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 ▼諸悪の根源は人を人として扱わない生活の手段である経済のしくみにある  ヒューマニスト 05/6/26(日) 18:26
   ┣Re(1):諸悪の根源は人を人として扱わない生活の手段である経済のしくみにある  ozone 05/6/27(月) 17:43
   ┗Re(1):諸悪の根源は人を人として扱わない生活の手段である経済のしくみにある  コップ酒 05/6/28(火) 9:54

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 ■題名 : 諸悪の根源は人を人として扱わない生活の手段である経済のしくみにある
 ■名前 : ヒューマニスト <jcypj387@ybb.ne.jp>
 ■日付 : 05/6/26(日) 18:26
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    現在の諸悪の根源は、高度資本主義の末期現象、人権軽視といわざるをえない制度、貧富格差の2極化にあります。特権階級、新貴族と奴隷との差別化が進んでいます。同じ心ある、教育も、教養もある人間を人間としてあつかわない経済社会のしくみが諸悪の根源です。
 (1)例えば、日本でも、某企業のトップの退職慰労金が16億円あっても、その企業で働く派遣社員は、時給1000円の実質生活扶助よりも安い給料で働くしかない人々や、また、日本の某企業のトップの報酬が数億円あり、その企業で働くパート社員は、時給1000円の実質生活扶助よりも安い給料で働くしかない人々もいると思います。それを当然として企業発展をはかる現実になっています。
一般企業でも、同じ仕事をして、派遣社員やパート社員と正社員との賃金格差は3倍以上もあります。一般企業でも、同じ仕事をして、派遣社員やパート社員と正社員との賃金格差は3倍以上もあります。そして、内心、悪いと思いつつ、それを仕方ないとばかりにやりすごす愚かな人々が、トップ、経営管理者に多く、見られます。また、月収500万円の報酬を得て、業績不振で永年勤続のベテラン社員を解雇してきた中企業のオーナー経営者もいました。当方は、自由競争は発展のもとだと思いますが、 例えば、自分が企業のトップにあるとして、自分だけ時給1万円の役員報酬を得て、一方で、時給千円の社員を酷使して企業発展をはかっても、それが意義のあることだとは思いません。 何の根拠があって、同じ心ある人間で、これほどまでの差別をつけるのでしょうか。経済の目的は幸福な生活のための手段であるはずのものが、本末顛倒しています。これが心の荒廃を生むことは、138人に1人の刑務所入所者、年間約4万人の犯罪、交通災害犠牲者に見る、自由の大国、国連や他国の文化、民族性、人権無視の独善的制度のアメリカがその例です。
 (2)真面目に勉強しても、将来の生活設計ができない安い給料の職場しかない青年達。
 (3)庶民にはとうてい縁のない、莫大な寄付金、学費(数千万円)を払わないと入学できない営利企業的私立学校と、政治献金を受け、そこに税金で補助する政治家、行政。教育の機会均等が聞いてあきれます。

 民主的な社会は、個人の自由競争と、同時に、日本の詩人、宮澤賢治の言った「世界全体が幸福にならないうちは、個人の幸福はありえない」という共生の2つの支えあう理念が基本になります。どちらが欠けても社会は荒廃します。それ故、資本主義、社会主義の理念は、それぞれに、長所、短所があり、相互に補完しあうべきものです。
 現在のグローバル資本主義のしくみは、あまりに、個人の人権を軽視し、貧富格差の拡大と、心の荒廃を招いていると思います。
 時給1,000円(月給約17万)に抑えた安い報酬で、中年の家庭を支えている人々をも雇い、経営管理者は年収1千万以上〜(時給5,000円以上〜)とする企業は人権軽視の企業あると断罪することから、グローバル資本主義のしくみの改革を世界にアピールしていきたい。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):諸悪の根源は人を人として扱わない生活の手段である経済のしくみにある  ■名前 : ozone  ■日付 : 05/6/27(月) 17:43  -------------------------------------------------------------------------
   ヒューマニストさん:
> 民主的な社会は、個人の自由競争と、同時に、日本の詩人、宮澤賢治の言った「世界全体が幸福にならないうちは、個人の幸福はありえない」という共生の2つの支えあう理念が基本になります。どちらが欠けても社会は荒廃します。それ故、資本主義、社会主義の理念は、それぞれに、長所、短所があり、相互に補完しあうべきものです。

宮沢 賢治の手帳より:
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雨にも負けず 風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ丈夫な体を持ち
欲はなく 決して瞋(いか)らず
いつも静かに笑っている
一日に玄米4合と 味噌と少しの野菜を食べ
あらゆることを自分を勘定に入れずに
よく見 聞きし 分かり そして忘れず
野原の松の 林の蔭の 小さな茅葺きの小屋にいて
東に病気の子供あれば 行って看病してやり
西に疲れた母あれば 行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば 行って怖がらなくてもいいと言い
北に喧嘩や訴訟があれば つまらないから止めろと言い
日照りのときは涙を流し 寒さの夏はおろおろ歩き
みんなにデクノボーと呼ばれ
ほめられもせず 苦にもされず
そういうものに 私はなりたい
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読むたびに生命力と希望が湧いて来ます。

資源の量に限界があるこの宇宙船地球号の乗組員として
賢明になって早く奴隷社会から抜け出たいです。


 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):諸悪の根源は人を人として扱わない生活の手段である経済のしくみにある  ■名前 : コップ酒  ■日付 : 05/6/28(火) 9:54  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ヒューマニストさん:こんにちは。

> (1)例えば、日本でも、某企業のトップの退職慰労金が16億円あっても、その企業で働く派遣社員は、時給1000円の実質生活扶助よりも安い給料で働くしかない人々や、また、日本の某企業のトップの報酬が数億円あり、その企業で働くパート社員は、時給1000円の実質生活扶助よりも安い給料で働くしかない人々もいると思います。それを当然として企業発展をはかる現実になっています。
>一般企業でも、同じ仕事をして、派遣社員やパート社員と正社員との賃金格差は3倍以上もあります。一般企業でも、同じ仕事をして、派遣社員やパート社員と正社員との賃金格差は3倍以上もあります。そして、内心、悪いと思いつつ、それを仕方ないとばかりにやりすごす愚かな人々が、トップ、経営管理者に多く、見られます。また、月収500万円の報酬を得て、業績不振で永年勤続のベテラン社員を解雇してきた中企業のオーナー経営者もいました。

> 当方は、自由競争は発展のもとだと思いますが、 例えば、自分が企業のトップに
> あるとして、自分だけ時給1万円の役員報酬を得て、一方で、時給千円の社員を酷使して
> 企業発展をはかっても、それが意義のあることだとは思いません。 何の根拠があって、
> 同じ心ある人間で、これほどまでの差別をつけるのでしょうか。経済の目的は幸福な生活の
> ための手段であるはずのものが、本末顛倒しています。

素朴に思うのですが、それでは上のような場合(従業員・時給千円)、役員の時給は
いくらだったら「差別がない」と思われますでしょうか。

> (2)真面目に勉強しても、将来の生活設計ができない安い給料の職場しかない青年達。

「青年」を何歳くらいまでとお考えになっているかにもよるかと思いますが、
企業に対して「青年」の年齢層って、概して利益を生み出す途上にあることが多いのでは?
また、「青年」であっても高い給料をもらっている人達も確実に存在します。
悪いほうばかりを見ていても、どんどん暗くなるばっかりなのではとも思うのですが…。

> (3)庶民にはとうてい縁のない、莫大な寄付金、学費(数千万円)を払わないと入学
> できない営利企業的私立学校と、政治献金を受け、そこに税金で補助する政治家、
> 行政。教育の機会均等が聞いてあきれます。

これは全くの筋違いだと思います。国立大学、公立大学があるじゃないですか。
東大に通う学生は裕福な家庭が多いという調査結果も確かにあります。
が、何も東大でなくても、全国に国立大学、公立大学はあります。
これらに寄付金や数千万円の学費は必要ありません。

私立の医学部で、かつ成績の悪い学生は得てしておっしゃるようなことになっていますが、
あくまでも成績が悪くて裕福な家庭に限られます。
これまた、悪いほうばかりを見ていても、どんどん暗くなるばっかりなのではとも
思うのですが…。

> 時給1,000円(月給約17万)に抑えた安い報酬で、中年の家庭を支えている人々をも
> 雇い、経営管理者は年収1千万以上〜(時給5,000円以上〜)とする企業は人権軽視の企業
> あると断罪することから、グローバル資本主義のしくみの改革を世界にアピールしていきたい。

人権軽視、ですか?
入社するときに、きちんと契約を交わしたのではないでしょうか。
「キミの給料はこれこれ幾らだからね、ハイ署名捺印して」ってな具合に。

その会社を選んだのは、入社した人です。
会社が強要したわけではありません。
自分で選んでおいて「人権軽視」とは、かなり疑問に思います。
また、こんなことに「人権」などという言葉を使っていただきたくはないものだと
個人的には思います。

そもそも、経営者は儲けたくて企業をやってるわけですよね?
それも含んだうえでの入社です。
イヤなら辞めて他に移るか、自分で起業すればいいのでは?と思いますが…。

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