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 ▼医療問題を考える  キタキツネ(元北の老兵) 05/5/12(木) 8:30
   ┣Re(1):医療問題を考える  安本単三 05/5/12(木) 11:35
   ┣Re(1):医療問題を考える  あたっちめんと A 05/5/12(木) 17:10
   ┃  ┗Re(2):医療問題を考える  安本単三 05/5/17(火) 13:54
   ┃     ┗Re(3):医療問題を考える  キタキツネ(元北の老兵) 05/5/17(火) 15:22
   ┃        ┣Re(4):医療問題を考える  安本単三 05/5/17(火) 16:25
   ┃        ┗Re(4):医療問題を考える  石頭の息子 05/5/17(火) 17:39
   ┃           ┗Re(5):医療問題を考える  石頭の息子 05/5/17(火) 18:06
   ┃              ┣Re(6):医療問題を考える  呆 05/5/18(水) 10:39
   ┃              ┗Re(6):医療問題を考える  キタキツネ(元北の老兵) 05/5/18(水) 11:14
   ┃                 ┣Re(7):医療問題を考える  呆 05/5/20(金) 9:18
   ┃                 ┗Re(7):医療問題を考える  安本単三 05/6/29(水) 11:33
   ┃                    ┗Re(8):医療問題を考える  キタキツネ 05/6/30(木) 8:26
   ┃                       ┗Re(9):医療問題を考える  安本単三 05/6/30(木) 8:52
   ┣Re(1):医療問題を考える  雷 05/5/18(水) 0:15
   ┣アメリカの医療事情・・  キタキツネ(元北の老兵) 05/5/29(日) 13:33
   ┃  ┣Re(1):アメリカの医療事情・・  キタキツネ(元北の老兵) 05/5/29(日) 14:30
   ┃  ┗Re(1):アメリカの医療事情・・  ホヤ 05/5/30(月) 11:58
   ┃     ┣Re(2):アメリカの医療事情・・  キタキツネ(元北の老兵) 05/5/30(月) 16:05
   ┃     ┗Re(2):アメリカの医療事情・・  コップ酒 05/7/6(水) 2:11
   ┣Re(1):医療問題を考える  珍 源斎 05/5/30(月) 12:54
   ┣Re(1):医療問題を考える  キタキツネ(元北の老兵) 05/5/30(月) 15:22
   ┣Re(1):医療問題を考える  ワクチン 05/5/31(火) 7:53
   ┃  ┗Re(2):医療問題を考える  ごまめの翁 05/7/11(月) 9:41
   ┃     ┗Re(3):医療問題を考える ー 胃カメラ雑感  石頭の息子 05/7/11(月) 10:21
   ┃        ┗Re(4):医療問題を考える ー 胃カメラ雑感  ごまめの翁 05/7/11(月) 11:16
   ┣総合診療の必要性  キタキツネ(元北の老兵) 05/5/31(火) 9:35
   ┃  ┗Re(1):総合診療の必要性  ぎみゆら 05/6/7(火) 11:58
   ┣老人医療・高齢者いびりか?  キタキツネ 05/6/9(木) 9:39
   ┃  ┗Re(1):老人医療・高齢者いびりか?  しまったk2 05/6/9(木) 21:15
   ┃     ┗Re(2):老人医療・高齢者いびりか?  キタキツネ 05/6/10(金) 9:06
   ┣薬の副作用と薬害について  キタキツネ 05/6/10(金) 13:45
   ┃  ┗Re(1):薬の副作用と薬害について  昭和 人 05/6/11(土) 16:21
   ┃     ┗Re(2):薬の副作用と薬害について  キタキツネ 05/6/11(土) 18:45
   ┣公務員の優遇が医療費にまで・・  キタキツネ 05/7/4(月) 10:43
   ┃  ┣Re(1):公務員の優遇が医療費にまで・・  珍 源斎 05/7/4(月) 12:35
   ┃  ┣Re(1):公務員の優遇が医療費にまで・・  安本単三 05/7/4(月) 13:07
   ┃  ┣Re(1):公務員の優遇が医療費にまで・・  安本単三 05/7/4(月) 13:29
   ┃  ┃  ┗Re(2):公務員の優遇が医療費にまで・・  キタキツネ 05/7/4(月) 15:07
   ┃  ┃     ┗Re(3):公務員の優遇が医療費にまで・・  安本単三 05/7/4(月) 15:23
   ┃  ┗Re(1):公務員の優遇が医療費にまで・・  キタキツネ 05/7/4(月) 14:48
   ┣病院での待ち時間について  キタキツネ 05/7/5(火) 11:53
   ┃  ┗Re(1):病院での待ち時間について  ぎみゆら 05/7/6(水) 0:14
   ┣調剤薬局の料金について  キタキツネ 05/7/5(火) 15:54
   ┃  ┣Re(1):調剤薬局の料金について  ぎみゆら 05/7/6(水) 0:30
   ┃  ┃  ┗Re(2):調剤薬局の料金について  安本単三 05/7/6(水) 9:03
   ┃  ┗Re(1):調剤薬局の料金について  キタキツネ 05/7/10(日) 8:04
   ┃     ┗Re(2):調剤薬局の料金について  あおばびと 05/7/10(日) 21:57
   ┃        ┗Re(3):調剤薬局の料金について  キタキツネ 05/7/11(月) 8:59
   ┗医師の年齢制限について  キタキツネ 05/7/11(月) 9:46
      ┗Re(1):医師の年齢制限について  ウミサチヒコ 05/7/11(月) 10:47

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 ■題名 : 医療問題を考える
 ■名前 : キタキツネ(元北の老兵)
 ■日付 : 05/5/12(木) 8:30
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   ◆医療現場「うつで苦しむ”隠れた患者”」

2002年の厚労省の患者調査では、うつ病や躁うつ病など「気分傷害」の患者は約71万人の0.6%。しかし、世界保健機構(WHO)や欧米の研究報告などによると、先進国でのうつ病有病率は5%前後と推計されている。日本の人口に当てはめると5百万〜6百万人。厚労省の数字と大きな開きがある。

医療現場ではこの差を「うつ病患者の氷山現象」と表現するという。実際に患者として外来を訪れ、うつ病として把握されているのは氷山の一角で、水面下に、医療機関にかかってもうつ病と診断されず、症状が進むまで専門医を訪れない人が多く存在しているという。

「隠れたうつ病患者」をどう救うのか。うつ病の診療科は本来、精神科か心療内科だ。ところが実態は、うつ病症状の患者が最初に行った診療科の65%弱が内科だったというのだ。精神科以外の医師が充分な知識を持っていない場合、見逃してしまう危険が多いのが実態だ。

うつ病が増えているなか、精神科医だけで患者をカバーする事は無理で、またかかりつけの先生に診てもらいたいと思う患者多い事を考えると、精神科医以外の非専門医の教育の必要性が急務だ。

ある精神科医は症状が重くなったら、やはり専門医の治療が必要でプライマリケア医と専門医が連携するシステムも同時に作る事が必要だと言っている。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):医療問題を考える  ■名前 : 安本単三  ■日付 : 05/5/12(木) 11:35  -------------------------------------------------------------------------
   ▼キタキツネ(元北の老兵)さん:こんにちは
>◆医療現場「うつで苦しむ”隠れた患者”」
>
>2002年の厚労省の患者調査では、うつ病や躁うつ病など「気分傷害」の患者は約71万人の0.6%。しかし、世界保健機構(WHO)や欧米の研究報告などによると、先進国でのうつ病有病率は5%前後と推計されている。日本の人口に当てはめると5百万〜6百万人。厚労省の数字と大きな開きがある。
>
>医療現場ではこの差を「うつ病患者の氷山現象」と表現するという。実際に患者として外来を訪れ、うつ病として把握されているのは氷山の一角で、水面下に、医療機関にかかってもうつ病と診断されず、症状が進むまで専門医を訪れない人が多く存在しているという。
>
>「隠れたうつ病患者」をどう救うのか。うつ病の診療科は本来、精神科か心療内科だ。ところが実態は、うつ病症状の患者が最初に行った診療科の65%弱が内科だったというのだ。精神科以外の医師が充分な知識を持っていない場合、見逃してしまう危険が多いのが実態だ。

同感です。まず、うつ病の病徴定義(不眠・自殺感など)が国際基準で決められているので、内科医にこのことだけでも実施してもらい、心身症的な外来患者に対し、この基準でアンケートをとり、基準点数を越えており、うつ病の疑いがある場合は、心療内科や精神科を紹介することが必要でしょう。

最近思うのですが、昼夜営業・過酷な労働が増えて、そこで働くため睡眠異常になる場合も多いようです。私の知人も変則時間勤務のため内科で睡眠薬をもらっています。こうした不自然な労働形態が増えれば、睡眠障害→うつ病に移行する恐れがあると思います。

製薬会社の営業妨害をする気はありませんが、最近、重宝されている睡眠改善剤も気になります。1.そもそも睡眠改善剤を飲まなければならないような無理な労働をしている場合はないのか。2.睡眠改善剤を飲んでいる裏でうつ病が進行する恐れがありはしないか。3.薬局に行くだけで医者自体から遠くなるのが問題である。

国家公務員や大手の会社では、管理職研修科目に、うつ病が取りあげられており、現在は急速に理解が進んでいるようです。が、いざ職員のだれかがというときに、どの医院・病院にかかるか、具体的リストを末端組織の総務・庶務担当で備えているところは少ないのではないか。
なお、中小・零細企業では、ほとんど組織的対応はなされていないようです。

うつ病はこころのカゼ、という表現は外向きに言ってまあ適切かも知れない。しかし、うつ病は脳内代謝物質の異常で起こるので、特に最近は副作用の少ない抗うつ剤が使用され効果をあげている。心とは脳のことである。

以上、とりとめなく書いて見ました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):医療問題を考える  ■名前 : あたっちめんと A  ■日付 : 05/5/12(木) 17:10  -------------------------------------------------------------------------
   キタキツネさん

同感です。その通りです。まず、社会が鬱に対しての認識が薄く、また、差別とは言いませんがある種の偏見があると思われます。医師は一人一人の患者さんに丁寧に対応するのは時間的にも物理的にも無理があり、投薬でしのぐ場合が多いですね。
カウンセラーなどの育成の教育体制も非常に脆弱です。臨床心理士のプログラムのある大学院でも一番大切な実習教育は貧弱です。アメリカ(州によって異なる)では大学の段階で実習を義務付けています。また、日本の場合は教育者にも問題があります。専門的になりますが、日本のカウンセラーの場合約70%がロジャース療法を行います。療法には精神分析、家族療法など色々ありますが、それは来談者によって臨機応変に対応しなければなりませんが、何とかの一つ覚えで一つの療法しか使いません、いや、それしかできないのです。ヒドイのは催眠療法と称して、催眠をかけ財布からお札をくすねたり、女性にイタズラをする奴がいます。(お金が無くなったりイタズラされたのを気付かないように暗示をかけておきます) 勿論、専門的な教育を受けたこともないのにカウンセラーと名乗っています。(催眠はちょっとしたコツをつかむと誰にでも出来ます。その技術と商売の方法を教えてもうけているヤツもいます)
また、水晶玉を置いて占いをしていて、カウンセラーと名乗っているのがいますし、玉石混合というよりは、石ばかりですね。

鬱に限らず他の精神的な問題では、他の国々はカウンセラーだけでは無くソーシャルワーカーや医師、インターンや学生、ボランティア等がチームを組みます。しかし、日本ではありません。
前にも書きましたが、精神科医師、カウンセラーは自殺率が一番高い仕事で、カウンセラーのカウンセラーが必要になり、抱えきれない負担を仲間で分担しなければならない。それほど辛い仕事なのに、この国のこの分野での体制は目を覆うばかりです。
心の問題は社会と表裏一体です。そこに一人一人が気がついて欲しいものです。
失礼いたしました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):医療問題を考える  ■名前 : 安本単三  ■日付 : 05/5/17(火) 13:54  -------------------------------------------------------------------------
   ▼あたっちめんと Aさん:
>キタキツネさん
>
>同感です。その通りです。まず、社会が鬱に対しての認識が薄く、また、差別とは言いませんがある種の偏見があると思われます。医師は一人一人の患者さんに丁寧に対応するのは時間的にも物理的にも無理があり、投薬でしのぐ場合が多いですね。
>カウンセラーなどの育成の教育体制も非常に脆弱です。臨床心理士のプログラムのある大学院でも一番大切な実習教育は貧弱です。アメリカ(州によって異なる)では大学の段階で実習を義務付けています。また、日本の場合は教育者にも問題があります。専門的になりますが、日本のカウンセラーの場合約70%がロジャース療法を行います。療法には精神分析、家族療法など色々ありますが、それは来談者によって臨機応変に対応しなければなりませんが、何とかの一つ覚えで一つの療法しか使いません、いや、それしかできないのです。ヒドイのは催眠療法と称して、催眠をかけ財布からお札をくすねたり、女性にイタズラをする奴がいます。(お金が無くなったりイタズラされたのを気付かないように暗示をかけておきます) 勿論、専門的な教育を受けたこともないのにカウンセラーと名乗っています。(催眠はちょっとしたコツをつかむと誰にでも出来ます。その技術と商売の方法を教えてもうけているヤツもいます)
>また、水晶玉を置いて占いをしていて、カウンセラーと名乗っているのがいますし、玉石混合というよりは、石ばかりですね。
>
>鬱に限らず他の精神的な問題では、他の国々はカウンセラーだけでは無くソーシャルワーカーや医師、インターンや学生、ボランティア等がチームを組みます。しかし、日本ではありません。
>前にも書きましたが、精神科医師、カウンセラーは自殺率が一番高い仕事で、カウンセラーのカウンセラーが必要になり、抱えきれない負担を仲間で分担しなければならない。それほど辛い仕事なのに、この国のこの分野での体制は目を覆うばかりです。
>心の問題は社会と表裏一体です。そこに一人一人が気がついて欲しいものです。
>失礼いたしました。

現状紹介ありがとうございました。要するに、日本には、精神的リハビリの方法論も組織も整っていないということですね。現状の日本では、正当なカウンセラーでも1時間1万円でしょう。庶民には払えませんね。

日本社会全体にも敗者復活という概念がないから、若くして精神疾患にかかったら、首切られて、もうおしまいということが多いようです。
あの競争が激しいと言われる米国で、敗者復活という概念があるようですね。
こういう問題に本気に取り組む代議士はいるのでしょうか?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):医療問題を考える  ■名前 : キタキツネ(元北の老兵)  ■日付 : 05/5/17(火) 15:22  -------------------------------------------------------------------------
   安本単三さん

こんにちは。しばらくROMに徹しようと思っていましたが、あなたの他スレッドでのご投稿に触発され、いま穴倉から出てまいりました。(笑)

また別のスレッドで石頭さんが、旧HNネームの北の老兵について、こそばゆいようなご感想を頂き、嬉しくも汗顔の至りです。新しいHN、キタキツネも早く皆様に馴染んで頂けるように、せいぜい意義のある投稿を心がけます。

今日は定期健診で病院に行ってきました。検査の結果はGOTが53、GPTが41で昨年の12月以来安定しており、ペグの治療は医師も決断しかねています。次回7月にウィルスの数を調べた結果で判断します。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):医療問題を考える  ■名前 : 安本単三  ■日付 : 05/5/17(火) 16:25  -------------------------------------------------------------------------
   ▼キタキツネ(元北の老兵)さん:
>安本単三さん
>
>こんにちは。しばらくROMに徹しようと思っていましたが、あなたの他スレッドでのご投稿に触発され、いま穴倉から出てまいりました。(笑)
>
>また別のスレッドで石頭さんが、旧HNネームの北の老兵について、こそばゆいようなご感想を頂き、嬉しくも汗顔の至りです。新しいHN、キタキツネも早く皆様に馴染んで頂けるように、せいぜい意義のある投稿を心がけます。
>
>今日は定期健診で病院に行ってきました。検査の結果はGOTが53、GPTが41で昨年の12月以来安定しており、ペグの治療は医師も決断しかねています。次回7月にウィルスの数を調べた結果で判断します。

私もC型肝憂会の一員です。2年前はGOT、GPT値は3ケタで、強ミノ毎日点滴でした。今はキタキツネさんとほぼ同数値までに改善し、ウルソとグリチロンそれに漢方薬を服用しております。

私も今日小病院に通院してきましたが、私は同病院内で意図的に3人の先生を試して、今の主治医に決めました。主治医は漢方との両刀使いで、検査数値だけでなく、触診をも重視します。うつについても詳しく、腹直筋の硬直があるとうつを疑うのだそうです。肝炎でも腹部が硬直することはご存じのとおりです。もちろん患者の受け答えの声の張りなど見落としません。愛想は悪いが勉強しているなと思わせる信頼のおける先生です。
こういう先生に当たれば心身症的な患者さんも適切に対処してもらえそうです。
小病院の「内科一般」の先生はピンキリでしょうがこのような先生もおられます。大病院だと循環器科・消化器科などなどと細分化の長所短所があると思います。いざ手術ともなれば大病院のほうが良いでしょうが。

石頭の息子さんならず、私も、北の老兵さんに触発されて書き込んできた者です。
今後ともよろしく。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):医療問題を考える  ■名前 : 石頭の息子  ■日付 : 05/5/17(火) 17:39  -------------------------------------------------------------------------
   こちらに移ってきました、キタキツネさん、安本単さん、宜しく。

一昨年退職してからGOP、GPTが高くなり、それまで(今も)免疫の医師だったので、別の肝臓の先生に診察を受けました、曰く、今年(2003年)末にはペグ インターフェロンが認可されるので、それを待ってみてはどうか、鬱とITPの既往症があってもペグは今までのペガシス、イントロン等よりは副作用が少ない、ただ血液成分の減少があるので注意が怠れない、普通は50Wだが薬を少なくしてロングスパンで投与する方法もあると言われました。

よくC型肝炎の肝癌の罹患率が取り上げられています、あくまで率であって肝癌が見つかれば、それは自分にとって100%になるのです、しかし少し考えてみると老いと細胞の異型化促進は切り離せません、また異型化しても進行が遅くなる場合が多いようです、結論は医師の言うとうり早期発見、早期治療に尽きるとおもいます、最低エコーかCTを肝臓の状態によって3ヶ月とか6ヶ月ごとに受けておくことは大切ではないでしょうか。

C型に罹患して30年になろうとしていますので、肝臓の精密検査をします、細胞診も近々予定しています、正確な肝炎の進行状況を把握したいのと、真剣にペグ インターフェロン療法を検討しています、検査の結果この療法に不適格であれば、そのときは別の進行を遅らせる療法をしっかりやりたいと考えています。

話は変わりますが、「夫と妻のための老年学」(昭和53年初版:水野 肇著)と「終末期医療はいま豊かな社会の生と死」(ちくま新書:額田勲著)を一昔前に読んだ時の感想ですが、老いを重ねたときの生き様を考えさせられました。

老いて健康な人は一握りです、多くの老人は何らかの病を持っています、いかに病の進行を遅らせるか、いかに老化をおくらせるか、そして自分の終末をどうするか、を考えておかねばならないと思うのですが、凡人ですから未だ結論はありません。60を越えてある程度の覚悟はありますが、そのときに試されると思います。

尚、ウィルスの量は検査の度に変わる、免疫ですから当たり前の話ですが、最近それを具体的に知り驚いています、それと100以下は高額医療の対象になりませんのでインターフェロンは自費になります、そのような人は定期的に検査をして100を越えた時点でインターフェロンをするようです、ここで不思議なのはウィルスの量が少ない程インターフェロンの効果が上がる点です、厚生省のお達しに首をかしげています。

多病息災のなので、この話題は尽きません、この辺で。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(5):医療問題を考える  ■名前 : 石頭の息子  ■日付 : 05/5/17(火) 18:06  -------------------------------------------------------------------------
   追記ですが、

少子高齢化と税金の無駄使いなどの失政で、社会保険料の増額、社会保障の切捨てが本格的に始まっています、これは津波のように押し寄せる、現実の話です。

従って、高額医療の切捨てもあると思います、私は難病ITPでしたが、昨年の申請は却下されました、主治医(難病では有名)は首をかしげていましたが、理由は判っていましたので、主治医の進める再申請はお断りしました、それに県の難病指定のシステムを知っていますので、無駄な再申請は徒労を招くだけです。

年金支給は今年ですが、病持ちは医療費が馬鹿になりません、健康な友人は節約すれば夫婦二人で何とかやっていけるなどと、お絵かきとチンドンヤの楽器で楽しんでいますが、パラサイト二人と老母を抱えての病気持ちは老後の生活設計を立てる前の状態です、弱者に光があたる政治になるのは何時になるのでしょうかね、孫子の代になるかと思うが、孫を望める状態でもない。 すみません追記が泣き節になりました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(6):医療問題を考える  ■名前 : 呆  ■日付 : 05/5/18(水) 10:39  ■Web : http://www.asahi.com/life/update/0507/002.html?t  -------------------------------------------------------------------------
    石頭の息子 さん
、高額医療の切捨てもあると思います

■年を取れば誰でも持病の二つや三つはあります。少ない年金の中から高額な医療費を支払うのは非常に苦しいことです。テレビで宣伝中の外資保険も高額で加入はできないし、先行きは真っ暗です。
 そこにさらに老人医療費を二割負担にしようと言う話も出ているようです。一方では、混合医療が推進される世だし、いよいよ「命の沙汰も金次第」の世の中に鳴ってきました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(6):医療問題を考える  ■名前 : キタキツネ(元北の老兵)  ■日付 : 05/5/18(水) 11:14  -------------------------------------------------------------------------
   最近医療に市場原理を導入せよという声が多くなってきました。これは医療費抑制が目的である事は間違いないでしょう。また識者やマスコミは、医療もサービス業である、市場原理と競争原理をセットにして、医療に市場原理を導入しなければ競争が起こらない、また無駄が省けない、そして医療の質の向上もサービスも期待できないという議論があります。

その人たちは、医療者側が競争に反対しているように言っていますが、私はそうは思いません。医療そのものが市場原理にはなじまないと思っています。既に医療のなかには市場原理が働いているところも少なくなく、競争原理についても熾烈な患者の奪い合いが始まっています。

このような議論では、とかく医療が概念的に取り上げられていますが、日本の医療は社会保障の大きな柱としての公的医療保険制度であり、市場原理経済の導入論者は公的保険医療制度をどのようなところに導いていこうとしているのか、その将来像を全く示していないのは問題であると思っています。

医療保険制度は昭和36年の国民皆保険で成立しましたが、それ以後、社会保障の大きな柱として拡充されてきました。しかし、国家の財政状況、あるいは人口構造の変化、疾病構造の変化、医学・医療の進歩などにより内容はだんだんと変わってきました。

日本の医療制度が先進諸国のなかでも、公平性、平等性、効率性に於いてWHOでも世界一と高い評価を受けてきました。2000年のWHOの報告でも健康寿命が1位、平等が3位、健康達成度の総合評価は1位でありますが、医療費のGDP比は1998年、OECDのなかで18位ときわめて低いのです。

医療は、病気に罹り時としては命の危険のある人に対して、その回復と生命を救うための、人間として崇高な活動であり、健康や生命がコストによってのみ取り引きされるものではない、という基本的な事を忘れてはならないと思うのです。

市場原理は「価格を意思決定のシグナルとして行動する需給者間の金銭取引による資源配分形態」と言われていますが、市場においては失敗があることは避けられません。これを医療に当てはめると供給者側(病院)の倒産の原因はいろいろありますが、需要者側(患者)が、市場から脱落する状況は簡単に言えば、お金がなくて病院にかかれないという事です。

医療以外の物は何かで代替することも可能ですが、医療の場合は、市場での需要者(患者)の敗北とは、最悪の場合には命にかかわるような健康障害です。そもそも社会保障としての医療保険制度とは、このような事態が起こらないように考えられたものです。

医療費の問題については、公助・共助・自助ととらえられて語られますが、公助である税金、共助である保険料、あるいは自助と呼ばれる受診時の一部負担、これらは元を正せば国民の出したお金であることに変わりはありません。医療・医学の進歩、人口構造の変化などによって、医療費トータルが増大することは当たり前なのです。それをどのような形で負担するかが問題なのです。

これが、税金が所得の再配分、公的医療保険が個々のリスクへの対応とリスク分散、さらに所得再配分という機能をもっています。連帯と相互支援を目的としていることを考えますと、一部負担金を増やすことによって対応するということに妥当性があるのだろうかと疑問に思います。

私的医療保険が個々のリスクに対応するものであり、保険者の市場での競争が加入者に逆選択、あるいは負担の不公平を生じます。アメリカのような無保険者を生む社会不安に比べて、日本の皆保険制度は優れていることは間違いないのです。

公助・共助・自助とは、単に経済的な問題ではなく、根本的には国のあり方、政治のあり方、そして国民の選択にあると思っています。小手先の対応だけで解決のつく問題ではなく、市場に委ねる部分を大きくして営利企業の参入を図ろうとする動きは、国民皆保険制度を形骸化に導くのではないかと心配しています。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(7):医療問題を考える  ■名前 : 呆  ■日付 : 05/5/20(金) 9:18  -------------------------------------------------------------------------
   キタキツネさん

>国内で破産した人のおよそ半数が、医療費の高騰が原因で破産しており、病気のために自己破産に陥った人々の大半は中産階級で医療保険加入者であることが調査で判明した。

■これが近未来の我々のすがたならなければ良いがなと思います。
現在、盛んに宣伝されている外資の医療保険などは、そのうちわが国の
国民皆保険制度を形骸化に導くものだと思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(7):医療問題を考える  ■名前 : 安本単三  ■日付 : 05/6/29(水) 11:33  -------------------------------------------------------------------------
   ▼キタキツネ(元北の老兵)さん:
>最近医療に市場原理を導入せよという声が多くなってきました。これは医療費抑制が目的である事は間違いないでしょう。また識者やマスコミは、医療もサービス業である、市場原理と競争原理をセットにして、医療に市場原理を導入しなければ競争が起こらない、また無駄が省けない、そして医療の質の向上もサービスも期待できないという議論があります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>公助・共助・自助とは、単に経済的な問題ではなく、根本的には国のあり方、政治のあり方、そして国民の選択にあると思っています。小手先の対応だけで解決のつく問題ではなく、市場に委ねる部分を大きくして営利企業の参入を図ろうとする動きは、国民皆保険制度を形骸化に導くのではないかと心配しています。

↑のような総括をありがとうございました。よく分かります。
(ウミサチなど勝手に吠えさせておきましょう。)

そこで、一般庶民がどう対処するかということになります。この掲示板でもそうなのですが、自分が一端の政治家になったように考えていくと(私もついそうなりがちなのですが)、政治家や御用学者の土俵にはまってしまいます。相手はプロですから。
そうならないよう声をあげる(荒げる)しかない。TVで時折見るのですが、韓国国民は激しいですね。いつから日本人はフヌケになったのでしょうか。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(8):医療問題を考える  ■名前 : キタキツネ  ■日付 : 05/6/30(木) 8:26  -------------------------------------------------------------------------
   安本単三さん

>↑のような総括をありがとうございました。よく分かります。
>(ウミサチなど勝手に吠えさせておきましょう。)
>
>そこで、一般庶民がどう対処するかということになります。この掲示板でもそうなのですが、自分が一端の政治家になったように考えていくと(私もついそうなりがちなのですが)、政治家や御用学者の土俵にはまってしまいます。相手はプロですから。
>そうならないよう声をあげる(荒げる)しかない。TVで時折見るのですが、韓国国民は激しいですね。いつから日本人はフヌケになったのでしょうか。

レスありがとうございます。なんか投稿の意欲が無くなりました。注意されても注意されても、同じスレッドを建てる。嗜めるとその人間を攻撃する、そしてそれを「お嬢様野球はホットケ!」と横から応援する。

私は別にえ〜カッコシィしているつもりは無いんですけどね。目指すところは同じでも仲間内で揉めているようでは老人党も終わりでしょう。

私も「アホ・バカ」はけっして上品な言葉ではないが、差別用語とは思わないし、場面によっては許されると思っているんです。政治家・医者・教師・警察など破廉恥な事件や許しがたい犯罪を起こしたときは、アホ・バカと言わずして何と言います?これほど便利で適当なな言葉は見当たりません。だからTPOによっては許される言葉だと思っています。

ただ、投稿者に向かってバカ・アホと言うのは避けなければならないと思うのです。仮にその投稿が板を荒らす言葉に対してなら、よけいに気をつけなければ相手に「それ来た!」とばかりに言質を与える事になり、よけいに場を荒す結果になると思うのです。

私も場を荒らすのは本意でありませんので、なるべく避けてきましたが、この度はちょっと酷いなと思い口を出してしまいました。やはり口を出すべきじゃなかったと、今は反省しています。よけいに火に油を注いだ結果となりました。

現在の管理の状態を第3者から見たら、ダブルスタンダードといわれても仕様が無いだろうな思いつつ、この辺にしておきます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(9):医療問題を考える  ■名前 : 安本単三  ■日付 : 05/6/30(木) 8:52  -------------------------------------------------------------------------
   ▼キタキツネさん:

>レスありがとうございます。なんか投稿の意欲が無くなりました。注意されても注意されても、同じスレッドを建てる。嗜めるとその人間を攻撃する、そしてそれを「お嬢様野球はホットケ!」と横から応援する。
>
>私は別にえ〜カッコシィしているつもりは無いんですけどね。目指すところは同じでも仲間内で揉めているようでは老人党も終わりでしょう。
>
>私も「アホ・バカ」はけっして上品な言葉ではないが、差別用語とは思わないし、場面によっては許されると思っているんです。政治家・医者・教師・警察など破廉恥な事件や許しがたい犯罪を起こしたときは、アホ・バカと言わずして何と言います?これほど便利で適当なな言葉は見当たりません。だからTPOによっては許される言葉だと思っています。
>
>ただ、投稿者に向かってバカ・アホと言うのは避けなければならないと思うのです。仮にその投稿が板を荒らす言葉に対してなら、よけいに気をつけなければ相手に「それ来た!」とばかりに言質を与える事になり、よけいに場を荒す結果になると思うのです。
>
>私も場を荒らすのは本意でありませんので、なるべく避けてきましたが、この度はちょっと酷いなと思い口を出してしまいました。やはり口を出すべきじゃなかったと、今は反省しています。よけいに火に油を注いだ結果となりました。
>
>現在の管理の状態を第3者から見たら、ダブルスタンダードといわれても仕様が無いだろうな思いつつ、この辺にしておきます。

この国には、いつの時代にも落書と言うのがあり、権力・権威のある人をからかう
のがささやかな楽しみでした。自民小泉だろうが民主岡田だろうが容赦なく罵声を浴びせて良いと思います。
庶民同士でも、皮肉、揶揄、からかい程度は大いに結構と思います。

自分の意見が否定された場合に自分の人格が全面否定されたように錯覚するのが日本人のくせです。
論理否定と人格否定は違うと心得ていれば、どうってことはありません。それと老人党掲示板を混乱させるのを楽しみとしている人々の罠にはまらないことです。

現状の掲示板管理基準に私は異を唱えますが、キタキツネさんの投稿を楽しみにしている者です。ゲンナリしないで下さい。
医療問題は大変重要ですから。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):医療問題を考える  ■名前 : 雷  ■日付 : 05/5/18(水) 0:15  -------------------------------------------------------------------------
   鬱の問題に触れると、「健全な精神」についていつも考える。
そして、思い出すことがある。それはおそらく昔読んだミステリー小説の一風景で、題名・内容ともにはっきり思い出せないが、大体こんな話だったはずだ。

〜〜〜残忍な殺人事件が起こり、関係者である駅の清掃員が「こんな事件が起こって驚いたろう」と聞かれ、「私が掃除している目の前にゴミを捨てる人でさえいるのです。もう何が起こっても驚きません。」と答える。〜〜〜

これが特別に心無い人を指した話だとは思えない。
こんな中、平気な顔で生きていける人を「健全」と呼ぶのである。精神障害を抱える人は「健全ではない」のだろうか。
このような事に対し「世の中にはいろんな人がいる」という言葉には反対する言葉が無いが、私は素直に「そうだ」と言えない。

汚染された海で病んでいく魚を治療していくだけでは、魚の未来は無いだろう。
私たちの環境を変えられるのは私たちしかいない。それは、重大な問題であると同時に、真っ先に考えなければならないことであると思う。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : アメリカの医療事情・・  ■名前 : キタキツネ(元北の老兵)  ■日付 : 05/5/29(日) 13:33  -------------------------------------------------------------------------
   アメリカの医療技術は世界一と誰もが認めるところです。しかしその制度は先進諸国の中でも最悪です。例えば転んでちょっと擦りむいたくらいの傷でも、病院に行ったら軽く5,6万円は取られると言います。

医療保険に入っていなければとても病院には掛かれません。またこの医療保険が馬鹿高いのです。何故アメリカの医療費は高いのか? 

その一つの原因が訴訟社会にあるのです。もし万が一医療ミスでも犯したら、目の玉が飛び出るほどの損害賠償を取られます。そして医者は医療訴訟に備えて、損害賠償保険に入りますが、この保険料がまた馬鹿高いのです。安くても日本円にして月100万円以上は入っていないと安心して治療も出来ないとか。

実際に医者を廃業して、その補償を払い続けている人も珍しくないと言います。このような事が原因で、最近は訴訟の多い外科系の医者を志す人が減っており、比較的訴訟の少ない内科系を志す人が多いのだそうです。

こうした事が悪循環になり、アメリカの医療費は益々高くなっていくのです。
さて、皆さん、日本もアメリカの外圧と医療費の抑制のため、医療にも市場原理を持ち込み、アメリカ型の医療にしようとしています。小泉政権になってから日本国民は知らぬ間にとんでも無いところに導かれようとしています。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):アメリカの医療事情・・  ■名前 : キタキツネ(元北の老兵)  ■日付 : 05/5/29(日) 14:30  -------------------------------------------------------------------------
   【52436】に続いて

日本の医療制度は、国民は健康保険や社会保険などに加入し、毎月保険料を支払うかわりに、万一病気にかかったときには「いつでも・どこでも・ 誰もが」公平な医療を公平な負担で受けられ、万一高額な医療費となった時も、負担は「支払いの限度額」が決まっており、安心して医療を受けることが出来ます。この制度は世界に誇れる医療制度なのです。

ただし、この制度では診療の制限があり、国が有効だと認めた病気の薬や検査、治療にかかった医療費は保険が認められます(診療報酬制度)が、それ以外の新しい薬や治療法、またはまだ効果がはっきりしていない薬や治療などは保険で診療することは認められていません。

診療を行う医師は保険医として登録され、このルール守る義務があるのです。日本で認可されていない海外での新しい治療や薬を行う事は原則出来ないのです。これは国民皆保険制度を守るルールです。

結局最後は我々国民の選択なのです。
さぁ、あなたならどうします?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):アメリカの医療事情・・  ■名前 : ホヤ  ■日付 : 05/5/30(月) 11:58  -------------------------------------------------------------------------
   キタキツネ(元北の老兵)さん

はじめて投稿させていただきます。
米国在住4年のホヤと申します。
医療保険制度が米国型に近づいていくことについてですが、
私はある意味必然的な社会の流れとして認識しております。
米国型の長所を取り込み日本型の短所を切り捨ててより効率的なものに仕上げていくことが重要であり、中身の議論が大事だと考えています。
例えば、国民皆保険制度は残すべきであるが、保険使用にあたっての査定は米国の民間保険会社のようにもう少し厳しさがあっても良いと考えています。
例えば風邪をひいたとします。
 日本ならば保険証を持っていけば、特に予約がなくてもその日に診療を受け3,4日分の薬が処方されるでしょう。医師によっては保険点数かせぎのために不必要な抗生剤を出すこともあるかもしれません。患者の方も、医師がたよりないと思えば次の日に別の評判の良い先生のところに行き、もう一度風邪薬の処方を受けることも可能です。日本ではこうした医療費の7割はほぼ無審査で支払われています。
 米国では風邪をひいただけではまず病院にかかることはできません。まず3日間は、アセトアミノフェンかイブプロフェンを服用し、それでも症状の改善がみられない時に医師に診察を受けることができます。重要な点は、こうしたありふれた疾患に対して原因から始まり、予防から簡便な診断、対処法そしてどういう状況になった時に医師に連絡すべきかなどの情報が整理されていることです。電話で対応にあたる看護師などからも直接指示を受けることもあります。米国型の医療保険制度は負の側面だけではなく、患者自身も自分の健康に責任を持つ−−−という考えてみれば当たり前の状況を生み出しているのです。
私は日本の医療保険制度を改善していくにあたってのポイントはまさにこの点ではないかと考えています。
患者教育の普及は日本が欧米と比べて最も後れをとっている部分ではないでしょうか。現行の保険制度は、サラリーマンの源泉徴収制度にも共通している点ですが、国民が自分で自分のことを考える力を骨抜きにしてしまう負の側面があると思います。そして、考えない患者を相手にしている医師の質とモラルの低下を誘発しているのではないかと感じることさえあります。(考え過ぎでしょうか?)
 私は、小泉首相の改革についてはこの点での対処がどのようになされていくのかを注意深く見守っていきたいと考えております。キタキツネさんが仰るように、単なる市場原理に基づく改革のみに進めば、実際の運用は難しいでしょうし、多くの支持を得るのは難しいと思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):アメリカの医療事情・・  ■名前 : キタキツネ(元北の老兵)  ■日付 : 05/5/30(月) 16:05  -------------------------------------------------------------------------
   ホヤさん

始めまして。レスありがとうございます。

確かに医療ついてはアメリカに学ぶべきところはたくさんあります。特に医師の養成システムや医療技術においては・・。私の息子も現役の医師ですが、アメリカの国際学会には度々出席しておりますが、この度も10日間の日程でアメリカの学会に行って、一昨日帰って来ました。

言われるように日本の保険制度もいろいろ問題はある事は認めます。それでも私がこの業界に入った頃に比べると昔日の思いがするほど改善されました。

診療報酬の仕組みにもメスが入り、従来の出来高制から包括制に順次移行しつつあります。これにより開業医は困るでしょうね。ご指摘の通り、必要の無い薬や検査を水揚げを増やすための医療行為は出来なくなるでしょうから。

私は日本の医療制度の抱える問題点はまだまだあると思いますが、それでもなおアメリカより、日本の医療制度の方が数段優れていると思っています。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):アメリカの医療事情・・  ■名前 : コップ酒  ■日付 : 05/7/6(水) 2:11  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ホヤさん:こんにちは。横から失礼します。

> 患者自身も自分の健康に責任を持つ−−−という考えてみれば当たり前の状況を
> 生み出しているのです。
(中略)
> 国民が自分で自分のことを考える力を骨抜きにしてしまう負の側面があると思います。
> そして、考えない患者を相手にしている医師の質とモラルの低下を誘発しているのではないか
> と感じることさえあります。(考え過ぎでしょうか?)

まったく同意致します。

米国では図書館に行けば、医者の経歴、所属学会からオペ歴まで、すべて調べることができます。
今はもちろんネットでも。
患者は自分の病状や薬について、自分でまず調べるのが普通ですし、その為の情報も
社会全体で揃えており、非常に充実しています。

医療費が高額なのと、いい意味での個人主義(自分の人生は自分でコントロールすると
いう意味で)が定着しているゆえんです。

いっぽう、日本では「お医者様」という言葉もあるように、どうも医者と患者には上下関係が
未だにあるようですね。
また、情報に関しては、たとえば「専門医ベスト100」などの書籍も出ているようですが、
半分以上は眉唾です。「どうしてこの先生が???」という場合も、多々ありますし。
未だに「白い巨塔」の世界は健在だからですね。
この情報という点に関しては、日本は先進国とは思えないほど欧米に遅れをとっています。

さらに、資格制度の問題もあります。
米国では2回の研修・試験を経て、ようやく専門医になれますが、
なったとしても、さらに10年ごとくらいに免許更新の為の実技と試験が課されています。

いっぽう、日本は終身資格ですね。街の開業医と大学病院のドクターとでは、
日進月歩の医療業界においては、明らかに差異が生じてしまいます。
日本でもこの制度が審議されているようですが、日本医師会が反対してますね。
気持ちはわかりますが、患者にとってはまことに不公平だと思います。

ただ、米国では訴訟をたくさん抱えているドクター=問題があるドクターであるとは
みなされていません。逆に、訴訟をひとつも抱えていないドクターは経験不足であると
みなされていますし、実際にそうです。

今、日本ではロースクール制度が始まり、弁護士の数を増やすことにしているそうですが、
日本の医療制度はこのまま放置するいっぽうで、弁護士ばかり増やしてしまったら
どうなるのか…、大いに懸念しています。

医療をビジネスとみなし、市場原理だけを持ち込めば、米国のように技術一流、制度全体は
発展途上国並みに陥ってしまいます。
小泉内閣には期待したいところですが、来年の任期満了でさっさと辞めるとか言っている
そうなので、まだまだ時間はかかりそうですね。。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):医療問題を考える  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 05/5/30(月) 12:54  -------------------------------------------------------------------------
   「深刻な医師不足」には臓器は診れても身体全体の診断が
つかない医師・・診断はパソコン画面の検査数値のみに頼る医師・

広汎な医療情報を理解出来ずに専門馬鹿に埋没してタコ壺的な視野に
甘んじてる医師・等々これは私の見解では無く、これは現役の医師
より聞いた話です。

信頼して地域の医療をお任せできる医師は極端に少なくなってる
そうですが此には、医師になる登竜門が日本では何か意図的に
歪められてるようにも思われます。

医師には医療技術を云々する前に人間味と云うか医師たる者に
欠かせない側面があるように思えます。

大学の医学部入学試験でIQとEQが加味された基準があれば
良いのですが実際には人間味を評価するのは短期間では難しい
ことかも・知れませんが最重要な課題です。

経済的に恵まれずとも医師になれる途も政策・行政としても
必要です。加えて医師の世襲は悪いとは思いませんが
何かにつけて公正を欠くことがあってはならないと思います。

若い医師の養成は昨今の情勢から考えると量、質ともに
増員するコトが急務と云われてますが、その認識と実現への
努力が政治、行政ともに遅れ・かつ・疎いように感じられて
なりません。

欧米の医療事情を見聞するにつけ・感じる処です。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):医療問題を考える  ■名前 : キタキツネ(元北の老兵)  ■日付 : 05/5/30(月) 15:22  -------------------------------------------------------------------------
   一般の方は、医療機関がどういうシステムで料金を受け取っているかについては殆ど知らない人のほうが多いのではないだろうか?

簡単に説明すると,患者さんの自己負担分は病院の窓口で頂きますが、保険分はレセプトという用紙に、実施した医療行為(投薬、検査、注射、処置など)を記載して支払基金に提出し、それが審査され2ヶ月後に支払われます。このとき、医療機関が請求したとおり支払われるとは限らないのです。その医療行為が保険診療の基準からみて適切かどうかを支払い側が審査して、認めた部分について支払われるのです。

医療機関が請求しても保険診療から見て不適切と判断した場合には、その分の医療費はカットされます。これを「査定する」と言います。 この査定と言う行為は色々な場合があります。マスコミで言われているような悪徳医療機関が水増し請求や架空の請求をするのと混同している人がいますが、これらは不正請求と言って、れっきとした犯罪です。

医療の現場では保健医療では基準に当てはまらないが、患者のためには大変有効な医療もあるのです。どうしても患者第一に考えると医師の良心として、その基準外の医療行為をした場合、支払い側はそれを認めないことがあるという事です。

例えば、ほんの一例ですが、薬剤は厚生省に認可を受けるとき、効能(何の病気に効くか)が決められます。高血圧症の薬は,効能がそれだけなら高血圧にしか使えません。しかし薬の作用は複雑,多彩で高血圧の薬が膀胱の働きを改善するなどと言うことがだんだん分かってきます。(一種の副作用)

そして、その膀胱の治療をするのには絶対その薬が必要で、他の薬では役に立たないため、ある泌尿器科医はその薬を使いましたが、見事に全部削られてきました。査定されて支払いは0です。これを効能外使用と言い、医療の現場では良くあることなのです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):医療問題を考える  ■名前 : ワクチン  ■日付 : 05/5/31(火) 7:53  -------------------------------------------------------------------------
   医療問題ではないのですが・・・
先日初めて胃カメラを飲みました
開業医ですが、市内の胃腸科で一番設備がそろっていると他の医者も言うのでいってきました
カメラを飲む前に安定剤(麻酔?)を打ってもらい、意識がモウロウとしている間に終わってしまったので、聞く話での苦しみなどまるでなく、カメラを飲んだことさえわからないほどでした。ただ、その後30分ほどは立てなくベッドで横になっていましたが。あとでWindows画面に写真を映し出して説明していただきました。
大病院ではこのカメラを飲んだあとの休ませる場所がなく、麻酔をうたないのかなと思っていますがそんなところでしょうか。当然、喉のあの気持ち悪い薬を含み、胃の動きを抑える?注射もしています。
こんなに楽なら毎日でもしていいくらいでした。潰瘍がみつかり治療しております。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):医療問題を考える  ■名前 : ごまめの翁  ■日付 : 05/7/11(月) 9:41  -------------------------------------------------------------------------
   ワクチンさん
 初めまして

 胃カメラも昔と違い軽量・性能も良くなり患者さんの負担も少なくなりました。

 私も職業病も含めて身体を酷使しましたから、慢性疾患の花盛りで、慢性胃炎や胃潰瘍、糖尿病、塵肺で30年程前から一年に一度か二度胃カメラのお世話に成っていますが、喉にキシロカインの麻酔のスプレーをされると麻酔の取れる1時間程は気持ちが悪く,術前の胃の緊張をとる注射と2CCぐらいの薬は飲みます。人間慣れるとと云う事は恐ろしいもので、5回目ぐらいより麻酔なしでしています。カメラの先端が何処に有るかも判ります。笑い。
 ですから意識は朦朧としないので、麻酔の為による食物のご飲がないので、絶食で腹が減っているので直ぐ食事です。

 長年の罹り付けの個人医院ですから、好きな事を言っていますので、今はディスの画面を見ながら胃カメラの内容が見られますのですから、医学は進んでのだなと感じますが、ある面では医術の後退も感じています。

 長年の慢性胃炎。5年前にピロリ菌を検出したので、退治してからは不思議にピロリと治りました。
 有りがたやありがたやです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):医療問題を考える ー 胃カメラ雑感  ■名前 : 石頭の息子  ■日付 : 05/7/11(月) 10:21  -------------------------------------------------------------------------
   ごまめの翁さん、私も胃カメラなら一言。

これは医師の手業ですから、医師の手業次第です、その病院に手業に優れた先輩医師がいるかいないかにもよります。

もう一つ細胞穿刺ですが、胃の厚さは一センチ程あるそうですが、リンパ腫の疑いの場合、その胃壁には丁度富士山の頂上みたいなものが少し出ている程度だそうです、それで穿刺が難しいのです、その頂上の少し横をつまみだしてもグレードは1か2でしょう。
なので問題は、ある医師が一度グレード4と判定すると、後で他の医師が幾ら探しても、また胃カメラエコーでも見つからない時は、大丈夫とは言えないのです、それで私の場合は胃を大きく取る羽目になりました、結果は切除から4Wも経って「何もありませんでした、お帰り下さい」でチョンでした。

病理の先生方が僕の胃を切り刻んで必死に変形細胞を4週間も探している姿が浮かんできて、笑いましたが、笑いごとではありませんでした。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):医療問題を考える ー 胃カメラ雑感  ■名前 : ごまめの翁  ■日付 : 05/7/11(月) 11:16  -------------------------------------------------------------------------
    はーい石頭はん
 
 此の様な事を書いたら、管理人削除に成るかも判りませんが、

 おいしゃはん。ごしんしても はい何点 もし死んでも○○点 ベテラン 新米 同じ点数。
 患者はん、看板だけを 見て行くだけで、上手いか下手かはわからへん。死のうが生ようが金儲けどす。

 たから政治家と同様、世襲が延々と続くのです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 総合診療の必要性  ■名前 : キタキツネ(元北の老兵)  ■日付 : 05/5/31(火) 9:35  -------------------------------------------------------------------------
   近代科学の著しい進歩に伴い、医学も進歩して、新しい診断や治療法が開発されて普及し、人類に大きな恩恵をもたらしました。この過程において医学は専門化・細分化して行き、学問的に高度のものを追及すれば医療問題は解決されると考えられ、社会的にもそれが求められました。しかし、高度なテクノロジーを用いた専門診療を追及しさえすれば医療問題は解決されるかというと、必ずしもそうでないことが明らかとなってきました。

診療所はもとより総合病院の外来では、特別な専門的テクニックを要する疾患から「ありふれた病気」まで、多種多様な問題を抱える患者が訪れます。それらの患者の問題が外来担当医の専門領域であった場合は、医師と患者両者にとって幸せであるが、そうでない場合は不適切な対処がなされていることが少なくありません。

高齢者のように複数疾患をもつ患者についても同様に、専門臓器しか診てもらえないために、他の問題については他科もしくは他の病院をいくつかかけもちで受診しなければならないということもしばしば起こるようになってきました。特に大病院では、病人を全人的に診ることが少なくなったのです。これらの行き過ぎた専門診療による医療問題が極端な形で現われたのがアメリカでした。(1969年には家庭医学科が20番目の専門科として設立されています)


日本の医学医療がアメリカの影響を受けているため、日本でも同様の医療問題が表面化し始め、体全体を総合的に診断できる総合診療の必要性が出てきたのです。総合診療という名称は家庭医療、一般内科などと呼ばれることがあり、それぞれの名称には使う人によって特有の意味があるが、目指す基本理念はすべてに共通しています。

1)臓器による選択をせずに対応する。
2)病人を生物学的にみるだけではなく、心をもった人間としてみるといった精神・心理的、社会的背景を考慮する。
3)患者を終生に渡ってみる継続医療を行う。
4)予防医学の重視。
5)臨床教育、特に外来診療の教育を重視。現今の卒前・卒後臨床医学教育では、稀な疾患、急性疾患、ドラマチックな展開をする疾患などが、どうしても興味をそそる対象となりやすく、頻度の高い疾患、外来診療については多くの場合医師の興味を引き出すような体系的臨床教育が行われていないのが実情である。
6)効率的な医療に関する研究と実践。

現在の日本の医療費は年間20兆円を超しており、更に年々増加傾向にある。また、21世紀にはわが国は本格的な高齢化社会を迎える。これらの実情を考えるとき、総合診療の重要性が更に増すことは間違いない。それ故に発展途上にある総合診療医学のより早い体系化が待ち望まれます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):総合診療の必要性  ■名前 : ぎみゆら <gimiyura@fox.dti2.ne.jp>  ■日付 : 05/6/7(火) 11:58  -------------------------------------------------------------------------
   キタキツネさん、お久しぶりです。
とてもゆっくりなレスにて、失礼いたします。


総合診療医学のこと、基本的に、おっしゃるとおりと思います。

いわゆる臓器別の医療は、ここ数十年、百年くらいでしょうか、
よくわかりませんが、大きな役割を果たしてきたと思いますし、
それで病気がよくなった、命が助かったということも、たくさん
あったと思うんですが、そこから漏れ落ちるもの、それだけでは
対応できない患者さんの不満が、もうとても無視できない、無視
してはいけないところまで来ているんだろうと思います。

でも具体的には、どうしたらよいのでしょうね。私が子どものころ、
1960〜70年代くらいまでは、私が住んでいた都市部の住宅地でも
まだ、いわゆる町医者が役割を果たしていました。単なる開業医と
いうことではなく、その地域で何十年も診療を続け、常連患者の
ことは、それこそケツの毛まで知っている。

私は子どものころ病気がちの時期があり、専門医にもかかりながら、
その町医者に、「カサイさん」と呼んでましたが、通っていました。
行くたびにお尻に太い注射を打たれ、それがもう痛くて。いまから
思えば筋肉注射だったわけですが。その後、小学校の半ば以降は
ほとんど行かなくなり、たしか二十歳前後のころ、それこそもう
十年ぶりくらいに行ったら、ちゃんと覚えてるんですね。カルテも
見ずに、きみはお腹がちょっと弱かったね、なんて。

母はいま、自分が生まれた地域に戻って住んでいて、そこにはやはり
かかりつけの矢部さんという医者がいて、母はいつも「ヤブさん」と
呼んでいるんですが、この医者なんかは、母のことどころではなく、
何かの折には母の母のことを持ち出して、あんたのかあさんは心臓が
弱かったから、あんたももう歳だから気をつけて、なんて言われて、
「あのヤブちくしょうが」とプリプリ怒って帰ってきたりします。

私がいま住んでいるあたりでも、いっとき開業医がほんとに少なく
なって、最近またちょっと若手がクリニックとかいって始めるのも
出てきましたが、かかりつけ医とかプライマリ医とか、カルテ情報を
ICカードに埋め込んで医療情報を共有するとか、厚労省とか医師会
とかもっともらしいことを言ってますが、それよりも、いちばんの
基本は、同じ医療者が、同じ患者を、長く診る。それは、本当は、
昔も今も変わらないんじゃないかと思うんです。情報を共有すれば、
それでいいということには、ならないんじゃないか。

もちろん、同じ地域で小さな診療所を何十年といった医療経営が、
昔と同じようには成り立たないのかもしれませんが、ただ人の健康
情報を共有して、流通を自在にすれば、それで人をトータルに診る
ことができるというのは、それはいかにも実地を知らない管理者、
小役人の発想に過ぎず、同じ医療者が、同じ患者を、繰り返し診る
ということを、そのための医療提供形態を、いまの時代なりにどう
つくり直していくか。そういったところから、発想し直さないと、
キタキツネさんのおっしゃるような、本当の意味での総合診療は、
進まないのではないかと思うのですが。

いま私は、いろいろな地域での医療再編とか、そういったことが
どんな具合になっているのか、よく知りませんし、これ以上具体的な
提案、提言はできませんが、お書きいただいたことを読んで、そんな
ことを考えました。本当に、どうしたらいいのでしょうね?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 老人医療・高齢者いびりか?  ■名前 : キタキツネ  ■日付 : 05/6/9(木) 9:39  -------------------------------------------------------------------------
   「高齢者いびりに辟易しながらも」というスレッドで財政制度等審議会が、意見書で社会保障費抑制の一環として、高齢者医療負担の引上げを提言した事が議論されていました。その内容は70歳以上の医療費負担は1割だが、これを2〜3割にしようというものです。

こればかりじゃなく、医療に市場原理を持ち込む事や混合診療など、知らない間にアメリカ型の医療制度を取り入れようとしています。今国民はここで大きな選択を迫られているのです。

老人医療は医療費の負担だけ論じていても「木を見て森を見ない」議論だという事に気がつくべきです。アメリカの医療は技術は世界一ですが、その制度においては目を覆いたくなるほどです。例えばちょっとした擦り傷で病院にかかっても5,6万円掛かるといい、なにせ馬鹿高いのです。

ご存知のようにアメリカの医療保険は公的保険でありません。民間の医療保険ですから保険料も高く高度医療を受けようと思えばかなり高額の保険料を払わなければなりません。先端医療の高度な医療はほとんどお金持ちしか掛れないのです。

じゃ医療者側にとってはどうなのかと考えると、アメリカは訴訟社会です。ちょっとした医療ミスでも訴訟に持ち込まれます。ところがこの医療損害賠償保険が馬鹿高いのです。訴訟に持ち込まれ多額の賠償を請求され保険で払いきれずに、資産を全部整理し医師を廃業する人もいるという事です。

また医師のなり手も、外科系は敬遠されてきているそうです。医療ミスの比較的少ない、またあっても死に至る事が少ない内科系に人気が集まっているとか。

負担はしたくはないが、アメリカのような高度医療を受けたいとするのはどだい矛盾した話なんです。どこかで折り合うところで線を引かなければならないのです。そしてその選択は国民がするべきなのです。

私は従来の日本の医療制度は、やはり世界に誇れるものだと思うのです。同じ保険でどこでも同じ治療を受けられ大きな安心を得たわけですし、何よりも世界一の長寿国になったのは何よりの証拠でしょう。しかし、その長寿が皮肉な事に少子高齢化の問題の一つになっている事です。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):老人医療・高齢者いびりか?  ■名前 : しまったk2  ■日付 : 05/6/9(木) 21:15  -------------------------------------------------------------------------
   ▼キタキツネさん:こんばんわ
いつも、医療の先端的、実態的な、ご意見に勉強させられています。

>
>私は従来の日本の医療制度は、やはり世界に誇れるものだと思うのです。同じ保険でどこでも同じ治療を受けられ大きな安心を得たわけですし、何よりも世界一の長寿国になったのは何よりの証拠でしょう。しかし、その長寿が皮肉な事に少子高齢化の問題の一つになっている事です。

云われますように、日本の医療制度は、結果論でみますと、世界最高のレベルと言えるのではないでしょうか。なぜなら、医療が人命尊重を第一義とするならば、日本の世界最高の高齢社会を実現した一翼を担っていることが証明しています。

私は、医療の世界は全くのブラックボックスですが、それでも、いま、有識者を始め、国を引っ張る人達は、その素晴らしい制度を、経済的な理由だけで、否定しようとしているように見えます。

国の財政が逼迫しており、かつ、後代の人達の負担が大きくなるから、ということのようですが、いまの国の財政赤字の800兆円が何に使われてきたのでしょうか。

高速道路ならまだしも、人が来ない朽ちた公園を作ったり、自然破壊のダムを作ったり、日本全国を廻ったら、あきれるほどの、公共工事の無駄遣いが見られます。

経済政策として、赤字建設国債を発行するならば、それをダムではなく福祉に回しても、業界再編を並行して行いながら景気を刺激することは、技術的には可能の見えます。

要は、そうした木目細かい政策を進めないで、既得権に乗っかった、いい加減な政治を何時までもやっていることが、根本原因にあります。

あくまでも、大雑把マクロですが、いくらでも今の医療制度を発展維持できるファクターは健在でないかと思っています。

高齢者いびりと、云ったのは語弊を覚悟で、キャッチコピーとして発信しました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):老人医療・高齢者いびりか?  ■名前 : キタキツネ  ■日付 : 05/6/10(金) 9:06  -------------------------------------------------------------------------
   しまったk2さん

こんにちは。ご丁寧にありがとうございます。あなたの言わんとすることは、ちゃんと理解していますよ。私もそう思っているのですが、ここに至っては負担が増えるのも仕方がないのかな?と一方では思っているのです。

>云われますように、日本の医療制度は、結果論でみますと、世界最高のレベルと言えるのではないでしょうか。なぜなら、医療が人命尊重を第一義とするならば、日本の世界最高の高齢社会を実現した一翼を担っていることが証明しています。

これは全く同感です。費用対効果で見ると、少ない医療費で大きな治療効果を上げている事は紛れもない事実で、これはあまり知られていないのですよね。
総医療費で見ると日本は先進国の中では一番少ないはずです。

>私は、医療の世界は全くのブラックボックスですが、それでも、いま、有識者を始め、国を引っ張る人達は、その素晴らしい制度を、経済的な理由だけで、否定しようとしているように見えます。

問題はここにあるのです。有識者と言っても学会の権威といわれる権力亡者や、製薬メーカー等の業界よりの官僚や政治家。このトライアングルを突き崩さなければ真の改革は出来ないと思います。私は新薬の認可に伴う審議委員会は、旧態依然として何も変わっていないと感じています。

>経済政策として、赤字建設国債を発行するならば、それをダムではなく福祉に回しても、業界再編を並行して行いながら景気を刺激することは、技術的には可能の見えます。
>
>要は、そうした木目細かい政策を進めないで、既得権に乗っかった、いい加減な政治を何時までもやっていることが、根本原因にあります。

全く異論はございません。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 薬の副作用と薬害について  ■名前 : キタキツネ  ■日付 : 05/6/10(金) 13:45  -------------------------------------------------------------------------
   今日は薬の「副作用」と「薬害」について考えてみたいと思います。

薬には程度の差はあれ、必ずなんらかの副作用があります。ところがそれを誤解して、副作用のある薬は体を壊すから嫌だといって服用しないで捨てる人がいます。副作用があるからといって薬を排斥したら、医者は病気の治療など出来なくなります。

どうしても薬を服用したくないのなら、きちんと医者に言うべきです。違う治療方針があるかもしれないのだから。貰っておいて黙って捨てるのは第一医療費の無駄遣いというものです。

だからといって、ある病気に効くからといって、どんな副作用でも許すというわけにもいきません。重大な障害が残ったり、命を失う結果になったら、何のための治療か分からなくなります。では薬を有効な医薬品として、認めるか否かの判断基準はどの辺りに置いたらいいのか?

それは治療対象になっている病気の軽重や代用薬など、様々な条件を考慮した上で、「病気を治すためにやむをえないものとして受忍できるかどうか」なのです。

例えばある薬を使用すると、熱が出たり、気持ちが悪かったりして苦しいが、治療している病気によく効き、他にこれに代わる薬がない、薬の使用を止めれば副作用も消える・・といった場合は受忍せざるをえないため、単なる「副作用」ということになります。

一方、非加熱血液製剤が血友病に有効でも、それを使用したためにエイズに感染したり、胃腸の調子が悪くてキノホルムを飲んだら失明してしまったという場合は到底受忍出来ません。

また昔「安全な」睡眠薬として開発・販売されたサリドマイドが、妊娠初期の妊婦が用いた場合に催奇形性があり、四肢の全部あるいは一部が短いなどの独特の奇形をもつ新生児が多数生じた事件がありました。これは戦後の薬害の原点となる事件であり、これは到底受忍できるものでなく、典型的な薬害と言えるでしょう。

しかし最近、サリドマイドには炎症やがんに伴って起こる血管新生(新たに血管が増生すること)をブロックするという「血管新生阻害作用」が発見されました。

この薬理作用がサリドマイドの催奇形性の原因でもあるのですが、炎症性疾患やがんの治療における有効性が指摘されており、海外では多発性骨髄腫や、進行性のガンなどの治療薬として認可されていますが、日本では過去の薬害の影響で未認可なので、個人輸入している事が問題になっております。

かように医薬品は使い方ひとつで「毒」にも「くすり」にもなるので、副作用を心配して服用しないのもこまりますが、素人考えで簡単に個人輸入などして服用するのも大変危険なので、必ず信頼できる医師に相談する事です。

(※逆説的に言えば薬は副作用を、治療に利用しているとも言える)

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):薬の副作用と薬害について  ■名前 : 昭和 人  ■日付 : 05/6/11(土) 16:21  -------------------------------------------------------------------------
   キタキツネさん。
タイミングの良すぎの書き込み ありがとう。
今 手術終わって退院し帰ったところです。
久しぶりに掲示板見て、目をとめました。

生の体験談です。
手術(眼科白内障)が終わって、直後、点滴(抗生剤と水分と後から聞かされた)をした。
その夜中、おなか(胃のところ)が痛みだし、吐き気をもようし、苦しくなって、無理に嘔吐させてやっと何とか眠れた。
翌日、術後のため(院内静養)にと、2種類の錠剤をのむよう指示された。
直後と食後この錠剤を飲んだが、数時間後 また前夜と同様な症状(吐き気)が出た。
担当医を呼んで、少々議論した。
原因は抗生剤の副作用ではないかと私は主張した。(昨夜苦しみながら看護婦と一緒に考えたから)
担当医は錠剤の1種が抗生剤であることを明かしてくれ、それを外してくれた。
過去に体経験のないことでした。(アレルギー体質、副作用で苦しんだ経験初めて、以前に胃がん手術しているので関係か)

感想
大げさな手術でない(白内障)のに、副作用のある(私の体質に合わなかったかも)薬剤を与える必要はないのではと 思う。
退院の最終診察で医者と薬剤師と話したが、いろいろある というだけで 明確な説明はありませんでした。(数時間前のことでした)。

副作用については 
がん治療していたときには、勉強していましたが、今頃になってつくづくと考えさせられました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):薬の副作用と薬害について  ■名前 : キタキツネ  ■日付 : 05/6/11(土) 18:45  -------------------------------------------------------------------------
   昭和 人さん

こんばんは。レスありがとうございます。
大変な眼に遭いましたね。

この私も来月に眼の手術をしなければなりません。私は翼状片の手術です。白内障の手術よりは簡単のようですが、手術は手術、どんな手術でもやはりこわいものです。

さて薬の副作用の件ですが、抗生剤は副作用が強いですので、特別気をつけなければいけません。今日ちょうど読み終わった深谷忠記著の「ソドムの門」が、薬害を取上げた小説ですが、それに出てくるのが抗生物質です。

どのようにして薬害は起きるのか、非常に勉強なる本です。ぜひお奨めします。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 公務員の優遇が医療費にまで・・  ■名前 : キタキツネ  ■日付 : 05/7/4(月) 10:43  -------------------------------------------------------------------------
   こんなバカな事が行なわれている。公務員の優遇が医療費にまで及んでいるというのだ。

財務省の諮問機関、財政制度等審議会が医療費の個人負担増を打ち出す中、国家公務員の共済組合は、病気でいくら治療費がかかっても自己負担が月額2万5千円で済む独自の払い戻し制度をつづけているというのだ。

払戻金は2004年度だけで48億5千万円に達し、この内24億円余りが税金だというから驚く。中小企業で働く人の自己負担の上限は月額7万円か焼く14万円で、不公平感が強まっている。

健康保険法は医療費の3割を患者が自己負担し、残りを患者の所属する健康保険組合や政府管掌健康保険が払うと決めている。

しかし、医療費の高額化に伴い、だいたい、年収6百7十万円以上なら約14万円、それ未満なら約7万円を自己負担の上限とし、超えた分は法廷給付として払い戻しをしている。

ところが、厚生労働省や財務省によると、省庁毎につくられる国家公務員の共済組合は独自の上乗せ給付として、自己負担の上限を2万5千円とし、法廷給付との差を払い戻している。

共済の保険料は事業主として国と公務員が折半しており、払い戻しの半分は税金が原資だ。この仕組みは地方公務員にも及んでいるという。

こうした払い戻しの上乗せは、忠業企業の従業員でつくる政府管掌健保や、自営業者などの国保、それに省庁のなかでも赤字の林野庁共済にはない。

地方自治体によっては、さらに税金の補助を受けている職員の互助会が、見舞金などで二重の助成しているところがあり、実質的な上限は1万4千円のところもある。

公務員が優遇され過ぎだから民間レベルにせよというのではない。福利厚生は福祉国家の理想である。中小企業の水準を公務員並みに引き上げるべきだ。今は優遇されているところをたたき、弱いものの負担を更に増やす「歳出カット」が政治の流れだが、それでは困るのだ。

郵政民営化の茶番劇の陰で、こうした事が話題にもならない今の日本は異常だ。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):公務員の優遇が医療費にまで・・  ■名前 : 珍 源斎  ■日付 : 05/7/4(月) 12:35  -------------------------------------------------------------------------
   キタキツネさん
こんにちわ!

いや・いや本当ですか?
そんな馬鹿なことを放置してるとは、恐れ入って「開いた口が塞がらぬ」
想いです。

・・しかしながらこれらの是正はシンドイですね・不可能にも思えます。
政治の形態を本格的に変えねば「日本は保ちません」。

諸々の矛盾やら弊害は明るい処へ引きずり出さねば・・との想いです。

>こんなバカな事が行なわれている。公務員の優遇が医療費にまで及んでいるというのだ。
>
>財務省の諮問機関、財政制度等審議会が医療費の個人負担増を打ち出す中、国家公務員の共済組合は、病気でいくら治療費がかかっても自己負担が月額2万5千円で済む独自の払い戻し制度をつづけているというのだ。
>
>払戻金は2004年度だけで48億5千万円に達し、この内24億円余りが税金だというから驚く。中小企業で働く人の自己負担の上限は月額7万円か焼く14万円で、不公平感が強まっている。
>
>健康保険法は医療費の3割を患者が自己負担し、残りを患者の所属する健康保険組合や政府管掌健康保険が払うと決めている。
>
>しかし、医療費の高額化に伴い、だいたい、年収6百7十万円以上なら約14万円、それ未満なら約7万円を自己負担の上限とし、超えた分は法廷給付として払い戻しをしている。
>
>ところが、厚生労働省や財務省によると、省庁毎につくられる国家公務員の共済組合は独自の上乗せ給付として、自己負担の上限を2万5千円とし、法廷給付との差を払い戻している。
>
>共済の保険料は事業主として国と公務員が折半しており、払い戻しの半分は税金が原資だ。この仕組みは地方公務員にも及んでいるという。
>
>こうした払い戻しの上乗せは、忠業企業の従業員でつくる政府管掌健保や、自営業者などの国保、それに省庁のなかでも赤字の林野庁共済にはない。
>
>地方自治体によっては、さらに税金の補助を受けている職員の互助会が、見舞金などで二重の助成しているところがあり、実質的な上限は1万4千円のところもある。
>
>公務員が優遇され過ぎだから民間レベルにせよというのではない。福利厚生は福祉国家の理想である。中小企業の水準を公務員並みに引き上げるべきだ。今は優遇されているところをたたき、弱いものの負担を更に増やす「歳出カット」が政治の流れだが、それでは困るのだ。
>
>郵政民営化の茶番劇の陰で、こうした事が話題にもならない今の日本は異常だ。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):公務員の優遇が医療費にまで・・  ■名前 : 安本単三  ■日付 : 05/7/4(月) 13:07  -------------------------------------------------------------------------
   ▼キタキツネさん:
>こんなバカな事が行なわれている。公務員の優遇が医療費にまで及んでいるというのだ。
>
>財務省の諮問機関、財政制度等審議会が医療費の個人負担増を打ち出す中、国家公務員の共済組合は、病気でいくら治療費がかかっても自己負担が月額2万5千円で済む独自の払い戻し制度をつづけているというのだ。
>
>払戻金は2004年度だけで48億5千万円に達し、この内24億円余りが税金だというから驚く。中小企業で働く人の自己負担の上限は月額7万円か焼く14万円で、不公平感が強まっている。
>
>郵政民営化の茶番劇の陰で、こうした事が話題にもならない今の日本は異常だ。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):公務員の優遇が医療費にまで・・  ■名前 : 安本単三  ■日付 : 05/7/4(月) 13:29  -------------------------------------------------------------------------
   ▼キタキツネさん:
>こんなバカな事が行なわれている。公務員の優遇が医療費にまで及んでいるというのだ。
>
>財務省の諮問機関、財政制度等審議会が医療費の個人負担増を打ち出す中、国家公務員の共済組合は、病気でいくら治療費がかかっても自己負担が月額2万5千円で済む独自の払い戻し制度をつづけているというのだ。
>
>払戻金は2004年度だけで48億5千万円に達し、この内24億円余りが税金だというから驚く。中小企業で働く人の自己負担の上限は月額7万円か焼く14万円で、不公平感が強まっている。
>
>郵政民営化の茶番劇の陰で、こうした事が話題にもならない今の日本は異常だ。

そんなことがあるのですか。申請したことが無いので知りませんでした。どこの病院にかかってもですか?

問題点は↓で見られます。
http://dir.yahoo.co.jp/Government/Agencies/Employment_and_Work/Public_Servant/Reform/

私は国公共済から年金を受けていますが、医療は国保です。
私が、国家公務員であった時に、一般病院にかかった場合は、皆さんと同じ負担であったと記憶しています。しかし、共済直営病院(例えば、国家公務員共済連合会「虎の門病院」著名な政官の人が亡くなるので超一流)で、外来の場合、国家公務員の個人負担はゼロだった時期がありました。これには、助かりました。
その後直営病院でも1割負担となりましたが、現在の状況は知りません。
私もある共済直営病院に入院しましたが、その場合は一般負担並みだっか割安だったか覚えていません。

地方公務員には、正規の共済制度がある上に(大阪市などで)税投入の特勤手当、ウラ退職金、互助会などが存在しているのを聞いてびっくりしています。
私は、永年勤続の表彰も受けましたが、紙切れ一枚と金メッキの杯のみでした。夫婦そろって旅行券などあれば良いのにと(こういうとき血税依存感覚0)冗談を言い合っていましたが、まさに現実にそういう地方自治体があるとは知りませんでした。
地方公務員の医療のほうにも問題がありそうですが、どうなのか分かりません。
大阪の市民は怒っていますが、なかなか進展しません。「見張り番」という組織が追求の先頭にたっています。

それには、ラスパイレス指数の問題があります。単純化すると国家公務員の給与水準を100とした場合、
地方公務員は、(1985年頃だったと思いますが)120ぐらいになる場合が多かったのです。世論は沸騰し、100に下げろということになり、内閣もその方針だったと記憶しています。
転んでもタダで起きない地方自治体幹部と自治労系組合員は、結託しラスパイレス指数を100にしつつウラで実質120維持を画策したと思います。自治労が頑張ってくれれば対峙すべき管理職の手当も上がる。管理職は表に対決姿勢を示しつつウラで自治労の動きを黙認する。
市議会も恩恵にあずかっているから声を出さない。・・・・・私の妄想でしょうか。

国公労連・自治労の幹部が優遇措置をハイ引き下げますなどと言ったら組合の存在意義を問われます。
マスコミも自身の待遇が良いからきれい事しか言いません。
結局。上から雷を落とすか。市民が行動するしかありません。
これに真っ向から取り組み議会も労組も敵に回しているのは田中長野県知事です。
国の雷様は小泉純一郎のはずです。

なお民間で、なんとか重工病院というようなのは、社員、系列社員に特典があるのでしょうか?なんでも民間並みという言葉が多い今日すこしの疑問です。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):公務員の優遇が医療費にまで・・  ■名前 : キタキツネ  ■日付 : 05/7/4(月) 15:07  -------------------------------------------------------------------------
   安本単三さん

にわかに信じられないでしょう。私も医療機関にいて請求事務をやっていたので、一般の方から見たら知っているつもりでしたが、医療機関に支払われるところまでは詳しいのですが、その後の払い戻しについては知りませんでした。

今にして思えば公務員の方が請求明細を請求するのには、こうした理由があったのかと思う次第です。

Googieで「医療費・公務員優遇・高額医療」でググって見てください。
次も一例ですが・・
http://plaza.rakuten.co.jp/soba114/diary/200503250000/

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):公務員の優遇が医療費にまで・・  ■名前 : 安本単三  ■日付 : 05/7/4(月) 15:23  -------------------------------------------------------------------------
   ▼キタキツネさん:
>安本単三さん
>
>にわかに信じられないでしょう。私も医療機関にいて請求事務をやっていたので、一般の方から見たら知っているつもりでしたが、医療機関に支払われるところまでは詳しいのですが、その後の払い戻しについては知りませんでした。
>
>今にして思えば公務員の方が請求明細を請求するのには、こうした理由があったのかと思う次第です。
>
>Googieで「医療費・公務員優遇・高額医療」でググって見てください。
>次も一例ですが・・
>http://plaza.rakuten.co.jp/soba114/diary/200503250000/

そうだったのですか?私は胃カメラ中吐血で、共済直営病院に3ヶ月弱入院し、大部屋ベッドが前半開いてなかったこともあり、民間の生命医療保険でなんとかぎりぎり支払いした事しか頭にありません。
ピロリ除菌のモルモットになってくれるかと問われて、即座に,OKと答え薬代が助かった記憶があります。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):公務員の優遇が医療費にまで・・  ■名前 : キタキツネ  ■日付 : 05/7/4(月) 14:48  -------------------------------------------------------------------------
   【55418】の次の部分を訂正します。

>こうした払い戻しの上乗せは、忠業企業の従業員でつくる政府管掌健保や、自営業者などの国保、それに省庁のなかでも赤字の林野庁共済にはない。

(忠業企業)は中小企業の間違いです。訂正致します。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 病院での待ち時間について  ■名前 : キタキツネ  ■日付 : 05/7/5(火) 11:53  -------------------------------------------------------------------------
   今日は定期健診で病院に行ってきました。私のかかっている病院は総合病院で、全科が予約診療です。どこが良いのかは分からないが、道内でもAランクの病院だそうです。確かに従業員の教育は行き届いているし、若い子が少ないような気がします。

で、そこの病院での事です。中年の女性(年のころは50代の後半辺りか?)が受付にいきなり大きな声をあげて怒鳴ったのです。「予約だって言うのに、何十分待たせのか!これだったら予約の意味がないでしょっ!具合悪くて来ているのに、何とかしてよ!」と。

周りの患者さんは唖然として見ていました。もっと具合悪そうなお年寄りが黙って待っているのに・・。私は思わず隣の患者さんに「あのくらい元気なら、病人といえないよね」と、隣の患者さん「ほんと、ほんと。皆待っているのにね。先生だってたいへんだよ。先週なんか午前中の診療終わったの2時だからね。」と。

しかし、わがままな患者が多いですね。だいたいが予約した時間にきちんと来ない患者さんが多くて困ると看護師さんが言っておりました。

そしてそういう患者に限って、予約した時間を過ぎて来てもどこ吹く風で、それで遅くなったら文句を言うので、ついつい病院も優先的にその患者を間に入れるんですよ。その分遅れる訳です。

それに診断は機械がやるわけじゃありません、もちろん検査などには機器を使いますが、医者はそのデーターを見ていろいろ判断して診断を下します。又患者も機械じゃありません、人間です。特に今はインフォームドコンセントをうるさく言われています。

中には耳の遠いお爺ちゃんもいます。どうしても時間がかかるのです。急ぐと3分間診療などと揶揄されるし、医者もたまったものじゃありません。

しかし、最近わがままな人間が増えましたね。市役所の窓口などでも時たま怒鳴っているのを見かけます。これじゃ少年が「切れやすい」などと問題になっておりますが、大人がこうですから困ったものです。権利を履き違えているとしか思えません。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):病院での待ち時間について  ■名前 : ぎみゆら <gimiyura@fox.dti2.ne.jp>  ■日付 : 05/7/6(水) 0:14  -------------------------------------------------------------------------
   キタキツネさん、こんにちは。


> しかし、最近わがままな人間が増えましたね。市役所の窓口など
> でも時たま怒鳴っているのを見かけます。これじゃ少年が「切れ
> やすい」などと問題になっておりますが、大人がこうですから
> 困ったものです。権利を履き違えているとしか思えません。

困ったことに、こういった人たちが年々増えているように思います。
その大きな根っ子の一つは、「お客様は神様」という考え方なんじゃ
ないかと、私はつねづね思っています。

この掲示板にご参加のみなさまには、申し上げるまでもないこととは
思いますが、「消費者は神様」というのは要するに、カモにサイフを
パカパカ開かせるための、商売人のヨイショに過ぎないんですが、
それは何か、大事な真実とか、市民的な権利とか、勘違いしたまま
大人になっちゃった人が、日増しに増えてるんじゃないでしょうか。

たとえば病院とか役場とか、その地域で暮らし、その場所を使って
いる大勢の人たちにとって大切な場所で、そんな周りの人たちの
ことなどまるでおかまいなく、自分の気分や都合だけでいつまでも
キャンキャン吠え回るなんて、そんなもん、市民的権利でも何でも
なく、ただのワガママに過ぎないのに、それすらわからない。

で、本来それで話はオシマイなんですが、そこでまた、「いや、
そういうお話にも耳を傾けなきゃいけない。無闇に追い出したり
しちゃいけない」とか、一見もっともらしいことをいう人もいたり
するので、しごく単純なはずの話が妙にややこしくなり、いつまで
経っても一向におさまらなかったりもします。

ワガママな客が神様であるわけがなく、モノを作ったり売ったり、
そのために仕分けしたり運んだり、その場所を作ったり維持したり、
そこにまた、そんな地道な積み重ねが気持ちのいい様子を見ていて、
ちょくちょく通い声をかけ、常連になってくれる人がいたりもする。
そういう人たちが、まず大事であるに、決まってるんですけどね。

ちょっと勢いがよくなりました。夜更けのおしゃべりということで、
どうかご勘弁のほど、お願いいたします。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 調剤薬局の料金について  ■名前 : キタキツネ  ■日付 : 05/7/5(火) 15:54  -------------------------------------------------------------------------
   皆さんご存知でしょうか?調剤薬局によって調剤料金が違う事を。
調剤薬局では「薬代」とは別に、薬剤師が患者に服薬指導する「指導管理料」を、取っています。ところが同じ処方箋に対して、毎回機械的に取る「ベタ計算」という手法を使う薬局があることが今問題になっています。

調剤薬局の業界では収益増の裏技とされ、これがすべて保険点数にはねかえるため医療費高騰の一因になっているのです。指導管理料のうち、算定基準があいまいなのが、薬剤師が患者や家族から服薬状況を聞き取って指導する「特別指導加算」と、薬の名称や用法などを記した説明書を渡す「薬剤情報提供料」です。

初めての患者へは服薬指導は必要だろうが、2回目以降も処方箋が同じなら指導の必要があるとは思えないのです。私の行っている薬局も全て指導管理料のうち、「特別指導加算」と「薬剤情報提供料」とつけていたので私は文句を言って返して頂きました。だいたい調剤薬局なんだから服薬指導は当たり前と思っているし、調剤料に含まれて当然のものだと思うのですが。

指導管理料=
薬剤服用歴管理・指導料(特別指導加算)+薬剤情報提供料1+薬剤情報提供料2+長期投薬特別指導料+その他

こうした指導管理料を取るかどうかの最終判断は、制度上、個々の薬局に任せられているのが現状です。患者もバカじゃありません。薬局によって料金が違う事に気づいたのです。患者から薬剤師会に「○○薬局は、毎回同じ薬なのに、同じ説明書を出すが、必要があるのか?」という苦情がたくさん寄せられているといいます。

もちろん高齢で物忘れが激しくなっている老人にとってはありがたい事もあるのですが、患者側が実態を知らない事を良い事に、機械的に算定しているところと、臨機応変にやっている薬局の落差が大きい事は問題あると思います。きっと全国合わせたら何十億の医療費の無駄遣いになっているのではないだろうか?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):調剤薬局の料金について  ■名前 : ぎみゆら <gimiyura@fox.dti2.ne.jp>  ■日付 : 05/7/6(水) 0:30  -------------------------------------------------------------------------
   キタキツネさん、こんにちは。


> 指導管理料のうち、算定基準があいまいなのが、薬剤師が患者や
> 家族から服薬状況を聞き取って指導する「特別指導加算」と、薬の
> 名称や用法などを記した説明書を渡す「薬剤情報提供料」です。

え? あの、このごろは写真入りとかで妙にこぎれいな、あの薬の
説明書って、あれでお金を取られていたんですか? 正直いって、
知りませんでした。

「みなさん。ご自身やご家族、長いご病気などで、ずっと同じ薬を
出してもらっている方。調剤薬局で薬を受け取るときに、『いつも
同じ薬ですから、説明書はもう要りません。そのぶん料金は引いて
くださいね』と言いましょう」

つまり、こういうことで、よろしいんでしょうか?

長いこと医療方面の取材仕事やってるのに、ほんとに医事方面には
弱く、お恥ずかしいです。教えていただき、ありがとうございます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):調剤薬局の料金について  ■名前 : 安本単三  ■日付 : 05/7/6(水) 9:03  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ぎみゆらさん:おはようございます
>キタキツネさん、こんにちは。
>
>
>> 指導管理料のうち、算定基準があいまいなのが、薬剤師が患者や
>> 家族から服薬状況を聞き取って指導する「特別指導加算」と、薬の
>> 名称や用法などを記した説明書を渡す「薬剤情報提供料」です。
>
>え? あの、このごろは写真入りとかで妙にこぎれいな、あの薬の
>説明書って、あれでお金を取られていたんですか? 正直いって、
>知りませんでした。
>
>「みなさん。ご自身やご家族、長いご病気などで、ずっと同じ薬を
>出してもらっている方。調剤薬局で薬を受け取るときに、『いつも
>同じ薬ですから、説明書はもう要りません。そのぶん料金は引いて
>くださいね』と言いましょう」
>
>つまり、こういうことで、よろしいんでしょうか?
>
>長いこと医療方面の取材仕事やってるのに、ほんとに医事方面には
>弱く、お恥ずかしいです。教えていただき、ありがとうございます。

そうなんです。私も知りませんでした。薬局で四の五の説明されるのが不思議でした。医者から服用法を聞いたあとに、また服用法ですから。

ネットしてない老人にとっては薬の能書きは、初回だけ有効でしょうが。
ネットで薬の作用なんて検索できるんです。中には、その薬のチャット板もあり、副作用まで見ることができます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):調剤薬局の料金について  ■名前 : キタキツネ  ■日付 : 05/7/10(日) 8:04  -------------------------------------------------------------------------
   前項につづき・・・

薬局で薬の種類が多いとき、朝・昼・夜の服用分毎に分包してくれる場合があります。これを「一包化」と言いますが、これは調剤報酬として算定されお金がかかります。これは薬局の独断ではできず、医師の指導か承認が必要なのです。

複数の薬を服用して副作用が出た場合、一包化のままでは医師が特定の薬の使用中止を患者に指示するのが難しくなるなどの問題点があるため、厚生労働省の通達で医師の指導を義務付けているのです。

一包化の調剤報酬は、一週間分の薬に対して970円、高齢者を除く一般患者はその3割を自己負担しなければなりません。

もちろん大半の薬局は適正に処理をしているが、一部の薬局でこうした不適切な算定をしているところがあるので、疑問に思った事はきちんと説明を求めましょう。

調剤報酬の算定は制度上、薬剤師の倫理観に頼る部分が大きいのです。患者は自分が支払う料金について常日頃から関心を持ち、疑問点があれば積極的に薬局に尋ねる事です。それが良い薬局を育てる事にもなるのですから。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):調剤薬局の料金について  ■名前 : あおばびと  ■日付 : 05/7/10(日) 21:57  -------------------------------------------------------------------------
   キタキツネさん、こんばんは。

>調剤報酬の算定は制度上、薬剤師の倫理観に頼る部分が大きいのです。患者は自分が支払う料金について常日頃から関心を持ち、疑問点があれば積極的に薬局に尋ねる事です。それが良い薬局を育てる事にもなるのですから。

それも大事ですが、領収書に明細を義務付ける事が必要ではないでしょうか?
そうすれば、医者や薬剤師にどのような項目で支払っているか明白になり、不正請求も難しくなり、患者が支払う金額に関心をもてます。一部では、明細を出しているところもあります。。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):調剤薬局の料金について  ■名前 : キタキツネ  ■日付 : 05/7/11(月) 8:59  -------------------------------------------------------------------------
   あおばびとさん

>調剤報酬の算定は制度上、薬剤師の倫理観に頼る部分が大きいのです。患者は自分が支払う料金について常日頃から関心を持ち、疑問点があれば積極的に薬局に尋ねる事です。それが良い薬局を育てる事にもなるのですから。
>
>それも大事ですが、領収書に明細を義務付ける事が必要ではないでしょうか?
>そうすれば、医者や薬剤師にどのような項目で支払っているか明白になり、不正請求も難しくなり、患者が支払う金額に関心をもてます。一部では、明細を出しているところもあります。。

患者から要求があった場合は拒否できません。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 医師の年齢制限について  ■名前 : キタキツネ  ■日付 : 05/7/11(月) 9:46  -------------------------------------------------------------------------
   7日の朝刊で群馬大学医学部を受験した55歳の方が、年齢を理由に不合格になったのは不当だとして、大学側に訴訟を起こしたという記事を目にした。

入学要件に年齢を明記していなかったのは大学側に非はあると思うが、年齢制限は当然でないかと思う。医学生一人あたりの養成に必要な経費は6年間で5千万円とも6千万円とも言われている。或いはもっとかかっているかも知れない。

国立大学や公立大学ならほとんど税金だ。しかも医師になるためには、解剖実習のために献体して下さる善意の方々や、実習のために面接や診断に応じて下さる患者さん等々、大勢の人の好意とお金がかかっているのだ。

一人前の医師になるには最低10年は要する。この年齢で若者を蹴落として仮にひとり立ちして何年社会に貢献できるだろうか。はなはだ疑問だ。

最近こうした「権利、権利」と主張する風潮には疑問を感ずる。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):医師の年齢制限について  ■名前 : ウミサチヒコ  ■日付 : 05/7/11(月) 10:47  -------------------------------------------------------------------------
   ▼キタキツネさん:
>7日の朝刊で群馬大学医学部を受験した55歳の方が、年齢を理由に不合格になったのは不当だとして、大学側に訴訟を起こしたという記事を目にした。
>
>入学要件に年齢を明記していなかったのは大学側に非はあると思うが、年齢制限は当然でないかと思う。医学生一人あたりの養成に必要な経費は6年間で5千万円とも6千万円とも言われている。或いはもっとかかっているかも知れない。
(中略)
>最近こうした「権利、権利」と主張する風潮には疑問を感ずる。

キタキツネさんの「義憤」は理解できますが、彼女は数年間このために努力してきました。
切符をもらおうと思って長い長い行列に並んで、あげくの果てに、「あっちで整理券をもらって来い」、と言われるのと同じで、あんまりです。
彼女の淡い希望と費やした時間に何か報いる方法はないものでしょうか。

大学当局のサービス精神のなさは人間と思えません。三回も受験したというではありませんか。どうせ医学部教授会でも三度問題になったはずです。彼らにとっては受験生の思いがわからないのでしょうか。責められるべきは彼女でなく、教授会ではないでしょうか。

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