Page 1198 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼言いたい放題 どんぐり 05/11/30(水) 16:20 ┗Re(1):言いたい放題 もの申す 05/11/30(水) 18:46 ┗Re(2):言いたい放題 キタキツネ 05/11/30(水) 19:24 ┗Re(3):言いたい放題 ギアえもん 05/11/30(水) 19:43 ┗Re(4):言いたい放題 しまったk2 05/11/30(水) 21:43 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 言いたい放題 ■名前 : どんぐり <seifukada@ybb.ne.jp> ■日付 : 05/11/30(水) 16:20 -------------------------------------------------------------------------
姉歯一級建築士の建築構造強度偽造に端を発した問題について、報道機関は偽造に関わったとみられる企業の代表者をテレビに登場させたり、国会はこれらを参考人招致したりして盛んに報道しているが、一口にいってそんなことをして何になるのだろう。 誰が具体的にどういう風に関与したのか、明確にわからないままテレビに登場させたり、国会に招致したりして問いつめようとしても、結局は責任のなすりあい、自己宣伝、否認、言いたい放題で、真相は解明されないし、野次馬的報道にすぎない、また今後司直の手でそれを解明しようとする際に障害になることも多いのではないだろうか。真相の解明は、まず証拠をできるだけ押さえ、関係者の取り調べも、関係者を別々に取り調べてその申し立ての矛盾をついていかなければできることではないと思います。そうしてきちんとやらないと被害者の救済にもならないと思います。 報道機関や、国会が先走ってそんなことをやろうとするのではなく、国会は国会として国の制度の欠陥や救済の手だてを、報道は被害者の声や今後の生活の不安、制度の責任追及などを報道することに集中して欲しいのです。みなさんどう思われますか。 |
どんぐりさん 仰るとおりです。国会の意見聴取をTVで見ていて、質問する議員のバカさ加減にあきれました。彼らは質問の仕方も知りません、いや考えてもいません。 「貴方はウソをついているのではないですか?」などと質問して、誰が「はいウソをついています」と答えるでしょうか。 一事が万事総てこの調子です。検事の取調べとは異なって当然かも知れませんが、法律を作る立場の者が法律について何も質問していません。 建築基準法の耐震強度は必要最少限を規制しているのであり、規制どおり設計したものから鉄骨を一本減らせば規制から外れるのはバカでも分ることです。 それなのに経済設計とか訳の分らぬ発言をした業者を法律内容で追求することもなく、小学生のような質疑に終始していました。 国が本来やるべきことはどんぐりさんの言われるとおりであり、議員達には購入者の救済を最も重要な課題として考えて貰いたいものです。 更に官の無責任体質が今回も露呈しました。業者の不正追求と同時に官の無責任体質の改革こそ彼らが真剣に取り組まねばならない課題のように思います。 |
▼もの申すさん: >どんぐりさん 私はお二人とは少し違う見解を持っています。 全国民が注視している国会の参考人質疑で、本当のことを言うと思いますか? この辺が欧米と違うところです。こうした大事件の裏には、必ず大きな原因があるはずです。二度と同じ過ちを起こさないためには、本当の真実を明らかにする必要があると思うのです。 アメリカでは犯人探しよりも、二度と同じことを起こさないことに重きを置きます。そのために司法取引とか、航空機事故のような大事故の場合は、真実を述べたら罪を免責するようなことが度々行なわれています。 今回の国会・参考人質疑は国も事件の当事者も責任逃ればかりで、結局はJR西日本の事故のときもそうでしたが、本当の真実が見えてきません。 その結果、またいつの日か忘れた頃に同じようなことが起きるのです。 今被害者が求めているのは「犯人探し」じゃありません。一日も速く安全で安寧な日常を取り戻すことでしょう。もちろん、二度とこのようなことを繰り返さないための「原因追求」は、当たり前のことで何よりも優先されることですが、それは犯人探し・責任追及とは違う問題と気づくべきです。 日本人もいい加減に「性善説」から卒業しなければなりません。人間というのは愚かなんですよ。どんな何人でも「間違い」は犯すし、罪を犯すのです。 そういう意味では、日本は全ての面において「危機管理」が立ち遅れているように感じます。国は今回のことを良い教訓とし、民営化をして良いもの、国がやるべきものを、今一度検証する必要があるように思います。 |
▼キタキツネさん: >▼もの申すさん: >>どんぐりさん > > 日本人もいい加減に「性善説」から卒業しなければなりません。人間というのは愚かなんですよ。どんな何人でも「間違い」は犯すし、罪を犯すのです。 しかし性悪説を採用すると、危険にあっている人を衝動的に助けることは どうなるんですかね? 問題なのは、そういう人間に育てる社会構造だそうですよ。 つまり金の存在と、弱肉強食を良しとしていることですかね。 まあ、最近読んだある本に書かれてることなんですけどね。 |
▼ギアえもんさん: >> >> 日本人もいい加減に「性善説」から卒業しなければなりません。人間というのは愚かなんですよ。どんな何人でも「間違い」は犯すし、罪を犯すのです。 > >しかし性悪説を採用すると、危険にあっている人を衝動的に助けることは >どうなるんですかね? >問題なのは、そういう人間に育てる社会構造だそうですよ。 >つまり金の存在と、弱肉強食を良しとしていることですかね。 >まあ、最近読んだある本に書かれてることなんですけどね。 性悪説だけとしても戒律と絶望になり、性善説に偏っても妥協と欺瞞になり、2項対立で人間を律しようとすると矛盾します。かねてから優劣、善悪、上下、高低、など形容詞によるデジタルな2極化をもって社会を見る目が先鋭化していくほどに判断力が現実と乖離していくように思っています。 多様化ということは、別なことばで言えば、或る人間にとってはグレーゾンとも思えます。そのグレーゾンから両極に手を差し出す必要がありそうです。 |