Page 1373 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼初めて投稿します。 ベーグル 06/1/15(日) 2:09 ┣Re(1):初めて投稿します。 ワン太郎 06/1/15(日) 7:33 ┗Re(1):初めて投稿します。 ウミサチヒコ 06/1/15(日) 7:47 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 初めて投稿します。 ■名前 : ベーグル ■日付 : 06/1/15(日) 2:09 -------------------------------------------------------------------------
よろしくお願いします。 最近、ふと考えることがあります。 今、経済がおかしくなっていると皆さんも思いませんか? ホリエモンとか、従業員をタダ働きさせる企業とか、何でもかんでも民営化したがる首相とか。 それもこれも、アダム・スミスが提唱した “人間の利己的な活動が秩序を齎す” という言葉があるから、一部のお偉いさんが「自由」という言葉を盾に好き勝手やっているのではないかと思うんです。 でも最近、水田洋さんとか神野直彦さんとかの著書を読んでいると、どうもスミスが提唱した言葉が誤って解釈されていると思うんです。 スミスは本来、好き勝手に行動する「自由」とは違い、外部から強制されない人間の良心というものを何よりも重要と考えていた、と水田さんは著書の中で述べています(経済学は元々、道徳哲学から派生したそうですし)。 だったら、何でもかんでも市場に好き勝手にさせる今の経済学は、本来の経済学か大きく逸脱していることになり、ホリエモンや首相が言っていることは間違っていることになりますよね。 経済学を学校の授業で勉強していない私は、アダム・スミスなんて高校の世界史で、彼の名前と彼の著書『富国論』の存在を覚えた程度です。 でも今、改めて彼が言っていることを学びなおすのが非常に重要な気がします。 ところが一つ問題があります。スミスの『富国論』も『道徳感情論』も、内容がやたら難しい(勿論、日本語訳で書かれています)。読もうと思っても、暗号文に思えてしまうくらい複雑です。今の首相が再当選するのも、ホリエモンみたいな人が跋扈するのも、この国の人たちがきちんと経済思想を勉強しないことが一因であり、勉強しない原因は、書かれている内容が全くもって分からないからじゃないかな、って思うんです。だから、もっと分かりやすく、私たちが普段使っている言葉で読めるようになれば、もっと勉強する人たちが増えるんじゃないでしょうか。 老人党の人たちに提案です。その分かりやすく書き直す作業を、皆さんがやってみてはどうでしょうか。既に退職して時間が余っている方で、例えば「スミス研究会」みたいなものを作り、『富国論』の新訳に取り組み発行していただく、なんてことはできませんか。 検討していただけたら幸いです。 |
▼ベーグルさん: >よろしくお願いします。 初めまして、ワン太郎と申します。 > >最近、ふと考えることがあります。 >今、経済がおかしくなっていると皆さんも思いませんか? >ホリエモンとか、従業員をタダ働きさせる企業とか、何でもかんでも民営化したがる首相とか。 > >それもこれも、アダム・スミスが提唱した >“人間の利己的な活動が秩序を齎す” >という言葉があるから、一部のお偉いさんが「自由」という言葉を盾に好き勝手やっているのではないかと思うんです。 >でも最近、水田洋さんとか神野直彦さんとかの著書を読んでいると、どうもスミスが提唱した言葉が誤って解釈されていると思うんです。 >スミスは本来、好き勝手に行動する「自由」とは違い、外部から強制されない人間の良心というものを何よりも重要と考えていた、と水田さんは著書の中で述べています(経済学は元々、道徳哲学から派生したそうですし)。 >だったら、何でもかんでも市場に好き勝手にさせる今の経済学は、本来の経済学か大きく逸脱していることになり、ホリエモンや首相が言っていることは間違っていることになりますよね。 > >経済学を学校の授業で勉強していない私は、アダム・スミスなんて高校の世界史で、彼の名前と彼の著書『富国論』の存在を覚えた程度です。 >でも今、改めて彼が言っていることを学びなおすのが非常に重要な気がします。 > >ところが一つ問題があります。スミスの『富国論』も『道徳感情論』も、内容がやたら難しい(勿論、日本語訳で書かれています)。読もうと思っても、暗号文に思えてしまうくらい複雑です。今の首相が再当選するのも、ホリエモンみたいな人が跋扈するのも、この国の人たちがきちんと経済思想を勉強しないことが一因であり、勉強しない原因は、書かれている内容が全くもって分からないからじゃないかな、って思うんです。だから、もっと分かりやすく、私たちが普段使っている言葉で読めるようになれば、もっと勉強する人たちが増えるんじゃないでしょうか。 >老人党の人たちに提案です。その分かりやすく書き直す作業を、皆さんがやってみてはどうでしょうか。既に退職して時間が余っている方で、例えば「スミス研究会」みたいなものを作り、『富国論』の新訳に取り組み発行していただく、なんてことはできませんか。 >検討していただけたら幸いです。 おっしゃる事 とてもよく判ります。 <最近 経済をおかしく> している人達は どうも お勉強が 「とてもよくできた人達」 の様ですね。 東大卒だとか ハーバードだとか 立派なキャリアの方達です。 ひょっとすると、その方達の 「お勉強」に問題が あるのじゃないですか? そんな気がします。 |
▼ベーグルさん: 老人党への、初カキコ、おめでとうございます。 アダム・スミスに好感を持っていらっしゃることを聞いてなんだか嬉しく思います。私のなんとなく憧れの経済学者です。といって、彼の本を読んだことはなく、マルクスの本で触れられている、ということをいろいろな本で知っている程度ですが。スミスがニュートンなら、マルクスはアインシュタインですね。 力学も難しいですが、経済学も難しい。一般に「学問」というのは難しく書いてあります。特にアタマに来るのは実存主義の翻訳物です。日本語の文章になっていないような翻訳が、いかにもそれが実存主義であるかのような雰囲気をかもし出しているのですから始末が悪いです。 難しい言い回しをする学者は大嫌いです、軽蔑します。良く分かっていないから、難しい表現にしてごまかしているんだと思います、それがその種の人間のビジネスマナーなんでしょう。 小泉が自由を履き違えている、というのはまったくそのとおりだと思います。彼の政(まつりごと)には人間味が感じられません。自民党代々の首相は、首相になる前は結構私も好感を持つ政治家がいるのですが、実際首相になってみると、大概ロクなもんじゃないことが分かる。これはもう、自民党という集団が、ロクなもんじゃないと思うしかありません。ということは、それを支持している財界や国民がロクなもんじゃないと思わなければならない、というところに行き着きます。 ただ、国民の多数が小泉を支持しているわけじゃない。選挙でも自公がかすかす半数を獲得しているだけですし、その背後には声なき声が大量に存在している。選挙制度がもっとまともだったら、自公政権なんて、明日にも吹っ飛びます。それをしないのが、今の野党ですから、野党の責任は重大です。それでは。 |