Page 1169 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼グリーンメール しまったk2 05/11/24(木) 21:38 ─────────────────────────────────────── ■題名 : グリーンメール ■名前 : しまったk2 ■日付 : 05/11/24(木) 21:38 -------------------------------------------------------------------------
グリーンメールなどと、カタカナ語を使うと、またまたお叱りを受けそうな老人党であるが、これは、とりあえず今の世の中の不愉快な話である。 グリーンメールとは、検索エンジンで「〜とは」とたずねると、即、教えてくれるが、これは暢気に構えた企業の株の一部を買占め、策を弄して株価を高値で買い戻してもらうことだそうである。 すると、最近、同じことがありました。ホリエモンが日本放送株を買い占めて、それをフジテレビに引き取らせたケースもグリーンメールである。 また、いま進行中の楽天のTBS株売買も、そんなところのようである。ようは、もっともらしくメディアの融合などと云いながらも、株の操作をして儲けようとすることが、本音のようである。 そして、いつもそこにからんだ村上ファンドが、法の不備や抜け道を突いて、株価が高騰したときに「売り抜け」ることを狙い、その利益は140億円にもなるという。阪神電鉄なども、株を買って配当を吐き出させて、それによって株価が高騰したときに、売り抜けようという、実に巧妙に利益を集めているという。 日本での、こうした形態の株取引が、いま、外国金融資本と個人投資家により、独壇的に行われ、その個人投資家の80%がネット取引で頻繁な株の売買を行っている。先日の東証のシステムダウンの引き金も、こうした集中取引によってなされたようである。 これまでは、個人投資家の大半は株を長期に保有して、その配当を受取るというオーソドックスな形態であった。また、そうすることが、証券市場の本来の目的である、企業の設備投資資金調達の場としての意味があった。 しかし、アメリカ式の思惑売買を行う市場原理主義により、次のホリエモンを夢見た多数の個人投資家がパソコンにしがみついて、株式市場を注視している図式は、あまり生産的健康的とは思えない。そして、その内の大多数の個人投資家はマネーゲームに負け、賢い一部投資家に利益を持っていかれる。これは、もう、賭博である。 こうして、大した汗も流さずに、「勝ち組」と「負け組み」が出来上がる世界が今の株の世界のようである。 |