Page 1290 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼人間の分類化の問題点 安本単三 05/12/20(火) 15:27 ┣Re(1):人間の分類化の問題点 たけチャン 05/12/20(火) 20:40 ┃ ┗Re(2):人間の分類化の問題点 Gokai 05/12/21(水) 0:39 ┃ ┗Re(3):人間の分類化の問題点 たけチャン 05/12/21(水) 19:29 ┃ ┗Re(4):人間の分類化の問題点 Gokai 05/12/21(水) 20:36 ┃ ┗Re(5):人間の分類化の問題点 安本単三 05/12/23(金) 12:57 ┃ ┗Re(6):人間の分類化の問題点 Gokai 05/12/24(土) 0:44 ┃ ┗日本の自滅コース たけチャン 05/12/24(土) 10:18 ┃ ┣Re(1):日本の自滅コース 安本単三 05/12/24(土) 11:43 ┃ ┃ ┗Re(2):日本の自滅コース たけチャン 05/12/24(土) 13:32 ┃ ┗Re(1):日本の自滅コース Gokai 05/12/24(土) 20:41 ┃ ┗Re(2):日本の自滅コース たけチャン 05/12/24(土) 21:01 ┃ ┗Re(3):日本の自滅コース Gokai 05/12/24(土) 22:37 ┃ ┗Re(4):日本の自滅コース rerere 05/12/25(日) 0:14 ┃ ┣Re(5):日本の自滅コース 沈黙の初夏 05/12/25(日) 10:35 ┃ ┃ ┣Re(6):日本の自滅コース たけチャン 05/12/25(日) 12:57 ┃ ┃ ┗Re(6):日本の自滅コース チャトラ 05/12/25(日) 13:18 ┃ ┗Re(5):日本の自滅コース Gokai 05/12/25(日) 21:52 ┃ ┗Re(6):日本の自滅コース rerere 05/12/26(月) 8:34 ┗Re(1):人間の分類化の問題点 たけチャン 05/12/23(金) 22:35 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 人間の分類化の問題点 ■名前 : 安本単三 ■日付 : 05/12/20(火) 15:27 -------------------------------------------------------------------------
ツリーが一杯になりましたが、重要なのでスレッドを新たに起こします。 タケちゃんさんより引用。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 問題児で更正が困難であっても、自分の子どもであったり、教育者が責任を持つ生徒であれば、良い子と同じように扱うということが日本の場合広く行われてきた。現在の法律の人権とは、この広く見られるところの、最初から人間を区別しないこと、つまり良い子も悪い子も同じように扱うという習慣を追認したものと思われる。 とはいえ人間を分類化することがある。例えば、 とても悪い人 悪い人 普通の人 良い人 とても良い人 更正の見込みの無い人には、人権がない、と言う場合である。 分類すれば、それだけで問題が解決するかのような錯覚を招き易い。 アメリカの医者がやっていることがそれである。悪い臓器は徹底して摘出するのである。虫歯だったら、日本ではセメントを詰めて治療するが、アメリカでは全て抜いて終わりである。悪い人間は刑務所に隔離して、物理的に排除すれば問題解決となる。野菜を食い散らかす虫も殺虫剤をばら撒いて、益虫も根こそぎ殺して終わりである。益虫がいなくなると野菜の栄養が足りなくなるから化成肥料をたっぷり与えることになる。何十年か後にはそのために耕地が砂漠化する。イラクに虫歯の菌がいるからと、イラクに戦争を仕掛けて、フセイン菌を排除するようなものである。一見して問題が解決したかに見える。しかし、残念ながらそれは錯覚である。 アメリカ自身がどうなっているかを見れば良く分る。金持ちは犯罪を恐れて、中国の古代都市のような城壁に囲まれた町に住んでいる。東南アジアでもビレッジという一角があり、高い城壁に守られている。出入りはガードマンが詰めるゲートを使う。まるで数千年も時代を遡った中国の時代である。城壁とカネで守られた民主主義と自由が、アメリカが目指すものなのでしょうか。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 良い悪いにどこの国どの時代でも支配層の価値判断が転写されるというのが恐い。 アメリカにはトレーラーハウスと言うのがあって、コンテナ車のコンテナ部分が住居なんです。移動労働者の住まいで、アメリカは土地が広いので、設置場所は自治体が用意しているようなのですが、ヒスパニックなどが利用しているみたいです。 輸入オレンジなどはこういう人が低賃金で収穫作業にあたるので価格が安い。 ヒスパニックなんてのは公民権があってもスペイン語を話す人家畜扱いと言えるかも知れません。 なお、たけチャンさんのようなまじめな方に生物学についてとぼけてすみませんでした。たけチャンさんと認識にそう開きは無いでしょう。でも直近の情報にはうといですが。 生物学者の中でも生態学者は、絶滅危惧種の保全、里山の保全、生物分布地図作成、生物多様性の評価などで頭が一杯のようです。もちろんドーキンスは皆さん読んでいますよ。彼らは人間社会の分析より、人間の文明がもたらした他生物への悪影響について、研究発表・活動に余念がありません。彼らは、ドーキンスで人間社会を語る事には用心深く「私は文化人類学者ではありませんから」とまあ軽くいなす訳ですよ。知っている者の怖れというか。 それにしても環境破壊大国米国の生態学者はどうしているのでしょうね。 眠るって本能ですよね・・最近睡眠改善剤が市販されていますし心療内科で睡眠剤をもらっている人が多い・・なぜでしょう・・労働環境・昼夜明環境などが本能を危うくしているのではないでしょうか? 原因排除よりも薬で・・これもアメリカ流かも知れませんね。 |
▼安本単三さん: 新たなスレッドを立てて頂き有難うございます。人間を分類化すること、例えばあいつは異常とか、医学的に見て更正の可能性が無いから、隔離してはどうかという意見がある。それはそれで、非常に御もっともな意見である。ただ心配な点は、人間を管理しようとする発想があることである。危険な人間は何時の時代にも居り、放置すれば凶悪犯罪が起きる。日本の社会は在る程度、そのような凶悪犯罪を許容してきたのではないだろうか。言い換えれば、専門家に投げるのではなくて、自らの問題として受け止めてきたのではないだろうか。 私の経験から言えば、人間は分類されることを非常に嫌がる。例えば学校で教師がクラスの席替えする時に、成績順に席を決めようとすると、生徒は全員が反対する。成績のいい子は、自分はいい子だとは思われたくないし、成績か最下位の生徒は恥ずかしくて、翌日から学校に登校しないこともある。成績で分類されると、非常にストレスが高まるのである。日本の家庭の中では子どもを差別しないことが習慣であり、常識になっている。したがって教師が生徒をえこひいきすると、生徒の間で直ぐに悪い評判になるのである。 中学校までは成績でクラス分けすることも無かった。ところが高校では成績でクラス分けをする。あるクラスは国立大学受験クラス、他のクラスは公立大学受験クラス、別のクラスは私立大学受験クラス、残りは就職クラスといった感じである。卒業後何十年か経って、クラス会が行われることがある。中学のクラス会は集まりがいい。ところが高校のクラス会は集まりが悪い。私の経験から判断すると、人間の分類化は人間を砂漠化するようである。人間は一人では何も出来ない。政治にしろ、経済、地域の活性化しろ、人が集まって何かをするときは気配りも必要である。ところが、強制的に分類化された人間は、仲間を作ることが下手である。 また企業を見ても、トヨタがGM、フォードと大きく違うところは、社員を階級化(分類化)しないことである。GMでは幹部専用の食堂があるという。一時期、トヨタの日本的な雇用方式が世界に通用するだろうかと危ぶまれたことがあった。ところが今やGMを押しのけて世界一のメーカーになろうとしている。トヨタでは社長も平の社員と同じ昼食を取ることが、評判になったことがある。今では多くの書籍で紹介されているトヨタ成功の秘訣は、単純に日本の何処にでもある人間を差別しないを愚直に実践したことと言われている。もちろん、トヨタの社員とそうでない者とは経済的には大きな差別が現実には在る。 人間を分類化、差別化すればいいこともあるでしょう。しかし、多くの場合分類化によってストレスが発生したり、、思わぬ落とし穴に嵌ることもある。 >ツリーが一杯になりましたが、重要なのでスレッドを新たに起こします。 >生物学者の中でも生態学者は、絶滅危惧種の保全、里山の保全、生物分布地図作成、生物多様性の評価などで頭が一杯のようです。もちろんドーキンスは皆さん読んでいますよ。彼らは人間社会の分析より、人間の文明がもたらした他生物への悪影響について、研究発表・活動に余念がありません。彼らは、ドーキンスで人間社会を語る事には用心深く「私は文化人類学者ではありませんから」とまあ軽くいなす訳ですよ。知っている者の怖れというか。 >それにしても環境破壊大国米国の生態学者はどうしているのでしょうね。 > >眠るって本能ですよね・・最近睡眠改善剤が市販されていますし心療内科で睡眠剤をもらっている人が多い・・なぜでしょう・・労働環境・昼夜明環境などが本能を危うくしているのではないでしょうか? >原因排除よりも薬で・・これもアメリカ流かも知れませんね。 |
▼たけチャンさん: ▼安本単三さん: >新たなスレッドを立てて頂き有難うございます。人間を分類化すること、例えばあいつは異常とか、医学的に見て更正の可能性が無いから、隔離してはどうかという意見がある。それはそれで、非常に御もっともな意見である。ただ心配な点は、人間を管理しようとする発想があることである。危険な人間は何時の時代にも居り、放置すれば凶悪犯罪が起きる。日本の社会は在る程度、そのような凶悪犯罪を許容してきたのではないだろうか。言い換えれば、専門家に投げるのではなくて、自らの問題として受け止めてきたのではないだろうか。 > >私の経験から言えば、人間は分類されることを非常に嫌がる。例えば学校で教師がクラスの席替えする時に、成績順に席を決めようとすると、生徒は全員が反対する。 人々は人々を区別や分類をする必要があります。あの人は優しい、あの人は冷酷だ、あの人は頭が良い、あの人は家がよい・・のように。 これはよりよい人生を送るために必要なことだと思うが、 戦後の誤りの平等観はこの感覚を否定してきた。 そしてその感覚を学校などの公教育の場で子供達に押し付けてきた。 本当はその平等観は人がその心が成長発育するには多くの矛盾を含んだ倫理観であったのに、それに対して反発を許さない教師や大人や社会は そのように子供達の疑問奪い、その疑問からくる思考を育む機会を奪ってきた。 だから社会に協調を欠いた子供達が量産されてきたのではないかと疑う。 人間の持つ本能を個の保存本能と種の保存本能というように 大きく二つに分けられるが、実はこれらの二つの本能は相反する部分が結構多いようである。 つまりどちらも必要なものであるのにバランスが取れにくい代物なのかもしれない。 また、大脳新皮質は個の保存本能の多くの部分を占める欲望を 増幅する機能を持つ様でもある。 と言うように人は壊れやすい知的生命であるのに戦後の非差別主義を中心とした倫理観は子供達の思考の脆弱化を進行させ、これら二つの保存本能の連携を壊してしまったように思える。 という風であるなら、まさに思わぬ処の落とし穴と言える。 |
▼Gokaiさん: > >人々は人々を区別や分類をする必要があります。あの人は優しい、あの人は冷酷だ、あの人は頭が良い、あの人は家がよい・・のように。 以上の区別や分類は自然なことで、あえて必要があるとは言いません。 >これはよりよい人生を送るために必要なことだと思うが、 >戦後の誤りの平等観はこの感覚を否定してきた。 >そしてその感覚を学校などの公教育の場で子供達に押し付けてきた。 と、gokaiさんが思っているだけの、つまり誤解だと思います。私は、そのような誤った平等観がどういいうものかさっぱり分りません。誤った平等観とは、具体的にどういうことですか。それが無ければ議論になりません。 > >本当はその平等観は人がその心が成長発育するには多くの矛盾を含んだ倫理観であったのに、それに対して反発を許さない教師や大人や社会は そのように子供達の疑問奪い、その疑問からくる思考を育む機会を奪ってきた。 >だから社会に協調を欠いた子供達が量産されてきたのではないかと疑う。 平等観とか、矛盾を含んだ倫理観とか、社会に協調を欠いた子どもの量産とか、それらの関係はまだ学問的にも立証されていない。つまりはgokaiさんの個人的な意見かまたは単に誤解だと思います。 そもそも、議論の対象となる事実があまりにも曖昧であり、これ以上のレスは無意味だと思います。 |
▼たけチャンさん: >以上の区別や分類は自然なことで、あえて必要があるとは言いません。 >>これはよりよい人生を送るために必要なことだと思うが、 >>戦後の誤りの平等観はこの感覚を否定してきた。 >>そしてその感覚を学校などの公教育の場で子供達に押し付けてきた。 > >と、gokaiさんが思っているだけの、つまり誤解だと思います。私は、そのような誤った平等観がどういいうものかさっぱり分りません。誤った平等観とは、具体的にどういうことですか。それが無ければ議論になりません。 誤った平等観という議論はこの板においても過去にあった筈です。悪平等という言い方であったかもしれません。 タブー視する気持ちを 解からない訳ではありませんし、私が差別を容認している訳でもありません。 ただ押し付けの倫理教育は思考を育む機会を奪うことは確かなことだと思います。 その辺の反省をせずして、社会の倫理の退廃をとめることは無理なように思います。 事実この板も社会の倫理の退廃を嘆くだけでなんら実効ある提案を私は見たことがありません。 たけチャンさん、貴方は何かよいご提案をお持ちですか? 私は人々を不幸にする倫理観はなくなればよいと思う。 だからタブー視することなく検証すべきなのです。 |
Gokaiさん >▼たけチャンさん: >▼安本単三さん:> >人間の持つ本能を個の保存本能と種の保存本能というように >大きく二つに分けられるが、実はこれらの二つの本能は相反する部分が結構多いようである。 >つまりどちらも必要なものであるのにバランスが取れにくい代物なのかもしれない。 >また、大脳新皮質は個の保存本能の多くの部分を占める欲望を 増幅する機能を>.持つ様でもある。 >と言うように人は壊れやすい知的生命であるのに戦後の非差別主義を中心とした倫理観は子供達の思考の脆弱化を進行させ、これら二つの保存本能の連携を壊してしまったように思える。 >という風であるなら、まさに思わぬ処の落とし穴と言える。 大脳新皮質ではなくもっと具体的に論じて頂けませんか? 非差別幻想がかえって現実の差別を生むということは何となく分かります。 私の育った時代、学校では、アメリカは民主主義の代表のように言われていましたが、アフリカ系アメリカ人(黒人)に公民権はありませんでした。奴隷解放のリンカーンが偉人のように讃えられるばかりでした。ここらあたりのことはスレッドを新たに立てようかと思っています。 Gokaiさんとたけチャンさんの議論が噛み合わない点として、 「本能」という言葉があります。 「本能」とは何か?生物学の最大のテーマです。 私には、人間社会に対し本能という言葉を安易に使うことにためらいがあります。 生物学において1960代、ローレンツ(1972ノーベル賞)が本能を巡る大発見をしました。鳥の雛はふ化した途端目の前で動くものならなんでも親として認識する。いわゆるすり込み現象です。さらに肉食獣の種内闘争は負けサインで決着するが、草食のハト間では殺し合いにまで進行する。などなど。 その後ローレンツは、動物行動学会を立ち上げ、多くの学者が本能とは何かという総見直しをはじめました。 それを受けて、動物生態学者である日高敏隆氏が日本動物行動学会を立ち上げました。厳格な一夫一婦制と信じられていた鳥のメスがより強そうなオスと浮気をし強い子孫を残すことがあるなど色々の発見がありました。 サル学でショッキングだったのは、サルの親による子殺しでした。 この間に、社会生物学とか進化生物学が発展していきました。 ドーキンスについては、ググッても多少のことは分かります。一例としては、働き蜂のように利他的で子孫を残さない行動をするものがどうして生まれたのかを利己的遺伝子という仮説で証明したことがあります。 本能などを巡り人間と動物を比較する際の新しい参考書としてお勧めするのは、 日高敏隆著「人間はどこまで動物か」新潮社:2004です。 著作権の問題がありますので、内容には触れません。 大きな本屋に寄って見たら、人類の起源・進化学で1コーナーが占められています。パラパラとめくれば百家争鳴状態です。石頭の息子さんが言ったように、論は論、説は説。著者は真剣でも、まだお好きにどうぞ状態と見ました。 しまいにDNAファシズムという言葉があることを付け加えておきます。 |
▼安本単三さん: >大脳新皮質ではなくもっと具体的に論じて頂けませんか? 大脳新皮質=知能の源のような意味で表現してしまいました。 >非差別幻想がかえって現実の差別を生むということは何となく分かります。 様々な歴史はあるでしょうが、近代の差別というのはおそらく、人々が思い込みなどによって、物事を正しく認識できないところから起こった現象のように思えます。 ゆえに本当に差別をなくそうと思えば、人々が事象を正しく認識できる智恵、正しく思考する力をつける必要があるはずです。 だのに戦後の非差別主義を中心とした倫理観は日本人の総意から生まれたものでないのもあってか、様々な矛盾を孕んでいるといえます。 それを小さいころから反論許さざる態度で、教師や社会が子供達に押し付け教育を施せば、それこそ、ストレスから子供達は思考停止状態になり、記憶一辺倒になってしまいます。 私はそれを心配し疑い、ここに提議したしだいです。 ・・現代日本社会の闇の原因は 社会が複雑化したストレスだけではないのだと。 >Gokaiさんとたけチャンさんの議論が噛み合わない点として、 >「本能」という言葉があります。 そうでしょうか? たけチャンさんのレスにあるように↓ >本能とは、動物とか人間が生き続けられるように、神が動物を作ったときの部品だと思います。 と言う様に私のそれとほぼ同じご認識のようです。 ただ私はこれに(種の存続)をくっつけています。 だから別の食い違いでしょう。 >「本能」とは何か?生物学の最大のテーマです。 各論では確かにそうなのでしょうね。 だからその詳細な研究は学者に任せるしかありません。 >私には、人間社会に対し本能という言葉を安易に使うことにためらいがあります。 これは別問題だと思います。 もっと気楽でよいと思います。 > >生物学において1960代、ローレンツ(1972ノーベル賞)が本能を巡る大発見をしました。鳥の雛はふ化した途端目の前で動くものならなんでも親として認識する。いわゆるすり込み現象です。さらに肉食獣の種内闘争は負けサインで決着するが、草食のハト間では殺し合いにまで進行する。などなど。 >その後ローレンツは、動物行動学会を立ち上げ、多くの学者が本能とは何かという総見直しをはじめました。 >それを受けて、動物生態学者である日高敏隆氏が日本動物行動学会を立ち上げました。厳格な一夫一婦制と信じられていた鳥のメスがより強そうなオスと浮気をし強い子孫を残すことがあるなど色々の発見がありました。 >サル学でショッキングだったのは、サルの親による子殺しでした。 >この間に、社会生物学とか進化生物学が発展していきました。 >ドーキンスについては、ググッても多少のことは分かります。一例としては、働き蜂のように利他的で子孫を残さない行動をするものがどうして生まれたのかを利己的遺伝子という仮説で証明したことがあります。 宇宙の意思が自分を理解してもらいたいがために、知的生命の誕生を求めた。 ・・という説を発表した人もいました。 そのためかどうか別にして、DNAはリング状染色体を切断し、染色体の尻尾にテロメアをつけ、寿命が生じた代わりに進化する力を得たと何かの特番で見たことがあります。 ここからも本能とは、個の存続と種の存続のための機能と読み取れると私は思っています。 御本の ご紹介有難う御座いました。 >本能などを巡り人間と動物を比較する際の新しい参考書としてお勧めするのは、 >日高敏隆著「人間はどこまで動物か」新潮社:2004です。 >著作権の問題がありますので、内容には触れません。 > >大きな本屋に寄って見たら、人類の起源・進化学で1コーナーが占められています。パラパラとめくれば百家争鳴状態です。石頭の息子さんが言ったように、論は論、説は説。著者は真剣でも、まだお好きにどうぞ状態と見ました。 > >しまいにDNAファシズムという言葉があることを付け加えておきます。 |
▼Gokaiさん: こんにちは。 >▼安本単三さん: >>大脳新皮質ではなくもっと具体的に論じて頂けませんか? > >大脳新皮質=知能の源のような意味で表現してしまいました。 > >>非差別幻想がかえって現実の差別を生むということは何となく分かります。 > >様々な歴史はあるでしょうが、近代の差別というのはおそらく、人々が思い込みなどによって、物事を正しく認識できないところから起こった現象のように思えます。 差別は「物事を正しく認識できないところから起こった現象」の主張には疑問があります。例えば、フリーター、アルバイト、派遣労働者、零細個人自営業者の平均年収は約200万円、公務員の平均年収は約1000万円である。これは現代日本の最大の差別である。この差別がどのように起こったのでしょうか。マスコミ、テレビを見ても公務員の年収が1000万円もあるとは何処にも載っていない。インターネットでキーワード(公務員、年収)で検索してやっと出てくる。第一の疑問は、差別が見えないのに、どうして差別を認識するのでしょうか。第二の疑問は、差別を認識していなくても、差別は今もあるし、今後も続くでしょう。 日本の最大の差別は、むしろ差別されていることを認識していないから起きたようである。前回も述べましたが、日本経済が国際競争力を持ちえるためには、勤労者一人当たりの平均年収は約600万円です。例えばトヨタ自動車の平均年収が600万円強です。これ以上だとトヨタも利益が出なくて、GMのように赤字となり、やがては倒産である。ところが、公務員の平均年収は約1000万円です。この年収は税金を通して物価に跳ね返る。日本の物価が国際競争力を持ちえるためには、どこかで、誰かの年収を減らさなければならない。そのお気の毒な方々が、フリーターであり、アルバイトであり、零細個人自営業者であるわけです。つまりは、差別はgokaiさんがいみじくも言われたように必要性から生じたわけです。公務員が平均年収1000万円を得るためには、平均年収200万円の日本人が多量に必要だったのである。したがって、差別とは認識の不足がそもそもの始まりではなくて、差別の必要があったから、生じたのである。 日本の少子化に一番困っているのは、平均年収の1000万円の公務員である。人口減少は200万の階級で最も激しく起きている。その階級の人口が減れば、400万円、300万円の中間階級が次第に減って、200万円に落ちていく。この右下がりの時代が当分の間続くでしょう。今は年人口減少が1万人であるが、もうすぐ年100万人も減少する時代となる。公務員も搾取する対象がいなくなれば終わりである。 年収100万円を得たい。このことから差別の必要性が生じた。差別が始まると人口減少に転じた。人口減少は公務員の収入源である。これは、公務員が作った日本の自滅コースである。公務員が自ら、日本の自滅コースを走っていることに気が付くのは何時の日でしょうか。 >ゆえに本当に差別をなくそうと思えば、人々が事象を正しく認識できる智恵、正しく思考する力をつける必要があるはずです。 > >だのに戦後の非差別主義を中心とした倫理観は日本人の総意から生まれたものでないのもあってか、様々な矛盾を孕んでいるといえます。 >それを小さいころから反論許さざる態度で、教師や社会が子供達に押し付け教育を施せば、それこそ、ストレスから子供達は思考停止状態になり、記憶一辺倒になってしまいます。 >私はそれを心配し疑い、ここに提議したしだいです。 >・・現代日本社会の闇の原因は 社会が複雑化したストレスだけではないのだと。 > >>Gokaiさんとたけチャンさんの議論が噛み合わない点として、 >>「本能」という言葉があります。 > >そうでしょうか? >たけチャンさんのレスにあるように↓ >>本能とは、動物とか人間が生き続けられるように、神が動物を作ったときの部品だと思います。 >と言う様に私のそれとほぼ同じご認識のようです。 >ただ私はこれに(種の存続)をくっつけています。 >だから別の食い違いでしょう。 > >>「本能」とは何か?生物学の最大のテーマです。 > >各論では確かにそうなのでしょうね。 >だからその詳細な研究は学者に任せるしかありません。 > >>私には、人間社会に対し本能という言葉を安易に使うことにためらいがあります。 |
▼たけチャンさん: >差別は「物事を正しく認識できないところから起こった現象」の主張には疑問があります。例えば、フリーター、アルバイト、派遣労働者、零細個人自営業者の平均年収は約200万円、公務員の平均年収は約1000万円である。これは現代日本の最大の差別である。この差別がどのように起こったのでしょうか。マスコミ、テレビを見ても公務員の年収が1000万円もあるとは何処にも載っていない。インターネットでキーワード(公務員、年収)で検索してやっと出てくる。第一の疑問は、差別が見えないのに、どうして差別を認識するのでしょうか。第二の疑問は、差別を認識していなくても、差別は今もあるし、今後も続くでしょう。 私は出先国家公務員をやっていました。 公務員の平均年収は約1000万円であるとは、何が根拠なのでしょう。 部下を数百人持つ管区の長クラスを1000万円プレイヤーと呼んでいました。 公務員の平均年収は私の実感からしてそんなに高くないと思うのですが。 大阪府のような地方自治体についてはよく知りません。 我が子は、アルバイト→派遣社員→正社員への研修中。家賃は当方で手当。なので、所得の格差問題については痛いほど分かります。 マスコミ関係者は高給取りです。したがって、フリーターなどは、興味の対象に時々なるものでしかないというところでしょう。 |
▼安本単三さん: > >私は出先国家公務員をやっていました。 >公務員の平均年収は約1000万円であるとは、何が根拠なのでしょう。 >部下を数百人持つ管区の長クラスを1000万円プレイヤーと呼んでいました。 >公務員の平均年収は私の実感からしてそんなに高くないと思うのですが。 >大阪府のような地方自治体についてはよく知りません。 公務員 年収で検索すると色んな情報があります。例えばhttp://freejp.adam.ne.jp/docs/x/d001.html-->ミドリのおばさん年収800万円 http://tenshoku.inte.co.jp/saishin/income/002/-->消防士から総理大臣まで〜公務員の年収 上記の調査では、「国家公務員(一般職)の平成15年度(2003年度)の給与は、月額平均400,402円(平均年齢40.9歳、平均経験年数19.8年、扶養手当、住居手当、通勤手当等を含む)。ボーナス4.4カ月分を入れた年収は、6,321,834円ということになる。なお、この数字には残業代(超過勤務手当)は含まれていない。」 実感と言われるのは、この平均年収630万円をさしているものと推察します。しかし、国民の立場から言えば、人件費はそれ以上に支払われている。例えば毎月積み立てて退職時に一括支払いの退職金、健康保険料、年金保険料の国の負担分。これらは個人の確定所得には計上されないが、所得であることには違いない。退職積立金が毎月10万円として、年120万円、40年で4800万円になる。保険も月4万円として年48万円となる。残業を月20時間、時給3000円として6万円、年72万円となる。計、860万円になります。 また国家予算の人件費を公務員数で割ると一人当たり1000万円となるそうです。若干、支給額(1000万円)と支払額(860万円)に差があるのは、人件費という名目で官舎を立てて、ただ同然で使っているからでしょうか。 |
▼たけチャンさん:こんにちは >差別は「物事を正しく認識できないところから起こった現象」の主張には疑問があります。例えば、フリーター、アルバイト、派遣労働者、零細個人自営業者の平均年収は約200万円、公務員の平均年収は約1000万円である。これは現代日本の最大の差別である。この差別がどのように起こったのでしょうか。マスコミ、テレビを見ても公務員の年収が1000万円もあるとは何処にも載っていない。インターネットでキーワード(公務員、年収)で検索してやっと出てくる。第一の疑問は、差別が見えないのに、どうして差別を認識するのでしょうか。第二の疑問は、差別を認識していなくても、差別は今もあるし、今後も続くでしょう。 人権問題で問題にされる差別は貴方が言うようなものではありません。 それは、人間の尊厳を無視するような区別が問題視されているはずです。 もちろん広辞苑には差別特別は同義語のように書いてあると思いますがね。それはそれとして、差別と区別は別物として扱ったほうが現実の世界の添っていると思います。 区別が無くては人は生きていけませんし、深く思索することも出来ません。 その辺りの概念の混乱があるままに社会や大人や教師たちは子供に接してきたのだと思います。 それだけでなく親や大人の権威で押し付けてきたのです。 だから子供達は保護されている一時期、反発せずに思考停止状態で過ごして来たのだと思います。 これが様々な問題の大きな一因として社会に現出しているのだと思います。 貴方もおそらく区別は必要と思っておられると思います。でも差別はだめだとね。 ところで たけチャンさんは収入の差別を挙げましたが、私はそれを差別とは思っていません。 何故そのような考えの違いが生じたのでしょうか? たけチャンさんにお聞きしたいと思います。 差別と区別の単語に概念の違いはないのですか? あるとすればどのようなものか・・を明確に答えられますか? もしこれが出来ないのなら貴方は子供に人権のことを教えてはならない人だと思うのです。 |
▼Gokaiさん: >▼たけチャンさん:こんにちは > > >人権問題で問題にされる差別は貴方が言うようなものではありません。 >それは、人間の尊厳を無視するような区別が問題視されているはずです。 私は賃金格差という、事実を挙げました。gokaiさんは他に人権問題の差別があるという。数百万の公務員にたいして、数百万から数千万人の経済的に窮乏化している日本人がいる。彼らの中から史上空前数の自殺者が出ている。犯罪も激増している。この賃金格差は人権問題では無いとgokaiさんは言い切るのですか。ならば、gokaiさんの言っている人権問題は一体なんですか。分るように具体的に言ってください。 |
▼たけチャンさん: >>人権問題で問題にされる差別は貴方が言うようなものではありません。 >>それは、人間の尊厳を無視するような区別が問題視されているはずです。 > >私は賃金格差という、事実を挙げました。gokaiさんは他に人権問題の差別があるという。数百万の公務員にたいして、数百万から数千万人の経済的に窮乏化している日本人がいる。彼らの中から史上空前数の自殺者が出ている。犯罪も激増している。この賃金格差は人権問題では無いとgokaiさんは言い切るのですか。ならば、gokaiさんの言っている人権問題は一体なんですか。分るように具体的に言ってください。 たけチャンさんは元教師だったと伺ったのでこのような聞き方をしたのですが違っていたらご勘弁下さい。 もし元教師の方であるなら、私がいう差別人権意識に思い当たる筈なのでした。 さて、上記のことなら、経済問題が人権問題まで発展したというところでしょうか? 所得格差は本来は区別の問題で必要なことだと思いますが、 低所得の度合いが限度を超えています。 人権問題でしょうね。 しかしやはり、純粋に問題とされるべき人権や差別とは違います。 経済問題の解決法については何度も述べましたが、皆さんは興味がそれ程になさそうです。自業自得という言葉とはやや違うようですが似たようなものでしょう。 嘆くばかりでなく貴方ご自身が解決法を考えてみたらいかがですか? |
▼Gokaiさん:こんばんは >経済問題の解決法については何度も述べましたが、皆さんは興味がそれ程になさそうです。自業自得という言葉とはやや違うようですが似たようなものでしょう。 この老人党では憲法問題が中心で経済問題にはあまり関心がないように感じました。しかしGokaiさんのおかげで本質に目覚めた人も少なからずいる筈ですから大きな成果だと思います。 来年度予算はとうとう新規国債の発行を29兆円にするそうです。財政再建のために歳出削減と増税というのは国民にとっても望ましい政策だと感じているようです。 この政策の結果はもう見えているわけですが、借金という概念が基本的に理解できないということだけで自滅の道を歩まねばならない日本は本当に不幸ですね。 自業自得でしょう。 |
自分たちの暮らしよりも政府、一部権力者の暮らし向きを本気で心配する庶民。 金持ちにとってこんなヨイ国は地上のどこにもあるまい。(苦笑) |
▼沈黙の初夏さん: >自分たちの暮らしよりも政府、一部権力者の暮らし向きを本気で心配する庶民。 > >金持ちにとってこんなヨイ国は地上のどこにもあるまい。(苦笑) 自分達の暮らしに関係なくて、政府、一部権力者の暮らし向きに関係ある物って何でしょうか。 国債かな。最近しきりに国債は借金だから、国民一人当たり700万円も返却しないといけないと、マスコミが騒いでいる。寝耳に水とはこのことである。ある日起きたら借金取りが700万円返せと騒いでいるようなものである。 この国債発行によって徳をした日本人は非常に少ない。あなたは、徳をした実感がありますか。無いでしょ。私にも全然ありません。今でも年30兆円も国債を発行している。国民一人当たり30万円である。これだけあれば、年3万5千人自殺している半分は助かったであろうにね。使い道に問題ありだな。 金持ちにとってこんな良い国は無い。30年間公務員として勤めれば、退職金は5000万円である。これを現在の国債金利(5%)で回せば税金を引いても200万円ある。月17万円になる。年金が月25万円、軍人恩給が10万円加算されれば35万円である。仕事もせずに遊んで月52万円である。日本って、天国なんですね。天国があれば地獄もある。かって天国と地獄が入れ替わった時も在る。下克上である。 |
沈黙の初夏さん そうです、そうです、そのとおりです。 むかし、むかし、魯迅は「人民はつねにその血で権力者の手を洗う」 と言いました。いちばん虐げられた人達が、のこのこと権力者の後 をついて行く様子を書きました。 また、魯迅は「暴君の治下の臣民は、おおむね暴君よりもさらに暴 である。」(「魯迅評論集」岩波文庫 p.71)と書いています。 このことと、沈黙の初夏さん書かれたことと、相通じるものがある ので、なるほど、なるほど、と思った次第です。 私は、このかた、ずっと、このことに解決への糸口が見えなければ と思いうろうろしています。 かって、流水氏が「護憲+」で「新しいパラダイム」を求めて書か れた内容も、今日の憂慮すべき事態からの脱却をするためには、ど うしたらよいのか、苦慮されている様子が伺えました。 沈黙の初夏さん、もうちょこっと敷衍していただけないでしょうか。 僭越ながら、よろしくお願いします。 |
▼rerereさん: 沈黙の初夏さん:こんにちは >来年度予算はとうとう新規国債の発行を29兆円にするそうです。財政再建のために歳出削減と増税というのは国民にとっても望ましい政策だと感じているようです。 >この政策の結果はもう見えているわけですが、借金という概念が基本的に理解できないということだけで自滅の道を歩まねばならない日本は本当に不幸ですね。 実は「荘園化」はもう既に完成しているかもしれません。 日本人(や韓国人、その他の国々の人々)の上前をはねる制度です。 ならば、一部権力者や外資名義の資産価格が上げれば、それに準ずる人々も含めて消費は増えることでしょう。けれども稼ぎに似合わぬ高い社会保証料や税金を課せられた1/3の庶民はそういった贅沢消費とは程遠く、結果余った貿易収支の黒字はピンはね対象として海外に持ち出され、今も幸福な人々の衣食に供されそうです。 早くこの事に気付かねば、それこそ、子や孫の世代には、現在のアメリカのように選挙戦までもエンターテイメント化され、後戻りが出来ぬほどに三権までもが支配されてしまいそうだと思うのは心配のしすぎでしょうか。 |
▼Gokaiさん: >実は「荘園化」はもう既に完成しているかもしれません。 >日本人(や韓国人、その他の国々の人々)の上前をはねる制度です。 >ならば、一部権力者や外資名義の資産価格が上げれば、それに準ずる人々も含めて消費は増えることでしょう。けれども稼ぎに似合わぬ高い社会保証料や税金を課せられた1/3の庶民はそういった贅沢消費とは程遠く、結果余った貿易収支の黒字はピンはね対象として海外に持ち出され、今も幸福な人々の衣食に供されそうです。 > 沈黙の初夏さんがお書きのように、庶民はそれとは気付かずに自らが犠牲になって特権階級を支えるつもりであろうと思います。それに貢献しているのが大手メディアと言うことでしょう。今の庶民とよばれる人たちが貧困層に転落し、今の庶民並みの暮らしができる人はかなり減るでしょう。 >早くこの事に気付かねば、それこそ、子や孫の世代には、現在のアメリカのように選挙戦までもエンターテイメント化され、後戻りが出来ぬほどに三権までもが支配されてしまいそうだと思うのは心配のしすぎでしょうか。 前回の選挙結果をみれば、もう既にそれはエンターテイメントなっているのではないでしょうか。しかも気付かないのです。 |
▼安本単三さん: > >アメリカにはトレーラーハウスと言うのがあって、コンテナ車のコンテナ部分が住居なんです。移動労働者の住まいで、アメリカは土地が広いので、設置場所は自治体が用意しているようなのですが、ヒスパニックなどが利用しているみたいです。 >輸入オレンジなどはこういう人が低賃金で収穫作業にあたるので価格が安い。 >ヒスパニックなんてのは公民権があってもスペイン語を話す人家畜扱いと言えるかも知れません。 アメリカで公民権運動の成果から、露骨な人種差別は無くなったようです。白人だけの学校では人種差別と受け取られるような発言をしないように具体的に、この表現をしなさいとかの指導がなされている。今時、ジャップとかニガーの言葉は無くなった。しかし、教育だけで人の心まで変える事は出来ないから、心の中では「ジャップのくせに、生意気なことを言うな、奥田さん!」ということだと思います。 カリフォルニアの農業、例えば米、野菜などは、日系アメリカ人の努力による所が多い。1970年代まで、ブラジル、カリフォルニアの日本人に読まれた同人詩があった。そこには苦労して農場を作るストーリーの小説がいくつかあった。カリフォルニアの農業は日本人に依存していたと言っても過言ではない。ところが、その日系人に対比して、語られるヒスパニックは給与を貰っても、飲んで歌って直ぐ使い果たす、その日暮らしの生活をしている。ストレスがたまり易い現代日本人から見れば、面白い生き方である。自殺するくらいなら、ヒスパニックの生き方に学ぶべきでは無いでしょうか。ストレス解消方として、ヒスパニックの生き方を真似た若者が増えていると思います。少子化を心配しているのは老人ばかりかもしれない。 > >なお、たけチャンさんのようなまじめな方に生物学についてとぼけてすみませんでした。たけチャンさんと認識にそう開きは無いでしょう。でも直近の情報にはうといですが。 まじめとは、言い換えれば、愛想の無いことでしょうね。 >眠るって本能ですよね・・最近睡眠改善剤が市販されていますし心療内科で睡眠剤をもらっている人が多い・・なぜでしょう・・労働環境・昼夜明環境などが本能を危うくしているのではないでしょうか? >原因排除よりも薬で・・これもアメリカ流かも知れませんね。 睡眠薬を飲むのは、ストレスが多いからだと思います。ストレスを解消するために睡眠薬を飲む、女と遊ぶ、ゲームに嵌る。英雄色を好むというのも、ストレスの解消法を述べているのではないでしょうか。我々が小学生の頃は、塾など無かった。今の子どもは学校が終わっても塾通いでは、結構、子供の頃からストレスがたまり易くなっている。このストレスのせいで、おなかが痛い、夏でも風を引いたり、体がだるいなどの症状が現れる。ストレス解消には、例えば山間留学させれば、全快するといわれている。しかし、山間留学となるとイメージが悪い。何か、人生の敗残者になったかのようである。本能とか、動物的というと、人間に比べて下等というイメージがあるが、私はそれは大きな誤解だと思っている。 本能とは、動物とか人間が生き続けられるように、神が動物を作ったときの部品だと思います。車で言えばエンジンに相当する。だから、本能のままに生きた方が人間でも長生きできる場合の方が多い。 例えば職業で言うと、SEとかプログラマーというのは、コンピュータの規則どうりに記述したり、設計しないと失敗する。規則から一歩でもはみ出すと、例えば金融システム障害が起きて、てんやわんやの大騒動である。そもそも、規則ばかりに縛られていたんでは人間、ストレスがたまるばかりである。ソフトウエア会社では、新人を採用しても3年で半分くらい、向いていないとかで辞める、10年も続けるのは1割である。30年も続けば奇跡である。 ストレス過剰の現代社会では、昆虫観察が静かなブームになっている。規則に縛られない自然というのはやっぱり素晴らしいなと、再確認である。昆虫にも本能があり、神が与えたエンジンで生き続けていると思えば、昆虫も私の同士になるのかもしれない。同士昆虫さん、今日も一緒に遊ぼうね。と童心に帰って遊べばリフレッシュできるのである。 |