Page 309 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼禿げ鷹フアウンド再考? 珍 源斎 05/6/13(月) 11:53 ┗Re経営者の力量差は大きい! 珍 源斎 05/6/15(水) 0:10 ┣Re(1):日本人の価値を日本人が認めない? 珍 源斎 05/6/15(水) 8:56 ┃ ┣Re(2):日本人の価値を日本人が認めない? 真人間 05/6/15(水) 11:34 ┃ ┗Re(2):日本人の価値を日本人が認めない? J.I 05/6/16(木) 3:38 ┣Re(1):Re経営者の力量差は大きい! しまったk2 05/6/15(水) 21:15 ┃ ┗Re(2):Re経営者の力量差は大きい! 珍 源斎 05/6/17(金) 9:54 ┣Re(1):Re経営者の力量差は大きい! たけチャン 05/6/15(水) 22:36 ┃ ┗Re(2):Re経営者の力量差は大きい! 珍 源斎 05/6/17(金) 10:17 ┗Re(1):Re決断の出来ない経営者の弊害 珍 源斎 05/6/18(土) 13:51 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 禿げ鷹フアウンド再考? ■名前 : 珍 源斎 ■日付 : 05/6/13(月) 11:53 -------------------------------------------------------------------------
禿鷹フアンドと云われるリップルウッドについて昨日のサンデープロジェクト にてリップルウッドのCEO最高経営者のシモンズ氏(48才)が特集番組で取り 上げられた。 リップルウッドと云えば破綻した長銀を買い取り新生銀行として建て直したり 破綻した宮崎県のシーガイアを買い取り再建を図ってるフアンドであるが、 シモンズ氏は高校を中退して約2年ほど当時アメリカに進出してた日本の製造業 の工場に勤務したが人員整理で退職後・大学入り改めて哲学、宗教を学んだとの こと、 日本が1980年も後半から1990年の始めにかけてバブル経済も含めた 好況時にアメリカでは不況が続いてた頃に破綻した企業の再建へのノウハウを 掴んだ。 企業の破綻には経営者の力量が問題で、従業員の能力が活かされて無いことに 着目して、経営力を強化することにより企業は必ず再建可能であることの確信に 基づいて経済不況下の日本に進出して業績を上げている。 日本では俗に云われる死肉を貪る禿げ鷹のイメージの偏見を持たれてるが 企業再生と再建によって利益を得る本質を違えねば禿げ鷹のイメージとは異 なるばかりか、社会にとっても必要な機能でないかと改めて感じる・。 彼は少年時代に勤務した日本企業、取り分け製造業の優秀なことを理解しており 日本の製造業を再建することにメリットがあるとの見立てから日本の製造業・ 数社の再建に取り組み日本人の有能な経営者を送り込み再建を図り見事に 成功してる例が紹介されてた。 彼は、再建すべき企業に乗り込んで真っ先に云うことは従業員に手を つけるリストラはしないと云うコトを徹底して人材確保の重要性は認識することと、再建には拙速を求めず長期的な視野に立つ再建策を重視してる。 【企業の再建は本来そうあるべきである】 破綻したボロ会社をピカピカの優良な会社として再建すれば利益は大きいもの になる少々のリスクはあっても充分に元は取れ利益が上がる。 新しく企業を造るコト以上に効率が良い・企業の経営は経営者の資質によると 云う原理・原則を改めて知る思いであった。 人事リストラに「かまけて」優秀な人材を逃し「あたふた」してる企業がある コトを思うと経営哲学とでも云う企業経営のバックボーンの重要さを知らされる。 |
前述のリップルウッドなるフアンドの主宰者は日本経済の 底力は日本の製造業、しかも現場にあると見通して・・ 日本の不況による不振を「かこつ」製造業に目を付けて日本の製造業を 復活させることに大きな利益が眠り隠されてることを見抜いてる。 日本の製造業が中国へ大量に進出して有能な下請けや 技術者が置き去りにされてることにも目を付けて手を打ってる ように見える、有能な日本人経営者や技術者を更に定年引退モード に入ってる人まで隈無く探し出して活用を図る辺りは流石である。 価値ある会社も日本的な銀行のやり方で倒産・破綻の憂き目に あってる処も多いが、それらのサポートや復活が日本人の 手で出来ないのも情けない想いを否めない。 改めて日本人の価値を知るのは、日本人では無い外国人で あると云うのは何とも皮肉な・・話ではないか・・。 |
禿げ鷹フアウンドについてスレッドを立ち上げ色々考えると 日本人が日本人の価値「業績」を認めずに、外国人がそれを認めて るケースが多いことに気付かされる。 現在では通信の主流を占めるに至った光通信にしても 戦時中のレーダーの基本技術であるビームアンテナ「八木アンテナ」も 発想と考案は日本では認められず主に米国で認められて初めて日本で 認められると云う屈折した形は日本では至る所にある。 太平洋戦争の始め世界で初めて「航空機」により戦艦プリンスオブウエールス を旗艦とする英国艦隊を壊滅させたことは戦史上にも特筆される オリジナル戦法であり、以後、海軍力の主力は大鑑・巨砲時代から航空機を 主戦力とする航空母艦による機動戦力になった。 米国では「一早く」それに気付いて建造中の戦艦の艤装を取り去り航空母艦 への転用を図ると共に艦載機の大量生産とパイロットの養成による大増員を 図った。 日本では航空戦力の充実をとなえた意見を排して依然として大鑑・巨砲の 戦艦大和の建造に国の総力を挙げて取り組んだ。 ・・その結果は説明の要はないと思う。・・・ レーダー技術にしても諸々の日本人の発想によるモノが日本国内では 前例が無い、成功前例が無いなどの理由にてその価値を評価されない こと、外国人に認められて後追いでそれを認めると云う愚かなことが 現在でもある。・・・それらの原因は何処から来るのか?・・・ 私は官僚に見られる公家文化に由来するのではないか?との想い に至った。これを引きずってる限り日本人の幸せは「いつも」 遠回りを強いられることになる・と感じる。 |
▼珍 源斎さん: >禿げ鷹フアウンドについてスレッドを立ち上げ色々考えると >日本人が日本人の価値「業績」を認めずに、外国人がそれを認めて >るケースが多いことに気付かされる。 > >現在では通信の主流を占めるに至った光通信にしても >戦時中のレーダーの基本技術であるビームアンテナ「八木アンテナ」も >発想と考案は日本では認められず主に米国で認められて初めて日本で >認められると云う屈折した形は日本では至る所にある。 > >太平洋戦争の始め世界で初めて「航空機」により戦艦プリンスオブウエールス >を旗艦とする英国艦隊を壊滅させたことは戦史上にも特筆される >オリジナル戦法であり、以後、海軍力の主力は大鑑・巨砲時代から航空機を >主戦力とする航空母艦による機動戦力になった。 > >米国では「一早く」それに気付いて建造中の戦艦の艤装を取り去り航空母艦 >への転用を図ると共に艦載機の大量生産とパイロットの養成による大増員を >図った。 > >日本では航空戦力の充実をとなえた意見を排して依然として大鑑・巨砲の >戦艦大和の建造に国の総力を挙げて取り組んだ。 >・・その結果は説明の要はないと思う。・・・ > >レーダー技術にしても諸々の日本人の発想によるモノが日本国内では >前例が無い、成功前例が無いなどの理由にてその価値を評価されない >こと、外国人に認められて後追いでそれを認めると云う愚かなことが >現在でもある。・・・それらの原因は何処から来るのか?・・・ > >私は官僚に見られる公家文化に由来するのではないか?との想い >に至った。これを引きずってる限り日本人の幸せは「いつも」 >遠回りを強いられることになる・と感じる。 その点徳川さん(江戸時代)の方が、人物の価値を、認める国政を行っていた様に 思います。 士農工商と、言いましても、名のある大商人は、大名と対等な扱いを受けていた様に、思われます、「大商人が、チョッカイ出せば、大名は、縮み上がる」と、借金でも、有ったんでしょうか。また、腕良い大工は、将軍家の菩提である、日光の東照宮の、一番高い所に、逸品(眠り猫、左甚五郎作)として、祭られています。 話は、変わりますが、外交面にしましても、お隣の朝鮮国とは、ウマク遣っていて、何年かに、朝鮮使節団と称して、大名行列宜しく行っていました。 我々は、明治を評価し過ぎる感が有ります。維新の中心人物である坂本龍馬が生きていたなら、話は、別ですが。その龍馬暗殺は、龍馬が仲間としていた者の仕業の様です。それが、龍馬に変わって中心人物に成ったもんだから、表面上は良く見えるのですが、結果は正反対の者が現れます(天皇主権,軍国主義)・・・ どうやら、日本のアヤの元が、この辺り在る様に思います。 |
>珍源斎様 今晩は 八木アンテナの例を出されて・・日本で認められず 外国で認められて・・まあ近頃では島津製作所の田中 さんの例もあるし、ちょっとツッパリ過ぎの感はある かも知れないけれど青色発光LEDの中村さんも・・・ 外国・というより、日本での所謂技術系に対する文系 優位というような体制?の問題ではないかと思うの ですが・・最近何で見たのか・年ですね・ぼけてしまって ・・CIOというのが言われているそうですね、CとOは CEOとかCOOとかのCとOで、IはIT、というか インフォメーションのI、つまりコンピュータシステム の管理、統括の責任者・・その地位向上をというか・・ 私が見た記事?、かの「みずほ・・」統合時のシス テムの統合の「失敗」はその責任者が居なかったため・・と その記事の取材者は言っていましたが、それは取材時に いなかったので、「あの」時は居ました、そして「失敗」 の責任を取らされて辞めさせられた、と聞いています。 あの失敗はトップ陣がシステム担当者の意見を聞かずに 統合を強行したからなのに・・・ もしかすると昔の「士農工商」が未だに残っているのかも ・・(商は昔も実質的には一番上位だったそうで・・) |
▼珍 源斎さん: >前述のリップルウッドなるフアンドの主宰者は日本経済の >底力は日本の製造業、しかも現場にあると見通して・・ > >日本の不況による不振を「かこつ」製造業に目を付けて日本の製造業を >復活させることに大きな利益が眠り隠されてることを見抜いてる。 > >日本の製造業が中国へ大量に進出して有能な下請けや >技術者が置き去りにされてることにも目を付けて手を打ってる >ように見える、有能な日本人経営者や技術者を更に定年引退モード >に入ってる人まで隈無く探し出して活用を図る辺りは流石である。 > こんばんわ、相変わらず鋭い視点で、きっとネットサーフしているプロにネタを提供していると受け止めます。 云われますとおり、端的には、デフレがそれを物語っています。 つまり、需要以上の生産供給力を日本が内蔵しながら活用できないでいるわけです。そして、優秀な生産供給力を見限って、安く低品質の生産力を求めて、後発国へ出かけています。(もっとも、日本のお陰で、後発国も次第に高品質になってきていますが。) それが過剰外貨にもなっています。そして、アメリカの債権を買い入れて、その赤字財政を補い、アメリカ人の豊に貢献しております。 もしかして、ドルが急落したら国としては大損害ですが、日本の政治経済界は誰も責任を取れないし、取る気もないでしょう。 |
しまったk2さん こんにちわ! レス有難うございます。 外国人取り分け「アングロサクソン系」の伝統的な狩猟民族的な 処世術?には正直言って感心するばかりです。 特に「利は」何処にあるか?その利を構成する要素を目敏く見抜いて 布石を打つコトは彼らの歴史的な諸行を振り返って見ても・・・ 奇術、手品の種明かしを見せられてるようにも思えます。 ドル圏に組み込まれての経済にある限りは止むを得ないコトのように 思います。<日本が資源や市場を米国に依存してる限りは・・・・> >それが過剰外貨にもなっています。そして、アメリカの債権を買い入れて、その赤字財政を補い、アメリカ人の豊に貢献しております。 >もしかして、ドルが急落したら国としては大損害ですが、日本の政治経済界は誰も責任を取れないし、取る気もないでしょう。 バブル経済の崩壊による日本の大損害は「第二の敗戦」とも云われてる ような国民経済にとっては大戦争に匹敵する損失です。 これは金銭、物質的な損失に留まらず人的にも中都市の人口が全滅したに 等しい上に自殺者の累計数・産業事故や交通事故のよる犠牲者も加えれば その犠牲者の数は膨大なものになります。 覇権国の恩恵?を受けてる限りは・日本に余剰な富の集中や集積が出来 ないような仕組みがあります。 それ故に・私の持論ですが、ドルやお金を貯めてもそれは幸せに通じない ことを自覚する必要があるように思います。 それより日本人が豊かな暮らしを実現するのには生活感の中での スピードを減速してスローな生き方を実践して「ゆとり」を確かな モノにする意識をもつコトではないかと・思います。 哲学的な「バックボーン」を確立するコトにあると・思います。 現在のグローバリズム資本主義へのアンチテーゼとして欧州に 芽生えつつある・・考え方もその方向を示してるようです。 明治維新以来急速な日本の近代化の為に収奪した自然の森や林、 水辺等々の自然環境の復元にも今こそ取り組む必要があると 思います。 |
▼珍 源斎さん: >前述のリップルウッドなるフアンドの主宰者は日本経済の >底力は日本の製造業、しかも現場にあると見通して・・ > >日本の不況による不振を「かこつ」製造業に目を付けて日本の製造業を >復活させることに大きな利益が眠り隠されてることを見抜いてる。 これは日米の製造業を比較すると、アメリカの場合、社員は全員が、日本で言う派遣社員である。製造技術というのは1年2年で築くものではなくて、30年から100年かけて築くものである。長期的な経営哲学が無いアメリカは日本に負けて当然である。 リップルウッドがどれだけの経営スパンで計画しているかは分らない。多分、10年やって、企業価値が最大になったら、他の企業に売り払うのではないか。アメリカに富をより多く持ち帰るために最善の経営をしているのではないでしょうか。何年かすれば、後は野となれ山となれ、であることを覚悟すべきである。 日産の場合も、ショック療法で日産は復活した。利益はほとんど親会社に送られる。企業が再生したんだから良いじゃないかの意見もある。しかし同時に富の移転により国内消費が増えない、減少するというマイナスもある。 > >日本の製造業が中国へ大量に進出して有能な下請けや >技術者が置き去りにされてることにも目を付けて手を打ってる >ように見える、有能な日本人経営者や技術者を更に定年引退モード >に入ってる人まで隈無く探し出して活用を図る辺りは流石である。 > >価値ある会社も日本的な銀行のやり方で倒産・破綻の憂き目に >あってる処も多いが、それらのサポートや復活が日本人の >手で出来ないのも情けない想いを否めない。 > >改めて日本人の価値を知るのは、日本人では無い外国人で >あると云うのは何とも皮肉な・・話ではないか・・。 成功体験に引きずられると、視野が狭くなり、失敗体験となるのは良くあるケースである。日産の場合もそうである。日本軍が日清日露で勝利したために、かえって視野が狭くなり失敗を侵した場合もある。日本人が日本人を評価できなければ、日本人は永久にダメだと言うことになります。そのような舶来崇拝はいかがなものでしょうか。 |
たけチャンさん様 こんにちわ! レス有難うございます。 「諸行無常」と云う宇宙観はアングロサクソンを中心とする覇権国を 構成する人たちの方が実践の中で心得てるように思えます。 日本人の中でも「中世の雄・織田信長」は伝え聞くと処では 常に新しい戦法を編み出し、決して同じ戦法や成功体験を 踏襲することは無かったと云われてます。 最近のでも日本の創業経営者の中には成功体験を踏襲せずに 世界的な企業に育て上げた経営者も敢えてお名前は挙げませんが 複数以上に存在します。 成功体験への踏襲や前例主義は日本では「政治や行政」にはそれそのモノ の見事な実例があります。その辺りの変革を願う潜在的に多くの国民は 求めてるように思います。 人材の能力評価には今や国籍人種は無いように思えます。 殊更に、舶来崇拝は時代遅れも良い処です。 因みに中世前のユーラシア大陸の覇者であったジンギスカンの 拓いた大蒙古帝国は人種、宗教を超えた人材の登用により、あの 強大な国を建設し維持したと伝えられる処です。 >成功体験に引きずられると、視野が狭くなり、失敗体験となるのは良くあるケースである。日産の場合もそうである。日本軍が日清日露で勝利したために、かえって視野が狭くなり失敗を侵した場合もある。日本人が日本人を評価できなければ、日本人は永久にダメだと言うことになります。そのような舶来崇拝はいかがなものでしょうか。 |
日本で大企業のトップ上り詰めるられる人は大過なく過ごせるコト と併せて巧みに責任を逃れる術を心得てる人が結果的に多かった。 事実、経済不況により破綻を来してる企業では破綻から回避する 時期を決断の出来ないままに無為に過ごして臨界レベルに達して 破断界に至るケースが実例として多く散見される。 そして破綻した企業の再生に起用される人物はそれとは対極にある 決断力と決断を導き出す洞察力に富んだ人が任命されて見事に 企業を再生するコトが共通要件として挙げられる。 今までは、決断力が無くても調整力と事態の先送りが得意の人が 「大過なく」がキーワードで無難さが売りで昇進を遂げてトップに まで登りつめる人が多かったのではなかったか。 長期の経済不況を経て漸く有能な人が登用されるケースもあり 人事的な序列を超えて抜擢されてトップに就任する方も最近では 多くなっており、いずれも期待に応えた業績を上げてる。 大企業の経営者には卓越した先見性と決断力が求められるが それと併せて政治家にも国家の運営に同じく卓越した先見性と 決断力加えて「人類愛」に基づく哲学が必要であるコトは 申すまでもない・・。 |