Page 1183 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼経済学者に騙されないための経済学入門。 Gokai 05/11/17(木) 20:32 ┗Re(1):経済学者に騙されないための経済学入門。 昭和 人 05/11/17(木) 23:17 ┣Re(2):経済学者に騙されないための経済学入門。 Gokai 05/11/18(金) 21:51 ┗Re これも破産本ではないのですか? Gokai 05/11/20(日) 17:50 ┣Re(1):Re これも破産本ではないのですか? 昭和 人 05/11/20(日) 20:02 ┃ ┗Re(2):Re これも破産本ではないのですか? Gokai 05/11/20(日) 23:25 ┃ ┗Re(3):Re これも破産本ではないのですか? 昭和 人 05/11/21(月) 10:45 ┃ ┗Re(4):Re 現金と預金とお金が回る? Gokai 05/11/21(月) 21:26 ┃ ┗Re(5):Re 現金と預金とお金が回る? 昭和 人 05/11/22(火) 22:16 ┃ ┗Re(6):民間が民間のマネーの総量を増やすことは不可能 Gokai 05/11/23(水) 1:22 ┃ ┗Re(7):民間が民間のマネーの総量を増やすことは不可能 昭和 人 05/11/23(水) 20:21 ┗Re(1):Re これも破産本ではないのですか? rerere 05/11/20(日) 20:25 ┗Re(2):Re これも破産本ではないのですか? Gokai 05/11/20(日) 22:20 ┗無名の偉業 沈黙の初夏 05/11/26(土) 9:17 ┣Re(1):無名の偉業 rerere 05/11/27(日) 13:57 ┗Re(1):無名の偉業 Gokai 05/11/27(日) 18:16 ┗Re(2):無名の偉業 昭和 人 05/11/27(日) 22:51 ┣Re(3):無名の偉業 沈黙の初夏 05/11/28(月) 1:21 ┗Re(3):国債の価格の変動について Gokai 05/11/28(月) 7:57 ┗Re(4):国債の価格の変動について 昭和 人 05/11/28(月) 18:23 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 経済学者に騙されないための経済学入門。 ■名前 : Gokai ■日付 : 05/11/17(木) 20:32 -------------------------------------------------------------------------
昭和人さんへ 本日、上記タイトルの図書が手に入りました。 著者の高増明氏・竹治康公氏は経済学者のようです。 誤りの経済学で現代経済事情を解説しているように私には思えました。 一番大事なこと・・ 「景気が悪いのはなぜか」 「貿易収支の黒字はいいことで、赤字は悪いことか」 ・・で、もう間違えた著述をしています。 要するに教えられた知識の正しい検証が行われていないのです。 現代経済学の大前提、『貨幣とは何か?』・・この追求が不足しています。 その他、現政権を支える経済学者よりほんの少しましなことを言おうとしているのかな?と言う気もしますが落第といわざるを得ません。 この本を見て、思い出しました。完全ではありませんが、リチャード・クー氏の「バランスシート不況論」がかなり本質に近いのでお読みになってみればと思います。ただし私は「はじめに」の部分しか読んでいません。 |
▼Gokaiさん: >> >一番大事なこと・・ >「景気が悪いのはなぜか」 >「貿易収支の黒字はいいことで、赤字は悪いことか」 >・・で、もう間違えた著述をしています。 >要するに教えられた知識の正しい検証が行われていないのです。 >現代経済学の大前提、『貨幣とは何か?』・・この追求が不足しています。 > >その他、現政権を支える経済学者よりほんの少しましなことを言おうとしているのかな?と言う気もしますが落第といわざるを得ません。 了解しました。 ご指摘の視点から、見直して、チェックしてみます。読みにくいところが多い本でしたが、 これよりも、見て欲しかったのは、(Gokaiさんの主張に最も近いと思ったのは、もう一冊の「日本を滅ぼす経済学の錯覚」(堂免信義・光文社)です。最近安いので売れているようです。 同じように、評価してみてください。 > >この本を見て、思い出しました。完全ではありませんが、リチャード・クー氏の「バランスシート不況論」がかなり本質に近いのでお読みになってみればと思います。ただし私は「はじめに」の部分しか読んでいません。 この本は、rerereさんでしたかの、お勧めもあったので、全部読みました。 ただ、基本的なことは、よくわかるのですが、同じことを繰り返すので、少々、僻へきした記憶があります。でも、解りやすかったし、「合成の誤謬」でしたか強烈なインパクトを覚えました。ただ、この本では、「赤字国債が後の時代の人達に負担として残す」等の嘘の解明、マネーの分類、種類、などに触れていなかったことが、やや、不満だったかな。でも、Gokai主張がよく理解できる本ではありました。もう一度、読み直してみます。 有難うございました。 |
▼昭和 人さん: >これよりも、見て欲しかったのは、(Gokaiさんの主張に最も近いと思ったのは、もう一冊の「日本を滅ぼす経済学の錯覚」(堂免信義・光文社)です。最近安いので売れているようです。 >同じように、評価してみてください。 もう少し待っていただければと思います。 >>リチャード・クー氏の「バランスシート不況論」 >この本は、rerereさんでしたかの、お勧めもあったので、全部読みました。 >ただ、基本的なことは、よくわかるのですが、同じことを繰り返すので、少々、僻へきした記憶があります。でも、解りやすかったし、「合成の誤謬」でしたか強烈なインパクトを覚えました。ただ、この本では、「赤字国債が後の時代の人達に負担として残す」等の嘘の解明、マネーの分類、種類、などに触れていなかったことが、やや、不満だったかな。でも、Gokai主張がよく理解できる本ではありました。もう一度、読み直してみます。 リチャード・クー氏の言う合成の誤謬とは 各企業が投資を控え、利益を借金返済に廻す・・でしたか? これでは直接的に消費を冷やす行動だし、 借金を減らす行動は マクロで見れば、信用収縮ともいわれ、マネーサプライを減少させる行動ともなりますね。 |
▼昭和 人さん: 『日本を滅ぼす経済学の錯覚』(堂免信義・光文社) 手に入りましたのでチラッと見てみましたが、 日本国が借金で破産すると書いてありました。 だから拙主張とはまるで違います。 また、「財政赤字は国から国民への贈与」・・などの説も展開していますが結局、これもツケという表現で片付け、検証といえないような、突っ込み不足です。 それに過剰な貯蓄は国を滅ぼすともあります。・・ これも違います。民間は預金をすべきだし、余分な消費は悪いことです。 人々が余分な消費を止めて、その結果、生産が低迷するから経済が縮小して国力が落ちるなどという考えは誤りです。 この本もあまり読む気がしませんが、何か議論すべき内容があればご提示ください。 偉そうですみません、失礼しました。 >これよりも、見て欲しかったのは、(Gokaiさんの主張に最も近いと思ったのは、もう一冊の「日本を滅ぼす経済学の錯覚」(堂免信義・光文社)です。最近安いので売れているようです。 >同じように、評価してみてください。 |
▼Gokaiさん: >▼> 有難うございました。 こちらの方は、部分的には間違いがあるとしても、Gokaiさんも評価されるかなと思ったのですが、再度、ご指摘の視点から読み直してみます。 結局は、私自身がまだまだGokai論を、本当に、解っていないことに気がつきました。 引き続き、質問をしながら、学びたいとおもいますので、よろしく お願いします。 >『日本を滅ぼす経済学の錯覚』(堂免信義・光文社) > >手に入りましたのでチラッと見てみましたが、 >日本国が借金で破産すると書いてありました。 >だから拙主張とはまるで違います。 > >また、「財政赤字は国から国民への贈与」・・などの説も展開していますが結局、これもツケという表現で片付け、検証といえないような、突っ込み不足です。 上記は、よく再読してみます。 > >それに過剰な貯蓄は国を滅ぼすともあります。・・ >これも違います。民間は預金をすべきだし、余分な消費は悪いことです。 >人々が余分な消費を止めて、その結果、生産が低迷するから経済が縮小して国力が落ちるなどという考えは誤りです。 預金として、銀行へ入ったままでは、マネーが回らないから、経済の縮小になりませんか。会社の利益も、投資又は給与増加などに使わないで、資本蓄積(バランスシート化へ)として銀行へ預金されたら、同じく、縮小になりませんか? それとも、銀行から、必要な投資(国債の購入など)へ回るのでしょうか。 金持ち老人はもっと、子や孫のために、家の増築などに使うべきか、と思い込んでいました。間違いですか。 個人も会社も、貯蓄と借金の返済に多くあてることは、世の中への金回りが止まるから、経済成長の邪魔だと思っていました。 ご指摘ください。 > >この本もあまり読む気がしませんが、何か議論すべき内容があればご提示ください。 > >偉そうですみません、失礼しました。 > >> 有難うございました。 |
▼昭和 人さん: >結局は、私自身がまだまだGokai論を、本当に、解っていないことに気がつきました。 >引き続き、質問をしながら、学びたいとおもいますので、よろしく お願いします。 拙主張を理解して下さろうというのは大変に有り難く思います。 >>それに過剰な貯蓄は国を滅ぼすともあります。・・ >>これも違います。民間は預金をすべきだし、余分な消費は悪いことです。 >>人々が余分な消費を止めて、その結果、生産が低迷するから経済が縮小して国力が落ちるなどという考えは誤りです。 > >預金として、銀行へ入ったままでは、マネーが回らないから、経済の縮小になりませんか。会社の利益も、投資又は給与増加などに使わないで、資本蓄積(バランスシート化へ)として銀行へ預金されたら、同じく、縮小になりませんか? >それとも、銀行から、必要な投資(国債の購入など)へ回るのでしょうか。 まずは人々がお金を余分に持っていることが前提ですので、 人々が欲しい物の開発や生産は否定しません。だからそういう企業が発展することは本当の意味での市場原理に沿うことなので そういう意味での企業の盛衰は必要だと思います。 それが国力の増加に繋がります。 この15年間はそうではなかったのです。 まず始めに人々から莫大なお金を奪ったことが要諦でした。 そのために人々は欲しい物も買えなくなり、子供達に十分な教育も出来なくなり、企業は投資も出来ないばかりか、利益が出ているのに倒産したり、外資に買われる羽目になったのです。 そして死ななくて良い人々が大勢自殺しました。犯罪も経済苦のものが増えたようです。 経済活性化のためには無駄なものまで生産する。・・などというのは変です。 資源は大切にしなくてはなりません。 経済活性化の目的は人々の安定した生活が目的の筈ですから、人々が安心できるなら、経済活性化など無くても良いはずです。「主客転倒」の主は安定生活だったのです。 >金持ち老人はもっと、子や孫のために、家の増築などに使うべきか、と思い込んでいました。間違いですか。 >個人も会社も、貯蓄と借金の返済に多くあてることは、世の中への金回りが止まるから、経済成長の邪魔だと思っていました。 >ご指摘ください。 必要な投資をしない過度の借金返済は 技術力、経済力、国力が増加しませんので問題です。 でもこれの責任の大部分は政府の経済政策にあります。民間の問題ではありません。 尚、借金返済と貯蓄は同列に並べないほうが良いと思います。 また、経済成長というのと好況というのは ほぼ同義語だと思いますが、 それと経済力が増加するというのは別の概念としたほうが解かりやすいと思います。 そして金回りのカネは現金のことであって預金とは別物と考えていただければと思います。 本日は説明する根気に欠けているようですので大雑把になりましたが、もし疑義があればそのように個別に申されればそれに沿いたいと思います。 ごめんください。 |
▼Gokaiさん: お疲れのところを、回答ありがとうございました。 >>預金として、銀行へ入ったままでは、マネーが回らないから、経済の縮小になりませんか。会社の利益も、投資又は給与増加などに使わないで、資本蓄積(バランスシート化へ)として銀行へ預金されたら、同じく、縮小になりませんか? >>それとも、銀行から、必要な投資(国債の購入など)へ回るのでしょうか。 > >まずは人々がお金を余分に持っていることが前提ですので、 >人々が欲しい物の開発や生産は否定しません。だからそういう企業が発展することは本当の意味での市場原理に沿うことなので そういう意味での企業の盛衰は必要だと思います。 >それが国力の増加に繋がります。 > >この15年間はそうではなかったのです。 >まず始めに人々から莫大なお金を奪ったことが要諦でした。 >そのために人々は欲しい物も買えなくなり、子供達に十分な教育も出来なくなり、企業は投資も出来ないばかりか、利益が出ているのに倒産したり、外資に買われる羽目になったのです。 >そして死ななくて良い人々が大勢自殺しました。犯罪も経済苦のものが増えたようです。 > >経済活性化のためには無駄なものまで生産する。・・などというのは変です。 >資源は大切にしなくてはなりません。 >経済活性化の目的は人々の安定した生活が目的の筈ですから、人々が安心できるなら、経済活性化など無くても良いはずです。「主客転倒」の主は安定生活だったのです。 > >>金持ち老人はもっと、子や孫のために、家の増築などに使うべきか、と思い込んでいました。間違いですか。 > >>個人も会社も、貯蓄と借金の返済に多くあてることは、世の中への金回りが止まるから、経済成長の邪魔だと思っていました。 >>ご指摘ください。 > >必要な投資をしない過度の借金返済は 技術力、経済力、国力が増加しませんので問題です。 >でもこれの責任の大部分は政府の経済政策にあります。民間の問題ではありません。 以上よくわかりました。 >尚、借金返済と貯蓄は同列に並べないほうが良いと思います。 違うことは、常識としてはわかりますが、世の中へ回るマネーが少なくなることでは同じではありませんか。 ちょっと、本質的な経済成長への影響の違いを、説明していただけませんか。 > >また、経済成長というのと好況というのは ほぼ同義語だと思いますが、 >それと経済力が増加するというのは別の概念としたほうが解かりやすいと思います。 これも、よく、解ります。 >そして金回りのカネは現金のことであって預金とは別物と考えていただければと思います。 ここが、よく解りません。 現金といつでも使える預金は同じではないのですか。貯金箱として銀行へ預けるだけですから。 ありがとう ございました。 どうぞ、お暇のときに、また よろしく お願いします。 |
▼昭和 人さん: >>尚、借金返済と貯蓄は同列に並べないほうが良いと思います。 > >違うことは、常識としてはわかりますが、世の中へ回るマネーが少なくなることでは同じではありませんか。 >ちょっと、本質的な経済成長への影響の違いを、説明していただけませんか。 貯蓄するお金は 預貯金や株式や金塊ではなく、現金ですね。現金は銀行にとって何時までも滞留させておくわけにいきません。必ずすぐさま資産(例、融資貸付証書も資産)に変換しなければ預金者への金利が稼ぎ出せません。この銀行の資産変換の行為が世の中へ回るお金そのものです。 決して預金マネーというお金そのものが世の中に回る訳ではありません。 それに、預金者にとっては預金は現金そのものの動きをしますが、銀行にとって預金とは預金者からの現金の借り入れでもあることを忘れるわけに参りません。 だから預金とは立場によってその持つ意味が異なりますが、現金は 銀行と預金者の区別無くあくまで現金に過ぎません。 また、銀行を介した借金の増加は一方に同額のマネーを増加させます(これを信用創造という。)が・・反対の行為、つまり借金返済はこの事(信用創造)とは逆の行為ですから、マネーサプライの減少(民間のお金の総量の減少)行為・・となります。 民間のお金の総量減少は 即ち消費や投資の減少となります。 >>そして金回りのカネは現金のことであって預金とは別物と考えていただければと思います。 > >ここが、よく解りません。 >現金といつでも使える預金は同じではないのですか。貯金箱として銀行へ預けるだけですから。 つたない説明で申し訳ありません。ごめんください。 |
▼Gokaiさん: >▼> >貯蓄するお金は 預貯金や株式や金塊ではなく、現金ですね。現金は銀行にとって何時までも滞留させておくわけにいきません。必ずすぐさま資産(例、融資貸付証書も資産)に変換しなければ預金者への金利が稼ぎ出せません。この銀行の資産変換の行為が世の中へ回るお金そのものです。 >決して預金マネーというお金そのものが世の中に回る訳ではありません。 > >それに、預金者にとっては預金は現金そのものの動きをしますが、銀行にとって預金とは預金者からの現金の借り入れでもあることを忘れるわけに参りません。 >だから預金とは立場によってその持つ意味が異なりますが、現金は 銀行と預金者の区別無くあくまで現金に過ぎません。 よく解りました。 > >また、銀行を介した借金の増加は一方に同額のマネーを増加させます(これを信用創造という。)が・・反対の行為、つまり借金返済はこの事(信用創造)とは逆の行為ですから、マネーサプライの減少(民間のお金の総量の減少)行為・・となります。 ということは、民間企業は、銀行からの借金を返すよりも、事業に投資していくのが良いのですね。マクロ経済活性化(景気上昇)のために。また、政府もこれを支援するため、福祉や公共事業への投資(発注)を増やすべきですね。 1企業としては、難しいのですが、マクロ的には、銀行借金を大いに利用し、利益確保に企業努力し頑張っていけばよいですか。 バランスシート不況からの脱却は、簡単に言うと、こんなものでよいでしょうか。 > >民間のお金の総量減少は 即ち消費や投資の減少となります。 とは、銀行借金を早く無理して返さないで、再投資に向けるべきですか。 > >>> 有難うございました。 |
▼昭和 人さん: >>また、銀行を介した借金の増加は一方に同額のマネーを増加させます(これを信用創造という。)が・・反対の行為、つまり借金返済はこの事(信用創造)とは逆の行為ですから、マネーサプライの減少(民間のお金の総量の減少)行為・・となります。 > >ということは、民間企業は、銀行からの借金を返すよりも、事業に投資していくのが良いのですね。マクロ経済活性化(景気上昇)のために。 景気上昇が至上命題ではありません。 国民の安定生活が経済にとってのそれなのではありませんか? >また、政府もこれを支援するため、福祉や公共事業への投資(発注)を増やすべきですね。 だから景気上昇のために政府投資を増やすという発想は本来は主客転倒なのです。 あくまで国民生活のために何をなすべきかと考えるべきです。 だから、公共投資などという回りくどいことをしないで、直接、福祉や減税をするほうがまだ良いでしょう。 公共事業が将来のリターンに繋がるなら・・どうかという発想なら可ですが。 >1企業としては、難しいのですが、マクロ的には、銀行借金を大いに利用し、利益確保に企業努力し頑張っていけばよいですか。 マクロとは民間の問題ではなく政府の問題ではないでしょうか? 1990年以降民間でのお金の総量が大幅に減少しています。(これは資産評価マネーにおいての減少です。) お金が少ない処・時では幾ら企業努力を使用がお金を稼ぐことが出来ません。だからこんな状況では借金を増やす行為は企業の自殺行為です。 政府がお金を増やす行動をしないのであれば、民間は動いてはならないのです。 >バランスシート不況からの脱却は、簡単に言うと、こんなものでよいでしょうか。 バランスシートが悪い、つまり借金総額に対する資産価格の総量が不足しているのですから、民間はそれを良くするための行動は借金返済しか方法がありません。 もう一つのバランスシートを良くする方法、つまり、資産価格の上昇は政府の仕事です。民間の仕事ではありません。 >>民間のお金の総量減少は 即ち消費や投資の減少となります。 >とは、銀行借金を早く無理して返さないで、再投資に向けるべきですか。 民間のお金の総量を増やす方法は どちらも政府の仕事ですが、 二つあります。 一つは、株価と地価の上昇のよる資産評価マネーの増加。 もう一つは、 膨大な量の赤字国債の発行による信用創造マネーの増加です。 目安はほぼ3000兆円ぐらいでどうでしょうか。もちろん臨機応変に変更すべきではあります。 ただ、通貨発行特権を持つ政府にとっては赤字国債の発行は通常呼ばれる借金とは違う概念のものでありますから、その発行量の残高を危惧する必要はありません。 つまり、民間自信がお金の総量を 確実に増やすことは物理的に不可能ですから、お金の総量を増やす目的で、「利益を再投資に向ける」べきでないことは明白です。 ごめんください。 |
▼Gokaiさん: >▼昭和 人さん: >>>>> >>ということは、民間企業は、銀行からの借金を返すよりも、事業に投資していくのが良いのですね。マクロ経済活性化(景気上昇)のために。 > >景気上昇が至上命題ではありません。 >国民の安定生活が経済にとってのそれなのではありませんか? それは、そのとおりですね。 常識として、思い込み誤解していたようです。 > >>また、政府もこれを支援するため、福祉や公共事業への投資(発注)を増やすべきですね。 > >だから景気上昇のために政府投資を増やすという発想は本来は主客転倒なのです。 >あくまで国民生活のために何をなすべきかと考えるべきです。 >だから、公共投資などという回りくどいことをしないで、直接、福祉や減税をするほうがまだ良いでしょう。 >公共事業が将来のリターンに繋がるなら・・どうかという発想なら可ですが。 これも、全くそのとおりですね。一部のエコノミストに洗脳されていたようです。 > >>1企業としては、難しいのですが、マクロ的には、銀行借金を大いに利用し、利益確保に企業努力し頑張っていけばよいですか。 > >マクロとは民間の問題ではなく政府の問題ではないでしょうか? > >1990年以降民間でのお金の総量が大幅に減少しています。(これは資産評価マネーにおいての減少です。) >お金が少ない処・時では幾ら企業努力を使用がお金を稼ぐことが出来ません。だからこんな状況では借金を増やす行為は企業の自殺行為です。 >政府がお金を増やす行動をしないのであれば、民間は動いてはならないのです。 企業努力で社員のマネー(給料)を増やすことを、いつも考えるものですから。 価格競争(値下げ競争)・価格破壊で自分たちの首を絞めていることは確かです。 > >>バランスシート不況からの脱却は、簡単に言うと、こんなものでよいでしょうか。 > >バランスシートが悪い、つまり借金総額に対する資産価格の総量が不足しているのですから、民間はそれを良くするための行動は借金返済しか方法がありません。 >もう一つのバランスシートを良くする方法、つまり、資産価格の上昇は政府の仕事です。民間の仕事ではありません。 > >>>民間のお金の総量減少は 即ち消費や投資の減少となります。 >>とは、銀行借金を早く無理して返さないで、再投資に向けるべきですか。 > >民間のお金の総量を増やす方法は どちらも政府の仕事ですが、 >二つあります。 > >一つは、株価と地価の上昇のよる資産評価マネーの増加。 >もう一つは、 >膨大な量の赤字国債の発行による信用創造マネーの増加です。 >目安はほぼ3000兆円ぐらいでどうでしょうか。もちろん臨機応変に変更すべきではあります。 >ただ、通貨発行特権を持つ政府にとっては赤字国債の発行は通常呼ばれる借金とは違う概念のものでありますから、その発行量の残高を危惧する必要はありません。 > >つまり、民間自信がお金の総量を 確実に増やすことは物理的に不可能ですから、お金の総量を増やす目的で、「利益を再投資に向ける」べきでないことは明白です。 よく解りました。 有難うございました。 > |
▼Gokaiさん: >『日本を滅ぼす経済学の錯覚』(堂免信義・光文社) > >手に入りましたのでチラッと見てみましたが、 >日本国が借金で破産すると書いてありました。 >だから拙主張とはまるで違います。 > >また、「財政赤字は国から国民への贈与」・・などの説も展開していますが結局、これもツケという表現で片付け、検証といえないような、突っ込み不足です。 > >それに過剰な貯蓄は国を滅ぼすともあります。・・ >これも違います。民間は預金をすべきだし、余分な消費は悪いことです。 >人々が余分な消費を止めて、その結果、生産が低迷するから経済が縮小して国力が落ちるなどという考えは誤りです。 > >この本もあまり読む気がしませんが、何か議論すべき内容があればご提示ください。 > 日本を滅ぼす「経済学の錯覚」 読んでいないのでなんとも言えませんが、カスタマーレビューを見ると、「日本の公共機関やその外郭団体が有する不透明で信用創造を伴わない、私的蓄財同然の事業と体質を見直すことを足がかりに、国家財政の均衡を図るべきとする。」とあるのでやはり基本は歳出の削減で財政再建をしようという主張のようですからGokaiさんの主張とは根本的に違うかもしれません。 私が読んだ本の中では謎解き!平成大不況等はなかなかいい本だったように思いましたが如何でしょう。 ただこの本も国債の発行だけでは景気回復には結びつかないととしていますからGokaiさんの主張とは少し違うかもしれません。ただ、信用創造の仕組み等について図解入りでわかりやすく説明されているので、そのあたりを理解して貰うのにいい本ではないかと時折お勧めしています。 |
▼rerereさん: >> >日本を滅ぼす「経済学の錯覚」 >読んでいないのでなんとも言えませんが、カスタマーレビューを見ると、「日本の公共機関やその外郭団体が有する不透明で信用創造を伴わない、私的蓄財同然の事業と体質を見直すことを足がかりに、国家財政の均衡を図るべきとする。」とあるのでやはり基本は歳出の削減で財政再建をしようという主張のようですからGokaiさんの主張とは根本的に違うかもしれません。 > >私が読んだ本の中では謎解き!平成大不況等はなかなかいい本だったように思いましたが如何でしょう。 >ただこの本も国債の発行だけでは景気回復には結びつかないととしていますからGokaiさんの主張とは少し違うかもしれません。ただ、信用創造の仕組み等について図解入りでわかりやすく説明されているので、そのあたりを理解して貰うのにいい本ではないかと時折お勧めしています。 リチャードAベルナー氏の著書「円の支配者」、「虚構の終焉」、その解説書の「謎解き平成大不況」はきっとお勧めだろうと思います。 私が読んだのは円の支配者と虚構の終焉だけですが 解説書なら私もお勧めしたいと思います。 それから森永卓郎氏の「日銀不況」もお勧めです。 但しどちらの方のご意見にもも手放しで賛同できないのが残念に思います。 |
世の中の現象を説明し、次に行くには、 一番矛盾の少ない仮説が常識として共有されねばならない。 今のところ件のHPがそれにあたる。 http://www2.tba.t-com.ne.jp/ino-shi/index.htm/ HPに足りないものは「学者」という権威だけだ。 が、この権威がないと庶民は内容を検証しようともしない。 非常に残念である。 |
▼沈黙の初夏さん:こんにちは >世の中の現象を説明し、次に行くには、 >一番矛盾の少ない仮説が常識として共有されねばならない。 > >今のところ件のHPがそれにあたる。 > >http://www2.tba.t-com.ne.jp/ino-shi/index.htm/ > >HPに足りないものは「学者」という権威だけだ。 >が、この権威がないと庶民は内容を検証しようともしない。 > >非常に残念である。 権威というのは、庶民を騙すのに都合がいい。 メディアなどに頻繁に登場する学者や評論家ほどデタラメ なのが多いのに皆それを検証もしないで信じ込んでしまう。 借金を気にしているはずの政府が、これ以上ないほどの無駄な 支出をしている矛盾にメディアは批判もしない。 http://www.business-i.jp/news/kinyu-page/news/200511180014a.nwc |
▼沈黙の初夏さん:こんにちは >世の中の現象を説明し、次に行くには、 >一番矛盾の少ない仮説が常識として共有されねばならない。 一番矛盾が少ないかどうか?・・これが検証だろうと思う。 けれども戦後教育は社会教育であろうと学校教育であろうと、記憶中心になっていたようです。教師もそれを疑おうとしなかったばかりか、反論する生徒や、反論する大人を煙たがったに違いない。 そうやって反論する意識を摘み取れば、人々は自分の考えを捨て権威にしがみつく。 自分の考えを持たず、人の考えに従う。・・戦後の一時期危惧された人間のロボット化が現実化しているようです。 >今のところ件のHPがそれにあたる。 > >http://www2.tba.t-com.ne.jp/ino-shi/index.htm/ ↑これは賞賛に値する業績だと思います。 >HPに足りないものは「学者」という権威だけだ。 >が、この権威がないと庶民は内容を検証しようともしない。 > >非常に残念である。 |
▼Gokaiさん: >▼沈黙の初夏さん:こんにちは > >>>> >>http://www2.tba.t-com.ne.jp/ino-shi/index.htm/ > >↑これは賞賛に値する業績だと思います。 > > 「景気対策」解りやすく、前から感服させられました。 Gokaiさん、一つ確認のため教えてください。 国債の消化について、今は売れているようですが、赤字国債が増えてくると価格低下、消化不足(売れない)などを懸念していたのですが。 ・国債を日銀が直接買い取ることに問題はないのでしょうか? であれば、面倒な市場売買(入札)などしなくとも、政府支出増加はできるのではありませんか。 ・赤字国債残高が大きくなってマネーが増えると、円が安くなりませんか。 (現状日本では、まだまだインフレにはならないことは解りますが) また、その影響は、「景気対策」では、輸出がよくなり、かえって良いのではと書かれていましたが。 |
▼昭和 人さん: >「景気対策」解りやすく、前から感服させられました。 >Gokaiさん、一つ確認のため教えてください。 >国債の消化について、今は売れているようですが、赤字国債が増えてくると価格低下、消化不足(売れない)などを懸念していたのですが。 > >・国債を日銀が直接買い取ることに問題はないのでしょうか? >であれば、面倒な市場売買(入札)などしなくとも、政府支出増加はできるのではありませんか。 本題とはズレるが、 おそらくは日銀の倉庫に眠っている(?)国債券が火事で燃えて全焼したとしよう。 私は知りたい。 いったい誰が困るのだろう? |
▼昭和 人さん:根気よくご検証くださり感謝します。 >Gokaiさん、一つ確認のため教えてください。 >国債の消化について、今は売れているようですが、赤字国債が増えてくると価格低下、消化不足(売れない)などを懸念していたのですが。 国債価格は国際市場での現金量と国債の売り出し量で決定されると思います。 現金が多くなれば国債価格は上昇し、現金が減少すれば下落します。 需要と供給の大原則は生きているのではないですか? 日銀が国債を購入することは即ち市場への現金供給ですから、 現金量に比べて、国債の放出量が希少化しますので価格上昇となります。 >・国債を日銀が直接買い取ることに問題はないのでしょうか? 日銀が保有する国債に対して支払われる金利が増えても、それはいずれ国庫に納入される剰余金になるわけですし、問題はありません。 ただ、余分な現金は米ドル購入に回るお金も増えそうですのでそれが問題ともいえます。だからその対策は必要です。 >であれば、面倒な市場売買(入札)などしなくとも、政府支出増加はできるのではありませんか。 日銀直接買い取りは同額の現金供給を意味しますが市場入札はその現金量の調節にもなります。 また日銀は市場に余った現金を吸収することもします。これは売り操作(オペレーション)といわれます。逆に現金が不足すれば市場から日銀が国債を買い入れ現金を供給します。これは買いオペといわれます。 >・赤字国債残高が大きくなってマネーが増えると、円が安くなりませんか。 く赤字国債残高ではなく、公開市場における現金量があまってくるとそれがドル買いに回り、円安となります。それが現在の円安と思っています。他の公開市場へもっと現金が回りやすくすればそれは解消されると思います。 >(現状日本では、まだまだインフレにはならないことは解りますが) >また、その影響は、「景気対策」では、輸出がよくなり、かえって良いのではと書かれていましたが。 |
▼Gokaiさん: >▼昭和 人さん:根気よくご検証くださり感謝します。 ご丁寧な、回答、説明を有難うございました。 よく解りました。 よい勉強になりました。 それにしても、最近の政府の増税案、緊縮財政、各種福祉政策の縮小など等みんな反対のことをやろうとしています。 「人の幸せな生活」とは逆方向に向かっているのではないか。 > >>Gokaiさん、一つ確認のため教えてください。 >>国債の消化について、今は売れているようですが、赤字国債が増えてくると価格低下、消化不足(売れない)などを懸念していたのですが。 > >国債価格は国際市場での現金量と国債の売り出し量で決定されると思います。 >現金が多くなれば国債価格は上昇し、現金が減少すれば下落します。 >需要と供給の大原則は生きているのではないですか? > >日銀が国債を購入することは即ち市場への現金供給ですから、 >現金量に比べて、国債の放出量が希少化しますので価格上昇となります。 > >>・国債を日銀が直接買い取ることに問題はないのでしょうか? > >日銀が保有する国債に対して支払われる金利が増えても、それはいずれ国庫に納入される剰余金になるわけですし、問題はありません。 >ただ、余分な現金は米ドル購入に回るお金も増えそうですのでそれが問題ともいえます。だからその対策は必要です。 > >>であれば、面倒な市場売買(入札)などしなくとも、政府支出増加はできるのではありませんか。 > >日銀直接買い取りは同額の現金供給を意味しますが市場入札はその現金量の調節にもなります。 >また日銀は市場に余った現金を吸収することもします。これは売り操作(オペレーション)といわれます。逆に現金が不足すれば市場から日銀が国債を買い入れ現金を供給します。これは買いオペといわれます。 > >>・赤字国債残高が大きくなってマネーが増えると、円が安くなりませんか。 > >く赤字国債残高ではなく、公開市場における現金量があまってくるとそれがドル買いに回り、円安となります。それが現在の円安と思っています。他の公開市場へもっと現金が回りやすくすればそれは解消されると思います。 > > ありがとう ございました。 |