Page 968 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼軍隊などのパワー集団は「自己目的・自己増殖」の本性を秘めてる! 珍 源齋 04/7/9(金) 18:42 ┗Re(1):戦艦大和の悲劇! 珍 源齋 04/7/9(金) 22:10 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 軍隊などのパワー集団は「自己目的・自己増殖」の本性を秘めてる! ■名前 : 珍 源齋 ■日付 : 04/7/9(金) 18:42 -------------------------------------------------------------------------
軍隊に限らず、日本の道路公団などのパワー集団は その存在について自己目的「軍隊のための軍隊」「道路公団の為の道路公団」等々 のように一旦その存在が確立すると、本来の存在意義とは別の自己目的の本能が 顕著化する・・これは官僚の棲息する役所でも同じことで、自己目的化に熱心で さらに発展すると自己増殖が始まる・・「省益あって国益なし」 大戦中の陸軍と海軍の確執など戦時総動員体制下にあって考えられないこと・陸軍と海軍が別々に航空隊を持ち、しかも航空機の基礎設計の段階で部品、ネジ類の規格まで 異なってること、戦争以前の問題であったとのことを、航空兵で戦後、経済界の 重鎮にまでなられた方から伺った記憶がある・・。 思えばアメリカのアイゼンハウアー大統領も引退時の演説で軍や軍需産業の 自己目的を案じて、それを戒めることを強調してた・・。 「自己目的化と自己増殖化してた軍隊」無用の戦線拡大の果て大敗北・・ そして・国民を守り得なかった旧軍隊の実績は沖縄にも。旧満州。朝鮮にもあり 多くの方々の犠牲を今にしても衷心よりお気の毒に思える・・。 戦後発せられた現憲法は戦力の自己目的化と自己増殖は許さぬ形で機能してきた 事は高く評価をすべきである・・。 時として勇ましさの「付和雷同」は憲法や人々の理性さえ吹き飛ばしてしまう 危険性を持ってることは明治維新以後の日本「我が国」の歩んだ道筋に 明らかに刻まれてるから・・一旦冷静になって見直す必要があるのではないか! 8月15日も「もう間もなく」である・よ〜く考えてみたい・・。。 |
世界で始めて航空戦力をもって大英帝国海軍の旗艦「プリンス・オブ・ウエールス」 以下の英国海軍艦船に撃沈他大打撃を与えたマレー沖の海戦は・・。 航空機による世界で始めての日本海軍のオリジナル戦法であり・・ 従来の大型戦艦による大鑑・巨砲主義を根底から覆すことになった・・。 以後、アメリカでは建造中の戦艦の甲板擬装を取り払い航空甲板とした 航空母艦に替えることになり・・、加えて大量のパイロットの養成を早めた・。 その後、日本海軍のハワイ真珠湾への奇襲において航空戦力の実力を知った アメリカでは航空母艦を中心にした戦力へのシフトを更に強めた・・。 一方、日本では緒戦の戦果に気を良くしただけで、海軍力の大鑑・巨砲主義から 本格的な航空戦力への転換は行われずに、大鑑。巨砲主義の権化のような 戦艦大和の建造が莫大な費用「国家予算の数%にも及ぶ」をかけて行われてた。 その大転換をなし得なかった最大の理由は「既得権」「利権」が先行して・・ 戦略上の転換が図れなかった・・。この事は良く考えてみると現在でも続いてることで「道路政策」や「原子力政策」「ダム建設」「干潟の埋め立て」等々官僚の決定には誤謬なしとする・・ことで、今でも息長く懲りずに踏襲されている・・。 戦艦大和の悲劇としての想いを「戒めや反省のよすが」として今に「活かさねば」 ならぬとの想いを強くするが・・ ここの処を真摯に受け止めないと国民は再び大きな犠牲を払わせられることになる・・。 |