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 ▼医療問題を考える  キタキツネ 05/7/11(月) 11:59
   ┣Re(1):医療問題を考える  キタキツネ 05/7/11(月) 12:04
   ┣Re(1):医療問題を考える  石頭の息子 05/7/11(月) 13:13
   ┣Re(1):医療問題を考える  安本単三 05/7/11(月) 13:48
   ┣Re(1):医療問題を考える  ごまめの翁 05/7/11(月) 14:25
   ┃  ┗Re(2):医療問題を考える  石頭の息子 05/7/11(月) 15:17
   ┃     ┗Re(3):医療問題を考える  キタキツネ 05/7/11(月) 16:27
   ┣Re(1):医療問題を考える  昼寝もぐら 05/7/11(月) 20:55
   ┃  ┗Re(2):医療問題を考える  キタキツネ 05/7/12(火) 8:32
   ┃     ┣Re(3):医療問題を考える  ウミサチヒコ 05/7/12(火) 9:00
   ┃     ┃  ┗Re(4):医療問題を考える  キタキツネ 05/7/12(火) 9:39
   ┃     ┃     ┗Re(5):医療問題を考える  ウミサチヒコ 05/7/12(火) 10:03
   ┃     ┗Re(3):医療問題を考える  ごまめの翁 05/7/12(火) 12:53
   ┃        ┗Re(4):医療問題を考える  キタキツネ 05/7/12(火) 15:02
   ┣Re(1):医療問題を考える  ごまめの翁 05/7/12(火) 11:37
   ┗タバコの健康被害はアスベストの比じゃない  キタキツネ 05/7/13(水) 13:42

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 ■題名 : 医療問題を考える
 ■名前 : キタキツネ
 ■日付 : 05/7/11(月) 11:59
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   ウミサチヒコさん

>大学当局のサービス精神のなさは人間と思えません。三回も受験したというではありませんか。どうせ医学部教授会でも三度問題になったはずです。彼らにとっては受験生の思いがわからないのでしょうか。責められるべきは彼女でなく、教授会ではないでしょうか。

ご指摘の通り、大学側の対応は確かに問題があります。初めから引導を渡すべきだったのです。やはり受験要件にはっきり年齢制限を謳うべきでしょうね。

体力知力のある若い人でも一人前の医師になるには、最低でも10年はかかります。55歳で入学したとしたら、研修医をやる頃には60歳を超えます。かなりハードですよ。若い人でもそれに備えて体力を付ける為に、必ず何かスポーツをやって体を鍛えております。

趣味や生きがいのレベルで考えられたらたまったものじゃありません。私だったらこんな医者には絶対にかかりたいと思いませんね。これこそ税金の無駄遣いです。

石頭の息子さん ごまめの翁さん

確かに医者に手技の差はあります。そして上手な医者も下手な医者も点数は同じで矛盾は感じます。しかしこれを突き詰めていくと、だから市場主義を導入しろ言うのだと「市場原理主義者」は活気付きます。

日本の医療制度はいろんな矛盾を抱えながらも、全国同一料金で貧乏人も金持ちも差別無く病院にかかる事が出来ました。そしてそれが国民の健康に大きな役割を果たしたのです。世界一の長寿国になったのは何よりの証拠でかつてWHOでも日本の皆保険は高く評価されたのです。

それに金儲け主義・世襲制といいますが、それは開業医の事でしょう。大半の勤務医は時間給に直したらびっくり安いですよ。あまり言うと息子に怒られるのでこの辺にしておきますが、私は貧乏サラリーマンで仕送りするのも大変でした。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):医療問題を考える  ■名前 : キタキツネ  ■日付 : 05/7/11(月) 12:04  -------------------------------------------------------------------------
   次の部分を訂正します。

>それに金儲け主義・世襲制といいますが、それは開業医の事でしょう。大半の勤務医は時間給に直したら【びっくり安い】ですよ。

の【】の部分を「びっくりするほど安い」に訂正致します。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):医療問題を考える  ■名前 : 石頭の息子  ■日付 : 05/7/11(月) 13:13  -------------------------------------------------------------------------
   キタキツネさん,

最近柄にもなくあるアメリカの心理学者の解説本を読んでいて(チンプンカンプン)、人の欲求に段階があるそうです、アメリカ人らしい発想ですが。

一段: 生理的欲求 − 食う、寝る。
二段: 安全欲求  − 身を守る。
三段: 社会欲求  − 仲間、集団帰属。
四段: 自己尊厳欲求− 自己の存在の社会的認知。
五段: 自己実現欲求− 自己成長を図る。

そこで己の半生を振り返ってみて、

社会に出た頃はこの一段を目指していた、ともかく食えること、寝る場所の確保であった、麦飯、、結構でした、人の残り物、、ありがたかった、倉庫の一角にベニや板の部屋、トタン屋根、夏は寝られなかったが、それでもありがたい、自分だけじゃない、みんな同じような境遇で頑張っていた。

兎も角、食う、寝るが確保できた頃には不意の病が怖かった、医者に払う金が無いからでした、ところが仕事場で社会保険に入ることができたのです、食える、寝るの確保と同じようにこれは本当に嬉しかった、昭和30年代でした。

あのころ給与は安かった(月・六千円だった)が、社会保険のお陰で安心して働くことができた、金持ちが特別の医療を受けていたかもしれないが、庶民にはどの病院でもどの医者でも選べて医療を受けられるのは、それが無かった時期を持っている者には如何ほどにありがたいか、医療保険が無くなればその心細さが分かるだろう。

この安心感が戦後の日本の労働意欲を高めた一つに違いない。

家庭をもってしばらくして、難病に罹患した、今も続いているが、確かに我家の医療費は年々増加してきている、しかし何故医療費が高くなっているのか、個人負担が増えてきているのか、本当の所は私には分からない。

アメリカ型の市場主義導入は怖い、アメリカ映画「ER」(医療オタクなので全部見ている)を見ているとアメリカの医療の高さと医療制度のイビツさが良く分かる、金の無いものは医療が受けられないからだ、死を救う手立てが、医療があるのに、医療制度が壁となって、死を受け入れなければならない、自分は諦めるが、親や伴侶それに子供の場合はそうは行かない。

社会を支えている庶民はひとたび大きな病気に掛かれば破産するし、家族が路頭に迷う、だから健康診断も怖くて受けられない、もし何か病気が見つかると家族が守れない。

今の日本、二段階目の「安全欲求」が崩れかけている。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):医療問題を考える  ■名前 : 安本単三  ■日付 : 05/7/11(月) 13:48  -------------------------------------------------------------------------
   キタキツネさん

先日、旧国立病院=独立行政法人医療センターに行って来たんです。
気さくなお医者さんで、ぼやいていました。時の流れだろうが・・・・と。

1.独立採算が要求されるのに研究ノルマは減らない。
2.相対的に待遇は悪くなる。
3.独立行政法人医療センターにはこれから人材が集まらなくなる。
4.新薬の開発などは製薬会社に移るのかもしれない。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):医療問題を考える  ■名前 : ごまめの翁  ■日付 : 05/7/11(月) 14:25  -------------------------------------------------------------------------
   キタキツネさん
 先ほどは書き込みが出来ませんでしたので別途に作りましたが,繋がりが無くなりますので、先ほどのは削除して此処に書き込みます。

 難しい問題です。諸状況を考えるとキタキツネさんのおっしゃる事は正論かも判りません。

 いかし、ウミさんが言われるのも正論だと思います。医者も世襲制度が当たり前の感じの職業で、昔は学校の先生と同様、聖職の一つでしたが昨今、医療は金儲けの手段に成り、此の55歳の女性がどの様な気持ちで医師を目指したかが重要です。年老いて精密なオペ等は不向きかも判りませんが、年配者てなければと思う科目も有ると思うのです。
 6年間では恐らく1億以上のお金が必要かも判りませんが、多くの官僚がじゃぶじゃぶと国民の血と汗で稼いだお金をムダ使いするならば、其れを止めても彼女に税金を使うべきでしょう。要は彼女の医療に立ち向かう姿勢の問題です。

>>>一人前の医師になるには最低10年は要する。この年齢で若者を蹴落として仮にひとり立ちして何年社会に貢献できるだろうか。はなはだ疑問だ。

仰っていますが、特権意識の持ったただ金儲けばかりを考えているDRを創るよりよりマシで年をとっても初志を貫徹してほしいです。

 私も婿が勤務医ですから勤務医の実態もよく分かっています。重労働は間違いないです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):医療問題を考える  ■名前 : 石頭の息子  ■日付 : 05/7/11(月) 15:17  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ごまめの翁さん:
>キタキツネさん
> 先ほどは書き込みが出来ませんでしたので別途に作りましたが,繋がりが無くなりますので、先ほどのは削除して此処に書き込みます。
>
> 難しい問題です。諸状況を考えるとキタキツネさんのおっしゃる事は正論かも判りません。
>
> いかし、ウミさんが言われるのも正論だと思います。

=中略=

>仰っていますが、特権意識の持ったただ金儲けばかりを考えているDRを創るよりよりマシで年をとっても初志を貫徹してほしいです。
>
> 私も婿が勤務医ですから勤務医の実態もよく分かっています。重労働は間違いないです。

キタキツネさん、ウミサチヒコさん、ごまめの翁さん、

すでにお気づきだと思いますが、どちらがどうだと言うのでなく、お互いの意見に納得されている、その問題点も理解できましたね。

医療問題はどんどんとりあげましよう。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):医療問題を考える  ■名前 : キタキツネ  ■日付 : 05/7/11(月) 16:27  -------------------------------------------------------------------------
   ▼石頭の息子さん:
>▼ごまめの翁さん:
>>キタキツネさん
>> 先ほどは書き込みが出来ませんでしたので別途に作りましたが,繋がりが無くなりますので、先ほどのは削除して此処に書き込みます。
>>
>> 難しい問題です。諸状況を考えるとキタキツネさんのおっしゃる事は正論かも判りません。
>>
>> いかし、ウミさんが言われるのも正論だと思います。
>
>=中略=
>
>>仰っていますが、特権意識の持ったただ金儲けばかりを考えているDRを創るよりよりマシで年をとっても初志を貫徹してほしいです。
>>
>> 私も婿が勤務医ですから勤務医の実態もよく分かっています。重労働は間違いないです。
>
>キタキツネさん、ウミサチヒコさん、ごまめの翁さん、
>
>すでにお気づきだと思いますが、どちらがどうだと言うのでなく、お互いの意見に納得されている、その問題点も理解できましたね。
>
>医療問題はどんどんとりあげましよう。

その通りです。皆さんそれぞれもっともなご意見だと思います。医療制度はそれ自体が矛盾を抱えているので、どの辺りで折り合いを付けるかなんでしょうね。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):医療問題を考える  ■名前 : 昼寝もぐら  ■日付 : 05/7/11(月) 20:55  -------------------------------------------------------------------------
   年齢制限を設けていなかったんでは、筋論で考えると この主婦については入学を認めるしかないと思います。しかも3回も受験させておいて。

で、改めて来年以降、年齢制限を設けるなら 設けるしかないでしょう、法治国家としては。医学部に受験年齢の制限が設けられても不思議はないです。

裁判になるようですが、大学側は苦しいでしょう。これでもし、大学側の主張を認めたら法治国家とは何ぞや? と私は思います。

今ごろ大学側は、年齢以外に不合格にした言い訳を探しているんでしょうか。あるいは、判断はあくまで大学側にある と押し切るのでしょうか。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(2):医療問題を考える  ■名前 : キタキツネ  ■日付 : 05/7/12(火) 8:32  -------------------------------------------------------------------------
   昼寝もぐらさん

>年齢制限を設けていなかったんでは、筋論で考えると この主婦については入学を認めるしかないと思います。しかも3回も受験させておいて。
>
>で、改めて来年以降、年齢制限を設けるなら 設けるしかないでしょう、法治国家としては。医学部に受験年齢の制限が設けられても不思議はないです。
>
>裁判になるようですが、大学側は苦しいでしょう。これでもし、大学側の主張を認めたら法治国家とは何ぞや? と私は思います。

この案件に特定して言えば大学側はかなり苦しいでしょうね。3回も受験させている訳ですから。それにしても、この主婦が医学部を受験しようと思うに至った背景は何だったのだろうか? 聞いてみたいです。

私は医学部に限らず、他の大学でも「五十何歳で○○科合格」などのニュースを聞く度に、この年で入学して果たして社会に貢献できるのか?本人の自己満足のために高額な国費を使ってよいものだろうか、といつも疑問を持っていました。

もちろん人間生きている限り勉強する事は必要でしょう。生涯教育の必要性も認めます。しかし、勉強しようと思えば国立大学でなくとも出来るだろうし、やはり貴重な教育の財源は将来性のある若い人に使ってほしいと思う次第です。

年寄りは若い人の活躍の場を狭めてはいけません。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):医療問題を考える  ■名前 : ウミサチヒコ  ■日付 : 05/7/12(火) 9:00  -------------------------------------------------------------------------
   ▼キタキツネさん:
>昼寝もぐらさん

どうもおかしいですね。医学部であろうと何学部であろうと、祝福こそすれ、「若い人に道を譲れ」??と邪魔にする?

そんなに税金の使い道がご心配?
大学は社会に「貢献」するため?働けないやつは大学に行くな?そうまでは言わない?

そんな法律はないけれど、本当はみんな考えている?じゃあ、お嬢さん学生は、全員カットだね。本当に有能なヤツだけ国立に行かせて、頭の悪いやつはバイトしながらてめえーで学費をかせげ。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):医療問題を考える  ■名前 : キタキツネ  ■日付 : 05/7/12(火) 9:39  -------------------------------------------------------------------------
   ウミサチヒコさん

>どうもおかしいですね。医学部であろうと何学部であろうと、祝福こそすれ、「若い人に道を譲れ」??と邪魔にする?

へぇ、そうですか。ただ「見栄の自己満足」に私は祝福は出来ませんな。「なかなかやるじゃないか」とその努力に対しては敬意を表しますがね。しかし、大学卒の資格など必要があるとは思えません。

勉強しようと思えば「老人大学」でも「聴講生」でも資格がほしければ「専門学校」でも、その気があればどこでも勉強できます。

掛けた経費を社会に還元しないうちに「棺おけ行き」ではもったい、私なら迷わず若い人に譲ります。(もちろん、やる気のある若者である事は申すまでもありません)

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(5):医療問題を考える  ■名前 : ウミサチヒコ  ■日付 : 05/7/12(火) 10:03  -------------------------------------------------------------------------
   ▼キタキツネさん:

>掛けた経費を社会に還元しないうちに「棺おけ行き」ではもったい、私なら迷わず若い人に譲ります。

あっはっは。まあ、それくらいのことはいいんじゃあないでしょうかという気持ちがあるわけです。棺おけに行く前に、一族の人々に与える教育的効果?もありましょうし。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(3):医療問題を考える  ■名前 : ごまめの翁  ■日付 : 05/7/12(火) 12:53  -------------------------------------------------------------------------
   キタキツネさん
 横から失礼致します。

>>年寄りは若い人の活躍の場を狭めてはいけません。

 これもよく分かります。

 昔と違って現代は男女同権、男や女の区別は付けられません。ただ年寄りの女性が税金の無駄使いだからと除外するのもうなづけません。
 男でも女でも医学部を卒業して、他の業種に付かれている方も知っていますが、どうも女性の方が多く感じます。
 ですから、親の言う事を聞いて、只漠然と医学部を出る方より、目的の有る方は老若男女を問わず私は応援したいですね。

 此のスレで面白く感じたのは、キタさんと私とは同年代の感じで、元医療に関係した仕事をしているのも似ています。
 ただ、其の環境の違いから考え方の変わるのは面白いです。此の様な意見の交換は肩がこりません。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(4):医療問題を考える  ■名前 : キタキツネ  ■日付 : 05/7/12(火) 15:02  -------------------------------------------------------------------------
   ごまめの翁さん

> 昔と違って現代は男女同権、男や女の区別は付けられません。ただ年寄りの女性が税金の無駄使いだからと除外するのもうなづけません。

こんにちは。↑の気持ちも又良くわかるのです。(笑) 私もそういう馬鹿医者をよく見てきましたから・・。

税金の無駄遣いは昨今の役人や政治家のやり放題で慢性になってしまい、このくらい良いでは無いか、との気持ちは判らないでありませんので撤回するとしても、しかし、こと人の命を左右する仕事です。ここは冷静に判断すべきです。

臨床医というのはそう甘くはありません。研修医の頃は毎日当直をやらされ、寝る時間も4,5時間。それが毎日、2年間続くのです。それで一人前になるわけじゃありません。それからが大変、専門医として臨床の勉強が延々と続くのです。

到底、還暦を過ぎた高齢者に勤まるとは思えません。臨床医になるにはやはり年齢制限は必要です。

だから私はこの主婦の医師を志す気持ちになった動機というか、その背景に非常に興味があるのです。

> 男でも女でも医学部を卒業して、他の業種に付かれている方も知っていますが、どうも女性の方が多く感じます。

職業のミスマッチは医者に限らずどこでもある事です。経験して初めて自分はこの仕事が向いていない、と気がつくのも世の中には珍しくありません。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):医療問題を考える  ■名前 : ごまめの翁  ■日付 : 05/7/12(火) 11:37  -------------------------------------------------------------------------
    此のスレッドを最初から見ていませんので、皆さんが何を書かれたか判りませんが、私なりの医療に対しての違った観点から書いてみます。

 社会保障も使う方のモラルも問われます。

 健康保険の赤字は、医療機関にも問題は有ります。しかし私たち被保険者にも問題が有ると思います。

 厚労省も健康保険の個人負担をなし崩しに上げるのは納得いきませんが、ある意味で判る様な気がいたします。
 だが国民に負担を求める前に、省庁省内の浪費や無駄使いを改め医療機関の不正請求も確り監督してからから言ってほしいと思います。

 私は自分の経験からしか話せません。引退する迄半世紀歯科技工をしていました時に患者さんが健康保険に対してどう思っているか、感じた事を書いてみます。
 
 老人医療が無料で入れ歯を作るのに制限のない時代「先生、噛める入れ歯を作って下はい。彼方こちらの先生に作ってもらっても噛めまへんね。」と袋の中から8組の総入れ歯を出すのです。聞くと一年間ほどの間に8軒の歯医者の梯子をしているのです。

 私は歯科医にも言うなればインフォームド‐コンセントが足りないという問題は有りますが、このおばあさん若い時の様に咀嚼出来ないので、歯科医院を渡り歩いているのでした。
 最後の医療機関のDRが、患者さんの話を色々聞いて、「おばあさん。入れ歯は自分の歯が有る時の様には噛めませんよ。少しでも噛める様になるには、入れ歯で噛む練習が必要です。」
 
 一連のDRと患者のやり取りを見ていると、其のおばあさんの中には、無料だから見てもらわねば作ってもらわなければ損だと言う意識がはたらいているようでした。

 また医療機関も、患者が負担しないのだからと、当時は規制が有りませんから安易に入れ歯を作るという悪循環が有ると感じました。因に現在は半年しなければ新調できないのですが、製作する技工士から視ると半年位で作り替えなければない総義歯を作ったとするなら、技術者として恥ずかしいです。

 半世紀の経験から、健康保険制度で感じた事を書きましたが、確かに老人医療は無料は理想的かも判りません。
 しかし、無料によって興る色々な弊害も考えられ、私の指摘した入れ歯と同じ問題は、他の医療機関は同じだと思っています。

 ですから、健康保険問題は、厚労省が何の苦労もなしに入ってくるお金に対しての感覚のずれで平然と無駄使いして、法律では罪にはならないからとそ知らぬ顔が許せません。
 又、医療機関も何でも請求すれば収入に成る。患者は只だから、安いから見てもらわな損だと言う態度を改めなければ、医療費の赤字は増えるばかりだと思う。

 社会保障は必要だが、何処迄、国家が面倒看るかも考えさせられる問題の様なきがします。

 長くなりますから今日は此れ迄に致します。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : タバコの健康被害はアスベストの比じゃない  ■名前 : キタキツネ  ■日付 : 05/7/13(水) 13:42  -------------------------------------------------------------------------
   今新聞紙上を賑わしているアスベストによる健康被害は公害の見方もでてきました。吸い込んでから平均40年後に発症する時限爆弾のようなものです。このアスベストより深刻な健康被害を出しているのがタバコです。そのタバコが野放しになっているのはなぜでしょう? 年金、医療費高騰などの問題が先送りされているので、国民が長生きする事を望んでいないのかも知れません。

この世からタバコが消えれば病気の予防にもなるし、第一医療費をかなり抑える事が出来ます。タバコの害は知っているのに、なかなか禁煙が出来ない私ですが、無くなれば喫いたくとも喫えません。

そこで提案、タバコ一本に20円ほどの健康税のような税金をかけたらどうだろう? 不足な医療費をこれで補えば良い。禁煙する人が増えるだろうし、一挙両得だと思うのだが・・。

これがタバコが原因による健康被害です。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~MCFW-jm/tobaccophotox.htm

この投稿を最後にしばらくROM専とします。

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