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 ▼人口減がもたらすインパクトを考える。  珍 源斎 06/1/2(月) 18:25
   ┣Re(1):人口減がもたらすインパクトを考える。  mako-chan 06/1/2(月) 22:57
   ┃  ┗Re(2):人口減がもたらすインパクトを考える。  珍 源斎 06/1/4(水) 13:28
   ┃     ┣Re(3):人口減がもたらすインパクトを考える。  mako-chan 06/1/5(木) 1:03
   ┃     ┃  ┗Re(4):人口減がもたらすインパクトを考える。  珍 源斎 06/1/5(木) 10:24
   ┃     ┃     ┗Re(5):急速なる高齢化社会の到来を踏まえて  珍 源斎 06/1/6(金) 15:06
   ┃     ┃        ┗Re(6):高齢化社会への対応は革命的意識転換が必要  珍 源斎 06/1/8(日) 14:10
   ┃     ┃           ┗Re(7):社会の変革を促すもの  珍 源斎 06/1/9(月) 18:04
   ┃     ┗Re(3):人口減少を前提とした考え方。  珍 源斎 06/1/7(土) 11:09
   ┗Re(1):人口減がもたらすインパクトを考える。  たけチャン 06/1/4(水) 22:37
      ┗Re(2):人口減がもたらすインパクトを考える。  珍 源斎 06/1/5(木) 11:07

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 ■題名 : 人口減がもたらすインパクトを考える。
 ■名前 : 珍 源斎
 ■日付 : 06/1/2(月) 18:25
 -------------------------------------------------------------------------
   日本の人口減がいよいよ到来したようだ。
人口減がもたらす影響について様々な捉え方考え方があるが、

中でも人口減からくる需要減の影響を懸念するもの、
人口減がもたらす生産力低下を心配するもの等々

何れも尤もらしい根拠らしきものの展開を添えてあるが
いずれも現状での諸条件を固定したものであるように思える。

需要減について考えれば確かに人口減の影響は消費量に
単純に表れるが需要はその範囲に留まらないモノ・
例えば環境を改善する仕事には多くの潜在需要がある。

生産力の低下は高度の機械化あるいはロボット化の推進に
より補いと更なる増大は可能である。

この事については現在に至る産業社会の発展を支えて来た
科学技術の成果を振り返っても絵空ごとでないことは証明が
されている。

今までは人間の労働力が搾取の対象であったが、生産力が
高度の機械化により充足されることが決定つけられれば
もはや人間の労働力を搾取する必要の無くなる時代の到来が
人類史上初めて実現することになる・
それも日本がその扉を初めて開くことに寄与することに
なるように思える。

人間の活躍する分野は芸術など創造性と文化力の向上に携わること
になると考えられる。

人口減のネガテイブな面に囚われずに科学技術や人間の本来の
能力を発揮する方向に特化して考える必要がある。

そのためには戦争や争いの圏外に日本の立場を置くことが
大前提となる。

日本国始まって以来初めての人口減に直面した今日、
その問題点を明らかにして、それらへの対応について今こそ
真摯に考える必要を感じる。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):人口減がもたらすインパクトを考える。  ■名前 : mako-chan  ■日付 : 06/1/2(月) 22:57  -------------------------------------------------------------------------
   私はそれほど人口減を心配する必要はないと思っています。
GDPとかの数値は低下するかもしれませんが、
日本は文化の成熟度、例えばイギリスなどに比べればQOLはまだまだ
軽薄短小と言えるのはないかと思います。
(テレビ番組を見てください、一般庶民のライフスタイルを見てください)
私は、日本はまだまだ文化の面で進化することが出来るのだと思います。

極端な話をしますが、貿易や投資資金の流出など貨幣の流出がない限り
日本国内のお金の量は変わりませんから、人口が減ることによって一人
当たりの資産は寧ろ増えるとする考え方もある程です。

しかしながら労働人口の減少を食い止めることとものづくりに携わる
人々を支援していく必要はありましょう。
例えば、65歳定年義務付けなど高齢者が働ける環境作りをしていく。
技術系就学者への奨学金制度拡充など。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):人口減がもたらすインパクトを考える。  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 06/1/4(水) 13:28  -------------------------------------------------------------------------
   mako-chanさん
新年おめでとうございます。
レスコメント有難うございます。

人口減少のもたらす影響について悲観論が多いのですが
そこの処をもう少し考える必要ありと思いこのスレッドを
立てさせて頂きました。

確かに切り口によっては悲観論が成り立つ処もあろうかと
思いますが、

悲観論の根拠となる部分は現状のパラメーターなる部分を
変化の無いものとして固定してる為にそのような偏りが
生じてるのでは無いでしょうか・・。

>私はそれほど人口減を心配する必要はないと思っています。
>GDPとかの数値は低下するかもしれませんが、
>日本は文化の成熟度、例えばイギリスなどに比べればQOLはまだまだ
>軽薄短小と言えるのはないかと思います。
>(テレビ番組を見てください、一般庶民のライフスタイルを見てください)
>私は、日本はまだまだ文化の面で進化することが出来るのだと思います。
>
>極端な話をしますが、貿易や投資資金の流出など貨幣の流出がない限り
>日本国内のお金の量は変わりませんから、人口が減ることによって一人
>当たりの資産は寧ろ増えるとする考え方もある程です。

土地や不動産でも人口が減少することで単純計算でも一人辺りの
持ち分が増えることもあります。

生産労働人口の差し当たっての減少は問題かも知れませんが、
生産現場や事務系の現場でもロボット化を含めたOA化を次世代対応
としての増強により補うことが現在の技術水準でも、
それ以上の増強が可能です。

欧米では一時期、ロボットが人々の働く場所を奪ってしまうことが
本気で心配されたことがあり、今でもその影響を引きずってるようです。

日本の場合は労働者側もロボットに職を奪われることを懸念する
労働運動は殆ど無い事も幸いして、今では世界中で生産現場などでの
ロボット化はロボットの製造からそれの利用までロボット関連では

世界的にも60%を超える日本はロボット大国になりました。
特にロボットの人間で云えば筋肉に相当する駆動部分の電動機や
油圧系更にそれらを制御する頭脳部分に当たるコンピューターや
さらに神経系に当たるセンサー部分等々総合的な技術は高度のもの
があり他の追従を許さぬレベルにあります。

それを更に発展させて人間の労働に変わる部分を増強させると
如何なることになるか?

SF的かも知れませんが税金も人間よりロボットから徴収した方が
良い時代になったら・・如何になるか?今から考えておく必要がある
ように思います。

人間が収奪される対象で無くなる事も・人口減少を梃子に考えて
みれば人間の人としての「あり方も」大きく変わるインパクトに
なるように思えます。

何れにしても人間の値打ちが高まるような方向ずけが前提として
必至になることは間違いないと・思考する処です。

悲観論を超えた夢のある話、そしてその実現にエネルギーの
集中を図りたいと思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):人口減がもたらすインパクトを考える。  ■名前 : mako-chan  ■日付 : 06/1/5(木) 1:03  -------------------------------------------------------------------------
   ご挨拶が遅れました。初めまして。
老人党初心者ですが今後とも宜しくお願い致します。
珍源斎さんのご趣旨に賛同いたします。
政府もマスコミも恐怖を煽りすぎですね。
今よりもっと成熟化した社会が到来するのだと、もっとよい点も
宣伝されてもよいと思います。

昨年末にサンプロで我孫子市では300の市民団体があり、行政の仕事の
受け皿として機能していると。そしてそれをリードしているのは高齢者であると
紹介されていました。
日本の人口減少は、高齢者の比重が高まるということを意味しますが、
これも新しい動き、それも評価できる動きであると思います。

話は代わりますが、私は、現在のマスコミのあり方、特にテレビのあり方に
非常に疑問を持っています。
正月番組だけに限りませんが大して芸のない安物のタレントをテレビに
出させて、あれは騒音以外の何物でもありません。統計によると国民の多くが
4時間も5時間もテレビに張り付いている訳ですからもっとましな番組、
折角スポンサーがついているのなら意味のある番組を作ってほしいものです。
これも番組製作が30代、40代が中心で頭が空っぽな10代、20代を対象に
番組を作っているのが原因でしょう。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):人口減がもたらすインパクトを考える。  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 06/1/5(木) 10:24  -------------------------------------------------------------------------
   mako-chanさん

こんにちわ!早速のレスコメントを頂き有難うございます。
こちらこそ・宜しくお願い致します。

>今よりもっと成熟化した社会が到来するのだと、もっとよい点も
>宣伝されてもよいと思います。

全くその通りですね!

人口が減少することを機会に私たちの意識改革の内で求める
処は「量より質」ではないでしょうか?

暮らしの質を改善する。これは広範囲に及びます。
これにより心配される需要の減少は無くなり・増大に転じるでしょう。

>日本の人口減少は、高齢者の比重が高まるということを意味しますが、
>これも新しい動き、それも評価できる動きであると思います。

高齢者の役目は一に人生経験に基づいた文化力の向上に寄与すること
になれば評価も高めるように思えます。

>話は代わりますが、私は、現在のマスコミのあり方、特にテレビのあり方に
>非常に疑問を持っています。
>正月番組だけに限りませんが大して芸のない安物のタレントをテレビに
>出させて、あれは騒音以外の何物でもありません。統計によると国民の多くが
>4時間も5時間もテレビに張り付いている訳ですからもっとましな番組、
>折角スポンサーがついているのなら意味のある番組を作ってほしいものです。
>これも番組製作が30代、40代が中心で頭が空っぽな10代、20代を対象に
>番組を作っているのが原因でしょう。

仰るように貴重な電波資源を無駄にしてること、低俗低脳の再生産には
嘆かわしい限りです。単に視聴率に囚われてるだけのようですが
これも量から質への転換が最も求められる点であると思います。

既に垂れ流されるテレビ番組を超えて良質な映像コンテンツが選択的に
利用してる方々も近年のハードデスクなどの媒体を利用した機器類が
それを推進してます。

此処でも量から質への転換が心ある人たちの間では主体的・選択的に
静かに進行してます。

情報過多と云われてる昨今にあって、情報の取捨選択により
個人個人の教養や資質のレベルが拡大して行く必然があるようです。

その他、食糧の生産と消費、暮らしの基本となる街並みやインフラなど
量から質への転換から見立てると近未来に大いなる希望がもてる
ように思われます。

・・追ってその辺りを考えて纏めてみたいと存じます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(5):急速なる高齢化社会の到来を踏まえて  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 06/1/6(金) 15:06  -------------------------------------------------------------------------
   日本ほど急速なる高齢化社会を迎えてる國は無いようであるが。、
日本の高齢人口に占めてる人々は戦後の焼け野原から今日までの

インフラ「公共施設」や物質的な面からの復興と発展を担ってきた
中心にあることは勿論、団塊世代と云われてる人々も含めて

生涯を通じ、貴重な体験があり、その体験が活かされれば
近未来や、次世代にも大いに貢献が可能なはずである。

特に戦後復興には創造的な生産活動が大きく寄与したこと
にあり、現在、身の回りにある文明の利器は総てに於いて
それを基盤として成立してることは云うまでも無い・。

そこで発揮された能力や知恵を今度は世界に先駆けて快適なる
高齢化社会の実現に集約し特化することに大いなる価値がある
のではないか・。

現在は一見して消費優先の社会であるが、創造的な製造や生産の
分野はまだまだ発展途上であるように思える。

自然環境のこと、健康に寄与する食糧生産、本格的な省エネルギー、
暮らし易さの追求、等々・高齢者として担えるものが多いように
思える・・。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(6):高齢化社会への対応は革命的意識転換が必要  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 06/1/8(日) 14:10  -------------------------------------------------------------------------
   先ほど、NHKのETV番組で高齢化時代への対応を論ずるシンポジュム
ものを観たが、パネラーとしての諸先生方の大方の意見としては

少子高齢化時代を迎えてる現状について問題解決の手段は決して
少なく無いこと、むしろ大いに存在するという全体の捉え方であった。

問題解決への方策としては人々の価値観の転換も含めて意識改革が
必要なことが結論として浮かび上がり方向性も捉えられてる感があった。

GDPが減少しても一人当たりのそれは殆ど減らず、寧ろ増加する
日本の人口の1/2〜1/3のドイツ、フランス、イギリスなど
各国との比較でも「おおかた」の各国国民はそれなりに安定した
暮らしがあることでも充分に証明されてる。

金銭や物質的な豊かさもあるが、それ以上に時間的なゆとりの
もたらす豊かさを求めることにより暮らし方も相当に変わって
来るはず・・・。

東京への一極集中は避けて地方の拠点都市造りそれも人々の
暮らし易さへ特化すること、過疎地では集落再編成も含めて
住民福祉の徹底を図る・・。

他方、都市郊外住民に高齢化対応としては徒歩圏で暮らしの
用足しが可能な形へ街造りの再編成を行う。

ETV番組で紹介された北海道、室蘭市の輪西地区の様子のうち
街の中心地へ中高層の高齢者向け低家賃の賃貸住宅を建設して

自動車などの移動手段を持たない高齢者に入居してもらう、
今まで住んでいた郊外の住宅はヤングフアミリーに住んでもらう・・

其処には病院も建設され、商店も機能的に配置され買い物だけで
ない時間を過ごせる場所も作られてあった。

室蘭市はかつて鉄鋼の街として栄え20万人にも及んだ人口が
あったが、今では人口も大きく減り、加えて住民の高齢化率も
高くなり滅び行くものを感じさせる街並みであったが、

住民そして官・業とが知恵を出し合っての街造りが進行してる
ことに「成る程」とある種、感慨を得られた。

これから本格的に突入する少子高齢化時代に向けて最も必要なことは
暮らしや生活での低コスト化を徹底して図ることが基本である。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(7):社会の変革を促すもの  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 06/1/9(月) 18:04  -------------------------------------------------------------------------
   歴史の中には世紀に一度、有るか無いかの大変革「パラダイムシフト」が
生じてる事を考えると、その底流にはそれを望み促す人間、個人個人の
想いと政治、経済、環境などの諸々の要素が重り口火が切られるように
思われる。

現在の世相に表れてる色々な現象の底流にあることを見ても日本国には
少子高齢化にも関連する様々な問題が表面化すると同時に社会の「ありよう」
が「このままで」良いのか?人々の意識の変革を促すことが漸く視野に
入りつつあるように思われる。

社会経済構造もアメリカ型のグローバリズムや競争社会の弊害や問題点が
年を追う毎に明らかになりつつある。

それらを踏まえて早晩「ムキ出し」の競争社会は修正ないし否定される
ことになる。

この事は心ある大企業経営者の視野にも入っており、収奪狩猟的な
経営哲学では間に合わないことに気付きつつある。

企業にとって大切なものは何か?が・様々な反面教師の所業の中で見えてきた
ように思える。・・誠実が利益を呼ぶ・・・
その反対は敢えて挙げるまでもない。

少子高齢化が改めて人間の大切さを発見させる要素を秘めており
それに気が付いて速く対応、最適化が打ち出せる企業も政治。行政の
システムが次世代に向けて評価を受けることになる。

幸せへの競争時代が始まることも夢では無い!

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):人口減少を前提とした考え方。  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 06/1/7(土) 11:09  -------------------------------------------------------------------------
   今や人口減少は定着、進行しつつある問題であり、その現状を認識し、
前提とした社会システムを如何に構築するかを考えてみる必要がある。

人口減少が経済に及ぼすことGDP「国民総生産」の低下が懸念される
ことが先ず挙げられるが、これは生産や管理部門の更なるオートメ化や
次世代型のロボットの導入と活用により充分補いがつく事と思われる。

それど同時に暮らし方に関わるインフラ居住環境の改革と整備に
工夫をすることに衆知を結集すること。

徹底した省エネルギー対策を軸に考えてみると色々な問題が
見えてくる。

郊外高齢化と云われてる、モーターリゼーションと共に郊外に
広がってしまった居住区の住人の高齢化が問題として認識される
ようになってる。

取り分け地方の主要都市では顕著であると云われており量販店など
の流通部門の関係者の間では既に視野に入っておりそれを前提とした
検討がなされてると聞く・・。

何れにしても人口が増えることを当然として考えてたものを、
発想の基本を人口が減少することを前提とした発想の転換をする
必要がある。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):人口減がもたらすインパクトを考える。  ■名前 : たけチャン  ■日付 : 06/1/4(水) 22:37  -------------------------------------------------------------------------
   ▼珍 源斎さん:
あけましておめでとうございます。
日本の人口減は、言われるように、もはや避けようの無い運命である。
ところで、人口は減っても、現在の個人金融資産1400兆円は減るどころか増える一方である。今仮に貿易黒字がゼロになっても、半分の700兆円を世界の平均金利である年5%で運用すれば、20年で700兆円が1400兆円になり、合計で2100兆円になる。資本主義社会では資本が自己増殖するからである。日本はかのマルコポーロが描いた金の満る国になるでしょう。他方で今の金持ち優遇税制を続ければ、日本は金持ちと貧乏人だけで中間階層のいない国になるでしょう。

西欧文明の開化がマルコポーロの東方見聞録で始まったように、日本の近代化はlook west で始まった。ところが、今の日本は西欧文明の物まねによって、今日の日本を築くことができた。したがって日本の伝統と西欧文明の相対的位置関係を把握することに意味があった。

今後の日本の未来は、140年前と同じで教育にかかっている。
ところが、日本の教育には非常に大きな問題がある。例えば、文部省の教育指導要項によって、日本全国津々浦々に同じような英語教育が行われている。その結果10年学んでも、英語ニュース、英語映画がほとんど理解できない人ばかりである。フィリッピンあたりだと1年英語教育をすればぺらぺらに喋れるという。日本人がアメリカ人に英語で話しかけると、「あなたの日本語は英語に似ていますね」という笑い話まである。実際に日本の英語教育を聞いてみると、授業が全然面白くない。言語とは何のために在るとか、英語教育とはどうあるべきかの、設計図が全く間違っていた。言語とは事象、人物を表現するためにあるという基本が忘れ去られている。英語教育する教師は少なくとも英語で演劇がで来るほどに表現力がなければ、生徒にとって面白い授業は出来ないでしょう。指導要項という設計図が悪ければ出来の悪い車を何億も生産することになる。設計図を作った人は、姉歯さんと違って一切の責任はナシである。

数学の授業も日本ではワンパターンである。アメリカの数学の授業とかなり違う。違いがあっても、もちろんいいでしょう。しかし、ワンパターンが何十年も続けば、親子どんぶりになる。例えば、アインシュタインは西欧の初等教育では落ちこぼれであった。アインシュタイン並みの才能のある人物は、日本のワンパターン教育では潰されて育たない。多様性が無い、アメーバーのように自己増殖する、親子どんぶり的な教育しか出来ないからである。教育とか文化は多様性の中で花開くのではないでしょうか。例えば、東方見聞録(look east)で西欧文明が始まり、look west で日本の近代化が始まったように。


>生産力の低下は高度の機械化あるいはロボット化の推進に
>より補いと更なる増大は可能である。
>
>この事については現在に至る産業社会の発展を支えて来た
>科学技術の成果を振り返っても絵空ごとでないことは証明が
>されている。
>
>今までは人間の労働力が搾取の対象であったが、生産力が
>高度の機械化により充足されることが決定つけられれば
>もはや人間の労働力を搾取する必要の無くなる時代の到来が
>人類史上初めて実現することになる・
>それも日本がその扉を初めて開くことに寄与することに
>なるように思える。
>
>人間の活躍する分野は芸術など創造性と文化力の向上に携わること
>になると考えられる。
>
>人口減のネガテイブな面に囚われずに科学技術や人間の本来の
>能力を発揮する方向に特化して考える必要がある。
>
>そのためには戦争や争いの圏外に日本の立場を置くことが
>大前提となる。
>
>日本国始まって以来初めての人口減に直面した今日、
>その問題点を明らかにして、それらへの対応について今こそ
>真摯に考える必要を感じる。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):人口減がもたらすインパクトを考える。  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 06/1/5(木) 11:07  -------------------------------------------------------------------------
   たけチャンさん
あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。

広範囲なことについてのコメント有難うございます。
世界中で暴れ回ってるマネーの自己増殖はもはや留まることを
知らぬようです。

マネー「ドル」は印刷機によりドンドン増発されてます。
遠くない将来に資本主義の形態が破断界を迎えることになる
ことは必然として考えられます。

この際、ドル紙幣を集めることに汲々とするよりドルの価値の
あるうちに価値のあるモノ、自然環境保全、人々の暮らし向きの
改善にキーワードとしては「量から質」への転換にそのドルを遣い切る
べきであると・・私の持論ですが・・・。

>西欧文明の開化がマルコポーロの東方見聞録で始まったように、日本の近代化はlook west で始まった。ところが、今の日本は西欧文明の物まねによって、今日の日本を築くことができた。したがって日本の伝統と西欧文明の相対的位置関係を把握することに意味があった。
>
日本の現状での教育制度と教育の効果は寺子屋より劣ってることは
明白です。明治維新前後の日本人の資質の高さは当時の諸外国では
高く評価されてます。文化力も同じく。

いつの時代から教育のボタンを掛け違ったか「記憶させる教育」だけに
偏ってしまったこと、「記憶させること」と並んで「考えさせる」ことも
それ以上に大切なのですが・・。

昨今、表面化してる社会問題も総ては思考力と想像力の低下に
その原因はあると思います。

少し考えれば判りそうなことでも、それが判らない処に姉歯問題に
象徴される事件や問題の発生があると指摘することが出来ます。

外国語を学ぶにしても自国語「日本語」の基礎と日本人としての
歴史や一般教養が身についてなければ、外国人とのお付き合いも
ままなりません。

言葉が多少不自由でも日本人としての教養と文化力を身に付けて
れば問題はさして大きなものではありません。

明治維新前後の外交官や商人「貿易商」でもそれなりに立派に役目は
果たすことができました。

人口減がもたらすインパクトを考えたとき「量より質」への意識改革
がキーポイントとなること・の提示が私の持論です・。

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