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 ▼17才の犯罪  もの申す 05/4/23(土) 10:23
   ┣Re(1):17才の犯罪  頑固生きがい 05/4/23(土) 13:09
   ┣Re(1):17才の犯罪  もの申す 05/4/24(日) 10:36
   ┃  ┣Re(2):17才の犯罪  松 05/4/25(月) 21:53
   ┃  ┃  ┗Re(3):17才の犯罪  もの申す 05/4/26(火) 11:33
   ┃  ┗Re(2):17才の犯罪  キタキツネ(元北の老兵) 05/4/26(火) 14:58
   ┃     ┗Re(3):17才の犯罪  柚子 05/4/26(火) 15:20
   ┣Re(1):17才の犯罪  あたっちめんと A 05/4/26(火) 18:07
   ┃  ┣Re(2):17才の犯罪  キタキツネ(元北の老兵) 05/4/26(火) 18:27
   ┃  ┗アタッチメント A さんへ  柚子 05/4/26(火) 19:56
   ┃     ┣あたっちめんと A さんへ  柚子 05/4/26(火) 19:59
   ┃     ┗Re(1):アタッチメント A さんへ  あたっちめんと A 05/4/27(水) 0:55
   ┃        ┗Re(2):アタッチメント A さんへ  柚子 05/4/27(水) 9:11
   ┗Re(1):17才の犯罪  海幸彦 05/4/27(水) 8:52
      ┗Re(2):17才の犯罪  peace 05/4/27(水) 20:52
         ┗Re(3):17才の犯罪  海幸彦 05/4/28(木) 0:12

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 ■題名 : 17才の犯罪
 ■名前 : もの申す
 ■日付 : 05/4/23(土) 10:23
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   大量殺人がしてみたかった、一度人を殺してみたかった等々、少年犯罪がまた発生した。バスハイジャック事件を思い出した。
彼等に共通することは普通の家(?)に育ち近所の評判も悪くないことである。
しかし、事件の背景が分かるにつれて、彼等には人として最も必要な事柄が全く身についていないことが見えてくる。

即ち、人には親切にすること、他人に迷惑をかけてはいけないこと、自分勝手では世の中は通じないこと、時には我慢が必要なこと、忍耐強く努力すること、犯罪は決して犯してはいけないこと、等々である。これらは総て家庭での躾けで体得すべきものであり、親として最低限教えなければならないことである。

想像するに彼等の親達は、一生懸命勉強して良い学校に入り、卒業したら一流の会社に入り、または弁護士・医者・キャリア官僚等の収入の多い職業に就いて欲しいと願い、彼等を叱咤激励するか親の望む方向に導いて行ったのではなかろうか。人の子の親としては当然のことと思う。しかし金を得る方法を教えても、人として社会人として生きる為の知恵も心構えも教えなかったことが、このような犯罪を犯す土壌を作ったと見るのは過ちだろうか。

最近の子供はよくキレルと言われるがその裏を返せば、我慢できない、人を思いやる気持ちに乏しい、我侭で自分勝手、と言えるのだと思う。即ち、程度の差はあれ幼少の頃から甘やかされ、我侭一杯に育てられた結果ではなかろうか。

犯罪を犯した後、国が彼等の罪を咎めることもなく施設に収容し、数年後に更正したと判断して社会に復帰させる。国家が親に代わって再び甘やかしているように思えてならない。犯罪を犯したら社会から当然のこととして刑罰を受けること、未成年と雖も例外ではないことを知らしめ、労働を通じて生きて行く苦しみや喜びを体得させなければ、真の更正など期待できないと思うが皆様はどのようにお考えでしょうか。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):17才の犯罪  ■名前 : 頑固生きがい <1934shouzou@jcom.home.ne.jp>  ■日付 : 05/4/23(土) 13:09  -------------------------------------------------------------------------
   ▼もの申すさん:
>大量殺人がしてみたかった、一度人を殺してみたかった等々、少年犯罪がまた発生した。バスハイジャック事件を思い出した。
>彼等に共通することは普通の家(?)に育ち近所の評判も悪くないことである。
>しかし、事件の背景が分かるにつれて、彼等には人として最も必要な事柄が全く身についていないことが見えてくる。
>
>即ち、人には親切にすること、他人に迷惑をかけてはいけないこと、自分勝手では世の中は通じないこと、時には我慢が必要なこと、忍耐強く努力すること、犯罪は決して犯してはいけないこと、等々である。これらは総て家庭での躾けで体得すべきものであり、親として最低限教えなければならないことである。
>
>想像するに彼等の親達は、一生懸命勉強して良い学校に入り、卒業したら一流の会社に入り、または弁護士・医者・キャリア官僚等の収入の多い職業に就いて欲しいと願い、彼等を叱咤激励するか親の望む方向に導いて行ったのではなかろうか。人の子の親としては当然のことと思う。しかし金を得る方法を教えても、人として社会人として生きる為の知恵も心構えも教えなかったことが、このような犯罪を犯す土壌を作ったと見るのは過ちだろうか。
>
>最近の子供はよくキレルと言われるがその裏を返せば、我慢できない、人を思いやる気持ちに乏しい、我侭で自分勝手、と言えるのだと思う。即ち、程度の差はあれ幼少の頃から甘やかされ、我侭一杯に育てられた結果ではなかろうか。
>
>犯罪を犯した後、国が彼等の罪を咎めることもなく施設に収容し、数年後に更正したと判断して社会に復帰させる。国家が親に代わって再び甘やかしているように思えてならない。犯罪を犯したら社会から当然のこととして刑罰を受けること、未成年と雖も例外ではないことを知らしめ、労働を通じて生きて行く苦しみや喜びを体得させなければ、真の更正など期待できないと思うが皆様はどのようにお考えでしょうか。

全く同意です。今更ながら少年法の甘さを痛感させられています。
只一つ気になったのは、この少年が通っていた高校の校長のコメントです。
良くありがちな、ごく普通の子で、一年のときは真面目に通っていたけれど、二年のときから不登校になりました となんだか通りいっぺん返事が違和感を感じましたが、その後で同級生だったという何人かにコメントを求めていたら、かなり危険な兆候があったことを答えていました。

つまり身近にいた者には予感めいたことが分かっていたのに、担任の教師や校長には何も分からなかったのか?はなはだ疑問ですね。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):17才の犯罪  ■名前 : もの申す  ■日付 : 05/4/24(日) 10:36  -------------------------------------------------------------------------
   三年前、17才の少年に一人息子(当時16才)を殺害されたSさんから手紙を頂きましたのでご披露させて戴きます。

三年前の出来事を毎晩夢に見ています。どうして殺されねばならなかったのか、犯人には一片の良心もなかったのか、非道な犯罪者を何故国は大切に扱うのか。
夫に先立たれ息子の成長だけが生き甲斐であった私は、事件以降魂を抜かれた状態となり生きる望みを失いました。
当時お世話いただいた先生(弁護士)は、息子の命日には必ず花を届けて下さいますが、ご迷惑を掛けっぱなしなのでそれも今年からお断りする予定です。

遊ぶ金が欲しかった、自分より弱そうな相手を探していた、殺した後奪った金が少なかったので、今度は大人の女性を狙うつもりでいた、留置所にいる時ヤバイことをしたと思った、等々犯人が審尋で裁判官に話した内容です。
三回にわたる審尋で犯人から謝罪の言葉は遂に出なかったそうです。私は本人からも両親からも未だに謝罪の言葉を受けておりません。

犯人は施設に送られました。刑罰は一切なしでした。風の便りではあと一年程度で出所するそうです。自分の罪を反省するならば、施設から私宛に手紙くらいは出せるとおもいますが、三年間便りは全くありませんでした。
一言も謝罪の言葉を言わない人物が更正したとどのように判断するのでしょうか。きっと施設の関係者は我々国民が知らない更正を確認する秘訣を知っているのでしょう。

社会復帰したあと彼はどのように生きてゆくのでしょうか。再び犠牲者が出ないことを祈るばかりです。理不尽な殺人者を税金で更正させる日本は、何と人権を大切にしている国なのでしょうか。仏壇で息子の写真が微笑んでいます。また涙が出てきました。 以上

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):17才の犯罪  ■名前 : 松  ■日付 : 05/4/25(月) 21:53  -------------------------------------------------------------------------
   もの申すさんこんばんは。

痛ましいお話です。
何とも言えぬ気持ちで読ませていただきました。

この様な話を読むと、何故殺された被害者の人権は無視されたままになるのでしょうか、何故殺した人間を庇う人たちは被害者を庇おうとはしないのだろうか、といつも思います。

現在の少年法は、戦後間もない時に食糧不足から生きるために盗みを働いた戦災孤児を救うために作られた、と聞いています。
生活に何の困難もなく、ただ自らの快楽のために犯罪を犯す現在の子供達は、その意味では少年法の想定外であり、その様な犯罪者を救う事が少年法の主旨にかなう事であるとは私には思えません。

この様な犯罪を起こす子供が出ている事を考えると、やはり少年法のあり方、そして教育のあり方をもう一度見直してもらいたい、と思ってしまいます。

もの申すさんがここで出してくださる情報はなかなか表には出てこない貴重なものだと思います。
どうぞこれからも引き続きお願いします。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):17才の犯罪  ■名前 : もの申す  ■日付 : 05/4/26(火) 11:33  -------------------------------------------------------------------------
   松 様

早速のレスありがとうございました。

>現在の少年法は、戦後間もない時に食糧不足から生きるために盗みを働いた戦災孤児を救うために作られた、と聞いています。
>生活に何の困難もなく、ただ自らの快楽のために犯罪を犯す現在の子供達は、その意味では少年法の想定外であり、その様な犯罪者を救う事が少年法の主旨にかなう事であるとは私には思えません。

私も松様の仰るとおりだと思います。少年法は子供達が精神的にも肉体的にも現在より幼く恵まれなかった時代の産物です。現在起きる少年犯罪の内容は成人のそれと残虐さや動機に於いては全く変わらないものが多いと思います。

施設に勤務していたOBの方の話を聞いたことがあります。収容者により様々ですが、大方の少年達は大人以上に始末に負えなかったと告白していました。
彼等は未成年者が刑罰を受けないこと、たとえ受けても軽いものであることを承知のうえで、日頃から不良行為をしていたと言うのです。恐喝・窃盗・暴行の果てが、凶悪事件に結びついているのは間違いないと断言していました。
施設内でも出所時期を短縮するため猫をかぶり従順な態度を装う者も多く、更正の確認も極めて事務的なものであったと言っておりました。

このように聞くと未成年者を一括して少年法の保護下におくことの矛盾を感じます。極端な話ですが、未成年者に死刑の適用も避けるべきではないと考えることがあります。(死刑が憲法で認められている限り)
少年法適用年齢を十三歳程度に引き下げ、罪を犯した未成年者(例:十八歳以下とする)は成人と同様に裁判にかけて刑罰を科し、刑務所内での服役状況を見た上で刑期の短縮や、施設送致などを行う等の改善が必要ではないでしょうか。

犯罪に寛容な社会は必ず衰退してゆきます。かつての安全神話を復活させることは容易ではありませんが、罪を犯せば必ず罰せられることを小学生の頃から家庭と学校で教えてゆくことが必要だと思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):17才の犯罪  ■名前 : キタキツネ(元北の老兵)  ■日付 : 05/4/26(火) 14:58  -------------------------------------------------------------------------
   もの申すさん

一連のご投稿を読ませていただき、私も全く同感です。私も少年犯罪には関心があり、ここでも過去に何度か触れていますが、ノンフィクション作家の黒沼克史氏の「少年にわが子を殺された親たち 」を読んで、その被害家族の悲惨さには言葉もありません。

黒沼さんは、「当事者の会」をサポートしております。この本は 「当事者の会」 六家族を丹念に取材したノンフィクションですので、ぜひ読んで頂きたい本です。

又下記に少年犯罪に関するサイトを照会しておきます。

少年犯罪リンク集
http://www3.ocn.ne.jp/~my-angel/rinku.html

少年犯罪被害当事者の会
http://www005.upp.so-net.ne.jp/hanzaihigaisha/newpage2.htm

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):17才の犯罪  ■名前 : 柚子  ■日付 : 05/4/26(火) 15:20  -------------------------------------------------------------------------
   しつこくお邪魔して、失礼します。
こういう事件のことを読むと、やりきれないのです。
自分のことを書くのは、同情をされたいと思われるわけですから、
そうやって遺族は、どんどん傷ついて黙っているか、
精神異常や人格障害などと誤解されていくようになるのです。

今後もキタキツネさんのような、冷静な方々が、
社会を変える力になってくださることを願っております。

読んでくだされば、それだけで幸いです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):17才の犯罪  ■名前 : あたっちめんと A  ■日付 : 05/4/26(火) 18:07  -------------------------------------------------------------------------
   横レス失礼いたします。
この様な事件が起きると、多くの方が様々な意見を出されます。それぞれに論拠があり的を得ていると思います。最近の10代の凶悪事件は目を覆いたくなるものばかりです。私がこの様なニュースを見るにつけ、人間の奥底にある衝動を現代人は段々制御出来なくなっているのではと考えてしまいます。よく性善性悪説の話を耳にしますが、人間はそんなに単純なものでは無く、善も悪も無い混沌とした状態から、色々な経験をして理性という善を獲得していくものだといと私は思っています。よく赤ちゃんを天使に例えますが、反面あのように自己中心的な状態の時も無いでしょう。大人が慈しみ顔を見ただけでデレデレになって全てを許してしまうのは、人間として成長した証なのだと思います。
人は自分の回りを自分の色に染めたがります。それが人間という社会的動物の性かはわかりませんが、自分の考えに絶対性を持ち、他人に強要していく事が全ての争いの元ではないでしょうか。それが国家単位となると戦争となります。また、絶対性の危険性にそれを持っている本人が気が付いていない事も多いですね。
まだ、幼児のうちから大人の絶対性の強要する親を何人も見ていると、子供が哀れでなりません。確かに大人の言う事は後々有利に働く事が多いでしょう。しかし、子供はそれを咀嚼できない場合の方が多いと思います。人権は勿論平等であるべきです。しかし、子供はそれを行使できない場合の方が多いのです。それをサポートするのが大人の役割なのですが、サポートする事と価値観の強要を取り違えている人が多すぎます。
子供が大人の絶対性の根拠の薄さに気付いた時や反抗する事で自我の形成を目指した時に、子供は新たな価値を模索しはじめます。えてして上手くいかなったりつまづいた時に不登校などの問題が起きていると思います。また、コミニューケーションの能力が育っていない子供も多いですね。自分の欲望を他人の関係や自分の未来を想像する事によって、理性が創られた人間性で押さえる。この一連の流れを育てやるのが大人の役だと私は思いますが、現代の大人自身がこの流れが機能しているのかはなはだ疑問です。事件を起こす子供は大人の相似形なのかもしれません。
エラそうな事を言いましたが、私もとても不安です。現代の子供に対して私自身も暗中模索なのでしょう。
駄文失礼いたしました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):17才の犯罪  ■名前 : キタキツネ(元北の老兵)  ■日付 : 05/4/26(火) 18:27  -------------------------------------------------------------------------
   あたっちめんと Aさん

私も全く同感です。

>それをサポートするのが大人の役割なのですが、サポートする事と価値観の強要を取り違えている人が多すぎます。

特に↑の部分には共感を覚えます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : アタッチメント A さんへ  ■名前 : 柚子  ■日付 : 05/4/26(火) 19:56  -------------------------------------------------------------------------
   ご投稿、大変興味深く読ませていただきました。

その中で、「絶対」という言葉を使われたあたりで、
(PC操作ができず、引用できなくて失礼します。)
以前からの私の疑問と重なりました。

差し支えなければ、質問させてください。
「絶対自由主義」という言葉は、アタッチメントさんは、
どのように解釈なさいますか?

この言葉は、このHPの入口の「打てば響く」のコラムの
バックナンバー一番下の、2004年9月30日の
なだいなだ氏が、掲示板によせた考えを書かれているところから、
私は悩んでおります。
世の中の混乱も、掲示板の混乱も、私自身の混乱も、
根は同じように思えるのです。

もう先の投稿で、お考えは書かれているのかも知れませんが、
よろしければ、改めて教えていただければ幸いです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : あたっちめんと A さんへ  ■名前 : 柚子  ■日付 : 05/4/26(火) 19:59  -------------------------------------------------------------------------
   お名前のカナを書き間違えました。
訂正お詫びいたします。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):アタッチメント A さんへ  ■名前 : あたっちめんと A  ■日付 : 05/4/27(水) 0:55  -------------------------------------------------------------------------
   返信ありがとうございます。
なだ先生のコラム拝見しました。自由と言う言葉はとても難しいです。何が自由なのか何が自由でないのか、正直、私にはわかりません。ただ、ある一定の線で区切って考えないと、人は生きていけないと思います。その線が社会の通念なのか、人の良心に起因するものなのかもわからない部分です。ですから、私は物事をなるべく簡単に眺めようと心がけています、とても難しいですがそうしないと、私自身を見失ってしまいそうだからです。
私は人間に対しては、少し悲観的な見方をしてしまうところがあって、なだ先生が述べられているスクランブル交差点のお話ですが、中国やアフリカにはたまにバッタの大発生が起こりますが、あれに例えてみたいと思います。あのバッタは私達から見ると無秩序そのものですが、あの大集団の中ではバッタなりのルールと言いますか、秩序みたいなものがあるかもしれません。大発生後には淘汰され再び元の孤独相のバッタのいる自然に戻ります。それは自然の絶妙なバランス取りの作用なのでしょう。ふり返って人間を見てみれば、地球に60億の人間がいて人間なりのルールで動いています。その中でマナーが出来て人間関係が育まれます。しかし、これは違う角度から見れば、バッタと同じ大発生の中での秩序ではないのかとも思ってしまいます。勿論、人はバッタとは違います。知性があるかもしれません。しかし、今日の日本の殺伐とした空気が漂う日本の社会は、人が自分達の社会の中で自分達を淘汰する過程からもたらされたモノなのかもしれません。そのための個人的な作用として心の何処かにプログラミングされているかもしれない絶対性の希求があるのかもしれないです。
勿論、こんな事は私の空想です。あまりにも悲しい事件があるとそんな事を考えてしまう自分もいますが、私はきっと何処かで人を信じています。
失礼いたしました

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):アタッチメント A さんへ  ■名前 : 柚子  ■日付 : 05/4/27(水) 9:11  -------------------------------------------------------------------------
   ご丁寧にお返事いただき、どうもありがとうごさいます。
様々な視点での受け止め方として、大変参考になりました。

これは私の個人的な読後感ですが、先のコラムを読んで、
何とも後味の悪さを感じています。
「なださんは甘いなあ。」という感想です。

自分の内に自由を求めて生きること、他人の自由を尊重する姿勢は、
とても大切なことだと考えます。
ただ、自分以外の他人にも自由を期待されているような印象を持ったのです。
必ずしも人間は自由を求めていないのではないか、これは例えば
フロムの「自由からの逃走」に書かれている意味に重なります。

とても難しい問題ですので、これからも考えていきます。

私もどちらかというと悲観的なタイプだと思います。
「うつになるだけです。」と書かれても、これは個人的な問題ですので
なだ氏の意見は無視することにしたいです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):17才の犯罪  ■名前 : 海幸彦 <movement@me.scn-net.ne.jp>  ■日付 : 05/4/27(水) 8:52  -------------------------------------------------------------------------
   青少年に対する痛烈なる指摘、ごもっともだと思います。ただ、これらの指摘は青少年以上に、(大人)社会そのものに、実は日常的により多く・深くあてはまるのではないか、と考えざるをえません。
青少年による事件が起きるたびにかくも痛烈なる指摘が青少年という世代になされるわけですが、大人による犯罪、企業人・政治家の犯罪の場合はどうでしょうか。青少年の時のように世代の問題として取り上げられるでしょうか。20代はこれこれ、30代は一番ずるい、40代は…、団塊の世代は…、犯罪については、そういう指摘はあまり聞きませんね。
物事を一面的に見る、ここに、社会の悪の根源がひそんでいるのではないでしょうか。であるならば、青少年にたいする叱責は、青少年にとって、社会への憎しみしか生みません。大人の巨悪(殺人、詐欺、横領着服、談合、偽計)に対する的確な批判の上にたってのみ青少年の教育が出来ると考えます。

>彼等に共通することは普通の家(?)に育ち近所の評判も悪くないことである。しかし、事件の背景が分かるにつれて、彼等には人として最も必要な事柄が全く身についていないことが見えてくる。
>即ち、人には親切にすること、他人に迷惑をかけてはいけないこと、自分勝手では世の中は通じないこと、時には我慢が必要なこと、忍耐強く努力すること、犯罪は決して犯してはいけないこと、等々である。これらは総て家庭での躾けで体得すべきものであり、親として最低限教えなければならないことである。

では、成人(犯罪者)は誰から教育を受けたらいいのでしょうか。大人にはもはや教育はいらないのでしょうか。そんなことはありません。今、大人こそ教育が一番必要です。
それは親が子供に道徳的規範を示すと同様、社会が大人にそれを示さなければなりません。その社会が大人にはたしてどのような規範を示せているでしょうか?企業・会社、マスコミ・TV、歓楽街、やくざ組織…、そして役所が、行政が、一体どういう規範を大人に与えているでしょうか。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):17才の犯罪  ■名前 : peace  ■日付 : 05/4/27(水) 20:52  -------------------------------------------------------------------------
   ▼海幸彦さん:
こんばんは
お久しぶりです

ご意見、同意いたします
今、実は高齢者の犯罪がものすごい勢いで増加しています。これはどうしたものでしょうか?
まず、弱いもの(少年)からいじめるようなマスコミの論調そのままのスレッドになってしまってるような気がしますが?

平成16年版 犯罪白書より
第4節 犯罪者の属性から見た動向
1 年齢層から見た動向
 (1) 年齢層別の検挙人員
殺人及び暴力的9罪種について,年齢層別検挙人員を成人と少年に分けて,その推移を見たものである。成人,少年別に各罪種を比較すると,強盗及び恐喝において少年が占める比率が他の罪種よりも高くなっている。年齢層別に見ると,殺人,脅迫,強姦及び強制わいせつを除いた罪種で10歳代が多いのが特徴である。20歳代に多い罪種は,強姦及び強制わいせつである。また,50歳代,60歳以上の年齢層に関しては,すべての罪種において増加を示しており,中でも強盗は,昭和49年と平成13年を比較すると50歳代で12.7倍,60歳以上で18.6倍に増加しているほか,強制わいせつの増加も著しい。強盗,傷害などにおける50歳以上の増加は,最近の数年間に著しくなっており,高齢者層を取り巻く環境が大きく変化しているのではないかと推測される。


http://www.moj.go.jp/HOUSO/2004/index.html

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):17才の犯罪  ■名前 : 海幸彦 <movement@me.scn-net.ne.jp>  ■日付 : 05/4/28(木) 0:12  -------------------------------------------------------------------------
   ▼peaceさん:
>▼海幸彦さん:
>こんばんは
>お久しぶりです
>
>ご意見、同意いたします
>今、実は高齢者の犯罪がものすごい勢いで増加しています。これはどうしたものでしょうか?
>まず、弱いもの(少年)からいじめるようなマスコミの論調そのままのスレッドになってしまってるような気がしますが?
>
>平成16年版 犯罪白書より
>第4節 犯罪者の属性から見た動向
>1 年齢層から見た動向
> (1) 年齢層別の検挙人員
>殺人及び暴力的9罪種について,年齢層別検挙人員を成人と少年に分けて,その推移を見たものである。成人,少年別に各罪種を比較すると,強盗及び恐喝において少年が占める比率が他の罪種よりも高くなっている。年齢層別に見ると,殺人,脅迫,強姦及び強制わいせつを除いた罪種で10歳代が多いのが特徴である。20歳代に多い罪種は,強姦及び強制わいせつである。また,50歳代,60歳以上の年齢層に関しては,すべての罪種において増加を示しており,中でも強盗は,昭和49年と平成13年を比較すると50歳代で12.7倍,60歳以上で18.6倍に増加しているほか,強制わいせつの増加も著しい。強盗,傷害などにおける50歳以上の増加は,最近の数年間に著しくなっており,高齢者層を取り巻く環境が大きく変化しているのではないかと推測される。
>
>
>http://www.moj.go.jp/HOUSO/2004/index.html

50代、60代の犯罪がそこまで増加しているというのは、気付きませんでした。犯罪が決して家庭教育なんかで語られるものでなく、「社会教育」の問題であることが伺われます。それこそ十分分別があるとされる世代になぜ…という気持ちになります。私なんか、一番要注意世代じゃん。

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