった。 その裏には米英(の石油資本)がついており、島津氏か西郷氏のどら息子たちは贅沢三昧の生活をしていた、というような図式となりましょう。 (事実 クウェートの王侯達は まさに自堕落な放蕩生活で明け暮れていました) (国民全体も そういった風潮に流されていました) フセインだけでなくイラク国民はクウェート人(族)には不愉快な感情がありました。 フセインとしては、それを見逃す事は大統領としての沽券に関わる事であり、 同時に「隣国を敵」として設定する事は 国内統治を楽にします。(一石二鳥でありました) アラブ世界男は「マッチョ」でなくては人の上には立てません。 そういった意味では、フセインの「政治家」としての思想というより、 「男」「ボス」としての行動原理が働いた、とみる方が当たっているように思います。 クウェート(族)の不義を正さねばならないのです。 彼にとって見れば、クウェートは「国内問題」なのです。 フセインが「政治家」として もう少し、上手にクウェートを攻略すれば (米英に口実を与えないように) 湾岸戦争もイラク戦争も起きなくて済んだと思います。 そのあたりがフセインの限界だったのでしょう。 その後は米英からの干渉・恫喝に「男・フセイン」はひるむことが許されない状況におちいってしまった、と私は見ております。 |
敦煌様 ニック様 ワン太郎様 コメント頂き、有難うございました。少し(しかし些か長く)補足させて頂きます。 先の湾岸戦争の結果から、英米の軍事力を持ってすれば、イラクなどはひとたまりもないことは明白だったように思われます。多分、フセイン大統領にも明白だったと想像しましました。 他方、英米は何が何でも開戦し、フセインを潰す、と言うことは報道からは見え見えでした。 (ブッシュ米大統領が「イラクたたき」にご執心だった理由は、 1.自由と民主神国アメリカの「正義」の流布とテロ勢力の撲滅による「威信の回復」 2.共和党の資金源たる石油業界、軍需産業、ユダヤ資本の「利権の確保」 3.自己の再選戦略、ダディ・ブッシュの雪辱、ブッシュの「面子」・・・などなど、でしょうか) 仮に、このような状況認識が客観的に正しいとすれば、小生の如き、怯懦な市井人の感覚からして、フセイン大統領は、自身の保身、イラク国の保全の為には、ひたすら、国連(独仏を含む)に協力し、たとえ丸裸になっても、査察を完全に受け入れ、英米に開戦の「口実を与えない」ことにあったと思います。 然るに、彼は、最後の最後までブッシュ大統領と対峙し、国連の査察にも十分に協力的だったとは見えませんでした(大統領宮殿の査察などは拒否したと記憶します)。 何故、丸裸になれなかったか。 「髭のアラブの男の心意気」(敦煌さん、ワン太郎さん説)が邪魔をしたのでしょうか。 確かに、少なくとも、国民には心意気を見せなければならなかったと思います。しかし、開戦後の行動を見れば「心意気を持った男」とはとても思えませんし、最低限の「匹夫の勇」をも示していません。 「戦争に勝てる」と錯覚していたのでしょうか。それなら、敢えて言えば、馬鹿です。 「国連が開戦を阻止する」と読んでいたのでしょうか。それなら、多少、理解できます。 確かに、“フセインは「真の政治家」でなかった(ワン太郎さん説)”のでしょう。しかし、一国を統治している人間が、「心意気、意地」だけで、結果として国土を破壊し、国民を犠牲にしたのであれば恐ろしい事です。 このように、政治家としても人間としても取り得のないように見える人間にどうしてイラクの人は甘んじて統治されていたのでしょうか。「暴力による抑圧」の結果でしょうか。 「出る杭を打つ」のも人の性(虎的・権力志向人)ですが、また、「高いところに土盛り」するのも、また人の性(狐的・従属人)です。自己を支える取り巻き勢力に囲まれ、反対勢力を分割統治し、権力を維持できたものと想像しています。 このフセインの統治に甘んじたイラク国民は、自己責任においてこの戦争の惨禍を甘受しなければならないのでしょうか。 又、逆に、神国アメリカの正義の流布に「自らの意志で参画した」アメリカ軍兵士は、場合によっては、テロリストに首を掻き切られるのも自己責任として甘受しなければならないのでしょうか。 多分甘受しなければならないと考えます。仕方の無い事と思います。 (ここでは、国と国民の関係においては仕方が無いと思うのであり、人間として、人類同胞として仕方が無いと思っているわけではありません) 国の名の下における「戦争行為」において、直接「犠牲」になるのは「国民」であって 「統治者・政治家」ではありません。また、「春秋に義戦なし」、戦争は常に悪で、正しい戦争などありえないと思います。このことは歴史の教えるところです。 「戦争を法に基づいて公正に行なう」と言うのは、「大量破壊兵器などの近代的武器」の無かった「牧歌的な戦争(戦争が軍人同志の戦闘に限られ、普通市民を戦闘には巻き込まなかった)時代」のおとぎ話かと思います。現在「戦争」と言う法概念が認められているのは不可解ですが、戦争を必要とする軍需産業が相当のウエイトを持っていて、「戦争が必要悪」となっているのが現実で、これらの勢力に支えられた「好戦的」指導者(統治者)によって、また、「戦争は必要悪」が推進されてきているのでしょう。 以上のような事を考えると、我が国も「立派な統治者」を頭に頂きたいものとつくづく思います。主権在民の民主国家においては、「統治者は国民の代表」であり、その過程がいかなるものであれ、我々の統治者は、結果として、我々が選択した人となります。 若し、「立派な統治者」を選べないとしたら(また、選んでないとしたら)我々国民が「立派でない」と言う事になる仕組み・仕掛けになっています。 我々が平和を望むのであれば、法律に平和の担保を盛ることも大事ですが、「真に、平和を望み、戦争を排し、国民の安寧を望む、立派な統治者」を選ぶ眼をもつことも大事かと思います。法は、統治者によって実行されるのです。「解釈法律」などが許されるのであれば法の「明文規定」は、ある意味で、無力と言えます。 本スレッドは、「国(延いては国民)の運命」と「統治者の在り方・資質」について考えたく諸賢のコメントをお願いしたものです。以上、冗長で恐縮ですが、コメントを頂いた方に改めてお礼を申し上げ、この話題について小生の意見は終りにしたいと思います。 |
政権委譲を2日前倒しして・・ブッシュ大統領としては本心では早くイラクから手を引きたい・と言う事ですね。もちろんいろいろ具体的?な理由はあるのでしょうけれど・・ でも現実には多国籍軍と名を変えて米軍はそのまま、ついでに日本まで巻き込んで・・ イラク、査察をうけいれたんだったかどうか記憶がないのですけれど、たしかイラクの保有していたミサイルを廃棄したとおもいます、でもその直後に米軍、攻撃を開始したのではなかったのかなあ・・それとたしか開戦?して大してたたないうちに大量破壊兵器の保有に疑念が出たとおもいますが、そのときブッシュ大統領は「とにかくフセイン抹殺が目標」みたいなこと言ってませんでしたか?だったら、フセイン氏を拘束したとき、それで目的たっしたから・と言って米軍、引き上げる・事もできたはずですね。何しろフセインし拘束の発表のときぶっしゅ大統領「We Got 'em」だったか「We got him」だったかって「万歳」じゃないけど、やってませんでした?あれで米国関与おしまいにしとけばよかったのに・・・・・ 報道によれば フセイン氏、裁判に際して「これは茶番」っていったとか・・そう言いたくもなるでしょうね・・・・・ |