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 ▼郵政と過疎対策  ウミサチヒコ 05/7/8(金) 2:51
   ┣Re(1):郵政と過疎対策  たけチャン 05/7/8(金) 9:23
   ┃  ┗Re(2):郵政と過疎対策  ウミサチヒコ 05/7/8(金) 10:49
   ┣Re(1):国策として目指すべき方向  珍 源斎 05/7/8(金) 10:03
   ┃  ┗Re(2):国策として目指すべき方向  ウミサチヒコ 05/7/8(金) 11:18
   ┃     ┗Re(3):国策として目指すべき方向  珍 源斎 05/7/8(金) 12:09
   ┣Re(1):郵政と過疎対策  告天子 05/7/8(金) 10:21
   ┃  ┗Re(2):郵政と過疎対策  告天子 05/7/8(金) 10:28
   ┃     ┣Re(3):郵政と過疎対策  告天子 05/7/8(金) 10:51
   ┃     ┃  ┗Re(4):郵政と過疎対策  ウミサチヒコ 05/7/8(金) 11:22
   ┃     ┗Re(3):郵政と過疎対策  珍 源斎 05/7/8(金) 12:33
   ┃        ┗Re(4):郵政と過疎対策  告天子 05/7/8(金) 13:15
   ┃           ┗Re(5):郵政と過疎対策  告天子 05/7/9(土) 15:48
   ┃              ┗Re(6):郵政と過疎対策  昭和 人 05/7/9(土) 19:57
   ┃                 ┗Re(7):郵政と過疎対策  告天子 05/7/9(土) 20:25
   ┃                    ┗Re(8):郵政と過疎対策  昭和 人 05/7/9(土) 21:52
   ┃                       ┗Re(9):郵政と過疎対策  告天子 05/7/9(土) 23:18
   ┗Re(1):郵政と過疎対策  たけチャン 05/7/8(金) 13:10

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 ■題名 : 郵政と過疎対策
 ■名前 : ウミサチヒコ
 ■日付 : 05/7/8(金) 2:51
 -------------------------------------------------------------------------
   世はいま郵政改革があたかも日本丸にとって一番の政策課題であるかのごとく、カラ騒ぎだ。官でも民でも、どうでもいいではないか。JRやNTTが民営化したおかげで、確かに労働運動には打撃のようだが、企業としては良くなったような気がする。国労が何千人も首を切られたが、民営化されたから切られたのではなく、職場秩序そのものがもう職場でなくなって、そういう姿が国民の支持を得られなくなっていたからではないか。よくわからない。

かつて郵便局の労働組合は合理化反対闘争と称して郵便番号の導入に反対した。自動読み取りによって、郵便物の職人的区分け作業が消えるからだ。国鉄も自動発券・自動改札になった。もし合理化反対闘争が正しく、勝利していたら、これらはいまだに実現していない。NTTの電話交換もいいまだに手作業だ。少し意地悪だが、そういうことになる。

郵政民営化で郵便局の数が減るおそれがあるという。問題は郵便局の数でなく、過疎化そのものの問題なのではないか。もう人々は土地にしばられることなく、地方をすてたのだ。今過疎地に残っている人たちは、それでも土地から離れられない人々なのではないか。地方が生産・経済のサイクルから外れ見捨てられている、そこが問題なのではないか。

ではどうするか。よくわからない。しかし、もはや日本の農業が国際的に太刀打ちできないのは明らかだ。補助金漬けにして農村改革をサボって来たそのツケ、と簡単に言うことはできよう。しかし、根本には日本の農業コストにある。日本のコメの生産コストはカリフォルニアのそれの10倍であることは以前に紹介した。

過疎地は治山・治水の国家プロジェクトに任せて、過疎は解消すべきだ。地方の都会周辺に人々を下山させる。そして都会にでた若者に長期かつ巨大枠の融資をして住宅を建て、過疎地の肉親を呼び寄せる。それも地方経済の再生になるだろう。
同時に農業を自由化する。国際競争力のある農業か他の産業が始まるかもしれない。土地政策も改める。工場の立地も自由化する。そうすることで逆に地方が強くなるかもしれない。みなさんのお考えはいかに。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):郵政と過疎対策  ■名前 : たけチャン  ■日付 : 05/7/8(金) 9:23  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ウミサチヒコさん:
>世はいま郵政改革があたかも日本丸にとって一番の政策課題であるかのごとく、カラ騒ぎだ。官でも民でも、どうでもいいではないか。JRやNTTが民営化したおかげで、確かに労働運動には打撃のようだが、企業としては良くなったような気がする。国労が何千人も首を切られたが、民営化されたから切られたのではなく、職場秩序そのものがもう職場でなくなって、そういう姿が国民の支持を得られなくなっていたからではないか。よくわからない。
>
>かつて郵便局の労働組合は合理化反対闘争と称して郵便番号の導入に反対した。自動読み取りによって、郵便物の職人的区分け作業が消えるからだ。国鉄も自動発券・自動改札になった。もし合理化反対闘争が正しく、勝利していたら、これらはいまだに実現していない。NTTの電話交換もいいまだに手作業だ。少し意地悪だが、そういうことになる。
>
>郵政民営化で郵便局の数が減るおそれがあるという。問題は郵便局の数でなく、過疎化そのものの問題なのではないか。もう人々は土地にしばられることなく、地方をすてたのだ。今過疎地に残っている人たちは、それでも土地から離れられない人々なのではないか。地方が生産・経済のサイクルから外れ見捨てられている、そこが問題なのではないか。
>
>ではどうするか。よくわからない。しかし、もはや日本の農業が国際的に太刀打ちできないのは明らかだ。補助金漬けにして農村改革をサボって来たそのツケ、と簡単に言うことはできよう。しかし、根本には日本の農業コストにある。日本のコメの生産コストはカリフォルニアのそれの10倍であることは以前に紹介した。
>
>過疎地は治山・治水の国家プロジェクトに任せて、過疎は解消すべきだ。地方の都会周辺に人々を下山させる。そして都会にでた若者に長期かつ巨大枠の融資をして住宅を建て、過疎地の肉親を呼び寄せる。それも地方経済の再生になるだろう。
>同時に農業を自由化する。国際競争力のある農業か他の産業が始まるかもしれない。土地政策も改める。工場の立地も自由化する。そうすることで逆に地方が強くなるかもしれない。みなさんのお考えはいかに。

過疎地には、村ごと無くなる、廃村が増えている。東南アジアでも、過疎地で食えなくなった人たちが都会に集まる。首都にスラムが出来る。日本はどうか。東京、大阪、名古屋で住所不定の人たちが増えている。日本は一面で東南アジアに近づいた。現在の経済政策の負の一面である。このことに義憤を感じる日本人は意外と少ない。

廃村が増えれば地方の土地はさらに下落する。全国のゴルフ場が外資に買い占められたように、廃村も外資に買い占められるのだろうか。田舎物件では1万坪で500万円というのも良くある。私も東海三県でそんな物件があったら、投資してもよい。山を買って眺めているだけでもいい。山に好みの木を植えるのも楽しみである。食料危機はかならづ来る。百姓の経験のないものが、いざ食料を自給しようとしても無理である。荒地に芋類を植えておけば、数年間放置しても、天然の食料保存になる。危機の保険になる。

中国人は自分史を残すのが趣味であるが、日本人は趣味として、盆栽よりも山を残してもいいかもしれない。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):郵政と過疎対策  ■名前 : ウミサチヒコ  ■日付 : 05/7/8(金) 10:49  -------------------------------------------------------------------------
   ▼たけチャンさん:

>>みなさんのお考えはいかに。

広い安い山が買えて、その脇に家でも建てられるのなら、申し分ない。ただし、土地の規制などありそう。これからは都会の生活もいいが、田舎の生活もいいだろう。距離的・時間的に空間が狭くなる未来には、過疎や過密もかなり調整がきくようになるかもしれない。すべてがうまく行けばですけれど。

そういう時代になれば都会文化・生活と融合して、地方も過疎というイメージは変わるでしょうね。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):国策として目指すべき方向  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 05/7/8(金) 10:03  -------------------------------------------------------------------------
   ウミサチヒコ さん
こんにちわ!

仰有ることは賛同いたします。
大都市への一極集中は日本が近代国家として発展した
一時期には「それなり」の経済効率からも肯定できましたが・

それも現状では明らかに行き過ぎの弊害が顕わになりました。
首都圏や大都市圏では交通渋滞や長距離通勤、自然と隔離された
生活にて人間に加わる負担は極限に達してるように思います。

満員電車の乗客の顔や表情を観ても疲労感に苛まれてる
ものも見受けられます。

交通機関や通信機能の発達は本来ならば人々の生活拠点の
分散化を容易にするモノですが、日本では逆な現象と観て取れます。

天災やその他の災害にも脆弱この上ないモノになり果ててます。
今や従来の過疎対策を超えた日本の未来の為にも欧州や

北欧のように都市機能、人口の分散を国力の有る内に図らねば
ならぬと思いです。

エネルギーも食糧問題も地産、地消の割合を多くすること、
生活も徒歩や自転車圏内にて用の足せるコンパクトな形にすること
それは防災、国防、等々からも社会の脆弱性を補強するために
必要なこと・と思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):国策として目指すべき方向  ■名前 : ウミサチヒコ  ■日付 : 05/7/8(金) 11:18  -------------------------------------------------------------------------
   ▼珍 源斎さん:

>交通機関や通信機能の発達は本来ならば人々の生活拠点の分散化を容易にするモノですが、日本では逆な現象と観て取れます。

>天災やその他の災害にも脆弱この上ないモノになり果ててます。今や従来の過疎対策を超えた日本の未来の為にも欧州や北欧のように都市機能、人口の分散を国力の有る内に図らねばならぬと思いです。

それを阻む土地政策、農業政策があるようです。

>エネルギーも食糧問題も地産、地消の割合を多くすること、

これは思うに任せませんね。今のところ、エネルギーは地産など考えられもしませんし、ソーラーエネルギーや原子力エネルギーもコスト・素材そのものに大きな問題があるようです。食料にしても、地産に力を入れれば入れるほど、ゆがみは拡大します。なにしろ国民総所得xエンゲル係数オーダーの問題ですから。

>生活も徒歩や自転車圏内にて用の足せるコンパクトな形にすることそれは防災、国防、等々からも社会の脆弱性を補強するために必要なこと・と思います。

交通の発達は空間を狭めるという流れはとどめることはできないでしょう。ジェット機+自転車の時代です。また、六本木ヒルズ並みのビルがボコボコ出来て、大丈夫なんでしょうかね。とても住む気もお金もありません。

私だったら、思いっきりわが町を改造します。駅前バスターミナルを地下にして、商店街の旧国道1号線も地下にします。地面は車も通れるようにしますが、速度規制を設け、通り抜けする場合は地下の道路の方が早いように工夫します。駅前ターミナルとそこから三方に伸びるメーンストリートには大きな並木を植え、町(平塚市)のイメージを高めます。電車で10分、バスで30分などという交通事情を変え、人材を市域に呼びます。そうすれば、ここから30分の田舎から電車を使い、バスで10分なんていう職場環境になります。経済が少しでも広域化します。
すると津久井の田舎から平塚に働きに出て、また津久井に帰ることも可能です。また逆に津久井の工場に市内の人が通うこともできます。一概に過疎にする必要はなくなります。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):国策として目指すべき方向  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 05/7/8(金) 12:09  -------------------------------------------------------------------------
   ウミサチヒコさん
レス有難う御座います。

>>交通機関や通信機能の発達は本来ならば人々の生活拠点の分散化を容易にするモノですが、日本では逆な現象と観て取れます。
>
>>天災やその他の災害にも脆弱この上ないモノになり果ててます。今や従来の過疎対策を超えた日本の未来の為にも欧州や北欧のように都市機能、人口の分散を国力の有る内に図らねばならぬと思いです。
>
>それを阻む土地政策、農業政策があるようです。
その通りですが・・、。
>
>>エネルギーも食糧問題も地産、地消の割合を多くすること、

全面的では無く、サブシステムの構築と云った点に知恵の発揮どころが
があります。これは今・私が初めて述べることでなく、既にこれを実践
してる国々があります。オランダ、フランス、ドイツ、北欧諸国では
国民生活への脆弱な処は極力排してゆく施策が既に長年に亘り一貫して
取られてます。

ドル・マネーに全面的にリンクさせるのでは無く、何かの折りの救命ボート
のような形であっても良い訳です。

世界的な緊急事態が発生した場合でも単細胞としてサバイバルを果たす
ことにも通じてます。

私は第二次大戦中の窮乏の極致であった頃木炭でバスを走らせたりした
究極の代替え品活用によって示された知恵と行動力を今でも高く評価してます。

新しいテクノロジーを利用・活用しますと、見えないモノも見えてくる
ように思います。エネルギーにしても大量に・とすれば寧ろコストが
上昇します。

食糧も商品穀物や畜産物のようにドル・マネーへのリンク状態でなければ
必要な人が必要なだけ消費する。江戸時代の庶民生活の知恵も意外に
現在にも通用する原点があるように思います。

↓確かに現状に軸を固定した考え方ですと・そうかも知れませんが・。

>これは思うに任せませんね。今のところ、エネルギーは地産など考えられもしませんし、ソーラーエネルギーや原子力エネルギーもコスト・素材そのものに大きな問題があるようです。食料にしても、地産に力を入れれば入れるほど、ゆがみは拡大します。なにしろ国民総所得xエンゲル係数オーダーの問題ですから。

他方に、覇権通貨であるドルがいつまでも保つか解らない・と云った前提が
あります。既に過剰と云われてるドル・マネーは世界中のGDPの総計の
十倍の300兆ドルをも超えてると聞き及びます。

諸々の矛盾を想像して延長線を辿ると・破断界に向かってることは否めません。
現在の日本では覇権国からの支配は逃れることは叶いませんが。

それらの自体が発生した時に「出会い頭」で「狼狽」せず対応策が可能なように
視野を広く保つ必要があるように思えます。

>>生活も徒歩や自転車圏内にて用の足せるコンパクトな形にすることそれは防災、国防、等々からも社会の脆弱性を補強するために必要なこと・と思います。
>
>交通の発達は空間を狭めるという流れはとどめることはできないでしょう。ジェット機+自転車の時代です。また、六本木ヒルズ並みのビルがボコボコ出来て、大丈夫なんでしょうかね。とても住む気もお金もありません。

六本木ヒルズでも超近代的な施設にしても地震国日本にしてM8級の
地震に襲われたとしたらビル自体は耐震構造であっても、それに接続してる
上下水施設、等のインフラがダメージを受ければ巨大な廃墟化も
想像に難く無い処です。

この点、欧州諸国の街造りや地域造りの考え方や江戸時代の人々の類い希な
知恵を借りることも考えねばならぬ処です。

エネルギーも多消費時代から節約時代へと大きく変革を遂げてる
ことからも根本的に異なった角度からの思考も必要になります。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):郵政と過疎対策  ■名前 : 告天子  ■日付 : 05/7/8(金) 10:21  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ウミサチヒコさん:

日本の農業コストが米国比で相対的に高くなるのは当たり前。だったら都会の者は高い米を買ってくれるか?。

農業と工業生産であれば、労働比の収入格差が大きいのも当たり前。誰だって割の合わない仕事などしたくないわさ。だったら、自給率を更に低下させて、「農業など一切止めます」とやるんですか。出来ないから、補助金を出すんでしょう。おとなしく低収入で米でも作ってろ、とでも?。

要は、農業をやる限り、収益率が低いのは当たり前なのだ。国際競争ともなれば、更に収益は低下するのである。経済性を追求するなら、自由化で安い米を入れろ、補助金は打ち切れ、という話になる。また、農業への就労などさせないようにするのが効率的だ。

しかし、それでは国家的安全保障が出来ないから、収益差を公金で補填して、なおかつ、お米を食べてくださいよと都会に協力をお願いしているわけですヨ。コスト差はどうしようもないのだから、価格競争〜自由化、の先には、日本農業は産業として全滅ですよ。そこをどう適切に産業を守り、育成するかが問題なんです。

いかに育てるか、こそが問題であり、「不平等だ」とか、「コストが外国より高い」というのは、単純な弱肉強食の論というか、高収益の産業に就いている者の勝手な言い分です。


ウミサチヒコ氏は、農業など止めさせて、公共事業の大プロジェクトで農業人口を吸収せよ、(人の金で・・・)というご提案をされていますが、これは農業にとっても破滅的ダメージを与えるし、財政逼迫の折、ますます日本国を苦しめる案である。


その上、環境にも厳しい。いいことなど一つもない、無責任な案だと思う。


>過疎地は治山・治水の国家プロジェクトに任せて、過疎は解消すべきだ。地方の都会周辺に人々を下山させる。そして都会にでた若者に長期かつ巨大枠の融資をして住宅を建て、過疎地の肉親を呼び寄せる。それも地方経済の再生になるだろう。
>同時に農業を自由化する。国際競争力のある農業か他の産業が始まるかもしれない。土地政策も改める。工場の立地も自由化する。そうすることで逆に地方が強くなるかもしれない。みなさんのお考えはいかに。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):郵政と過疎対策  ■名前 : 告天子  ■日付 : 05/7/8(金) 10:28  -------------------------------------------------------------------------
   ごく単純に言うと、農業というのは、収益性が低いのです。これは、誰がやっても必ずそうなのです。

そして、工業化・高度産業化が進めば進むほど、ますます国内産業における農業の低収益性は顕著になるのです。


にもかかわらず、農業というのは、一度止めて農地を工場だの住宅地だのにしてしまえば、簡単に再開するとは行かない性質のものなのです。目先の収益性にとらわれた場合、産業そのものに根本的ダメージを与える性格のものであり、本質的に不平等性を内包しているのです。


この低コスト部門を、どのように上手に維持育成するかが問題の本質で、ウミサチヒコ案だと、公共事業をぶちあげて、不採算部門の穴埋めをするんだなど、箱物行政とそれほど発想的に変わらないのではないでしょうか。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):郵政と過疎対策  ■名前 : 告天子  ■日付 : 05/7/8(金) 10:51  -------------------------------------------------------------------------
   そういうわけだから、ウミサチヒコ氏の提唱する「自由化」とか、「競争力のある農業が出来るかもしれない」、というのはまるで逆。

無責任であるし、また、言っていることは竹中さんなどとそれほど変わらないと思う。


私が思うに、低収益性を解消するには、むしろ自給率向上のために輸入に制限を掛けるなどの措置を取る必要があると思う。また、補助もある程度すべきだ。

つまり、農業は「公共性がある」ということである。

さて、そのようにして公金を導入するからには、当然ながら、公共的な責任というものが発生してくる。「農業の公共性」という見地からの、農業産業に関わる者の自己改革が必要になってくるだろう。

こういうことは、農協などの組織の浄化に当然に連なっていくのである。低収益産業が、更に中間で搾取されるようなことであれば、公金で補助する意味がないからである。

平たくいえば、私が言っていることは、ある程度農業を「社会主義化」するというか、強く社会性を持たせて、「自由放任」的な在り方とは違う方向で「公共性」と両立させるべきだ、という考えである。

強い公共的使命感を持たせることで、低収入であっても、「やりがい」という生み出すことが出来るのではないかと思える。農業の「公共性」という見地からまず考えるべきで、「経済性」の見地から考えれば、農業など止めてしまえ、となるのは理の当然である。


その辺り、政治的には正反対的な立場のウミサチヒコ氏が、むしろ公共事業拡大とか、竹中さんもびっくりの「自由化」論者であったことは、驚きであった。基本的に、ウミサチヒコ氏は「資本主義者」なのだろうと思った。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):郵政と過疎対策  ■名前 : ウミサチヒコ  ■日付 : 05/7/8(金) 11:22  -------------------------------------------------------------------------
   ▼告天子さん:

残念ながらあなたのカキコからは、何のインスピレーションも得られませんです。はい。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):郵政と過疎対策  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 05/7/8(金) 12:33  -------------------------------------------------------------------------
   告天子さん
こんにちわ!横レスになりますがお許し下さい。

貴兄の述べられてる通りですが、自然相手の農業と工業とを
同列な経済感覚で捉えてる国は日本だけと云っても良いでしょう。

仰有るように収益性でも生産性でも比べるコト自体が不自然です。
農産物は豊作と凶作や年毎の出来も定かではありません。

食糧は人々が生きて行くのに欠かすことの出来ないものです。
故に先進各国では食糧の自給率も含め生産基盤の維持には並々ならぬ
努力を図ってます。

その点、日本は飢餓の実体験を保ちながら・なんと「極楽トンボ」でないかと
自分自身を見つめても呆れ帰る程です。・・が、しかし・・

お隣の中国の目覚ましい経済発展の余波として既に食糧の世界中の生産量も
余力が無くなり国際相場も高い水準に張り付いてるようです。

故に食糧生産と工業生産を一緒くたにする味噌・糞談義を超えた
視点が必要なのです。

工業品を造って売ってそれの儲けで食糧を幾らでも輸入すれば良い
時代は既に終焉を遂げてます。

日本が経済力にモノをいわせて食糧を買い集めれば相場が高騰して
経済の弱い国々の人たちを飢えさせたり、その波及としてのツケは
高いものになってしまいます。

例え、かつての農業政策への不備や不信があったとしてもそれを
乗り越えて考えてみるコトが必要なのです。

我が国「日本も先進国」と云われるならば当然その辺りの
配慮があって然るべきと思います。

農業には自然界の恵みを受ける・と云った前提がありますから
別な角度からの評価が必要になります。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):郵政と過疎対策  ■名前 : 告天子  ■日付 : 05/7/8(金) 13:15  -------------------------------------------------------------------------
   ▼珍 源斎さん:

>故に食糧生産と工業生産を一緒くたにする味噌・糞談義を超えた
>視点が必要なのです。

現実には、家産としての農業、というのは低落傾向は止まらないでしょう。兼業農家とか、農業専業で高収益をあげて、というのかなり難しい、というのが現実です。公共機関の研究設備などの、強力な生産指導や教育のバックアップが、この方面には必要でしょう。

他方、家族産業としての農業低落と共に、大企業の「産業としての農業」、大資本をバックにしての農業、というものが平成になってから出てきているわけです。企業というのは、勿論下請けには可能な限り安く働いてもらう、ということですし、モラルということが、「企業」という主体が果たして保ちうるのか、基本的に「儲かればいい」というのが企業ですから、企業統治というのは、農業に絡んできた場合、難しい話題だと思います。

また、企業による農業となりますと、納税が地方公共団体の中で循環しない、という問題があります。利益を上げても、それが、企業内で回されて、地方にお金が落ちないのです。


農業というのは、本質的に矛盾を抱えた「産業」なので、なかなか、難しい。そこに必要となってくるのは、仰るような


>農業には自然界の恵みを受ける・と云った前提があります


これです。ここに、モラールの原点があると思います。また、日本伝統の信仰ともつながる意識だと思います。


>日本が経済力にモノをいわせて食糧を買い集めれば相場が高騰して
>経済の弱い国々の人たちを飢えさせたり、その波及としてのツケは
>高いものになってしまいます。


自由経済礼賛からは、そういう問題が必然的に派生してくると思います。生産と分配のコントロールについて、国際的な管理体制が必要なのではないかと思います。これは、一国の儲けがどうとかいう話ではなく、人類的な「生産物の管理」ということ、飢餓撲滅に寄与するような管理、ということです。話がでかすぎますが・・・。


まあしかし、生産と分配、というのは根本的な問題ですから、私としては、米国資本流の、世界を金儲けの場と見なして・・・みたいな「自由な市場」という考え方には、疑問を持っています。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(5):郵政と過疎対策  ■名前 : 告天子  ■日付 : 05/7/9(土) 15:48  -------------------------------------------------------------------------
   ▼告天子さん:

>>農業には自然界の恵みを受ける・と云った前提があります
>
>
>これです。ここに、モラールの原点があると思います。また、日本伝統の信仰ともつながる意識だと思います。
>
>
>>日本が経済力にモノをいわせて食糧を買い集めれば相場が高騰して
>>経済の弱い国々の人たちを飢えさせたり、その波及としてのツケは
>>高いものになってしまいます。
>
>
>自由経済礼賛からは、そういう問題が必然的に派生してくると思います。生産と分配のコントロールについて、国際的な管理体制が必要なのではないかと思います。これは、一国の儲けがどうとかいう話ではなく、人類的な「生産物の管理」ということ、飢餓撲滅に寄与するような管理、ということです。話がでかすぎますが・・・。
>
>
>まあしかし、生産と分配、というのは根本的な問題ですから、私としては、米国資本流の、世界を金儲けの場と見なして・・・みたいな「自由な市場」という考え方には、疑問を持っています。


さて、生産と分配のコントロールということで、そういう国際機関を設けて飢餓を撲滅すべきだ、などと書きましたが、安直な食料提供は、むしろ当事者国の情勢不安を慢性化させ、また、自然に任せていれば「コントロール」されてしまった人口問題を、却って悪化させるという再生産装置になりかねません。


そこで、「分配」とともに、「経営指導」をも受け入れる、というセット方式が、お互いのためになるだろう、と思います。


米国などの主唱する哲学というか、世界観では、あまりにも米国流の資本主義に都合がよい「政治」を、受け入れろ、というものであり、それ自体が、米国の政治行動であって、国際社会の混乱を再生産させているようなところがあると思います。


自然の恵みを再分配して人命を救助すると共に、自然と共に生きる生き方、のようなものも伝導して、難民の救済〜教育〜産業育成にまで進めたら、世界的に益もあり、また、偽善的な「お恵みを与える」みたいな援助から脱することが出来るでしょう。


こういうのは、案外、日本人というのは得意なのではないでしょうか。たとえば、満州などではあまりに軍部の影響が強すぎて、その理想的な面が挫折した、という歴史があると思うのですが、日本人の理想精神というのは、米国流ともタイプが違うし、また、今の「反戦・平和」運動みたいなともやはり違う。これは共産主義の流れを受けすぎているので、反米だとか、反国家、そういう「共産主義の混ぜもの」が多すぎて、日本精神が発揮されたものとは言えない。


共産主義のような凶暴で戦闘的な思想が、「やさしさ」だの「反戦・平和」だのということで日本人本来の平和愛好に「似て非なるもの」としてすり寄るのには、怒りを感じますね。


自衛隊のイラク派遣などは、間違いなく日本の「国際協力」の貴重な財産になっていくと思います。

ああいうことが、国会決議で、ということではなくて、皇軍として、国民的な合意を得て出来るのならば、すばらしいことだと思いますけどね。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(6):郵政と過疎対策  ■名前 : 昭和 人  ■日付 : 05/7/9(土) 19:57  -------------------------------------------------------------------------
   ▼告天子さん:
>▼告天子さん:
>
>>>農業には自然界の恵みを受ける・と云った前提があります
>>
>>
>>これです。ここに、モラールの原点があると思います。また、日本伝統の信仰ともつながる意識だと思います。

そう、ここまでは わかります。
が、急に何故この下にいくのですか。
>>>>
>>自衛隊のイラク派遣などは、間違いなく日本の「国際協力」の貴重な財産になっていくと思います。
>
>ああいうことが、国会決議で、ということではなくて、皇軍として、国民的な合意を得て出来るのならば、すばらしいことだと思いますけどね。

アメリカへの協力のために、憲法違反まで犯してのイラク派遣を肯定する告天子さんとは意外でした。
郵政民営化問題と日本の過疎地へ大切に、やさしく対しようというときに、イラク自衛隊派遣はないでしょう。
ちょっと、勇み足ではないでしょうか。告天子さんのいう皇国民のすべきことではないと思います。米国への協力イラク自衛隊派遣は満州国の立国よりも悪い。
ちょっと見逃せないので、一言。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(7):郵政と過疎対策  ■名前 : 告天子  ■日付 : 05/7/9(土) 20:25  -------------------------------------------------------------------------
   ▼昭和 人さん:

>>▼告天子さん:
>>
>>>>農業には自然界の恵みを受ける・と云った前提があります
>>>
>>>
>>>これです。ここに、モラールの原点があると思います。また、日本伝統の信仰ともつながる意識だと思います。
>
>そう、ここまでは わかります。
>が、急に何故この下にいくのですか。

そこまでの部分、ご理解いただいて、ありがとうございます。

確かにその下の部分は、分かりづらいと思いますね。


>>>>>
>>>自衛隊のイラク派遣などは、間違いなく日本の「国際協力」の貴重な財産になっていくと思います。
>>
>>>ああいうことが、国会決議で、ということではなくて、皇軍として、国民的な合意を得て出来るのならば、すばらしいことだと思いますけどね。


>アメリカへの協力のために、憲法違反まで犯してのイラク派遣を肯定する告天子さんとは意外でした。

えーと・・・。私はイラク派遣を肯定した、ということは端的にはなかったのではないかと思いますが・・・。それは、こちらへの先入見だと思います。もしそう取られるようなことを書いておりましたら、失礼しました。


>アメリカへの協力のために、

別に、アメリカへの協力が目的になっているとも思いませんが・・・。朝鮮半島情勢とか、将来を見越しての首相の政治判断からああなったんじゃないんですか?


>憲法違反まで犯して

憲法違反かどうかは難しい問題ですが、とりあえず大づかみに考えて、復興支援目的である、ということを重視して、違憲ではないのではないか、と考えます。占領支援だったら問題ですが。


>イラク派遣を肯定する告天子さんとは意外でした。

難しい政治判断だとは思いますね。私をはじめとする一般国民の知らない情報をつかんで、総理が決断されたということは十分に考えられるので、単純な肯定とは考えていません。


>郵政民営化問題と日本の過疎地へ大切に、やさしく対しようというときに、イラク自衛隊派遣はないでしょう。

イラク問題から切り離して、自衛隊の在り方、ということで申したまでです。大自然の恵み、ということと、国家の在り方、それと自衛隊の存在というものをからめて書いたのですよ。皇室のことは、大自然、大宇宙と人間の関わり合いにも関係した話ですし、軍というものが単なる破壊の力ではなく、「人間らしい力」であったとしたら、すばらしいことでしょう?


>ちょっと、勇み足ではないでしょうか。告天子さんのいう皇国民のすべきことではないと思います。米国への協力イラク自衛隊派遣は満州国の立国よりも悪い。

米国の中東戦略とかを肯定しているわけではないです。まあ、私も一概に「よい」とは思いませんが、世界の中の日本人、ということを考えるに当たっては、首相のした判断は、激震的影響を日本人に与えたのではないでしょうか。

それをどう生かしていくかは、我々国民次第でしょうね。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(8):郵政と過疎対策  ■名前 : 昭和 人  ■日付 : 05/7/9(土) 21:52  -------------------------------------------------------------------------
   ▼告天子さん:

早速のレスを ありがとうございました。

>▼>>>
>>>>自衛隊のイラク派遣などは、間違いなく日本の「国際協力」の貴重な財産になっていくと思います。

この表現記述はやっぱり、自衛隊イラク派遣を肯定した ことですよ。
>>>
>>>>ああいうことが、国会決議で、ということではなくて、皇軍として、国民的な合意を得て出来るのならば、すばらしいことだと思いますけどね。

「すばらしいことだと思いますけどね」

国民的合意は無理ですが、この表現記述も自衛隊イラク派遣の肯定どころか賛美とみられます。
>
>
>>アメリカへの協力のために、憲法違反まで犯してのイラク派遣を肯定する告天子さんとは意外でした。
>
>えーと・・・。私はイラク派遣を肯定した、ということは端的にはなかったのではないかと思いますが・・・。それは、こちらへの先入見だと思います。もしそう取られるようなことを書いておりましたら、失礼しました。

しおらしいですね。 了解。

以下はやや言い訳的な一面がある感じがしますが 敢えて議論は避けます。

>
>
>>憲法違反かどうかは難しい問題ですが、とりあえず大づかみに考えて、復興支援目的である、ということを重視して、違憲ではないのではないか、と考えます。占領支援だったら問題ですが。
>
>
>>イラク派遣を肯定する告天子さんとは意外でした。
>
>難しい政治判断だとは思いますね。私をはじめとする一般国民の知らない情報をつかんで、総理が決断されたということは十分に考えられるので、単純な肯定とは考えていません。
>
>
>>郵政民営化問題と日本の過疎地へ大切に、やさしく対しようというときに、イラク自衛隊派遣はないでしょう。
>
>イラク問題から切り離して、自衛隊の在り方、ということで申したまでです。大自然の恵み、ということと、国家の在り方、それと自衛隊の存在というものをからめて書いたのですよ。皇室のことは、大自然、大宇宙と人間の関わり合いにも関係した話ですし、軍というものが単なる破壊の力ではなく、「人間らしい力」であったとしたら、すばらしいことでしょう?

これは、全然わかりません。(難しい)
>
>
>>ちょっと、勇み足ではないでしょうか。告天子さんのいう皇国民のすべきことではないと思います。米国への協力イラク自衛隊派遣は満州国の立国よりも悪い。
>
>米国の中東戦略とかを肯定しているわけではないです。まあ、私も一概に「よい」とは思いませんが、世界の中の日本人、ということを考えるに当たっては、首相のした判断は、激震的影響を日本人に与えたのではないでしょうか。
>
>
今夜はこれくらいで 
お休みなさい。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(9):郵政と過疎対策  ■名前 : 告天子  ■日付 : 05/7/9(土) 23:18  -------------------------------------------------------------------------
   ▼昭和 人さん:

>>>>>自衛隊のイラク派遣などは、間違いなく日本の「国際協力」の貴重な財産になっていくと思います。
>
>この表現記述はやっぱり、自衛隊イラク派遣を肯定した ことですよ。


イラク派遣を肯定したというより、派遣先で行われた自衛隊の行動を肯定したのですが。昭和 人さんは、肯定的な面など全然ない、と仰るのでしょうか?


それから、肯定していけませんでしたでしょうか。全面的な肯定ではない、ということはこれの前の投稿で申しましたし、その説明はしたつもりですが。肯定的に少しでも思うこと自体、いけない、というご意見でしょうか。


>>>>>ああいうことが、国会決議で、ということではなくて、皇軍として、国民的な合意を得て出来るのならば、すばらしいことだと思いますけどね。
>
>「すばらしいことだと思いますけどね」
>
>国民的合意は無理ですが、この表現記述も自衛隊イラク派遣の肯定どころか賛美とみられます。

えええ?

自衛隊は皇軍ですか??

皇軍としてそうなったらいい、と言うと、何ですか、自衛隊のイラク派遣を賛美したことになるとは思いませんけどね。「そうなったらいい」というのは、別の話ですし、首相の政治判断としていくのと、皇軍として天皇陛下の統帥の下に人道的活動をする、ということとは全然違うでしょうに。

何といいますか、単語に反応されてませんか?

言いがかりめいた難癖でしたら、お断りしたいのですが。

それから、自衛隊の現地の行動には、実に頭が下がるような努力もなされましたし、よいところはよいと素直に取り、賛美するのが自然かと思いますけれどね。だからといって、そういうことと、全面的な賛美とか何もかもがよい、という話とは違うでしょう。


>>>アメリカへの協力のために、憲法違反まで犯してのイラク派遣を肯定する告天子さんとは意外でした。
>>
>>えーと・・・。私はイラク派遣を肯定した、ということは端的にはなかったのではないかと思いますが・・・。それは、こちらへの先入見だと思います。もしそう取られるようなことを書いておりましたら、失礼しました。
>
>しおらしいですね。 了解。
>
>以下はやや言い訳的な一面がある感じがしますが 敢えて議論は避けます。

・・・なんかまだ何か言いたげなようですね。私はよいところは肯定するし賛美もしますよ。拙いところがあれば、素直に反省すればよい。ごく、当たり前なことだと思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):郵政と過疎対策  ■名前 : たけチャン  ■日付 : 05/7/8(金) 13:10  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ウミサチヒコさん:
>ではどうするか。よくわからない。しかし、もはや日本の農業が国際的に太刀打ちできないのは明らかだ。補助金漬けにして農村改革をサボって来たそのツケ、と簡単に言うことはできよう。しかし、根本には日本の農業コストにある。日本のコメの生産コストはカリフォルニアのそれの10倍であることは以前に紹介した。
>
>過疎地は治山・治水の国家プロジェクトに任せて、過疎は解消すべきだ。地方の都会周辺に人々を下山させる。そして都会にでた若者に長期かつ巨大枠の融資をして住宅を建て、過疎地の肉親を呼び寄せる。それも地方経済の再生になるだろう。
>同時に農業を自由化する。国際競争力のある農業か他の産業が始まるかもしれない。土地政策も改める。工場の立地も自由化する。そうすることで逆に地方が強くなるかもしれない。みなさんのお考えはいかに。

農業は工業に比べると生産性が低いと言われている。しかし、都市近郊の農業は必ずしもそーではない。農業学校を卒業して、名古屋近郊でトマトの水耕栽培をしているサイトがある。そこを見ると個人経営ながら、サラリーマンとか公務員になるよりも遥かに良い収入を得られるようだ。では、誰でもできるかと言うとそーでもない。トマトは病気に弱いから管理が必要で、農業技術が必修である。また作ったトマトが腐ってはいけないし、安値で買い叩かれてもいけないから、経済学の知識も必要であるし、農協の協力も必要である。個人でもかなり利潤が見込めるからこそ、企業が大規模な野菜の水耕栽培を立ち上げている例もある。日本企業の70%以上は赤字で税金を納めていない。都市近郊農業はやり方次第では黒字経営になるようだ。

農業技術は一人で全体が見える点が面白い。コンピューター、車の製造などだと一部分しかやらせてもらえない。チャップリンのモダンタイムズみたいに、退屈な作業だと入社しても直ぐ止めてしまう。後進国から技術研修生入れて、5年働いて母国に帰り、同じ事をやってもらえば国際貢献になるし、労働力不足解消と一石二鳥になる。

平和で安定した中京圏に生まれたせいか、無為無策に慣れたのが欠点である。
山でも買って、平凡な山を、「嵐山」のように描けたらいいな。

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