Page 344 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼携帯電話 ワクチン 05/6/20(月) 13:24 ┗規制実施中 退役軍人 05/6/20(月) 13:54 ┗Re(1):規制実施中 ワクチン 05/6/21(火) 7:37 ┣Re(2):電話通信の輻輳と安定の問題 昭和 人 05/6/21(火) 11:12 ┣Re(2):電話通信の輻輳と安定の問題 昭和 人 05/6/21(火) 11:54 ┃ ┗Re(3):電話通信の輻輳と安定の問題 退役軍人 05/6/21(火) 12:51 ┃ ┗Re(4):電話通信の輻輳と安定の問題 昭和 人 05/6/21(火) 14:11 ┣Re(2):規制実施中 昭和 人 05/6/22(水) 10:00 ┃ ┗Re(3):規制実施中 昭和 人 05/6/22(水) 10:17 ┃ ┗Re(4):規制実施中 退役軍人 05/6/22(水) 12:15 ┗Re(2):規制実施中 虎キチ大好き 05/6/23(木) 7:52 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 携帯電話 ■名前 : ワクチン ■日付 : 05/6/20(月) 13:24 -------------------------------------------------------------------------
さきほどまた地震がありました 震源地は震度5弱でしたが、すでに携帯電話が使えません 携帯メールも送信できません 原理的に無理なのかもしれませんが、携帯必須の現代社会にとって致命的な問題なのではないでしょうか こんな田舎だからでしょうか・・・ 都会での大地震で携帯が一斉にダウンしたらどうなるのでしょう |
ワクチンさん、こんにちは。 ▼ワクチンさん: >さきほどまた地震がありました >震源地は震度5弱でしたが、すでに携帯電話が使えません >携帯メールも送信できません >原理的に無理なのかもしれませんが、携帯必須の現代社会にとって致命的な問題なのではないでしょうか >こんな田舎だからでしょうか・・・ >都会での大地震で携帯が一斉にダウンしたらどうなるのでしょう 地震などが観測されると携帯のプロバイダは、一斉に発着信規制コマンドをシステムに投入し一般加入者の通話を規制します。 これは、地震直後に安否連絡等が集中するために起きる「異常輻輳」からシステムを守り、規制されない携帯電話による通信を確保するためです。 システムが異常輻輳による過負荷でダウンしてしまうと、規制されていない携帯電話による通話も出来なくなりますし、なによりもダウンしてしまったシステムを復旧させるのに長い時間を要しますから。 規制されない携帯電話は、警察や消防などの治安維持及び救命救急を任務とする機関に割り当てられています。 規制は、一般加入者の無効呼の減り具合を見ながら、徐々に規制解除されていきます。 従って、システムに脆弱性という欠陥があるから使えなくなるのではなく、システムの稼働を続けさせるための処置なのです。 普段使えている場所で「圏外」表示となっているのなら、サービス局のシステムが地震により故障した可能性もありますが、圏外表示にならずに繋がらないのはシステムの異常ではないと思います。 失礼いたしました。 |
原理的に、緊急時規制し、優先順位というか、緊急通信を最優先させないといけないことはわかっていますが、しかし、こうも簡単に通信不能になってしまうことは問題なのではと思います。 携帯はもはや使いたい人が使う通信媒体ではありません。固定電話以上に重要な媒体であり、まして金融関係のサービスの一部にもなり始めた今はライフラインにも近い存在になりつつあります。 その携帯通信がこうも脆弱でいいのかと思ってしまいます。 通信全体を含め、なにか総合的な通信システムとして再考しなければいけないんじゃないかと思います。 |
▼ワクチンさん: >原理的に、緊急時規制し、優先順位というか、緊急通信を最優先させないといけないことはわかっていますが、しかし、こうも簡単に通信不能になってしまうことは問題なのではと思います。 >携帯はもはや使いたい人が使う通信媒体ではありません。固定電話以上に重要な媒体であり、まして金融関係のサービスの一部にもなり始めた今はライフラインにも近い存在になりつつあります。 >その携帯通信がこうも脆弱でいいのかと思ってしまいます。 >通信全体を含め、なにか総合的な通信システムとして再考しなければいけないんじゃないかと思います。 |
▼ワクチンさん: ご参考までに >原理的に、緊急時規制し、優先順位というか、緊急通信を最優先させないといけないことはわかっていますが、しかし、こうも簡単に通信不能になってしまうことは問題なのではと思います。 >携帯はもはや使いたい人が使う通信媒体ではありません。固定電話以上に重要な媒体であり、まして金融関係のサービスの一部にもなり始めた今はライフラインにも近い存在になりつつあります。 >その携帯通信がこうも脆弱でいいのかと思ってしまいます。 >通信全体を含め、なにか総合的な通信システムとして再考しなければいけないんじゃないかと思います。 ごもっともです。 これは通信ネットワークの自由化と電話交換機(複数多数の端末PC、携帯無線、固定電話を含む相互を接ぐもの)の容量、トラヒック(交通量)の余裕の問題であり専門家の間でも古くて新しい難問の課題です。 簡単に述べると ・携帯電話(無線)は固定電話(有線)よりも不安定なのはしかたない。 ・固定電話でもこの不通の現象は避けられない。(災害、特別情報、一斉受付などの輻輳のとき) 「輻輳」の現象はみんなで一斉に電話を同時間タイミングで発信する場合に生じます。 ・固定電話でも携帯でも、(むしろ携帯のほうが弱い)不通は避けられません。 ・ワクチンさんの体験はどこの携帯電話か おそらくドコモではないでしょう。 ドコモがやられたら他のキャリア会社はもっと弱いですからダメです。 ・そのとき固定電話ならOKだったと思います(公衆電話でもよい) 原因 ・交換機の容量パンクです。 規制とは関係ありません。おそらくそのとき110番も119番もかからなかったはずです。 (規制は輻輳検知後のNTTなどキャリア側の措置です。) ・緊急時の携帯無線は専用線(公衆が使えないNW)でしか駄目です。 ワクチンさんの期待はわかりますが携帯電話キャリア会社に求めるのは無理、無駄です。 電話の民営化の影響もあります。 情報通信ネットワークの民営化は結果的には疑問です。 少々専門的になりましたが、この問題 一時的でかつ専門的解決と電話方式国家運営の問題がからむので しかたが ありません。 でもワクチンさん よく気がつき問題意識をもたれましたね。 |
昭和人さん、こんにちは。 ちょっと認識が違うと思われる点について確認させて下さい。 ▼昭和 人さん: >原因 >・交換機の容量パンクです。 >規制とは関係ありません。おそらくそのとき110番も119番もかからなかったはずです。 >(規制は輻輳検知後のNTTなどキャリア側の措置です。) 現在は、輻輳検出前に規制を入れています。 地震等が検出されると、オペレーションセンターで直ちに「規制投入」のための体制が立ち上げられ、該当地域の地域オペレーションセンタと、隣接する地域オペレーション、それに中央のオペレーションとの間で電話会議が設定される仕組みが運用されています。 規制は、在圏加入者数や発着信完了率等(無効呼トラフィック等々)のパラメーターを参考にしながら、地域の上位交換機から下位交換機、さらにはサービス局(加入者系無線局)ごとに、着信規制と発信規制を独立して規制しています。 さらには、音声呼でもプロトコルの違いごとに%刻みで規制が可能です。 PDCとCDMA更には、他社接続、固定系接続など、呼の種別ごと(方式の違いごと)に規制可能ですし、状況に応じて事前に準備されたシナリオに基づく自動規制も可能です。 従って、交換機が輻輳によりパンクする事態は、ほぼ回避可能なシステムになっています。 交換機がパンクしてしまい上位交換機をシステム再開しなければ復旧できないような深刻な事態は、福岡地震でも中越地震でも無かったと聞いています。 あまり知られていませんが、お祭り等で限られた地域に携帯加入者が集中する場合も、同じように規制投入体制が立ち上げられて、地域を限定した規制を実施しています。 失礼いたしました。 余談 民営化されてから、プロバイダ各社は価格競争をしなければならなくなりましたよね。 その結果として加入者側としては、安い費用で誰でも使えるようになったメリットを享受していると思います。その反面、ネットワークの信頼性に「特別な事態である天災」に対して脆弱であるとのご指摘だと考えます。 ネットワーク設備の効率化と、ネットワークの信頼性は相反する現実を捉えての問題提起ですよね。 最近のシステムは、同時に両方を追求できるとても柔軟なシステム構築が可能になったと思います。 使えなくなった携帯が、一週間も十日も使えないままだというのなら別次元の問題でしょう。 失礼いたしました。 |
▼退役軍人さん: お久しぶりです。 議論することは民営化と通信の安定化などです。 交換機の輻輳措置のことはNW管理、法令がらみの問題もありこの掲示板での説明は専門的になるので避けましょう。 とりあえず、違う点のみ指摘させてください。 >> >▼ >>原因 >>・交換機の容量パンクです。 >>規制とは関係ありません。おそらくそのとき110番も119番もかからなかったはずです。 >>(規制は輻輳検知後のNTTなどキャリア側の措置です。) > >現在は、輻輳検出前に規制を入れています。 できますがこれはいけません。法からも過去の実績にもよるが特定着信番号指定の規制ならよいが(例一斉申し込み受付など)一般公衆の発信をとめることはしてはいけません。 > >地震等が検出されると、オペレーションセンターで直ちに「規制投入」のための体制が立ち上げられ、該当地域の地域オペレーションセンタと、隣接する地域オペレーション、それに中央のオペレーションとの間で電話会議が設定される仕組みが運用されています。 地震の検出は気象庁のやることで、NW管理者のやるべきことは輻輳の検知でこれは交換機CPUの動作能率で検出すべきで人間の情報でやるものではありません。 (ただし着信輻輳の検知と規制は別) 今度の問題は災害広域での発信問題ですから事前規制は不可能です。 > >規制は、在圏加入者数や発着信完了率等(無効呼トラフィック等々)のパラメーターを参考にしながら、地域の上位交換機から下位交換機、さらにはサービス局(加入者系無線局)ごとに、着信規制と発信規制を独立して規制しています。 それは災害対策としての輻輳発生後の復旧措置です。 > >さらには、音声呼でもプロトコルの違いごとに%刻みで規制が可能です。 >PDCとCDMA更には、他社接続、固定系接続など、呼の種別ごと(方式の違いごと)に規制可能ですし、状況に応じて事前に準備されたシナリオに基づく自動規制も可能です。 緊急時の規制は自動制御でやるべきで人間のコマンドでやることではありません。 状況に応じての措置はこれも平常化復旧措置です。 > >従って、交換機が輻輳によりパンクする事態は、ほぼ回避可能なシステムになっています。 異常輻輳に耐えられる交換機はありません。 > >交換機がパンクしてしまい上位交換機をシステム再開しなければ復旧できないような深刻な事態は、福岡地震でも中越地震でも無かったと聞いています。 当時TV、ラジオでも問題になったでしょう。 調べてみてください。かからなく なっていました。電話での安否確認ができないためNTTは特番サービスをやっていたでしょう。 > >あまり知られていませんが、お祭り等で限られた地域に携帯加入者が集中する場合も、同じように規制投入体制が立ち上げられて、地域を限定した規制を実施しています。 これは東京などでは毎週のごとくあります。 着信番号指定の規制です。TVのアンケートなどがこれです。日本TVではNTTと連絡してやっています。 しかしこれは主題とは別なことです。 > >余談 > >民営化されてから、プロバイダ各社は価格競争をしなければならなくなりましたよね。 > >その結果として加入者側としては、安い費用で誰でも使えるようになったメリットを享受していると思います。その反面、ネットワークの信頼性に「特別な事態である天災」に対して脆弱であるとのご指摘だと考えます。 > >ネットワーク設備の効率化と、ネットワークの信頼性は相反する現実を捉えての問題提起ですよね。 > これは同感です。 退役軍人さん あなたも親切な人ですね。 お説 間違っていることはありません。 ただ携帯電話がつながらなかったことの質問への答えは上記のとおりだと思います。 つい長くなりましたが技術、専門てきなことは極力さけましょう。 (自分で書きながら ごめんなさい) あとはこのスレッドでの他の人の質問があれば答えてあげてください。 こちらこそ 失礼しました。(気のつくままに)。 |
基本的には54233のとおりで携帯でも固定でもリアルタイムの電話は交換機の一時的過負荷で通信は出来なくなります。 補足 退役軍人さんの説明にあるとおり発信規制措置により一般電話は規制し疎通の復旧を図ります。しかし、かからないと ますます 再発信が増加して正常に戻るまで時間がかかります。 なおあらかじめ予測できるような行事、一斉受付、TV、ラジオなどによるアンケート受付のような場合には事前に特定着信番号(例TV局番号)について規制します。(企画型輻輳措置という) この場合は発信者に対して自動メッセージで「混み合っていますから〜」のトーキーを流します。 トーキー。メッセージも流れず、無音または話中音でかからないのは交換機のパンクでしばらくはダメになります。 本問題は1976(昭和51年)ごろ東海沖地震予測時の特別措置法。地震予知警戒宣言発令とからんで最大の課題となった。 今のシステムはこのとき多少は改善された。(このとき私も担当しました。) しかし根本的には異常輻輳時、電話のリアルタイム性での通信確保は無理です。 結局NTTがやっているVM(ボオイスメール)録音方式による連絡が最もよい方法です。 退役軍人さんの説明はこの場合について言っておられます。 54233で記したように今の通信システムでは |
▼ワクチンさん: >> 失礼しました。途中ででっちゃたので。 >退役軍人さんの説明はこの場合について言っておられます。 この文句は前の企画型(予測)輻輳の場合です。 > >54233で記したように今の通信システムでは (追記)異常輻輳時リアルタイムでの通信の確保は無理です。 E−MAILのようにリアルタイムでなく、時間をおいて、中央サーバーなどを通じて間接通信の方法を作るのがよいと思います。 失礼しました。(以上) 退役軍人さん また 防衛問題などで ご指導ください。(別スレッドで) |
昭和人さん、おはようございます。 ▼昭和 人さん: >▼ワクチンさん: >>> >失礼しました。途中ででっちゃたので。 >>退役軍人さんの説明はこの場合について言っておられます。 >この文句は前の企画型(予測)輻輳の場合です。 > >> >>54233で記したように今の通信システムでは >(追記)異常輻輳時リアルタイムでの通信の確保は無理です。 > >E−MAILのようにリアルタイムでなく、時間をおいて、中央サーバーなどを通じて間接通信の方法を作るのがよいと思います。 > >失礼しました。(以上) >退役軍人さん また 防衛問題などで ご指導ください。(別スレッドで) そうですね、話が専門的になりすぎますから。 ほとんどの携帯電話に大きなディスプレイが付いていますから、緊急連絡掲示板システムを構築すれば良いのかな。 繋がらない相手の電話番号をマーカーにして、その番号を持つ携帯からアクセスすれば、データがダウンロードされて、誰が連絡を取ろうとしているか判る仕組みなんかどうでしょう。 繋がらなかった発信者には、ダウンロードされたと判るような仕組みにすれば、通話は出来なくとも、相手が携帯でアクセスできる状況にあることが判ると思いますし。 一言【無事だ、心配するな】と伝えられれば目的を達すると思いますしね。 これだと、現在運用されているインフラで出来そうな気もします。 いつ来るかが判らないだけで、関東地震や東海地震は間違いなくやってくるでしょうし、システム構築などは今のうちにやっておくべきでしょうね。 重たいショルダー型の携帯電話を持ち歩いていた時代を知る私としては、こんなに進むとは想像もしなかったし、よもや携帯電話がライフラインと位置づけられる時代がくるとは思いもしませんでした。 失礼いたしました。 |
▼ワクチンさん: >原理的に、緊急時規制し、優先順位というか、緊急通信を最優先させないといけないことはわかっていますが、しかし、こうも簡単に通信不能になってしまうことは問題なのではと思います。 >携帯はもはや使いたい人が使う通信媒体ではありません。固定電話以上に重要な媒体であり、まして金融関係のサービスの一部にもなり始めた今はライフラインにも近い存在になりつつあります。 >その携帯通信がこうも脆弱でいいのかと思ってしまいます。 >通信全体を含め、なにか総合的な通信システムとして再考しなければいけないんじゃないかと思います。 それを補う為に災害掲示板が大規模災害時には設置されますよね 4月からこの制度は全キャリアに広がってますので事実上通話規制は掛けても そこで補える訳だから災害時安否確認と言う視点では出来ていると思います 問題は災害用伝言板や171にどう誘導し携帯の一般利用者利便をどう確保するか だと思います。 |